詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

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2015年11月22日
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子供は天井部屋の、

高き窓をのぞきたり。

しかし罪を鳴らすのは不当だ。

どんなにおそくまでも、

ねむらないとしても。

わかい木がなんぼんも、

きりたおされるとしても。


雪が絶間もなく、

チラチラと降っている。



部屋には、粉雪の結晶構造を見たような、

玩具や銀紙や飾り物や星のかがやくツリイ。

テーブルの上にはケエキ。七面鳥。


けれど、豪華な食事よりも、

どんなに楽しいパーティーよりも、

子供たちが待っているのは、

煙突から降りてくる、

サンタクロース。


だからひと通りのよい子の芝居が終われば、

熱狂的な拍手をして、

男の子や女の子たちは、みんな、寝ずの番で、




けれど、お母さんに言われました。

貰うだけじゃ悪いわ、そうでしょ、と。

あなたの贈りものは?

チョコレエト。

ピカピカの赤い鼻の、



赤い紙の三角帽をかぶり、

ストオヴの側で、

とろけそうな瞳をしながら、

もうすでにとけかけてる、

チョコレートを見せました。


・・・けれど、睡魔には勝てません。

うとうとと、目をしばたたかせていると、

ぼうや、と声がきこえてます。

ああ、サンタクロースだ。

よかった。ぼく、ねむらなかったんだ。

えらいだろ。

うん、えらい。

そしてわたしはサンタクロースだ。

ねえ、日本の子供よ、

君は世界で一番美しいものを持っているね、

なにかわかるかい、

それは子供の心だよ。

それがあるから、わたしは、

プレゼントを配りたくなるんだよ。


ソファーでうとうとしていたのに、

気がつくと朝、自分の部屋で眠っている。

そういえば、あの声、

鼻の頭に立て皺をよせる、

おとうさんの声のようにも聞こえたな・・

どうして日本語しゃべれたんだろう――

それに、チョコレートは、

ありがたく頂戴され、

目覚めた自分のお腹の上に、

プレゼントの箱が置いてあった。


次の日も町にはゾロゾロ歩いている人通り。

からんからん、というベルの音。

新しいブーツに、新しい服。

雪の中をしゃんしゃん鳴らしながら、

駆けてゆくサンタクロースの子供たち。


街灯のイルミネエションはまだ残っています。

めまぐるしいスケッチブックの絵も、

楽しそうなハーモニカの音色も、

明るい電灯も、子供たちの夢として、

残っています。ごきげんよろしゅう、

サンタクロースのだんな様、

僕たちは、元気です。


季節は冬、まっしろい雪があたり一面に、

降り積もっています。

ざくざく、と音を立てて歩きます。

はあはあ、と息を切らしながら走ります。

これから公園で雪合戦・・・!







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最終更新日  2015年11月28日 08時11分57秒
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