牛乳戦争

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2005年12月13日

(48)

カテゴリ：国際結婚

家のダンナは、たったの２日で１ガロン（３．７８リットル）

例えば日本の、縦長の牛乳のパッケージなら、
１度で飲み干してしまうと思う。

新婚の頃、ダンナがよく話してくれたのは、
高校生の頃、牛乳を飲みすぎて
親に叱られたという話。

その時は、育ち盛りの男の子が牛乳を沢山飲んで、
叱る親って、一体どんな親なの？

今や私が、
【牛乳を沢山飲むダンナを叱る妻】
になってしまったのだ。

今なら、ダンナの親の気持ちが理解できる。
あの大きな牛乳を、頻繁に買いに行くというのは
時間もかかるし、お金もかかる、大変な労働なのだ。

昨日も、牛乳が元で険悪状態になった。

今までなんど、この牛乳が元で喧嘩を
したことだろうか？

私は通常は、近場のコスコかサムズ（大型スーパー）
で牛乳を買っている。

食料品の買出しは週に１度が基本だから、
週の途中で牛乳が切れて買いに行くのは
本当に嫌だ。

なぜなら、時間がかかる。
駐車場を探して、（いつも混んでる。）

予定外の物まで買って、（ついつい）
レジに並んで、（いつも長い列）

たった、牛乳を１つ買うのに、家を出てから
１時間近くかかる事だってあるのだ。

以前は２ガロンをまとめて買っていたけど、
これまた凄い量で、冷蔵庫が一杯になり、
他の物が入らないので困る。

自由に牛乳くらい飲ませてあげるべき？

そう思った時期もあったけど、
いくらなんでも飲みすぎだと思う。
牛乳をお水みたいに飲んでいるのだ。

いい大人が、こんなに牛乳を飲む
必要があるのだろうか？

かといって、気分次第で
２ガロンもあっても、飲まない時もある。
腐って捨てるのも、実に腹が立つ。

そう思って、週に１ガロンしか
買わない事にした。

ちなみに私は豆乳を飲んでいるので、
牛乳はほとんど飲まない。
息子は学校でも牛乳を飲んでくるので、
家では夜、コップ一杯程度だ。

家の牛乳はすべて、旦那が飲んでいるのだ。

案の定、金曜日の夕方に買ったばかりの
１ガロンが日曜日の朝には空になった。

早速ダンナに文句を言った。

「あのね、大人が牛乳を飲みすぎると、
なんとかっていう、癌になる確率が高くなるらしいわよ。
（前にニュースで見たことがあるのだ）」

「クランベリージュースが冷蔵庫にあるでしょ？
あれを飲みなさいよ。あれは、心臓にもいいらしいわよ。」

「私は、明日は忙しいから、貴方が牛乳を買ってきてね」

と、、、ダンナに頼んだのが間違いだった。

ダンナは私がお店をわざわざ指定したにも、
関わらず、近くの（私から言わせれば）高級スーパー・マーケットで、
１ガロン８ドルもする牛乳を買って帰ってきた。
それもいつもと全く同じブランドなのに。

こういうのは、一番腹が立つ。

今までの私の苦労（４ドルで牛乳を買う）
が水の泡になったような気分で非常に腹が立った。
（その日は虫の居所も悪かったし、）

例えば、同じ８ドル消費でも、４ドルの牛乳と、
４ドルの駄菓子を買ったのならいい。

でも、私にとっては、同じ物を、
倍の値段で買うことほど、
無駄な気持ちになる事ってないのだ。

私があまりにブツブツ文句を言うので、
話し合った結果、

これからは、各自、自分の牛乳は
自分で買い、値段も買う場所も干渉し合わない事、
という結果になった。

（牛乳戦争終結の和解策）
１．息子の牛乳には決して、手を出さない。
２．自分の牛乳は自分で買う。

ダンナも牛乳を買う苦しみを自分で
味わえば、少しは私の気持ちがわかるだろう。

冷蔵庫を開ければオートマチックに
フレッシュな牛乳がいつでも目の前に
用意されている生活はもう、終わったのだ。

８ドルの牛乳を買ってきてしまったばかりに
妻を怒らせてしまった、ダンナ。

妻がこうして、小さな節約をしているからこそ、
冬休みにカナダにスキーだって行けるのよ。

どうか私を恨まないでね。　　(*￣ﾉO￣*)ﾎｰｯﾎｯﾎ!!

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