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自らの怨念を晴らすべく環に銃口を向けたリュウだったが、 曹国良の手下と思われる者により、環は後頭部を撃ち抜かれてしまう。 リュウは環を背負い、爆撃の中を命がけで琢磨のいる病院へと向かう。 環は琢磨に「あたしの臓器をリュウさんにあげて」と言うのだった。 琢磨は、崇からの電話で、環の意思について問い詰められると、 曹国良と共にリュウにも臓器移植を行うことを決意する。 そして、手術のため日本に戻った琢磨は、崇と再会。 曹国良と臓器移植に関する諸々の真実を聞かされるのだった。 僕はすでに自分の半身を殺している 環の心臓を移植した渉(兄)をね… 僕は自分の手で環の心臓を止めたんだ 生まれ変わりの糧とするために さっき 命を救うのが医者と言ったよね でも 生きるためには命をいただかなくてはならない それは医者でも同じだろそして、手術に臨む琢磨。 環の望み- それは僕の糧になる事 そして- これが僕の君への愛-手術を終え、環が眠る棺桶に花を手向ける琢磨。 ……待ってて すぐに一緒になれる 僕は環と生きる- 心(いのち)をありがとう-数週間後、車椅子に乗った琢磨は、手術を終え車椅子に乗った曹国良の帰国を見送る。その後、崇は琢磨に、環の臓器は心臓を除いて希望者に無事移植されたと伝えたのだった。その頃、母国へと向かう飛行機の中、曹国良は移植した臓器の拒絶反応に突然襲われる。一方、リュウの方は、作業中に対人地雷に近付くと環の声が聞こえてきて……梨世に託された子供も育てていた桜田は、廣瀬ではなく元同僚と結婚して退職、新たな子供を身籠っていたが、環の心臓について尋ねるべく、琢磨のもとを訪ねていた。桜田は、琢磨が語る衝撃の事実に圧倒されながらも、そこに一瞬、環の存在を感じる。一方、廣瀬は電話で琢磨に「鈴原環という現象について本を書くつもりだ」と告げる。 ***エンディングは、崇に生きのいい「キビダンゴ」を電話で発注する琢磨。そして、「環 ずっと一緒に-」明確には描かれていないため、初読の際は大いに戸惑いましたが、こうして、文章にまとめながら読み直していくと、恐らくそういうことなのではないか、というものが見えてきました。長かったお話も、これで終了ですね。
2022.10.23
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今回も、予定通り前巻発行から半年での発行。 新型コロナウイルスの方は、まだ収束しそうにないといった感じでしょうか。 *** 第41話「心細さと」と第42話「誰だって」は、 前巻掲載第40話「異国の風」からの続き。 数年前にインドネシアの病院で子宮筋腫が見つかったワユニさんは、 日本での受診を拒んでいましたが、そこには秘められた理由が。外国の方が病院に行くことのハードルの高さが、浮き彫りにされていくと共に、瀬野がみどりに言い放った次の言葉が、深く心に突き刺さります。 イスラム教徒である前に ワユニさん自身を知らなきゃだめだろ? 新人のときから しつこく言ってきたはずだぞ カルテだけじゃなく 患者を見ろって それは外国人だろうが 戒律の厳しい宗教だろうが関係ない それに宗教は専門外なんだから わからない事は素直に本人に聞くのが一番いい ネットで見ても そこに答えはない続く第43話「新しい風」は、萬津病院薬剤部に4年ぶりに実習生がやって来るお話。6年制の薬学部では、5年次に薬局と病院で、それぞれ2カ月半、合計5か月間の実務実習が義務づけられていますが、慶成大学の室井夏央と丸川陽茉莉の二人の実習生を通じて、その様子がよく伝わってくる、とても興味深い内容になっています。ただし、この二人の実習生は、なかなかの曲者で、それぞれに思うところがありそう。第44話「猫も杓子も」では、悪戦苦闘する陽茉莉に対し、何でもそつなくこなす夏央でしたが、患者への指導場面で怒鳴りつけられることに。しかし、そのことに対する夏央の言葉に、刈谷は考え込んでしまいます。そして、第45話「意欲と意思」では、スタッフ全体で夏央をフォローすることを確認。その打ち合わせ時にも、瀬野がみどりに向けてシャープな一言を。 実習ってのはこっちの都合で 患者にとっては学生も病院関係者なんだ その態度のままなら 存在感消したほうがマシだろ 能力は関係ない ここにいる間は ひとりの医療人だってこと忘れるなそして、グルメ系雑誌の編集長や、夏央と同じ中学校だった柳亮太の妻が患者として登場。これからの波乱が予想される展開になったところで、今巻は終了。次巻は、半年後の2023年4月に発売予定です。
2022.10.23
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