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KayleighとLavenderの”らしい”メドレーで盛り上がるライヴで、また別のスタイルといいますか、本来のロックなテイストで盛り上がるのがこの曲。そういえば、結婚披露宴のオープニングにこの曲を流したカップルがいたのを知っています。そのときは大いに驚いてしまったのですが、曲のタイトルを思い出したら、そういうことだったのかと合点がいきました(笑)。さらにそういえば、この曲は月曜日に書いたEasterと同じくスティーヴ・ホガース加入後初のアルバムSeasons Endに収録されていて、新しい時代のオープニングを高らかに宣言したものでした。ここに創造の意識と行動の両方が同時に存在していると感じるのですが、だからこのバンドが次の成功に繋げることを実現できたと評価するファンが、今でも熱い支持をしているのではないかなと思います。Marillion / Seasons EndHooks In You / Marillion(Hogarth/Helmer/Kelly/Mosley/Rothery/Trewavas)I feel so strange what's wrong with meYou've got a problem that you can't seeBut I've got a feeling all the rumours are trueI see the girl's got a hook in youYou carry on believingThat you can take or leave itNow who are you deceivingCause when its own up timeShe's in back of your mindShe's got her hooks in youYou said you'd never let it happen againYou spend your money and you're deeper inYour fair-weather friends call two by twoTo let you know what's wrong with youBut now your heartbeat's thumpin'You watch your nerve ends jumpin'Well I can tell you somethingWhen it's own up timeYou're gonna toe the lineShe's got her hooks in youShe's got her hooks in me too感謝!
2011年07月29日
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Kayleighを登場させたからにはこの曲を出さないわけにはいかないでしょう。ライヴではいつもメドレーで演奏されるLavenderです。メドレーで演奏されるのには訳があって、LavenderはKayleighの大ヒットの後に続いてリリースされたシングルで、こちらもUKチャート5位を記録しました。バンドのファンにとっては大ヒットシングルが2曲続けて演奏されるのだから、感涙モノというところ。お腹いっぱいになるところです。Marillion / Misplaced ChildhoodLavender / Marillion(Dick/Kelly/Mosley/Rothery/Trewavas)I was walking in the park dreaming of a sparkWhen I heard the sprinklers whisperShimmer in the haze of summer lawnsThen I heard the children singingThey were running through the rainbowsThey were singing a song for youWell it seemed to be a song for youThe one I wanted to write for you, for youLavenders blue, dilly dilly, lavenders greenWhen I am King, dilly dilly, you will be QueenA penny for your thoughts my dearA penny for your thoughts my dearI.O.U. for your love, IOU for your loveLavenders green, dilly dilly, lavenders blueWhen you love me, dilly dilly, I will love youA penny for your thoughts my dearA penny for your thoughts my dearIOU for your love, IOU for your loveFor your love感謝!
2011年07月28日
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じつは、マリリオンが聞きたいなと思ったときに浮かんだのはこの曲でした。バンド史上最も成功したシングル。UKチャートで2位を記録しました。オリジナルメンバーでヴォーカルを担当していたフィッシュが抜けスティーヴ・ホガースが加入したとき、誰もが未来を心配しましたけれども、その声質のせいか人物の性格のせいか内向的な指向が外向きに変わったことが良い成果に繋がったと思います。プログレッシヴ・ロックバンドのこういうプログレスでは、数少ない成功例ではないでしょうか。私自身はスティーヴが歌うヴァージョンの方がリラックスしていて心地よく感じます。Marillion / Misplaced ChildhoodKayleigh / Marillion(Fish, Steve Rothery, Mark Kelly, Pete Trewavas, Ian Mosley)Do you remember chalk hearts melting on a playground wallDo you remember dawn escapes from moon washed college hallsDo you remember that cherry blossom in the market squareDo you remember I thought it was confetti in our hairBy the way didn't I break your heart?Please excuse me, I never meant to break your heartSo sorry, I never meant to break your heartBut you broke mineKayleigh is it too late to say I'm sorry? But Kayleigh could we get it together again?I just can't go on pretending that it came to a natural endKayleigh, oh I never thought I'd miss youAnd Kayleigh I thought that we'd always be friendsWe said our love would last foreverSo how did it come to this bitter end?Do you remember barefoot on the lawn with shooting starsDo you remember loving on the floor in Belsize ParkDo you remember dancing in stilletoes in the snowDo you remember you never understood I had to goBy the way, didn't I break your heart?Please excuse me, I never meant to break your heartSo sorry, I never meant to break your heartBut you broke mineKayleigh I just wanna say I'm sorryBut Kayleigh I'm too scared to pick up the phoneto hear you've found another lover to patch up our broken homeKayleigh I'm still trying to write that love songKayleigh it's more important to me now you're goneMaybe it will prove that you were rightor it will prove that I was wrong感謝!
2011年07月27日
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ロックという音楽は、岩をも砕くような激しさを模して名づけられた筈ですが、世の中には美しいロックというものもあります(笑)。マリリオンの音楽は典型的なブリティッシュ・ロックで、プログレッシヴ・ロックのテイストがあることからプログレにカテゴライズされていますが、音楽をジャンル分けすることの無意味さがここにも表出していて、思い切った表現をすればポール・セザンヌのサント・ヴィクトワールの絵のようにイングランド郊外の風景と人を切り取ったようなロックという感じ(笑)です。だからなのかどうなのか、フランスのパリ公演はいつも大成功で、カナダのケベック公演の映像ではオーディエンスが大合唱をしていて驚きます。はたまた東洋の島国にも熱烈なファンがいたりするので、このバンドの魅力というのは、ナチュラルな美しさをさりげなくメロディに載せる詩心にあるのではないでしょうか。Marillion / Afraid Of SunlightBeautiful / Marillion(Hogarth/Kelly/Mosley/Rothery/Trewavas)Everybody knows we live in a worldWhere they give bad names to beautiful thingsEverybody knows we live in a worldWhere we don't give beautiful things a second glanceHeaven only knows we live in a worldWhere what we call beautiful is just something on salePeople laughing behind their handsAs the fragile and the sensitive are given no chanceAnd the leaves turn from red to brownTo be trodden downTo be trodden downAnd the leaves turn from red to brownFall to the groundFall to the groundWe don't have to live in a worldWhere we give bad names to beautiful thingsWe should live in a beautiful worldWe should give beautiful a second chanceAnd the leaves fall from red to brownTo be trodden downTrodden downAnd the leaves turn green to red to brownFall to the groundAnd get kicked aroundYou strong enough to beHave you the courage to beHave you the faith to beHonest enough to stayDon't have to be the sameDon't have to be this wayC'mon and sign your nameYou wild enough to remain beautiful?BeautifulAnd the leaves turn from red to brownTo be trodden downTrodden downAnd we fall green to red to brownFall to the groundBut we can turn it aroundYou strong enough to beWhy don't you stand up and sayGive yourself a breakThey'll laugh at you anywaySo why don't you stand up and beBeautifulBlack, white, red, gold, and brownWe're stuck in this worldNowhere to goTurnin' aroundWhat are you so afraid of?Show us what you're made ofBe yourself and be beautifulBeautiful感謝!
2011年07月26日
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梅雨が明ける前だというのに連日35℃超え、十日以上早い梅雨明けの後は日差しが弱くなり、大暑だというのに暑くないというのは一体どうなってるのでしょう。今年が初めてではありません。学校が夏休みに入って街に子ども達が溢れたら、朝方はひんやりしてまるでイングランドのような気候。こうなると、少し前にASIAが聞きたかったフィーリングが近日になってMarillionに変化しました。Easterです。音楽というのは時間を越えることに一番近い芸術だと思うのですが、ロックのジャンルでこれに挑戦したのがプログレッシヴ・ロックで、マリリオンはイングランドの風景を切り取ったかのような音像だからか、午後の芝生の上で転寝でもしようかという気分になります。Marillion / Seasons EndEaster / Marillion(Hogarth/Kelly/Mosley/Rothery/Trewavas)A ghost of a mist was on the fieldThe grey and the green togetherThe noise of a distant farm machineOut of the first light cameA tattered necklace of hedge end treesOn the southern side of the hillBetrays where the border runs betweenWhere Mary Dunoon's boy fellEaster here again, a time for the blind to seeEaster, surely now can all of your hearts be freeOut of the port of LiverpoolBound for the North of IrelandThe wash of the spray and horsetail wavesThe roll of the sea belowAnd Easter here again, a time for the blind to seeEaster, surely now can all of your hearts be freeWhat will you do?Make a stone of your heart?Will you set things right?When you tear them apart?Will you sleep at night?With the plough and the stars alight?What will you do?With the wire and the gun?That'll set things rightWhen it's said and done?Will you sleep at night?Is there so much love to hide?Forgive, ForgetSing "Never again."感謝!
2011年07月25日
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すっかり昨今は蒸気機関車の復活ブームに沸き、北海道から九州まであちらこちらで一年中列車に乗れるようになったわけですが、「保火」といって列車が運転しない日でも火室では火を燃やし続けているのだそうです。続けるということですから夜中もです。それは、燃焼と消火を繰り返すことで鉄製のボイラーが拡張と収縮を繰り返し疲労してしまうことを極小化するための努力とかで、本当に生き物というか我が子を育てるかのように携わっている方々の気配り目配りの積み重ねが、週末に本線上を走り客車に乗ることのできる機会に繋がっています。このどちらかといえば日陰の、縁の下のご努力には感謝しかありません。同じく運転中でも、もし雰囲気温度の水を400℃で沸騰するボイラーの中に注入すれば、十数メートルあるボイラーの特定箇所で鉄の拡張と収縮が繰り返されて、その寿命を縮めてしまいます。そこで、ピストンを押した後の排気熱を利用してボイラー注入前の水を温めるのが給水温め器。デゴイチの煙突の前にある枕状の部品です。D51と同じように給水温め器が煙突前にあるのは、D52とC58だけ。C61やC62は煙室扉の下にあり、煙突前にはありません。物心ついた頃、親父に連れて行かれて興奮したのはD51-1109で、それは前照灯と煙突のあいだに給水温め器があり、正面からみたときの煙室扉上凸形こそが前進の象徴でした。しかしながら、さらにその後書籍で知ったスワローエンゼルその他の蒸気機関車には前照灯の後に給水温め器はなく、前進の象徴が肩透かしを食らったのですが、それが何故なのかまで理解できたのはごく最近のことです。昔から、どの蒸気機関車が一番美しいかという議論があって、日本ではC57が貴婦人として女王の地位に君臨しているのが定石ですが、私には前照灯の後に給水温め器がなく、細身のボイラーの上に砂箱と蒸気溜をカバーする巨大なキセが不恰好に載っているC57は本当に最高かと問われると少し躊躇する気持ちがあります。では、D51やD52が美しいかといえば勇ましくはあっても美しさでは論外、C58が美しいかといえば先輪が1つでボイラーが短いため少々短足に見えてしまって、これぞという決定打がありません。この度復元されたC61はD51のボイラーを利用して作られた形式で、ボイラーは太すぎず1750mmの動輪はスマートな肢体を形成して申し分ないプロポーションなのにも拘らず、給水温め器の位置だけのために自分のなかでは完全ではないのです。そのため、もしC58が2C1だったら、もしC61の設計主任が細川泉一郎氏だったらなどと考えているのです。ああ、なんて馬鹿な拘り。愚かな自分。でも、日本全国に視野を広げてみると、同じように感じていらっしゃる方があるのではないかとも思います。これが現役時代を知らない若造の戯言です。と同時に、だから世の中に完全がないのだと受け止めて、日本国中に正々堂々と出掛ける口実と言っていいのではないかと解釈するしかないのです。感謝!
2011年07月22日
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転車台と扇形庫はもうひとつの力強さの象徴でした。昨今でも機回しのニーズはあるそうで、ちらほら残っているという話ですが、扇形庫は梅小路くらいしかないでしょう。そういえば、アメリカ・ニューメキシコのラス・ヴェガスにもありますね。ただ扇形庫は今も昔も素人が近づける存在ではありませんでしたが、転車台は現在ならイベント時の舞台のひとつになっていますので、そこここで近寄ることができるようです。NHKの番組では、水上でしょうかターンテーブルに蒸機がバックで乗りガチャンと鳴る音が印象的でした。そう、蒸機はアルミやステンやFRPでなく、すべて鉄だからいいのです。鍛えた鉄同士が打ち合う音が響きあうからいい。そういう総合したものというのは本物だからですね。どこにもブラックボックスのない、生き物のような本物だから復元の値打ちがある。生き物のような本物が前を向いて突き進むから、人々が共感するのではないかと思います。感謝!
2011年07月21日
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大阪サッパボイラ社でC61-20のボイラ・オーバーホールが行われた映像で映っていたのは、黄白色に焼けたリベットでした。おそらくは生鉄の冷間鍛造と思われるリベットをコークスで焼き、1100℃(輝黄色)~1200℃(黄白色)に熱して「やっとこ」で取り出して投げ、円筒形ボイラの中と外でリベットを打つ。もしこれがどれかひとつなら、そう難しいことではないでしょう。しかし、これらが全てとなると話はまったく違い、熟練の技術がなければできないでしょう。これが、日本で唯一この会社が蒸気機関車のボイラをオーバーホールできるということではないでしょうか。完成した蒸気機関車の見える場所にはメーカの銘板はありますが、ボイラをオーバーホールした会社の名前は見当たりません。しかし、ボイラの状態が良くなければ蒸気機関車は走りません。信越線の登り勾配も登りません。だから、リベット打ちは熱間鍛造なのでしょう。1000度以上に熱した鉄のリベットを打つとき、リベットは塑性変形してボイラを固定します。これは、鉄は熱いうちに打ての格言どおり、鉄を鍛えることでボイラを強固に接着しているのです。鉄がしっかりと鍛えられるためには、リベットの芯まで熱が均一に入っていないといけない。適当に火の中にいれ表面だけモナカのように焼いてはボイラー事故に直結する。それを700本です。想像を絶する緊張と責任の仕事だと思いました。大宮の工場から大型特種のトレーラーでボイラが運び出されるとき、トレーラーは関西のクルマでした。だから搬出から納入まで一式で受けないといけないノウハウがあると思います。おそらくは、SLイベント列車に乗る乗客も、鉄道ファンの皆さまも、蒸気OBの皆さまも、ボイラーの熱間鍛造のリベット止めまではご存知ないでしょう。同じように動輪の6本のタイヤ、ピストンに装着された4本のピストンリング、その他補機類のねじやナット、どれがなくとも動かないのです。もちろん台枠の芯が出なければ、走っても焼きつきます。これら全てが揃って1両の蒸気機関車が復元したこと。本線上を走ること。伝承への志があるからこそ、この目で見られるようになったのだと思います。そういえば、C61-20のボイラが運び込まれたとき、蒸気機関車用と思われるボイラがもう一本映っていたけれど、あれは何なんだろう?感謝!
2011年07月20日
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足掛け3年待っていた番組が、ついに放送されました。山田洋次監督が復元工事をするC61-20を撮った映像です。当時の新聞記事の内容はもう忘却の彼方ですが、松竹ではなくNHKの制作だったのが意外な印象を受けました。とはいえ、男はつらいよ望郷篇の、山線小沢駅での長万部行きだか、函館行きだか、はたまた内地行きだかの貨物列車のシーンが取り上げられたり、吉永小百合さんが「機関士が逆転ハンドルを~」なんてナレーションされたりと、見事にフルコースのディナーになっていました。NHKスペシャルが蒸気機関車の復元をテーマに取り上げるのは、C57-1に続いて2回目ではないかと思います。2回目だから別の内容でということなのか、山田監督だから別の内容でということなのか、私としてはもちろんだからという理由だろうと思っていますけれども、番組のテーマは「復元」ではなく、あくまで「復活」だったところが期待通りで素晴らしかったと思います。蒸気機関車の復元がテーマならば、当初の報道の通りに機械をレストアする作業を順繰りに追う内容になったでしょう。この番組を熱狂的に迎えたであろう鉄道ファンの皆さまも、ひょっとするとATSとか重油併燃装置とかメカニカルストーカーとか、そういう見方とか知識欲を満たしてくれるスペックものをご期待なされたかもしれません。しかしもしそういう内容を求めるならば、この機関車を製造したメーカで、もはや心臓であるボイラーを修復できないこと。これは同時に日本全国にある蒸気機関車についても同条件であること。また別の視点からみれば、動輪からタイヤを外す作業は映像として放送されましたけれども、タイヤを嵌める作業や動輪を圧入する作業は放送されなかったこと。大宮の工場では旧国鉄OBに助言と指導を仰ぐのではなく、現役の社員が企画して考え、調査して作業に当たり、試行錯誤して創意工夫したということ。つまり、蒸気機関車に関連するテクニカル・タームについて、過去の伝統に経緯を表しながらも現代で確実に受け止めて、これらのノウハウを将来に伝承させようとすることにこそ、最大の意義があったからではないのかと思います。番組で明らかにされたからよいのではないかと思って書くと、ボイラーの修復を担当されたサッパボイラ社の仕事も、取引関係からいえば下請かもしれませんが、今回の復元工事の最重要工程を担うパートナーとしての仕事をしているのであって、自らドラフターに向かう颯波社長の知識と経験は人間国宝クラスとして評価(もちろんご自身はご辞退されるでしょうが)するのが相応しいのではないでしょうか。今回の蒸気機関車の復元工事は、過去から現在を通じて未来を志向するとき、あるいは伝統技術の在庫を活用して蒸気機関車を走らせようとするとき、用いられる技術や技法の選択という意味で世代が交代するある分岐点になるかもしれない。そこを繋ぐのは、イベント列車に乗る乗客も含めて携わる人の情熱であり、人を除いてはありえない。だからこそ、機械に焦点を中てた「復元」ではなく、人に焦点を中てた「復活」だったのではないかと思います。わたし個人的には、新聞記事を読んだ当時に期待した内容そのもの(といいますか、もしかすると山田監督がこのブログをお読みになられたのか)のような番組に感無量になりました。感謝!
2011年07月19日
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なでしこジャパンこと、サッカー女子日本代表チームが、FIFA女子ワールドカップ ドイツ2011で見事優勝を遂げました。やったー!おめでとう!!素晴らしいです!!!祝日でしたが、いつもどおり早朝に出勤したので、同点で延長戦になったところまでしか分からず、事務所に出てから優勝を知ったのですが、帰宅してTVをみたら先制を許すも必ず追いつき、最後の最後PK戦で勝ったなんて最高です♪ときどき、こういうドラマみたいな展開の試合があるものですが、世界のワールドカップの決勝戦で我らが日本チームが遭遇し、そしてそれに勝ったというのは、歴史に残る名勝負となるに違いありません。それにしても、いざという時の日本人は強いですね。とくに女性の皆さまは強いですねえ。日本の強さの質というものを、改めて認識する機会となりました。フットボールの分野では、監督によってトルシエとかオシムとかチームの呼び名が変わるのを仕方なしに受け入れていましたけれども、監督が変わってもチームの呼び名が変わらないのはチームのカラーが明確だからでしょう。なでしこというのも「らしくて」いいじゃないかと思います。日本はそういう国です。優勝したことで、分かりやすくいえば追われる立場、分かりにくくいうと欠点を徹底研究されて戦略を封じ込められる立場になります。世界中のライヴァルのさらに一歩先を行く戦略的成長を続けてほしいと思います。改めて、優勝おめでとうございます!よっ、世界一!!あ、パウル君も手懐けませんか?(笑)感謝!
2011年07月18日
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今度の日曜日は、あじさい忌。以前は毎年のように雨が降りましたが、ここ数年は暑い日となることが多く、今年に至っては既に梅雨明けしてしまいました。「美しき者に微笑を、淋しき者に優しさを、逞しき者に更に力を、全ての友に思い出を、愛する者に永遠を。心の夢醒める事無く。」時間よお前はと思います。勇者たち/石原裕次郎作詞:なかにし礼、作曲:浜圭介雨が上がれば 虹が立つ嵐すぎれば 鳥が舞うそれが人生の約束だから今は涙の味覚を知れ捨てるなよ 戦いを 男なら最後に勝つ者になろうじゃないか生命がある 勇気がある 夢があるそして お前にゃ俺がいる風が強けりゃ 岩陰で息をひそめる 鷲になれ爪を練磨ながら 唇かんで羽根をやすめて いればいい捨てるなよ 戦いを 男なら最後に勝つ者になろうじゃないか誇りがある 祈りがある 愛があるそしてお前にゃ 俺がいる捨てるなよ 戦いを 男なら最後に勝つ者になろうじゃないか生命がある 勇気がある 夢があるそして お前にゃ俺がいる石原裕次郎『勇者たち』感謝!
2011年07月15日
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私の事務所の近くにあったラーメン屋さんが「源」。いわゆるサッポロラーメン店だったのですが、隣はジンギスカン屋さんだったのでこれは本物と思い飛び込んでみたら、やはりラーメン横丁の味が懐かしくて時々通ってました。が、あるとき行ったらまもなく閉店と張り紙されていて、しかもそれがラーメンを食べた後の帰り際だったので、いつものラーメンの写真は残念ながらありません。賃貸借契約の関係から閉店だったようですので、近くに新店舗を開くからノートに連絡先を残してもらえば案内をするとのことだったのですが、その後震災があったりしてそれきりそのまま。店舗後は内装が取り壊されて、別のテナントになりました。肝心のラーメンは化学調味料を一切使わない真面目な味で、多くの食材は北海道から空輸していたそうです。多くの常連さんがノートに名刺を張ってましたので、私だけでなく大勢の皆さんが今でも待っていると思います。どこに行っちゃったのかなあ。早く再開店してもらいたいなあ。感謝!
2011年07月14日
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1年間ほどストアしていたポンコツイタ車のタイミングベルト交換をした際に、ベンチテストを兼ねてエンジン内を2回ほどフラッシング、このクルマには一寸もったいない100%化学合成オイルでリンスをしたのが約半年前。500kmか1000km程動いたらフィルターごと交換のつもりだった予定がやってまいりました。イタ車のオイルといえば、もちろん当然泣く子も黙るAgipに限ります。最近は2歳の甥っ子すら黄色地に黒のキメイラをみて「アジップ!」という時代です。しかしながら、当の会社は親公社のENI(エニ)にブランドスイッチ、泣く子も黙ったEuroSportsも今は昔となって、最近のアジップは、なんとキティちゃんでした。▲アジップとキティちゃんのコラボ企画とかいうエンジンオイル(笑)右側は純正フィルターだが、この後とんだ出来事に続く。▲ブロック前側についているのがフィルター。こいつが曲者でした。フィルターを換えようが換えまいが、いつも私は下抜きです。その理由はスラッジを多く抜けるから。18歳のときに気づきました。これも長年アジップを使ったからこその気づきです。さて、しっかりとオイルを抜きフィルターも外して、しばらくした頃合いに新品フィルターをつけますがつきません。先ほどの純正フィルターは、某イタリア車専門のショップで車両とエンジン形式を説明してから購入したものなのですが、パッキン径、ねじ径は同じものの、ねじピッチが異なるので奥まで届かないのです(泣)。あれどうしておかしいな、と思って再チャレンジしてみたりしましたが、ねじのピッチが違うのですから締まるわけがありません!それでは今までのは何だったのかと思ってみていると、ピストンで有名なドイツ・マーレ社の社外品。これをつけたのは、私がストアする前の整備工場でしょうから大体どのような作業をするのか見当がつきました。昔よく耳にした方式だと思います。そうすると、オイルは抜いちゃったしフィルターはないしクルマは動かないしで、どうにかして新品フィルターを購入しなければなりません。早速スーパーオートバックスに走り、外したマーレの社外品と売り場のフィルターを比べていたら、どうみても怪しい客に思われたらしくベテラン店員さんに声を掛けられました。これこれかくかくしかじかでランチア用のフィルターを買わないといけなんですが、フィアット用はありますか?「あー、申し訳ありません。全てのメーカを取り揃えるのはちょっと・・・」というわけで、ベテラン店員氏はネットで調べてくれることになり、私は店頭の適合表で悪戦苦闘することになり、出た統一見解は皆様ご想像の通りアルファロメオ4気筒用のフィルターで代用が可能かどうかのその一点でした。ちなみに、私のYの場合はいつもおなじみのヘインズのマニュアルでフィアット4気筒との互換性が頭にバッチリ入っていますので、複数あるアルファ4気筒用のフィルターから「コレ」というものを無事見つけ出すことに成功。もちろんお店には返品等でご迷惑をかけないからと言って売ってもらいました。▲左から外したマーレの社外品。ねじピッチが違って使えなかった純正品。右が今回の観音様だったボッシュのアルファ用。ジャッキアップしたまま放置していたクルマに早速取り付けてみるとサイズ・容量ともにバッチリOKで、これで晴れてキティちゃんに飛び込んでもらいました。フィルター交換して3Lで丁度よく、もちろん回転もスムーズになりましたが、かつての麻薬の魅力のような泣く子も黙るキメイラは火を噴かなくなったようなフィーリングです。ただ昨今のエンジンオイルは素晴らしく進化しており、今回のちょっとしたトラブルつきのエンジンオイル交換でも、色々と学びをヴァージョンアップする気づきがありました。さあ、いよいよランチアランチ?感謝!
2011年07月13日
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先週末はイギリス・グランプリ。モンテカルロ、モントリオール、ヴァレンシアと市街地のお祭り気分3連戦がひと段落して、本来のサーキットに戻ってくるのはUKシルヴァーストンというところが雰囲気が盛り上がって良かったです。やはり一度は行ってみたいと強く思いました。そして、ようやくスクデリーアの今季初優勝でした。レースの内容はニュースサイトや雑誌、ファンの方のブログ等をご確認いただくとして、シーズン中に規則について2つの大きな変更がありました。ひとつはアクセルを戻したときの排気の制限を今回のレースから。もうひとつは2014年からのエンジン規定について。ひとつめの影響は、クルマのダウンフォース量が減ることによるパフォーマンスへの影響で、レッドブル、マクラーレン、ルノー等々に影響があったようです。しかしながら、グランプリをみるとレッドブルの最速は変わらず、マクラーレンも決勝で強いパフォーマンスを見せ、これらを理由にフェラーリのフェルナンド・アロンソ選手が勝ったと言い切るのは難しいところです。昨日のニュースでは、この規則変更を前回のヴァレンシア・レベルに戻すことになったそうですので、今年のサーカスは従来の流れで進みそうです。今回が従来の流れと違ったのは、ザウバー・チームの小林可夢偉選手も同様で、エンジンオイル漏れという初歩的なトラブルでレース完走になりませんでした。残念。もうひとつの新エンジン規定については、FIAが直列4気筒ターボで決めていたところに、一部のチームやレースのプロモーター、Mr.Eが反対してひっくり返りV6ターボになったとか。その反対していたチームの代表格がフェラーリで、エースドライヴァーと契約を更新しながら新規定が決まりならF1を辞めると口と足が逆さまを向いた動きだったのですが、それにはもちろん訳があったのは大人の事情が見え隠れしています。直4導入に動いたのはFIAのジャン・トッド会長。この人は元スクデリーアのディレクター。ミハエル・シューマッハー選手を引退に追い込んだ人物。一方、直4では会社が傾くイタリアの会社はV6が絶対条件。ところで、なぜかスクデリーアはザウバーで凡ミスを繰り返していたジャン・トッドの息子がマネジメントするフェリペ・マッサなる人物にシートを与え、皇帝の下で修行させて何とか一人前に育てたのですが、元来の資質に問題があったのか伸び悩み「将来は風前の灯火」と去年書いたような気がします。今年のシーズンで評価の高い小林可夢偉選手は、周囲からトップチームへの移籍の噂が囁かれています。この業界の噂は「うわさ」という名の「将来の事実」であることが多く、業界を熟知している人なら真摯に検討する問題です。先の風前の灯火は噂になっていませんが、これはもう公知の事実に限りなく近いからで、なぜならばこの会社の要求が通ってV6エンジンに決まったからに違いありません。FIA会長の肝入り直4が既定路線のうちは、息子が世話する輩に給料を払うのはビジネス上の必要経費かもしれませんが、V6でないと業界全体がダメになると各ステークホルダーが主張してV6で丸く収まれば、先の経費は不要な出費になります。もちろん成績不振での交代は一番説得力のある理由ですから、ここで赤いクルマのセカンド・シートが空くではありませんか。すると、誰もが渇望するシートが空くなら、もうすでに埋まっているとされる契約だってオプションが行使される可能性が高まることになりますので、優勝確実のヴェッテル以外すなわちウェバー、バトン、ルノーの2つと4つものシートが流動的になるということです。さて、とある筋に言わせると私は自称イタ公なのだそうですが、そのように言われるということは、自他共に認める特徴なのかなとも思います。確かにそういうところはありますし、それ風なことを口走ったりもしますが、同時に日本への愛国心も持ち合わせているつもりですので、今日はそのあたりのことについて書いてみようかと思います。シルヴァーストンのレース前、ザウバーチームと小林選手の契約更改がニュースとなりました。その理由はF1キャリアでの恩義とトップチームに空きがないからというものです。しかし、チームのランキングでザウバーよりも上のレッドブル、マクラーレン、フェラーリ、ルノーでシートが空きそうなのに加えて、何年経っても速くならないクルマに業を煮やした皇帝が再引退する可能性も残ってますから、より速いクルマにのるチャンスが到来しそうです。自身がノッている時期と周囲の評価が高まる時期とトップチームのシートが空く時期がマッチするのは、あまり多くない機会ではないでしょうか。9月の第2週に開かれるミラノでのイタリアGPでは、スクデリーアが大きな記者発表を行うことが慣例に近い常識となっており、その後に他チームのシートも決まっていくことが予想されることから、それまで果報を寝て待ってもよかったのではないかと余計な心配をします。かつて、トップチームに移籍するチャンスがあったという日本人ドライバーの話もあったことから、もしも今回の契約更改が所謂バッド・マネジメントによるものだとすれば、もう少しレベルの高いゲームの戦略思考を持ち込むようにされると良いのではないかと思いました。ザウバー・チームが小林選手の契約を売って、三法一両得の漁夫の利を得るサプライズがあったりすることを期待しています♪頑張れ、可夢偉!表彰台に上れば来年はスクデリーアだぞ!!!感謝!
2011年07月12日
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このメルマガの読者の皆さまには釈迦に説法ですが、SNSとはソーシャル・ネットワーク・サービスの略称で、日本国内では最大会員数を誇るMixiと、元祖大手のGREEが代表的です。その最大手のMixiが、7月1日に会員登録時の本名をカッコ書きで表示するようになってから、本名公開の是非について論議になっています。SNSといえば、昨今はフェイスブックの知名度が向上し日本でも一般的になりつつあることから、Mixi・GREE両者にとっては直接競合が脅威になりつつある状況です。両SNSとも2004年にスタートしその頃はSNSもまだ初期の段階であったためか、GREEからの説明として「知り合いから知り合いへ人のつながりをたどっていくと、6回のつながりで世界の全ての人に行き着くことができる」という社会心理学者スタンレー・ミルグラムの仮説を実験する、というようなものでした。日本の両SNSはその後順調に会員数を増やし、GREEが2007年に有料課金サービスを開始、Mixiも翌年に追随しました。とはいえ、両SNSの当時のビジネスモデルとして広告モデルを採用しており、Mixiは人材紹介事業も行っていたことから、ユーザ課金だけではありませんでした。Mixiは2006年には二ヶ月ごとに100万人ずつ会員が増える急成長を遂げ、GREEも約2年遅れて同じような急成長を遂げましたが、両者の急成長の内容が異なっていたのが興味深いところです。Mixiは人材紹介事業の成長とともに会員数を早期に拡大し、2007年には会員数1000万人を越えました。対するGREEは、早期から携帯端末でのアクセスに注力し、モバイル利用者で会員数を拡大し有料課金での収益を上げていきました。ところが、ネットビジネスもリーマンショックとその後の不況の影響を受けます。Mixiの会員数が、1000万人から1500万人に500万人増えるのに要した期間は、2007年5月から2008年7月の14ヶ月ですが、1500万人から2000万人に届いたのは2010年4月ですので、21ヶ月もかかっています。GREEも、1000万人から1500万人に500万人増えるのに要した期間は2009年4月から同年9月のわずか5ヶ月(!)で、1500万人から2000万人に届いたのは2010年6月ですので、9ヶ月かかっています。両者とも、成長率の鈍化が明らかです。その環境のなかで現在のフェイスブックの登場は大きな脅威です。両社とも上場企業であることから、顧客や市場に対して次の成長となるメッセージを出さなくてはなりません。私自身はまだフェイスブックを始めていませんが、MixiとGREEについては、5年ほど前に知人から誘われて登録していましたが、ほぼ一年ほど前に突然GREEから「規約違反があったのでユーザIDを削除し今後の利用も不可」という趣旨のメールが届きました。GREEはさらに数年前から満足にログインいない、いわゆる放置状態だったので何が起こったのか瞬時に理解できなかったのですが、登録当時のプロフィールに書いた「彼女募集中」という文章が出会い目的の利用と判定されたようです。GREEは私企業ですし私は株主でもない一利用者に過ぎなかったので、このことについては特になにもしませんでしたが、GREEを通じて知り合った人と連絡が取れなくなってしまったことが残念でした。Mixiもときどきログインしますが、ここ数年毎年感じるのは誘われて会員になったものの、時期を経ると次第にログインしなくなる「アクティヴユーザ」が減っていることです。この点で、私はMixiについてはアクティヴユーザ、GREEについてはアクティヴユーザではなかったということでしょう。ネットビジネスでのログイン滞在時間は、収益源を広告に依存する場合の重要な指標ですので、アクティヴユーザ率の減少は事業モデルの根幹に関わる、直接業績に大きな影響を与えます。この成長率の鈍化と事業基盤の脆弱化に加えて、海外からの巨大な競合が参入してくる逆境が、現在のSNSが置かれた状況なのです。そこで、SNS企業はインターネットメディア企業として、数を追いつつも質に転化する経営戦略の転換を図りつつあるのが、7月1日の本名公開の意図ではないかと思います。高品質(事業者は「健全なSNS」という)なSNSに向けては、先月にもページ閲覧記録の「足あと」表示機能を取り止めており、反響目的でアトランダムな閲覧を行う行為の無力化に施策を打って、また近日中に法人会員にSNSを開放すると報道されています。つまり、今後のSNSはアプリケーション利用者の有料課金で収益を上げながら、会員の属性を利用するマーケティングメディアとして資産価値を上げ、BtoBビジネスを行うビジネスモデルが見えてきます。Mixiでの本名公開の是非について論議で、非とする人はMixiを辞め始めているようですが、ネットマーケティングの進化によってより魅力的なSNSとなれば、いま辞めた人にもまた戻ってきてもらえるという判断も想定済みでしょう。今後さらに魅力的なコンテンツが投入される可能性大です。MixiとGREEとフェイスブック、どれが高い評価を得るようになるか楽しみです。※この記事は、メルマガ記事の加筆・修正版であり、ビジネスに関する情報はメルマガを優先して公開しています。いち早く最新情報をお読みになりたい方は、まぐまぐから無料でメルマガ登録できます。感謝!
2011年07月11日
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自称メンテの鬼「Bravo」氏がロータリーエンジンのクルマを買ったというので是非見せてほしいと懇願してから、はや半年が経過してようやく実現しました。ご覧のとおり、RX-8はYと較べて全長の長さがホイルベース、全高は数十ミリ低いのが見て取れます。速そうですねえ(笑)。速そうというステレオタイプなイメージからすると、車内ではもっぱら Yngwie J Malmsteen's Rising Force か何かが掛かってるのではないかと思ったのですが、パイロット氏曰く「そんなの掛けたらやる気がでちゃうでしょ」との由で小野リサのボサノバで、ご本人は短パン姿でした。もちろん今日はメンテの日ではないそうです。FDには乗ったことがあるのですがFEは初めて。その世界のマニアの方には足元にも及びませんが、ちょっと乗せてもらった印象では新衝突安全基準対応のシャシーにNAのエンジンを載せてホイルベースを伸ばし、家族でレジャーにも出掛けられるようにした従兄弟のようなクルマだと思いました。その世界の好事家の皆さまが最も気になるエンジンですが、これまたフロント・バルクヘッドにのめり込む様に搭載され、ポート上部には補機類があるため見えにくいですが、横から回り込むとツインポートが仲良く並んでいました。よろしくメカドック的には、さらにローターひとつ追加というところなのでしょうが、現車を見る限りは前側のスペースに余裕があるので、エンジンをもうひとつ繋げてクワッド・ローターなんてどうかと思います。きっと、マクラーレンF1みたいなクルマになるのではないでしょうか???(笑)感謝!
2011年07月08日
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かつて一世を風靡した著作が復活しました。「間違いだらけのクルマ選び」です。間違いだらけのクルマ選び(2011年版)その一世を風靡した当初は、私はまだ免許を持っていなかった頃だと思いますので、クルマは実際に購買する対象ではなく、それよりもメーカからアナウンスされる新型車の馬力がどうだとか、最高速度がどうだとか、色はやっぱり赤だとか、そんなことにしか関心がなかったように記憶しています。今回の復刻を知ったのは、先日の日経夕刊のブックレビューでしたが、やおらいきなり「買う理由がまったく見当たらないパッソ」で大ウケして噴出してしまって、復刻版になってようやく関心を持ったお粗末な次第です。ですが、メーカの立場からしてみれば、クルマ好きには買う理由がなくても、ヤンママに買う理由があれば商品としては成立するから作られるのでしょう。そういう理由では、クルマという商品は(依然として耐久消費財のように)買回品であるものの、専門家や評論家の評価を参考に購入するものではなく、色や燃費や価格のバランスで好みのものを選ぶアパレルのような商品になったといってもいいのではないでしょうか。それが証拠に、ミニやらビートルやら500がバカ売れです。とすれば、名著の復刻というのは消費者サイドに依拠して立脚するものではなく、もちろんメーカサイドにすり寄るものでもなく、もっぱら自動車評論家の存在意義をテストするものになっているかと思いました。だとすれば、相変わらず出版業界が不況のなか、自動車業界と同じように過去のベストセラーの復活企画で本当に復活できるのかどうか、重要な試金石になっていると思います。個人的な意見としては、今後ラインナップが拡充されていくエコ・カー(EV、ハイブリッド、その他)の分野では、まだまだ自動車評論家の皆さまが必要とされていると考えますので、メーカのデモカーを箱根で試乗してインプレを書くような記事ではなく、パッケージングと重量を含めた性能のバランス、ハンドリングと加減速性能、メンテナンスを含んだ10年程度の総コストと10年後までの環境変化等々まで理解して、「これを買うとこうなります」という情報にニーズがあると思います。もう新しい時代に入ってますね。感謝!
2011年07月07日
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▲今朝見つけた粋な看板屋さん。▲こちらはモナコのタバコ屋さん。感謝!
2011年07月06日
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ある日、夜なべ仕事で根を詰め、事務所から外へ出て深呼吸したとき、いつも衣類のクリーニングをお願いしているお店の親父さんが通りかかりました。「よおぉ!」「なによ、今日はまだ仕事?」あはは、そうです(苦笑)。原稿書きが終わらなくて、今夜は徹夜になりそう。「なあんだ、そうか。俺もよぅ、今日はこれから夜なべ仕事だ。」なんてことから、先ほどコンビニで買ってきたらしき明治のアーモンドチョコを貰ったりしたのですが。「だけどよぅ、みんなイタリアだのイギリスだのって言うだろ?だけど、やっぱり日本のが一番だって。何回洗ったってビシーッと決まる。それがイタリアのなんて、いくらアイロンかけたってヨレヨレ、何回か洗えばすぐ色落ちしちゃって、あんなのちっとも良くない。日本のにしときな。あ、そういえば、キミの家の近くのYさんて、あんだろ。あそこの社長も好きでさ、スーツはみーんなダンヒルだよ。吊るしじゃなくて誂えの。それでさ、知らねえだろうから、このあいだ教えてやったんだよ。社長、そのスーツの生地はダンヒルになってるけど、縫製してるのは日本のIですよ。ウソだと思ったら確かめてみれば分かるよ。」えぇ~、そんなことってあるの?私も同じく驚いて、へぇ~そうなの?そんなの初めて聞いたよ!「そんなの触れば分かるんだよ。こっちは毎日いじくってるからよ。だって、かれこれ45年だぜ、丁稚の頃から勘定して。そればっかり毎日触ってるんだから、分かるようになっちまうのよ。」成る程恐れ入りました。それはそうでしょう。ここんちはスーツの一着一着、シャツの一枚一枚、布団の一揃一揃を全部分けて洗ってるんだから。それを毎日45年。何処何処の生地に此れ此れの縫製なんて、それこそ目をつぶっていても分かってしまうはずです。それに対して、片や相変わらずというか益々成長拡大するブランドブーム。ヴィトンだのベンツだのマクドナルドだのの、あのロゴ・マーク。満足なロゴ・マークが無ければ商売が成立たない息苦しい時代になりました。あえて。ブランドだのロゴだのといえば、思考停止して考えずに選ぶ楽しみだけ享受したい最大公約数の「顧客」には、あの絵だかマークさえしっかり作っておけば、あとは何も考えず中身が空っぽでも価格競争から差別化された立派な価格を払ってくれる、摩訶不思議な現象が常識として世界中で通用するようになっています。それは、バカがつくくらい真面目で表裏なく透明で向こうが見えてしまうような地に足の着いた実体を信じるのか、見た目きれいでカッコよく現実を忘れてしまうような中身ブラックボックスの宙に浮いたカタチを信じるのか。そのどちらを信じるのか、そのどちら数が多いのかで、四季を感じた規則正しい日常の生活を送るのか、相場の騰落とそのスピードに一喜一憂するジェットコースターに乗せられた生活を送るのかが決まるだろう。結論として、中身が充実した無名の価値と、中身二の次だが名前だけは超有名な価値と、どちらを選択するかはあなた次第ということだ。こんなことを書くと、そんなら証拠を見せてみろ、と仰るかもしれない。しかし、直接の因果関係はなくても相関関係があることは想像がつくだろう。社会が複雑系で全ての事象は繋がっていることも、教養のある社会人ならご存知だろう。物事の判断が好き嫌いや気分ではなく、思考や理性をもって行える方なら、40年超の体感覚で分かることも想像力をもって補い、瞬時にして自らを変えられる。こういう人に私はなりたい。だから、毎朝5時前に起き、気合を入れてコーヒーを淹れ、通勤電車で朝刊を読み、フランス語を1時間習ってメールを見る前に一仕事終え、週末にはクルマを直し、週に2回3km泳いでいます。感謝!
2011年07月05日
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いわずと知れた黒田康作第三弾。ロケーションを求めて東へ西へ。「アンダルシア 女神の報復」前回のアマルフィも今回のアンダルシアも事件の舞台地の名称です。「女神の報酬」は意味がよく分からなかったのですが、「女神の報復」もよく分かりませんでした。今回の作品でよかったのは、脚本家がいてきちんとした脚本が書かれたこと。前回は脚本のクレジットがないことから抗議が入り、それらしい方々はクレジットを辞退したという経緯がアナウンスされたためか、今回は脚本のクレジットがあり、これで一本背筋が通りました。結局、織田裕二さんが主演でフジテレビが製作し広告代理店が一口噛むなら、永尾完治でも青島俊作でも黒田康作でも同じようなもので、さすがに人物名ではプロモーションに熱が入りにくいのかロケーションをプロモーションの基礎に置くのは、20年前の東京と同じ。女神がいるのかいないのかよく分からないのも同じ。つまりは、織田裕二さんを見たい方は織田さんを、東京や愛媛やカンパーニァやアンダルシーアを見たい方はロケーションを、両方みたい欲張りなF1の皆さまは両方を、そういう作品です。もちろん、人は見たいものを見ていますので、私が劇場に出掛けた理由は月9のドラマが終わってしまって黒木メイサさんが観たくなったからですが(笑)、そういう作品のなかで八面六臂の大活躍をしてくれれば、もうお腹いっぱいの大満足でした。もうひとつ、もし要するに黒田康作だというのなら、研修生でも外交官でもいいから、安達香苗の世界遺産紹介番組みたいな別企画のTV番組をお願いしたいところです♪感謝!
2011年07月04日
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en Christian Dior a Roissy.Bon week-end.Merci.
2011年07月01日
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