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妊娠・出産ドラマがいわばこれで完結するような。小説でいうとエピローグか。1ヶ月検診。思い出すは3年前、ボンの時。初めての子連れ外出にビビりまくったあれは遠い過去。今回は2週間前に嬢の体重チェックへ行ったばかりやし、買出しにもたびたび出てる(チャイルドシートなし)。車は便利だ。しかしあいにくの雨にひるむ私は、相変わらずビギナードライバーです。出発直前、嬢のぐずりが始まったがノープロブレム。車は最強兵器。こいつを飛ばすとどんなぐずぐずもイチコロなんです。スリング姿がぎこちないまま、産婦人科からスタート。検尿・体重・血圧。なつかしのコース。トイレの鍵を使いこなせるようになった頃にお別れなんて。そんな感慨にひたるまもなく看護士さん「赤ちゃん、うんちしてる。臭うね」そういや車でそれらしき音を聞いたっけ。せっかくの晴れ舞台(?)、嬢は乳はきの跡やら乳児湿疹でとても見れた顔じゃなかった(←こんなんで女の子育てられるのか?)。入院中授乳ルームで一緒だったママと再会。やはり私たちだけだった。バッチリ化粧&髪型も変わった彼女に「全然違う」という私に「らむさんも!」パジャマにすっぴんでおっぱい丸出しだった私たち「同期(同朋?)」と呼ぼうか。診察室では先生が「ジャマイカに紹介状の返事書くから」と私に英文添削を乞う。「宛名はどこにくるのかなぁ」どっちが先生や。ずっと聞きそびれていた質問「3人目、どうですかね?」超音波の結果「・・難しいですね」うーん、色んな解釈ができそうな曖昧なご回答・・(ていうか無理?)。いえ、欲張りでした、私。人間の欲は際限がない。次は小児科へ。出生時の、片手サイズのはかなげな姿はもはや見る影もなく、今やヒッチコックや小林亜星(平成生まれにはわからん名前・・)を彷彿とさせる現在の嬢。先生「もうミルクはいらんね」2週間前にくだされ安堵したこの言葉。今聞くと複雑や。だってあげないと夜寝てくれないんです。私だって、完母で!と意気込んでた。そんな私が欺瞞を感じながら毎晩ミルク作ってるんです。夕食は出来合いのコロッケと焼き鳥で手抜き。それがあだとなり、ばっかり食いの挙句ごはんと味噌汁拒否のボン。タンパク質しか摂ってへんやんけ~!その後赤ちゃん帰りの修羅場へと発展。普段の立場が逆転、止まらない兄の大泣きに、したたかな視線を投げる嬢。子供は敏感。朝から嬢メインであわただしく、彼へのアテンションがすっかり失われていた。と一日の終わりに気づく。明日はフォローしてやろ。ブラックホールと化した胃袋につきパン焼き。秋の味覚サツマロール
2010/10/25
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軽トラとワンボックスカーの間に入り込むのに苦戦してると、既に電車は行ってしまってた。閑散とした田舎駅にグィネス・パルトロウ(似の友達)がたたずんでた。サラリーマンらしき男性にも呼びかけられた気がしたが、人違いだろう。そう、ここは誰かに救いを求めたくなるほど、不毛な場所。駅前には店どころか自動販売機すらない。「車で行かなコンビニないねんでー信じられへん」共感してくれた助手席の彼女は、大阪で同じ街に住んでた。家について早速ブツを見せてもらう。お餞別代りの文庫本。去年だったか、ジャマイカ移住直前にももらった。荷造りの最中だったため、返品した何冊かを今回改めてゲット。読む暇あんのかって?それは、ジャマイカですもの。さっき撮ったばかりというひこにゃんの画像を見せてもらう。ゆるキャラには興味ない。でもひこにゃんはカワイイぜ。ご当地キャラなら、せんと君に一票。宗教のタブーに挑んだ健闘もたたえたい。ボンはすっかり自分の客と思い込み、グィネス・パルトロウと一つの椅子を分かつ。マイブームのレジごっこや絵本を客人に強要。「すごいシュールだ・・」絵本の世界の、暴走するファンタジーを独自の視点をはさみつつ、ボンの相手になってる友達に感謝。是非見てもらいたかったわが家の本棚へご案内。母と妹のものがほとんどで、混沌を極めてる。「反戦」「フェミニズム」でガチガチの母親の蔵書。ヤロウとしか思えない妹の漫画コレクション。彼女はソムリエのごとく一冊一冊よどみなくコメントしてく。「小田実が大好きやねん、うちのオカン(ちなみに今は姜尚中に萌え)」「でも世代的にそうなんじゃない?」私の知らない領域にまで及び(というかほとんど知らない)、改めて彼女の知識の深淵を知る。マニアックな話がとまらない。サブカルチャーに魅せられたうちらは、時代が残した遺品たちをこうやって愛でながら生き続けるのでしょう。ボンはおかまいなしにおもちゃや絵本を持ち出し、嬢は夜勤明けで眠りこけてる。駅まで見送り。待合室の隅に大木凡人のような女性がいた。ダサい眼鏡。宣教師のように胸にヘアカタログを抱えて。私たちに熱い視線をそそぎ会話に参加するタイミングを狙ってる(見ず知らずの人に話しかけられるのはここじゃわりと普通)。野暮ったい風体が、昔の自分と少し重なるような。化粧とか服で鎧をまとっても、コンプレックスの塊ってのが人間本来の姿では?たぶん、誰でも。見えなくなるまでボンと手を振った。いつかまた、赤提灯で。せんとくんRead more!ポイント2倍!送料無料!【児童書】まあちゃんのながいかみ【smtb-u】価格:840円(税込、送料込)シュールな内容。ボンハマり中。
2010/10/19
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病院から花束の進呈(前回の続き)さなぎが蝶になるように、術後回復は進化の一途。待ちに待った尿管チューブ開放の瞬間。即効向かうは女子トイレ。クララが立った!看護師さんに見守られ、傍目には腹立つぐらいのノロさで歩を進める。「こんな痛みに強いお母さん始めて!」看護師さんのリップサービスが後押し。いや、ネイチャーコールごときにナースコールしたり、車椅子乗る度胸がないだけの、ただの小心者です。血管直撃の点滴がくっついてるため、頻尿が尋常じゃない。一日何度も通ううち、いいリハビリになった。いつでもどこでも一緒だったその点滴も(ホルダーがちょうど杖代わりになっていた)外され、食事解禁。流動食→3分粥→5分粥→全粥。ご丁寧に流動食はおもゆ・だし汁(片栗粉でトロミ)・鯛味噌。5分粥には天ぷらなどのおかずつき。太っ腹!この病院も例にもれず母乳指導に力を入れていて、1日7回「授乳室」でお務めのスケジュール。授乳前後に乳児の体重を計測、母乳の量をはじき出す徹底ぶり。赤の他人(ナース)に胸をもみしだかれても、ここでは普通の光景。二人目だし♪と余裕かましていたが、ウンともスンとも言わない胸にあせった。ボンに吸いつくされたのだろうか?一人部屋で「おっぱいマッサージ」にふける。これも普通の光景である。何のことはない、それは絶食が続いてたせいで、常食が始まると復活!鉄の乳房(キンキンに張ってる)。授乳室はドーナツクッションやら授乳クッションが配され、ラジカセからは90年代のJ-popがオルゴール調で流れる。「赤ちゃん」「おっぱい」以外の思考は全てストップする異空間。一種なつかしい、ある種、学校の部室のような、通り過ぎるだけの場所特有の空気がそこにはあった。入院で最も懸念されていたボン&母親は、ほぼ毎日面会に来た。毎日電車に乗れ自らも電車の化身となって現れる彼。初めて母と離れての毎日に、さほど動じてない様子。しかし娘と見比べると彼は何と粗野に見えることか。部屋の床を這ってベッドに上がってきたところをたしなめると、みるみるうちに表情が崩れ、大粒の涙を流して泣き出した。あーあ、やっちゃった・・。やっぱりずっと抑えていたらしい。ボンのためにも早く帰らねば、と思いつつそうは問屋が卸さない。嬢(娘)の体重が増えるまで退院は見送りと宣告される。授乳室で唯一の仲間だったママも先に退院、一人残され孤独が押し寄せる。上げ膳据え膳、育児も家事もしなくていい、部屋で「週刊実話」三昧の天国のような日々も、「退院」の文字の前には色褪せてみえる。そこに故若井小づえ(似の看護部長)。「らむさんもなぁ、もう2回(帝王切開)切ってるからなぁ」と暗に寸止めを匂わす。え~私的には三人目もアリなんですけど?プロの意見を伺うべく「リングってどうなんですかね?」小づえ師匠はどこからか小さなトランクのようなものを引っ張り出し、まるで手品師が鞄から鳩やウサギを出すように避妊具の数々を取り出して見せてくれた。そのグッズ、「子宮」や「男根」は学研の付録を彷彿とさせるような稚拙さであったが(男根に至っては折れていた・・現物と同様デリケートなものなのだろうか)いやはや、机上の空論とでもいおうか、やはり現場の声を聞いてみないとわからないものです。「元気なお父さんやってみいな、濃いのが入ったらリングも使い物にならんねや」赤ちゃんが頭にリング乗っけて産まれてくるらしい。また、避妊具を入れたことを忘れ何年もたってから発見されるケースもあるらしい。「えらい昔のんが出てくるんやわ。タイムカプセルや!」台所用品がでてきたこともあったとか。週刊実話より刺激的なお話、ありがとうございました。嬢も追い込みでがんばってくれ、1日遅れで晴れて退院。迎えに来てくれたボンは、私が作り置きしてった餃子を昼ご飯に食べ、たまらなくにんにく臭かった。(出産日記終わり)うー せ らすた なー にゃむ みーと?(豚も牛もガッツリいただきました)
2010/10/12
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ごぶさたしてます。先月無事女の子を出産しました。産後回らない頭でぼちぼち日記アップしたいと思います。よろしくお願いします。ここは手術前日に入院という念の入れよう。友達曰く「古い病院やから」すべてのプロセスが仰々しく丁寧。昨夜は9時から絶飲食。ラマダンは日没とともに解禁となるが、こっちは逆ラマダンか。うがいで喉の渇きをしのぎ、まるで試合前のボクサー。ハイテンションが故若井小ずえを彷彿とさせる看護部長に連れて行かれたのはドクターによる膣洗浄。もう何ヶ月も処女なので(スナックのママの枯れたジョーク風)痛い。すぐに下着をつけると「あっ下着につかへんかな、イソジン」みると昔の赤チンのような。てか、あそこもイソジンで洗うのか。出番待ちの女優のごとく、病室で刻一刻と迫る「その時」を待つ。麻酔医が部屋に説明に来る。肌の色や顔の輪郭がどことなくMJだ。昨日のヘアの処理に続く関門、いよいよ「尿管」の挿入です。ボンの時の記憶が鮮明によみがえる。しかも今回は緊急を要さないので、ひとつひとつの行為に十分な時間が配され苦痛倍増。いや、世の中には人口膀胱を余儀なくされてる人がいるではないか?沖縄の女性写真家とか?ボンと母親到着。今の私の、飲食や排泄を奪われた者にとって彼らはなんと自由で輝いていることか。ベッドに寝たまま、いざ出発。せめて明るくボンに手を振る。ベッドから見える世界は映画やドラマそのまんま。「カリートの道」のアル・パチーノとか。廊下の天井ってあんな形してたのかぁ。手術室までの長い道のりは恐怖心をあおるのに十分。寝たままネグリジェを脱ぎストレッチャーへ移動。ヌード撮影中の女優さながら、毛布やら何やら体の上に山盛り乗せられる。この期に及んで恥じらいもクソもないけど。ERとか医療ドラマそのまんまの、広い部屋に緑の手術着を着た人たちが10人はいたか。ジェットコースターが上り始める時の、後戻りできない恐怖感。もうこれで最後にしよう。男の子なら末吉と名づけて・・。そんな私とは対照的に周りは和気あいあい。彼らにとってはここは職場で、当たり前のシチュエーションなのだろう。尿管に続く次の関門、麻酔注射。「背中を曲げて!エビみたいに!」腹ぼての上何枚も毛布を抱えつつベストを尽くす。麻酔注射の痛みを緩和するための局部麻酔が用意されてるありがたさ。やがて下半身が温かくなり、尿管の不快感とサヨナラ。ドクターは二人。イソジンの先生がベテランらしく、私のかかりつけだった先生を指導。「ここをちゃんとしないと・・後でバカを見る」ボケと突っ込みの会話が終始聞こえてた。手術ライトを見ていると、金属部分に自分の中身が写りそうで目をそらす。手術開始から赤子が出るまではあっという間。産声が部屋に響き渡り、「女の子ですよー!」やっぱりなぁ。毎度のことながらこの瞬間、至福と涙。目に入ったのは、オバマ大統領みたいな唇の色をした小さな赤ちゃんやった(この体にしてあの産声・・)。無事生まれた後は恐怖心は消え、周りの会話が気になる。ドクター「この人日本語わかるの?」いやだから日本人ですって。最後は医療器具の値段が話題になり「1000円ぐらいじゃないですか?」「695円でした!単品で、ですが」アスクルとかでまとめ買いするんかな。ていうか、ほんまに普通の職場風景。さて、宴もお開き。来る時と違うのは下半身が使い物にならないとこ。台からベッドへ人に抱えられての移動。ベッドに広げられた私のネグリジェが遺留品のようや。再び「カリートの道」で花道を戻る私に一般客の視線が投げられる。麻酔が効いている間は助産師さんとウィットに富んだ会話を楽しむ。胎盤は450gあったという。私の胎盤に対する執拗な関心に助産師さん「見ますか?今冷凍してるんで明日になりますけど」怖気づいて丁重にお断り。帰ってググったらいいんやし(かつて、自分のを食べたツワモノもいたらしい)。さぁこれからが本番です。麻酔が切れてからの痛みの祭典。傷の痛みか子宮収縮の痛みか、傷テープで皮膚がかぶれてる痛みか?まさに痛みのデパート。しかし一度経験してると、先が読めるから楽だった。痛みに身を委ねつつ氷川きよしのセクシャリティについて考察をめぐらせる余裕すらあった(←病院備え付けの女性週刊誌の影響)。でも右手は髪の毛をむしらんばかりにひっつかんでたけど・・(←麻薬中毒患者)。to be continued...hopefully
2010/10/02
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