まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2023.09.16
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カテゴリ: ドラマレビュー!
日テレ「最高の教師~1年後、私は生徒に■された」。

それほど出来のいいドラマだとは思ってませんが、
第8話はなかなか見応えがありました。

…もちろん加藤清史郎くんの演技ありきですけど。

このドラマの最大の収穫は、
鋭い刃物のような彼の悪役ぶりですね。
こういう役がハマるとは想像もしてませんでした。



ちなみに、

自殺した女生徒の母親 (吉田羊) の言葉。
※追記:自殺じゃなかったらしい。

> たった一つボタンが掛け違うだけで
> 人の関係なんて大きく変わっちゃうものだけど
> もしかしたらあったのかな?…2人が友達になることも



加害者の生徒を前にして、
あんなに寛容で冷静でいられるかしら?
ってツッコミどころはあるけれど…


たしかに、
学校の人間関係なんて、
ボタンのかけ方ひとつで、
《友人関係》にも《いじめ関係》にもなりうるものだな、
…とは思う。







こういうドラマを見るたびに思うのは、
「学校の制度が無駄なのか」 ってこと。

このドラマの生徒たちも、
余計なことにエネルギーを使うばかりで、
ぜんぜん勉強が出来ていませんよねえ。

もはや勉強をする精神的余裕なんてないでしょう。


学校に行ったせいで、
いじめられたり、引きこもったり、
自殺したりする結果になるのでは、
何のための学校なのかさっぱり分からない。



ボタンの掛け違いなんて、
一定の確率で起こりうるのだから、
それを教育の力で防ぐことなど出来ないし、

数十人の生徒がいれば、
いじめる人間も、いじめられる人間も、
一定の確率で存在するのだから、

個々の教師や生徒が必死に考えたところで、
そうした問題は永久に解決しません。



昔の学校は、
「集団生活」や「上下関係」を学ぶ場だと言われていた。
最近の学校は、
せいぜい「贖罪」や「和解」を学ぶ場になっているのでしょう。

学校制度の存在意義を主張する人々は、
「それこそが人生勉強だ!」
と言うかもしれないけど、そんなものは後付けの説明にすぎない。

子供にそんなことを経験させて何になるの?

たがいに傷つけあう人間関係だの、
「上下関係」だの「贖罪」だの「和解」だのが、
生きる上で役に立つというエビデンスはどこにもない。
かえって人生に後ろ向きになるばかりでしょう。

そんなことにエネルギーを費やす暇があったら、
もっと勉強に集中できる環境のほうがいいに決まってる。
国にとっても、社会にとっても、
そのほうがはるかに有用な人材を育成できるはずです。



それが分かっていながら、
国家も、社会も、いまだ「学校」という制度を手放せずにいる。
これは子供の問題ではなく、大人の責任です。

現行の学校制度は、なるべく早く解体したほうがいい。

ヴァーチャルな学習システムと、
リアルな校外活動を組み合わせれば、
もっと効率的な制度を構築できるはずです。


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最終更新日  2023.09.17 13:03:33


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