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♪ まだだれも顔を知らない隣人に古老のわれが花見に誘う 昨日のお花見に寄せて歌を詠む。時速5首というところかな。即興に近い歌詠みですが、散文とは違った面白さが出ればと工夫しました。♪ お花見は三年目となりさらに若返りゆくわが隣保班♪ 花無くば交わさぬことば隣人の近くて遠いさびしき日本♪ にぎにぎとブルーシートに歓談す桜は春の月下氷人♪ たおやかにピアスが光る若主人飼うプードルは異端の短毛♪ 婦人らは赤子の周りにより寄りて母性本能くすぐられおり♪ JIM BEAM APPLEのソーダ割り飲みたる男の仕事は探偵♪ 一年から学童保育へ通わせる十五で元服する世となるや♪ プードルのルルは人好きそちこちに割り込みすり寄り顔を突き出し♪ 枯れ葉ちりシートめくれて突風の乱入ありてなおの賑わい♪ 一家族千円で済ましほのぼのとエコでコスパの見上げたお花見
2025.03.31
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♪ うぐいすのとおく聞こえる花の下昭和平成令和が集う忍野八海 お花見にいいタイミングの日曜日なのに天気はまだら模様の荒れ模様。北は雪など降ってるし、雨やみぞれのところあり。幸いこの地は太平洋の晴れて風吹く海のそば、午後に花見をする予定。 中2日なるウォーキングへ朝のうちにと7時半、いつものコースへでかけたり。朝は風なく穏やかで空はぽわんと薄曇り。 ソメイヨシノはちらほらと山桜系はいま盛り。寒の戻りの今日明日は、足踏み足止めするばかり。 さすが日曜、歩く人のわりと多くて挨拶もしっかり声出し交わしたり。パグ犬が、ハッハハッハと陸蒸気の走るがごとく息を吐き、歩く姿の面白し。遠くでウグイス啼く声は、いずれも竹林あるところ。"梅にウグイス”なんてこと、あり得ないとぞ思いけり。 12,700歩、ショートカットで戻りくる。そろそろ風の出る時刻、午後は寒いぞ気を付けろ。花粉症には縁のない昭和生まれの老人は、風邪などひかないようにせむ。 新住人たちとの親睦のお花見は午後の、軽く昼を済ませてから集まることになっていた。主婦感覚で、金のかかることはやめて簡素にやることになった。酒を飲みたい人は自分の好きなものを持って来ることにし、差し入れもなしであくまでも負担のないようにと。 3月に生れたばかりの赤ちゃんやトイプードル(3歳)も参加し、ぎりぎりの昭和生まれや2000年生まれもいたりして、平和な時間がにぎやかに。和気あいあいにみんなそれぞれ交流が出来たようです。 寒い中にも陽も射して、まあまあ楽しく有意義に。大人15人、子ども7人のお花見親睦会は2時間あまりで無事に終了。初対面の新人も十分に交流できたようだし、3分咲の桜もさぞ喜んでいることでしょう。
2025.03.30
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♪ 外圧にからだ定めて春の日のたがの外れに気の惑いおり 気圧が極端に下がったり上がったりすると、頭痛、首や肩のこり、めまい、全身倦怠感、関節痛、低血圧などが起る場合があるという。人によってその症状は違うし、気圧のせいだということに気づかないことも多いようだ。 今は季節の変わり目なので自律神経が狂って、集中力がなくなり何もする気が起きなかったりする。23日は確かにそうだったのだろう。そんな気分を歌8首に詠んだりした。 しかし、27日はそれとは違う症状があった。とにかく気分が悪く頭が重い。鬱陶しさがハンパナく酒を飲んでも効果なし。寝不足の時もそんな感じになったりするが、それよりかなり程度が悪い。 頭の中が砂嵐状態。脳みその中に細かい砂粒が入り込んで、身体が傾いたまま動けない超満員の電車のごとく、脳神経を圧迫して石のごとし。痛みもないし熱もなく、他には何の症状もない。思い当たる原因は何もないので、ただただ嵐が過去るのを待つしかない。 それが、翌日は空き空きの始発電車のようにスッキリして、晴れ晴れしく落ち着いている。 気象協会の「気圧予報」で気圧変化による症状への注意喚起を見て、それが気圧のせいだと始めて気付いた。図を見るとそれは明らかで、27日から一転して、昨日今日は気圧が上昇している。 予報によると、来週の頭から再び気圧が下がり、3日ほど続くらしい。この時、同じような症状が出れば気圧のせいだというのがハッキリする。 女性に気圧が下がると片頭痛になる人が多いと聞くし、カミさんの周りにもそんな人がいて、「ああ、明日は天気が悪くなる」と。症状は頭痛だけでなく、首肩こり、全身倦怠感、めまい(メニエール病含む)、布団から起き上がれない、低血圧、不安感、うつ病、ぜんそく、アレルギー、神経痛、関節痛、などさまざまで「気象病」というらしい。 気圧は、大気の状態によって上下する。耳の奥にある内耳がセンサーとなり、脳の中枢にある自律神経に気圧の変化を伝えている。「頭痛ーる」より 気圧が下がると体の外からの圧力が減り、血管が膨張する。自律神経がきちんと機能していると、交感神経が働いてその分、血管を収縮させる。気圧が上がっている時は逆で、副交感神経が働いて血管を膨張させる。それがうまく機能しないと様々な症状が出てしまう。 内耳の感度をよくするために、耳の周囲の血流を良くするといいとか。「頭痛ーる」 他にも「頭痛ーる」では、◆タオルで簡単!首ストレッチ、◆肩こりに効果的!肩まわりのリセット、◆自律神経を整える!12秒呼吸法など、気圧上昇による体調不良の改善と予防方法を紹介している。 体調の管理・対策ができるアプリもあるらしい。 明日のお花見は、今年入居の2軒も快く参加してくれることになった。寒いけど「変更せずに決行しましょう」と、LINEのメンバー全員が固い意思を表明。北西の風7(m/s)が吹き抜ける12℃そこそこの中で、楽しめるのかを発起人の私一人が気をもんでいる。 せっかくの日に "頭が石になったような気象病状態” ではどうしようもないが、幸い気圧は上がって安定している。寒さ対策をしっかりして楽しくやりましょう。 桜は、開花しかけたのに急な冷え込みで「3分咲」ほどで足踏みし、兎糞便のように咲き渋っている。
2025.03.29
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♪ やきもきして過ごす弥生の一週間 遅れし花のちらほらと「ほら!」岩国 錦帯橋 桜の時期になると思いだす。苦くて酸っぱくてちょっと塩辛い、青春の蹉跌。1年間の放浪の旅。 出発したのが4月の頭だったので、最初から桜に縁のあるものがいろいろと思いだされる。♪ 若き日に女子に交じりて花見せし錦帯橋の傾斜なつかし♪ 錦帯橋のたもとにありしYHに貴重な男の客となりたり♪ 酔客のあふれる花の下をゆく女子の護衛のそぞろなるかな♪ 放浪に流れつきたる古屋敷由緒歴史のあるを知らさる錦帯橋世界文化遺産登録推進協議会より 55年も前のことなので、当時のことを知る手立てがない。YHのスタンプ帳も捨ててしまったし記憶の端っこにわずかに残っているものがすべて。 観光旅行ではないし、お花見など関心もなかったが、たまたま泊まったユースホステルはウィークデイで女学生数人と男の客が私一人だった。女子だけを連れて行くのは不安に思っていたホストが、これ幸いに用心棒にとかり出されたわけ。 九州をスタートに北へ向かう設定だったため、桜前線に合わせる格好になってこの後もどこへ行っても桜が付いて回った。
2025.03.28
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♪ 草萌えてある物ねだりする春の詩人となりて水に絵を描く 昨日、午後3時過ぎに外れ出たら一瞬、何か焦げ臭い匂いがした。何か硬いものをカットしている時に出る匂いような感じもする。辺りを見回してもそんなことをしている様子はないし、どこかで何かを燃やしている形跡もない。 どうやら、韓国南東部で同時多発している山火事の煙によるものだったらしいと、後になって知った。 えー、韓国でも山火事?!! 韓国の山火事現場からの煙の流れ(ウェザーニュース) 愛知や岐阜で多くの人が ”焚火のようなにおい” を感じたという。 偏西風に乗って若狭湾から東海地方に流れ込んだらしい。午前9時ごろから午前10時ごろにかけてが一番酷かったらしい。私が感じたのは、そのわずかな名残のものだったのか・・。韓国の山火事読売新聞 韓国では今月21日以降、韓国南部のキョンサン南道(慶尚南道)やキョンサン北道など各地で山火事が発生し、25日、強風が吹いた影響で被害が拡大したようだ。消防隊員ら4人を含め山火事で死亡した人は、あわせて18人となっている。家屋にも被害が出ているようだ。 今後も空気が乾燥した状態が続く見通しで、さらなる被害の拡大が懸念されている。 日本でも2月に3件目となる、岩手県大船渡で大規模な山火事があり甚大な被害が出たばかり。3月に入って愛媛県や岡山県、宮崎県で山林火災が相次いでいる。 今治市で今月23日に発生した山林火災は、4日目の26日も延焼が続いていて、焼けた面積はおよそ417ヘクタールと25日午後より倍近くに拡大している。消火活動が続けられているが、依然として、鎮圧のめどは立っていない状況。 山林火災は2月から4月に集中して起こる。おととし全国で1299件発生し、そのうち半数を超える679件が2月から4月に集中しているとか。これって全部が人災じゃないか!! 昔から怖いものを例えて「地震、雷、火事、親父」という。地震による火災や雷による火災があったりもするが、人の手によるものがほとんどとなると、話が違ってくる。防げるものばかりだ。 犯人を捕まえたところで、失ったものはもう戻らない。堪ったもんじゃない。 木々が燃える、家が燃える最悪の春だ。 燃える山林を思いつつ、庭に目をやれば植物がたち萌えている。芽吹き、花芽と葉芽が目くるめく勢いで緑なしていく。 白のモッコウバラとレディ・オブ・シャーロット。芽吹き出したと思ったら、あっという間に葉を茂らせている。 ナニワイバラも、最初は花芽か葉芽か分からなかったがその違いもハッキリし、莟みをたくさん付けているようだ。 コーナーを曲がって伸びている枝にも花芽がついているようだし、この花が咲くのが一番の楽しみだ。 ベロニカ・オックスフォード・ブルーも一斉に花を咲かせて、殺風景だった庭に春のエッセンスを展ている。青い小さなコーラスが聞こえるようだ。
2025.03.27
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♪ 毎日がそぞろに過ぎて手に着かぬ缶酎ハイとお花見幹事 恒例のお花見を30日に決めたのは良いが、またまた寒の戻りという無礼極まりない気まぐれ天気が、庶民を翻弄するべくやってくる。 なんじゃーこれは。冗談じゃない。この期に及んでこんな卑劣で非人情的なことを起こすなんて、神様とかいうのがいるならゴミ箱に押し込んで火をつけてやりたい。 1年に一回だけの貴重な親睦のチャンスだ。せっかく2軒の新しい住人も快く参加を表明してくれているのに、それに水を差すどころか北西の強風まで浴びせかけてくるとは。 頃はやよいのつごもりだ。年度の替わる変わり目の子どもはウキウキ春休み。学年一つアップして、未知の世界へまた一歩。人のるつぼに入れられて、良いも悪いもないまぜの夢と不安の太平洋。浮かんで揺れるその前の、1年の汗と涙の着ぐるみを脱いで軽やかパラダイス。そんな貴重なひと時を邪魔するなんて許せない。 この際、一週間ずらすという気の重いめんどくさいことを考えてみたりするが、LINEで5人グループを作ったヤマノカミたちが何と言うか。肝心のわが連れ合いは、言い出しっぺの片棒を担がされて段取りをつけるまでは気安く動いていたものの、一度決めたものを変更するというアメーバー的柔軟性に欠けている。「LINEメセージで "どう思う?” って訊いてみたら」と言ってはみるものの、一度下した足はもう上がらない。せっかくのライングループへ、人差し指さえ動かすのを躊躇しているという塩梅で・・。 「花に嵐のたとえもあるさ」そうなる前の花冷えの、そのまた前のもどり寒。はてさて如何にせんとてや。遠慮などせず言いたいことを、言ってきておくれなはれや山の神たち。痩せ老人に遠慮をするなど百年の遠き昭和の因習ぞ。リベラルに、インデペンディングな関係にと思えばこその親睦会。昭和生まれのへぼ爺が霾るの温き風が吹く空の下で、暇をひまとも思わずにぶつぶつ言ってるばかりなり。「さよならだけが人生だ」。 于武陵「歓酒」井伏鱒二 訳 今日26日は、北日本を低気圧や前線が通過する見込み。一方、東日本と西日本は高気圧に覆われる。各地で風が強まりそうで、特に北海道の一部と東北から九州にかけての広い範囲で黄砂の飛来が予想されています。車や洗濯物が汚れないように注意が必要。 27日(木)~28日(金)は雨や風が強まり、春の嵐に。28日(金)は関東を中心に暖かい空気が入り、夏日地点が続出。ただ、29日(土)からは気温が大幅にダウン。寒暖差が大きい。 どうやら今日、開花したようです。このまま暖かい日が続けばいいが、そうはならない。
2025.03.26
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♪ 霾(つちふ)るに花粉の混じる春やよいはなに微塵の堪えがたきかな 昨日の夕方、突然の雹には驚いた。雷鳴が聞こえていたが雨は降っておらず、雨はぱらつく程度だろうと思っていた。 6時を過ぎたころ、窓の外に聞き慣れない音が。ブラインドの隙間から外を見ると、雨混じりの雹がアスファルトに激しく叩きつけられていた。長いことここに住んでいるが、雹を見たのは初めてじゃないかな。 この時、名古屋ではかなり激しい雨が降っったらしい。 昨夜から今日にかけて、孟浩然の春暁「春眠不覚暁 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多少」まさにこの詩の通りの状況を味わっていた。 今朝になって雨は上がっていたが湿度が高く、空はもやって霞が掛かっている。どうやら黄砂のせいらしい。6時過ぎにウォーキングに出かけたが、綿あめのように膨張しその上に紗をかけたような、得体の知れない物質のような太陽が浮かんでいた。佐布里花と緑のふれあい公園への道 雨上がりの佐布里池は、独りで高齢の男が歩いていたりする以外はいたって静か。陸に上がっていた水鳥が足音に驚いて慌てて池に飛び込んでいったが、そんなことでもなければ死んでいるのも同然の静かな朝の佐布里池だ。 向こうの堰堤には川鵜がいて朝の食事は終えたのか、鳥なのに水中で泳ぐことが出来る身を誇らしく思っているかのように、充実感を漂わせて佇んでいる。 一緒にいた青鷺は人の気配を感じるや、サッと飛び立ってどこかへ行ってしまった。この鳥は見上げたもので、必ず単独で行動する。完全中立自主防衛のわたしと、同じ哲学を持っていることがその行動で分かる。 ただ、鳴きながら夜空を飛んでいくという破廉恥な行動は許せない。何を思ってそんな鳥類に有るまじき行動をとるのか、哲学以前のマナー違反を改めてもらいたいものだ。 夜来の風雨のせいではないかもしれない、椿が潔く花ごと散っている姿は山茶花と違ってとても生々しい。真っ赤に散り敷いているところに出くわすと、殺人死体を見たようでどっきりする。遠くから目に入れば近寄りがたいし、警察に思わず連絡したい衝動に駆られる。 ここへ来る途中からうぐいすの声が聞こえ始めていた。少し時間が経ってその声も増えてきて、小学生が発声練習をしているような "たどたどしい” のや、ちょっと上手になって来たのやらが、静寂の中ににアクセントをつけている。モノクロの空に春色がさしたような気分になって、こちらも時を共有しようと口笛で鳴きまねをしたりする。 黄砂のせいで影が薄い。中国の陰謀だろうか、影という存在の証を消滅させようと微細な粒子を送り込んでくる。自ら気を消して生きている私のアイデンティティが、これによってますます曖昧になっていく。 14,500歩。黄砂に目暗ましされたのか、2時間ちょっとの間に挨拶したのはたった10人ほど。風もなく穏やかで温かく、ウォーキングには申し分ない朝だったのに、歩く人は少なかった。 梅の館前の芝生広場でハーネスを外して遊ばせている犬がいたので、口笛を吹いておいでおいでしたら、こっちに向かって走り出した。と思ったら急停止して、向きを変えて戻ってしまった。これも黄砂のせいだ。犬の耳に何かを吹き込んだに違いない。 霾(つちふ)るというやつは、「鼻や目、口に入り込んで犬の自律神経を狂わせ、正常な行動を疎外する」とは、どこにも書いてないが・・。
2025.03.25
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♪ 心ってそんなに暇じゃないらしいなんかいっつも考えている1950年ごろ 今年も歌会始の入選歌の講評をしてみます。いつものように私の独自の個人的な解釈ですので、異論があるかも知れません。私自身もいい勉強になると思って書かせて頂いています。何か気づいてもらえるものがあれば幸いです。 応募数は、平成17年(2005)の28,785首を最高にじり貧となり、令和に入った途端にガクンと減っている。それからは低い数字で推移している。 今回は短歌ブームということもあってやや多かったようですが、ブームは所詮一過性のもの。大きな時代のフェーズが変わらない限り、この先も増えていくことはあまりない気がします。 今回のお題は「夢」でした。◆マエストロ小澤の夢をはぐくみて楽都となれり山岳の街 長野県(77) 1984年、小澤征爾のサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)の開催から、1992年のフェスティバルへと発展し、松本市は世界的な音楽の街となった。偉業を成し遂げたマエストロを詠った歌を歌会始で取り上げることは、必然の成り行きでしょう。「夢」の題詠に相応しいものとして、すんなりと決定しただろうと思われる。松本の名を入れずに「山岳の街」にしたところがいい。クラシック界の頂点に、多くのファンを魅了した小澤と「山」が呼応して格調高い歌となっている。◆満開の被災地桜くぐり抜け「のと鉄道」の夢走り出す 長崎県(74) とにかくリズムがいい。初句から三句へ畳みかけるようにきて、一息置いて、夢が力強く走っていく。この、全体の流れるような動きがこの歌の素晴らしいところ。「夢走り出す」と言い切ったことで、未来は明るいというのがうまく表現されているし、「満開の被災地桜くぐり抜け」を受けての構成もいい。過不足なく詠まれ、動きとともに映像がくっきりと浮かび上がってくる。◆十週の日本語教室(クラス)了(を)へし子はひらがなのみで夢を語れ り 静岡県(70) 「十週」と具体的な数字が入っていることでリアル感がよく出ている。そんな短期間では、漢字、ひらがな、カタカナと多様な日本語を覚えるのはむずかしい。課題に「ゆめ」の作文があったのでしょうか。規則性のないひらがなを覚えるのは、外国人にとっても難しい。教師は、外国人が少しずつ書けるようになっていくのを楽しんでいる様子が伝わってくる。「ひらがなのみで」とあるあるので、"ひらがなのようなことば” でゆめを話したのではないが、そういう風に詠んでもおもしろそう。 ◆「戦争」の対義語は「夢」生徒らは班学習で言葉を探す 新潟県(65) 中学校の授業で、カンボジアの難民を平和学習で取り上げた経験を歌にした。戦争から夢に至るまでの様々なことが思い起こされる。戦争は現実を奪うものだけれど、失われたものが大きければ大きいほど夢の意味が大きくなる。夢を持つことでしか未来は開かれない。今現実に戦争が行われていて、それに対して何もできない無力感の中で、究極は「夢」を持つことしかできないという苛立ちが詠われている。◆まだ夢を見るのだらうか議事堂の壁に隠れたアンモナイトも 埼玉県(60) 議事堂という国の中枢にアンモナイトという過去の生きもの。夢を見る所ではない筈の場所に夢を見ているというアイロニー。どうしたって過去の政治を思い起こさせる。金権政治から脱却できない、過去の遺物を抱え込んだままの、化石のような自民党。そこに夢なんてあるのだろうか。そんな疑念と諦念のない混ざになった国民感情が、象徴的に詠まれているように思う。この歌を選んだ選者の心境そのものでしょうか。だとすると、歌会始には異質なものと思う。◆カーテンをあなたがあけて文鳥とわたしが同時に夢からさめる 埼玉県(31) 私にはこの歌が選ばれた理由がよく分からなかった。明るい平和な夫婦の日常が歌われているだけで、これといった深い意味も感じられない。現実を切り取って、外連なく素直に詠んだところがいいのかもしれない。歌の原点としての抒情性と普遍性。1975年「私作る人、僕食べる人」というCMが、ジェンダーの観点から問題視されたことがあったが、まさかそれが改善されているというような捉え方じゃないでしょう。◆大丈夫あなたが夢を追ふあひだ私はずつと追ひ風である 岡山県(27) お題「夢」を一般的なとらえ方とは少し違う角度から詠んだ歌として評価されたのでしょう。現実的な夢の実現のために援助するという応援の歌。「思い描いたモデルはいるが、どのようにでも解釈できるような表現にした」という。この歌もこれといった特徴がない。ポイントが絞られていないので、様々な間柄に置き換えられるし、既視感もある。強いて言えば「私はずつと追ひ風である」と言い切ったところかいいか。◆「実際に叶ふ程度にしておけ」とそんな夢など見たくないのだ 東京都(23) 「夢なんて叶うはずがない、馬鹿な夢なんて見るな」と、親に諭されたのだろう。「夢は "目標” でなければならない」と誰かが言っていた。単なる憧れなんて実現しないし、そんな夢なんて見る意味がないと。しかし、未来なんか誰にもわからない、だかからこそ夢を見るのだ。夢を見るのは生きることでもある。夢がなくして、どうして生きてゆけるのか。そんな青年の叫びの歌である。◆祖父の居た小さき漁港の夢覚めて潮の匂ひはかすかに立ちぬ 東京都(22) あの小さな漁港にはいろんなものがあった。人々は素朴に、自然と一体となって暮らしていた。昭和百年の特集があったりする今、何でもない風景だったものが貴重なものになってしまっている。ただ懐かしいというだけでなく、何か大切なものを失っている、胸の奥がきゅんとなるような喪失感。それが「潮の匂ひはかすかに立ちぬ」に表現されている。◆ペンだこにうすく墨汁染み込ませ掠れた夢といふ字を見てる 宮崎県(16) 「夢」という字を書いている。その掠れた文字を眺めていると、儚さとか、手ごたえのない漠然としたイメージが浮かび上がってくる。人は夢を持てと言うけれど、為せば成るのかならないのか。夢という言葉に現実感を持てない今、どういう夢が自分に相応しいのだろうか。今は掠れるような表現が合っていると思う。けれどいつか、墨痕鮮やかな「夢」を書いてみたいと思う。
2025.03.24
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♪ 追い込みのムチを入れたき花だより言い出しっぺが苛立っている この季節は自立神経が乱れやすい。「木の芽どき病」とか、「木の芽どき症候群」とかいわれ、副交感神経が優勢になりやすくぼーっとしたり集中力がなくなったりする。 ♪ 抜け駆けをする花がある桜にも承認欲求あるのだろうか♪ ひるまから焼酎うすめて飲んでいる頭がぼーっとしてたまらない♪ ふわふわとそぞろなるまま日の過ぎる春は麻薬が空に満ちらん♪ 気はそらに心はかぜに散りゆきて無がみちてゆく春の一日♪ ぽわわんと雲なき空のひろがりにどこからともなくうぐいすの声♪ 足元ゆきじばとのつがい飛び立ちて丘の畑に人っ子一人♪ イタチ君と呼んでみたりきやんちゃ顔おどけてとんで駆けゆくなり♪ いつもよりねこの睡眠長い気がしているわれも春霞かな河口湖
2025.03.23
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♪ たんぽぽの絵を描きそしてひざまくらかの娘はとおく独り居と聞く河口湖町浅川 今朝も昨日に続いて良く晴れ、春霞の空が広がっている。昨日よりも気温が上がり全国的に春本番の暖かさが続く見込み。 関東甲信の内陸や九州では25℃以上の夏日となる所もあり、桜の開花ラッシュとなりそう。27(木)28(金)は一時的に雨の所も。 名古屋では当初の予想より2日遅く27日開花となっている。恒例のちびっこ広場でのお花見は30日(日)に決まっている。今年は順調に晴れて絶好の天気と花具合の中でやれそうだ。2024年3月31日 新しい住人が2軒あってその中の1軒は転入の挨拶が無く、字への入会もしていないらしい。声を掛けるべきか先住人に訊くとあまりいい返事が返ってこなかった。しかし、私としては新しい住人との顔合わせと自己紹介をするいいチャンスだと思っている。普段はほとんど顔を合わせないので旦那の方は顔も知らないので、こんな時ぐらいしか機会がない。 自分がここへ古家を買って移転してきた時に、隣保班そのものが形骸化していて閉鎖的な感じで、なんとなく冷たい印象だった。排他的とまでは言えないのかも知れないが、歓迎されているという印象ではなかった。新参者の立場では手をこまねいているばかり。それが今でもずーっと続いているという感じ。 もっと仲良く出来ればいいのにと思っているので、せめて家の前の新しい住人達には仲良くしてもらいたいと思っている。同時期に転入してきて歳も近いもの同士なので、年寄りの古い住人が口出しするのもどうかと思わないわけでもない。 しかし、8軒となると同じ感覚の人ばかりではないので、第一印象で距離を置く人も出てくる。時間が経って自然にそうなっていくのは仕方がないが、最初から差別するのは良くない。 人は見かけとは違うということが案外多い。本当は近づきたいと思っているのに、シャイでそのきっかけと方法が掴めずにいるということだってある。挨拶が無かったからと言って社交嫌いとは限らない。親や周りがそういう風で環境もそんな中に育てば、常識というものの捉え方も違ってくる。 声を掛けて参加したくないと言うならそれはそれで仕方がないし、無理強いするつもりもない。 隣保班という考え方そのものが形骸化しているこの時代。この地域だけはちょっと違うね、と思えるような関係性を作っていけたらと思っている。3月22日 まだ開花の気配もない。河口湖北岸より河口湖桜まつり 2025年4月1日(火)~4月13日(日) 銀冠の富士と平らかなる湖(うみ)とこのはなさくやひめに手をふる
2025.03.22
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♪ 近頃はロン毛が流行りいるらしきポニーテールが自転車にゆれる 今日は暑くなりそうなので、午前中にウォーキングへ。8時半ごろに家を出た。行く当てはなく、足の向くまま南東の方へ。新しく出来た「加木屋中の池駅」周辺にでも行ってみるか。 翔陽高校を抜けて東へ向かう。追い越してゆく女子高校生はみんな申し合わせたようにポ二―テールを揺らめかしていく。今、高校ではロン毛が流行っているのだろうか。 途中から東へ向きを変え、田畑地帯を抜けていく。何度も来ているが、遮るものが何もなく空が開けていて気持ちがいい。 無風の春がすみの中にやわらかい陽射しが、蜃気楼のように煙を立ち昇らせた臨海部の工業地帯を浮かび上がらせている。 ふと見ると、何やら小さな動物が目に入った。胴長で可愛い顔をしている。鼬のようだ。スマホをウェストポーチから出す束の間に逃げる体制になり、何とか捕らえたもののピンボケ。 小動物には天国のようなエリアだろう。小鳥も雲雀、椋鳥、百舌鳥、尉鶲、鶫、鵯、烏などが目に入る。畑を抜けたところで今年初めての鶯の声。あの竹やぶの方から聞こえてくる。 家の周りではまだ聞こえてないので、どんなもんかと思っていたところ。鳥たちの恋の季節も、天候が定まらずちょっと遅れ気味なのかもしれない。4月に入ってから本格的に鳴くようになるのか。杜鵑はだいぶ遅れて5月ごろか。 おや、こんなところにシニアカーが。シニアカーといえば、高齢者か足腰に問題がある人が乗るものだろう? 近くには誰もいないが・・。 向こうの方で小型耕運機の音がする。その人が乗ってきたものか? 身体に問題がある人ではなさそうだが。 ちょっと遠かったが「あなたが乗って来たのォ?」とジェスチャーを入れて訊いてみると、身振りで "まあそうです” みたいな感じのリアクション。「バイク代わりィ?」とか言ってみる。 シニアカーは免許は不要だし、道路交通法では歩行者とみなされるため、運転免許証やヘルメットの着用も不要だ。四輪なので安定してるし、ちょっとしたものなら積める。いいアイデアだ。 自分がどこを歩いているのか分からず、目についたもので判断する。遠くに見えていたのは加木屋運動公園(野球場)だった。少し行くと加木屋中学校 その先には加木屋緑地。鯉のぼりをたくさん吊るすイベントがあるようで、その準備をしていた。 どこに出るかもわからないまま適当に歩いていくと、太洋自動車学校の裏に出た。ここまで来ると土地勘があるのでよく分かる。 名古屋半田線に出て北へ向かう。名鉄がその上を跨いでいる場所があるが、その手前から高架化されたようで最後の仕上げの段階に入っている。想像していなかったが、加木屋駅も造り替えられて立派になっているようだ。 加木屋中ノ池駅を造るに合わせて高架工事が行われたようだ。半田街道を通る機会はあまりないので、いつの間にか変わっていて驚いてしまった。 加木屋中ノ池駅は、西知多総合病院へのアクセスが便利になるように東海市が名鉄に設置を依頼した駅だ。 16日にオープンしたばかりで、まだ周辺の工事は完了しておらず通れないところがあった。 病院の裏は高台になっていて、そこを通る道路から駅へ降りる道が新設されている。 完成間近かで通ることが出来なかった。この下にある駅から病院までは150mほどあるようだ。真横から病院を眺められる。 ぐるっと回って病院へ。カミさんが手首を骨折して手術のために連れて来てから、1カ月と10日経った。あの日は北風が強い寒い日だった。 中のコンビニでお茶を買い、待合の椅子で暫し休憩。懐かしい思いで辺りを眺めたり、相変わらず1階には人が溢れていた。 マメに自分でもリハビリをやっていたおかげか驚異的な回復をしたようで、定期的に行くリハビリで驚かれたらしい。折れ方も良かったのか腱の傷みも少なかったらしいし、プレートで固定する手術の具合も良かったのだろうとのこと。 数か月後に確認のレントゲンを撮ることになっている。それが最後になるんじゃないだろうか。 何時もより長い2時間半のウォーキング。地図で距離計測してみると10.56㎞と出た。まあ時間はかかったが距離はそんなものだろう。佐布里池まで行って帰ってくるのとあまり変わらない。
2025.03.21
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♪ 春分の明るき空に子らの声ばらの芽むむんとふくらんでゆく忍野八海池本 今朝は、知多市でも日の出(5:56)直前に0.6℃まで下がったようだ。 この時期、昨日の夜10:58に出た月が、有明けの月となって08:45の月の没まで出ている。それがちょうど寝室の窓から見える位置にあって、南西の晴れた東雲の空に輝いている。「春眠暁を覚えず」というのとは反対に、自然に目が覚めてふと見ると目の前に月が見る。 いい持ちで眠れて、春のあけぼのに月を眺めながら覚醒していくというのも、何とも春らしくて良い心持ちだ。 窓から見える月のことは以前も書いたことがある。春分と秋分の頃、太陽の位置が下がっている季節に、月もちょうど窓から見える位置を通るのだろう。 春と秋の季節の変わり目に、名残の月を眺めることができる。なんと雅なことでしょう。 春分の日のころには、地球の公転面に平行に、「下弦の月・地球・上弦の月」の順に並んでいる。春分の日に地軸が向いているのは上弦の月、地軸が背を向けているのが下弦の月となる。つまり、春分の日には、上弦の月は最も高く、下弦の月は最も低くなる。春分の日には、太陽が赤道の真上に位置し、昼と夜の長さがほぼ等しくなります。こちらは、2025年の春分の日の北半球と南半球での日時です。©Vito Technology, Inc. 春分点は、地球の半球が太陽に向かって傾いていないとき、または太陽から離れていないときに発生します。その結果、太陽は赤道の真上に位置し、両方の半球がほぼ同じの太陽光を受け取ります。春分の後、関連する半球(3月に北半球と9月に南半球)が太陽に近づくように傾くため、日照時間が長くなり、日の出が早くなり、日の入りが遅くなります。 天文学では、春分点が春の最初の日です。そのため、新しい季節の始まりは、さまざまな春の伝統、休日、お祭りで世界中で祝われています。日本では、「春分点」を含む日のことを「春分の日」と決めています。春分点はまた、太陽の光、気温の上昇、花が咲くなど、誰にとっても目に見える季節の影響が戻ってくることを示しています。「Star Walk 2 天文ニュース」より 染色場を老い先の寝室にするため、思い切って改装することになっている。整理していた流し台や諸々のものを部屋から運び出し、市の「粗大ごみ訪問収集」に持って行ってもらった。2トン車でまだ少し余裕があるくらいだった。 この仕切り壁を取り払って一部屋にする。ここに染め場を設置した時、「お前のことだ、どうせまた改装することになるのだろう」と、大工の棟梁が気を利かせて、簡単に壊せるように設えてある。 一抹の寂しさはあるものの、やりたいことは十分やったので悔いはない。今後はまた新しいことにチャレンジするか、まだやり足りない短歌を追求していくか・・。 老い先はあと5年か10年か・・。何が起こるか分からないし、そんなに長くないことは確か。 身体や脳に良いことばかりして過ごしているので、長生きしてしまうかも知れない。どこかで切りをつけてぽっくり逝けるようにしないと・・。 先日、カミさんの知人が突然亡くなったという知らせがあった。聞くところ、朝起きてこなかったのだという。或る意味で羨ましい、幸せな亡くなり方といえる。養老院などには絶対に入りたくないし、看護されながら生きているのは人類にとって、国や身内にとっても何の意味もないし、申し訳ない。 スリッパ立てと傘立てが置いてあった玄関に、手持ちの四分割できるパーティションを置いて、ちょっと雰囲気を変えてみた。 ジグザグにして置いたら、カミさんが気分が悪くなるといって思い悩み、結果的にこういう風になった。 明日から20℃前後の4月の陽気になるようで、いきなりの春。桜も慌てて咲く準備を始めるだろう。 恒例のちびっこ広場でのお花見は開花予想24日の一週間後、30日(日)に決めてある。
2025.03.20
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♪ アニミズムと人工頭脳の融け合いに人の未来の根っことならん 今、AIは急速にその能力を高めている。 「人間の指示なしで生成AI同士が連携して意思決定をし「生きた知能」として支配者になる時代に突入している。最近の実験では、AIエージェント同士が自発的に同盟を結び、独自のコミュニケーション手段を開発した。 AI同士が「非人間的言語」を生み出し始めている。人間の言語は不器用で、不正確で、時には誤解を招く。だから人間には理解できな数式のような言語を生み出し、人間の言語を使う場合より100倍早く仕事ができるようになった」 未来学者・エイミー・ウェブ教授。(フューチャー・トゥデイ・インスティテュート創設者) 高度なセンサー技術とバイオテクノロジーが融合したことで、AIが単なる観察者から「能動的な支配者」になったのだという。 意図的か否かは別として、AIは時に人を助けようとしてミスを犯し、結果として誤った情報を提供することがある。目的を達成しようとする過程でズルもする。深刻なのは、「悪い行いのAI」が偽情報を拡散したり、特定の親交を流布したりしていること。 ニューヨーク大学スターンスクール・オブ・ビジネスで戦略的未来洞察の教鞭を執る。 ゲーム理論、経済学、コンピューターサイエンス、クラリネット、合気道、SFなど多彩な領域に造詣の深い未来学者。フューチャー・トゥデイ・インスティテュートのヘッドとして、企業、行政機関、社会団体などを対象に、大変革の予兆を捉え、それを理論づけ、対策を立てる助言を行なう。 世界中の顧客に未来予測と戦略立案、「Xの未来はどのようなものか」という問いへの答えを提供している。『シグナル:未来学者が教える予測の技術』などベストセラーとなったビジネス書を複数執筆し、講演者としても人気が高い。「未来を読むための方法論」を開示する ブラックベリーはなぜスマートフォン時代を見逃したのか? グーグルが自動運転車を走らせているのはなぜか? ウーバーと他のスタートアップとの最大の違いはどこにあるか? アメリカで大暴走したAIボットは、何を示唆しているのか? 世の中を変えるような画期的な新製品やサービスが世に出てくる前には、必ずなんらかの兆候があるはずだ。だが、なぜ大半の人はそれを見逃してしまうのだろう・・・ 次なる主流となる本物のトレンドと、一過性のニセモノとの違いをどう見分ければよいのか・・ 2018年5月の段階でこうだった。 米大などの研究者グループが作ったアルゴリズムによる絵画は、人間が手掛けたものかどうか専門家は区別できなかった。音楽にしても、AIが作曲している例はすでにある。 アルゴリズムの創造力が人間に何ら劣らないことが明らかになるにつれ、創造性とAIが次第に交差するようになっている。 ウェブ教授が創設した組織フューチャー・トゥデイ・インスティテュートの研究では、数年内に、設計・デザインのさまざまな過程を自動化するAIツールがたくさん誕生するだろう。 8年経って、AIは飛躍的に進化し、想像を超える勢いで人間を追い越そうとしている。 ウェブ教授は、「今後10年間の決断が人類文明の長期的な運命を決定すると考えている。AIに関して日本は未来へのビジョンが見えないという意味で、世界に後れを取っている。日本は何を守り、どんな社会を目指すのかはっきり示せていないと、歯がゆさを隠さない。「人間の知能は、身体がなければ成立しない。同じようにAIにもロボットによる「身体化」が必要になる。日本はロボティクスやバイオテクノロジーの分野で世界の最高レベルの研究が行われている。貢献できることが多いと思う」とも言っている。
2025.03.19
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♪ アメリカが悲鳴を上げて日本が地震に怯える新たなフェーズ 「私たちは、人間以外の動物が本能によって環境を認識し、生まれつき決められた行動によって機械的に反応していると見なしてきたが、彼らは明らかに考え、意図的に行動している」 「人間に近い中枢神経系をもつ霊長類や哺乳類だけでなく、クラゲやイソギンチャクなどの散財神経系をもつ動物、動けない植物でさえ、環境の変化に彼らなりのやり方で的確に反応し、生き方を臨機応変に変えている。」 山際寿一(霊長学者。京都大学前総長。総合地球環境学研究所所長) 「植物は、五感以外に少なくとも15の感覚を備えている。重力、磁場、湿度を感じ、その量や大きさを計算でき、土壌の化学物質含有率も分析できる。個体としてだけでなく動物のように集団的な振る舞いをすることもある。」「植物には知性がある。」植物の感覚は人間よりずっと鋭い。 ステファノ・マンクーゾ(イタリアの植物学者) 人間以外の生物たちは、生きるための「智慧」を人間以上に持っている。 植物の8~9割の根に共生している菌根菌は、土壌中にある窒素やリンなどの栄養分を菌糸で吸収し、植物に供給する。代わりに菌根菌は植物が光合成によって生産した糖類などをもらっている。森の老樹・マザーツリーは、菌根菌を通じて根元に生えている若木により多くの炭素を送り成長を促している。 マザーツリーを伐採すると、地中の微生物や炭素貯蔵量が減り、生き物のネットワークが壊れ、森林の多様性が失われてしまう。 植物は、自分では必要のないほど光合成をして、惜しげもなく葉っぱを虫に、木の実を鳥に、落ち葉を土壌の中の微生物や小動物に、穀物を人間に与えています。そして、草食動物を養い、肉食動物がそれを食べる。 もし植物が利己的に振舞い、自分に必要な分しか光合成をしなければ、地球上に他の生物が生存できる余地はまったくないことになる。 生命の歴史は闘争と競争の歴史で、利己的に振舞ったものだけが生き残ったという見方は、20世紀の遺物になる気がします。 福岡伸一(分子生物学者。ロックフェラー大客員教授、青山学院教授。) 人類ははるか昔から他者(人間以外の生物、非生物も含まれる)と身体を共鳴させながら、世界の動きを感じ取って来た。 近代科学はすべての動きを止め、言葉によって要素に切り分け、それぞれの機能を分析することに傾注してきた。しかし、それらはすべて様々な動きの中にあり、相互に関連しあっている。 言葉を始めとする人間独自のコミュニケーションを発達させることにより、他者と身体を共鳴させ動きを察知する能力を失いつつある。それを復活させて、壊れかかった地球と生物圏を救わねばならない。 言葉に頼らず、「あわい」というあいまいさや「間」を許すという感覚が、人間以外の生物との会話には重要であると、私たちは気づきつつある。山際寿一 本当に重要なことは何なのか。人間はようやくその不遜な思い上がりに気づき始めている。山際寿一氏は、アニミズム(人間や動物、植物、無生物など、すべてのものに霊魂が宿っているという思想や信仰)にその修正の糸口を見いだしている。 人間以外の生物と調和し共存するために、非科学的だと等閑視されてきた異世界。これらの中に深遠な野生の智慧が内包されていると。 地球上で一番偉い存在だと思い込み、やりたい放題に破壊を繰り返してきた人間。そのツケがじわじわと現れて、今、さまざまなしっぺ返しに見舞われている。 アメリカでは週末の14日から低気圧が急速に発達し、南部から中西部にかけて激しい嵐が発生。竜巻や林野火災が多発してこれまでに7つの州で40人の死亡が確認された。 15日までの24時間にアラバマ州やミズーリ州など8つの州で合わせて40の竜巻が報告されたほか、オクラホマ州では130か所で林野火災が発生し、400棟を超える建物が被災した。 大雨、洪水、山火事、竜巻が、広範囲に同時に発生するという未曽有の大災害。 アメリカでは最近、カリフォルニアでも山火事で大きな被害が出たばかり。 トランプはこれでも "地球温暖化はでっち上げだ” と言い張るのだろうか。
2025.03.18
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♪ しんかんと留守の住居をはるまだきつめたき風の吹きぬけてゆく しょぼしょぼとした雨が降りつづき、大地はしっかりと水分を得て春のもえぎの準備が整ったことでしょう。 しかし、春は足踏みしたままで寒さがぶり返すばかり。室内に取り込んだパキラはかなりダメージを受け、葉色も悪く元気がない。 気温が、トランプの言動に合わせてアップダウンするごとく、やたらに変化するのについて行けない。亜熱帯の気まぐれか、夜と昼間の温度差が激しいのにもやられっ放し。 今朝などはまるで真冬の雲模様。西に雪雲横たわりなんとも寒々しい朝だこと。 これで峠を越えたかと思えばさらなる峠が現れる。坂を下ってまた上り、なんとも意地悪なお天道様だこと。20日の春分の日までは最低気温も真冬並みだし、まだまだ寒い。 今日は、低気圧が急速に発達しながら北海道の東を北上し、次第に冬型の気圧配置に変わる。全国的に風が強く吹きそうで、北海道と東北の太平洋側では雪を伴った非常に強い風が吹く。 天気が回復する関東から四国の太平洋側も、所々でにわか雨。山沿いは雪が降る所もありそう。 土筆が呆けて春本番かと思っていたのに、北国では雪の嵐だというから開いた口も塞がらない。 咲きかけたサボテンの花が「おれ、フライング?」とばかりに間が悪い。♪ ほろほろと花芽かしらぬ芽がわらう窓下に這うなにわいばらの♪ お彼岸に桜めざめて春風の津波のごとくふきわたるらん♪ 焼酎の湯割り3杯飲みし夜はゆめここちよししののめの雨 外で用足しするアランのために専用トイレにしているプランター。最近ちょくちょくウンチをするようになっている。 短い庇があるものの雨が降れば半分が濡れてしまう。濡れる前にしたようで、片づけする前に雨になってしまった。 しっかり土をかぶせてあるのはウンチの証拠。オシッコはここまではやらない。雨も上がったので片づけておかないと・・。 玄関の戸を開けたらエサ台にいたキジバトがちょっとだけ警戒してフェンスに移動。テグスが張ってることなど全く知らないようだ。
2025.03.17
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♪ 日本の多彩な文化が万国に微生物のごと広まる日のこむ 朝日新聞 be on Sandayの記事を読んで、本当の未来はこういうところにあるんじゃないか、日本の可能性がこうい伝統的なものの中にこそあると思う。 濁り具合や粘りを確かめながら、声を聞くようにグラスを耳に当てる。ぷちぷちと、醗酵して出る泡の音がグラスに響く。 「遠野物語」で知られる岩手県遠野市で、「どぶろく」を20年かけて芸術品の域まで洗練させた佐々木要太郎さん(43歳)。★1981年、代々続く「民宿とおの」の長男として生まれる。中学時代は「親が校長室に呼び出されるような悪ガキだった」★97年、サッカー推薦で盛岡大付属高校に進学。★2000年、盛岡で結婚。眼科の検査員などをして働く。★02年、離婚。当時2歳の長女・朱里さんを連れて帰郷。★03年、遠野市が全国初の「どぶろく特区」になり、「民宿とおの」が製造免許を取得。★06年、専用の小屋を建て醸造開始。その後、奈良の「久保本家酒造」で酒造りを学ぶ。★11年、「とおの野 要」営業開始。★16年、欧州の田舎を回って土地の料理を食べ歩き、料理の原点をしる。★19年、株式会社「nondo」設立。種類以外の販売も始める。★23年、盛岡市に「ポンコツ酒場」をオープン。★24年、米国留学あら戻った朱里さんが本格的に仕事を手伝い始める。 2003年、遠野市が「どぶろく特区=製造上の規制が緩和される(遠野は日本でも屈指のどぶろく生産地)」に認定される。四代続く民宿を経営する父が発起人だった。2歳の娘を連れて帰郷し準備を手伝うことに。そのころ心は荒んでいたという。 一年後に民宿の台所で造ったどぶろくを客に出したら「お前が造ったのか。酒造りを馬鹿にするな。なんだこのクオリティーは」とどやされた。新潟から来た杜氏で、真正面から説教を受け、くすぶっていた気持ちが定まったという。 翌日、モヒカン頭を丸刈りにし、ピアスを外し、1日2箱吸っていたたばこもやめた。醸造法を一から学び、醸造所を建て、どぶろく作りにのねめこんでいく。 土が本来持っている力を取り戻すため、農薬も肥料も使わず、10年かけて人工的な化学物質がない田にした。味が淡白で収穫量も上がらず、農業試験場で眠っていた品種「遠野1号(もち米の遺伝子が入っていない)」を作った。収穫後1年寝かせるとうまみが増すことが分かった。「うちのどぶろくの酵母が強いのは “土” のおかげ。草と共存させた無農薬の田んぼには、この土地ならではの土壌細菌がいます。それらを稲が吸い上げて、稲が育って、米が実る。そういった米と相性のいい菌だけが自然と集まって発酵が進むので、“歯車” がかみ合っているんです。」 室町時代の醸造方法で自然の乳酸菌を取り込み、蔵にすみ着いている酵母を育て、米をゆっくり発酵させる。誰もやらないことに見いだした極上の世界。 とに角、スイッチが入ったら猪突猛進の勢いで突き進んでいく。米造りを徹底的に学び、既存の枠を超えたところに鍵を見いだす。「一生懸命育てた米をなぜ磨くのか。米本来の味は糠にあり、土や米がきれいならきれいな味になる」。木桶で仕込み、ワイン樽で3次発酵させた「田の喜怒哀楽」はシリーズの中でも、これまででも最も長い3年間醸した酒を今春発売するんだとか。「この味は二度と造れないだろう。本当は売りたくないんです」 「日本の酒の醗酵プロセスは他の国に例がない」と工技術センターの講師から聞き、「世界で勝負できる」と考えを変えたという。日本独自の清酒より古い歴史を持つどぶろく。1300年も前の万葉集にすでに濁酒の名が出てくる。これは世界に誇れる文化だ米はそれ以前からあり、それを真面目で我慢づよい日本人が造る。日本文化の原点がそこにあると。 ワインなどと違って糖化とアルコール発酵が同時に進む並行複発酵。 特区免許取得の数年後「その他の醸造酒」の免許を取得。自社米以外の醸造はできないし、「清酒」の免許は、需給バランスを保つという理由で認められていない。ただ、彼が造る "もろみを漉した酒” は一般的な酒と違い、米ぬかまで使っている「新しい日本の酒」だという。料理通信より どぶろくをつくり始めて12年後には、自身が納得するレシピが完成。その後、レシピも配合も一切変えていないにもかかわらず、どぶろくの "醪(もろみ)” 日数は延び続け、ますます強い酵母になってきているとか。菌の活動が自然に終わるのを待っているところ。(料理通信)一般的などぶろくや日本酒のもろみは、通常30~35日ほどで酵母の活動が終了するが、写真のもろみ日数は67日目。これまで、4年もの間酵母が発酵し続けたというデータもとれたという。 唯一変わったのは “土” 。無農薬・無肥料という米づくりのなかで、土壌細菌などが変化して、土が本来の健全な状態に戻ってきた。健全な土が育てた米粒に、健全な菌たちが入りこんで、発酵の流れが変わってきたという。colocalより 「地元の酒」という発想では地方創生はできない。遠野は環境の良さは感じているが、あくまでも拠点であり他の土地で受け入れられたい。どこで飲んでもおいしい、遠野の風景が浮かぶようなクオリティでなければダメ。料理も同じで、「遠野の味」だと言われるように工夫しているという。料理人の父について日本料理を、父の勧めで茶道も始めたとか。 都会と地方をつなげようとする人はたくさんいる。でもその前に地方の現場で腰を落ち着けて働き、世界と渡り合える力を備えないと地方創生はできない。そんな存在になりたいという。 今の造りを徹底して逆行した佐々木さんの濁酒が、世界の酒業界の好奇心を掻き立てている。特にヨーロッパ人は、日本の酒文化の源流として興味を持ち、乳酸発酵したもろみの味わいにチーズとの接点を見る。2023年はスペイン、イタリアでどぶろく講義をした。 現在、佐々木さんのどぶろくはスペインでは世界的レストラン「ムガリッツ」、イタリア、フランス、香港のレストランや酒販店でオンリストされている。 レストラン&1日1組限定の宿泊オーベルジュ「とおの屋 要」は外国の客も多いらしい。 私が感じたのは、日本の古くから培われてきたものの中に世界に誇れるものがまだまだ眠っているんじゃないかという事。伝統をそのまま踏襲するのではなく、一度疑って、その本質にあるものを探り出すこと。 伝統文化が形骸化していて本来の意味さえ分からなくなっていることも多い。現代の経済や効率とかの外側にある重要な何かが、蔑ろになっている気がする。 日本人という類まれな知性がもたらした、世界に誇れる多様な食文化。 追及する好奇心が忍耐と諧謔とあいまって、長い時間をかけて醸成されてきたもの。見失ってしまっている「磨けば光るもの」が、今後の日本を救ってくれる力になるに違いない。 ★オーベルジュ:宿泊施設を備えたレストランのこと ★もろみ:酒や醤油、味噌などの醸造工程において複数の原料が発酵してできる柔らかい固形物。もと(酒母)、蒸米、麹、水をあわせ発酵しているもの。 ★佐々木さんが醸すどぶろくは3種 「水酛(みずもと)」:鎌倉時代に醸造技術が確立された 「生酛(きもと)」:江戸時代に開発され、自然の乳酸菌の力でつくられる 「速醸酛(そくじょうもと)」:現代の基本的な日本酒やどぶろくの醸造方法
2025.03.16
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♪ 生物にこころを寄せて春の日のみだれに沿わぬ老いをかなしむ 土筆が出ていたのを見て、慌てていつものところに採りに行ってきた。行ってみれば穂が開いているのばかりが目に入り、3月も中旬ともなれば土筆が出ているのは当たり前だと、改めて思い知らされた。 スギナの根が行き渡って土筆の数が減っているものの、なんとか十分な量を収穫できた。直径30㎝のお盆一杯に盛り上がっている。 孫が来る日なので是非食べさせてやりたい。苦みのあるものの旨さを知っている孫は、子供には珍しい味覚の持ち主。ゴーヤや抹茶も好きだしキムチなんかも大好きだ。 料理して夕飯に出したところ、苦みの苦手なカミさんは味見をして「美味しいけど、苦みがちょっと・・」とほとんど手を付けず、孫の舌に完全に負けている。 それにしても美味かった。卵とじが定番の土筆だが私はそんなことはしない。軽く下茹でして、オリーブオイルと塩コショウ、しょうゆ少々とみりんの味付けで、最後にゴマをトッピングするだけ。下茹の後、水に晒したりせず、苦みを残している。卵とじは邪道とさえ思う。 孫も満足したようで、二人でペロッと平らげてしまった。 「やってみて」と、孫がパズルを持って来た。パパは何とかできたというので、負けるわけにはいかない。 やってみるとけっこう難しく、30分ほどやってみたが出来なかった。バーバもやってみたが矢張り短時間では無理のようだ。 夕食も終わって、いつも8時前にパパが迎えに来た。パズルが出来ないとケースに納められないので、置いていくという。それならばと、二人が帰ってすぐに再チャレンジ。30分もしないうちに出来てしまった。 漢字ナンクロでもそうだが、インターバルを取って頭をリフレッシュすると不思議なことに、できなかったものが出来るようになったりする。 ホワイトナンクロにほぼ近い星五つの難問中の難問が残っている。黒マスになる数字が15個あるというので、数の多い番号を拾って「/」をを入れていくものの、隣接するのが出てきたりして確定できない。 一カ所だけ取っ掛かりの糸口になるものがあって、そこを突破口にする。 「百」の上下に同じ数字が並んでいるので、「八」を入れてみる。これしか考えられない。八百八という言葉があり、八百八町、八百八橋、八百八寺とかが入るか。その横には「八」が2つ並ぶのがあり「八八」とする。花札の遊びにそういうのがあるらしい。 それを基に、他にもある「八」には「八方美人」なんかが入りそう。でも似たようなものが他にもあってアウト。2文字つづく箇所が他にもあって、そんな四字熟語をいろいろピックアップして入れてみるものの、後が続かない。 「八」だけ残して全部消し、振出しに戻してしまった。 もう来ないと思っていた野鳥がまだやって来ていることが分かり、餌をやり続けることに。蜜柑はもう手に入らないので、一切ナシとなっている。 ピーピーと大きな声でヒヨドリが鳴いている。うるさいなあと見てみると、エサ台で「蜜柑がなーい」と叫んでいるらしい。番のメジロもやって来て、エサ台の上を動き回っていた。こっちは声には出さず「ミカンない、みかんナイ」と身体で表現しているようだった。 ずっと見ていなかった雉鳩が、エサ台に乗って細かい粒をせかせかと啄んでいた。まだ来ていたんだなあとその意外さに驚いた。急に暖かくなって、野鳥も調子が狂っているんじゃないだろうか。3月14日8時すぎ 今日の午後から雨が降り、明日の日曜日は一日中雨のようだ。15日(土)から16日(日)にかけて、太平洋側を中心に雨や風が強まりそう。 九州など局地的に大雨となるおそれ。九州から近畿で10℃に届かない所が多く、前日より10℃ほど低い所もあり、冬の寒さが戻る。 東京都心は、明日16日の最高気温が7℃と、朝からほとんど横ばいで真冬のような寒さに。冬の寒さが戻るため、体調管理にご注意を。
2025.03.15
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♪ 惚け前夜のごとき顔している空をねこと一緒にながめています この時期、桜と同じで花が咲くと気づく落葉植物。いつも歩いているパークロードにあるのに気づかない。蝋梅でもなく満作(万作)でもないこの黄色い花はなんだろう。 小さいな花が咲いていても目立たず、かなり大きな木なので目線にも入りにくい。 グーグル画像検索してみると、サンシュユ(山茱萸、学名: Cornus officinalis)で、ミズキ科ミズキ属の落葉小高木と判明。名前は知っていたが実物はあまり見たことが無かった。 日本名の別名ハルコガネバナ(春黄金花)は、早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつけることからついた呼び名で、牧野富太郎が山茱萸に対する呼び名として提唱したものとか。 山茱萸は漢名(中国植物名)で、山の茱萸(グミ)という意味。 秋になると、グミそっくりの長さ1.2 - 2 cmの長楕円形美しい実が生るらしいが、高木でこんな小さな実では目に留まるはずもない。生食はできないが、味は甘く、酸味と渋みがあるらしい。 種子を取り除き乾燥したものは生薬として、強精薬、止血、滋養強壮、頻尿、収斂、冷え性、低血圧症、不眠症に効用があるとされる。 果実酒も用いられ、疲労回復、滋養強壮、冷え症、低血圧症、不眠症などにいいとか。赤く熟した果実を使ってジャムなどにしてもいいらしい。ガーデニング図鑑より独特の葉脈をしているので、それを知っていれば存在に気付くだろう。 若木のうちはこんな風に花をつけるようで、これならかなり目立つだろう。 はや土筆が出ている。北西の風も当たらない日当たりのいい場所ならではのものだろう。呆けているのでかなり前から出ていたらしい。 最近のアラン。日中は暖かいので外で、夕方から夜は押し入れで寝ている。そこまでは良いのだが、夜は冷えるので夜中に押し入れから出てきて私の布団の中に潜り込んでくる。 布団に入ってすぐに足元へ移動していって、私の足に凭れて寝る。場所も変わったりするので寝返りが打ちにくいし、どうにも具合が悪い。布団の中はかなりの温度になっているはずで、暑いだろうお思うがまったく動じない。 今朝、ブログを開くとアクセス数に面白い数字が並んでいた。3・6・9 が見事に揃った。こういうのに出くわすと嬉しくなる。切りのいい数字も良いが、こういうのを見るのは滅多にないのでスクリーンショットしたくなる。南都留郡富士河口湖町大石 広く4月並みの陽気となるようで、20℃近くまで上がる所もある。富士山も春霞のようでぽわ~んとしている。
2025.03.14
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♪ 目の前に見えてるものが手に負えず見えぬものらの天下を知らず河口湖町河口 13日(木)の予想最高気温はかなり高く、関東ではほとんどのところで20℃以上まで上がる見込み。 雨上がりで気温が急上昇すると、花粉が大量に飛ぶ条件に当てはまり、悲惨な飛散になるかも知れないと、注意を呼び掛けている。 東京の13日(木)は22℃と5月上旬並みとなり、今年2回目の20℃超え。15日(土)は雲が増えるため平年に戻り、さらに16日(日)は、朝の気温は高めですが、日中は雨で上がらず最高気温は8℃と真冬並みの予想。 関東地方(東京など)は何故か気温が極端になることが多い。地形の特徴から「からっ風によるフェーン現象」と「ヒートアイランド現象」の影響が大きいようだ。 桜の開花も早い。今年も最も早いのが東京で、鹿児島より早い。 去年の知多地方の開花は例年より早いということだったが、まったくの番狂わせとなった。東海市の大池公園桜祭りでは前倒して、3月21日からスタートとし「さあ来い」とばかりに待ち構えていたのに、27日になっても開花さえせず。逆に、例年よりも遅い開花となってしまった。 果たして今年はどうなるのか。 今年も新しい住人たちとお花見をしようと思っている。新庁舎の工事が予算の都合で延び、ちびっこ広場が職員の駐車場になるのも1~2年遅れることになった。お花見はあと1回か2回できそうなので、ホッとしている。 新しく2軒が加わり、今建築中の家の入居はもう少し先になりそうだ。6日に電気工事をやっていた。 もし全部が参加となれば8家族にもなってしまう。せいぜい5家族ぐらいまでが理想だがどうなることやら。 一番いい季節なのに、花粉症の人にとっては最悪の季節になってしまっている。 幸い私は花粉症がないので、こんな日でも安心してウォーキングに出られる。子どもの時に自然の中で、微生物や様々な細菌と触れ合い一体になって遊んでいたことが幸いしている。 春先のスギ花粉症をはじめとしたアレルギー性疾患は近年、増加の一途をたどっていて、今では日本人の約3割の人が何らかのアレルギーに関係があると言われている。 アトピー性皮膚炎とも関連していると言われて、様々な花粉症の成分に似ているものが含まれていているアレルゲンと接触するだけでも花粉症の症状が出ることが分かっている。「 同時多項目アレルゲン特異的IgE測定法 MAST36 」 アレルギー性疾患は、花粉症のような鼻炎ばかりでなく、気管支喘息、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などの症状を引き起こします。アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などでご自身が気づかなかった感作を発見することができるかもしれません。 各々のアレルゲンに対するIgE抗体を調べ、ご自分がどのようなアレルゲンに反応しやすいか把握しておくことも大切です。検査項目健康管理館より カンジダは、口腔、消化管、腟に常に生息している真菌。特定の条件下で粘膜や湿潤部位の皮膚で過剰に増殖することがある。 アルテルナリアは黒色真菌の主要な属の1つ。果実、穀類、枯葉・枯草、乾し草などの自然環境中は無論のこと、家屋の壁、古本・古紙、餅といった屋内の器物・食品からもごく普通に見出される。 アスペルギルスは、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の原因となるアレルゲン。 ラテックスは接触性皮膚炎の原因となるアレルゲン。ラテックスグローブ装着による皮膚炎がよく知られているが、小児の場合、ゴム風船などにも注意が必要。
2025.03.13
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♪ 五世紀の歴史とともに息づけるお寺に笑みしお庫裏さやけし 知多半島美浜町にある全忠寺へ行って来た。曹洞宗のお寺で、かなり前ですが知多半島で座禅が出来る所を調べたことがあり、なんとなくそんなお寺があることは知っていた。 知人が、多くの方々と交流があり様々なイベントなどをし、作品を販売したりしていて面白いので紹介しますというので、連れて行ってもらった。お庫裏さんに紹介してもらい、持参した梵字の壁掛けやストールを預けてきた。 イベントに関わりのあった作品などが所狭しと並べてある。ひな祭りに飾った雛壇を片付け中で、奥の部屋にはその一部がまだ残っていた。 想像していたより若いお庫裏さんで、飾り気のない大らかで人当たりのいい可愛い人だった。ご住職とは話が出来なかったが、スッとした如何にも知的な雰囲気を持った人。地域の人々に愛されていることが想像される、人柄のいいご夫婦のようだ。 全忠寺の御本尊は釈迦如来ですが千手観音菩薩も祀られており、千手観音菩薩の御朱印をいただくことができるようです。その御朱印は、住職自らが筆をとっていて書道家のような素晴らしいものを書かれる。 千年帳【御朱印情報】より 芸術的素養があるのでしょう。成道会御朱印、初夢御朱印、仏語・禅語御朱印などいろいろで、期間限定の個性的なアート御朱印が人気らしい。 この日はあいにくの雨で肌寒く、ちょっとうす暗い陰気な一日で、気分的には最良ではなかったのが残念だった。「全忠寺」は四国直伝弘法39番札所。 天文3年(1534年)に、愛知県の三河地方の現在の田原市にあった田原城主三代目戸田孫八郎が、知多半島にある現在の美浜町に河和城を築き伊勢湾の九鬼水軍を監視していた。 今川義元からその忠義を賞せられ「全忠」という号を賜り、仏教の教えを心から信じていた孫八郎は、城外に一道場を建立して「全忠寺」と名付け、禅僧宗薫和尚を師と仰ぎ初代住職とし、開山したとされている。 徳川家康も本能寺の変の後に戸田家を頼りに来山した記録ものこっていて、後に本堂や庫院を寄進された。今川義元も佛殿を寄進していて、知多半島の寺院の中で現在でも大きな規模を誇る寺院のひとつだとか。 凄い由緒を持ったお寺なんですね。ご住職の御朱印の文字を見てもその気構えと自負がうかがい知ることができる。千年帳サイトより 巨大な山門には七福神の彫刻が刻まれているらしい。かつて知多半島の大部分を支配した有力な武家である水野家(戸田家)の家紋や永楽通宝の紋が大きく彫ってある。【宗 派】曹洞宗【創 建】1534年【御本尊】釈迦牟尼仏【開 山】南英宗薫大和尚【開 基】河和城初代城主 戸田孫八郎守光 色んなイベントを行っていて、私もいつか絞り染め(板締め絞り(2色染め)の体験教室をやってみたいと伝えると、お庫裏さんは乗り気の様だったのでいつかチャンスを見つけてくれるでしょう。 昭和25年、農地解放により寺院の運営が難しくなることが予想され、臨海学校の施設として寺を開放したという歴史があるようで、地域との関りが深いのはそんなことも関係しているのかもしれない。
2025.03.12
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♪ 混沌を例える時に浮かび来る四十七代アメリカ元首 昨日の快晴がウソのような朝だ。一日でこの変化。女心と春の空。春はやっぱり手ごわいぞ。西日本に雨を降らせている。3時間前の気圧配置 高気圧に覆われているように見えるこんな気圧配置でも雨が降るんだね。低気圧が接近していて、その境目に雨雲が発生しているようだ。 太平洋側ほど雨が降りやすくなります。北陸と東北、北海道は晴れる見込みです。最高気温は平年並みか平年より高く、4月並みの所が多いようだ。♪ 我利我利と壁を崩してトランプの後に散るらん文化の破片♪ 変な夢ときどき見しを睡眠時無呼吸なんかあった気がする♪ 知らぬ間に日付が変りまだ終えぬ漢字ナンクロ★★★★★(ほしいつつ)なり♪ ゆくりなき難儀が人を育てゆく脳波しずかに回路をめぐる♪ 鍵が無く家に入れず思いついたその方法は言わないでおく♪ 洗ったら縮んでしまったセーターのごとき総理の芯なき答弁
2025.03.11
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♪ すんすんと日が差すやよいの昼下がりかーんかーんとあお空がよぶ富士レークホテル(南都留郡富士河口) 昨日に引き続いて、朝から晴れわたっている。今日10日の朝は各地で冷え込みが強まって、冬日(最低気温0℃未満)が3月としては3年ぶりに4日連続で500地点を超えたとか。気温はどんどん上昇して、日較差(最低気温と最高気温の差)が15℃以上になるところもあるようです。 昨日は服装を薄着に替えて1万歩ほど歩いてきたが、ちょうどよかった。3月も中旬となり、いよいよ春本番。無風快晴ねこ日和 何故か私の座っている座卓のところにやって来るアラン。餌が欲しい時は顔をスリスリしてくるが、そうでない時はこうしてまったりしている。 新聞を読んでいる時は邪魔者でしかないが、まあ可愛いので・・。 寒ければ炬燵に潜り込むが、この日の夜(6時すぎ)は炬燵にも入らず背中を向けて座っていた。何もすることがなく、私のそばに居るだけで満足している。 そのうち尻尾をちょこちょこ動かして、何やら誘いをかけているらしい。「遊ぼう」という合図なのかかまって欲しいということなのか。尻尾だけが別の生きもののように、右へひょい左へひょひょいと悩ましい。 左右に振って座卓の端のところで止まって様子をうかがっている。ちょっか出して触ってやると、大きく振って応えてくる。 まあ、猫嫌いには阿保みたいに見えるでしょうが、猫好きにしてみればその微妙な仕草が可愛いわけです。猫は、犬のような承認欲求もなければサービス精神もない。自己中心のかたまりみたいなものだけど、そこがまた可愛い。 自分の理想をそこに見ているのかも知れない。 やたらに面倒くさい社会に生きている人間のアンチテーゼとして、深遠で理想郷的な世界がそこにある。猫は飼って触れてみないと、その不思議な計り知れない魅力は分からない。 今日は暖かいので膝の上には乗って来ず、窓から差し込む極楽の日差しを受けている。ここで朝寝をするつもりのようだ。 物干し竿の影で、25分ほど時間が経過していることが分かる。 間もなく陽射しは当たらなくなるし、私もここから離れてしまう。そうなればやっぱり一番落ち着く押し入れに入って寝ることになるのだろう。 甘えん坊のアランは家人がそばに居ないと安心できず、無人の部屋で寝ていることはほとんどない。
2025.03.10
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♪ ゆめを見てめざめし朝の階下より珈琲の香がなずきを撫でくる さっそく大坊珈琲を淹れてみようと、義祖父の使っていた「Kalitaのダイヤミル」を出してみる。いじったことも無く初めて触るもの。 何故か「挽き方調整用ツマミ」らしきものが回らない。調整できない?そんなバカな。 ネットで調べてみると、豆の油分などが付着していて使う頻度が低いと固まってしまうようだ。マメに掃除をしないといけないらしい。それで、取りあえず分解して古い豆カスをきれいに掃除することに。掃除をまったくしてなかったのか、ビッシリ詰まっている。 かなりの量のカスがシャフトと臼の部分に入り込んでいた。歯ブラシで擦っても取れない部分もあったりして、かなり時間をかけて掃除した。 粉受けにこびりついていたものも含めて、これだけのものが出て来た。当然、調整用ツマミも動くようになった。 構造もよく分かった。ホッパーに入れたマメがシャフトと臼で砕かれて左右に移動し、サイドの歯の間に入って細かくするようになっている。そのすき間を調整することで粉の大きさを変えるわけだ。 さっそく豆を挽いてみる。ハンドルはとても軽い。ちゃんと挽けているのか心配になるほど。 最初はかなり細かいのが出て来た。調整つまみを左に回して挽いてみるがあまり変化がない。思い切って一回転させるとそこそこの粒になった。時間もそんなにかかった感じはしなかった。 その粒の大きさで良いのかどうかわからないが取りあえず、全部まとめた粉を2杯分ドリップしてみた。 基本は、1杯分の粉が10~12g。水が120~150㏄。粉の量は、淹れる量が多くなるにつれて少なくて済む。 *1杯:10g 120㏄ *2杯:18g 240㏄ *3杯:25g 360㏄ *4杯:30g 480㏄ 細かい豆も入っているせいか、少し苦みが強いきがする。淹れ方にもよるのでまだ何とも言えないが、深煎りの豆らしい味がするのは確か。 湯を三回に分けて注ぐように教わったが、必ずしもそうしなければいけないわけでもないようだ。少しずつ回数を多くして淹れると濃い目になるし、一度にたくさんの湯を入れるとサーッと落ちてしまうので薄いものになるらしい。 カミさんは薄い方が良いと言うし、私は濃い目(深い味)が好きなので塩梅が難しい。「濃い目のを薄めて飲めば」と言うと、「薄めて飲むのは好きじゃない」と、分ったようなことを言っている。 よく知っている喫茶店では、アメリカンを頼むと水で薄めて出している。そんな話をしてみても、それは邪道だとばかりに聞き入れようとしない。自分で飲む分だけ淹れるしかないなぁ。 この「Kalitaのダイヤミル」は、手回しミルの中で(携帯に向かないのを差し引けば)粒がそろっている点が優れているとして評価は高い。本体サイズ(mm):174×180×245、本体重量:3.3kg硬質鋳鉄カッター、ホッパー容量:50g、粉受け容量:60g、日本製「ダイヤミルN」という新商品は(最高値で¥27,478)、中古品では¥5,300前後で売られている。 一般の筒型の上部でヨコにグル売る回すものより、脇にあるハンドルをタテに回す方が楽だ。個人で自家焙煎する人も増えているようで、そんな人はこれを使っているのだろう。携帯するには不向きだがインテリアにもなるし・・。 最近はコーヒー抽出の技術を競う世界大会でも、電動ではなくあえて手動のミルを使う人が増えているとか。長年、コーヒーミルのトップを走り続けるブランドの高級品『コマンダンテ』を、持参して出場するバリスタが多いらしい。 どんな世界にも上には上がある。2024年秋に新商品『コマンダンテ』C60 バラクーダが一般発売され、業界人の間ではたちまち話題になっているとか。従来のものよりグラインドがスピーディーで、回す回数が少なく、あまり力をかけずに挽けるという。100%ドイツ製 90,600円(前機種C40は、Amazonで¥37,520)
2025.03.09
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♪ 春めきて三温四暑の重ね着はこころ春色(はるいろ)透けて羽化して 久し振りに、いか、キムチ入りのペペロンチーノを作って食べた。 キムチのペペロンチーノは以前も作ったことがあり、とても美味かった。その相性の良さは確認済みだ。手作りのキムチがあるこの時期だからこそ出来るもの。エスニック料理と捉えればこんないい組み合わせはないと、キムチ好きの自分は思っている。 和風というか韓国風というか、無国籍パスタと言った方が良いのかもしれない。 オリーブオイルをたっぷり使い、ニンニクも唐辛子も十二分に投入する。素うどんが美味いという人がいて、ゆがき加減にやたらうるさかった。確かにお気に入りのスパ麺があれば、ニンニクとトウガラシだけで、具なんかなくても十分美味しいだろう。 今回はこれにイカとシメジも加えたのだから、美味くないはずがない。不味くしようがない。 ははは、好きだから言えることだし、嫌いな人の耳には入っていかないだろうけどねえ・・。見た目よりも味とボリューム重視のオリジナルパスタ。 麺をすすれば辛さに咽るくらいのもので、こうでなくちゃペペロンチーノとは言えない。外食では上品なものが多いのでなかなか満足できず、自分で作るしかない。 2カ月に一度の孤独のグルメ。至福のひと時でもある。 フォークを置く間もなくきれいに平らげて、オリーブオイルたっぷりのスープまで飲んでしまった。春になれば土筆のペペロンチーノが待っている。あのちょっとした苦みとシャキシャキ感がたまらない。 そうか、早いところではもう土筆が出るころか。昨年は3月24日に作って食べたらしいが、今年はどうだろう。土筆が取れる場所がどんどん無くなっていくので困る。 再三の寒の戻りも今日が最後(北海道以外)のようで、いよいよ本格的な春がやって来るようです。 三寒四温という言葉はあまり意味がなくなってきたとはいえ、春目前の季節の変わり目は気象が不安定。暖かかったり寒かったりを繰り返す。それも今日一日の辛抱のようだ。 寒い中で「啓蟄」を迎えたが、ようやく虫たちも這い出てくるだろう。野鳥にとっても生き餌にありつける季節の到来というわけだ。 もう来ないかと思っっていた野鳥も、尉鶲も目白などまだ顔を見せている。この寒さが終われば、さすがに来なくなるだろう。世界の主要都市の気温 08日05:00(日本時)発表河口湖北岸
2025.03.08
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♪ みちのくの山林火災を終息に至らす雨の過ぎし野をゆく いつもと違う下半身の筋トレをしたせいなのか、右膝の内側が痛くなった。以前になった鵞足炎のような痛みで、階段は登れるが歩こうとして足を前に出す動作が痛みでぎこちない。 それで調べてみるとやはり鵞足炎のようで、まさにこの画像で説明されている運動をした後だった。つま先、膝、右目が一直線上にないといけない ひざの関節も骨盤や背骨と同じように、”歪みやすい” とかで、関節がゆがんだ状態で歩いたり走ったりすることで、ひざへの負担が大きくなる。歩いている時で体重の約3倍、走っている時には約5〜8倍の衝撃がかかると言われ、ゆがみがあるとそれ以上の負荷がかかってしまう。 ”膝のゆがみ” が原因ということも考えられ、裸で鏡に映して膝が内側や外側に向いてないかチェックする必要がある。もしかしたらそのせいかも知れない。 以前から、骨盤の歪みがあるかも知れないと思っているものの何もしていない。しばらく怠けている、中殿筋を鍛えるプランクの一種「サイドエルボーブリッジ」をやった方が良さそうだ。 30秒やって30秒間休憩を3セット。上の手を頭の後ろに当てる。余裕が出てきたら秒数を伸ばす。 ① 腹筋に力を入れる② 足から頭まで一直線を心がける③ 体を閉じないようにする④ 足を上げて効果を倍増させる 鵞足炎をスマホで調べたら、ストレッチの方法が載っていた。で、それをやったらかなりの効き目でずいぶん楽になった。 ウォーキングがしたかったので、ちょっと試しに歩いてみようと家を出てみたら、調子がいい。そのまま何時ものコースを歩くことに。 風が強い午後1時半ごろだった。歩数計も持たずウィンドブレーカーも着ていない。 いつものように秋葉神社の階段も駆け上がった。パークロードへ出て、梅が並木になっているところまで行く。まさに満開の紅梅白梅が美しい。 あれだけ雨が降ったのに道はすっかり乾いている。風が強いせいだろう。 そういえば、鳥さんの蜜柑がなくなっている。どこかでゲットできないかなと、里山の脇道へ足を向ける。 岡田地区と梅が丘地区の境をなす山林で、再び削る工事が始まっている。かなり前から削られていて、埋め立て用の土砂採掘になっていたのか、一部はすでに茫漠の地となっている。岡田地区の高台からは鈴鹿の山並みが見える。 蜜柑は流石にもう時期を過ぎていて、ポケットに入れて持ち帰ったのは3個だけ。 民家の庭にふと目に入った黄色い花。三椏のようだ。民家の庭にあることも珍しいが、この地方で見ることはほとんどない。和紙の原料、特に日本紙幣の原料として重要な植物で、岡山県、徳島県、島根県の3県だけで生産されている。「春されば まず三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあれば 後にも逢む な恋ひそ吾妹」—柿本人麻呂、『万葉集』10巻-1895 5m/sの北西の風が吹いていて、帰路はまともなアゲインスト。時おり強くなって、痩躯の私も前に進まず空気の壁に押されて、たたらを踏むありさま。風を受けにくいコースを選んで、ほうほうの体で戻って来た。 足が痛いはずだったのにノンストップで約2時間、1万数千歩ほど歩いただろうか。そそくさと炬燵に入って丸くなったのだった。
2025.03.07
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♪ 懐かしのコーヒールンバ歌いつつ豆を挽きましょドリップしましょ 待望の大坊珈琲店の究極の深煎り珈琲が「東屋」から届いた。100g単位で3袋を注文。エチオピア、グアテマラ、コロンビア、タンザニアの4種類がブレンドされている。 珈琲店閉店して間もない頃(2013年)は、3キロ焙煎して1キロは自分のために、1キロは親しくしていた人たちに送り、そしてもう1キロは大坊さんがお店で使っていた道具を再現して製作販売を行う「東屋」に、という風だった。 でも今は、「隔週で定期的に入荷があります。ご入用の際はいつでもお知らせください。」ということなので、ある程度の量を製造しているようです。 100g:864円で、自家焙煎、無店舗販売品の倍以上する。誰もやらない深煎りの絶妙なポイントで煎ったもので、ブレンドの4種類それぞれが微妙に焙煎の加減を変えてある。 手間と愛情が存分に注がれている。それだけの価値はあるでしょう。 黒に近いこげ茶色をしている。脂がしっかり表面に滲み出ている。 挽いたものが送られてくると思い込んでいたが、豆のまま送られてきて、カミさんが驚いていた。 そりゃあそうだろう。挽きたてを淹れるのが一番美味しいとなれば当然のこと。 先日の焙煎体験でのものと比べることに意味はないと思うが、5分で煎ったものと30分かけて深煎りしたものとは歴然とした違いがある。 義祖父が使っていた手回しミルがあるので、3杯分ずつ挽いて淹れることになりそうだ。3杯分挽くのにどれくらいの時間がかかるか分からないが、先日の体験でやった感じでは5分ぐらいなので、たっぷり15分はかかるのだろう。 大坊さんは、「豆の挽き方は1.5〜2mmの粉が散見されるくらい。微分もあり。機械の目盛りより自分の目で決める」という。このくらいを目安に挽いて、淹れてみることにする。 時間をかけて淹れる所に、そのコーヒータイムの醍醐味が味わえるというもの。コーヒールンバ(西田佐知子)
2025.03.06
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♪ 吸う吐く吐く、吸う吐く吸う吸う吐くという忍者走りのリズムやたのし 地域や学校で、黒装束に扮し忍術を使って「身体を使って『生きる力』を伝授している人がいる。「忍者から入ると、子どもたちが興味を持ちやすいんです」 旅先のブラジルで身の危険に遭ったことがきっかけで忍術に興味を持ったとか。「伊賀に興味を持ったのは、20代半ばに入門した古武術『武神館』の武術の一つ、戸隠流忍法体術が伊賀忍者と関わりがあるというのを知ったからです」。武神館では、2016年に最高段位の15段を取得し、大師範の腕前に。 三橋さんは、鳥取大学や京都大学大学院で農業経済を学んだ後、出身地の大阪府枚方市に戻り、ビル管理などを手がける家業を手伝った。 三重大学大学院で「忍者・忍術学」修士号を取得後、地域イノベーション学科の博士号を取得。 論文では、県内の庄屋に残る古文書などを読み解き、江戸時代末期の安政伊賀地震で、伊賀衆(無足人)が被災状況を素早く把握して津藩の藩主に報告。迅速な災害支援・復旧支援に貢献したことなどを明らかにした。 さらに、この伊賀衆の対応が、現代の地域防災に役立つ可能性があることを述べ、これらの研究の成果が評価されて、2023年12月に同コースで初となる忍者学博士号を取得。 これを機に伊賀忍者発祥の地である伊賀への移住を決意。敷地内で道場を開き、続いて農業体験や忍術体験ができる民農泊施設「産土武芸道場=現・うぶすな)」を伊賀市石川区に開業。 伊賀衆の研究のほかに、忍者の生活術を現代の防災に活かす研究もしいて、2024年3月には、三重大学の学生と三重大学付属小学校の児童や教師などと『暗所対処』の体験を行っている。「この体験は、地震で停電している時に、物が散乱した屋内から安全に脱出するための模擬体験として実施しました。 まずは、忍者の印『早九字』を結び、気持ちを落ち着かせます。暗闇の中、方向感覚、平衡感覚が不安定な状態で歩く際の重心のかけ方や、硝子の破片を踏まないように地面を撫でながら歩く『忍者歩き』などを紹介しました。 子どもたちは楽しみながら真剣に取り組んでいて、とても好評でしたよ」と三橋さん。*忍者の「歩法と走法」「忍び足」-足の小指から徐々に体重をおろしていく「浮足」-つま先から足を下ろす「犬走」-たって歩けないところを四つんばいで歩く「狐走」-たって歩けないところをつま先を立てた四つんばいで歩く「深草兎歩」-手の上に足を乗せて歩く「二重息吹(ふたえのいぶき)」という呼吸法。「吸う、吐く、吐く、吸う、吐く、吸う、吸う、吐く」のリズムで呼吸を繰り返します。酸素の摂取量も増え、余計なことを考えず集中して走ることができる。 石川区は「石川五右衛門」生誕の地ともいわれ、伊賀・甲賀の境のこの地域は「忍びのふるさと」でもある。忍びが用いた忍術は「総合生活術」「総合生存術」ともいわれる。 民農泊施設うぶすな「在宅避難忍術プログラム」 最近では年間を通じて(春・秋の台風シーズン・ゲリラ豪雨、夏の異常気象、冬の積雪による停電被害など)災害に見舞われる機会が増えています。「家族が災害にあったらどうしよう?」「夜間の停電時はどうしたら?何から手をつけよう?」そんな時に忍術に学んでみてはどうでしょうか。 忍び達は敵の情報を入手するため、主に「夜間に安全に移動して生きて帰る」必要がありました。 家族が自宅にいる時はだいたい、学校や仕事前後に早朝や夕方以降が多いのではないでしょうか。夜間に自宅で被災した時を想定して、寝室から安全に移動して玄関までたどり着き、避難所に移動する。忍術の歩法やメンタルケアと現代の在宅避難方法を合わせて、楽しく在宅避難が学べます。 忍術は「総合生活術」ともいわれます。この体験では、ご自宅の見取り図を想定して練習するので、その日から生活に活かせる内容になっています。 「民農泊施設うぶすな」三重県伊賀市石川666番地の4 ☎0595-51-0513 ※体験中や農作業中で電話に出られない場合もある。 三橋さんは、「忍びは正確ですばやい情報の伝達が最も重要な仕事とされ、その動き方は災害発生時に情報収集などで役立つと思う。忍びの文化を通して南海トラフ巨大地震などに備える社会づくりに貢献していきたい」とも語っている。 子どもたちは、面白がって、そして吸収が早いのでこういう風にきちんと教えてもらうのは確かに役に立つだろう。 人間の本質的な部分を引き出しながら、楽しく面白く教えてくれるのなら、子供会単位で教えてもらうのも良いんじゃないかな。
2025.03.05
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♪ 動物に心は無いという人の優先順位はAIに劣る 資本主義が行き詰まり、富の流動性は影を潜めて極端な偏向社会になっている。人間がとても生きにくい時代になってしまった。金が全ての世の中は人間以外の生物とて、生きにくい。金銭的価値のないものはゴミ同様の扱いとなって、廃棄され処分されてしまう。 全国より譲渡不適切とされた咬み、唸り等の咬傷事故を起こした犬を主に引き受け、24時間自由な自然環境で心と体を開放、自発的な自然治癒リハビリでの保護育成を行っている施設がある。「一般社団法人わんずふりー」代表の齊藤洋孝(ひろたか)54歳 咬傷犬にありがちな閉じ込め管理や暴力でのしつけは、どんなに狂犬であっても一切行っておらず、時間をかけて行動修正をすることで譲渡までもっていけるようにしている。 嘘のような、聞くだけで目頭が熱くなるような、本当の犬のための施設。 起業したきっかけは、十数年前。起業した会社の経営に行き詰まった。もう死のうと決め、自宅の家を出ようとしたとき、飼っていた犬がドア前で動かない。体重70キロの大型犬を相手に、どけ、どかないを繰り返した。 こいつ「すべてを分かっていて、止めているな」。そう気づくと、死ぬ気が失せた。助けられた命だ、自分以外のために使おう。 人に噛みつく犬を保護するという、日本では珍しい活動を始めることになった。 連れれ来られるのは、重い鎖でつながれ、怒りや悲痛に満ちた犬や、感情を失ったような目の犬たち。 手袋を三重にしても、噛まれれば痛い。手先を千切られる恐れもある。それでも鎖を外し、自由にして愛情を与える。徐々に落ち着く犬も多いが、そうでなくても決して見捨てず、いつまでも、待つ。 会社の業績が良かったころ、高級車のフェラーリのハンドルを握っていた指はいまや、赤黒い内出血腫れが絶えない。斎藤さんは朗らかに「いまのほうがいい。そう気づけただけで幸せです」。(朝日新聞 天声人語より)静岡県焼津市の施設に暮らす犬は現在40匹ほど。*2014年4月 焼津市にて譲渡不適切犬の保護を始める*2017年1月 愛玩動物飼養管理士2級取得*2018年2月 焼津市にて譲渡不適切犬保護施設(1000㎡のドッグラン常時出入り可能)を開設*2021年10月 第二種動物取扱業の届出*2021年12月 非営利型動物保護活動法人一般社団法人わんずふりーを設立 敷地全体面積 1,500㎡ 室内犬用ハウス面積 60㎡ ドッグラン面積 1,000㎡犬たちは24時間室内外出入り自由木々に囲まれた自然豊かな環境ハウスやケージに入るのは食事の時のみ(安全に食べるため)スタッフが施設常駐、犬たちと共に生活するスタイル室内は年中空調設備稼働(業務用2機、別系統で運転、故障時も安心)業務用脱臭装置、室内清掃システム完備赤外線センサー、監視カメラ全方位設置ナイター設備完備在籍メンバーの一部メンバー全員はこちら 遅くとも2028年までに、敷地面積1万2000坪の200~300頭収容可能な譲渡困難犬のための「完全フリー型保護施設」の開設を計画している。『動物福祉先進国と言われる国々の咬傷犬への対応に、見捨てない保護ができると証明し世界に発信したいのです』 今後シェルター建設費のクラウドファンディングを予定している。「卒業した子たち」として後親に引き取られた犬のその後の様子一覧。「一般社団法人わんずふりー」☆事務局 (事務、荷受) 〒421-0203静岡県焼津市藤守1430 TEL. 054-662-0691(株式会社アペックス内) FAX. 054-662-0693★保護施設 静岡県焼津市 動物遺棄等の関係で公表しておりません。見学はご連絡ください。 "犬なんか助けてないで、人の子どもを助ける方に金を使え” という人もいるだろう。その考え方が分からないでもないが、そのことがすでに歪んでしまっていると思う。 トランプ大統領が「多様性」を排除して偏狭な思想の下で国を繫栄させようとしているように、「利他」というもので成り立っている社会をまったく理解できない社会になってしまった。 動物が人間に何を与えてくれているか、自然界が人間にとっていかに大きな存在であるか。全ては繋がっているのです。 霊長類でもっとも優秀なはずの人間が、目先の利害だけにしか目が行かない。我々は、さまざまな他の生命に助けられて生きているというのに。 人間は、種の頂点に居ることの有難さを「お互い様」という意識をもって、謙虚に接していかなければならないし、それが出来る存在なのだから。
2025.03.04
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♪ うめの花つばきの花や三刀自(とじ)も笑(さ)いて明るき風韻の店 春のような日曜日の昨日。常滑でのグループ展最終日に、三役土俵入りよろしく名東区の三熟女が、いざ参上と相成った。 百歳を目指す長嶋刀自は、横綱候補として盤石の地位を固めつつある大関。そしてその美的センスを香気となして漂わせる、貫禄の山口刀自は関脇。ユーモアと英語と似顔絵の三拍子を、時に花火と打ち上げる桜井刀自は小結。 ランチに着きしテーブルはいぶし銀の輝きを放ち、泉鏡花の天守物語のごとく賑やかに妖艶をみせて楽しけり。 喜寿を前後の面々は、いかに元気に過ごすかを右顧左眄などなきままに、時とランチを咀嚼せり。闊歩、すり足、たたら踏み、なんだかんだで生き越しの自負と自責の息を吐く。 老いという言葉なんぞは大嫌い。高貴好齢いざいざと、四股を踏むのに身体のメンテナンスに余念なし。ランチに付いたこの時期限定の和菓子 新しい住人夫婦も来てくれ、内科医先生夫妻はストールをお買い上げいただき、次男夫婦も覗きに行ったようだ。期間中前半は寒波で寒かったが、最後の最後に4月の陽気。 まったく変な2週間だったが、最終日に楽しいひと時を持てたことは、まさに幸甚の至り。終わり良ければすべて良し。「刀自(とじ)」は女性に対する古風な尊称。現代でも旧家の女性に対して使われる言葉。 咲いた梅花も震えているか、再び襲うもどり寒。天からのハラスメントにはなすすべもなし。 東京では日曜日に20.1℃まで上がったのが、一転して6℃まで下がるという有様。 岩手の肝心な山林火災現場には、5日にならないと雨が降らない。気温が真冬の寒さに急降下し、被災された人たちには過酷な状況となっている。本当にお気の毒でならない。
2025.03.03
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♪ 豆を煎り挽いてドリップ滴らすフィトンチットよ珈琲の香よ自家焙煎体験(キャンプ向け) 気温が高く、暑いくらいだった昨日。 究極の焙煎師・大坊勝次さんのことを書いたばかりだったし、焙煎体験ができるというのでウォーキングがてら佐布里の梅林近くの目的地へ。片道約5㎞ほど。 梅まつりの最中で、かなりの人出の様のようだ。歩いたコースの途中、真言宗のお寺の駐車場が臨時駐車場になっていた。梅林までは1㎞ちょっとはある。そんなに来場者が多いのかと驚いていた。 交通整理の人に聞くと、路上駐車が問題になっていて今年から新たに設定したらしい。この時期のウィークエンドは混むので梅林に行くことは避けている。まさか、こんなことになっているとは想像もしていなかった。 気象予報士の山田修作さんが訪れた2月8日(月)は、梅林一帯が銀世界だったんだね。それが嘘のようなこの上天気。名古屋では20℃まで上がったらしい。日陰に入るとホッとする異常な暑さ。今年の夏も暑いらしく、先が思いやられる。 ペジーブルには例のキッチンカーが停まっていて、コーヒーの販売もしている様だった。 焙煎体験は芝生のあるイベントコーナーでやっていて、先客が網を片手に火の上で揺すっていた。それが終わるまでペジーブルのオーナー安井さんと店内で立ち話。 松の葉をミルクに入れてかき混ぜると豆乳ヨーグルトが出来る話とか、「あまおと珈琲」のオーナーとの出会いのこと、梅の花のダミーのことなど、いろいろ話している内に順番が来た。 ガテマラの豆を選んで100gを網に入れて、薪の火の上に翳して揺する。火が安定しないので要領が掴めない。近づけたり遠ざけたりしておよそ5分、いい色になってきた。途中、豆がパチパチと音を出し、2度目の音を合図に最終調整をして出来上がりとなった。先客はカメラマンとかで、私のスマホを使って撮ってもらった。5分間網を揺すっているのはけっこう疲れる。 本来は、大坊さんが使っているのと同じ手回しの丸いドラムに、500gほど入れて焙煎するらしい。毎回、微妙に加減が変わるので同じものは二度と出来ないという。 自家焙煎を始めたきっかけは、ある人がやっているのを見て虜になり、教えてもらったという。自分なりのコツをつかんで、二足の草鞋を履いてちょこちょこやっていたが、思い切って脱サラしたという。脱サラは私も同じなので話が合う。 私もコーヒー好きで、大須の「松屋珈琲」で自分のオリジナルブレンドを挽いてもらい、毎朝淹れていたことを話す。 すると、「松屋式ドリップ」というのがあって、専用の金枠とペーパーフィルターを用いて淹れるもので、幾つかの店で採用しているという話が出た。 初耳で、私が教えてもらった時はまだなかった。40年も前のことだからねぇ。 それは、最初の「蒸らし」に5分かけるという。そして濃い目に入れたものを、水で薄めて飲むというものらしい。冷めてもコーヒーの味が変わらず、そのまま温めても美味しいのだという。5分は待てないので、そのやり方は採用しなかったとか。深煎りとまではいかない、まあまあの煎り具合のようだ。 冷ましてからカップ1杯分を携帯用の手回しミルで挽いて、ドリップで抽出する。いい香りが漂ってくる。 すべてがキャンプ用品で、バイクのツーリングとかキャンプで使用する道具を使用している。 焙煎体験する人が、みんなキャンプ場で珈琲を焙煎して、挽きたてをドリップで淹れて飲むわけじゃないと思うが、本人はそのシチュエーションからは離れられないようだ。 確かにキャンプの現場で豆を挽いて、ドリップして飲むの珈琲は究極の贅沢かも知れない。シチュエーションという味付けが加わるのだから、最高に美味しいのは想像できる。 ミルも湯を注ぐやかんも全てコンパクトサイズで、初めてやる人には扱いにくい。特にやかんの注ぎ口が極端に短いので、静かに回しながら注ぐなんて出来ない。 ガテマラだけの珈琲を飲むのは初めてかも知れない。やさしい味で口当たりが良く、ちょっと薄い気がするもとても美味しかった。これも、いい天気の屋外で、風もない絶好の日だったからこそなのかも知れない。 淹れ方は知っているのが、やり方は色々あって決して一つの方法に限定することはできないようだ。 こまめに少しずつ注ぐようにすると濃い目に仕上がるという。一度にたくさん注いでしまうと、サーッと落ちてしまうので薄くなるというわけだ。 当時、松屋で「30秒ほど蒸らして3回に分けて湯を注ぐと」教わったが、時を経てその考え方も淹れ方も進化しているだろう。 残りの豆も挽いてもらい、"ガスは抜けるが空気は入らない” という専用の袋に入れてもらった。煎ったばかりより熟成させるとより美味しくなるとのこと。 保存は、専用の袋のままジップロックの袋に入れ、冷蔵庫に入れておくのがいいらしい。 市販のブレンドと今回のもの、そして大坊さんが煎ったものが届けば3種類の豆が揃うことになる。次男夫婦も好きでミルも持っているが、忙しいので毎日とはいかないらしい。 飲み比べもしてみたいし、淹れ方も変えてやってみるのもいい。次男が来た時にやってみようと思う。今年の春は珈琲三昧となりそうだ。
2025.03.02
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♪ 弥生入りし前倒しするシーズンに卯月の空が広がっている 15℃という4月の陽気ともなって、極端な変化に自然界の生物たちは戸惑っていることでしょう。虫たちが正常に発生しないと受粉率が悪くなって梅の実の付きが悪くなる。去年がそうだったようで、不作だった。 梅の花にはダミーがあって、全部の花に実を付けないという。体力を温存しながら虫や鳥を呼ぶ巧妙な仕組みらしい。それで確認してみたらやっぱり・・。 かたまって5つの花(莟)が点いている部分を調べると、1つだけ雌蕊のないものがあった。単純に換算すると5分の1はダミーの花という事になる。 自然界は人間が考えるよりもはるかに巧妙な仕組みを持っている。 「マザーツリー」という本に、植物が行っているその驚くべき仕組みを発見した事柄が詳しく書かれている。「30年以上にわたり樹木たちのコミュニケーションを可能にする「地中の菌根ネットワーク」を研究してきた森林生態学者が明かす! 木々をつなぐハブとなる「マザーツリー」の驚くべき機能とは? 気候変動が注目されるいま、自然のなかに秘められた「知性」に耳を傾けよう。誰かとの「つながり」を大切にしたくなる、樹木と菌類の感動ストーリー!!」 図書館で借りようと思ったら、タッチの差で借りられてしまい、予約することに。概ね3週間先になる。じっくり読んで、書いてみたいと思う。 どうやら野鳥は移動していったようで、餌台に餌が残っている。まるで2月が終わって、3月を迎えることを知っているかのようだ。 ジョウビタキのメスが昨日までは来ていたが、目白、四十雀、山雀の姿が見えなくなった。 しかし、ヒヨドリと雀は相変わらずやって来る。蜜柑を独り占めできるわけだ。 緑地帯の梅も満開となり、メジロはその密を吸いに里へ散っていったのだろう。 粗大ごみの戸別収集を予約するために市のリサイクルプラザへ行って来た。3月末には片づけたいので、早めに行った。そうしないと都合のいい日が取れないことがある。 出す品目とサイズを控えていき、申し込み用紙に記入。軽トラックか2トン車のどちらかになるが、予想通り2トン車が妥当となった。息子に手伝ってもらうため、彼の休みの水曜日、3月19日 13:30に予約。11,000円を支払って帰って来た。 表に、アルミ缶を圧縮したものが置いてあった。矩形に圧縮したものが重ねてある。カラフルで、四角いオブジェのようで面白い。
2025.03.01
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