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民主主義が衆愚政治に到らぬために国民の自覚が大事なことは論を待たない。しかし、自由主義は努力と知恵を絞ったものが富を獲得するし、その富を元に政治力を発揮し、影響力を行使することに歯止めはかけられない。それにより社会的な混乱が起こらない限り格差は拡大してゆくばかりである。基本的には富を得たものは、「自分の努力である」という思いが強すぎ、社会に支えられての富であるという意識が薄すぎると思う。そして、富を持つものが、自信の富を守ってくれる政治の動きに支援をのみ行うことが社会安定の脆弱性を生み出しているように思う。富を持つものが、年配者になったときに、どのように社会的な貢献・還元活動を行うかどうかがいかに大切かと思い知らされる。世界の人々があこがれる米国の富裕者の生活は必ずしも世界のモデルにはならないように思う。日本はわびさびを心の核心にもっているし、ここから生まれた簡素な文化が世界に訴求し始めている。そろそろ日本人は、このような世界をリードするライフスタイルを観光資源に世界の人々に訴求し、このような人々に支えられた社会が、民主主義と自由主義の調和の姿として提起されればと夢見ている。
2016.10.31
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就活にITは欠かせない。エントリーシートを数十社に送るにしてもすべての会社のエントリーシート作成にお付き合いしていたら、学生の勉強時間は削られてしまう。しかし、データベースを介して自身の履歴や興味を登録して、それぞれの会社の質問にあうようにアウトプットしてゆくデータ処理で大幅に学生の負担を軽減できるようになってきているのはすごいことである。学生にはデータベースをしっかりと確立すること。すなわちリア充が一番ということがわかり、勉学に社会活動を充実させることが就活なんだと見えるようになってきていると思う。このようなITを使った就活は、大手の会社や大手の教育機関に在籍していることが条件になるようだが、中小企業や海外からの留学生はこの恩恵に浴しにくいところだ。したがって、この仕組みのはざまにこぼれそうなマッチングを支援して、日本経済の課題の中小企業のグローバル化支援をしてゆく活動を行っている。留学生の学習活動の充実とやりたい仕事の表現をデータベース化し、ぞれぞれ中小企業のニーズにうまく合わせてゆく活動が大事である。今回の交流会でこのあたりの仕組化への課題も見えてきたので、外国人の労働力の戦力化に大いに貢献してゆきたいと思う。
2016.10.30
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留学生の企業での採用が活発になっているが、留学生採用に動けるのは大きな企業に限られる。中小企業にとっては、専門の採用部門に留学生を担当さえ得るのは負担が重い。そこで、OBが留学生を集めた」合同企業説明会を開催することになった。この秋で3回を数えるが、回を重ねるごとに留学生は増えてきている。一方、企業側は横ばいである。しかし、企業の学生への期待は大いに盛り上がってきている。日本の学生がおとなしいのが気になっておられるようだが、留学生は事前申し込みをしていなくても当日に飛び込みで参画して、企業とのアポでもどんどん積極的に入り込んでくるのを少し戸惑い気味だが、積極性に感じ入っておられる。どうやら日本人社員と区別しない取り扱いで、実力本位の配置をしてゆく考えのようだ。グローバル採用の時代が本格化しているのだと強く感じられた。
2016.10.29
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いったん断られていた会合への在外公館の高官の出席。しかし、在外公館の重要なセミナーでこちらの組織から幹部2名を出席すると、粘りにほだされて次官クラスが出席してくれることになった。2人も幹部が出席して協力姿勢を示しているのに手ぶらで返せないということなのだろう。こちらも一旦は出席ということで会議を開催することになったので、欠席されると面目丸つぶれになるところだった。もちろん、メッセージを寄せてもらうということだったが、次官クラスが代理で出席してくれればこれに越したことはない。しかし、このあたりの顔のメンタリティーが解るのは、共通の価値観が存在しているからなのだろう。異文化の人々と付き合いながら、相手の出方を推測したり、働きかけたりするのは、根気強い誠実な対応が重要である。
2016.10.28
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OBになって組織も旗揚げして事業を展開というときになっても、なかなか迫力ある勢いが出ない。やってらよいという仕事は沢山あるのに、踏み出せない。その原因は、お金のリスクを被りたくない。責任をもってやりぬくのはシンドイ。他人を巻き込むと責任が出るので、自分でできる範囲のことしかできない。いわゆる、組織の属してなにがしかの貢献をしている風を装うということだ。しかし、そのような微力でもうまく集めれば戦力になるとリーダーは信じて、あちこち同窓会ルートまどで風呂敷を広げてくる。ついてゆく方はそのような状況が読めるので、全面的にリーダーのいうことをまともに受けず、自分の責任範囲で、使命を全うできる若い会社を見つけて、そこに知恵をさずけ所期の目的を達成するように取り組む。もともとサラリーマン根性が抜けない人々の集まりなので、リスクもとらず、汗もかかないというのなら、自分が責任をとれる範囲でより大きな社会的な使命を達成できる道を求めるしかない。やはり、自分もサラリーマン根性にどっぷりつかっているなあと思う。
2016.10.27
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留学生と中小企業の交流会を開催している。留学生と大企業の交流に関しては、高額な紹介料を設定して盛んに行われている。しかし、上澄みの一部の人材に大企業の関心は集中している。しかし、多くの人材が線にもれてアルバイトで過ごしているという実態がある。留学生にとっては、20-30代の重要な時期をコンビニや居酒屋を中心とした就労経験しかチャンスがないのでは問題である。中小企業は高額な紹介料を払う余裕がないので、留学生とのお出会いのチャンスに恵まれない。そこで、OBがボランティアに近い報酬で、交流会を開催するというものである。今日の社会経済の仕組みの中にあるエアポケットに働きかけるものである。困難は多いが、壁にぶつかった時が仕事の始まりとOBは嫌というほど経験してきているので、使命感を持って粘り強く障害を乗り越えていく。ここにOBの特色がある。この中小企業の多様な経験は、帰国後、本国で大いに役立つものと信じて、この交流事業を楽しんでいる。
2016.10.26
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歴史を少し学ぶと、朝鮮半島は中国の盛衰の影響を大きく受けていることがわかる。古くから、中国には朝貢を求められてきた朝鮮半島。一方日本は、一貫して中国の朝貢国にはならずにここまで来た。先週末、家内が日中韓茶会に招かれて交流してきたが、その話によると、日本の茶道は心を込めた準備とお茶を奉じるという形態をとるが、これが中韓の人々にはわかりにくいらしい。お茶は、それぞれ自分が自分のお茶を作って、さっと味を楽しむというから根本から違うようである。人の介在によらずお茶自体をマイペースで楽しむようで、日本の献茶は待てないらしい。時間の制約で途中で中断して、次の茶席や行事に移り、少し戸惑いがあったようだ。とりわけ民間外交ではこのような戸惑いの連続のように思う。やはり日本の茶道は日本の茶室の環境の中にあって、日本に来たからには日本の伝統に触れたいと思う動機づけがないと心底から理解してもらえないようである。中韓の人が集うと、話は中国の歴史と動静に集中するようだ。民間のちょっとしたことでもこれだけの距離があるのだから、国家の外交となると大変だと思わされた。それでもこの課題を一歩一歩解決しながら前進させてゆく必要があるのだろう。
2016.10.25
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今年は時代の変わり目だから、従来発想にとらわれずに柔軟な取り組みをしてほしい。これは現役の時代に何回上役から聞かされたかわからない。だから、上役さんはどう思い、何に取り組もうと思っているのですかと何回声を上げそうになったかわからない。しかし、民主主義的な上役だと言ってこちらをアジるばかりで、こうやりたいと思うと提言すると、責任をもってやりとげられますかと問われる。その意気込みで取り組んでいて、今くいきそうになると上司に私共の取り組みで面白いものが出てきましたと油揚げをさらわれてしまう。うまくいきそうにない時は、君が責任をもってやると言ったではないかとどこ吹く風である。メンバーのやる気を大事にする上司なのだと治まっている図は、懐かしい。どうも、このようなおみこしに乗るやり方はダイナミズムやスピード感に乏しく、日本の活力を削ぎ、委縮させているように思える。この延長戦に日本的な格差の問題が潜んでいるように思う。もちろん既得権の拡大をしようというコンクリートの神様にむらがる連中は威勢がいいのだが、本当に民生をゆたかにしているのかどうかである。この財政投入というリーダーシップが20年続いているが、その間に日本経済GDPは伸びていない。世の中、このような旧来のお神輿型のリーダーシップは評価されない時代が訪れているように思う。米国でも欧州でもこのあたりの不満が内向き運動になっているが、日本はもともと内向きなので、少し趣向を変えて、外向きに協力してゆく姿勢を打ち出してゆくのがと特徴がはっきりしてくると思う。個人的には国際協力ボランティアに力を入れてゆきたいと思っている。
2016.10.24
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何かのボランティアをやろうと思う人は多いようだ。最近は結構若いうちから考える人が多いようだ。生涯をとおしてやろうという人が多いのは、国際交流ボランティアかもしれない。今、高校生の国際交流ボランティアにかかわっているが、留学生受け入れではホストファミリーボランティアが典型だろう。これは、自分の子供を留学させたいと思っている人には是非経験しておいてほしいものである。受け入れた学生がぶつかる問題、言葉が通じない、友達作りがうまくいかない、ホームシックなどが目の前で起こるわけだから、子供には勉強になる。また、努力するとそのような課題を克服して、1年も滞在すると家族の一員・クラスの一員となって帰るのが惜しいと思いあえるようになることも目の前で見ることができる。ホストをしないまでも、このようなお世話をするボランティア活動の一員になると支部で受け入れている学生がどのような状況なのかが解る。行事のたびごとに学生たちをお世話し、その一部にかかわることもできる。将来、しかるべきポジションを狙うなら、その活動での経験の長さ、幅広さがものをいう。その意味でも早くからかかわっていくことが、より高い視野でかかわる機会を得られるのである。困ったことは、年配の名誉欲でかかわった人が高い地位にしがみついてトップと現場のかい離を招くことであるが、早くからかかわり、実情に通じた人材が幹部を占めることが対策であることは論を待たない。アラフォーが活動にかかわるベストタイミングである。
2016.10.23
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高齢者施設で高齢者合唱団が演奏会を開いた。合唱団の一員がこの施設の顧問医を務めているご縁である。少し入居費が高い高級施設になるが、300人が集まってコーラスを楽しんでくれた。この高齢者施設の集会室は音響効果がすばらしく、気持ちの良い演奏をさせていただいた。この施設はいろいろな文化活動などが充実しているが、それを支える集会室もしっかりとしており、うらやましく思った。高齢者合唱団も数が多いので、演奏のチャンスを狙っているが、会場費なども高額でなかなか発表の機会は作りにくい。また、発表会を開いても、身内でも初めてなら聞きに来てくれるが、毎回来てくれるとは限らず、このような高齢者の聴衆が喜んでくださるなら、需給の心に一致があり、申し分ない。今は、顧問医の参加があるので、継続して演奏会ができるようだが、そうでなくても合唱の中身を評価していただいて定例化してゆくように練習を重ねたいと思うばかりである。
2016.10.22
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山田農水大臣に抗議する国会対策の野党会議には日本維新の会は組してない。また、沖縄での大阪府警の警官の暴言に対してもねぎらいの言葉をかけたりしている。すべて是々非々で対応する維新の会に期待していたのに、改憲勢力に組して、政策判断まで与党を超える超与党となっているのには、少し戸惑いを覚える。いままで清新な主張に応援してきたのだが、ここにきてぐらつき始めてきた。どうも個人的な情実の方が優先するのはいただけない。大阪府警の票が欲しくて判断が歪んでいるのではないか。議席という既得権を得ると判断が曇ってしまうのは残念なことである。ここらで、これらの疑念を解く動きが欲しいものである。
2016.10.21
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このところ情報通信量の増加で、次々にPCが時代遅れになり、買い替えを迫られた。このPCの乗り換えが大変で、前のPCに乗っていたライセンスを乗り換えさせなければならない。おかげさまであまり有効でないライセンスは中断してみることになった。しかし、一番大事なのはセキュリティーなのでコンタクトするが、前にライセンスしたものがその都度締結していたもので、複数のライセンスになっており、これを統合するとずいぶん合理的になることがわかった。そこで、この乗り換え作業を行うのだが、とても素人には手に負えないので、遠隔操作をお願いしたが、30分ぐらいひつような作業を手際よく済ませてくれた。自身のPCの運用をゆだねるわけだからデリケートで重要な作業なのだが、オペレーターは中国人である。なんだかんだ言いながらも日本経済はグローバル化して中国人の支援なしには動かなくなっているのに驚かされた。国家経済のセキュリティーはどうなるのかかどと言いたくない。なんとかオペレーターの中国人には日本に住んで住みやすいところと気に入ってもらいたい、日中友好の橋渡しになってもらいたいと思った。
2016.10.20
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WIN10が紹介されて、OSの占めるメモリと演算量の比率が高まり、前のデスクトップやノートPCが次々に買い替えに追いやられた。OSの容量が大きいのもさることながら、更新に必要な容量が半端ではなく、30分以上も更新にかかることもある。そのおかげで、PCやモバイル通信機を購入しているが、格安で提供するというメーカーも多い。よく考えてみると人口の多い中国などでもPCやモバイル、スマホは使われているので、日本製でないと信頼できないということはないだろうと思うようになった。PCは主だったメーカーは台湾・中国に移ったのだから、違和感なく台湾メーカーのものを購入した。モバイル通信端末は中国製だが、これが非常にコンパクトで、通信量の残容量の表示や電池の残量などの表示はなく、LEDの色だけで表すなど、極限まで合理化されている。日本メーカーの至れり尽くせりの仕様とは別世界である。しかし、さきに日本メーカー品で容量はわかっているだけに、シンプルモデルで日常の利用には支障はない。いつまでも日本品が一番だと思っていると大間違い思想だとひしひしと感じる今日このごろである。
2016.10.19
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今週末に妻が韓国の茶会に招かれて出張する。連れの人々は韓国は初めてのようであるが、あまり韓国を勉強している様子は見られない。妻と韓国旅行していると観光旅行ではない友人との交流があるので、年配者がいると占領時代の影響に触れることもあり、妻が実に適切に応対するのに驚かされることがあるが、妻の同行者はどうだろう。失礼がなければと祈るばかりだ。海外からの高校留学生のお世話をしていると、日本語の次は韓国語をマスターしたい、韓国を訪問したいという。日本のポップカルチャーも影響力があるようだが、韓国カルチャーの世界への浸透力も相当なものだ。日本のテレビでも多くの時間が韓国ドラマだが、これが世界に配信されていて膨大な時間に上るのである。そして、日常の韓国の生活があまり下品なものを含まないように製作されている。日本の外国人観光客が2,000万人を超したというが、人口が半分の韓国では日本の倍の観光客を受け入れている。占領時代の事実などについてもしっかりと勉強して、自分の立ち位置をしっかりと持ちながら外国との交流を進めてゆく必要がある。その点でも韓国は選考事例として学ぶ必要があると思う。
2016.10.18
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OBは好奇心が旺盛である。新しいことになるといろいろと口出しをしてくる。そして全体像をつかみたくて、根掘り葉掘り質問して、自分なりにまとめるところまで行う。しかし、責任をとるかというと自分の役回りに関連するところまでで、責任ある仕事はやはり発起人のところに回ってくる。在外公館の館員がなってないとかぼやくが、こちらから見ていると在外公館の館員も全く同じである。活動に入っていると外向けに話せるところまで行けばよいので、そこからの力仕事はすべてかぶる必要がある。もちろんプロジェクトリーダーはわたくし自身で後のメンバーは助力してもらっているのだから、文句は言いようがない。国境は越えても、日本国内であっても、どんな仕事も同じだなあと思う。要は、社会的なプロジェクトの社会的な使命にどれだけ自覚することができるかどうかである。しかし、そこに収益性という考え方が入ってくると社会的使命まで曲げられそうになるから怖い。少なくとも、OBになってからの仕事の基準は社会的な使命に忠実な仕事をボランティアでも続けるというスタンスを取りたい。
2016.10.17
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与党はTPPを最重要課題に位置付けている。補正予算でODAでは農業関係にシフトし、中堅企業の海外市場開拓から大きく舵を切った。今まで産業界で海外市場開拓にあたってきたOBへの補助金が途切れてしまい、OBたちは日本のかじ取りが大丈夫かどうか戸惑っている。農産物の輸出市場開拓を支援するのだが、海外市場開拓にあたった農業関係者は少なく、農業の担い手が高齢化しているので、補助金がそれだけの効果を生むかどうかということである。それでもいくつかの成功事例は出てくるだろうが、TPP支持の流れを生み出すかどうかはよくわからない。日本の国家・国民が日本式農業が世界に普及してゆくというビジョンを共有しているかどうかが一番大事なところである。日本人が発信してゆくのなら、それなりの若者の教育や人材発掘がそちらに向かっていないと唐突ということになるだろう。どう農業を延ばすのか、その担い手まで特定して取り組まないと単なるバラマキになったり、世界経済の中でオフサイドフラッグをもらってしまいかねない。
2016.10.16
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市場経済というのは、世知辛いものである。世の中で必要なものを品質とコストで見合う基準で選別して優勝劣敗を決めてゆく。そのわかりやすさから世の中のほとんどがこの基準に基づいて動いている。古典的に言えば神の見えざる手といわれているものだ。もちろんこれだけで世の中が収まれば宗教や芸術の出番はないわけだが、実際には心の問題に踏み入った宗教や芸術は人間の歴史と同じほど古くから存在し、経済・宗教・文化というものが紛争や戦争のもとになってきたことも歴史に明らかである。しかし、その中で平和共存という活動を希求し、国境を越え、人種の壁を越えて行動をする若者も絶えない。海外留学生ボランティアにも若者の参加がみられるようになってきた。市場経済合理性という必要最低限だけでなく、平和共存を目指した一般人の心の奥底にあるものを引き出そうと率先垂範しようとする若者の行動の芽を大事にはぐくんでいきたい。もちろん市場経済合理性の活動をすることを尊重したうえで平和共存を目指した活動を展開してゆこうとする若者の心を大事にしつつ、足りない時間を熟年者がボランティアで補うということを心掛けてゆきたいと思う。
2016.10.16
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海外進出企業相談会でのカウンセラーを務めた。海外進出のノウハウを提供するセミナーとセットで行う相談会で、いろんな団体がブースを設けて来客を受け付けた。無料相談ということで、コストのかからないうまいやり方を一緒に考えてもらおうと手ぐすね引いた企業人の方々の相談を受けた。閉店30分ぐらい前になると店じまいの準備をするブースも現れたが、そこで訪問してきた方々がある。70歳も超えたご高齢者なのだが、将来の日本を考えると何か貢献をしたいとご自身の思いを切々と訴えかけ、それなりに近いお話で返して時間までしっかりとお話ししてゆかれたり、10年以上も前に海外旅行で訪問された場所の近況をきかれたりして、時間いっぱい話してゆかれる方もあった。ご高齢者の話し相手を務めたわけだが、高齢化社会でデイサービスの一部を担わせていただいたとも思った。高齢化社会とはこのようなものだと思い知るとともに、自身も高齢になって、あまり周囲にご迷惑をかけないで元気に過ごすことを心掛けねばならないとも思った。
2016.10.14
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在外公館のお手伝いをしているが、忙しくなってくると予定していた行事がこなせず、キャンセルが出たりする。しかし、キャンセルすると期待していた人や会社は痛手が被る。そこで外部支援団体としては救済措置を設営して提案するが、一見何の実害もないように思えるが、忙しい中で優先順位を立ててキャンセルとした行事を救済措置で何の負担もなしに承認すると優先順位は何だったのかと在外公館内はもめるようだ。ここはトップ会談で在外公館員のあずかり知らぬところで救済措置を承認する手立てを立てる必要があるようで、このあたりの組織の機微に通じていない者にとっては右往左往させられる。結局、在外公館には負担をかけないかたちの救済措置にトップがサインをして収まったが、なんとなくしっくりはこない。今、東京都は豊洲問題、五輪会場問題を抱えているが、我々でも小さな外交で似たような弱者救済の課題に努力を重ねている。この何億倍も大きな課題を抱えた東京都に共感が深まってきた。我々は粘りで乗り切ったのですが。
2016.10.12
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サムソンのスマホが火を噴いた。世界に展開しているだけに影響はすさまじい。かって日本メーカーもI-modeで世界に挑戦した時に同じ問題に直面し、納入先に莫大な費用を払って収集した。日本メーカーの場合は、非常にまれな確率で熱を持つというもので、世界の品質基準からすると過剰反応なぐらいの補償を行った。世界の庶民では、この程度の問題は普通のことぐらいに受け止められ、補償を受けたディーラーが大いに潤った程度だった。しかし、今回のサムソンの場合は修理済みのスマホが火を噴き、飛行機が安全退避せねばならないぐらいに広がったので、生産停止もやむない判断である。世界商品になると異文化の消費者のニーズをとらえるのも難しいし、競争メーカーの動きも複雑になるし、ましてや、使われる条件も様々になる。その条件の中で、品質とコストを両立させてゆくのは並大抵のことではなく、多くの日本メーカーもどこかの時点で競争条理から立ち去った。そこで、日本メーカーはその要素技術で生き残り、部品・素材メーカーとして世界商品に貢献する道を選んだのだが、その日本メーカーの株式が値上がりしている。世界商品の競合メーカーへの納入が増えるなり、サムソンが立ち直りの商品を増産すると見込んでのことだろう。行ってみればサムソン特需を予測しているからだろう。世界商品の怖さもさることながら、世界商品の部材メーカーという観点からは複雑な思いである。
2016.10.11
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体育の日。それぞれの町では、子供や若者、おばさん、おばあさんの団体の演舞が元気盛り上げている。わが町でも孫がソーラン節を幼稚園で出し物として演じるので、娘からお誘いがかかった。公園に舞台が設置されるなど公費を使っていかがなものかと思っていたが、この舞台で思い切り駆け回るソーラン節を見せられて300人近くの聴衆と一緒に熱くなった。センターとったと喜ぶ自分にややあきれるとともに、娘の家族が団結を高めるとともに、婿の母や妹親子まで駆けつけて、お弁当を囲んでビデオを再生して蘊蓄を傾ける幸せな時間を共有できた。子・孫が家族を結び付け、成長を喜び合えるありがたさを味合わせていただいた。幼稚園の先生にも感謝のひと時であった。
2016.10.10
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芥川賞を村田紗耶香氏のコンビニ人間が受賞した。海外留学生7名を広島平和学習に引率したが、姫路城や宮島に足を延ばして2泊3日の旅行を支えてくれたのはコンビニであった。いろんな国からの留学生で、それぞれ3食をグルメレストランでもてなすわけにはいかない。ユースホステルと青春18きっぷを利用しての旅行だけに食費もぎりぎりで運営してゆく。そこで救いだったのはコンビニであった。大雑把な予算を提示して好きなものを学生に選ばせると満足してくれた。そこに行けば食欲を満たしてくれるものがそろっている。見れば海外からの旅行者もコンビニで弁当を選んでいる。生活のインフラとなって、安心して旅行することができるのだろう。この日本的なコンビニのモデルを生み出したのは、セブン・イレブンの鈴木敏文氏である。このビッグネームがIYグループの経営陣を追われることになった。鈴木氏のモデルを忠実に日常生活人に影響を与えた陣源がコンビニ人間であり、これをくっきりと描き出しているのが面白かった。ちょうど鈴木氏がコンビニ経営を去るにあたって、村田女史が送別の辞を送ったようで不思議な絆を感じさせてくれた。まずは、鈴木敏文氏のコンビニ・モデルを育て上げられたことに感謝したい。
2016.10.09
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塾年合唱団で歌っているが、体力的にはしんどい。声は出にくくなってくるし、団員の人よりも風は引きやすいし、腹も壊しやすく、深刻に考えれば気がめいるばかりである。しかし、団員の人々の元気に触れると頑張らねばと思えるから不思議なものである。なにがしかの社会貢献と合唱団で声をアンサンブルに変えられることは生きがいである。アンサンブルというのは不思議なもので、自分の声というよりメンバーの出している声と共鳴させて体の芯に響きが伝わってくるのは妙なる体感である。これはやめられそうにない。家内はといえば、茶道で国際交流を楽しんでいるし、琴を習ってお茶のお稽古と交換しながら交流を楽しんでいる。かっこいいというお点前が妙なる体感らしい。今が一番うれしい時なのだろう。大いにうれしい体感を長く楽しみたいものである。
2016.10.08
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ああだこうだと打ち合わせるのはみな好きである。しかし、実行する通達案まで固めて経費負担先までつめて提示するのはおっくうなようだ。せっかくのアイデアも最終案の詰めが面倒だから、忙しいからという理由で流れてしあうことも多い。アイデアを出した本人までもが忙しいことを理由に、本来の趣旨を無視してお流れにしてしまうことも起こりうる。そういうときのOBである。時間と多少のスキルは持ち合わせているので、忙しい人たちのお助けマンとして隙間の仕事を埋めて、お流れを防ぐというのは意義が大きい。お流れを防ぎ実行して参加者から感謝されるのを励みに努力したいものだ。
2016.10.07
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OBになれば何の権限もない。しかし、大きな組織の意向をよく聞いていれば組織間のギャップが見えてくる。直接に話はしないがそれぞれの意向に沿ったアイデアを持ちかけては調整しているとあるべき姿が浮かび上がってくることがある。それぞれの組織には上部の意向があり、その意向で本来あるべき姿が曲げられてしまうことがある。しかし、それぞれの意向を根気よくつないでゆくと関係者が喜び納得する方向が出てくるようだ。組織内にいれば調整に応じることはないが、OBという第3者が関与することで、双方が聞く耳を持つというのは、OB冥利に尽きる。とにかく現役世代は忙しすぎる。少しゆとりを持ってくれればよいのだが、時間が足りないことろを埋めるのはOBならではと思う。
2016.10.06
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社会的弱者というのは、あまり今まで意識がなかった。今まで恵まれた環境で仕事や生活をしていたと大いに反省させられる。中小企業の留学生雇用の支援をしているが、留学生送り出し国にとっては自己責任の世界で、国家としては責任は明確ではない。一方、中小企業は日本政府にとっては重要であり支援対象だが、留学生送り出し国にとっては政治的なインパクトに薄い。したがって、留学生送り出し国にとっては、留学生と中小企業の結び付けというのは優先度の低い取り組みであることがはっきりしてきた感じがする。それでもこれらの中手企業での就労経験が留学生の本国で大いに役に立つと信じて、粘り強い支援活動を提供してゆこうと思っている。送り出し国の関心は低いかもしれないが、信念をもって継続してゆきたいと思っている。
2016.10.05
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海外の在外公館の支援活動をしていると、それぞれの事情で動くので日本の事情とのギャップが出てくることがある。そこで、日本の事情を伝えると民間が国家機関のモノ申すのかと角が立つことがある。このような活動を行うときには、日本側の対応する政府機関を常に巻き込むようにして、日本の事情は日本側政府の発言をしっかりとフォローして伝え、一民間人の主観ではないという形にすることが望まれる。現役時代には思いもよらなかったことだが、外交の一翼を担うということがいかに神経を使うかが学べて楽しい。本当に狭いところで仕事をしてきたので、このようなNPOの活動で、ぐんと視野も広がり、外交能力も伸ばせるのはうれしいことである。
2016.10.04
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大隅教授のノーベル賞受賞は、日本人にとってうれしいし、励みになる。明日の儲けを追いかけてあくせくするのが人の世の常である。そのような世界だからこそ、すぐに結果が出るかどうかわからないこと基礎研究に誠実に取り組んだ人が日本にいたというのがうれしいのだと思う。高度成長やバブル崩壊などの試練に耐えて基礎研究を続ける研究者魂が日本人にあったことを証明してもらった。科学分野で、実験検証がはっきりした分野で評価されることには強いが、人間性や平和構築という言論と行動という面で評価される人は少ない。この分野でも粘り強い取り組みをする人が日本人の中にあるというノーベル賞も目指してもらいたいものである。
2016.10.03
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退職してからでも、自分の出番があるとそれを最優先してしまう。なかなか50年近くかけて出来上がった習性は抜けきらない。目前に課題が明確なのに見逃せない性分は自分でも困ったものだと思う。しかし、地球がまわっている限りは、放置すると不都合な事態が起こるのが予見されてしまうのである。何も老体が鞭打ってやることでもないと言われそうだが、なかなか若者が採算ベースで手が出せないような課題にぶつかるとOB・年金生活者ならこそと義侠心がムラムラと湧き上がるからしょうがない。家内は、やることがあるだけでもありがたいと思えと、消極的な応援をしてくれてはいるのだが。旅行やグルメに誘ってくれるとは期待していないみたいで、そのことに文句も言わない。
2016.10.02
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留学生と中小企業を結び付け、将来の故国の裾野産業を強化したい。手伝ってくれと言われて、意気に感じてお手伝いし、1年半。3回目の交流会をお手伝いしていたが、交流会当日の都合が悪くなったと言ってきた。秋は、本国からの来訪者が相次ぎ、無理になったということである。外交官なので、もちろん優先順位の高い仕事に自身のリソースを振り向けることは自然なことなのだが、オリジナルの志がどこへ行ったのかは、外交官らしく言質はない。こうなれば、意気に感じたほうがリーダーシップをもって催しを続け、外交官からのメッセージをもらいながら続けるつもりになってきた。志にまで、水をかけることはできないと訴えるつもりである。こうなったら押しかけ女房のような勝手連である。
2016.10.01
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豊洲市場移転、五輪施設整備費などいったん決まっていたかに見えることがちゃぶ台返ししたように元に戻ってしまう。日本人は会議で空気のような願望とも意見ともつかないトップに近い人物の発言で異論が封じられて決まることが多い。とりわけ重要なことをそのやり方で決めるから余計にたちが悪い。みんなで渡れば怖くない。誰が赤信号でも渡ろうと言ったかと問えば、なんとなくみんながわたっているからと答える。暴力団でも政党でも会社の取締役会でもPTAでもマンション管理組合でも同じようなことが起こっている。組織の構成員が事荒立てても正さねばならぬという義侠心が起こるほどに抜き差しならなくなるまでそのまま灰色状態がが続く。そして、組織の底辺の人たちが騒ぎ始めて初めて問題となる。でも、リーダーたちは巧妙で、このような重要な事案に限って上層部の願望をささやくという証拠を残さない方法で提起され、中間管理職がご意向を忖度して徐々に小さな決定を重ねてゆく。その時にはトップの決裁事項に及ばず、上層部の権限内で決済できるようなものが組み合わせられる。そして、失敗した時のトップの責任は不明確になってしまう。始めから、トップに責任が及ばないように配慮に配慮を重ねて上層部は仕事をする。トップの意向は忖度しながらやり遂げ、出来上がった時の成果をトップに上納して上層部はトップの評価を勝ち得る。ちゃぶ台を返しても、ちゃぶ台に何が載っていたのか分からない。日本の近世の安定期のリーダーの面白くないことこの上ない。
2016.10.01
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