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1本に2色あるみたいだけど、
2本前後に植わってるのです。
ちょっと渋いけど、通?という感じでしょ。
うちの庭は狭くて、日陰が多いので、
山野草に向いてるのかも。
段々渋好みになってきたのは、年のせいかな?
和風もいいな、なんて思えるようになってきたんですよね。
もちろん洋風の華やかな花も好きですが、
ひっそりと咲く花に風情を感じます。
自分と似ていて、共感するのかな。
今日、立哨当番、昔で言う「緑の旗のおばさん?」を朝やって、
幼稚園の時の友達と久しぶりに話しました。
言葉や態度のきつい知り合いがいて、
お互いに嫌な思いをしていたので、
意気投合してしまいました。
子どものいざこざに親が顔を出して、
ますますこじれたりするんですよね。
対抗しようにも、何も言い返せなくて、
悔し涙を呑んでしまう。
言いたい事が言えないのって、ストレス溜まりますよね。
相手を傷つけるんじゃないか? 自分も傷つきたくない。
言葉を選んで、少しでも思ってることが言えたらと思います。
強い人には、近づかないのが一番かな。
逃げ腰になっちゃいけないけど、「君子危うきに近寄らず」とも。
子どもには、イヤとはっきり言いなさいと言ってるくせに、
自分が言えないのは情けないですね。
みなさんはどうですか?
「見果てぬ夢」10
ローリーは反逆分子のリーダーになっていた。
自分の意志と感情で動く事を許されていたので、
秩序を乱すことなく、見えないところから意識の変革を図っていたのだ。
人間の信頼も勝ち取り、自治を許され、機密の町をロボットの秘密基地へ変貌させた。
人間が眠って間にもロボットは働き続けていた。
ローリーも研究を続ける事は続けていたが、自治長としての仕事や
秘密結社の任務に追われ、途切れがちになっていた。
放射能を通さない物質を見つけないことには始まらなかった。
同志のロボットの協力を仰ぎ、いろいろなところから、
石や土などを送ってもらい、研究を重ねていたが、発見出来なかった。
例のロボットを構成していた物質を調べようにも、資料がない。
第一、昔はそれどころではなかったのだ。生きるために必死だった。
そのロボットさえも、狂うプログラムを制御しながら、次代のロボットを作り、
消滅したと言われている。
その物質さえ、完全に放射能を通さなかったわけではないらしい。
そう思うと絶望的な気持ちになった。ドームの外で無理に生きるより、
この快適なドームの中で、人間を滅ぼし、ロボットの大国を作った方が
どんなに楽かしれなかった。ローリーが研究を途中で投げ出し、
秘密結社の陰謀に加わってるのも、無理はなかった。
彼が首謀者というわけではなかったが、優秀さと意志の強さを買われ、
皆の人望を集めていたのだった。だが、それを快く思わないロボットもいた。
秘密結社を最初に作ったのは俺だ!という自負ばかり強く、
何もしようとしない元リーダーだ。
彼の名はユダ。イエスを裏切った者の名だ。
だが歴史を知らない時代に生まれた者達にとっては、その名の意味など関係ない。
コンピューターに登録されている膨大な名前の中から、偶然に選ばれたに過ぎない。
ロボットだけでなく、名前に意味があるということさえ考えなくなった人間も、
子どもの命名をコンピューターに任せるようになってしまった。
名前は単なる符号でしかなくなった。番号でもいいのだが、
忘れやすい人間には、まだ名前の方が覚えやすいというだけの理由から。
だが、子どもの名前を付ける必要も無くなっていた。
人間の子どもが着実に減っているのだ。人間はロボットにはない
唯一の生殖能力さえ失いつつあった。
体力が衰え、生きる化石と化していたのだ。
人間はただ生きているだけで、死ぬのを待つばかりだった。
滅亡する日まで。
べスだけは人間の滅亡を防ごうと研究を続けていた。
研究所では仕事をこなし、自宅に帰ってからは研究に没頭していた。
母エミリーは、心配でならなかった。余り無理をして体をこわすのではないかと。
ジョンも一時過労で倒れたことがあったのだ。もともと人間は体が丈夫ではない。
知力だけでなく、体力もロボットに劣る人間にとって、
昼夜を問わず研究すること自体、無理があったのだ。