まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2023.01.16
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この物語は、
「ヒロインがパイロットになるまでのサクセスストーリー」
だと誰もが信じてるはずです。

もちろん、わたしもそう思ってます!
今のところは…。

だって、
NHKのキャッチコピーにも、
「空を見上げて飛ぶことをあきらめないヒロインの物語」
と書いてあるし、
ウィキペディアにも、
「空とパイロットにあこがれ、

って書いてあるし。



いや、だって、

さすがにそれを裏切るなんてことないでしょう!!




しかし、
「それ自体が壮大なミスリードだった」
…なんてことを桑原亮子がやらかさないとも限らない(笑)。

実際、
過去の朝ドラでも、
「純情きらり」の桜子とか、
「半分、青い」の鈴愛とか、
これといってヒロインが何も成し遂げずに終わる話はあった。

そう考えると、
舞がパイロットになれずに終わる可能性もないとは言えない。


すでに舞は資格も取って、
あとは就職さえ決まればパイロットになれるわけで、
もう、そのこと自体には、
さしたるドラマ的な感動もないって気はする。




パイロットになることじゃなく、

父の事業を引き継ぎ、
兄とも協力しながら家業を立て直し、
やがてIWAKURAのネジを飛行機に乗せる、
…という夢のほうに移ってきてる感じ。

そして、
IWAKURAのネジを乗せることができるなら、
ヒロインの操縦する飛行機は、
旅客機である必要などどこにもなく、
たとえば国産の小さな自家用機でも構わない、
…ってところに来てる感じも。

五島に滞在している星好きな朝陽くんとの関わりも気になる。
「星と飛行機」という組み合わせから考えると、
脚本家がサンテグジュペリ的な何かを意識してる可能性もあり、
貴司の詩人の感性が、
舞と朝陽くんの夢をファンタジックに繋いでいくのかもしれない。

いずれにせよ、
今後の桑原亮子が何をやらかすかは、
まだまだ見通せません。





それはそうと、
舞と柏木が別れましたね。
「ほんとに付き合ってたの??」
ってのが多くの視聴者の印象だと思いますが…

そこには、やはり、
脚本家の交代の問題が大きく響いている。

いまさらだけど、
やはり吉川晃司は「鬼教官」じゃなきゃいけなかったのよね。

吉川晃司が「鬼教官」であればこそ、
舞と柏木はもっと連帯を強められたはずだし、
その連帯が自然な恋愛感情にも発展したはずだし、
さらには、
最後の鬼教官との和解のエピソードも、
より感動的なものになったはずなのです。

しかし、
その脚本のプランが捻じ曲げられてしまった。

そのせいで、
二人の心の繋がりを十分に描けないまま、
なんだか唐突に恋人になってしまい、
別れのシーンも淡白なままに終わってしまった。

まさしく目黒蓮の無駄遣い。
彼の存在意義はほとんどないに等しかった。



噂によれば (というか本人談によれば)
どうやら吉川晃司の提案で、
本来の「鬼教官」のキャラが変更されたらしく、
一部の視聴者は、そのことを称賛してもいます。

たしかに、
「倫子もツンデレ。柏木もツンデレ。鬼教官もツンデレ。」
…というんじゃ、
あまりに話が安っぽかったのは事実。

人間関係の物語をツンデレでしか描けないのは、
脚本家の力量不足というほかない。

けれど、だからといって、
全体的なプランを考慮せずに、
脚本の意図を捻じ曲げたりしてはいけなかった。

これは、
吉川晃司の責任でもあるけれど、
その提案を受け入れた演出家の責任でもあるし、
それを見過ごしたプロデューサーの責任でもある。



脚本家の交代に起因する問題は、
嶋田うれ葉や佃良太の責任ともいえますが、
統括やすり合わせを怠ったプロデューサーの責任ともいえるし、
脚本の意図を理解しなかった演出家の責任ともいえます。

逆から言えば、
自分の意図をきちんと周りに伝えなかった桑原亮子の責任ともいえる。

実際のところはよく分かりませんが、
やっぱりこれは大いに反省しておくべき点ですね。





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最終更新日  2024.06.20 17:33:08


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