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2008.06.13
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テーマ: 鉄道(27194)
カテゴリ: 東海 橋めぐり
東海 橋めぐり、今回は揖斐川橋。

揖斐川に架かる人道橋です。

080511ibigawa-01.jpg
揖斐川橋の全景。手前のクリーム色のトラス橋が揖斐川橋。奥の緑色の鉄橋は東海道線の揖斐川橋梁。

人道橋なので奥の鉄道橋と比べるとやはり小さいなと思いますが・・・

080511ibigawa-02.jpg
鉄材の組み方はダブルワーレントラス。しかも接合はピン接合。
鉄橋の中ではかなり旧い部類になります。

それもそのはず。この橋は1886年(明治19年)、東海道線全通時に鉄道橋として架けられたものを人道橋に転用した橋なのです。

1886年(明治19年) 東海道線揖斐川橋梁として架けられる。
1913年(大正2年) 道路橋に転用。


100年以上前に架けられた鉄道橋が、道路に転用されたとはいえ当時の場所で現存している事は
実に運が良く、近代の産業文化財としても貴重な存在です。


080511ibigawa-03.jpg
この形のダブルワーレントラスは、東海道線全通時に架けられた鉄橋の標準的な形式だそうです。

同じ形式の鉄道橋は他には 箱根登山鉄道の早川橋梁 (1888年製造 旧東海道線天竜川橋梁を転用)、 山形鉄道の最上川橋梁 (1886年製造 旧東海道線木曽川橋梁を短縮のうえ転用)、 JR左沢線の最上川橋梁 (旧東海道線大井川橋梁を転用)が現存するものとして有名のようです。

080511ibigawa-04.jpg
橋の入口には自動車の通行を禁止するための杭が立っています。

それにしても低い橋です。道路のコンクリート部分がかさ上げされたとしても、当時ここを鉄道が走っていたとは想像できません。

実際に同型の箱根登山鉄道早川橋梁では、架線に地下鉄等で使用される剛体架線を採用した上で電車がパンタグラフをほとんど折り畳んだ状態で通過するという事なので、現代の電車にとってはかなり窮屈な鉄橋です。


080511ibigawa-05.jpg
銘板です。英国パテントシャフト製。

080511ibigawa-09.jpg

斜めのトラスが交差する部分が独特。鋼板1枚分ずらして交差しています。
かつてはここを陸蒸気が走った事でしょう。

080511ibigawa-07.jpg
橋脚の上部を撮影。橋桁の間隔が広いのが気になりました。
なお、橋脚の上側は後年コンクリートで補強されています。

080511ibigawa-08.jpg
トラスのピン接合部分。



080511ibigawa-10.jpg
橋脚部分は下部がレンガのオリジナル。上部がコンクリート補強。


東海道線全通当時の面影を残す明治時代の鉄橋が今でも見られるおすすめの鉄橋です。
また、隣りに架かる樽見鉄道揖斐川橋梁も明治時代の橋桁を使用していることで有名。
この付近は鉄橋好きには「聖地」となり得る場所でしょう。


以上、揖斐川橋でした。


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Last updated  2008.06.13 23:23:18
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