まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2020.03.11
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「恋つづ」の脚本があまりにお粗末だったので、

萌音の主演作を見守ってきた立場としては、
ほんとうに腹立たしいくらいテキトーな脚本だった。

町医者の「死にかけ」エピソードとか、
主人公の「死にかけ」エピソードとか、
ああいうことを安易にやるな、と言いたい。
あんな薄っぺらな形で「死にかけ」エピソードをやるくらいなら、
純粋にラブコメだけに徹してもらったほうがよかった。


東京に戻ったら、あとは登場人物それぞれの恋愛模様を、
もっと丁寧に描けばよかったのではないでしょうか?
とってつけたような「死にかけ」エピソードは、
かえって脚本家に実力が乏しい証拠だなと感じます。



とくに恋愛模様についていうと、
みのりとみおりの描き方がものすごく雑です。

天堂は、みおりに対して、
「あなたが見ているのは僕ではなくお姉さんのほうだ」
と言いました。それは、たしかにそうなのでしょう。

しかし、だからと言って、

って、そんなに簡単な話じゃないはずです。

恋人だった天堂でさえ、
長いあいだ自由になれなかったのに、
肉親である妹が、
亡くなった姉から「自由になる」なんてことができますか?

あれじゃあ、みおりが可哀想です。

どのように亡くなったみのりを救うのか。
どのように残されたみおりを救うのか。
もうすこし愛をもって丁寧に描いてもらいたい。
あれじゃあ、あまりに残酷すぎる。



ついでに、
もう一つ気になったことがあります。

じつは第1話の冒頭で、
主人公は「実家はマンションだから錦鯉は飼えない」と言ってました。

しかし、第9話で出てきた実家は、
ほんとにマンションだったでしょうか?
畳部屋に布団を敷いて襖から家族が覗き見るシーンは、
どうもマンションの建物には見えないのです。



脚本の共同執筆というのは、
じっくりと意思疎通をはかりながら、
文字どおり共同でやるべきだし、
かりにバラバラに書くのなら、
プロデューサーが綿密なトータルデザインをしなきゃいけない。
それがちゃんと出来てるんでしょうか?

金子ありさにも、渡邉真子にも、
まともに脚本を書くだけの力があるんでしょうか?

そのこと自体が非常に疑わしいです。





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最終更新日  2020.09.19 22:12:15


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