まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2005.10.16
XML
カテゴリ: ドラマレビュー!
日テレドラマは、もはや独走しつつある。

NHKとも、フジとも違う独自のスタイルを、
日テレはほぼ確立したと言っていいんじゃないでしょうか。

今回の『野ブタ。をプロデュース』にも、
映像を見ただけで、すぐそれと分かるような、
“日テレスタイル”みたいなものが出来上がってます。

映像が大胆なところは、フジも日テレもそうだけど、
フジのドラマが「スケール感」で押しまくるのに対して、
日テレドラマには、繊細でスタイリッシュな雰囲気があると思う。


いろんな点で、日テレドラマがここまで積み上げてきたものが、
生かせてるような気がします。

『ごくせん』で味をしめたキャスティング。
『ぼくの魔法使い』の演出と、『すいか』の脚本。
それから、
タイトルに「。」がついてることもありますけど、
どこか退廃的な映像のテイストってのが、
『彼女が死んじゃった。』に通じるものを感じさせます。



ごくせん2の経験から、
“ジャニーズで視聴率”みたいな発想に味をしめちゃったんだろうけど、


あたらしいタイプの作品に意欲的に取り組んでるかぎり、
それを視聴者に見せるための手段をとることも構わないと思うし、

そもそも、
ジャニーズのタレントたちは決して演技が下手なわけじゃない。
むしろ、かなりレベルの高い演技をしてる子たちのほうが多い。


彼のルックスは、切れるような危険な雰囲気を醸すほうが合ってるので、
どちらかというと、
今回の役よりも、「ごくせん」のときのほうがハマり役だったとは思うけど。

むしろ、役柄的には、山下くんのほうが今回は見逃せないです。

物語のなかでは、
山下くんも「プロデュース」されていくのかもしれないけど、
それで彼のキャラがまともになってしまったら、かえって面白くない。



山下くんのキャラのこともそうだけど、

物語の内容的な面でも、
あんまりヒューマニスティックになりすぎると、
このドラマの魅力は、いっきに失われることになる。

ごくせんみたいな、
勧善懲悪的なサクセスストーリーになってしまうのも、
話としては、そのほうがわかり易いのかもしれないけど、
日テレドラマの斬新さは、それによって後退してしまうことになる。

そのへんのバランスが、むずかしいと思います。

夏木マリとか、木村祐一、岡田義徳あたりも、
変てこで理解不能なキャラを最後までつらぬければ面白いけど、
それがヒューマニズムにまとまってしまうようだと、全然つまらない。

高橋克実とか、忌野清志郎も、同じだと思います。

日テレは、
「ぼくの魔法使い」「すいか」「彼女が死んじゃった。」
みたいな意欲的な試みをやってみせたんですから、
その路線を、ここでもつないでいってほしい。

ヒューマニズムと、日テレドラマの斬新なスタイル。
そのぎりぎりの境界線のところでドラマを踏ん張れたら、この作品は成功です。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020.07.26 02:02:39


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: