まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2022.04.20
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昨夜のNHK「うたコン」で、

五木ひろしと、
清塚信也、村治佳織とのコラボがお洒落だったので、
さっそく新作『DREAM』を聴いてみようと思ったのだけれど、

なぜか配信していない!
かろうじて試聴が出来るだけ。

こういうアルバムこそ、
海外市場を視野に入れて配信すべきでしょ。
そして、フルで聴ける音源を、
数曲程度は YouTube にアップしなければいけません。

そうじゃないと、


それとも、レーベル側は、
はなから国内向けの「企画もの」という程度の意識しか、
もちあわせていないのでしょうか?



わたしは、じつは、
21世紀のJ-POPのベストテイクのひとつが、
森進一の「愛のままで…」 だと思っているのだけど、

なぜか、演歌歌手によるJ-POPは、
いまだにキワモノ的な企画扱いで終わってしまう。

今回の五木ひろしのアルバムを聴いても、
けっして演歌とJ-POPを接ぎ合わせたような無理矢理感はないし、

世間で思われているほどの音楽的な差異など存在しないのです。

それは、
あくまで国内リスナーのくだらない先入観にすぎないし、
そういう先入観は、
いずれ「外圧」によって取り払われるのだろうと思っている。




ちなみに、以前、
小西康陽が八代亜紀をプロデュースしたり、
Pink Martiniが由紀さおりをプロデュースしたりしてたけど、
作品そのものも、さほど上手くいっていなかったし、
しょせんは旧渋谷系界隈の一時的なトピックに終わっていた。

そもそも、
こうしたミュージシャンによる編曲は、
まったく「歌」というものを主軸にしていないので、
せっかくの歌を彼らの好みのサウンドに押し込めてるにすぎない。
結果的に、本来の歌唱力を殺してしまっている。

とくに、J-POPの場合は、
下手な歌を前提にサウンドを作ることしか考えてないから、
歌唱力を最大限に活かす方法論をもちあわせてないし、
そういう組み立てがまったく出来ないのですね。

かたや演歌の場合は、
歌唱力にばかり依存しすぎて、
楽曲やサウンドの発展をまったく追求してきませんでした。



その点、清塚信也は、
音数を減らして、歌を活かすアレンジを実現しています。
もともとクラシックの中には、
歌を軸にして組み立てる手法がきちんとあるからです。

そういう点で、
やっぱりJ-POP系のアレンジャーよりも、
クラシックの基礎をもったミュージシャンのほうが、
全体の構造を高い次元からとらえることが出来るし、
視野が広くて、選択肢も多いとは思う。

結局、そういう視点からでなければ、
《演歌の歌唱力》と《J-POPの楽曲》を統合することは、
なかなか難しいのかもしれません。

まあ、近年は、
アカデミックな音楽教育を受けてる編曲家も多いし、
こういう試みは、以前よりも容易になるだろうとは思います。





ちゃんと配信されていました!スミマセン…(^^;
なぜ勘違いしたかというと、
(これは spotify のサイトに問題があって!)
以下の2つのページが統合されていなかったのです。
https://open.spotify.com/artist/19UvGbujplb8Ra8xV5yeds
https://open.spotify.com/artist/4nhQij93FmyNK73ewqgoDZ

「ハナミズキ」「桜坂」がおすすめ。

森進一の『Love Music』もちゃんと配信されています。
https://open.spotify.com/album/4iJcFsy8P35gCUrLisqLoZ





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最終更新日  2022.04.25 08:03:24


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