(フランク・ハーバート『デューン 砂丘の子供たち』第2巻、矢野 徹訳)
「生き方を知る人間は、ただ生きるもんだよ、ニコバー。知らん人間が定義したがるのさ」(マイク・レズニック『ソウルイーターを追え』7、黒丸 尚訳)
人生を使うんだ、ハロルド。人生中毒になれ。(ハーヴェイ・ジェイコブズ『グラッグの卵』浅倉久志訳)
「まず生きていくことさ」シャープはそっけなく言った。(フィリップ・K・ディック『想起装置』友枝康子訳)
クレヴェルは不審のおももちだが、ぼくには彼の気持がわかる。(コルターサル『石蹴り遊び』向う側から・21、土岐恒二訳)
こんなふうに考えてみたらどうだろう、マーサ。(ブライアン・オールディス『子供の消えた惑星』2、深町真理子訳)
チャーリー・ジョーンズが卒倒したのは、何も乙女めいた慎みからではなかった。どんなことだって卒倒する原因になりうるのだ。(シオドア・スタージョン『ヴィーナス・プラスX』大久保 譲訳)
彼はバッリにもアンジョリーナにも嘘をついていなかった。(イタロ・ズヴェーヴォ『トリエステの謝肉祭』3、堤 康徳訳)
モネオは、何かをつかみそこねたことを悟った。(フランク・ハーバート『デューン 砂漠の神皇帝』第1巻、矢野 徹訳)
きみはフームを愛する。そしてフームを愛しているから、きみの一部はフームになる。きみを知る者たちもまた、その一部はフームになる。(オースン・スコット『神の熱い眠り』9、大森 望訳)
イノックは首を振った。それは気違いじみた考えだ。(クリフォード・D・シマック『中継ステーション』19、船戸牧子訳)
スティーヴは肩をすくめたが、その動作は厚いコートとたくさんの下着の下に隠れて、ほとんど見えなかった。(ハリイ・ハリスン『人間がいっぱい』第二部・13、浅倉久志訳)
スティーヴの説明によると、潜在意識は脳の一つの機能であり、一つの状態であって、決してただの一部分ではないという。(ピーター・フィリップス『夢は神聖』浅倉久志訳)
「貫通するものは一なり。」と芭蕉は言つた。(川端康成『日本美の展開』)
ソレルはおし黙っていた。それはなにもいわないのとはちがう。(テリー・ビッスン『冥界飛行士』中村 融訳)
マルティンはナイフを広げた、そして、いまではもう遠い昔のことのように思えるあのころのことに思いをはせた。(サバト『英雄たちと墓』第I部・20、安藤哲行訳)
ガーセンは、語られたことよりも語られなかったことから相手の真意を察して、立ち上がると、いとまを告げた。(ジャック・ヴァンス『殺戮機械』5、浅倉久志訳)
フォン・レイは輝く山なみにむかって、あごをしゃくった。(サミュエル・R・ディレイニー『ノヴァ』2、伊藤典夫訳)
サージアス、人間は自分の生活をいったいどうするんだろう?(ノーマン・メイラー『鹿の園』第六部・28、山西英一訳)
スパナーは手をさしだしたりはしなかった。もし彼女が手を出しても、わたしはその手をとっただろうか。(ニコラス・グリフィス『スロー・リバー』7、幹 遙子訳)
アンは足もとの床の小さな円を見つめた。(デイヴィッド・マルセク『ウェディング・アルバム』浅倉久志訳)
カーニーが見ると、白猫はそのほっそりした小さな気むずかしい顔を彼のほうに向けた。(M・ジョン・ハリスン『ライト』22、小野田和子訳)
クレート叔父はテーブル、コップ、瓶、溲瓶、窓枠をスティックで軽くたたきながら、“ジャズ・バンド”を弾く、それぞれの物はその音を持つ、(カミロ・ホセ・セラ『二人の死者のためのマズルカ』有本紀明訳)
エリーズの肉体のなまめかしさについては言うべきことがたくさんあったが、その精神については言うべきことはほとんどなかった。(ロバート・シルヴァーバーグ『いばらの旅路』28、三田村 裕訳)
じっと彼女を観察していたカレルは、やがて突然、エヴァが本当にノラに似ているような気がしてきた。(ミラン・クンデラ『笑と忘却の書』第二部・11、西永良成訳)
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