まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2024.05.09
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2007年に、厚労相の柳沢伯夫が、

サロゲートマザーやホストマザーの仕組みは、
まさに女性の身体を「出産マシン」として利用します。

代理出産という意味では同じだけれど、
本人の卵子を使えばサロゲートマザー、
依頼者の妻の卵子を使えばホストマザーです。



サロゲートマザーは卵子も子宮も提供する。


自分の血を引いた子を産むわけだから、
その意味ではお妾さんと同じですが、

旧来のお妾さんと違うのは、
直接の性交渉はしないし、
生まれた子供の母にもなれないってこと。



本妻から見れば、
お妾さんの産んだ子を引き取って育てるような感じで、
養子を迎えるのに近いと思う。

もしサロゲートマザーが、
夫婦と顔合わせをするなら、

子供からも認識されるのかもしれない。

子供にとっては、
「育ての母」と「産みの母」が違うってことですね。
授乳まで「産みの母」が受けもつのかもしれないけど、
プロラクチンの分泌を促せば「育ての母」も授乳はできるらしい。



ホストマザーは子宮だけを貸し出します。

他人の受精卵を自分の子宮に受け入れるので、
いわゆる「貸し腹」になる。

留学先のホストファミリーを「受け入れ家族」と訳すように、
ホストマザーのことを「受け入れ母」とも訳せるでしょうが、
もっと露骨にいったら「子宮母」ですね。
まさに「産む機械」ってこと。



子供との血のつながりはないし、
どんなにお腹を痛めて出産しても、
その子の母になることはできません。

夫婦と顔合わせをするかも分からないけど、
子供から「産みの母」と認識されることはないのかも。

出産前後の時間の提供だけでなく、
自分を命の危険にさらして痛みに耐えるわけだから、
娼婦より過酷な仕事といえるかもしれません。




日本の天皇制をふくめて、
男系継承を必要とする海外の王室などが、
こうした医療技術を利用する可能性もあると思う。

国や宮内庁が、
「皇太子のサロゲートマザーやホストマザーを公募する」
みたいな未来もありえなくはない。

その一方で、
代理母を依頼した夫婦や、
代理母から産まれた子供や、
代理母になった女性が差別の対象になる、
…みたいな問題も生じかねません。



先日の「せかくら」でやってましたが、

フランスでは、
女性どうしの同性結婚の場合、
人工授精にも保険が適用されるそうです。

おそらく、
一方の女性の卵子を、
第三者の男性の精子と体外受精させて、
他方の女性が出産するのではないかしら?

さすがに男性の同性結婚の場合は、
子供をもつことは難しいでしょうけれど。

このドラマは全10回シリーズだそうですが、
今後もぐいぐい視聴者を追い込んでくるでしょうね。
見れば見るほど倫理的な判断に迷わされるだろうと思う。



第1話のときから感じてましたが、
生殖医療エージェントの《プランテ》は、
どことなくアビゲイル教団っぽいです。
ピカピカの施設が真っ白な内装だったりして。

米国企業の日本支社という設定なのですね。



余談ですが、

そうめんって、
いちばん北海道らしからぬ食べ物じゃないかと思えました。

夏にも冷たいそうめんで涼をとるのかしら?
それとも温かいにゅうめんをよく食べるの??



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最終更新日  2024.06.17 19:07:56


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