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色々な意味で厳しい1年が終わろうとしています。 株式投資については前年比マイナス3.7%と、無念ながらマイナスパフォーマンスに終わりました。金融資産の運用利回りでも、堅調だったゴールドが年末にかけて大きく下落して、今年分の含み益が3分の一以下に縮小したので、金融資産の運用全てで考えてもプラスにすることは出来ませんでした。 資産運用全体で賃貸不動産の家賃収入があるので、プラスになりますが、家賃収入などは来年の生活費に回るために、資産の蓄積には寄与しないために、資産を増やすことが出来なかった1年ということになりました。 去年の年末からお正月にかけての大雪でカーポートの屋根が壊れる損害を受けてましたが、思い起こせばこれが厳しい1年の予兆だったのかもしれません。 しかし東日本大震災に直撃された方々の被害の甚大さに比べれば、被害というのがおこがましいほどの小ささです。 たった一度の地震や津波で、すべての経済基盤を喪失してしまうことがあることを肝に銘じて、資産の分散化をより進めたいと感じた1年でした。 株式投資に目を転ずれば、需給を読み間違え続けた1年だったと感じます。しかし年末に来て、その企業の収益を生み出す潜在能力から考えて割安すぎると考えて、従来のすでに持っている金融資産や不動産の価値を最重視するような投資の視点からはみ出して、近い将来に富を大きく生み出すか可能性が見えている銘柄にも投資するという視点で買っておいた日本ケミカルリサーチと電源開発(Jパワー)が年末にかけて上昇してきたことには、来年に向けての小さな希望をいただけたと思って喜んでいるところです。 日本ケミカルリサーチは来年の1月5日から予算 一株800円で4億円の自社株買いをするという予告だけで、2割以上上がってしまいました。まだ本来的な収益が実現したわけではないのに、自社株買いの予告だけでの高騰ですから、期待とは違った意味での株価の上昇ではありますが、株価が上がればうれしいのは、理由の如何にはよりません。 来年もユーロ世界を始めとして厳しい経済環境が続いていくと思います。すでに日本人にも世界の人々にも、物の所有に固執するという生き方ではなく、物を持たずに使用するということで満足を得る人々が出てきているように感じます。 いわばシンプルな「持たない生き方」を実践しながら、(借りて)使い倒すこと(=使用権を支配すること)で満足を得るということに価値が移動しはじめているのかも知れません。 使わないものを大量に所有することが富の源泉であったところから、少しずつ富に対する考え方が変化していくのかもしれません。 私自信の対象銘柄に対する考え方も直ぐにお金に換えることができる現金そのものや預金や投資有価証券や、直ぐ売っても主力の事業に影響をもたらさない賃貸不動産など換金性の高い資産にだけフォーカスして投資価値を高いと判断する見方から、お金を生み出す輪転機である価値の高い生産設備=マネーを刷る富の輪転機も現金と同様に評価するという方向に少しずつ変わってきました。 世界中で店舗展開を続けるセブンイレブンなどコンビニに商品を供給し続けることで成長を続けていくことで利益を増やしていくことが確実視されているお弁当、お惣菜メーカーにも投資を行いましたが、ここにきて、そのような銘柄がスルスルと上がり始めてくれました。 事業の成長性が確実視されているのに需給で投げ売りされたなら、投げられたところで感謝して少し投資しておく。そしてそのような銘柄が高配当優待銘柄ならば忘れていれば株価は上がる。 3.11という東日本大震災の日に立会い外分売を行なって、しかも店舗が被災して株価が低迷し続けていたアイ・ケイ・ケイの株価が分売価格を100円以上(14%程度)オーバーしてきたことにも、勇気づけられています。 これからは高い収益力を持ちながら安値に放置されたままになっている需給に見放された銘柄にも、いずれ花が咲くこともあるという思いで投資を続けて行こうと思います。 皆さん来年もよろしくお願いいたします<O>
2011.12.31
厳しい1年が終わろうとしてます。 相場環境が厳しいので、娯楽を求めて小説などをけっこう読みました。主に気楽に読めて、ハッピーエンドで終わることが約束されているハーレクインロマンス系のものが主体ですが、冲方丁氏の天地明察も面白かったです。http://119.245.217.79/sp/200911-06/ 印象的な言葉もいろいろ出てきて、北極出地の観測隊の隊長である建部62歳(江戸時代の62歳ですからかなりの高齢です)と副隊長の伊藤(56歳)が、和算の天才である関(21歳くらい)のことを主人公である渋川春海(21歳くらい 囲碁の世界での名前は安井算哲 本因坊道作のライバル)から聞いたときに、即「ぜひ弟子入りしたい」と述べたこと。 30歳以上も若い関に弟子入りする理由は天才ならば年齢など関係ないことと「若い師というのは、教えの途中で、ぽっくり逝かれてしまうことがないから良い・・・」ということ。 相場の世界でも、まったく同じで若い優秀な投資家さんたちに色々学ぶことはとても素晴らしく、効果のある有効なことだと感じています^^; 前置きが長くなりましたが、今年に引き続き来年も厳しい環境が続きそうなので配当(優待)利回りの高い(5%前後の)銘柄を分散で増やしていくこと。ただし専門商社とIT関連企業の小型株が多くなるので、少し利回りの見劣りするものはより高配当なものに乗り換えていくこと(特に非優待銘柄)。 更に時価総額1000億円を超えるような大型株で明治などに創業し、膨大な含み益のある土地をゴッソリ持っており、キャッシュリッチな企業で、数年来の安値に沈んでいたところから上がり出したもので、キャッシュもゴッソリ持っている自己資本比率60%程度の企業。 例えば山武のような企業。現・預金467.0億円+短期有価証券129.0億円+投資有価証券125.2億円+売掛債権691.6億円+在庫163.8億円-全ての負債774.2億=802.4億円 時価総額は1300億円程度。 有形固定資産249.9億円+その他の資産264.9億円=514.8億円 有利子負債はたった104.8億円程度。株価1649円。一株純資産1758円。 今期の一株利益予想は105.61円。それほどPERは低くありませんが、これだけの大型株で自己資本比率62.1%は安心の代名詞^^; 配当も年間63円の予想で配当利回り3.8%は嬉しい高配当。http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111028/74zcy0/140120111026031432.pdf 1906年の創業以来「計測」と「制御」技術のエキスパートとして、高層ビルや工場やプラントなど大規模なシステムのオートメーション化を行っています。 ビル事業ではオフィスビルからホテル、水族館、博物館、空港等の空調や防犯を実現し快適と安心を提供。産業システム事業では石油精製、ガス、電気、水道、化学など各基幹産業プラント、半導体、自動車、食品、薬品産業といった工場のオートメーション化を実現し、安全と信頼性、さらには省エネルギーを提供しています。 特に省エネを実現するためには「計測と制御」の高い技術力が必須となりますが、山武はそこを強みとしている為、最近では省エネコンサルティングやESCO事業など省エネ関連のビジネスが非常に増えてきています。 山武には二つの基幹となるビジネスがあります。 まず一つ目はビル事業ですが、ビル事業の方ではビルディングオートメーションの第一人者として培った豊富な経験と実績に基づき、多様化するユーザーのニーズに的確かつ迅速に対応する意欲的なソリューションプロバイダとして、ユーザーの課題を解決しています。開発から製造、販売、施工、エンジニアリング、メンテナンスサービス、管理までをトータルにご提供できる強みを活かし、建物と環境にかかわる省エネルギー、省力、省資源、快適、安全、利便性を実現する先進の制御技術、ネットワーク技術、データベース技術で、建物価値の向上について最適な提案をし実現してきました。 もう一つの基幹事業が工場・プラント向けの事業となります。こちらの事業においては、その優れた計測・制御技術、そして安全と環境保全への配慮。常に生産現場に密着したライフサイクル型ソリューションを提供し、さらなる課題に取り組み"一歩先のオートメーション"をユーザーと共に創出し、より革新的な価値提供を目指して前進しています。 具体的には、工場・プラントの生産現場で必要不可欠なスイッチ、センサ、コントローラ、バルブ、システム、ソフトウエアパッケージといった製品から、エンジニアリング、保守サービスまでをワンストップで提供しています。生産設備の構築から運用まで、常に現場に密着した、ライフサイクル型ソリューションでユーザーの課題解決に貢献しています。 また今後は新規事業であるライフオートメーション事業にも力を入れていきます。ビル市場・工業市場で永年にわたり培ってきたノウハウをガス水道などのライフライン、生活の場、介護・健康支援などに展開し、安全・安心の確保、環境保全の実現といった社会的ニーズに対するソリューションをオートメーション技術を活用して提供しています。 来年は原発が全て止まることが確実視されており、発電関連より省エネ関連企業のほうが実需が多いと考えて、山武を選んでみました。もちろん分散投資対象です^^; 6ヶ月のチャート
2011.12.30
マックスバリュ東海 常和ホールディングスシーボン まだまだ色々ありますがシーボンや常和ホールディングスは配当だけで5%になるまで投げウラレていたのを拾っておいて良かったな~と思います。
2011.12.28
岩塚製菓は台湾の中国旺旺控股(ワンワン・チャイナ)に616,434,480株投資して、その株価が爆上げして時価総額が2011年3月末時点で402億円にもなっているからです。中国旺旺控股(ワンワン・チャイナ)の株価は3月時点より更に上げている感じです。中国で最も早く商標登録した台湾系企業で、台湾系の大手食品・飲料メーカーです。グループは多角的なプロダクト・ポートフォリオを持ち、以下の主要分類の通り製品を製造販売している。米菓類。特色牛乳、乳酸飲料、インスタントコーヒー、炭酸飲料、薬用茶を含むお茶、粉ミルクなど乳製品・飲料類。キャンディー、ドロップ、アイスキャンディー「砕冰冰」、ゼリー、饅頭、豆類、果実のたね、などのおやつ類。酒類など様々な製品を販売しております。「旺旺」ブランドで有名で、中国国内では、せんべいやフレーバー牛乳、ソフトキャンディーの販売で圧倒的シェアを占めています。中国に106の工場と34の販社、営業所329ヶ所を保有する巨大企業です。http://www.beer-selection.com/syokuryou/wantwantchina.html 岩塚製菓の時価総額は159億円しかありません。http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=2221.q 全ての負債(流動負債と固定負債)はたった260億円しかありません。http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111104/74x780/140120111025030704.pdf 流動資産も有形固定資産も相応に持っていますが、中国旺旺控股(ワンワン・チャイナ)の株の資産価値だけでいまの岩塚製菓の時価総額以上の価値だから、なかなか株価が落ちてこないんですね。 株式投資の醍醐味はこんなところにもあるのだと思います^^;
2011.12.28
いまポートフォリオ再構築で気をつけているのは、高配当銘柄、高配当優待銘柄を増やしているときに事業の安定性をより重視して、安定性の低い高配当銘柄より、少しくらい配当利回りが落ちても事業の安定性=収益力が高いと考えられる銘柄の株数を増やすようにするということです。 配当優待利回りの高い銘柄は基本的には優待分で有利になるのは優待単元を持つことですから、あまり迷いませんが、高配当銘柄については迷います。 前のエントリーの一番最後に少し触れた優待無しの高配当銘柄の資産背景は以下のような感じです。現・預金9.4億円+短期有価証券43.3億円+投資有価証券8.2億円+売掛債権16.0億円+在庫2.8億円+土地簿価15.7億円-全部の負債35.8億円=43.9億円 現在の株価で計算すると自己株式除きの時価総額は37.3億円となります。配当優待利回りは4.73%となります。 土地15.7億円+建物等有形固定資産21.4億円+その他の資産15.7億円=52.8億円。この企業の主要取引先は売上シェア第1位が26.5%が旧都市銀行グループ、第2位が17.2%の〇〇県国民健康保険団体連合会、、第3位がエヌ・ティ・ティ・データ・ソフィア株式会社12.7%)と上位3社で56%程度の安定先で貸倒の心配ない企業だということです。そのほかに自治体などの安心取引先が多いのが一番安心な点です。 だから配当優待利回りが6.75%に回り、配当利回りでけで5.08%という銘柄よりもたくさん買うことにしました。 ただ今日はこの銘柄が少し下がってきたので、買い増したいとも感じています。 現・預金60.0億円+短期有価証券26.6億円+投資有価証券43.2億円-全ての負債103.6億円=26.2億円です。金融資産的にも圧倒的に有利だからです。ただし売り先の安定性については最初の企業のほうが高いと思います^^; 昨日の下がる前の株価で計算した時価総額は自己株式を除いて109.0億円です。 売掛債権50.7億円+在庫20.0億円+有形固定資産2.0億円+その他の資産55.2億円=127.9億円
2011.12.28
この銘柄は配当利回りでけで5.08%。配当優待利回りだと6.75%に回ります。 自己資本比率は59.8%で、やはりキャッシュ・リッチな企業です。 現・預金60.0億円+短期有価証券26.6億円+投資有価証券43.2億円-全ての負債103.6億円=26.2億円です。 時価総額は自己株式を除いて109.0億円です。 売掛債権50.7億円+在庫20.0億円+有形固定資産2.0億円+その他の資産55.2億円=127.9億円 PERは8.0倍と前のエントリーの企業(11.84倍)よりかなり低いです。ただ過去四年間の平均経常利益は31億円で、やはり右肩下がり傾向は見て取ります。しかし今期は上向く予定です。PBRは0.70倍(前の企業は0.66倍)です。 どちらも優待単位をだけはゲットしておきたい企業です。あと優待の無い配当利回りが4.79%の企業にも魅力を感じました。安定顧客がNTTの関連会社とか地方自治体とか昔の都市銀行などでPBRが0.4倍と低いことと、PERが5.3倍と低いからです。自己資本比率は69.7%です。スコンと上がってから下がってきたので配当利回り5%で掴まえられる可能性もあるかと思いましたが、けっこう大きな買い板が出てしまって、難しいかも(苦笑)
2011.12.27
かなり徹底して5%を超える配当優待利回りの銘柄は探し出しているつもりでいても、見逃しているものがけっこう出てきます。 今日見つけたのは、自己資本比率86.9%で配当利回りだけで4.1%、配当優待利回りでは5.78%に回る銘柄でした。 現・預金171.9億円+投資有価証券62.7億円-全ての負債57.0億円=177.6億円のキャッシュ・リッチな企業です。 時価総額は自己株式を除いて260.2億円です。 売掛債権68.1億円+在庫2.1億円+土地簿価50.6億円+建物等40.0億円+その他の資産53.9億円=214.7億円 過去4年間の平均経常利益は61億円くらいありますが、右肩下がり傾向がみられますが、これからは盛り返しも期待できると感じました。キャッシュ・リッチ度が魅力的です。
2011.12.27
日本ケミカルリサーチが自社株買いを1月5日からスタートします。 まだ始まっていない自社株買いに反応して、株価は大きく上げはじめました。 多分いま急いで買っている投資家サンは、日本ケミカルリサーチが行なう自社株買いが現在の筆頭株主グラクソ・スミス・クラインとの間で合意されているといわれている、更なるグラクソ・スミス・クラインの買い増しに対応するものではないかと勘ぐっているからだと思います。 日本ケミカルリサーチは一昨年5月に大型新薬・腎性貧血治療薬エポエチンアルファの製造販売の認可を取得しました。後発薬ながら日本初の完全なバイオ技術を用いた開発で、世界でも2例目となる先端技術の成果でした。 腎性貧血治療薬市場は日本国内では約1,300億円、海外では約1兆4,000億円の巨大市場で、これまで2社が寡占していた市場に日本ケミカルリサーチが参入した形です。 この新薬は日本国内ではキッセイ薬品が販売しています。海外では世界第2位の製薬会社であるグラクソ・スミス・クラインがこの新薬の海外販売権を取得しています。このときからグラクソ・スミス・クラインが筆頭株主におどりでました。 グラクソ・スミス・クラインは世界各国で販売認可を申請しており、この認可が進展したからグラクソ・スミス・クラインが株を買い増すと、これまた勘ぐっているからだと思います。http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111222/78byg9/140120111221058025.pdf まあ出来高が以下のように少ない日本ケミカルリサーチです。12/22(木)3,90012/21(水)4,50012/20(火)5,10012/19(月)30,60012/16(金)12,20012/15(木)31,90012/14(水)7,90012/13(火)25,50012/12(月)28,00012/9(金)11,50012/8(木)9,50012/7(水)14,20012/6(火)49,50012/5(月)5,60012/2(金)7,20012/1(木)10,40011/30(水)11,50011/29(火)8,80011/28(月)9,20011/25(金)7,60011/24(木)10,30011/22(火)12,20011/21(月)11,80011/18(金)12,50011/17(木)6,200 この株にたった3ヶ月間で予算一株800円で毎日のように大きな買いが入ってくるわけです。グラクソ・スミス・クライン関連の思惑が無くても、かなり株価にインパクトがあることは確実だと感じます。なにか株価がチョロと上がってはスコンと下がったりして妖しい動きをしていたのだから買い増しておくべきだったと、いまにして思います。今思っても後の祭りですけどね(苦笑)
2011.12.26
私のようにサラリーマンを卒業しており、サラリーという安定収入がない場合には、たとえ株価がなかなか上がらなくても、安定した配当(配当と優待)を長年継続しており、事業的にも安定した事業基盤と収益基盤を持ている企業が、一番適した企業=投資銘柄だと思っています。 例えば2月に100株で1000円のクオカードが選択できる、過去何年も年間11円配当を続けている企業の株価が、お約束のように2月の配当優待権利落ち後に2月の配当額+優待の額以上に大きく下落したりしあときに、しっかり買って、あとは売り買いしないでホールドを続けていれば、高い配当利回りを中長期で確保することが可能です。 売り買いしては手数料や利益にかかる税金がかかるので、このような銘柄は出来るだけ安く=配当優待利回りが高い時点で買うことが一番大事だと思います。(1)クリーニング無料券 (2)クオカードのいずれかを選択100株以上 1,000円相当500株以上 2,000円相当1,000株以上 3,000円相当5,000株以上 5,000円相当 いまから買うと株価水準的に高すぎるので、2月の配当権利落ち後に大きく下げた時点で買うことが必要だと思います。去年は東日本大震災があったので、その後の落ち込みが特別大きかったですが 、次の5年間のチャートで見ればここ数年は300円前後で買うチャンスは毎年あって、300円で買えれば配当優待利回りは7%となって、充分魅力的です。 もし売りたくなった時がきたら、2月の権利落ち前には毎年のように360円前後の株価になるので300円で買って360円で売れれば20%のキャピタル・ゲインを確保できることになります。 業績はとても安定的で安心できる業種の企業です。http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20110930/73fcku/140120110930018222.pdf 今年の投資環境の悪化で、このような5%を超えるような高配当優待の利回り株が需給の悪化で、業績が伸びているのに売りまくられて低PERかつ低PBRにもなりました。 例えば旧浅野財閥の創業者である浅野総一郎の作った日本カーリットは年間配当9円、100株で1500円のギフトカードがもらえる高配当優待利回り株です。簿価の安い不動産をゴッソリ持っていて、業績も以下のように伸びているのに株価は400円以下の低迷を続けています。 現在の株価390円で計算した配当優待利回りは6.15%です。日本カーリットも400円以下で買っておけばキャピタルゲイン20%程度を確保するチャンスは毎年のようにありますが、売買手数料が勿体無いし、資産リッチの低PER銘柄ですから400円以下で買っておいて持ち続けるのが一番良いと思っています。http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr2/tdnetg3/20111101/74zdfm/140120111026032066.pdf ただ日本カーリットも持ち株数によって優待のギフト券の金額が増えるので・ギフト券 100株以上 1,500円 500株以上 2,000円 1,000株以上 2,500円 400円以下で買っておいて、3月の一括配当と優待の前にもし株価が上がったら100株だけ残してキャピタル・ゲインを確保して、去年のように大きな危機が起こって株価が低迷したら優待をゲットするという作戦でも良いのかな~、などと思います。1000株で配当優待利回りは2.9%ですから、株価が上がらなくても、メリットはあると思います^^; このようなバリューで高インカムゲイン銘柄が溢れているので、最低でも優待単位を確保して広く浅くできるだけ集めていくのが、私の現在の中心作戦となります。このような銘柄が私のように安定収入が少ない投資家には、一番適した銘柄だと思って、見逃さないようにしています。
2011.12.23
ヤーマンとフジ・コーポレーションの決算発表の後の株価の下落を見ると、需給を気にせざるを得ない感じですね(涙)http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111214/774xyy/140120111201051194.pdfhttp://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111215/77uqqm/140120111213054878.pdf ただ需給に投資するわけではなくて、あくまでも企業に投資するということであるならば、この下落は買い増しのチャンスだと捉えても良いのかもしれません。 しかし解らない株価の動きが多すぎるので、大底まで売り叩かれたと思える銘柄をコツコツ買い増していくしかないと感じるこの頃です。 2月~3月に向けての高配当+高額配当銘柄の株価は底から少し浮上してきたように思えるので、しっかりと利益をいただこうと思います。
2011.12.19
上村工業の今回の自社株買いの内容(1)取得対象株式の種類: 当社普通株式(2)取得する株式の総数: 370,000 株(上限) (発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合3.95%)(3)株式の取得価額の総額: 10 億円(上限)(4)自己株式取得の期間: 平成23 年11 つき14 日から平成24 年1 月31日まで』 新四季報による浮動株比率4.4% 前回の四季報による不動株比率3.9%(浮動株の定義も少しあやふやですね 大口が打ってくる可能性ももちろんあります 苦笑) しかし信用売り残が100株しかないのに、なぜ売り急ぐ必要があるのでしょうか。売っている株数はほんの数百株程度しか出てこないので、これは個人投資家の売りのような気がします。とても大口投資家の売りとは思えません。もう少し情勢を把握して、安売りは避けてもらいたいと思うんですけどね。安く買うためにはいいかもしれませんが・・・^^; 前の2009年の自社株買いの時も下記のように大ききく株価が暴騰しました。前の自社株買いの時は7月10日の大引け後に以下のIRがでま した。『取得に係る事項の内容(1)取得対象株式の種類: 当社普通株式(2)取得する株式の総数: 530,000 株(上限)(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割 合5.38%)(3)株式の取得価額の総額: 2,000 百 万円(上限)(4)自己株式取得の期間: 平成21年7月 13日から平成21年8月31 日まで』 たった1ヶ月半の間に、四季報による浮動株 44.5万株以上の自社株買いを実行してくる。しかも信託銀行に委託して、上 村工業は具体的な買い入れ行為には関与しない。 すなわち、受託した信託銀行は、独自の判断で 淡々と自社株買いを実行してくる。 「これは短期投機のチャンスである」と考えま した。しかも上村工業には信用売り残も6800株程度しかなく、上村工業の 株価が上がって困る投資家はいませんでした。売ってくるのは株価の上昇に自 身のない利益確定急ぎの投資家だけだと考えました。20億円÷53万株=一株あたり3773円 最低でもこの株価にはなると考えました。もち ろん予算額を超えたら自社株買いが終わるわけでもありません。実際に7月 10日の終値3160円から7月24終値時点では4320円と、私の予想通り 1160円上昇しました。たった9営業日の間の上昇としては申し分ないと思 います。手数料など考えず株価だけで単純に計算すると利回り36.7%にな ります。 知人の投資家さんたちとミーティ ングを行なったとき、株価は3840円前後を動いていました。皆さんの意見 は「株価は3160円から、大幅上昇し、上村工業の一株当たりの買い予算 3773円を超えたので、もう買えないだろう。」というものでした。 私の意見は、自社株買いの一日に買える上限 は、現在緩和されていて4週間前の平均の100%までしか買えない。だから最 大限買っても一日26000株程度まで。まだまだ予算と予定株数までは、ほ ど遠い。週末の7月24日くらいまでに、浮動株分くらいの株数が出来て、早 逃げ投資家が利食いしても、全ての浮動株株主が売るわけではなく、更に新し い投資家が参入してくれば出来高も株価も上昇していく。ただし自社株買いの ルールが緩和されているのは7月末までなので(←自社株買いルールの緩和が 延長されたかどうかは、私には確認できていません。)、どちらにしても信託 銀行は淡々と買ってくる。だからまだ上がる」という持論を述べました。実際 にそれから2日で株価は10%上昇しました。 上村工業の株価は私が撤退した直ぐ後に 4700円まで上昇しました。
2011.12.15
まずはシーボン続いて常和ホールディングス ともに配当利回りだけで5%あるところから、ジリジリ上がって来た感じです。しかも高額大盤振る舞い優待が3月にあるので、このまま堅調に上がってくれることを期待しています^^; まだまだ3月に魅力的な金券優待や選べる食べ物優待がありながら、下げている業績絶好調低PER銘柄の東急コミュニティーなどがあるので、じっくりと買い増していきたいと思っています。 まずは着実に高配当のインカムゲインを確保して、生活基盤を安定させたいと思います。 12月の配当銘柄、配当優待銘柄には優待落ち後の下落を恐れて下がり始めた銘柄も見られます。 1月高配当優待銘柄ながら業績が厳しい高PERかつ高PBR銘柄のマックスバリュ中部は優待取らずの法則を発動して、感謝してキャピタルゲインをいただこうと思います。http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr2/tdnetg3/20111208/77hujr/140120111207053287.pdf
2011.12.14
往年のバリュー株で古くからの投資家なら、チャイナマネーに買収されそうになった大昔のことを覚えている人もいるかもしれません。 時価総額は250億円程度の企業です。 有価証券報告書に開示されている賃貸不動産の時価は839.8億円です。簿価は225.5億円です。賃貸不動産の含み益は614億円以上あります。 この企業は去年、東京都中央区京橋にある本社の再開発を周辺の地権者と共同で行なうことを決定しました。すでに東京都から再開発のための都市計画決定(都市再生特別地区)の公告が行なわれています。 本社(=いまでは旧本社)の土地は借地権で持っていました。その借地権の簿価は0.62億円でした。 その借地権の25%を底地権者に譲渡しました。譲渡益は58.72億円です。そして残りの借地権の底地部分の所有権を73.72億円で取得しました。 つまり75%の底地(=借地権除き)の価値が73.72億円で、その借地権の価値が58.72億円×3=176.16億円。すなわち旧本社の土地の価格は249.96億円となって、旧本社の土地だけで時価総額に相当します。 そのほかの資産の内訳は以下のような状況です。 現・預金282.1億円+短期有価証券4.9億円+投資有価証券151.8億円+売掛債権138.7億円+在庫70.8億円-すべての負債(流動負債+固定負債)495.0億円=153.3億円 土地簿価168.0億円+建物等簿価183.8億円+その他の資産114.7億円=466.5億円 その上に賃貸不動産の含み益614億円と旧本社の実質価値249.96億円-借地権簿価0.62億円がすでに見えています。 その他の自社使用の埼玉県加須の工場34000平方メートル(簿価0百万円 ^^;)の近隣公示地・基準値を時価とした推計時価は13.4億円。大宮のゴルフセンターの土地22000平米(簿価1600万円)の近隣公示地・基準地価格を時価とした推計時価は57.9億円。 そのほかにも日本中に簿価の低い自社使用の土地がごっぞりあります^^; 事業の主力は医薬品部門 総売り上げの36%が医薬品部門です。その医薬品売上の98.5%の販売先がアステラス製薬1社に対するものです^^;。すなわち総売り上げの35%がアステラス製薬に対するものです。 もともとは繊維メーカーなので繊維もやっています。総売り上げの22.3%が繊維事業です。 前期は経常利益が13億円しかなかったのに研究開発費を43億円もぶち込んでいます。すでに新薬が厚生省審査段階入りしているので、すくなくとも2期後には医薬部門の利益が上がってくると期待できます。 ショッピングセンターも全国10箇所で展開しています。埼玉新都心駅前にも大型のショッピングモールを展開しています。その点では内需型の企業でもあると思います。 悩みの種は配当が低くて1.3%程度と、三菱倉庫並みの配当利回りの低さという点です。 株価は10年来の底値圏です。
2011.12.13
いままで富士フイルム、住友化学、三菱ケミカルホールディングスなど傘下に医薬品メーカーを持ている大型株を少しずつ買い増していましたが、セシウム汚染ミルク問題で大きく下げた明治ホールディングスも買っておくことにして参戦しました。 去年は優待取らずの法則を適応して、その後買い戻していませんでしたが、短期ではなく中長期のことを考えて買っておくことに決めました。 武田薬品、エーザイの他にもコツコツ小型の医薬品メーカーも拾っているので、ポートフォリオの中には医薬品グループが増えてきました。 いろいろな問題を抱えつつも、ある程度の新薬開発力を持ている企業が多いので、業績がボロボロになるようなことはないであろうし、中長期で生き残れる企業だと思える企業を大安うりのときにポートフォリオに加えておいても良いかな~というところです。 総合商社など大型株が少しずつ反発してきたので、冒険銘柄にも投資してみる意欲が少しずつ戻ってきました。ただ無理はしないでのんびりとやっていこうと思います。
2011.12.12
出来高の小さい小型株は、その株に投資している既存の投資家の質が読めないので、業績などだけで買うのは、まだまだ危険な状態かもしれません。 萩原工業はすでに1300円前後で、スタコラ逃げ出しましたが、その後に心配したとおり業績好調でも株価がコロコロ下落してしまいました。 ただ前期の業績も予想よりは上ブレすると思っていたし2012年10月期の業績は更に増益になると考えて、昨日の決算発表を待っていました。 2012年10月期の予想は、この保守的な業績予想をする萩原工業としては、予想以上の利益予想を出してきました。 株価がどう動くか注目して見ていましたが、ぜんぜん上がらないどころか、寄り付き後には前日比下がる場面もありました。ヤレヤレですね。 しばらくは、萩原工業には触らずに、東証第一部の出来高の大きめな企業を買っていこうかと、いまのところは考えています。http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111208/77jzsi/140120111208053394.pdf
2011.12.09
2007年3月期から研究開発費と経常利益の合計を並べて見ます。 72.65億円→78.28億円→63.91億円→79.13億円→79.94億円→(2012年3月期予想)94.85億円となります。 しかし研究開発費が2011年3月期から急速に増加して2007年3月期の3倍以上増えました。もし研究開発費を同額で抑えたとするなら経常利益は堅実に増加傾向であることが分かります。しかし利益の額しか見ていない投資家が多いせいか株価は大きく下がってしまいました。チャンスだと思います^^;
2011.12.08
エナジーサポートを日本碍子がTOBをしたので、親会社(またはグループのファイナンス会社)に巨額の預け金をしている企業にいままで以上に注意を行なうようになりました。 親会社の持ち株と自己株式で55%を持っているバリュー株の株価がコロコロ下がり出しました。 時価総額は396億円(自己株式ブンも含んだ時価総額)になりました。親会社の持分を除く45%を現在の株価で買収することが出来ると必要資金は178.2億円です。 このバリュー株の現金性資産-全ての他人資本(流動負債+固定負債)の状況は以下のような感じです。 現・預金243.1億円+親会社への預け金124.5億円+短期有価証券31.0+投資有価証券42.2億円-全ての他人資本(流動負債+固定負債=全部の負債)107.6億円=333.2億円 その他の資産は次の通りです。 売掛債権190.8億円+在庫60.9億円+土地簿価7.0億円+土地を除いた有形固定資産47.8億円+投資有価証券を除いた投資その他の資産86.4億円+その他の資産19.8億円=412.7億円 賃貸不動産も含み益たっぷりで簿価8.9億円、時価38.4億円、含み益は29.5億円です。東京都中央区の日本橋に本社ビル、その他千葉県に工場を持っており、それらの土地にも近隣公示地価格を時価とすると50億円くらいの含み益がありそうです^^; 少しずつ買い下がって見ようかな~なんて思っています。この会社は前期の経常利益が20億円しかないのに研究開発費を59.94億円も使っています。それなのに私が資料を持っている1996年以降に一度も赤字になったことがありません。10月に業績上方修正をしたのに株価はコロコロ下がります。チャンスかな~と感じています。
2011.12.08
上村工業は大証第2部という目立たない市場に上場していますが歴史は古く、高技術を持ち、財務内容が良く、さらに含み益の膨大な土地をいくつも所有しています。メッキに関する高い技術を持ち日本国内ではシェア2割といわれています。 上村工業の経常利益と純利益、一株利益の額を2008年3月期から並べて見ます。2008年3月期 72.17億円 43.05億円 436.9円2009年3月期 54.04億円 40.62億円 412.2億円2010年3月期 42.98億円 26.31億円 276.7円2011年3月期 56.77億円 37.42億円 399.5円2012年3月期の予想 60.20億円 37.30億円 398.13円 前のエントリーでは賃貸不動産の開示されている含み益の情報を書いておきました。賃貸ビルの主力の上村ニッセイビルだけみても、大きな含みを見込めます。ビルの底地面積は有価証券報告書を見ると4016.00平米です。簿価は620万円です。大阪の一等地です^^;賃貸不動産の簿価2,777,168千円 時価7,820,437千円と含み益も50.4億円のほとんどが上村ニッセイビルだと思います。http://www.at-life.info/3p607.html 自社で使用している本社などの分だけを近隣公示地の価格を参考に推定しても数十億億円程度の含み益がありそうです。 現金性資産もゴッソリ貯めこんでおり、財務的にはまったく不安がありません。自己資本比率も69.4%で磐石です。一株純資産も3510.51円あり指標的にも低PBRです。 クスリ問屋としてスタートした上村工業はメッキなど表面処理技術に特化して、技術を蓄積し、より高めていっています。http://www.uyemura.co.jp/corporate/manufactures/man_04_jp.html メッキ用薬品ばかりでなく、機械装置も、システムも開発販売しています。とくに評価の高いものに上村工業の電解槽の電流分布解析ソフトがあります。上村工業のホームページには以下のように紹介され、解析事例などが紹介されています。http://www.uyemura.co.jp/uyemura/epps/index.htm『 経験と勘に頼ってきためっき技術にも新しい波が押し寄せています。表面技術がハイテクの広範な分野に応用されるようになり、その機能と信頼性を求められるようになりました。これらの要求を満たすにはめっき技術の理論的、合理的な確立が急務となっています。CAEソフトは、構造解析、電磁場、伝熱、流れ解析などさまざまな分野のものが多数市販されています。しかし、電解槽の解析にこれらのソフトを適用するには、境界条件の与え方ほかに問題があり困難でした。このような背景の中で、有限要素法(FEM)による電流分布解析の技術蓄積を行い、電解槽の電流分布解析ソフト"膜厚案内人(EPPS:Electroplating Pilot System)"を開発しました。膜厚案内人は、電解槽の電流分布を計算するソフトウエアです。電気めっきの膜厚分布の均一化や電気防食の最適設計など電気化学の広い範囲で皆様に貢献します。独自の膜厚計算式を組込み込んだ電着塗装の膜厚分布計算は高い信頼性があります。さらに、理論に忠実な解析方法ですので、応用範囲が広がり、自動車のボディーの簡略形状を用いて電着塗装槽の全体解析も可能です。』と書いてあります。 よくまあ、こんな企業の株を1400円まで投げたものだと思います。現在の株価でもかなり割安だと思うんですけどね。自社株買いもきっちりやってくれていますし^^;
2011.12.07
自社株買い開始決定のIRhttp://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111111/75xxmy/140120111111044554.pdf 自社株買いの状況 11月14日スタート以降11月末までhttp://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111201/774xzc/140120111201051208.pdf EDINETに開示された毎日の買い付け状況 買付日 株数 金額11月14日4,10011,493,30011月15日7,10019,884,00011月16日5,30014,782,60011月17日3,6009,948,10011月18日7,10019,174,50011月21日1,1002,925,30011月22日2,3006,199,10011月24日4,90013,168,50011月25日4,00010,726,60011月28日2,5006,707,00011月29日5,60015,110,400 上村工業は低PERのキャッシュ・リッチかつ不動産の含み益が大きな財務内容の良いバリュー株です^^;http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111111/75p9ul/140120111107040477.pdf かつて1400円台まで投げ売りされたときに気が付いて、4000円以上で撤退して長期投資をうたう独立系ファンドに設立当初から10年近くも投資して損切りをした損ブンをあっという間に取り戻せた(前回の自社株買いを知って、ファンドを解約しファンド売却資金を上村工業に投下して)、私にとっては縁起の良い銘柄です^^; 今回も比較的大き目の自社株買いをスタートしていることに、昨日やっと気が付きました。http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111111/75p9ul/140120111107040477.pdf 上村工業のメッキ事業もすこぶる収益性の高い事業ですが、賃貸事業の収益も非常に高いです。 賃貸不動産の簿価2,777,168千円 時価7,820,437千円と含み益も50.4億円。2011年3月期の賃貸損益は383,714千円(賃貸収益は売上高768,552千円、賃貸費用は売上原価384,838千円に計上)です。 現・預金168.0億円+長期預金6.0億円+投資有価証券6.4億円+売掛債権96.5億円-全ての負債128.4億円=148.5億円 1721円で計算した時価総額(自己株式除き)269億円。 土地簿価30.0億円+建物簿価68.6億円+賃貸不動産だけの含み益50.4億円=149.0億円 一株純資産2826円。2012年3月期の一株利益予想398.13円。
2011.12.06
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111031/74okkg/140120111021028096.pdf 業績の良い選べる食べ物優待ギフト銘柄でもあるので、少しずつ上がり出しているからと買い増すとスルスル下がってしまうココカラファインですが、しばらくぶりに少し反発をしてくれました。 買い増すタイミングが悪いんでしょうが、こればかりは才能の問題で、しょうがないと思っています。 なぜか最近は業績もどう考えても上向き出し低PERかつ低PBRだけれど、需給の点で問題があるとあきらめて撤退した新興市場のイリソ電子工業や芝浦電子(タイ工場が被災したのに)などが大底を打って反発し出してきています。 そろそろ新興市場の高配当で低PERかつ低PBR銘柄にも打診で買いを入れてもよいのかもしれませんね^^;
2011.12.05
原発を廃止するかどうかは別として、日本の電力を維持するために増やしていくなら火力発電所が一番適していると、色々調べて考えるようになりました。 石炭火力銘柄は電源開発(Jパワー)に投資をスタートしていますが、火力発電所を増やすときにメリットがある企業として瀧上工業を思い出したことも、瀧上工業に投資した理由です。 瀧上工業は、「発電所鉄骨」というカテゴリーを最も得意としており、主に"建屋"(タービンや原子炉を格納する施設)という分野でその力を発揮しています。 これまでに受注した発電所は日本全国で58ヶ所(*2008年9月現在)を数え、ことさら火力発電所鉄骨においては、業界トップクラスのシェアを誇っています。施工事例名完成所在地 新名古屋火力発電所1958・1996・1997年愛知県知多火力発電所1964年愛知県浜岡原子力発電所1973年静岡県福島第1原子力発電所1973・1985・1992年福島県苫東厚真火力発電所1978・2000年北海道柏崎・刈羽原子力発電所1978・1983・1988・1992・1995年新潟県知多第二火力発電所1982年愛知県川越火力発電所1986・1994・1995年三重県碧南火力発電所1991・2000年愛知県千葉火力発電所1997年千葉県
2011.12.03
日経新聞の記事より引用させていただきます。『富士フイルムホールディングスが株主配分を強化する。2014年3月期までの配当性向目標25%以上を新たに設定する。これまで配当と自社株買いを含めた総配分性向25%以上を掲げていたが、現金による配当割合を明確にし、株主の要望に応える。これとは別に自社株買いも従来通り検討し、総配分性向は上積みされる見通しだ。 過去の配当性向は、金融危機などで利益が急減した年を除く平常時ベースでは20%前後で推移。今後は25%以上とするため、利益を維持できれば、株主にとっては現金配当部分が増す。 今期の連結純利益は前期比15%減の540億円の見通し。円高やタイの洪水などで10月に業績予想を下方修正したが、予想配当性向は33%と7月時点の見通し(23%)を上回る。14年3月期は、純利益が1千億円前後に拡大する可能性があり、25%を基準に計算すると年間配当は50円近く(今期は35円)に増える。 同社は14年3月期までに設備投資やM&A(合併・買収)などで過去最大規模(計1兆円)の成長投資を計画しているが、株主重視の姿勢も鮮明にし、株価の上昇につなげたい考え。』(以上引用終了) このように株主還元を配当や優待で増やしてくれるような企業が増えるとうれしいですね。 業績が伸びているのに株価は売り叩かれて下がっているNECモバイリングを少しずつ買い下がりましたが、やっと反発してくれました。良かった(汗)第2四半期の決算短信 ↓http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111025/74k8m0/140120111019025976.pdf NECモバイリングは日本全国に展開するショップでの携帯電話販売を中心にとして、モバイル通信分野において幅広い事業活動を展開しています。 非常に株主還元の良い企業で、業績の伸びとともに毎期増配し、2012年3月期も6期連続の増配予定で年間配当120円の予定です。2006年3月期 45円2007年3月期 47.5円2008年3月期 55円2009年3月期 60円2010年3月期 85円2011年3月期 100円2012年3月期予定 120円http://www.nec-mobiling.com/html/ir/dividend.html 収益力が弱いのに利益のほとんどを配当するような無茶な配当政策を行なう企業ではなく、堅実に「配当性向30%の水準を視野に入れ、安定配当を実施していく方針」を持っています。したがって増益により増配を実行しています^^; スマートフォンなどの伸びでドコモの業績は高騰ですから、ドコモショップ主体のNECモバイリングの業績も、かなりの確実で伸びて増配を続けてくれると期待しています^^;
2011.12.02
ここで買い増すと、また下落したらムカムカすることになると思うので、そろそろ限界までブン投げられ終わって反発を始めたかもしれない配当利回り5.95%くらいに回るバリュー株を買うとともに、資産の超がつくほどのバリュー株である瀧上工業を20年ぶりくらいに買ってみました^^; 配当利回り5.95%程度の銘柄は今年の3月までは2200円以上していた新興市場の銘柄で、それが暴落して1000円を割り込んで、少し反発してきたところです。 一株純資産は1571円あり、今期の通期一株利益予想は142.30円です。上期の一株利益の実績は63.84円です。この銘柄はまだ1000円を割り込んで下がる可能性も充分あるので、買い増したいと考えており名前は伏せさせていただきます<O> 瀧上工業はバリュー系の投資家さんにはおなじみの銘柄で私が投資していたのは株価が1600円くらいから1000円くらいまで買い下がり反発して1700円から売り上がり、このとき最後には2960円の史上最高値まで買い上げられた夢のような大昔のことです^^; それからの瀧上工業は暴落に次ぐ暴落でついに200円を割り込んで、いまは209円くらいで底バイ推移です。しかも今期はまた赤字化するという業績予想です。http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20111114/74v1e4/140120111024029836.pdf 何で買ったかというと資産的に見ての超割安度にあります。関東天然瓦斯開発ほどではありませんが、それでもすごく割安で、ついに我慢できなくなりました(苦笑) たいして変わらないので第一四半期の決算短信で調べた資産背景を見てみます。http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20110812/70bij2/140120110809000462.pdf現・預金101.5億円+短期有価証券6.0億円+長期預金5.0億円+投資有価証券86.7億円-全ての負債46.5億円=152.7億円 209円で計算した時価総額は52億円程度です。現金性資産のほうが100億円も多いです。時価総額の3倍もあり、以下のようにその他の資産も巨額です。売掛債権36.6億円+在庫2.1億円+有形固定資産45.2億円+その他の資産4.0億円=87.9億円 有価証券報告書に開示されている情報で計算した賃貸不動産の含み益は47.8億円 あり、自社使用の土地の含み益はもっと大きいです。主力工場の土地が基準値と隣り合っていますが、基準値を時価と考えると、この工場底地の含み益だけで58億円程度ありそうです。http://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet?LY=2011&TDK=23&SKC=23205&X=492966.98&Y=125577.41 基準値の詳細 ↓ 1平米当たり26,300円http://www.land.mlit.go.jp/landPrice/FullDataServlet?CLASS=1&NO1=23205&NO2=9&NO3=1&YER=2011&KENFLAG=false&MOD=1&SKC=23205&CHI=&YFR=2011&YTO=2011&YOU=&PFR=&PTO=&LATEST_YEAR=1 そのほかにも東京とか名古屋、札幌などにも事務所などがあります。簿価は100万円単位でかいてありますが東京支店の簿価100万円です。たった100万円。名古屋市中川区の本店の土地簿価0百万円となっており100万円以下です。札幌など5営業所の簿価900万円など信じられない簿価の安さです^^;事業所名セグメント設備の帳簿価格(百万円) (所在地) の名称 内容 建物及び機械装置工具、土地 構築物 及び運搬具 器具及び(面積平方メートル) 備品 半田工場鋼構造物橋梁鉄骨54737710604(愛知県半田市) 製造事業 生産設備 (222,685)東京支店〃管理販売101-01(東京都中央区) 業務設備 (205)本店〃管理販売3000(名古屋市生産業務(3,346)中川区) 設備 大阪支店〃販売業務31-0162(大阪市西区) 設備 (152)営業所〃〃13-09(札幌市中央区(417)他5営業所) 賃貸不動産不動産賃貸1,606110459(名古屋市賃貸事業 不動産 (81,995)中川区他) http://www.takigami.co.jp/introduction/company.html ただ、このような銘柄に投資しても、短期的に報われる可能性はそれほどないと予想されます。なぜなら、何年間もずっとこの安いままの株価で放置されているからです。でも我慢できずに買ってしまいました^^;
2011.12.01
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