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東電OL殺人事件/佐野眞一ココの図書館の司書さんたちは、こちらが気圧されるほどの使命感を燃やし、希望の本を見つけてきてくれる。絵本の読み聞かせ会に子供を連れてきたついでにちょっと聞いてみたかった・・。司書さんの手に握られていたのは、暴力とセックスにまみれたドキュメンタリー。妊婦なのにこんなの借りてごめんなさい。この本、何年も読みたい本リストのトップだった。小説も読んだがやっぱりドキュメンタリー。ドキュメンタリーの決定版。東電OL殺人事件が起きた当時、ジャマイカに住んでた。安室のデキ婚もこの事件も海の向こうのお話やった。その空白を埋めるように、私はこの事件にどこかで執着してた。安室はいいとしてなぜコレ?スキャンダルとか裏の世界とか、みんなが大好き(?)な黒い要素、盛り合わせ。堕ちる所まで堕ちる被害者OL。その徹底ぶりがプロ根性というか、全てを超越してる。ホテルのベッドを度々汚していたというエピソード。私が思うに「お客様のあらゆるニーズにお答えします」というサービスの一環に過ぎない。というのは被害者OLの年齢に近づいたアラフォー女の共感。しかし、この一連の奇行?がエリートOLの裏の顔だったからスキャンダル。エロゴシップは週刊実○やアサ○芸能にまかせて、このドキュメンタリーは、ネパールくんだりまで真相を追うルポが迫力。事件をめぐる裁判、ゆがんだ警察の捜査、外国人労働者の実態、冤罪といったさらに深い闇へと迫る。どつきたおして「オマエがやった!」って尋問、実際にあるんですね。腐れバビロン。ラストの無罪判決に、ネパール人と共に思わず涙。しかし実際はまだ解決してないらしい!世の中は不条理に満ちている。モルタル造りのアパート。眠らない街。現代版貧民窟。ラブホテル街。うす汚れた虚構の世界に今夜も野獣たちが群がる。
2010/07/29
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朝は修羅場。朝食に目もくれず宇宙との交信にうつつを抜かすボンvs.何とかして食べさせようと必死な母。結局こぼしたり、悲劇のシナリオで幕を閉じるのが常。昨日の反省もあり、今朝は放置、もとい暖かく見守りながら出かける支度を始めてると、嗚咽が聞こえてきた。あーあ、また泣かしてしまった・・。口いっぱいにして、泣いて、えずいて、そんな形相の子を前にため息。出発時間10分前です。しかし子供はゲンキン。外出が確定されると天使に変身。今日は妊婦健診なんです。試合前のボクサーのようなストイックな食生活(気持ちだけ)。体重計に乗りガッツポーズ。よっしゃ~、1kgしか増えてない!大阪出身だという看護士さん。「大阪のどこですか?」とふってみたらなんと超地元。ローカルネタで盛り上がりしばしタイムマシーンの旅。助産師面談で今度は貧血予備軍と指摘される。ジャマイカじゃサプリ出してハイおしまい。ここが日本のすばらしい所。「植物性鉄分は油とたん白質で吸収よくなるから、ほうれん草は炒めて卵でとじる、とかね」個人的には食指が動かないメニューやが。でも工夫するという発想は素敵。今日は1時間で完了!日本の病院、万歳!でも電車がない・・。家に帰って午後からは3歳児歯科検診。日本の福祉サービスの充実ぶりよ。なんてったって無料!親の義務を果たしている気分にさせられるのもいい。車でこういうイベント(?)に参加するのにあこがれてた。場所がわからないのでナビの出番。言われたとおりに曲がってるのにエラー音と共に「リルートを開始します」。目的地に近づいたら「周りの建物に注意してください」後は丸投げ、自分で探せってか。迷って車停めて交番で聞いて遅刻。フタを開けて見ると田舎なのに(田舎だから?)子供が多い。ハイヒールりんごにどこか似ている栄養士さん「サツマイモと牛乳」のおやつを提唱。三度の食事もままならないうちの子にはレベルの違う世界。ボンと言えば周りに触発されてか、ブラッシングタイムも健診もされるがまま。いつもそうしてくれ!歯科医からは「近頃稀に見るアゴが十分発達した子供」と絶賛される。父親のDNAか。あっちでサトウキビ、こっちでおかきバリバリ食っとるもんのぉ・・。待ち時間にブロックで遊んでいた時。長くつなげて電車ごっこに興じていたら、風と共に現れた男の子が奪ってった。ボン以上にあっけにとられた私。「かしてっていいや」カミナリババアだったジャマイカ時代の10分の1ぐらいの出力で発言。ボンはというと、取り返すでもなく「これは立ててするんやで!」関西弁でボス風吹かせてた・・。日頃私と祖母に鍛えられてるだけある?彼には言いたいことが言える人間になってほしいだけに、ちょっと嬉しい自分がいた。まだ若い例の子の親は我関せず。なんか納得。食が細くても、ちゃんと育ってるみたいです。
2010/07/20
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一年半ぶりに訪れた街はやさしかった。ちびラスタ・リターンズ。大阪まで約一時間半の旅。ボンはあいかわらず電車に興奮。トンネルにいちいちリアクション。「マチついた?もうマチかなぁ?」田舎モン丸出しやがな・・。そんな母も、マチに出たらあそこ行って、あれ買って、と欲望ばかりが先行する。しかし15時15分のシンデレラ。ラストの直行電車は3時台。ミッション・インポッシブルなスケジュールなんです。ママ友との約束まで時間があるので、降り立ったのは奇しくも鶴橋商店街。韓国食材の聖地・大阪のコリアンタウン。ジャマイカで見続けた韓国ケーブルの呪縛よ。イ・ビョンホンに癒され、グルメ番組にヨダレを流した。フランス語訛りの英語でチャプチェをすすりまくっていたベンジャミン氏(料理評論家?)の映像が脳裏に焼きついて離れず、はるばるココまで足を運ばせるほどの威力。おそうざい・キムチ、大人買い♪ボンにはペコちゃんのペロペロキャンディーをくれ、帰り際「お姉さん待って!」とわざわざ呼びとめ保冷剤を入れてくれた良心的なお店。商店街には他に衣料品店、履物屋、軽食店が軒を連ね、昼前というのにおじさんの赤い顔。あー楽しそう。服や雑貨はどこかジャマイカテイスト(ラスタカラーというのではなく、偽イタリアンの艶、とでもいうのだろうか)。一駅分歩く。梅雨も明け夏到来というのに、なぜだろう、暑くない。ヒートアイランド特有の酷暑を覚悟してきたのに。街は何も変わってない。さすべえを搭載したママちゃりが列をなし、平和過ぎてどこか現実離れしてて、その白昼夢さながらの光景に、ずっとここで暮らしてた錯角に陥る。お湯かけて3分、じゃないけど、一瞬でここに戻れる気がした。ママ友宅到着。ハイテク(?)おもちゃに目移りするボン。これが平均的3歳児の所有アイテムなのだろうか。「うち少ないほうやで」チラシで作った「ヘリコプター(母作)」に大喜び、寝る時も枕元に置いていたボンが急に不憫に思えてきた。久々に聞いたボンの笑い声。同年代の子と絡むことがほとんどない。彼の記憶がどこまでのものか不明だが、兄弟のように心から打ち解け遊んでいた。最近虐待気味だった母、反省。もっと笑顔で過ごせる時間を作らねば。15時15分のシンデレラ。おみやげの風船と「電車」で釣って、興に入っていたボンを連れオイトマ。少し時間があったのでマツキヨでチープコスメ物色。こういうコマゴマとしたもの、子供にはたまらないようで、「これは?これは?」と執拗に勧めてくるボン。日本にいるとお金を使わずにいられない。使って、働いて、また使って・・経済大国ニッポンのシステムに踊らされ電車まで逃してしまった。帰りは乗り継ぎ&乗り継ぎの旅(収穫・韓国フードの芳香漂わせつつ)。早く解脱したい。Tasty Trail With Benjaminトレビアンな韓国フードレポート 通販もやってるそうです。
2010/07/19
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日本で絶対行こうと思ってた場所。美容院。美容院に行くサイクルがここ数年伸び伸び。1年半とか。子供だと産まれて立って歩いちゃってる。しかしココ唯一の美容院、大型スーパー内にあるそこは、カット・ブロー1575円という破格のお値段(うちの母もご用達、というかそこしかないし!)。ジャマイカの美容院に比べりゃどこでもパラダイス。ボンは母親にまかせ、スーパーの一角へいざ。クルクル回るトリコロールカラー。ユニセックスと言えば聞こえはいいが、いわゆる大衆理美容サロンといったところか。「うぉっ、めっちゃかわいい!」通りがかりの理容師の兄ちゃんがボンのドレッドに反応。こんな場所にドレッドヘアの3歳児がいること自体不思議だろう。常識的に。「いらっしゃいませぇ~」明るい店内。Aikoとか絢香らとカテゴリーを共にする美容学校卒といっ風のギャルが迎えてくれる。若者がいる!と安堵。これなら時代錯誤な頭にされることもあるまい。しかし、現れた担当者は角野卓造を彷彿とさせるオッサンやった。(註:よく考えれば私もオバサン。下手すると向こうが年下という可能性もなきにしもあらず・・ハゲは実年齢より相当老けて見える)「ジャマイカ帰りなんですよ~」「超うらやましいっす!自分もレゲエ好きなんす!」若い兄ちゃんとレゲエトークに盛り上がる、という妄想は海の藻屑と消えた。否、別に外国帰りをアピールしたいわけじゃない。むしろ「フツウの日本人」としてふるまうのに心を砕いてるぐらいや(小銭の出す時とか)。自分の頭に起こっている事そっちのけで、女性週刊誌かぶりつき。文字通り「かぶりついて」、業務妨害。控えめながら何度も「見えないので降ろして下さい」と注意される。遠慮気味な所がますます角野卓造や。この手の人種と触れ合う機会もめったにないのでコミュニケーションを図るべきだったのだろうが、目の前の「女性セブン」から目が離せなかった。ワールドカップネタ、皇室ネタ、豪華カラーの料理レシピやレディースコミックと、あくまで低俗で下世話。その徹底した姿勢は逆に高尚ですらある。人間のいやらしい本能や好奇心を熟知した手練で読者をひきつけてやまない、あっぱれ。ジャマイカにいた1年半のブランクを埋めるに十分な内容。でも相手がオッサンだけに「ヌードになる40代主婦たち」とレディース漫画の「濡れ場」は断念した。夢中になっていてブローの仕方を見逃す。角野卓造にピンクのブラシで顔をはたいてもらう。恥ずかし気もなく持参した切り抜き(スーパーモデルとnissen)をポケットに戻す。スーパーモデルにはなれなかったけど、30cm以上切って軽くなりました。ボン、母を凝視。挙動不審で、母にまとわりつく。めずらしく手をつないできたり・・。子供は敏感や。地に足が着いてない母をまるでつなぎとめておこう、としているかのようだった。 ↑持参した写真(結果はご想像におまかせ)
2010/07/15
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食い気は全ての原動力である。運転が怖くて近所のスーパーどまりだったのが、勇気を出して回転寿司へ。SUSHI。ジャマイカで最も食べたかったモノ(または納豆)。ファンシーで繊細で、郷愁の全てがそこに凝縮されてた。国道初走り。ミラーに映る後続車。あおられてる、とパラノイア。15分ほどのドライブが永遠に感じる。まずは図書館へ。この市の図書館(各町に1軒)の充実ぶりがすごい。利用者数は全国トップレベルだと言う。児童書数だけでもこの数・・探すのにひと苦労。しかも借りれる数はお一人様30冊までだからたまらない。・・2週間じゃ読みきれない。マンガもあり「ホットロード」全巻借りてしまう。なぜかジャマイカでムショウに読みたい時があった。次は本日のメイン。「つぎ、すーぱーいこ!」とボン。彼はまだ本当の楽しさを知らない。ドアを開けた途端、彼の目に飛び込んだ「回り続ける食べ物」。こじんまりした店内には熟年、年配カップルが肩を並べる。平日のこの時間帯、こういう店で食を共にする中年男女のエロチシズム・・。子供の存在忘れ、下世話なイマジネーションを暴走させつつ、ボックス席へ。「おしぼり」の存在を忘れ、ハンカチ持参で洗面所で手を洗う親子(ボン&私)。うちの母にいたっては、ビールサーバーをお湯と間違い湯のみにそそぐ。場慣れしてない三世代客。人間の感情が入り込む隙のない、ただ無機質に回り続ける小宇宙。ここで見出されたエンターテイメントは今や海外にまで進出している。ボンはベルトコンベアーの動きにただ目を奪われるのみ。私は今回のミッションに全身全霊をかける。こんなところで共有精神を発揮するうちの母。いや、これ個人プレイですから。不本意なもので胃を満たしたくない。ただでさえボンの残飯処理係を担ってるのに。ひととおり胃に収め、オーダータイム(←遅い)。イクラ、明太子、ハマチ。オーダーしたものは回らないんです。直接手渡し、回転寿司なのに恐縮です。どんなに攻略法を考えても、結局量より質に走ってしまう悲しいサガ。隣のテーブルの女性二人組み分を一人でたいらげてしまった。食事制限も忘れて。ラストは大型スーパーへ。衣食住お中元と全てのニーズにこたえるショッピング施設。キレイすぎる・・何もかもが。お酢だけでもこれだけの棚を占めてる。リンゴ酢、ポッカレモン(?)、etc。。豊かな日本の象徴だ。そして若干割高。国産チキンはもも肉2枚で1000円もする。一羽500円レベルから来た者は輸入チキンについ手が。このプライスの中に施設維持費やご案内係の給料も含まれているのだろう。ボン、この手の人工的異次元空間に踏み込むとハイパーが止まらない。派手に転倒。寿司屋の前でもこけてた。舗装されている道に、彼はまだ慣れない。家にあるハギレでマタ服作り。レトロな葡萄柄。私の後は母の割烹着になる予定。Pass The Dutchie/Musical Youth
2010/07/05
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