まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2024.01.30
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カテゴリ: メディアトピック
芦原妃名子が亡くなってしまいました。

海外の事例も含めて、
こういうことって過去にあるんだろうか?

遺書の内容も明らかになってないし、
そもそも人となりなども知らないので、
なんのコメントしようもありませんが、

ネット上の議論やらなんやら、
いろんなことの板挟みになって、
追い詰められてしまったのかもしれないし、




ちなみにアクセスが急増したのは昨日なので、一昨日のアクセスは300弱でした。



あくまで一般論としてだけど、

わたなべ志穂が一昨日、
「ドラマ制作時、作者には味方はあまりに少ない」
とツイートしてたのは、
その通りなんだろうな、と思った。

そして、それは、
テレビ局や脚本家だけでなく、
出版社も含めての話じゃないかと思います。

テレビ局や脚本家を攻撃してる自称原作ファンが、
ほんとうに「原作者の味方」だったとは思えないし、


百歩ゆずって、
担当編集者は味方になっていたとしても、
企業としての出版社は、
むしろドラマ化や映画化に積極的なはずだし、

なんなら原作者をなだめてでも、

ドラマ化や映画化を推し進めるのが普通だと思う。

もっといえば、
なんらかの炎上騒動を仕掛けてでも、
作品の知名度を上げようと考えるかもしれません。



そんな味方のいない孤独な状況の中で、
原作者だけが板挟みになる危険があるのかな…と想像します。



商業芸術の世界において、
作者の意思がねじ曲げられるのは普通の話です。

むしろ、
作者の意思が完全に尊重されるなんてことは、
ありえない話だと考えるべきでしょう。

これはなにも、
ドラマ化や映画化だけの話じゃなく、

たとえば、雑誌に掲載する段階でも、
編集者からひたすらダメ出しされたり、
内容を改変させられたり、
容赦なく連載を打ち切られたりすることは、
日常茶飯的にあるはずなのだから。



同人誌などに書くなら別ですが、

作品を「商品」として市場に出す以上、
作者の意思が完全に尊重される世界などというのは、
まったくもって理想論でしかありません。

商業芸術の現場で仕事をしてるクリエイターなら、
そんなことは百も承知だろうけど、

あまりの理想と現実とのギャップに直面したり、
それに抗おうと奮闘するあまり、
かえって過酷な状況に疲弊してしまい、
追い詰められるケースはあるんだろうな、と思う。



ケースバイケースだとは思いますが、

たとえば、筒井康隆なんかは、
人気作の「時をかける少女」のことを、
"金を稼ぐ少女だ" などと言って野放しにしてますよね。

それに対して、
自分の作品に対する責任感が強く、
多くを背負いすぎてしまうクリエイターは、
かえってリスクが大きいのかな…という気もする。

そんな原作者をサポートするのは、
一義的には出版社なのだと思うけど、
もちろん何から何までサポートするのは不可能でしょう。

とはいえ、
商業主義とのバランスには慎重であるべきだし、
作家を過度に追い詰めない配慮は必要になるでしょう。

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最終更新日  2024.06.17 20:30:04


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