一般のアメリカ人にとって、異なる文化や習慣が他に存在するということは想像を越えることらしいのである。1960年代のアメリカではホンダのバイクが大人気で、毎日のようにCM“You meet the nicest people on a Honda.(素晴らしい人々、ホンダに乗る)”がテレビに流れていた。私たちはよくアメリカ人が誇らしげにこういうのを聞いたものだった。 「日本にはHondaとかSonyなんてのはあるかい?」 こういったナイーブな人たちにはホンダやソニーが日本製だと言っても信じてはもらえなかったので、私たちも最後には無駄な抵抗はやめることにしたのであった。