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最後のウィスキーなんて書いちゃってますが、ウィスキーを止めるのではなく、花粉症が酷くなるというので(特に今年は!)一時的に断酒しようかと思ったりしています。昨年末、ウィスキーをテーマに沢山書きましたのでちょっと控えていましたら、その間にやっぱり色々飲みましたから(笑)、備忘録を兼ねて記しておこうと思います。(花粉症前)最後のウィスキーその1はオーバンオーバン・CSここの蒸溜所へは、私自身は行ったことがありませんが、古い友人が訪れたことがあるそうで、色々と話を聞いたりGoogle Earthで擬似ツアーに付き合ったり(笑)して、知っていました。ところが飲んでみるのは初めてで、ひと口すすってみると、オーク樽のリッチで甘い風味が広がった後、追いかけるようにヘザーの蜂蜜味がじんわりと舌の上に花開く”美味しい”ウィスキーです。同時にとてもフルーティで、柑橘系の味と共に花の香りのようなフレーバーが入れ替わり姿を表すので、ちょっと春祭りのように華やかで楽しい時を過ごすことができました。ただ、一番大きな姿を現すのがバニラ架かったナッツの風味ですので、私自身は先日もらったバレンタインのチョコレートと共にゆっくりと酔いが廻るテイストを風情のように感じました。私はニートにカカオ60%以上のチョコレートを組み合わせましたけれど、トゥアイス・アップにミルクチョコレートの組み合わせなら、ウィスキーが初めての女性でも美味しいと言ってもらえるのではないかと思います。バーに飲みにいきたい女性の皆さまは花粉症明けにしてね♪(笑)感謝!
2011年02月28日
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いつもお世話になっているライフステージの杉山社長が、経済産業省主催のIT活用普及啓発セミナーで講師をなされます。テーマは「費用はゼロ円!ブログとツイッターだけで商売繁盛」で、当初定員が40名だったところ、あっという間に一杯になり、やれやれと思っていたら事務局から連絡があり「杉山さん上の大会議室押さえましたので倍の80名行きましょう!」ということになったのだそうです(笑)。直前のご案内になってしまいますが、ご都合つく方は是非ご参加いただくとよいと思います。■テーマ:IT活用普及啓発セミナー 「費用はゼロ円!ブログとツイッターだけで商売繁盛」■対象者:ホームページの運営が面倒という方 ブログやツイッターを始めたい方 ブログやツイッターをビジネスに活用したい方■主催:経済産業省関東経済産業局■実施機関:厚木商工会議所■日時:平成23年3月1日(火) 18:00~19:30 セミナー 19:30~20:30 情報交換会(懇親会)希望者のみ■場所:厚木商工会議所 http://www.atsugicci.or.jp/ 小田急線本厚木駅徒歩8分■定員:40名→2/4増席定員80名 2/27 68名様お申込となっています■参加費:無料 情報交換会(懇親会)参加費2,000円■講師:有限会社ライフステージ 代表取締役 杉山 善昭■お申込:下記URLからどうぞhttp://web-syuukyaku.deca.jp/form.cgi?id=129629662419985感謝!
2011年02月25日
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ジュネーヴ・ショウもう一つの悲劇がランチアのブース。日本ではリーマン・ショック前にディーラー展開のニュースがあったのですが、その後はそれきりになってしまっており、極東の島国どころか本国の本体もアルファと共にリストラクチャリングの対象となってしまったようです。企業再建はビジネスモデルのリビルドですが、どうしたって当座のキャッシュフローは必要です。その解決策がクライスラーのバッヂエンジニアリング車。その骨はW210だったりするのですから、台所事情は消火器では足りないのでしょう。少なくとも早期の共同開発モデルに漕ぎ着けてもらいたいものです。さて、そんなランチアもエレガントなボディを一皮剥けば、中身はリヤカーのようなだったのはフィアットと同じです。手を入れれば入れるほど開いた口の大きさは大きくなるもので、トヨタやBMWを100点とするなら、せいぜい70点くらいのクオリティだと評するのが公平だと思います。しかし、最後に磨いたヘッドライトユニットは合格点でした。そのユニットはイタ車ファン垂涎のカレロ製。ちなみにちょっと脱線しますが、クルマのヘッドライトは重要保安部品であるのと同時に、商品の特徴を表すとても大切な部分でもあります。何故ならクルマのフロントデザインは人に例えると顔。ヘッドライトは目だからです。すなわち、ヘッドライトのデザインは眼力に直結します。そこのところ、日本車のデザインがいつまで経っても垢抜けないというか田舎っぽいのは、ヘッドライトのデザインが大甘だからです。甘いというのはカタチが甘いのではなく、線が甘いから全体がダメになっている。特にトヨタ車のヘッドライトとマツダ車のテールライトのアルミ反射板ギラギラは致命的です。クルマのライトユニットは、表面が透明のポリカーボネート、裏側が有色プラスチックを溶着してユニットになっていて、バルブの光を表側に集光するためアルミを蒸着して反射板にしているのですが、光の反射と無関係なところまでアルミ蒸着をして車体の印象を明るくしている。これが品性がありません。どちらかというと(クラウンのグリルを除いて)従来から凡庸なデザインが特徴のトヨタ車ですが、いくらなんでもデザイナーの気まぐれのようなことが、そっくりそのまま製品化するとは考えにくく、デザイン決定のプロセスに問題があるとするならば、それは組織と構成員の品質と管理がポイントということになります。問題解決や意思決定に「なぜ」を5回繰り替えす会社が、ヘッドライトのデザインにおいて「デザイナーがこう描いたから」という理由で決定することは有り得ないでしょう。啓示のないデザインが残る余地がないとすれば、啓示のあるデザインをしても意思決定に啓示がないとも言える。アウディ車がデザインで支持を拡大したのは、「あの」特徴的なヘッドライト(とグリル)によるところが大きいが、そのデザインを描いたのは日本人だ。そしてレクサスISの後期型はさっそくヘッドライトに同じモチーフを取り入れた。件の日本人デザイナーはトヨタで同じことがやれただろうか。一連の出来事は、善良を判断基準にするのではなく、強欲を判断基準にしているとも言えまいか。こういう日本人の組織が日本の競争力を殺いでいる部分だと感じるし、モノマネを恥としない東洋の無秩序な数の論理が価格の振幅幅を増大させている一因だとすら思う。理性に依拠する誇りを持ちたいものです。さて、ようやく本論。そろそろ最終仕上げに入っているLancia Yですが、他の全てが70点のところで、ヘッドライトユニットだけが合格点でした。▲Lancia Yのマーカーレンズ。日本人にはあと100年経っても創れないカタチをしている。それでも経年劣化でやや黄ばんできており、そのまま走らせるのは気が引けるため、きれいさっぱり磨くことにしました。▲作業前の状態。ヘッドライトレンズの上部が薄く黄ばんでいる。カー用品店に出掛けると、ヘッドライトレンズを磨くためのキットが売られています。商品の裏面を確認すると、紙ペーパーとホルダーだったりコンパウンドだったりします。ちょっとそれで宣伝文句の新車の輝きは無理だろうと思ってバフ掛けで磨きます。▲車体から外したヘッドライトユニット。これを機械で磨く。前述の通りヘッドライトレンズはポリカーボネートですので、どんなクルマでも黄ばんでくる可能性はあります。ですからクルマのデザインをシャープにしようと、ヘッドライトレンズにボディ同色のプレートを貼っているクルマをよく見かけますが、あれは良くありません。最初から優れたデザインのクルマを買いましょう(笑)用いるコンパウンドは、当然3Mのスーパーデューティラビングコンパウンドで、作業時間は2~3分。レンズ磨きキットやレンズ磨きサービスなんてもったいないです。せっかくヘッドライト周りをバラしたので、シャシー側もクイック・アンド・ブライトで徹底掃除と徹底WAXでバリモンになりました。▲作業終了後の状況。サイドマーカーレンズに注意。こんなことをやるとテージスが欲しくなります。感謝!
2011年02月24日
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早いもので、もう2月も最終週。来週はもう3月です。そうなると、そろそろラリーカーとのお付き合いも潮目が近づいてきましたので、記念といいますか、少々の名残惜しさも含んで(笑)楽しく動かす方に振って(!)います。長らくお読みいただいている諸兄には釈迦に説法ですが、普段はもっぱらショーファードリブンなのですけれども、こういう時になると思い切って機会を活かそうとモナコのナイジェル・マンセル選手のように振り回しております。さすがに日常では回転を上げるくらいしか選択の余地がないのですが、ときどき遭遇するタイト・ターンではちょっとハードにブレーキを踏んで片手でひょいとヨーを付け、左手でレバーをぐいと引いてのニュートラルステアが楽しいです。さて、標題の御仁はフィオラノを振り回すストラダーレの名物テストドライバーで、氏の名前で検索してみると599GTOでムジェッロを疾走するコクピット・アイが見つかります。フィオラノとムジェッロは路面のミューが違うようですが、それでも手馴れたクルマを転がすのはお手の物で、タイヤを鳴らしながらニュートラルステアを維持するのは楽しそうです。つまるところ、ヨーとトラクションのコントロールが良いかどうかが運転の楽しさだろうと思います。あと1ヶ月を楽しみたいと思います。感謝!
2011年02月23日
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フェラーリ社とは、アルファロメオのレーシング・ドライバーだったエンツォ・フェラーリが独立創業したレーシングチームが母体。レースでの勝利が名声を呼び、金持ちはレーシングマシンを欲しがる。レースで勝利した車両は言い値で売れて、レース活動の資金源となった。これがロードゴーイングカーの起源。自身はレースをしたいのであって、一般公道を走る車両に情熱やビジネスの面からの興味はほとんどなく、金蔓くらいに考えていたのでしょう。モデルバリエーションが広がり量産体制が確立すると、管理コストが嵩みます。そのロードカー部門を1969年に売却。但、売却話だけなら1962年頃からあったそうです。当時のフェラーリを眺めていた人々は「一般公道を走るフェラーリは、もはやフェラーリではない」と感じたでしょう。モデナかマラネッロから心か身体の一部が売られた瞬間です。売却後登場したBBというクルマは、名称と実態に若干のズレがあり、優先して選択された名称を理由に商業的に成功しました。来月オープンするジュネーヴ・ショウで、FFというクルマを発表するとティーザーキャンペーンが始まっています。Fは社名、FはFourで4輪駆動とのことです。今度の略称に名称と実態のズレはなく、F1のイメージに相乗し高性能を誇る赤いクルマを提供する保守的な会社のアイデンティティはしっかり守られています。しかし、ストラダーレといえどもフェラーリはGTカーだ。プロダクトラインナップとしてハッチバックはどうなのでしょう。もちろん相手は商売だから、反論に対してシューティングブレークという話法も用意している。シューティングブレークとは、狩猟用のワゴン車のこと。リアは猟銃や捕獲した獲物を乗せるスペースです。フェラーリで狩猟するの?大人が4人乗れるフェラーリに触手をそそられる方々は、きっとレースにも狩猟にも関心なく、理由もなく「あら素敵じゃない」としか言わないだろう。そういう方が全世界で500人か1000人いればビジネスは成立する。しかし、新型車で見えない一線を越えてしまったフェラーリからは確実に「何か」が失われようとしている。それはファンの忠誠というCUORE(心)か、ベルリネッタというCORPO(身体)か。彼らは「あのフェラーリは、もはやフェラーリではない」と心の中で呟くことだろう。そしてフェラーリ社は自動車メーカとしての名声が高まるでしょう。イタリアのファミリービジネスはいつもMolto Bellaだから、私がここで何を書こうが、辛口のマスコミが同様の論陣を張ろうが、株価が下がることはないだろう。当然そこまで事前試算しているのが会社経営である。そんなことだから、そろそろ246か328でもどうしようかなと思っていたら、偶然ディノを見かける機会が振って降りてきて、走り去る後姿を眺めると、見えない何かが見えるような気がしたりするものです。感謝!
2011年02月22日
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ピサの斜塔で有名な「ピザの大聖堂広場」です。以前にも書きましたけれども、日本でピサの斜塔と言っているのはもちろんここの事ですが、正式には「ピサ」ではなくて「ピザ」と濁るのが正解。食べものの方で「ピザ」と呼んでいるものは「ピッツァ」が正解。日本では、建物がピサ、食べものがピザで整理されているので大きな問題ではありませんが、イタリアに行ったら両方とも通じませんので、あらかじめご注意を(笑)。ところでこの斜塔は約5度ほど傾いているそうですけれども、遠くでみるよりも近づいていくとその傾きの大きさに驚きます。この傾きのなかを登れるというので、重度の高所恐怖症を克服して喜んで登ってみましたら、案の定途中で冗談ではなくなり、建物が傾いて景色が斜めなのか私が酔って景色が斜めなのか見事なまでによく分からなくなりました。塔の最上階にも上がれるのですが、ここだけはもうどうしようもないくらいで、ふうふうの体で逃げ帰ってきた次第です。もう少し慣れたら(何に?)もう一度行ってみたい気が(気持ちだけ)します(笑)。そういえば、ローマに用事が残っていたなあ。感謝!
2011年02月21日
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正式名称の「ウェストミンスター宮殿」よりも、通称の「ビッグベン」の方が有名な英国議会の建物。先日なんとなく眺めていたテレビのクイズ番組で、日本の学校で流れる「キーンコーンカーンコーン」というチャイムのオリジンは、ここの鐘の音だと知りました。でも、現地にいて何度か聞いていますが、はて本当にそうだったかなあ、という程度の印象でした。一方、同ロンドン市中心部繁華街にあり、若者の待ち合わせスポットとして渋谷駅ハチ公前のように有名であるピカデリー・サーカスの三洋電機の電飾看板が撤去されることとなり、こちらも日本企業に関連するニュースとなっている。これは、三洋電機がパナソニックと合併したことによりサンヨーブランドが消滅することに伴うもので、ロンドンのタイムズスクエアとして有名なピカデリーサーカスの風景が変わることになるそうです。ところで、ピカデリーでは写真を撮ってないんですよね。こんなことになるなら撮っておけば良かったと残念。後悔。反省。諸行無常です。ロンドン(英国)は、どうしても天気が曇りばかりで詰まらないしそれに加えてポンドが高い印象が強くて、のんびり滞在を楽しもうという気分になりにくい。どうせ同じ渡欧するなら天気の良いイタリアかどこかへなんて思うものですから、あまりなじみがありませんが、郊外の緑はこの世の天国です。ちょっと調べてみると、昨今は随分ポンドが安くなってきており、世界遺産が沢山あってそそられないわけでもないですから、機会があるといいですね。Have a nice week end!感謝!
2011年02月18日
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知り合いのBMW-Z4に乗せてもらって、すっかり感激してしましましたので記録します。先入観とは恐ろしいもので、BMWのXシリーズやZシリーズはアメリカ開発のアメリカ生産車と聞いたときに、興味は失せてしまっていました。しかし、いざ乗ってみるとフロアと上屋の剛性バランスが素晴らしく、往年のメルセデスを彷彿とさせます。これはカブリオレではなくクーペだからこそ実現したものでしょう。Z4というクルマはオープンでナンボだということは、オーナーはもとよりメーカーも世間も認知が確立されている市場経済なのだろうと感じますけれども、本質的なクルマとしては典型的なBMWのフロアに小さいキャビンを組み合わせたクーペが最高です。個人的には、Yが仕上がるので次はW126かR129かW201でもハーフレストアしようかなと思っていたのですが、もうあのメルセデスを忘れてしまっても全然構わないくらいのボディには、シュトゥットガルトがコストの前に失った最善という名の理性がここにあると強く感じ、まさか21世紀になってこんなクルマがしかもアメリカから(失礼!)生み出されるとは、夢にも思いませんでした。この現行モデルのZ4クーペは前期型のみで生産され、現時点ではクーペとカブリオレ両用とも言えるメタルトップモデルに移行してしまっています。もう新車は手に入りません。また、ベンツBMWだからドイツ生産とは限らないのも、グローバル経済化した21世紀の商品経済の現実でもあり、そのなかでMade In Germanyの信頼を他所でも実現したBMWの開発生産の技術力も素晴らしいと思います。そういう意味でも、21世紀型の自動車遺産に載せたい1台に出会ってしまいました。感謝!
2011年02月17日
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先月出版なされた遺言・相続問題の専門家である中山広仁先生が私の事務所に遊びに来てくださいました。新刊のタイトルは「心に響く遺言書」で、とかく遺言関係の書籍の分野は法律資格者が執筆した「書き方」の本が多く、真剣に遺言を考えている人に対して参考になる実例や、遺言を残してお亡くなりになった後の「その後」を書いた本は、ほとんどないのが実情です。この「心に響く遺言書」は、これまで数十年に亘って相続問題に関わってきたご経験をもとに、良かったケース悪かったケースの両方を紹介していて、遺言を残したいと考えている方にもっとも参考になる実例集であると共に、遺言を残す本当の意味や自分自身ならどうしたいかイメージを膨らませる良い参考になる「お手本書」です。心に響く遺言書ご来所いただいた早々に、サインをおねだりして書いていただいたのですが、堅くて真面目な書籍とは別に「マコトちゃんへ」と書いてしまう茶目っ気も中山先生のお人柄と魅力です。そのご人徳が天に通じたのか、現在書店で平積みになっている店頭の在庫も日に日に少なくなっている様子で、知人の出版した書籍が着実に売れているのが見られて嬉しいです。私自身は、まだ全て読み終えていないのですが、ぜひとも多くの方に読んでいただきたいのは同級生の時田君の話です。全国書店の遺言相続コーナーで平積みになっていますので、ぜひご購入いただき、お知り合いに広めていただきたい良書です。感謝!
2011年02月16日
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昨秋から列車で旅に出たいと思っていたのですが、もう満足がいくような客車列車はほとんど無くなってしまいまして、ちょっと途方に暮れてしまっていました。そんなときに客車列車でしかも蒸気の暖房だというので、喜んで出掛けてきました。21世紀は電気の世紀ですが、20世紀は火力の世紀でした。核融合による原子力は今世紀後半から来世紀のものでしょう。今や暖房といえば何処でも何でも電熱ヒータが当たり前ですが、火力が主力の前世紀には使用する熱源によってヒータもバリエーションがあり、蒸気で列車を動かす場合には動力から蒸気を分けて客車の暖房にも充てていたのです。蒸気による暖房は、湿度たっぷりでほんわり温かく電気にはないぬくもりのある味わい深いものでした。客車列車への拘りというのは、どちらかといえば快適とは程遠いものなのですけれども、蒸機列車の味わいは他に代えられないほど深いものがあり、上り勾配のトンネルに入ろうものならドラフト音に加えて、煤の匂い、ボギー台車の振動、窓枠の軋む音などが渾然一体となった交響曲に包まれます。同じようなことは、きっと日本の彼方此方でもあるのでしょうが、ことそれが夜の出来事となると、老いも若きも男も女もどこかが狂うのではないかと思うくらいその旅情に酔えるものでした。また、そこでお茶を片手に弁当などを頂くことになると、それが小説の中でも映画のなかでも夢の中でもないリアルな現実だということに無上の至福を感じるものです。感謝!
2011年02月15日
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「青い蹄鉄はアナコット製鉄がお好き」の続編。当時生意気盛りだった私は上映中に観に行かず、ビデオを借りてみた記憶があります。WALL STREET: MONEY NEVER SLEEPSゴードン・ゲッコーを演じたマイケル・ダグラスの演技が強力なインパクトをもっており、それにマネーの品性を問わないパワーが相乗して有名な作品になりました。続編の本作は、意外にもロワー・ダウンタウンやタイムズ・スクエアがほとんど登場せず、いかにも投機経済といったイメージが確立してしまったシリーズの続きとしては肩透かしを食らう内容。一般に、特にハリウッドで製作される映画は、世相を色濃く反映するものです。すると、今作はリーマン・ショック後の世界秩序の変化に戸惑う先進諸国の社会を写したものかもしれません。前作も今作も、本質的に共通するのは人間と貨幣との関わりと意味合いであり、強欲は善とかこの2時間は資産となるといった言葉とは対極を「Is greed good?」と問うものです。まあ大雑把に言えば前作は「貨幣と人間」、今作は「人間と貨幣」と言っておくのが良いのでしょう。カネは必要。ではカネは全てか? 欲は必要。では欲は全てか?二元論で論じることの意味合いを監督は問うたかもしれません。あえて目的と手段で分けるなら、カネは手段、目的は?Happy Valentineの日に。感謝!
2011年02月14日
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名曲「Don't Break My Heart Again」のアンサーソングと評されたにも関わらず、日米盤には載らなかったこちらも隠れた名曲。Whitesnakeゲイリー・ムーアの影響が強いと言われたジョン・サイクスが強烈なソロを披露しており、日本人の感覚からはゲイリーの方がバンドに合っている感じがしますが、サイクスのこの強烈さがアメリカ市場を強襲したからこその大成功に繋がったと思います。その強襲するソロはゲイリーの影響が分かるもので、エゴとエネルギーが溢れた20代のギタリストとしては上質な大人の魅力を持っていたことが、ここでも天才と評される素地があったということではないでしょうか。来月新譜がでる予定のWHITESNAKEでは、また別の方向に向かって影響を感じさせるダグ・アルドリッチが頑張っていますが、皮肉にもアメリカ人としては地味なダグと典型的なアメリカ人のレブを丁度足し合わせたようなギタープレイになれば、ゲイリー2人分のツインギターになってこの曲を上回る素晴らしいアリーナになるだろうと期待しています。You're Gonna Break My Heart Again(Coverdale/Sykes)Now I knowI've seen that lookOn your face beforeWhen you realisedAll the memoriesWalked right out the door...Now it's eye for an eyeA tooth for a toothNo more hiding behind the truthI'm gonna get exactlyWhat's coming to meYou're gonna break my heart again,You never let me forget itYou're gonna break my heart againBut, you're gonna live to regret itNow you sayI took advantage of youWhen you never knew the scoreBut, you should knowWe've been this wayOne thousand times beforeYou told me once,You told me twiceIt's down to me, girlTo pay the priceBut, this time's the last timeThat's for sure...You're gonna break my heart again,You never let me forget itYou're gonna break my heart againBut, you're gonna live to regret itYes you areYou talk of how our loveWas meant to beAnd all the timeYou sacrificed for me...So how could I forget it,Why should I regret it'Cos when you told me you loved meI knew it was liesSo no more crying, no more goodbyes,'Cos this time's the last timeThat's for sure...break my heart...Now you sayThere is no one in the worldCan get the better of youAn' you should know'Cos you never made it easyWith the pain you put me thruI told you onceI told you twiceIt's down to you, girlTo pay the price'Cos this time's the last timeThat's for sure...You're gonna break my heart again,You never let me forget itYou're gonna break my heart againBut, you're gonna live to regret itI just can't take anymore,No more, no more, no more...感謝!
2011年02月10日
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ふたたび寒い朝。渋谷・円山町はみぞれ、神泉町レクサス前は雪が舞っていました。ベルファストも同じように寒いだろうと思います。Out In The Fields / Gary Moore(Moore)Gary Moore / Out In The FieldsIt doesn't matterif you're wrong or if you're right.It makes no differenceif you're black or if you're white.All men are equaltill the victory is won.No colour or religionever stopped the bullet from a gun.Out in the fields,the fighting has begun.Out on the streets,they're falling one by one.Out from the skies,a thousand more will die each day.Death is just a heartbeat away.It doesn't matterif you're left or to the right.Don't try to hide behind the causefor what you fight.There'll be no prisoners takenwhen the day is done.No flag or uniformever stopped the bullet from a gun.Out in the fields,the fighting has begun.Out on the streets,they're falling one by one.Out from the skies,a thousand more will die each day.Death is just a heartbeat away.There's no communication,no one to take the blame.The cries of every nationhave fallen on deaf ears again.Out in the fields.Out in the fields.They are falling one by one.Out in the fields.No flag has ever stoppedthe bullet from a gun.Death is just a heartbeat away.Out in the fields,a heartbeat away.Out in the fields.Death is just a heartbeat away.Out in the fields,a heartbeat away.Out in the fields.In the fields,the fighting has begun.Out on the streets,they're falling one by one.Out from the skies,a thousand more will die each day.感謝!
2011年02月09日
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私のなかでは世界一のギタリスト。同じように賛同してくださる方も多いのではないでしょうか。孤高の人間国宝が突然お隠れになってしまいました。ショックです。最初にゲイリーを知ったのは、フィル・ライノットとの共演で話題となりヒットした「Out In The Fields」で、中学生だったか高校生だったので、知識も経験も乏しい青い子どもに衝撃のギタリストとして映りました。ビデオクリップのベルファストの話は、全世界がアメリカみたいだと思っていた当時の典型的な日本人の私にとって、どこかの国の昔の話だと遠い感覚しかなかったのですが、今となっては現在でもそう大きく違わないだろうことがよく分かります。そういう孤高の天才との距離感が縮まることはなく、21年ぶりに実現した昨年の来日公演は、是が非でと思っていたのにも拘らず日付も曜日も失念する忙しさの前に失念する愚かさぶりで、まあまた来年来るだろうという楽観の前に消えてしまいました。その消えた日が自分自身の誕生日であったことも、この人生の最大の後悔の一つとして永遠に記憶に残るでしょう。I have still got the Blues.May R. I. P.Still Got The Blues / Gary Moore(Gary Moore)Gary Moore / Still Got The BluesUse to be so easyTo give my heart awayBut I found that the haeartachewas the price you have to payI found that that love is no friend of mineI should have know'n time after timeSo longit was so long agoBut I've still got the blues for youUse to be so easyFall in love againBut I found that the heartacheIt's a roll that leeds to painI found that love is more than just a gamePlay and to winbut you loose just the sameSo longit was so long agoBut I've still got the blues for youSo many years since I seal you faceYou will my heartthere's an emty spaceUsed to be(SOLO)So longit was so long agoBut I've still got the blues for youGolden days come and goThere is one thing I knowI've still got the blues for you
2011年02月08日
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「ヒデ、いいか。よーく聞くんだぞ。おじさんはなあ、お前のあのろくでなしのオヤジの仲間なんだ。いい年をして、おっ母さんの世話もみねえ。子どもの面倒もみねえ。そんなお粗末な男にお前なりてえか。なりたくねえだろ。ヒデ。だったらな。このおじちゃんのことなんか、とっとと忘れて、あのお母ちゃんと二人で幸せになるんだ。分かったな。分かったら、早く行け。これだけ言っても分からねえか。おじさん怒るぞ。行け。これで涙拭いて、さっさと行け。」「働く? なあに言ってんだおめえは。働くっていうのはよ。博みてえに、女房のため、子どものため、額に汗して、真っ黒な手して働く人たちのことを言うんだよ。オレ達は口から出まかせ。インチキくさいものを売ってよ。客も承知でそれに金を払う。そんなところでおマンマ頂いてんだよ。それが渡世人のつれえところよ。」男はつらいよ 寅次郎物語意気地も度胸もない人生が38回となりました。もう少し立派な人間になりたいと思うのですが、その道は果てしなく長く遠く、どこにも辿り着く前に終わってしまうのではないかと惑っております。こんな体たらくの野郎のところにも、多くの方からお祝いの電話やメッセージを頂戴いたしまして、翌日の今日までお返事をしております。アッシは幸せもんです。ありがとうございます。感謝!
2011年02月07日
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エジプトの反政府デモが連日報道をにぎわせており、エジプトだけでなく、チュニジアの政変をきっかけに、北アフリカ諸国で反政府運動が活発になっています。今後の中東情勢が流動的になってきていることは明らかでしょう。原油価格の高騰も十分に考えられます。エジプト・カイロのデモ報道をみると、中心市街地にあるタフリール広場(報道ではタハリール広場)が群集で埋め尽くされていて驚きます。あの広場は東京ドーム2~3個分くらいの広さがあって、普段は中心にバスターミナル、周辺道路は片側4車線(というかセンターラインがない!)ですから、広さを想像していただけると思います。あともう二ヶ所、一ヶ所は川の近くでのデモも多く報道されていますがあれが天下のナイル川で、さらにもう一ヶ所はツタンカーメンの黄金のマスク所蔵で有名な考古学博物館前だと思います。三ヶ所とも首都の中心市街地でこれだけ大規模なデモですから、国内各地に影響が広がっていることは容易に想像できます。デモのきっかけはインターネットの情報だそうです。民衆が自由に発言する力の前には、いくら強固な体制でも独裁を維持できないことが白日となりました。これは遠くない将来に、東アジアでも一連の流れに沿った同様の出来事が予想できるでしょう。どんなに自然環境が厳しい地域に暮らす人でも、自分自身の身体的自由や精神的自由を求めることは変わりません。置かれた環境と自身の人生との最大公約の実現を求めるでしょう。北アフリカの人々は、それを求めて立ち上がったということだと思います。自由な言論を通じて自身の人生のダークサイドに気づいてケリをつけることを選択したという側面も言えると思います。よく欲望は際限がないと言いますが、希望も同じように際限がありません。生きる限り続きます。ですから、どんな種類の国際指標の比較で1位になった場合でもさらに次を目指すのが人間です。スポーツをイメージすれば理解しやすいでしょう。対して、次を目指そうとするのではなく、どこからか恵みがもたらされると待ちの選択を不作為にするのは、本当の意味で生きている人間なのかと思うことがあります。いまの状況が悪化することに不平を述べるだけの言論を(不作為のうちに)選択している人もいます。それは、人生のダークサイドに気づかないか、気づいても見てみぬふりをすることで、限られた時間を空費しているのです。どんな人間も弱さをもっており「できれば楽をしたい」というデビルが住んでいるでしょうが、そのデビルを理性をもって封じ込めるから最大公約が実現するのです。暴動が起こる愚の前に、良いところは活かし悪いところは潔く改める、そのケリをつける勇気をもちたいですね。感謝!
2011年02月04日
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本日は節分。今日から新年です。そこで、だからというわけでもありませんが、私の秘密の宝物をご披露いたします。大丈夫だ石です。宝物のわりにはノートPCの上に置いてあって恐縮ですが、身近に置いておくことが大切だと思っています。この大丈夫だ石は、尊敬する経営コンサルタントの石川元則先生が一休禅師の故事をヒントに製作されたもので、とかく孤独な経営者がもしバイオリズムの低下などで悲観をするようなことがあったら、これをみて己を奮い立たせろメッセージを込めた経営者応援グッズです。しかも、大丈夫だ石そのものは、この赤い箱のなかに入っているのですが、普段はその赤い箱を開けることが禁じられており、例えば業績不振で廃業必至、債務の連帯保証を苦にこの世を果敢無むようなことがあったときだけに限って、初めて開けることが許されるという、絶体絶命のときだけ頼ることが許されるものです。昨今の経済情勢をみると、企業は設備投資を減じ、家計は消費を縮減し、革新的な新技術で社会のスタンダードが変化する予兆もみられず、国家債務の膨張と解消のための増税が連呼されており、これはそのまま業績が悪化して首が回らなくなっている企業経営者の心情に近いものが感じられます。年末から年度末のこの時期に、私も相談の電話をもらうようになりました。そんな苦しい環境と状態のときに、精神的な支えになるのがこの大丈夫だ石です。とくに中小の企業経営者向きですが、大企業のトップや一家の大黒柱の方まで、広く万民に役立つでしょう。このメルマガや私の経営コンサルでは、どちらかというと攻めの内容が多いのですが、こういった種類の守りもあると攻めと守りの両面で一本芯が通り、心強くなって良いと思っています。詳しくは、イシカワ経営企画研究所へどうぞ。※この記事は、メルマガ記事の加筆・修正版であり、ビジネスに関する情報はメルマガを優先して公開しています。いち早く最新情報をお読みになりたい方は、まぐまぐから無料でメルマガ登録できます。感謝!
2011年02月03日
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少し前になりますが、友人と自動車ディーラー巡りをいたしました。ひとつのお店に出掛けるのではなく、またモーターショウのように練り歩くのでもない、意外と興味深い体験です。そのなかで一番営業が熱心だったところで、試乗の機会がありました。そのクルマがA4です。A4のディメンションは、4705mm×1825mm×1440mmで日本では当然ですが、3ナンバー級フルサイズの様相です。このフルサイズボディを引っ張るのは2Lのターボエンジンで、それを四輪に配分して全体を駆動します。ドライバーは営業氏、助手席は友人、私は後部座席で発進。後ろだと視界が妨げられているので、乗り心地や静震性などがよく分かります。ドライバーの営業氏は、このクルマの特徴としてエンジンを取り上げていました。営業の方がトークしながら加速しますが、2Lのターボエンジンはトルクが細く、多段ギアが細かくシフトしてフォローするセッティング。これは燃費を稼ぐ目的もあるでしょう。一方、スロットルを深く踏み込んで明確に加速の意思を伝えると、3000回転付近からターボの過給が加わり2段目の加速が始まります。メリハリが利いたセッティングを目指したのでしょう。私の関心の的はギアボックス。最新のDSGと呼ばれるツインクラッチを搭載して駆動力の断絶時間0を目指したシステムですが、ドライバー氏のコンマ0何秒でシフトチェンジするという解説に反してクラッチが滑っていました。後部座席では視界がないので十分に分かりませんでしたが、このドライバー意思の反映と滑らかさを意識したセッティングは、前席では視界の流れと速度感が一致するものだろうと想像できます。対して、コーナリングでは四輪駆動からくるアンダーステアが明確に伝わり、後席ではロールなしに風景が突然直角に折れる印象の乗り心地で、身体が左右に振られます。この点はBMWほどではありませんが、メルセデス基準では次点ということになりそうです。シャシーは今どきの流れを押さえてそつなく仕上がっており、若干設計年次を感じさせますが、一連の進化の流れのなかにあることを意識させない感じです。つまりドライバー氏が言うとおり、小さなエンジンを過給してトルクフルに仕立て、最新DSG搭載、4輪駆動、大人4人がゆったり乗れる広さ、低燃費を特徴とする商品です。一方クルマとしては、このクルマはただのセダンから背伸びして、スポーツカーではなく、ワゴンではなく、もちろんクロカンでもない、よく言えばセダンの形をしたクロスオーバースタイルを狙ったようです。以前にも似たようなクルマに乗ったことがあるなあ、とずっと考えながら乗っていたのですが、それはオペルのオメガでした。フルサイズのボディに2Lのエンジン。燃費優先で深く踏むと加速する。電制を効かせロールは少なめ。違うのはFRか4WDか。それは、将来のクルマ商品コンセプトを先取りし、そのコンセプトを従来の素材・機械で実現しようとした、本質的に有り得ないパッケージを、何とか商品として仕上げているからではないかと感じました。営業氏は、メルセデス/BMWとの比較でトークをされておられましたけれども、商品としてはそうでも、クルマとしては過度期のものとして比較対象から一段落ちてしまう気がします。他のブランドとの比較や他の車種ラインナップとの比較からは、明確なポジションがあるものの、そのものを問われると平凡で没個性なもので、むしろ営業とブランド価値のために有り得るものでした。とくに指定がない方には他車種をおすすめしますが、これがいいという方にはいいかもしれません。きっと将来もっと完成されたモデルが発売されるでしょう。感謝!
2011年02月02日
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かつて、あるところに「美味しいコーヒーをどうぞ」と書かれた看板を掲げる喫茶店がありました。コーヒー好事家の皆さまが、目聡く看板を一瞥して店に入り、そのコーヒー店主に「あの看板の”美味しい”は誰が考えたの?」と尋ねると、ああ、あれは私です。「それは随分強気だねえ。」あはは、まあ。と、こんな遣り取りがありましたが、その店主は抽出になると外野の雑音を一切振り払い、一心にネルに向かって注湯し続け、好事家の一見客を唸らせたうえ見事に常連客を獲得していました。その店主が知っていたのかどうなのか、潜在的な印象を宣伝文句に掲げたのかは分かりませんが、これは本当の真実です。コーヒーに限らず食べものの味は、2階建て構造になっており、うまさとは素材の良さ、美味しさとは調理技術の良さであり、一般的にうまいと美味しいを同義に用いるのは間違い。したがってうまいコーヒーとは豆が良いこと、美味しいコーヒーとは焙煎や抽出技術が良いことです。この点、うまいコーヒーと看板を掲げたチェーン店は間違い、美味しいコーヒーと看板を掲げた個人店は正しかったということになります。さて、コーヒーが大好きで、美味しいコーヒーを楽しみたいという方は沢山いらっしゃるわけですが、誰でもとなると話がまったく別になります。何故なら誰でも豆を上手に焼けるわけではないという制約があるからです。しかし抽出に限ってみれば、お湯を落とす作業ですから誰でもできる。ならば、抽出で美味しいコーヒーを作りましょう。その前に、美味しいコーヒーを淹れるためのお湯とは?新鮮で、よく沸騰し、空気を沢山含んでいること。水は生鮮食品で、放っておくと酸化と劣化が進みます。ですから、無理に市販のミネラルウォータを使う必要も、わざわざ遠くに天然水を汲みに出掛ける必要もありません。浄水器を取り付けた水道水で十分、たっぷり沸かしてください。その新鮮な水を「よく練りましょう」。練るとは、よく煮沸させること。科学的な違いは分かりませんが、少量の水を沸騰したところで火を止めた場合と、大量の水をよく煮沸させてから火を止めた場合では、味が変わります。これ他の料理でも同じです。よく練ったお湯は空気が抜けてしまっていますから、再びよく空気が溶け込むようにお湯を振りましょう。以前あるところでコーヒーを淹れる機会があったのですが、お湯を振っている私をみてフレンチのシェフが「それは空気を入れてるの?」と一発で看破されました。ここまでで準備が完了。美味しいコーヒーが飲みたかったら、ここで焦らず丁寧に注湯します。よく蒸らし、糸のように細く、豆の奥までお湯が届くように。試してみてください。その2はまたいずれ。感謝!
2011年02月01日
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