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黒枠の葉書が届いた。差出人は○田留美さんのご主人からである。留美さんとは、楽天ブロク上でたびたびコメントでさまざまな議論のやりとりをして楽しませてくれたRinnさんのことである。今年の1月に亡くなっている。先年に脳腫瘍の手術を受けて闘病中ということは電話などで伺っていたが、まさか亡くなっていたとは。今年も年賀状を頂いていたから、ご健在とばかり思っていたがその月に亡くなっていたとは悲しく淋しいの一言だ。ぼくがここにブログを書かなくなったことへのお叱りの電話も頂いた。事情を話して理解して貰ったのだが、その後音沙汰が無くなったので、やっぱり怒っているのだろうかと気に掛けていた。再手術は難しいと話していた病気の経過も心配だった。一度もお会いすることもなく、手紙と声だけのおつきあいだったが、何度かぼくの編集している雑誌に自伝的(?)短編小説を寄せてくれた。とても利発でときに激しく、ときに甘やかな表情を感じさせる魅力的な女性だった。どうか安らかにと祈らずにいられない。
2015.11.25
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フランス軍によるISへの空爆というニュースに不穏な胸騒ぎを覚えている。パリで起きたあの凄惨なテロ行為はけっして許すことはできない。そして、ISの世界的文化財や中東の人々、ことに女性などへの理不尽な狼藉や犯罪行為などの行為を見るにつけ、胸の張り裂けるような痛みと怒りを覚える。一方的な見方には否定的なぼくもISは殲滅されて欲しいと、多くの人々同様に願っている。しかし強くいいたいのは、一方で冷静に世界と経過も見つめなければならない。そもそも、あのISという異常な組織はなぜ生まれたのか。遡れば、アメリカの9.11以降のイラク侵攻がきっかけではなかったか。そしてアフガニスタンでのタリバン攻撃、それらでのミサイルや爆撃で飛び散った血が憎しみの暴力を拡散してきたのではないだろうか。フランスは芸術の国という貌の反面、武器輸出大国でもある。世界の紛争によって儲けている国であり、米国とともにISへの空爆にも加わっている。国民感情からも、ISへの空爆は必然であろうが、本当に発表のようにピンポイントでISの関連施設を攻撃できているのだろうか。そこにISのメンバーがいたとして、周辺にその数倍もの罪無き住民が楯のように暮らしていた可能性はないのだろうか。先頃、ロシアがISの空爆をしたとされたとき、その攻撃目標の多くはシリアの反体制派であったり、その拠点とする地域の住民が犠牲になったといわれている。昔の国対国の戦争のように、敵味方がはっきりしていても最終的には民間人の犠牲のほうが遙かに大きい。ましてや、住民の中に潜り込むテロリストと呼ばれる彼らとの戦いでは、周辺の人々ごと巻き添えにするしかないのでは、と思ってしまう。パリのテロ事件と同じ頃、イラクでも100人規模の犠牲者を出す事件がごく小さく伝えられていた。どちらも同じ命である。そのイラクでは、少なく見積もっても14万6千人以上もの罪のない子どもや女性などを含む一般市民が、アメリカなどの武力行使によって命を奪われている。テロリストたちを、突如うまれた残虐で極悪非道なモンスターとだけとらえ、アメリカをはじめとする大国のこれまでの武力行使や残虐な行為があったから、残虐な「イスラム国=IS」を育んで来たのだという、構造上の問題を世界が把握していないことに根本的な問題があるのではないか。そして、報復の武力行使でそのテロリストというモンスターを殺しさえすれば、テロが根絶されるかのような、単純な思考で空爆などを行っていることこそが問題ではないだろうか。イスラム国=ISの支配地域にも700万から800万人の一般市民が暮らしているという。それを見落とし、報復の空爆を行って、罪のない多くの子どもら一般市民の命が巻き添えで奪われている、そこから新たな憎悪が拡散していくのだということに思いを寄せることができないで、テロとの戦いに勝てるはずがないとぼくは思う。念のためいうが、だからテロリストを許せといっているのではない。罪の無い一般市民を敵と見間違えてることのないように、と切に願いたいだけだ。
2015.11.17
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