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熟年合唱団の懇親会はポットラック方式だった。自作でもよし、購入してもよしということだった。私は、遠くなので練習が終わった後で近所のパン屋でサンドイッチを購入し、前日からは日持ちのする「トリュフ練りこみチーズ」を持参した。当日は、自作も多く、うんちくを聞きながらいただくものも多かった。むつかしいのはワインで、秘蔵のワインの持ち寄りもあるかと思ってみていると、ネット販売のお値打ち高級ワインていどだったので、一安心した。熟年者は舌が肥えているので、呼応救貧でないといけないかと心配したが、やはりみんなが気軽に参加できるというには、高級品はふさわしくないとみて、皆が手に入ると思えるような品を上手に手を加えて純情ならざる味に仕上げて楽しむという常識を働かされたことに感心した。これこそ千利休のいう「わびさび」なのだと気づかされた。多くの人が心和やかに楽しむというのは、鑑定団で高値が付くようなものを楽しむ古美術鑑賞会とは異なるものなのだと強く考えさせられた。
2016.08.31
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日本企業は長期的な視野と大胆さに弱みがある。要はリスクを冒さない。しかし、長期的に見れば必要なことはいくらもある。外国人留学生の採用、子育て支援、介護支援、国際交流支援などなど。採算が合わないことでも必要なことは皆わかっているが、自分がやるとなると、それは行政でしょ、政治でしょとなる。しかし、票になる子育て・介護は多少動きはあっても、外国人留学生採用、国際交流支援などはコストもさることながら手間までかかる。このような実情を一番知っているのは誰なのか。それが社会経験豊かなOBだろう。とりわけ中小企業の場合はグローバル化対応には外国人留学生は必要になるが、なかなか留学生はとらえどころがない。そこで、OBとして大学で教鞭をとっているものと企業の橋渡し役になって就活支援をしてやるのが好もしいだろう。OBが大同団結して中堅企業と留学生の橋渡し役を果たせる場づくりが必要なのだろう。もう一つが若者の国際交流だろう。これもOBに期待するところ大である。
2016.08.30
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財政赤字解消に関して、安倍第2次政権は消費税の再値上げを見送った。財務省は常に税収を上げることを願い、国債残高を次世代に送らないように国民に訴えてゆく。一方で、増税は消費を鈍らせ成長そのものに水を差すという。また、借金があっても、政府と政府機関が健全な資産があったり債権をもっていればバランスシート上は問題ないという。国民の金湯資産は国債残高を上回っており、海外からの借金ではないので、海外に迷惑がかかる状況ではないという。どうやら、安倍首相は後者の意見に乗って消費増税を見送ったと考えられる。たしかに国債発行残高の割には、国民の借金意識は低い。同じような課題をもつギリシャと比較すればどうだろうか。国民の金融資産残高については、ギリシャの場合は一部の富裕層がこの借金の返済につながるように見えない。一方、日本の場合は比較的資産が分散されており、いざとなれば相続税の課税強化で対応の余地を残す。企業の内部留保も多いというが、今や企業も国際化しており、日本国の財政のために日本人の雇用・賃金のためだけに内部留保を使うというのは国際化した資本の論理に合わなくなっているだろう。そう考えれば政府と政府機関がもつ資産や埋蔵金と言われるものをどう活用してゆくかが問われるのだろう。いずれにせよ、国内の雇用を確保し、成長軌道を定着させてゆくことが一番なのだろう。
2016.08.29
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若者の就業支援活動が大きな社会問題だったが、雇用情勢が改善されるにつけ、海外留学生の就業支援に移りつつあるように思える。今回の働き方改革のテーマには上がらなかったようだが、すでに海外からの労働の活用なしには社会活動が成り立たなくなってきている。とりわけコンビニや居酒屋などでは外国人留学生のアルバイトが重要な戦力になっている。建設業・流通業を始めとして、アルバイトから技能研修生・実習生を中核戦力としての活用が一般化し、彼らを管理監督する外国人管理職が求められるようになってきている。これらの外国人管理職には、実習生の母国と日本の労働規則や慣行を把握したうえで健全な現場運営を推進できる力が求められる。ここで、また、ビジネス経験豊かなOBの活躍の舞台があるように思って、留学生の就職活動支援に乗り出している。アルバイトとして言われたことのみを行う視線から、現場運営という視線を持つように留学生を導くのはエネルギーがかかるが、幸いOBには豊富な時間があるので、第一線管理職の育成経験を発揮する良いチャンスである。かれらの健全な発展が日本における外国人労働の適切な発展につながると思うのである。
2016.08.28
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高校生交換留学の支援をしていて、必ずしも日本語指導が十分でないことに気づかされることも多い。特に、漢字を使わない文化圏からの留学生には、漢字は重荷になっている。しかし、非漢字圏からの留学生でも漢字になじみ日本語の上達が著しい子もいる。聞いてみれば、学校でボランティアが毎日1時間弱指導してくれているらしい。しかし、すべての学校がそのような体制を備えているわけではないようだし、同じ学校に通っていても、できる子もあればできない子もある。もちろん、留学生自身の問題なのであるが、留学団体から日本語自習テキストももらっていても、遅れ気味で、ついには中途でやめてしまう学生が出てくるのは残念なことである。折角日本と接触をもった学生が十分に日本人と深いコミュニケーションをとれないまま帰国するのは惜しい。留学生を預かるホストファミリーに指導を依頼することは、衣食住のお世話をかけていることに増しての負担になるので難しい。そこで、ボランティアとして年に4-5回集合で勉強会を開催するが、留学生同士の交換会にもなり、一生懸命に勉強する。一回2時間程度の勉強会で焼け石に水のようなものだが、少しでも日本語勉強の支えになればと続けている。イタリアなどでは、留学生は夜7時から2時間、毎日イタリア語を勉強できる学校があるようである。日本語を勉強してくれる学生は日本の宝だと考えて、行政はしっかりとした支援体制を組むべきだと思う。
2016.08.27
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海外からの技能研修生の活用企業が広がっている。日本国内の人材が不足する中で、海外からの若手人材の不足を埋めるためである。企業が実習生の面談に出張したところ募集の3倍の人材が集まり、選考の上、日本の状況だけにとらわれているのは誤りで、世界には若手で熱心な人材があふれていることが分かったという。そのためにこの実習生を束ねる人材の紹介を求められ、留学生でしっかりした人を紹介してきた。しかし、留学生の管理能力は未知数であり、紹介先で力を発揮できるかどうか、娘を嫁がせたような気分で落ち着かない。紹介先も面接というよりは、インターンとして主要工程を実習という形でそれぞれ1週間ずつ経験させたのちにレポートをさせて理解力と課題発見・解決能力が問われる。面談に頼る日本人の採用より合理的である。留学生の展開を側面から支援して、ぜひ合格してほしいと祈っている。日本企業の発展の礎になってもらえたら光栄の限りだと夢見ながら。
2016.08.25
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多言語交流研究所という団体がある。赤ちゃんから小中高校生、大学生とそれぞれのステップでの国際交流プログラムを備えている。この団体の特徴は、ご近所の小さなサークル活動をベースに多言語のストーリーCDを聞き、交換し、習得を励ましあうという仕組みである。小さい時から、お兄さんやお姉さん、オッサンやオバハンの交流話を聞く機会に恵まれ、あこがれと現地での苦楽を理解し、海外に身を置きたいという意欲が醸成される。子供同士の交流も長い期間をかけて絆となっている。そして、帰国したら率直な話を交換している。日本では、海外留学経験はできるだけ控えるようにしているが、この団体ではカミングアウトさせているのもユニークである。そして、子供同士がお互いの気持ちを励ましあっているのが素晴らしい。高校留学生はどの団体も派遣数が減っているのに、この団体は増加している。子供だけでなく、親も国際交流に出かけて現地の普通の生活にどっぷり浸ってくる。内向きの風潮の中にあって、この団体の外向きの活動には頭が下がる。
2016.08.24
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今年で高校海外留学生の広島ツアーは3年目である。3時間ほどの時間でレポートを英語で作成してもらうのだが、過去2年間は帰りの電車の中まで時間がかかっていたのが、今年は7名すべてが3時間の時間内に作成してくれた。少しずつ工夫をしているのだが、今年は7名の学生に30分の意見交換の時間を設け、残りの2.5時間で作成するということを討議して、同意を取ってからレポート作成をしてもらった。そうすると30分はつまらない話をいっぱいしているが、あとは真剣に取り組んでいる学生の後を追うように全員が時間内に提出してくれた。昨年までは一方的な押し付けのように受け止めて苦労していたように思うが、今年は討議もおこない自分のものとして取り組んでくれたからだろう。やはり、留学生本人たちの意向を尊重することで仕事が完遂されると反省させられた。
2016.08.23
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インドから一時帰国した息子が町内の親子活動で温水でのキャンプを引率した。この活動には従兄になる孫も参加した。雨にたたられてテントが張れず、体育館でのキャンプになったようだが、子供たちは大喜びだったようだ。しかし、従兄になる孫が大阪に帰る飛行機便が台風のためにキャンセルになった。そこで、朝一番の新幹線に3年生ながらグリーン車に一人でのせて、大阪で家内が出迎えた。出発時には、息子は自分が単独新幹線旅行は同い年だったと励ましたようである。(実際は3つ上の時だったようだが)無事大阪に戻り、大いに自信をつけたようである。台風という想定外の事態が発生した時に、危機対応力が問われる。リオ・オリンピックも終わり、次は東京である。想定外の事態は予想されるが、少なくとも想定される範囲内ではしっかりと対応策を立てておく必要がある。それだけ準備しても、想定外の事態は起こるのだから。
2016.08.22
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サッカーの決勝で、ブラジルがドイツを破って金メダルを勝ち得た。満員のスタンドは熱狂の渦に巻き込まれた。財政的に厳しい中で国際公約を歯を食いしばって実現したオリンピックへのブラジル国民へのご褒美のような勝利だったと思えた。ブラジル国民だけで話に世界の人々にオリンピックのすばらしさを再認識させ、東京オリンピックへの地ならしをしてくれたと思う。治安や衛生面での問題がありながらも、世界のアスリートに対してベストを尽くしての選手・関係者受入と会場設営・運営にねぎらいの言葉を贈りたい。そして、象徴的なサッカーの金メダルにおめでとうと言いたい。世界中の人々に、難民も含めて参加の機会を与えられ、平和への希求を身をもって知らせたことは若者の心に焼き付いたのではと思う。
2016.08.21
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OB人材となった今、大儲けしようとしてガンバズムに入ろうとは思わないし、必要となるスキルのすべてを今から備えるつもりはさらさらない。しかし、世の中をとらえる本姓は逆らえず、ついこの分野は伸びる、のばさなければならないと思わず力が入る。しかし、自分で力を入れるのではなく、その方向性に気づき、努力をしている人材を発掘し、そのネットワークを確立拡大する支援をしてゆくのが役割だと思うようになった。その一つが留学生の企業での採用率を上げようという取り組みである。政治の目標では、日本に留学する学生の50%を企業で採用できるようにしようとしているようだが、日本企業での採用に至る人材になるまでにレベルを上げるのに大変な努力が必要となる。異文化での生い立ちを日本企業で理解される価値観へ順応させる必要があるからである。これは強制するわけにはいかず、違いを理解させ、順応するかどうかを選択させる過程を経なければならないからであり、多くの若手ビジネスマンは根気が尽きてしまうことが大きな課題となっているからである。それでも留学生自身がこの問題に気付き、お互いに学びあおうとする動きも出てきている。これらの動きを支援し、成長させてゆきたいと思っている。労働力不足に直面している日本で、多くの若い優秀な留学経験者が活躍する状況を作り上げたいものである。
2016.08.19
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高校生の海外交換留学生を平和資料館に引率した。平和資料館訪問の前に広島の英語ボランティアガイドのお力をお借りして、原子爆弾投下の背景や被害の実態を解説していただいた。今年のアメリカからの留学生はしっかりとしており、歴史をよく勉強してきており、米国を代表する意見を堂々と質問できるレベルであったのは、日本の高校生にも大いに参考になると思われた。しかし、このツアーは日本への留学生の平和学習ツアーなので、残念ながら日本人高校生との交流はできなかった。さすがに投下の当事国である米国人留学生がしっかりと勉強してきていたのは好感が持てたし、核保有国としての今後を担う世代であるだけに彼らが作成しているレポートが楽しみである。今年は、オバマ大統領の訪問があり、世界中の関心が高まり、例年以上の混雑で、真剣に展示を見る人が多かったようである。日本人もオバマ大統領の折り鶴を熱心にカメラに収める人が多かったようだ。いづれにせよ、核廃絶の機運の高まりを大切に育ててほしいものである。
2016.08.17
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海外留学生を広島平和学習に引率している。往路では姫路城の見学の機会を設けたが、あまりにも熱いのでスーパーに飛び込んでアイスクリームを選ばせ、お城から駅までの道々食べさせた。しかし、駅に着いたところでトイレ時間をとったところ、思いのほか時間がかかり、予定していた列車を逃し、次の列車に遅らせた。ところが乗り換えの駅が変わったのに、うっかりと乗り越す学生が出てきた。しかし、最近の留学生はお互いにラインなので連絡しあえる体制をつくるので、すぐに戻って次の列車に乗り込めた。最初のアイスの買い食い・トイレ休憩ミスで一時間、乗り越しで30分で合計90分遅れで広島に到着したが、おかげでデパ地下は閉店しており、夕食はコンビニ弁当によることになった。団塊の世代と現代の留学生の混成部隊によるツアーだが、お互いにしっかりと連絡を取り合ってゆくためには、いやというほど綿密な連絡を取ることと、学生のリーダーに正しく理解させて、彼らのSNS連絡力を使うようにしなければならないのだろう。団塊の世代も情報通信技術が求められる時代に入ったものだ。
2016.08.17
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終戦記念日を迎え、多くの国民が戦争と終結を考える機会が訪れた。先の大戦では日本は英米を中心とした連合軍と戦ったのだが、戦場は米国でも連合国でもなかった。中国大陸と東南アジアであった。結果として、日本の本土にまで大きな被害が及ぶに至ってやっと停戦した。しかし、米国の場合はどの戦争でも自国の本土決戦や被害が及ぶことはなく、ただ一つ、ハワイの真珠湾のみであった。どこで誰と戦うのか。アジアでの覇権をめぐってアジアに存在する敵国軍隊を排除しようとする戦いであり、欧米連合国に変わって日本が支配をしようとしたのであり、今冷静に考えたとき大変なことを行おうとしていたわけである。敵国軍隊を排除した後からは、その地域を日本が植民地支配しようとしたのなら、そんな支配力・統治力を備えていたのだろうか。住民にしてもその後のビジョンと理念が見えていなかったらついてくることはないだろうし、支配を受けることを良しとするはずはなかっただろう。日露戦争の後に大アジア主義を唱え、それぞれの国が独立するのを強調しして作り上げようとした犬養などの立場が正しかったはずなのに、ウィーン会議で欧米の植民地主義の立場にくみし、ベトナム進出にフランスの支援に回ったのが大きな過ちだったのだろう。戦争よりも紛争が多発し、テロこそが日常の脅威になってきている今日、国民一人ひとりに平和共存のビジョンと理念をしっかりと持つようにしないと、しらずしらずのうちに想定外の事態に巻き込まれしまっているということになりかねない。紛争の向こう側になるものを見つめる力を養い、磨き上げておきたいものである。
2016.08.15
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尖閣諸島など国境問題になると戦争を起こそうという心理が働く。戦争を恐れない気概が国防の基本であるというように主張する人が多い。良識派の中にも多い。一方で、戦争になると戦争のきっかけが何であったとしても、意地でも力を出し切って勝利を狙う。国民もこのことには異常なまでの団結をするし、これを阻害するものは国賊という扱いを受ける。どれだけ平和を訴えている人でも一旦始まった戦争は、完膚なきまで打ちひしがれないと終わらない。残るのは恨みと呪いである。この戦争心理はどの国の国民にも共通のように思われる。科学やデータ解析技術もここまで進歩したのなら、この心理が働き始めた時に自制が働くようなシステムが開発されないものかと思う。非常に人間の本姓にかかわるものだけに、個人と個人の信頼できる関係構築はひと時も休めてはならないのだろう。今年も高校生の交換留学生を広島に連れてゆくが、多くを学んでほしいと思う。少しでも戦争時の異常心理の抑制力になる見学になればと祈っている。
2016.08.14
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お盆であるが残暑は厳しい。この時期のオリンピックは適切かどうかが問われる。お盆なので思い出すのが松下幸之助の密葬である。連休前に亡くなり、連休明けすぐに密葬が行われたが、94歳になっていたのに葬儀の参列者は数千人に及び、初夏の日差しを浴びながらご高齢の参拝者が御堂を取り巻かれた。式を運営する側の人々は参列者の席次や焼香順、弔電の整理に追われ、一般参列者にまで思いが及ばず、ずいぶん暑い思いをしておられたことが思い出される。日本の代表的な企業を作り上げた人の葬儀が、故人の想いを組んだ葬儀になりきらなかったことを残念に思った。というのも、幸之助氏は、大阪万博で松下館が人気で、暑い夏の日に行列ができているのを見て、すぐに陣笠を配って日射病対策を講じられた人だからである。どうも日本人は誰かに指示されると忠実にそのことに従うが、指示を超える想定外の事態に対応することは大きな組織になるほど弱いという感じをもったものである。今回の東京五輪も米国IOC委員の強い主張で日程が決まったようだが、米国のIOC委員が責任を取ってくれるわけではないので、日本人の暑さ対策でのおもてなしが問われることになりそうだ。さて、幸之助翁が生きておられたら、どんなお声を発せられるだろうか。
2016.08.12
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オリンピックも佳境を迎えて、競技もさることながら、会場で国境を越えて友情を作り上げる姿が好ましい。草の根の交流が仕事を進める上での相互信頼のベースになる。苦しくなるといさかいが生じ、戦争が起こりやすくなる。そのような緊張関係の中で、平和で共存するというビジョンを共有する信頼関係はかけがえのないものになる。どうか、ギスギスした考えを持ち合うというよりも平和共存のビジョンを共有する仲間づくりを大いに広げてほしいものである。
2016.08.10
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五輪では、金メダルへの期待が高まる。しかし、期待される側は大変である。実際の試合のそのタイミングに最高の体調と精神状態を持ち込まなければならない。異文化の中で思いもかけないことがいっぱい起こりながらの試合である。その中で、日本の若者がびっくりするような結果を出しはじめた。国民の期待を一身に背負い重圧に押しつぶされそうになると思う。しかしそんな中でも、重圧を楽しむように結果を出している。日ごろから目標を周囲に明かし、そのためのロードマップをしっかりと作り上げ、一歩一歩積み上げてきたことが、気力に結び付いているのだろう。そんなひたむきな若者に大いに声援をおくりたい。
2016.08.09
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国民の象徴という皇室のお立場は、皆が大変だと思っている。年中無休で、一挙手一投足が注目の元である。疲れたそぶりも見せられないし、あれだけの所作にスキを作らないためには早朝からのお勤めは大変だと思う。これが苦にならないのは、本当に心奥底から使命を感じていないとできるものではない。今上天皇には心からお疲れさまと申し上げたい。皇室を継続してゆくためには、このような思いを継承してゆく後継者を育成してゆかねばならない。芸能・技能においても世襲は多いが、どの方に訊いても後継者に指図して継承させているとは言われない。しかし、天皇に関しては、皇位継承となれば継承しないという自由はない。今回は生前継承であるが、受ける側のお気持ちの表明も大変だろうと思う。天皇制度の継続は大変なことである。
2016.08.08
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日本の若者は紳士ぞろいである。国際競争になると少子化の影響が出てきて、コマ不足であることが明確になりつつある。しかし残念なことに日本人の若者はガンバリズムで乗り切ろうとしか考えない。もっと外国人の力を活用しなければならないのだが、如何せん若者に異文化経験が少ないのが致命的である。海外に出てもその文化の中でチャンスを広げる活動ができないのがつらい。一夜にして異文化対応力はつかない。少しずつ若者を鍛えてゆかねばならないのだろう。
2016.08.08
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リオ五輪が開会した。懸念されていた大きなトラブルもなく、立派なメッセージを世界に発信し、これにより世界のブラジルを見る目も大きく変わると予想される。また、何にもましてブラジル国民が自信を持つようになるのではないだろうか。あれだけの問題が提起されただけに、お祭り騒ぎに悪のりする業者も相当に制限されただろうと推測すると同時に、東京以降の五輪でも簡素な五輪の運営ということに一石を投じてくれたと思う。開催前の状況では、失礼に当たるかもしれないくらいに評価していたマスコミも、実はリスクに対して回避するために必要以上に負の報道を展開していたように思う。世界の生きとし生ける人々は、世界の人々がよりよい共存を図るために懸命に努力しておられることが分かった今、他者を甘く見てはいけないとしみじみと感じるとともに、大いに五輪のゲームを楽しませてもらおうと思うと同時に、安全のままつつがないパラリンピックの閉会式を迎えられるよう祈りたいと思う。
2016.08.06
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OBになると、現役時代の延長に所属していた会社が進まないギャップに気づくようになる。往々にして期待を下回り、ぐちになることが多いようである。現役時代に後輩をしつけておけばよかったと思っても遅い。新しいリーダーは、旧リーダー陣を他部署に異動させ、自身の意向を体現する方向に動くからである。かくして思いを込めた取り組みは消えてしまうのは残念なことである。年寄りの冷や水や遠吠えと言われるかもしれないが、なんとも複雑な思いである。現役世代が世界の実情をつぶさに理解してくれるように祈るばかりである。
2016.08.05
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孫が帰省しておるので、今日はエクスポシティーに連れていった。小3ともなると批判精神旺盛で、水族館なんてあちこち行っているのでとあまり期待しない。しかし、NIFRELに入ると次第に展示に引き寄せられ、ドクターフィッシュに指をつつかれる体験などでは歓声を上げ始めた。すでにテレビで放映されたネタなども頭にあり、食べる水などと連れてゆく私よりも詳しい。館内は私同様のジジババが孫を連れてあちこちと水槽を興味深げにのぞき込む姿が多くみられた。そして孫が満足する姿にジジババも大喜びであった。展示や観客の参加するやり方など、ジジババの世代には思いもよらないものであり、ジジババも大喜びなのである。これに加えて、海外からの親子が多く来館しており、このような展示は先進的なので日本観光のハイライトにしようとしていた。客のダイバーシティーであり、ほとんど言葉を超えたコミュニケーションであり、新しい観光の動きに大いに学ばせてもらった。
2016.08.04
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海外で人材を探したい。最も重要なのは、こちらの意向を良くつかんで人脈を駆使して候補者を集めてくれる現地の中核人材である。日本に留学していて関係が深くなった人材なのが中核人材の候補だが、日本にいるころには従順でも現地に変えると意外に現地での人脈の基盤が弱く、強がりばかりで期待するほどでもないことも多い。やはり現地での人脈などはしっかりと見極めて評価しておかないと、うわべの話だけにのっていると痛い目に合う。だいたいこちら側も日本で知り合っただけなのに多くのことを期待する場合も多く、どっちもどっちなのだが、やはり、現地社会でもかかる経費はかかると決めておいて、しっかりと予算も組んで実行するのが適切だろう。これをしっかりと評価し仕事を進めてくれるのが現地での中核人材なのだろう。
2016.08.03
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都知事選で小池百合子氏が当選した。1,000万人以上の人を動かそうとするのだから、あまり難しい小手先は通用しなかったことに安堵した。というのも、自民公明が推した知事が続いて不祥事を起こしたわけだから、その推薦そのものが信用を失っているということである。東京と言われると組織のトップを目指すメンタリティーの塊だから住民もそのような人の集まりだと思っていたが、当たり前の常識が通じて変な組織票が多数を占めなかったことに民主主義に良識が働いたということに安堵したわけだ。しかし、この組織に胡坐をかいた人物は司法でも立法でも裁かれることが少ないし、その後もマスコミなどでお元気に活躍されるのは東京の不思議である。失脚すると思われるのだが、なぜか多くの人がよみがえるのは民主主義の甘さなのだろうか。
2016.08.01
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