全31件 (31件中 1-31件目)
1

♪ すくすくと夜の太りゆく晩秋の机の上にどんぐり眠る 街で時々見かけるヤクルトレディーが乗っている一人乗りのミニカー。そばを通れば、レディーが明るい感じのいい挨拶をしてくれる。車の写真を撮る機会はあまりないが、たまたま神社の階段を下りている時やって来て、玄関に品物を置いていくのが見えた。 第一種原動機付自転車に分類され、水色のナンバープレートが付いている。原動機付自転車といっても普通免許が必要というのでややこしい。車検も車庫証明も不要で、狭い場所でも駐車できて、小回りが利くのはいい。 「自動車免許は持っているが、オートバイには乗ったことが無い」「4 輪の感覚で運転できて、髪型が乱れない (ヘルメット不要)」とか、スタッフにも優しい配慮として好評だろう。トヨタ 超小型EV COMS(コムス) 家庭用の100Vコンセントから充電できる(アース付きのコンセントを推奨している)。 最近、マクドナルドもこの車を使うようになっている。見慣れない車が停まっていて、ああヤクルトのと同じだと気が付いた。導入した理由はヤクルトと同じようなものだろう。 経済的で、老夫婦にはもってこいの車かも知れない。しかし、一人しか乗れないので夫婦で一緒には出かけられない。 それでトヨタが「軽自動車よりも小さく、免許取り立ての独身若年層や運転に不安を感じる高齢者の方など、日常生活で少人数かつ近距離の移動が多いユーザーの方々に賢く使っていただけるミニカー」として、二人乗りの超小型EV「C+pod(シーポッド)」を、2020年12月に法人・自治体向け、2021年に個人向けに売り出した。 しかし、2024年8月9日に販売を終了している。理由として、トヨタは「小型モビリティとして一定の役割を果たしたと判断した」と説明。 166万円と高価なうえ、軽よりもかなり小さくて狭い。航続距離も短く、使い勝手が悪いことと、軽自動車と同じ扱いになるのでメリットが少ない。それで、累計販売台数が約2000台にとどまったことがおもな理由のようだ。 名古屋市に本拠を置くエイム株式会社が、二人乗りの超小型モビリティ「AIM EVM」を沖縄で、2025年8月から販売開始(C+podと同カテゴリー)。販売予定価格は209万円、年間1000台の販売を計画している。 沖縄の守り神「シーサー」をモチーフにしたデザインと、勾配が多く、道幅が狭い離島でも一充電で120km走ることができる登坂・走行性能が特徴。沖縄県での手軽で便利な交通手段として、観光産業におけるレンタカーやシェアカーなどへの活用も想定している。 軽自動車よりも小さなサイズだが、ドア開口部を広げたことで乗降はスムーズ。 沖縄の守り神シーサーをモチーフとしたユニークなデザインは、日産自動車で辣腕をふるった中村史郎氏が率いるSN DESIGN PLATFORMが担当。脱着式2分割ルーフ構造を採用して、気軽にオープンドライブも楽しめるという。 トヨタの「C+pod」が166万円だったことを考えると、209万円は如何にも高い。デザイン的には面白く若者向きなのかも知れない。形式指定車なので車検が要らないが、車庫証明は必要となる。ランディングコストは抑えられるし環境には適しているので、時間はかかるがそこそこ売れるのかも知れない。
2025.10.31
コメント(0)

♪ 食卓に青パパイヤの乗る時代ドリアン生れば日本にあらず近所にパパイヤが実っている 10時40分ごろ。ちょっとサボっていた階段と坂駆け上がりのウォーキングに、久し振りに行って来た。 WBC第4戦をやっていたが、大谷は2点取られているものの、無事に予定通りの先発登板。健闘している最中だった。 選手たちは、前夜に6時間39分もの長い時間の死闘を繰り広げたとは思えない普段通りのプレーを見せて、さすが大リーガーだけはある。メンタルもフィジカルも格段に強い。 大谷は、ものすごい記録を残した翌日にもかかわらず、全力投球で試合を作っている。他の選手の上をゆく強靭さを見せつけている。野球の歴史を塗り替え続けながら、今も世界を驚かせている。やたらに繁殖しているアカミミガメが日光浴。秋葉神社からの定点観測。変哲のない空だ。 田んぼに水が張ってあり、今から田植えでもするように均してある。この時期に、一体何を植えるのだろうか。 いつも遠くから眺めているパパイヤの木。実が生っているだけでなく花まで付いている。近くで写真が撮りたくなり、畑の前にある庭へ入って農家の玄関で声を掛けた。何度やっても反応がない。留守のようだ。申し訳ないがちょっと近づいてみる。手前には芭蕉かバナナの木が植えてある。 庭の前のハウスの中に植えてある。 かなり太い幹で直径が13~15㎝ほどあるだろうか。その横に伸びた枝に花と実が付いている感じ。花と大きな実が同時に付いているなんて、なんだか不思議な植物だ。 日本でも育つという話は聞いたことがあるが、この木はかなりの年数になるようだ。初めはハウスの中で育てていたものが、ハウスが古くなってビニールも無くなり、そのままになっているようだ。 大きく成長して大胆に剪定され、横から出た枝に実が生っている。徐々に寒さに慣れていって、もう完全にこの土地に順化した状態なのだろう。 コンテナで育てることも出来るようで、容器の最低サイズは、直径30㎝x高さ40㎝(土容量25~30リットル)程度あればいいらしい。(それなりの収穫量を得るには、直径50㎝以上の大型果樹用コンテナを用意する必要があるらしい。) このサイズで木の高さは最終180㎝前後、300~500gの果実が3~5個程度収穫可能だとか。作ってみたいと思うが、庭がもう少し広くないと無理だ。青パパイヤ栽培方法(Aces And Eights)より【植え付け】 遅霜の心配が無い4月末~6月上旬に苗を植え付けます。 植え付け前に苗に液肥を与えます。 培養土には市販の野菜用緩効性肥料を施しておきます。 低温に当てない様、夜間は室内に取り込んでも構いません。【肥料の与え方】 根の量が制限されるコンテナ栽培では、いかに肥料を絶え間なく供給するか?が栽培の大きなポイントとなります。植え付けに使う培養土が「元肥入り」でも、必ず別途元肥を追加してください。 少量の肥料を高頻度で与えることが成功のカギ、そのため、固形肥料を20日に1度、並行して野菜用液肥を7日~10日に一度与えます。 コンテナ栽培では乾燥状態も起きやすいため、真夏の水やりは欠かせません。パパイヤの葉は厚みがあり硬いため、萎れ始めが見た目では分かりにくいので注意が必要。完全に切れる前に必ず水を与えてください。【越冬について】 12月に入り葉が枯れだしたら、幹だけを残して室内で冬越させることで、翌年も楽しむことが出来ます。ただし冬から春にかけて加温しない場合、開花時期や収穫時期は新たに苗を育てるのとさほど変わりません。 埼玉・さいたま市では、猛暑や害虫に強く手間がかからない「青パパイア」の栽培がおこなわれ、約160本ほど植えられているとか。2024年の収穫量は約7000個くらい。 パパイヤには「パパイン酵素」という脂肪や糖分を分解する消化酵素があり、代謝が良くなり、冷え性などの改善が見込まれるという。酵素の王様で、一年中食べていると「メディカルフルーツ」「医者いらず」と呼ばれたりしている。 ビタミンCがレモンに匹敵するほど豊富で、ポリフェノールも含組まれている。 猛暑に強い上に、虫を寄せ付けない性質のため “農薬いらず” で手間がかからない。農家の「人手不足」や「高齢化」にはもってこいらしい。それに加えて、日本の気候では熟することがないため甘すぎず、野菜として料理に使用できる。青パパイア自体に味はないので、どんな料理にも使えるのも魅力らしい。
2025.10.30
コメント(0)

♪ 六時間三十九分スタジアムの野球の渦に巻き込まれおり 大谷翔平がまたすごい記録を打ち立てた。その記録の背景になった試合がまたすごい。ワールドシリーズ第3戦 1勝1敗の五分で迎えたブルージェイズ戦。延長18回、フリーマンのさよならホームランで6:5で逃げ切った。6時間39分の死闘のなかでの、大谷劇場 SYO-TIME。 第一打席:右翼線へ、ワンバウンドしてスタンドに入るエンタイトル二塁打 第二打席:右翼席へソロホームラン 第三打席:左中間へワンバウンドでフェンスに当たるタイムリー二塁打 第四打席:右中間へソロホームラン 第五打席:申告敬遠 第六打席:申告敬遠 第七打席:申告敬遠 第八打席:申告敬遠 第九打席:フォアボール 終わってみれば「4打数4安打3打点5四球 9連続出塁」という、これまた漫画みたいな結果を残して、他の選手が霞んでしまう活躍。 5-5で同点の9回、敬遠して大谷から「バットを奪った」ことで決着が付かずに延長戦に持ち込むことに成功したブルージェイズ。野手を使い果たし、投手も先発を残して9人全て使い果たす。 ドジャースも佐々木を含む10人の投手をつぎ込み、最後には先日100球以上投げて完投したばかりの山本までブルペンに送り込むという、まさに死闘を繰り広げた。 しかし、大谷は延長に入ってからの途中、太ももを痛めたような場面があった。そのまま試合は続行したものの、解説の田口壮・元大リーガーは「痛みは夜になってから出るので心配だ」と言っていた。第4戦の今日、先発ピッチャーが予定されているのだ。 今、すでに試合が始まっている。 無事にマウンドに上がっている。この試合に勝てば「王手」となるが、さてどうだろう。
2025.10.29
コメント(0)

♪ 人間が殺し合いする様をみて熊が逆襲してくる映画飼い犬が熊に襲われる事件が頻発している。 熊の出没が異常に増えている。山林から人里へと当たり前のように出没して、人を襲う被害が山林と人里で逆転してしまっている。 まるで熊の逆襲に遭っているようだ。全国の「熊のネットワーク」で情報伝達されて、同じ行動をとっているように見える。植物でさえ情報交換しているのだから、高度な知覚と知能を持っている哺乳類がそういうことをしていないとは言い切れない。 ●クマ類は34都道府県に恒常的に分布していて、四国を除いたすべての地域で分布が拡大している。 ●低標高域での分布の拡大は、クマ類が人の生活圏にどんどん近づいている。 ●各都道府県による推定個体数は、増加傾向にある。 7年前の調査時よりも今の状況は大きく変わっているのだろう。 全国で、当然ながらほぼ同じ時期発生している。キノコ狩りの最中など、山野での遭遇だけでなく、家屋や商業施設など、人の生活圏にクマが侵入するケースも多い。散歩やジョギング中、買い物に出た家の前で襲われたり、庭の草取り中に襲われたり・・・ 今年度の死者数は過去最多だった2023年度の6人をすでに上回り、人身被害も9月末時点で108人に達した。こちらも23年度の9月末時点の109人と同水準。その後も被害が相次いでいる。 最近は人家での被害が目立つようになって、驚くように事例が多い。温泉地で露天風呂の清掃中に襲われたり、独り暮らしの老人が死体で発見されたり、民家に侵入して人を襲うような最悪の事件が相次いでいる。 人間を恐れず、山と里という区分を越えて街の中にも平気で出てくるようになた。 人間の食べ物の味を覚えて人家に侵入するということ自体、今までの常識を超えている。熊にとっては新しいフェーズに入ったということだろう。シャッターを壊したり、冷蔵庫を開けたりする術を知っているし、どこへ行けば “ドングリなどより美味しいもの” があるかを知ってしまった。 もうこうなると目先のごまかしでは防ぐことは難しいかもしれない。強行的手段を取って、人間は恐ろしいということを改めて教え込む必要があるだろう。動物保護の観点からとらえるのは、もはや手遅れのような気がする。 最も被害の多い秋田県では、知事が自衛隊の出動要請をしている。それほど深刻な状況で、今まで考えられなかったことが、今後ますますエスカレートしていきそうだ。 自然の重要性に目覚めて、里山や鄙びた田舎に住む若者も増えているのに、それに水を差すようなことが、同時進行で起こっているという皮肉。 熊の頭数を厳格に規制・統制して、場合によってはインデアンの居留地政策のような、限定的な生息地を特別区として設けるようなことが必要になるのかも知れない。 里には柿や栗など様々な果物が、収穫されずに放置されている。人口が減り、里山に人がいなくなれば熊は美味しいものが手に入らなくなる。里までが熊の生息地となってしまえば、ハイキングや、登山、釣りやキャンプなどのリクレーションにも使えなくなる。 人間が自然からますます遠ざけられてしまうことになりかねない。 自然は何もしなくても存在すると思い込んできたが、太古の昔から人間が維持管理してきたからこそ存在出来ているということを、この熊騒動が教えてくれている。
2025.10.28
コメント(0)

♪ 秋雨に禿頭ぬらし華やかないけ花展のむらくもとなる 東海地方の生け花流派・団体でつくるACA(Art and Culture Association)が2008年から春と秋に開催している生け花展。 ミッドランドスクエア地下1階アトリウムで「秋の花道展」希望-ミッドランドに ~いつも花~ が29日まで開催中。短歌の仲間が参加している。ついでがあったので見てきた。 昨年の春は、30回記念ということで “伝統を踏襲した生け花から桜の枝を用いたフラワーデザインまで” 17の流派・団体が約60点の作品を、前・後期に分けて展示したらしい。 スペースは広くはないので、今回もそれほど数は多くなかったが、華やかな中に植物のエネルギーが満ち溢れていて楽しく鑑賞させてもらった。斜めから撮った。 生憎の雨の日曜日だったが、アトリウム入り口すぐのところにあるので人が多い。写真がうまく撮れず、撮ったのは一部だけ。短歌仲間の作品は2人の共作だった。この茶筅のような鮮やかな花は「ピンクッション」というらしい。日本でいう裁縫の針山だね。南アフリカの沿岸部に原産するヤマモガシ科レウコスペルムム属の株立ち性常緑小低木で、高さ1~2mになる。 「お花」は娘時代からやっているという大ベテランで、十何代か続くお屋敷に住んでいる。小柄で痩せているお婆さんだが、気高い気質と自尊心のある振る舞いに、その家柄が滲み出ている。仲間と安易な同調はしないし、マイペースで孤高を保っているようなところがあって、私は共感を覚えている人だ。 とてもいい場所を、無料で使わせてもらっているらしい。多くの人が眺め、鑑賞していく。 彼女が帰り際に、一度、歌会の帰りにでも遊びに来てくださいと言ってくれる。是非、その広大な敷地とお屋敷を拝見してみたい。 東急ハンズで時計のパーツ(ムーブメント、針)を買おうと思ったら、メーカーが倒産して在庫のみとなっているという。その在庫もほぼなくなっている。別のメーカーもまだ決まっておらず、入荷も未定とのこと。 ガッカリだ。手作りの壁掛け式の時計の文字盤をオリジナルの絞り染で作っていて、以前は針も色々あって面白いものが出来ていた。 ザンネンだ。 代わりにというわけでもないが、こんなものを買ってみた。 セル マラン ド ゲランド(ゲランドのあら塩)1㎏ フランスの粗塩で、岩塩ではなく海水から作ったもの。フランス有機農業推進団体 認定商品。
2025.10.27
コメント(0)

♪ はなばなも終わる季節となる朝ジョウビタキ来てすぐに消えゆく 作品展を控えて、染色をする必要がある。諸々の理由からまともな作品作りは出来なくなっているが、ちょっとしたものを染めることはある。 染色場を撤去してしまっている以上、作業が出来るのは台所しかない。火と水があるので出来ないことは無いが、制約は多い。 一番困るのが脱水だ。二層式の洗濯機があった時は良かったが今は一層式の全自動。ほんの少しも大量の区別もなく、大きなドラムを回さないといけない。脱水だけしたいのに、腹が立つほど時間がかかる。 染めて発色させ、色の確認のために脱水をする必要がある。しかし、それを何度もするには嫌になるほど時間がかかる。それで適当なところで妥協することになる。染色で好みの色に染めるのは料理の味付けと同じ。勘だけで一発勝負ということになる。手を抜けばロクなものにならない。 大したものを染めているわけじゃないのに、準備がら片付けまで余分な手間がかかるりかなりのストレスになる。慣れていないということもあるが、楽しいはずの染色作業そのものがこれでは、良いものが作れるわけがない。 染色場は無くしたが染色を全くしないというつもりはなく、材料はみんな取ってある。今までやってきたやり方とは違う、まったく別の次元に落ち込んだような気分だ。 いかれちまったハイドロは、仲間に少し分けてもらった。染められるようにはなったが・・・。 なんだか疲れてしまい、近くでやっている産業まつりをやっているので覗きに行った。 知多ウィスキー醸造所がブースを出していた。「工場の前まで行ったんですよ。中には入れてもらえなかったけど」と声を掛け、いろいろ話を聞いて来た。 工場内は広いし、見学できるようには設えてないので危険ということもあって、やっていないとのこと。パネルで紹介しているので見て行ってくださいと、若い社員が話しかけてくるが、実物が観たいのでそれには及ばないと。「市民との接点とか交流が大事ですよねぇ」というような話をしていると、マーケティング担当という大柄なベテラン社員が代わって対応してくれる。「折角、知多市ブランドを売り出しているのに、地元との接点がないのはねぇ」「工場見学をすると、その会社や商品に親近感が湧くんですよね」 「そうなんですよ」 TVで「知多ウィスキー」の名を前面に出したCMがあったことについて、「一度はやっておかないといけないと、腹を据えてやったんです。こういう事をやるのは勇気がいるんです」今後の展開を考えた上で少しづつ、地元民と繋がっていけるものを構築していきたい思っているところだと。 「小瓶があると良いのに」というと、瓶をどうするか。また、スペースに余裕がないし設備投資に金が掛かるし・・。 しかしネットで調べたら、「ハーフボトル(350ml)」が少なくとも、20218年から2024年までは存在していたようだ。 これだけ別の場所で瓶詰めしていたのかも知れない。今はもう売られていないようなので、限定的なものだったのかも知れない。 辺りをうろついて雨も降って来たので早々に切り上げ、ついでに遠回りをしてコンビニへ。オーストラリアの「レインボー・ロリキート」なる安ワインを買って帰った。 これが、値段の割にはなかなか、美味い。NHKの「新人落語大賞」を観ながら飲んでいた。 気が付けば9割がた飲んでしまった。アルコール度が13%と低いとはいえ、飲みすぎだ。健康診断で肝臓が弱っていると出ているので、控えないといけない。分かっちゃいるけど・・・。 カベルネ・ソーヴィニヨン 544円(税込598円) レインボー・ロリキートは、日本でゴシキセイガイインコと呼ばれている鳥のこと。
2025.10.26
コメント(2)

♪ 九時過ぎてマイクテストの始まりぬ稲刈り終わらば産業まつり きのう拾って来たマテバシイの実を煎って食べてみた。 さすがに生で食べる気はしなかった。子どもの頃、山でまだ若い栗の実を歯で皮を剥いて食べたりしたが、味も薄くそれほど旨いものではなかった。ちゃんと熟したものも生で齧って食べたが、やはり加熱した方が甘みが増してだんぜん旨い。 そんな経験から、生で食べるまでもないと・・。 鉄のフライパンで煎ってみた。加熱すると脂がにじみ出て輝いている。煎り上がったらプライヤーで縦方向に割ると、簡単に実が取り出せる。ビタミンC、カリウムが多い 食べてみると、アクもないし歯応えもあって、素朴な自然の味がした。子どもの頃の懐かしい味。 甘味が少ないので物足りないが十分食べられる。20個ほど食べたかも知れない。ちゃんとした味覚を持っている孫(小5)にも食べさせてみた。まあまあの感じで、剥いて器に入れたものをパクパクと口へ運んでいた。試しにバターを付けたり、それに砂糖をちょっと付けて食べたてみたり。 今の子どもは見向きもしないだろうなあ。 来るべき食糧難には、早いもん勝ちの争奪戦になるだろう。 栃の実や樫の実はアク抜きをしないといけないので、こっちの方が実も大きいしだんぜん人気が出るだろう。炊き込みご飯にしたり、粉にしてパンやクッキーに混ぜて食べることも出来る。 椎の実はどれも食べられる。ツブラジイは実が小さいものの、小さい分味が濃いので美味しいらしい。スダジイなどはネットで売られていたりする。 乾燥させてから高温多湿の場所を避けて、常温または冷凍で保存すれば2ヶ月以上もつという。スダジイ Amazon ¥4,480 ブナ科、クリ亜科に属する植物の実なので、食べられるのは当然なのかもしれない。 ★日本に自生するブナ科22種「どんぐりの見分け方」oshino-Oomine Field Noteより 残りの実は、“話の種” にもなるし作品展の会場に飾って、欲しい人に持って行ってもらおう。
2025.10.25
コメント(0)

♪ 里山に果実あまた実りおり腹をすかせている親子熊 昨日はいい天気だった。午後3時過ぎ、久し振りに佐布里池まで歩いた。 先の火曜日、東海市の「茶房じゅん」まで行って、たまたまほぼ同じ年齢の人(客・男女、オーナー、私)が一緒になった。知多市から自転車で来たと言ったら、甚く関心された。オーナーの淳さんが「いつもは歩いて来るんですよ」と言うと、改めて驚いている。男性の客は散々登山をやって来た人だが、最近は足腰が弱ってあまり歩けなくなったという。 そんな会話をしたのに気を良くして、久し振りに5キロの距離を往復をする気になった。「茶房じゅん」までの距離とそう変わらないが、景色はこっちの方がだんぜん良い。 無風快晴で快適な気温の午後、東へと向かう。4時過ぎともなると犬を散歩させる人が多い。何匹かの犬とコンタクトしながら歩く。 向こうからゆっくりと、白い犬が右へ左へよれながら歩いてくる。「高齢ですか?」 「目が見えないんです」「白内障?」 「白内障と緑内障も。高齢でもあるし」「大変ですねー」 「ありがとう・・」 何犬かよく分からないのがやって来た。「犬種は何ですか?」 「ミックスで分からないんです」「柴犬と何かですかね、ちょっと大きいですね」 まあいろんな犬が散歩にやってくる。しゃがんで手を出したり、嫌がらなければ顎を撫でたりする。声を掛ければ飼い主は嬉しそうに対応してくれ、たいがいお礼を言われる。 小型犬がほとんどだが、たまに大型犬に遇うこともある。 先日、毛足の長い大型犬がいたので「シェパードですか?」と訊くと「そうだ」と言う。毛の長いタイプもいるらしい。いろいろ訊きたかったが、連れていたのが中年男性だったので、それ以上の会話にはならなかった。 珍しい犬は写真を撮らせてもらうようにしているが、最近はつい忘れて「しまった、撮ればよかった」と後から後悔する。コッカー・スパニエル、ミニチュア・ピーシャ、イタリアン・グレーハウンド・・・。 佐布里池は、桐生市の宝徳寺の床のように空を映して静まり返っている。水鳥が、水面に映る樹木をわずかにゆらしている。 浅葱斑(アサギマダラ)が来ているかもしれない。藤袴(フジバカマ)の植えてある場所へ行ってみると、運よく2頭(蝶を数える単位)が花の蜜を吸っていた。近づくと警戒して飛び上がって花の上を飛び回っている。なかなか下りてこない。 2013年に書いたブログを見ると、「和歌山県から放たれて、83日後に約2,500 km離れた香港で捕獲されという記録」が載っている。 オオカバマダラなどは、毎年、北米からメキシコまで3000キロから5000キロにもおよぶ壮大な旅をするという。これも唐綿(アスクレピアス)のところで触れてる。 こんな可憐な姿のどこにそんなパワーと持久力があるのだろう。いつもながら感心させられる。 この日は、いつもの野次馬根性でどんぐり「マテバシイの実」をたくさん拾って来た。 この実は、アクが少ないためアク抜きせずに食べられるらしい。でも煎った方が美味いらしい。水洗いした後にフライパンで乾煎りし、殻を割って中身を食べる。香ばしく、ナッツのような素朴な甘みを楽しめるというので、試してみるためだ。 フライパンで煎ったものを温かいうちに食べる。冷めると急激に味が落ちるらしい。 樫や栃の実はアクがあるが、椎の実はアクがない。縄文の時代から食べられていた、当時にしてはすぐれた食材だ。 今年は熊が人里に下りてきて、人に被害を与えているが、こういう木の実(どんぐり)が不足しているのが原因らしい。 里にはどこも、色んな実がたわわに実っている。それを狙ってくるのは仕方のないことかも知れない。気候変動は人間が作り出したものだが、被害を受ける人たちに責任はない。 共存できる仕組みを作るしかないだろう。
2025.10.24
コメント(0)

♪ 雲晴れてドジの心に陽の射せばやり直す気が発芽してゆく きのうの午後は最低だった。11月に会場のスケジュールに穴が空いたギャラリーの穴埋めに作品展をすることになっている。それで少しばかり染色をする必要がある。染色場は撤去してしまったので台所を使う。 さあ染めようと染料を容器から出そうとした。プラスチック容器の底が経年劣化でいかれていたらしい。すぐには気づかなかった。蓋が硬くてグイグイと力を入れていて、気づけば、染料が床に大量にこぼれていた。 ブルーの染料で、紛体は軽いので広い範囲に散らばっている。さあ大変だ、濡らすとどうにもならなくなる。パレットナイフで寄せ集め、別の容器にすくっては入れるを繰り返す。残ったものはティッシュでつまむようにして取り除き、最後は湿らせた雑巾でふき取る。目には見えないのに拭けば青い色が付いてくる。拭いても拭いても付いてくる。 台所で何かを濡らすと青くなるなんて、きれい好きのカミさんが見たら何を言うか分からない。とにかく雑巾に青いのが付かなくなるまで、きれいにする必要がある。 スリッパにも付いていて、濡れたところを歩けば色がつく。そのスリッパで歩いたところに青い痕跡が・・。ああ、もう何をやってるんだ俺は。 心を静めて、肝心の染色を始める。しかし、何故かちゃんと染まらない。久し振りにやるので何か間違ったのか? スレン染料には、苛性ソーダとハイドロサルファイト(還元剤)が要る。それらを混ぜることでようやく染液が出来て、染色できるようになる。2-3度カセイとハイドロを追加して、やり直しても染まらない。 どうやら「ハイドロサルファイト」が古いので、効力が無くなっているらしい。匂いを嗅いでも匂わないので間違いない。そうか、そうだ、そうだったのだ。やらなくなってずいぶん年数が経っているのだ。当然のことに気づかない、俺がバカだった。 何もしないでただ時間だけが過ぎて、精神的な疲れがどっと・・・ もう何も手に付かない。手を付ける気力さえ起きない・・。 ぼーっとして、檻の中の狸のようにうろついて・・・。 久し振りにジャズでも聴こう。普段あまり聴かないヤツを、何枚かあるフルートを中心に・・ フルートのLPを集めていたときに買ったアルバム。買った当初はあまり良いとは思わなかったが、今改めて聴いてみるとなかなかいい。 穐(秋)吉敏子のベターハーフ、ルー・タバキンはテナー・サックスの他フルートも吹く。1973年に秋吉敏子=ルー・タバキンビッグバンドを結成。1983年1月秋吉敏子ジャズオーケストラ フィーチャリング ルー・タバキンを結成し、2003年に解散するまで、両バンドで30年にわたってプリンシパル・ソロイストとして数多くの曲でソロをとり、中心的な役割を果たしてきた。 ソロイストとしても活動していて、その実力は折り紙付き。表題「RITES OF PAN」が「牧羊神の祭典」となっている。圧巻のフルート演奏で占められている。 「秋の海」は宮城道夫の「春の海」にインスパイアされたもので、日本通のタバキンの演奏がいかにも日本的だと油井正一が評している。 とに角良いのです。持っているジャズフルートのLPの中ではピカイチと言ってもいい。1977年、78年の録音だが音もいい。 なんで当初は良いと思わなかったのか、そっちの方が謎だ。 そしてその後に聴いたのがこれ。ナベサダの若いころのもの。1969年~1972年の5枚のLPから代表作をあつめたもの。日本のジャズメンで初めてのゴールド・ディスク。 ナベサダは20代の頃、クラシック音楽家の林りり子にフルートを師事し、初めフルート奏者として進む道を考えていたくらいで、フルートもよく演奏する。 秋吉敏子とは深いつながりがあり、1954年に「秋吉敏子とコージー・クァルテット」に加わっている。秋吉敏子がバークリー音楽院に留学のため、代わってコージー・クァルテットのリーダーになる。そして彼女の勧めがあって、62年に彼もバークリー音楽院に留学している。 50年代中頃にはすでに、関係者の間ではナンバー・ワンのサックス奏者と認められるようになっており、フルートでは63年にS.J.誌の人気投票で部門第一位に選ばれている。 私がジャズを本格的に聴きだしたのは70年代に入ってからなので、このLPの後ということになる。 このディスクはゴールドといえども、音質的には残念ながら良いとは言えない。「ノスタルジア」「ラウンド・トリップ」は、当時の最も優秀な若手「チック・コリア、ミロスラフ・ヴィトウス、ジャック・ディジョネット」との共演で、ソプラニーノとフルートを吹いて、ナベサダの飛ぶ鳥落とす勢いに乗った演奏は圧巻だ。 1933年生まれの彼。先日、You Tubeでナベサダを検索してみたら、は81歳になっても現役でサックスを吹きまくていた。当初の勢いはないもののピンシャンとして、とてもそんな高齢には見えない。100歳になっても吹いていそうなナベサダ独特のサックスの音色は健在で、後輩たちは大いに刺激を受けていることだろう。 これはおまけ。クラシックのフルート奏者がジャズ・ピアニストとコラボしたもの。フルートの腕はもちろんピカイチだけれど、イージーリスニング的に聴くなら勿論申し分ない。ジャズとは思わない方がいいかもね。
2025.10.23
コメント(0)

♪ 右高にて左低きわまる内閣の寒気流れく日本列島 今日22日は、寒気が流れ込んで全国的に寒い。東京では冬の寒さ。 23日は二十四節気の「霜降(そうこう)」。北国や山間部では、霜が降りて朝には草木が白く化粧をする頃。野の花の数は減り始める、代わって山を紅葉が飾る頃。 しかし、そうは言ってもこの寒さは一日だけ。11月7日の「立冬」まではまだ過ごしやすい日が続きそうだ。 ただ天気が悪いのがどうにも鬱陶しい。先日体験した自然農法の稲刈りは、一応ぜんぶ刈り終えて「はざ掛け」してあるが雨ばかり降って乾く暇がない。 明日からは前線が南へ下がり、晴れて来るが日曜日にはまた雨が降るようだ。 11月の平均気温は全国的に平年より高く、日々の寒暖差はあるものの季節の進みはゆっくり。 12月になると、急に寒くなる見込みだが、平均気温は平年並みで “冬らしい寒さ” となる見込み。1月の平均気温も平年並みで、真冬らしい厳しい寒さとなるんだとか。 ラニーニャに近い状態が続き、上空の偏西風はユーラシア大陸で北に蛇行し、12月以降は日本付近で南に蛇行して平年よりやや南側を流れる時期がある。シベリア高気圧は南東側への張り出しがやや強い時期があるらしい。 これらのことから、12月以降は、冬型の気圧配置が強まる時期があるという。 政治の世界も、まるで気候変動と足並みをそろえるかのよう。女性初の高市早苗総理・総裁が、まさかの日本維新の会との連立をもぎ取り、新政権が発足した。何が起こるか分からない、波乱含みの角出となった。 高市早苗総裁のもとで、統一教会非常に色濃く関係があったのではと指摘されてる人達がどんどん復権。そして麻生さんが財務大臣をやってた時の疑獄事件、あの森友学園の公文書改ざん問題。そういう人達が続々と復権して、解体的出直しは口ばかりの新内閣。 右寄りの高市総理は公明党というブレーキが無くなって、タカ派的な政策を進めていくのか。参政党、日本保守党との連携も探っているという。 過半数に2人足りない数合わせに、NHK党に触手を伸ばしているとか。もう、何をするか分からない。 立憲民主党、国民民主党、公明党が手をつなぎ、対立軸としての力をつけて行けるかが鍵となる。 取りあえず分裂を免れた自民党だが、不安定なことには変わりなく下手をすると解散総選挙なんてことにもなりかねない。今、日本列島は冷たい高気圧に覆われている。
2025.10.22
コメント(0)

♪ 初めてのたった一度の今日あした二度とは来ない一度っきりの PCが重くなった原因はブログのサイトに原因があるようだ。すでに解消している旨の情報を出しているが、納得できない。ログイン/表示周りトラブル解消のお知らせ 10月20日11時頃より楽天の複数サービスにてログインやページが表示されない、重い等のトラブルが発生していましたが、現在解消しております。 トラブル発生以降、ログインやサービスのご利用がいただけなかった場合は、お時間をあけてから再度お試しいただけますと幸いです。 なお、本件に関するお問合せについては本お知らせをもって回答とし、個別での返信はいたしませんのでご了承ください。 こんな情報が出されているが、一向に解消されていない。 「なお、本件に関するお問合せについては本お知らせをもって回答とし、個別での返信はいたしませんのでご了承ください。」と、問い合わせを拒否しているので、いかんともしがたい。 また、この時期からアクセス数が極端に少なくなっている。このことが原因の背景になっているのか、あるいは他に原因があるのかよく分からない。 かなり前に、Java Scriptの何かが変更されている。システムの変更か何か。それが却って使いににくなっていて、戸惑っている。改悪としか思えない。 また、過去のブログの写真が表示されないものがチラホラあって、問い合わせしたら「問題ない」との回答だった。以前からこんなのもよく出る こういう利用者へのサービスがどんどん悪くなっているような気がする。 楽天の重荷になっていて、末期的な症状が出始めているのかも知れない。だとすると、非常に困る。 ブログサービスからの撤退が相次いでいて、その門戸がどんどん狭くなっている。果たして今後どうなっていくのか、心配でならない。「主なブログサービス撤退の例」 Yahoo!ブログ:2019年3月31日サービス終了。 CROOZブログ:2022年5月サービス終了。 LINEブログ:2023年6月サービス終了。 FANブログ:2025年4月22日サービス終了。 SSブログ:2025年3月31日サービス終了。 goo blog(NTTドコモが運営する):2025年11月18日サービス終了予定。「撤退の理由」 *SNSの普及: ブログよりも手軽に情報発信ができるSNSが台頭し、ブログ自体の利用者が減少。 *市場の変化: ユーザーの情報発信スタイルが多様化し、ブログの市場全体が縮小傾向に。 *システムの老朽化: 長年運用してきたシステムやサーバーの維持管理が困難になるケース。(20年以上の歴史のあるもの) *経営方針の見直し: 事業環境の変化に伴い、採算の取れなくなったブログ事業から撤退。 もしブログサービスが終了してしまったら、別のプラットフォームへ移行しないといけない。 私は、HTML言語が使えるし画像も無制限なので「楽天ブログ」が気に入っているが、「はてなブログ」「Amebaブログ」「ライブドアブログ」などはどうなんだろう? これらも何時終了してしまうか知れない。もし、サービスが終了すると分ったら、早めに移行先の検討とデータ移行をする必要がある。有料になったら続ける気はなくなるだろうが・・。 ★移行期間の確認: サービス終了前に十分な期間をと余裕を持って作業。 ★データのバックアップ: 移行が完了するまで、元のデータは削除しない。 ☆デザインの再設定: 移行後はブログのデザインなどの再設定。 ☆独自ドメイン: ドメインの移管手続き。 ◆有料ブログ(WordPress): サーバーと独自ドメインを契約してブログを構築する方法で、デザインや機能の自由度が高いのが特徴。 生活の一部になっている、日記+短歌。写真と文章、書くことが好きで続けているこのブログ。ブログのお蔭で、いろんなものに興味や関心を持てている。出会いもあるし、交流の道具にもなる。 頭も使うし集中力もいる。脳も筋肉と一緒で、使わなくなればどんどん力が落ちていく。 たとえ歩けなくなっても、ブログだけは続けていきたいと思う。そう思えることが幸せなことだし、止めてしまったら一気に老け込んでしまうような気がする。
2025.10.21
コメント(2)

♪ 大空の下で稲刈りアトピーに悩む人らの希望の稲穂 きのう午後から、自然農法で稲作をしているところで稲刈りを手伝って来た。1時ごろに行くとお弁当を食べてるグループもあり、和気あいあいと楽しそう。 車を停めたところにいた人に声を掛けた。 「私もまだ2年目で新米なんです」と言いながら、リーダー野田さんの方針、普通農家との境界への配慮、何の品種を作ろうと自由でそのやり方もお任せなど、色々教えてくれる。 名前は渡辺さんという。普通の農家の人から見ると、この集団はちょっと異様に見えるらしく、宗教団体とかの一種近寄りがたいものを感じているらしい。「ヤマギシズムみたいに、ですね。」 「そう、そんな感じ」 若い人が多いという。自分や子どもがアトピーなどの経験をしていて、添加物や農薬などに敏感になっているらしい。ごく当たり前のことに気づいた人達と言える。岡崎から来ている人もいるらしい。「私もそういう事を危惧しているので、皆さんと同じ感覚を持っています。ここにいる人は私の同類と言うことで、話が合いそうです。」 「そりゃあ良かった。よろしくお願いします」 30近くの家族や仲間が参加しているらしい。先日のリーダー(野田さん)はちょっと出かけていていなかった。 水を張らず田植えはしない。でも、苗床で育てた苗を40センチ間隔(人によって違うらしい)で手で植える。それも、普通は3本使うがここでは「1本だけ」だそうだ。その方が株の「分げつ」がよく、大きな株に育つらしい。 実際、刈り取るときの株は片手では持ちきれないほどのボリュームがあった。不耕起、無施肥、無農薬でこれだ。これが本来の農業なのだと実感する。 野田さんの紹介で、私と同年の江口さんというお婆さんがやっている田んぼを手伝うことに。野田さん(78)を除くと最年長になるらしい。私は若いつもりでいるが、やはり高齢の女性とあって、何かと大変のようだ。 中学生の頃に体験して以降はまったくやっていない。それでも体は覚えていて、刈り取りは難なく進む。江口さんが「早いですねぇ、慣れてますねぇ」と感心していた。 隣の区割りには緑米がある。「黒っぽいのに何んで"みどりまい”というんですか?」。お米が緑色をしているらしい。2年目の渡辺さん、「育ちが遅くどうかなぁと思っていたら、ある時期から急に成長して普通のお米を追い越してしまった」と。「その間、しっかり根を生やしていたんでしょうね。台風にも倒れにくくなりますね。」緑米 いつの間にか野田さんが戻っていて、前回と同じように刈り取った稲の「束ね方」を教えている。「やっと来れました!」と声を掛けると、笑顔で私の名前を言ってくれる。こっちはすぐに忘れてしまい、渡辺さんに聞いてようやく覚えたくらい。記憶力も確かなようだ。 江口さんのところの稲は全部刈り終えることが出来た。後は束ねるだけだが、他の米(禾=のぎが長い)ものが混ざっていてそれを取り除くのがめんどくさい。籾の段階で混入してしまったらしい。一度混ざってしまうと後が大変だ。 他の区画でははざ掛けを始めている。天気が不順で気をもんでいて、はざ掛けが出来るところまできてホッとしていることでしょう。 でも、刈った稲は前夜の雨で水を含んでいる。十分乾燥させてからでないと、束ねてある部分が乾燥してゆるくなり、はざ掛けするときにスルッと抜けてしまったりするらしい。天気が命の農業だ。左右されるままに従っていくしかない。 穂の長い米とか、違う種類の米が干されている光景はなかなか面白そうだ。 全部刈ったので、江口さんには喜んでもらえたと思う。1時過ぎから4時半ごろまでやり、用事もあるので早めに帰らせてもらった。 帰りがけに渡辺さんとLINEで繋がることが出来た。彼は2畝(60坪)ほどを、この場所の他にもやっているらしい。 多屋でサーフボードの製作・販売をしているという。息子が大和町に住んでいるというと、「私の実家が大和町です」と。話はしてみるものだ。中古住宅を買って住んでいるので、昔のことが分かるかも知れない。「皆さんで出来たお米を食べ比べしたり、収穫祭みたいなことはやってるんですか?」 「いえ、そういう事はしてないですね。」「でも、ここじゃない方では規模も小さいし、人も少ないのでやってますよ。酒飲んだりして。」 折角だから、"オニギリの食べ比べ” 的な会を設けたら面白いのにと思う。そこで、いろんな情報交換もできるし、面識も深まるって良いと思うんだけど。音頭取りがいないのかも知れない。 私なら絶対やりたくなるだろう。全員は多すぎて無理なので、賛同する人だけでいい・・。 今後も何かの形で関わっていきたいし、地元の知多市でも野田さんの弟子がやっているらしい。そちらにもアプローチしてみようと思う。 自然の力の凄さ。それを無視して肥料をやり農薬を撒いて、そうしなければいけないという道を作って来た日本の農業。 皆さん、目を覚ましてほしい。不耕起、無施肥、無農薬でちゃんとお米が採れるのです。
2025.10.20
コメント(0)

♪ 二時間のスポーツドラマ観た心地こんなシナリオ誰にも書けぬMLB 18日現在。 ALは 「マリナーズ3勝:ブルージェイズ2勝」 NLは 「ドジャースは日本人の活躍4連勝」で。ワールドシリーズ進出を決めた。 この試合、大谷が先発で7回に入って1-2塁となったところで降板。2安打無失点、10奪三振と好投し、勝利投手に。しかも、1回を投げ終えて先頭打者として打席に立って「大リーグ史上初の投手による先頭打者ホームラン」を含む3本塁打というとんでもないことをやってのけた。 まったくトンデモナイ男だ。怪物、超人、スーパーマン、何と形容してもいい。人類を越えている。これが純正日本人だなんて、信じられるかい? そして、今シリーズの最優秀選手(MVP)にも選ばれている。 9回にはクローザーの佐々木朗希が、完ぺきに抑えて5―1で勝利。4連勝で2年連続のリーグ優勝を果たした。※NPB 18日現在 セは、阪神が3連勝し(アドバンテージが1勝ある)、日本シリーズ出場を決めている。 パは、日ハムが2連敗のあと、粘りを見せて2連勝。 新庄監督を応援しているので、この2連勝にはただただスゴイスゴイと声を上げつつ、欣喜雀躍大喝采。あと2勝すれば日本シリーズだ。
2025.10.19
コメント(0)

♪ 猫窓に他所の猫まで入りくる不用心にて鍵かけようか パソコンが重くなった。FMVのデスクトップで、購入・保証開始日 2021年10月18日。買って4年しか経っていない。FMVの診断 *ウィルス対策 問題ありません *スパイウェア対策 問題ありません *メモリ空き容量 問題ありません *Cドライブ空き容量 問題ありません「パソコン診断」などは使用していない。どうせ有料版は年会費(5,500円)を払っている上に、何かあれば有料での対応になるだろう。何かにつけ有料でやることになるに決まっている。 以前も書いた通り、富士通を信用していないので、「パソコン診断」などやる気にならない。 無料版もあるらしいが、結局はそこへいかないと埒が明かないことは目に見えている。 契約書(G) 料金 サポート サービスおよび本 EULA(エンドユーザライセンス契約書) を締結することで利用できるその他のサービスの利用に適用される接続、音声およびその他のメッセージング料金に対するすべての料金は、お客様の負担となります。ソフトウェア製品を使用する場合、音声、データ、およびメッセージング料金が適用される場合があります。 遅くなる原因をいくつか排除してみたが、改善しない。通信速度は普通と判定されている。時間帯にもよるのでまあ良しとする。 アップデート・再起動もやり、不要なアプリの削除もしてみたがあまり変わらなかった。ブラウザーを変えても変化なし。 こりゃあもうPCに問題があるということになるのだろうか。 あとやれることはタスクバーにある項目を減らすことくらいだが・・。 どうも楽天ブログの方に原因がある気がする。他のサイトを開いてみれば、サクサクと先へ進むことが出来る。 夜中の2時にまた闖入者。アランが突然、激しく唸り声を出している。2日前にもあった、あの猫が、猫窓から入って来たのだ。カミさんが飛び起きて、階下にすっ飛んで行った。私は、それらの音を聞きながら様子を窺っている。 アランの残した餌に味をしめて、こっそり食べにくる。たまたま起きていたアランが反応したというわけだ。 もう夜だけは猫窓を塞いでおくしかない。アランは以前はよく夜中に外へ出ていっていたが、最近は夜も寝ていることが多い。トイレも中で出来るわけだし、外へ出られなくても何の問題もない。 人騒がせな猫騒動はもうナシだ。
2025.10.18
コメント(0)

♪ ぱかーんと空に大穴開くごとく雲消え去りて束の間の晴れ 曇天か小雨の降るスカッとしない天気が続く。そんな中で、今日だけはピーカンで27℃ほどになるようだ。エアポケットに入ったような一日だ。北から冷たい寒気が流れ込んでくる。 17日(金)~19日(日)にかけて西日本を中心に気温の高い傾向は続く。ただ、来週20日(月)からは北海道の上空には平地でも雪を降らせるような寒気が流れ込もらしい。 23日(木)にかけて西高東低の冬型の気圧配置が続き、北海道から東北の日本海側では雨雲や雪雲が流れ込みやすくなる。北海道の山ではもちろん、平地でも雪が交じる可能性があるらしい。 北海道では昼間でも10℃に届かない所がある。東北から東海にかけても日中の気温の上がり方は鈍く、上着が手放せない見込み。西日本の夏のような暑さは落ち着いて、季節が一気に進むようだ。20日以降、最低気温も一気に下がってくる。 今まで半袖で過ごしていたが、一カ月半過ぎてようやく衣替えを迎えることになる。 雨がよく降るし気温も高めなので、原種に近い蔓薔薇の生育が旺盛で、切っても切っても伸びてくる。 通路に枝を伸ばしているのはまずい。車に傷がついたり子供が棘で怪我をしては大変だ。 今日の午後、息子の家へ庭木の剪定に行くことになっている。今まで使っていた剪定ばさみがイカれたので、この際、新しいを買ってきた方が良さそうだ。左のものでは太い枝は切れない。さっそく買って来た。 「刃の緩み止めプレートつ付き」というが気に入った。手が小さいので開きすぎて持ちにくい。ゴムで調整したら具合がいい。 何をするにも道具がものをいう。安価な粗悪なものを使っていると、何かと都合が悪い。 昨夜降った雨で木の枝や下草が濡れているものの、風があるので午後には乾くだろう。 昨年の11月下旬にやって、一年振りだ。半日でどこまでやれるか分からないが、またドッサリの剪定枝が出るだろう。
2025.10.17
コメント(0)

♪ 眼裏にボールゲームの白き球飛びゆく軌跡がいつまでもあり 野球はポストシーズン。いよいよ佳境に入って盛り上がっている。やはり地区優勝のチームは地力が違う。順調に勝ち進んでいる。 アメリカンリーグの東地区1位ブルージェイズはカナダ トロントにある。ブルージェイ(アオカケス)とカエデをあしらったシンボルマークがかわいい。今年は、ヤンキースと勝率が同じだったが、ブルージェイズが8勝5敗とヤンキースに勝ち越しているため辛うじて首位になっている。 ナショナルリーグは勝率1位のブリュワースが、こちらは地力を発揮するも、ドジャースがその本来の力を取り戻して連戦している。しかし、大谷は絶不調で、良いところなく凡退するか敬遠されて、調子を取り戻すチャンスさえ得られない。 シーズン中盤以降、ケガ人が多くチームの状態が悪くて苦戦続きだった。なんとかワイルドカードに生き残り、佐々木朗希と山本由伸の活躍で、地区優勝シリーズに2勝という快挙。昨日の山本由伸は圧巻だった。初回の先頭打者本塁打1点に抑え、111球で完投勝利。 前回、フィリーズ戦で3失点で4回途中降板していただけに、余計そのピッチングの完成度の高さが光って見えた。 佐々木朗希は、フィリーズとの地区シリーズ第4戦で、同点の八回から登板し、延長十回まで3回無安打無失点、2奪三振の快投。この時の佐々木は堂々として、信頼に応えるだけの風格さえ感じられた。チームは延長十一回にサヨナラ勝ちし、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。「メジャーリーグのポストシーズン史上、シリーズ制覇を決めた試合で八、九、十回を完全投球としたのはただ一人だけ。◆「ブルワー(brewer)」のチーム名は「醸造者」を意味する英語で、本拠地のミルウォーキーがビール醸造で有名であることにちなんでいる。昔、「ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキー」とビールの宣伝で言っていたあの街だ。 帽子のマークが何だかダサい感じがしていたが、「ボールイングローブ」と呼ばれるロゴマークには、ミルウォーキーの頭文字「m」とブルワーズの頭文字「b」で構成されていると知って、ちょっと見方が変わった。 紆余曲折のあったチームらしく、ロゴマークも変遷の歴史があるらしい。 一方、日本のプロ野球も負けてはいない。 日ハムの新庄剛志(53)監督は2022年から指揮をとり、2023年とも最下位で終えたが、2024年には2位まで駆け上がった。そして今年も2位。 昨日の初戦は7回に1点先取されるも8回に追いつき、延長10回にサヨナラ負けを喫した。惜しくも敗れたが、クライマックスシリーズでもその確実に身に着けた力を発揮している。 新庄は、2001年からメジャーリーグで3シーズン、メッツ1年目から開幕メジャーデビュー。シーズン後にジャイアンツに移籍。2004年メジャーから離れる。2022年から栗山英樹の後を継いで日ハムの監督へ。 メジャーでマイノリティーとして孤独や挫折を経験したことが、選手への心配りとして生きているという。選手起用の仕方や作戦の考え方など、栗山元監督の考え方と教えもあるだろう。とにかく分け隔てなく選手に接する。二軍の選手と一軍を入れ替えて試合に臨んだこともある。 SNSも駆使して選手に助言を送り、必ずチャンスを与え、失敗しても可能性を感じれば、またチャンスを与える。独創的な方法で選手のやる気を引き出し、選手がどんどん力をつけてきた。清宮、万波、野村・・・多くの選手が育ってきている。 こんなことが出来る監督は他にいない。日本ハムの統括本部副本部長の岩本賢一氏が、就任当時の新庄監督から聞いた言葉。「次の監督にバトンタッチしたときにファイターズが常勝チームになっていられるように。長く勝ち続ける、そういうチームをつくりたい」。そんな思いの含んだ、大きな視点で野球を見ている。この時代の稀有な監督と言ってもいいでしょう。 新庄監督がマスクを着用しているのは、口の動きでサインを相手に悟られないようにするためらしい。もともとコロナ対策で着用していたが、バントやエンドランといった指示を出す際に、同じことを3回言う癖があるとかで、声や口の動きが相手に伝わってしまうことを防ぐ必要がある。それでシーズン中もマスクの着用を続けているんだとか。 素顔の表情が見たいのに、一体いつ外すんだろう。 新庄監督は笑って「ようしゃべるから、オレ。マスクをした状態で、ずっとしゃべってます」。
2025.10.16
コメント(0)

♪ 米作の無施肥、不耕起、無農薬。無労、非資金、脱炭素なり 12日に常滑へ行ったもう一つの目的は、自然農法で稲作をしているという現場を見に行くことだった。 「不耕起、無施肥、無農薬」の完全自然農法で、種はバラまきで全く手間を掛けないで稲を作るという、本来の自然の力を活かしたお米作りを踏襲している。 現場を見ない事には何もわからない。でも、見ても分からないことも多いはず。おお、やってるやってる!「こんにちは~」と声を掛けて、近づいて行った。刈った稲を束ねるための指導をしていた。 リーダーは40年以上前から取り組んでいて、その弟子があちこちで小さいながらも自分でやるようになっているらしい。私の知多市にもやっている人がいるらしい。この日も知多市の人が一緒に作業をしていた。 数反の田んぼで実践していて、幾人かが受け持ってそれぞれを管理しているらしい。稲の株を見るとちゃんと列になっていた。ばらまき播種と聞いていたが、一応ラインを引いて蒔くのだろうか。 自然栽培なのでどうしても草が生える。草は勢いが強いので草取りは欠かせない。今年は暑かったので草取りが2度しか出来なかったらしい。それでも作柄は良くて昨年よりも収量も多くなるようだとのこと。暑い方が成績がいいらしい。黒い稲があった。 黒いけど緑米と言うらしく、もち米なんだとか。 長年、試行錯誤の連続だったのでしょう。米の種類もいろいろ試してみて、ここまでになるまではかなりの苦労があったことでしょう。もっと詳しく聞きたいが、作業の邪魔になるので適当に切り上げないと・・。 この日は稲刈り2日目で、参加者はリーダー夫婦の他、若い男女と中年女性1人。ちょっと寂しい感じ。私も、実家が半農半漁で田んぼも少しやっていたので、中学1年の前後に経験がある。当然すべてが手作業で、稲刈りはもちろんハザ掛けや足踏み機械での脱穀もやっていた。 是非、参加せてくださいと申し出た。14日にもやるというので来るつもりだったが、都合でこれなくなった。リーダーの連絡先を聞きそびれたので、困っていた。 情報提供者の知人から、雨が降るので刈った稲が濡れるとまずいので中止になったと。リーダーの奥さんは写真を避けて、映っていない。 リーダーとなる先達は78歳で、もう体力がなくなって稲刈りも大変だという。私は2つ下の76歳で、常滑屋から歩いてきて、ここから先は多分大野駅まで歩くつもりだと言ったら驚いていた。 「またきま~す」と別れて、大野方面へ。結局は新舞子まで歩いた。 この自然農法での常滑の田んぼを紹介していた、常滑の井上恭子市議もひと区画持っているらしい。その種まき後の草取りのときの様子をFBにアップしていて、それを見て興味を持たのが始まりだった。6月8日 井上恭子市議のFBより 陸稲ではなく、陸稲と水稲の中間の感じで、耕さないのが大きな特徴だ。この画像を見ると、やはり条蒔きになっているようだ。耕さず、苗ではなく種をまくので労力がほとんど掛からない。 最大のイベントが「草取り」ということになるらしい。井上恭子市議 色の変わっている部分が草を取り除いたところらしい。もっとも大事な作業で、この日は大勢の人が参加したようだ。リーダ-も晴れ晴れと、いい顔をしている。 「不耕起、無施肥、無農薬」などの自然農法に以前から興味があり、2025.07.17のブログにもいろいろ書いた。 草の根運動のように宣伝もせず、地味な活動をしているので横の繋がりもない。ブログにも書いたが、この際、本来の “本当の米作り” をするべき時だと思う。農協はもういらない。解体するべきだ。 「不耕起、無施肥、無農薬」で米を作る方へ、思い切って舵を切るべき時だと思う。そう思っている人は日本中にたくさんいるんじゃないでしょうか。 地球温暖化はもう止められないところまで来ている。そして、食料危機は早晩やって来る。やって来てからでは遅い。日本には米がある。主食でもある米を、自然環境を含めたものとして「国民全体で、新しい文化として根付かせていくこと」が必要だと思う。
2025.10.15
コメント(0)

♪ ゆくりなく猫好きのいえ四軒のかたまりて平和に日々の暮れてゆくみゆ 今朝、アランと表に出てみたら、路上のお絵かきあそびのチョークの絵が。長ーい線が向こうの方まで続いている。今回は白だけでなく、赤も青色も使ってある。 アランは怖がりなので一緒に外に出るのが嬉しくてしょうがない。この日はじっとしておらず、どこかへ行こうとするのでついて行ってみると・・。オシッコがしたかったらしくトイレの前へ。 前の日にたまたま部屋の中から覗いたら、オシッコらしい跡があった。どうやったらこんな風になるのか、どうもよく分からない。取りあえず臭くなるといけないので、水をタップリ掛けてある。それで諦めたらしい。早く乾くようにと、かき混ぜてある。 アランはさっさと家に入ってトイレを済まし、二階へ上がって箪笥の上へ。 8時を回ると、2軒向こうの飼い猫「ブーア」ちゃんの散歩の時間。最近アランに興味があるらしく、少し前にはわりと近くまで来て対面したらしい。 この夫婦に、都合のいい日に我が家でお茶をしましょうと誘ってあって、きのうがその日だった。猫好きで社交的な奥さんとは話が合う。午後1時半ごろから始まって、気付いたら6時を回っていた。 話題には事欠かず、無口なダンナもけっこう楽しそうで終始にこやか。何せ、カミさんとはB’z仲間なので屈託がない。 奥さんは刺繡が趣味で、その腕前はなかなかのもの。手持ちの刺繍用の直径40㎝くらいの竹製枠を上げたら、今、こんなの売ってないと言ってその大きさに驚いていた。 使っていない額もあるので、使えそうなものがあればいいんだが・・ ネコが好きでも子供が猫アレルギーのため、買うことが出来ないでいる斜め前のお隣さん。こんなカワイイものが木にぶら下げてある。 ネコの代わりにハムスターを飼っていて、下の女の子がみたらし団子みたいって。それで「みたらしちゃん」と呼んで可愛がっているらしい。
2025.10.14
コメント(0)

♪ 境界のエビデンスなるタンカーの消えてしまえばいちめんのくう伊勢湾の眺望 常滑在住の切り絵作家・岩田芳光氏の作品展を見に常滑屋へ。行きは電車で帰りは歩くつもりでいる。 彼の切り絵は、1年前に初めて見てその技法がよく分からず、今回はその辺を訊いてみようと思っていた。 オリジナル技法によるもので、一見して切り絵には思えない。輪郭線がなく多彩な色の境目もない。画像はすべて拡大できます。この玉ねぎの作品が一番気に入った。茎に近い部分の細い線が生きている。本人は「薄皮の部分が上手く出せた」と、気に入っているようだった。 ものすごく込み入った表現で、色も多彩。元々は油絵を描いていたが限界を感じ、模索する中で切り絵に行きついたのだとか。 2010年 最初はモノクロのオーソドックスなものだったが、徐々に色彩を取り入れるようになっていき、現在のものへと変貌していったようだ。 技法が分かるように製作途中を見せるという、サービス精神を持つ太っ腹な人だ。裏側 切り抜いた部分に裏から別の紙を貼り込んである。のりしろが重なるのでフラットではなくなり、切り絵だとわかる。しかし、部分的には分かっても窓のガラスの部分、4階の窓などはどうなっているのか、よく分からない。薄い紙で構成したものを貼ってあるのかも知れない。 絵葉書3枚購入してギャラリーを後にした。 歩いて帰るが、途中立ち寄るところがある。この日はそれも目的の一つだった。そのことはまた後日書くことに。「知多半島 桜一万本プロジェクト」 1年前は大野まで歩いたが、今回はコースもまったく違う。なんとか新舞子まで歩いて、そこから電車に乗ることになった。 無人駅。白杖を持った人が階段を上ろうとしていたので声を掛けた。「大丈夫です」と明るい声がが返って来たので、そのままホームへ。椅子に座って、間もなく来る電車を待っていた。 さっきのご老人が、自動改札でエラーが出て立ち往生しているようだった。「インターホンで〇〇してください」との音声が流れている。そのインターホンは改札の内側にある。2人連れの小学生が気使って、インターホンのボタンを押して改札を開き、ご老人を通してあげている。 そこへ、電車が入って来た。それ以上は対応していられない。なんとかなるだろうと思った私も、乗ってしまった。車内から見ていると、ちょうど下りてきた若い女性に声を掛け、どうしたらいいか訊いているようだった。やれやれ、ひと安心。 でも、1本遅らせてでもちゃんと対応してあげればよかったとなぁ、ちょっと反省。 朝倉で下りたら小雨が降り始めていた。1本遅らせていたらどうなっていたか。もし、電車に乗らずに歩いていたらびしょ濡れになる所だった。 15,000歩、8.7キロほど。たいして疲れもしなかった。まだ夕方の5時だったが、ひと風呂浴びて良い気持ち。 夜はN響の第2043回定期公演「ベートーベンのバイオリン協奏曲」を大型スピーカに繋いで、音量を気にしながら視聴。新星ドゥエニャスの演奏が素晴らしかった。 午後9:00 〜 午後11:00 (2時間0分)の番組だが、眠くなって途中で就寝。
2025.10.13
コメント(0)

♪ 南海に台風生(あ)れて威を蔵(かく)す蒼み増しゆく新聞紙面 きのうの午後、お祭りの準備で、班長も参加することになってる。公民館で接待係とかいう役を割り当てられていたが、班長は5人(一人欠席)だけ。雨が降るというので午前中に組議員らが軽トラ(山車がないので)に飾りつけをすましてしまったとかで、午後は何もすることがなくなった。 以前、私が組議員をやった平成23年(2011年)に比べてどんどん簡素化している。当時は、組長・副組長、組議員が8名、24班ある班長全員が参加し、車が屋形車・花車の2台あって準備もそれなりに大変だった。今は1台となっている。 祭礼の準備・運営、祭礼挙行要領票などの資料が12ページあったが、今年は裏面も使ってたった6ページと激減していた。当然、祭礼の中身も簡略化されていて、字内パレードなどは昨年から半分の内容になっている。 中古の家を買って転居してきた45年前、初めて班長が回ってきて祭礼に参加した時から、軽トラに飾り付けて、お囃子はテープで流すというものだった。その時すでに、このお祭りには違和感があった。形骸化していてお祭りというものには程遠いと感じていた。 秋祭りは、農業の収穫の感謝と、翌年の豊作を願う、収穫祭として、神への感謝の儀式や、農民の労をねぎらう目的をもって行われるもの。伊勢湾台風で山車屋台を失い、復活できないまま祭礼は引き継がれている。ベッドタウン的田園都市となっても田畑が重要な位置を占めている以上、形式的なものになっても続けていかなくてはならない。中小根の花車八幡神社 持ち投げなどもあった。 しかし、状況はどんどん変化し続けていく。他所からの移住者も増え、字に加入しない人も増えている。どこに誰が住んでいるかもわからなくなり、敬老会の祝いの品を配るのにも一苦労するところもある。 地元在住で近く開業している医師も班長で、世話係として参加していた。生協の仲間でもあり息子の経営する歯科医院でカミさんが歯科助手としてお世話になっているという縁深いお人。 とに角よく喋る先生で、つぎつぎと話題を繰り出して話が途切れることがない。わたしも話題や興味、関心事には自信はあるし、喋ることも負けてはない。ただ、3つ上のお医者さんという気づかいは忘れずに、出しゃばらないように聞き手に回って・・。 内容は身近なことに終始して、難し話などはほとんどなかった。 この何もすることのない待ち時間。いいお相手がいて退屈すること無く過ごせ、非常に有難かった。 組長が、「16時解散となっていましたが、弁当が準備してあるのでそれが来たら解散にします」と。することがなくなった、役員と奥さん方、班長4名、子供会の関係者は時間をもてあそぶばかり。 以前の慣習だと午前に館(屋形)車・花車の組み立て、午後はそれの装飾をし、字内をパレード。諸々の確認などして車と子供神輿を格納して終わる。今年は簡略化されていても予算は同じように組んであるようだった。 15時少し前に弁当をもらって帰って来た。添えられていた缶ビールはすぐに飲んでしまった。
2025.10.12
コメント(0)

♪ 台風が避けて通ればハリケーンのごとき嵐の待ち構えおり 公明党がとうとう自民党に三下り半を突き付けた。我慢にガマンを重ねて、なんとか合わせてきたがもう限界。26年間の同棲生活にも別れの時が来た。「定年離婚」みたいな感じがしないでもない。 まあ、美味しいところに引っ付いて「パラサイト」、「後からついて行く下駄の雪」などと揶揄されていた身だ。これ以上へばりついていても良いことは無いと、身を切る決断をしたのは当然でしょう。 池田大作名誉会長が2023年11月15日に95歳で死去した後、大黒柱を失って求心力が低下している創価学会。社会情勢も、SNSの普及や宗教離れが進む中で信者数は減少しつづけ、公明党党員の数も減っている。 去年の3月。むくつけき男が5人ほど突然訪れて「この辺に創価学会の信者はいませんか?」と、いきなり言ってきた。リーダー格の男は声が大きい。宗派は何か、何を信心しているかなど、矢継ぎ早に訊いてくる。 どうやら日蓮宗の信者で、池田大作が死んでから弱体化している創価学会の信者たちを “救済という名目” で、自分の宗派に引き込もうとしているようだった。 創価学会にまつわることは、この日「2024年3月14日のブログ」に書いたので、これ以上は書かない。 公明党の連立打ち切りが発表され、近々の首相指名選挙で高市早苗氏が選出されるかどうか、微妙な情勢となった。野党がまとまればの話だが・・。 また、自民党のブレーキ役を果たしてきたのもがなくなれば、高市氏の保守色は強まるのは確実。超少数1党内閣と、多党化した国会はますます混迷を深めていくことになる。☆ 高市早苗氏の総裁選勝利のサプライズから1週間足らずで、再び予想外のシナリオを描き出した日本の政治情勢。海外勢も慌てているようだ。海外投資家の間では日本株・国債・日本円の「トリプル安」を懸念する声があがっているらしい。 また9日、中国商務省が一部のレアアース(希土類)や関連技術などの輸出規制を発表。それに不快感を示したトランプが、中国からの輸入品への「大幅な関税引き上げ」を検討していると自身のSNSに投稿。既存の税率に100%の追加関税を上乗せすると。 中国の対応をにらみながら、11月1日かそれよりも早く実施する考えを示している。 今年の台風は日本にやさしい。というか、近寄らないようにして日本を避けているように見える。 22号も次の23号も、北上してから90度方向を変えて、南海上を日本列島にかすりもせずに通り過ぎていく。混迷の様子をおもんぱかって、そっとしておいて上げようと・・・。 もしこれが二つ続けて、首都圏上陸なんてことになったら大変だった。そうでなくとも大雨や突風などで、あちこちで被害が出ている日本列島だ。 災害級の政治混迷だけは避けてもらいたい。というか、もう混迷に突入しているわけで、それを沈めるものが無いとなればどうなっていくのか。如何ともしがたい。 トランプという台風、いやハリケーンがまもなくやって来る。今月中に選出される予定の新総理と、どんな話し合いがもたれるのか。議事堂の屋根が吹っ飛ぶなんてことはないだろうが、床上浸水はあるかも知れない。
2025.10.11
コメント(0)

♪ 文中に埋め込まれいるモノたちと交(まぐ)わってみる秋でもあるかな 昨日、こんな本が京都に住む古い友人から送られてきた。 最初、こんな本が私に送られてくることが不思議で、ピント来なかった。差出人は児童文学者の吉田道子さんの旦那で、つづれ織り作家の吉田さんなので、間違いではなさそうだ。 添えられたメモを見ると、あの京都の「Gallery 1866」でお世話になっている「株式会社DiO」の社長・一筆芳巳氏が書いた本だということが分った。 まさか、こんな本まで書く人だとは思ってもいなかったのでただただ驚くばかり。家業が絞り染めの悉皆屋で、次男の彼は新事業を立ち上げて着物模様を布地にデジタルプリントする事業を起こし、そのインクの開発に注力していた。その前から、作家の作品をプロジュースすることなども始めていて、そこで縁があって知り合うことになった。 京都とは吉田さんを通してかろうじて繋がっていたものの、関係性は薄れていた。長い歳月を経て、昨年ギャラリーがオープンするにあたって、吉田さんから声がかかり再会することとなった。 京都で金城静穂さんらが、2002年ごろから発刊した文芸誌「APIED」というのがあって、吉田さん夫婦やこの一筆さんも寄稿していたという間柄。彼は文学青年だったのだ。☆ 「DiO」でメタバースなどの映像技術を生かして、京都の文化財の保護のための調査研究をしている中で、孝明天皇にたどり着きその謎の生涯を追い求めていくことになったようだ。仕事の合間に8年の歳月をかけて上梓したというから、その思い入れは半端じゃない。「開国か攘夷か、倒幕か佐幕か。動乱の幕末に京都最後の天皇は将軍・慶喜に平和の祈りを託す。語られることのなかった幕末史の“IF”に迫る物語。」帯を見れば内容のあらましが分かる。 ギャラリーの名前が「Gallery 1866」となっているのはそういう事だったのだ。この時は執筆も佳境に入っていたはず。その1866年という時代の分岐点を名前にすることで、歴史に内包された空間であること、すべてが繋がっていることを表現しているのだ。 今、ようやくそれが分かった。京都のエリア内に生れ住んでいれば、意識も感覚ももう少しちがうのだろうが、悲しいかな部外者というそしりは免れない。 そんな日の夜。たまたま10時に点けたテレビが「あの本読みました?」(BSテレ東「7」)という番組だった。 鈴木保奈美と山本倖千恵(テレビ東京アナウンサー)が、本を紹介する番組で、今回はビジネス書がテーマだった。作者も登場して、その本を書いた動機や思い入れなどを聞きながら進めていく。ランキングに基づいて、面白そうな本に焦点を当てて内容を紹介していく。 作者が説明するだけあって、背景にあるもの、他の本との関係性などが、修飾のない素の話が聞けるので、とても参考になる。 具体的な部分に触れながらの作者とのやり取りが興味をそそる。 今回はビジネス書にカテゴライズされたものを紹介している。外国ならself-help(自己啓発)とか児童書に入れられるようなものも、日本ではここに入れられることが多いという。 ラインナップが面白そうなので、時どき見てみたくなった。 次回10月16日のゲストは、いま話題のエッセイ! みうらじゅんの「老い」、万城目学の「万博」についての本がメインディッシュ。みうらじゅんの「アウト老のすすめ」が面白そうだ。
2025.10.10
コメント(1)

♪ スポーツとノーベル賞が政治への不満を消している神無月 また日本人がノーベル賞を受賞した。今年2人目の。快挙だがまだまだ予備軍が、日本にはたくさんいるようだ。 特に中部地方には目白押しとでも言えて、この地方のTVはノーベル賞週間に合わせて、連日、候補者のパネルを並べて紹介している。 大同特殊鋼顧問の佐川 眞人は「ネオジム磁石」の発明。「カーボンナノチューブ」を発明した名城大学の飯島澄男 終身教授など、10人が名を連ねている。「名城大学」では、2014年に青色LEDを発明した赤﨑勇さんがノーベル物理学賞、2019年にはリチウムイオン電池を発明した吉野彰さんが化学賞を受賞している。 去年、生理学・医学賞の有力候補である、京都大学の森和俊さんと物理学賞と化学賞の有力候補、大同特殊鋼の佐川眞人さん。それに物理学賞の有力候補、東北大学の大野英男さんの3人を、新たに特任教授に招聘している。 いい学生を集めることで、基礎研究の底上げするための体制を整えている。ノーベル賞を狙いに行っているとさえ思えるほど。「2025年のノーベル賞発表スケジュール」 10月6日(月) 生理学・医学賞 *大阪大学教授 坂口志文氏 10月7日(火) 物理学賞 10月8日(水) 化学賞 *京都大学特別教授 北川進氏 10月9日(木) 文学賞 10月10日(金) 平和賞 10月13日(月) 経済学賞 生物学者で歌人でもある永田和宏氏(京都大学)の研究も、ノーベル賞候補レベルと言われている。 今日発表される文学賞には、毎年、村上春樹氏の名前が上がっていて、今年は多和田葉子氏も候補に挙がっているらしい。 イギリスでは日本文学が多く読まれていて、英ブックメーカーのオッズで村上春樹氏が3番手に入っているとか。 トランプが平和賞を欲しがっていろいろ画策しているが、「国内向けの強い政治的な狙いもある」と見られている。受賞などしなくても、PR効果はあるというわけだ。 7日、坂口志文さん(74)とともに今年のノーベル生理学・医学賞に選ばれた米国人・フレッド・ラムズデル氏(64)が、ノーベル委員会はラムズデル氏と連絡が取れず、本人は受賞を知らない可能性があることが分かったという。 この時彼は、米国モンタナ州でハイキングを楽しんでいたという。携帯電話が機内モードになっていたらしい。 表彰される可能性について「全く考えていなかった」というところがまた良い。 妻が旅行中でも友人や家族と連絡を取り合っている間、彼はテクノロジーの網から「消える」ことにしている。仕事からの絶え間ない通知に集中する代わりに、電子機器の電源を完全に切り、自然の中で静かなひとときを過ごし、野生動物を観察することを楽しんでいるという。 この話しを聞いて、その当人の屈託のなさと、報道のあり方に感心した。芥川賞・直木賞もそうだが、日本での報道のあり方が異常で、どんなものかと疑問に思っている私は、手を叩いていたくらい。 候補に挙がった途端にマスコミが大々的に取り上げ、発表の当日は記者会見の場を設けて報道機関が待機。大騒ぎの香と棒を担いでその準備をしているのは、マスコミに利用されている風だし、とても異常に感じている。 落選したら下で、落選を惜しむパーティーなどするらしい。当人の気持ちなどそっちのけで、周りが盛り上がっているというのもバカバカしい。 小さな島国の、お祭り好きな国民性なのかもしれないが・・・。今の日本の状況的な夕景
2025.10.09
コメント(2)

♪ 夢のような活躍を観てチャンネルを変えればそこには腐ったタマゴ 今日は二十四節季の「寒露」。陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也(暦便覧)。 冷たい露の結ぶ頃。秋もいよいよ本番。菊の花が咲き始め、山の木々の葉は紅葉の準備に入る。稲刈りもそろそろ終わる時期。 ああそれなのに、北海道から九州、沖縄にかけて、最高気温が平年を上回る。札幌は3日ぶりに20℃を超える見込みだし、名古屋は30℃、高知は32℃まで上がる予想。想定内とはいえ、秋が短いことを見せつけられている。 朝晩は涼しいと言ってもまだ20℃以上あって、10月とはとても思えない。そんな昨日の深夜3時ごろだったか、布団の中に潜りこんで来た。夏に順化した体が、寒く感じるのだろう。しかし、いつの間にか居なくなっていた。 朝方、窓から入ってきて再び布団の上へ。6時ごろが一番気温が低いはずだが、中には入ろうとはしなかった。 MLBが面白い。今日は移動日で試合がない。 ドジャースはレッズに2連勝して、地区シリーズへ。東地区優勝チームのフィリーズに2連勝。あと1勝すればリーグ優勝リーグへ進める。 フィリーズ戦1試合目は、大谷が先発し6回を投げ切り、被安打3、9奪三振、3失点に抑えて勝利投手に。二刀流(この日は無安打)としての大奮闘。 2点リードで迎えた9回には、佐々木朗希が守護神として登板。11球で4人の打者と対戦し、被安打1、1奪三振に抑えて試合を締め、セーブを記録した。 試合後にデーブ・ロバーツ監督が、大谷の二刀流について「6イニングを投げ、さらに(打者として)試合に残る。ああいう感情をコントロールできる人間なんて、私には想像できない」とコメントしている。どこの誰だってそう思っているだろう。 フィリーズ第2戦は、大谷翔平が適時打の1打点。一打サヨナラのピンチ(2死1-3塁)で登板した佐々木朗希が、2試合連続のセーブを挙げて逃げ切った。 リードしていて最後に追い上げを食らうという、ここ最近のパターン。ハラハラの展開だったが、最後に入団当初とは別人の安定と気概を見せた佐々木朗希が、自信に満ちた投球で、わずか2球で締めくくった。 また、ワイルドカードシリーズ、レッズとの第2戦で先発の山本由伸が、7回途中まで4安打、9三振、2失点で勝ち投手。最終回を佐々木朗希が抑えている。 日本人が先発して好投し、クローザーも日本人が締めくくるなんて! 野球の聖地での偉業を、歴史を、世界中のファンが目撃しいる。こんな夢のような現実が展開され続けているのだ。 「フィリーズ」の本拠地はペンシルベニア州フィラデルフィアにある(シチズンズ・バンク・パーク)。古豪球団でファンは熱狂的なことで知られている。 アメリカ大陸北東部。フィラデルフィアは、ニューヨークとワシントンの間に位置する。ここから西の端のロサンジェルスまで移動。今日、第3戦が行われる。 「ポストシーズンに出場している日本人選手」 *ロサンゼルス・ドジャース 大谷翔平 山本由伸 佐々木朗希 シカゴ・カブス 鈴木誠也 今永昇太 サンディエゴ・パドレス ダルビッシュ有 松井裕樹 ボストン・レッドソックス 吉田正尚10人もいる。ちょっと前までは考えられなかった数だ。 カブスの鈴木誠也外野手(31)は、地区シリーズ第2戦「4番・右翼」で先発。一回1死一、二塁からブルワーズの先発左腕アーロン・アシュビー投手(27)の3球目の直球をとらえ、飛距離440フィート(134メートル)の大アーチ。ポストシーズン2本目の本塁打(パドレスとのワイルドカードシリーズ第1戦で、ソロホームラン)。先発の今永昇太投手(32)を援護し勝利している。 日本人選手が所属しているチームは「ドジャース」と「カブス」だけとなった。ドジャースはもう1勝、カブスは3連勝しなければならない。そうなればリーグ優勝決定戦に進出だ。☆※日本時間9日の午前中、カブスが一矢報いて1勝し、フィリーズも勝って1勝2敗とした。※10日 カブスが2勝2敗の五分となり、あと1勝となった。エンジェルスが勝って3勝1敗となりリーグ優勝決定戦に進出。
2025.10.08
コメント(0)

♪ じわじわと老化の波が寄せてくる雑巾がけして下を磨く 自転車ばかり乗っていると歩く力が落ちてくる。水泳の選手や競輪の選手の骨密度は、通常よりもかなり低いということが知られている。 ここ最近、ウォーキングがちゃんとできていないので、歩く能力が落ちているように感じる。筋肉を使わないために落ちているのは事実で、歳のせいと言ってしまえばそれまでだ。今朝は5時40分ごろ、ウォーキングにいつものコースへ。秋葉神社からの眺め。中央に赤とんぼが・・この辺ではハシボソガラスしか見たことがない。 曇天の朝、スポーツ施設のあるエリアのランニングコースを歩いていた。 近くで「ピーヒョロロ」とトンビの声が。なんと珍しい。海辺にはよく見かけるが、こんなところで声を聞くのは初めてだ。 以前、コゲラを見かけたこともある。 キジバトは相変わらず鳴いている。 農道にカラスが三羽、何やら啄んでいた。近づくと電線へ移動して、通り過ぎるのを待っている。ジャンボタニシくらいしか・・。 雲が空を覆っていてなんの情緒もない。空がダメなら地上に目を向けて・・。 真っ赤な彼岸花はあまり好きじゃないが、このオフホワイトのものはいい。けっこうあちこちに咲いているので珍しくはないが、これを見るとなんだかホッとする。 自然界の植物に興味がないとつまらないが、その気になって眺めればいろいろ楽しめる。 オニウシノケグサにアメリカアサガオ、マルバルコウソウが絡む。 左の写真には、下の方に星朝顔(ホシアサガオ)という、ヒルガオ科サツマイモ属の花がみえる。宿根朝顔と同じ仲間。花が似ているので朝顔という名になっている。 下から空に向かっていく雲が見える。工場の煙突からの水蒸気らしい。今まさに雲となって、空に浮かんでいる仲間に合流していくのだろう。 田んぼは刈り取りが済んだところも多く、落穂を狙ってかシラサギがあちこちに飛来する。単独で行動するが、春から夏にかけての繁殖期にはコロニーを作って集団で生活する。 どれも見慣れた風景だが、この季節ならではの風情を愉しませてくれる。 家に戻ってみれば、宿根朝顔が再び元気な花を咲かせている。雨が降って活性化し、その生命力を見せつけている。 丈夫なので放っておけば、家を覆うほどに繁殖してしまう。 「植木じまい」をし始めた人がいる。一戸建てはそれなりの手入れが必要で、一人住まいとなれば大変だ。自分が出来なくなると、隣近所にも迷惑がかかる。今は生垣を作らない家が多いのも頷ける。 我が家の木香薔薇、浪花茨は、成長は早くて凄く大きくなる。世話が出来なくなると、数年で手の付けられないものになってしまう。浪花茨は棘が鋭いので特に大変だ。宮城野萩もかなり大きくなるので、隣家に影響が及ぶ。「枝が広がって通れない」と、雨に濡れた枝に辟易したカミさんが文句を言う。仕方がないので、園芸支柱で持ち上げて・・。 あと数年したら、「庭じまい」を考えないといけなくなる。カミさん独りになった時のことを考えておかないと・・。 二人とも亡くなれば、息子たちが解体して更地にするのだろうが・・。
2025.10.07
コメント(1)

♪ 自由にて破調ならざる水流れいずれ淵なすものら豊けし 南海に台風生まれゆく午後の秋に似合わぬ空模様。親交温め語らんとやって来ました名古屋市の、個性に自信を秘めている若きおばあさんたち。荷物を運ぶ乗用車、電車・タクシー乗る人と、同じ時刻に着きたれば快哉叫ぶ心地なり。 持ち寄りの宴に集う面々の、久し振りなる人もいて互いに声を弾ませり。高齢となりし身体を矍鑠と、伸ばして手料理広げれば、料理好きなる面々の面目躍如の品揃い。急にテーブル華やぎて、善男善女自ずからいつもの席に収まれば、いざ何ごとか語らん。早々と口がもごもご動き出す。 話好き、社交の好きな面々の口はなめらかつるつると、ことば溢れて縺れ合い、束の間静まることのなき密な時間の始れり。 それでは、と「近況報告し合いましょう」。声の上がりて順番に、今を話せばその合間、口を挟んであちこちと、飛行機雲が幾重にも交差している如きなり。 暇という言葉は一度も聞かざりて、充実の日々過ごしおる、平均およそ78歳、高齢なるもその中身若くて壮年自負するかと、思うばかりの理知の人。 でもしかし、事実は事実、老体の悲哀を語る人ありて、闇鍋つつくごとくして賑やかなりて愉快なり。面白がってはいぬものの、優位にあればおのずから、助言溢れてふわふわと料理の上を浮遊せり。 息切れや股関節痛そしてまた、圧迫骨折などという、良く聞く言葉も聞こえくる。八十路の始めに峠あり、それを越えればゴールデンクラウン・エイジまで行かん。 栄光の過去に生きおる人あれば、今と未来にのみ生きる明瞭、闊達の人も在り。万人万色それぞれが個性であればさまざまな、生き方ありてそれこそが、人の人たる所以なり。比べることに意味無きを知る人ばかりの集いたる、宴は話題に事欠かず、時は斜面を滑るごとくするする進みゆくばかり。 7人というほどよい数にほだされて、皆さんとても心地よく、語り喋った神無月、十五夜前日の雨もよい。しっとりじっくり時は過ぎ、再会誓ってタクシーを呼んで別れを惜しむなり。 夜は自分で作るペペロンチーノ、いつもとは違うやり方で作った。とても美味しく、大満足。 フライパン一つで作るスパゲティー。コスパ、タイパの優れた調理の技をNHKプロジューサーが研究。NHK総合2日(木)7:30「あしたが変わるとりせつショー」で紹介された優れもの。 大鍋で麺を茹でる必要もなく、簡単でおいしいスパゲティーが出来る。お試しあれ。
2025.10.06
コメント(2)

♪ 聞こえくる雉鳩の声 自民党総総分離のひびきかも似ん 自民党総裁が高市早苗氏決まった。このまま総理に選ばれれば憲政史上初の女性首相となる。そのことが頭にあるのだろう、記者会見で思わず笑みがこぼれていた。 この結果を一番喜んでいるのは小泉進次郎氏だろう。この難題を抱えた政局に「火中の栗を拾いに行く」のは想像絶するほどの難事業だ。27日にはトランプ大統領の初の訪日が待ち構えている。 若くて美貌で清潔感と歯切れのもの言いで人気があるものの、まだ大した実績も実力もない彼。趨勢に推されて立候補したものの、本人は時期尚早だと思っているに違いない。二番という好位置につけ、盤石の地盤固めに一歩近づけてこっちこそ心中は満面の笑みという所だろう。。朝日新聞も書くべき内容がないとみえる まあ決まった以上、われわれ庶民は指をくわえて観ているしかない。お手並み拝見というわけだが、党内の意見を尊重しながら安倍元総理の意向を踏襲するだけでは、ますます自民党離れが亢進するばかりだろう。 党員も党友もこの二人に期待するのは、今までとは違う自民党を見せてほしいという事。せめて目先だけでも変えて、それを梃子に改革が進めばいいとの願いで投票したはずだ。 それが、自民幹事長に鈴木俊一氏(72)、副総裁に麻生元総理(85)で調整しているとか。今回の総裁選で、立候補に必要な20人の推薦人のうち、新旧派閥で麻生派が最多だったことを踏まえ、麻生派からの起用を検討。同派幹部で、財務相など重要ポストを歴任した鈴木氏が適任と判断し、最終調整に入っているらしい。 な~んにも変わっていない。変わりようがない。出足からガッカリだ。地元は大騒ぎ。泣いている人まで・・。(朝日新聞) 15日に臨時国会を召集し、石破茂首相の後継の新首相を選出する首相指名選挙を行うようだ。野党が一致団結すれば総理を選出できるが、そんな能力のある人、気概のある人がいないのが現状。勿体ない話だ。 今年は、やけに雉鳩の声や姿を目にする。数が増えているのだろうか。 1月には、わが狭庭の餌台にも来ていたし、メダカの鉢に水をのみに来ていたりした。 警戒心が薄く人をあまり怖がらない。先日は歩道にいて、前にちょっと飛んですぐ降りる、また飛んで降りる。追いついてぶつかりそうになった。 なんか憎めないキャラクターで、存在感があって包容力を感じさせる。一種の憧れみたいなところがある。昔はこういうオジサンがいたものだ。最近はそういう人はあまり見なくなった気がする。個体差もあって、ちょっとずつ違っていたりする 朝な夕な、あの独特なよく通る啼き声が聞こえてくる。こっちの耳があまり良くないので違ってきこえることもあるが、今聞こえてくるのはこんな感じ。何度か採譜してみたがこれが一番しっくりくる。
2025.10.05
コメント(0)

♪ AIがタイパ、コスパに明け暮れる人のこころを見透かしてくる 今日は、自民党総裁選の投票日。5年で4人目の首相。決選投票になる公算大のようだが、誰がなっても嬉しくない。 当選は難しいのが分かっていても出馬するのは、地盤固めと閣僚ポストの獲得が目的だろう。 「『帯に短したすきに長し』マスコミがこぞって連日、面白がって報道しているのがバカバカしくて・・。机上の空論、希望的観測的政策、具体的な内容のない絵空事、みんなおんなじ金太郎あめ。」な~んてことを書くのは非国民? 何を書いても弾圧されないだけましか。 「いやいや、皆さん必死なってこの国を良くしようと思って頑張っているんですよ。口を慎みなさい! 言いたいこと言って、自分のガス抜きしているだけのジジイは引っ込んでろ!」っていう声が・・・、いや、どこからも聞こえて来ない。 この内憂外患の時。世界情勢が、不安定どころか何が起こるか分からない情況の中、日本の立ち位置や役割が重要なだけでなく、一つ間違えば飛んでもなことになりかねない。 国のかじ取りも非常に難しい状況の中で、野党の言うことを聴きながら進めることは、ものすごい荷物を背負って山に登るようなもの。ポピュリズムに傾けば予算は膨らみ、財源の確保が問題になる。その他もろもろの問題をどうしていくのか。 こんな厄介な時に、堂々と総理総裁に手を挙げるなんて、何と勇気のある人たちだろう。☆ AIの議会への採用が、とうとう現実になって来た。東欧アルバニアの議会に「ディエラ」というAI閣僚が登場。3分間の演説をし、オンライン行政サービスを担当するという。 汚職対策に取り組むのが目的で、先ずは手始めに様子を見ようというところだろう。 3分間にわたって演説の中で「私は人々にとってかわるのではなく、支援するためにここにいる。個人的な野心や利害関係はなく、私にあるのはデータと知識への渇望、そして、公平さや透明性をもって献身的に市民に尽くすアルゴリズムだけだ」と述べた。 アルバニアは2030年までにEU=ヨーロッパ連合に加盟することを目指していますが、汚職対策が課題となっていて、ラマ首相は議会の演説で「よい統治や汚職の防止、社会経済の発展においてAI導入は優先事項だ」と述べ、意義を強調しました。 2024年 *英国総選挙にAIスティーブなるものが立候補した。 *米西部ワイオミング州の州都シャイアンの市長選に人工知能(AI)で生成された自動プログラムが「候補」として届け出された。実際の候補者は「AIの指示で動く肉体」を自称するヴィクター・ミラーという人物。 「先端技術とデータに基づく意思決定を市政にもたらす」と訴える「AI候補」に対し、州幹部は「立候補資格はない」と主張し論争に。出馬を認めるかどうか地元当局が判断する。 いま、ハリウッドではAIの女優が話題になっている。 AIによって生成された“女優”、ティリー・ノーウッド。「次なるスカーレット・ヨハンソンやナタリー・ポートマン」などとして売り出され、ネット上で話題を呼んでいるAI生成のキャラクター。AI女優のティリー・ノーウッド ロンドンのAI映像制作会社「パーティクル6」が、対話型AIサービス「チャットGPT」など10種類超のツールを使って生成した。 全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)は、「ティリー・ノーウッド」は俳優ではなく、無数のプロの俳優たちによる演技を許可も報酬もなく学習させた、コンピュータープログラムによって生成されたキャラクターであるということです。そこには人生経験もなければ感情もなく、また我々が見てきた限りでは、観客は人間の経験から切り離されたコンピューター生成コンテンツを見ることに興味を示していません。これは何の「問題」も解決しないどころか、盗まれた演技を用いて俳優の仕事を奪い、生活を危険にさらし、人間の芸術性を貶めるという新たな問題を生み出すもの。と、大反対しているが・・。 SNS上でも、AI女優に対する嫌悪感から「炎上」しており、パーティクル6の創業者は9月28日に出した声明で、「彼女は人間の代わりではない。創造的な作品、つまり芸術作品だ」と釈明した。 もうだれにも止められない。人類は新しいフェーズに突入した。良いも悪いもない。受け入れるしかないし。 避けては通れないどころか、さまざまな分野で使われ、無くてはならない存在となる。 現に、ロボットが話し相手になり、相談相手どころか恋人にまでになっている。人心を操作するところまで巧妙になっている。ロボットに心がないとか、思考力がないとか言うのは的外れと言うことになる。 本も読まず、タイパとコスパ、楽、得ばかりを優先する人々。思考を嫌がり結論だけを求め、自分に都合のいい事しか受け入れない。そんな人間の ”表面的な心” を読むことぐらいナノ秒で出来る。深層心理も解読中だろうし、コンピューター的精度でパターン化することも出来るだろう。 藤井聡太レベルの頭脳でない限り、人間を騙すことぐらい朝飯前だろう。簡単に〇〇詐欺に引っかかるくらいの人がウジャウジャいると分ると、何時どこで、どんな風に待ち伏せしてくるか。"AIに訊かないと分からない” 時代が来る。いや、もう来ているのかも知れない。 アーミッシュのように、近代文明を遮断して生きることが出来るのなら、それが一番安全と言うことになる。
2025.10.04
コメント(0)

♪ 二十年詠み、書き、続け、今日もまたブログ日記に戯れ言を書く つい先日、家の裏の通路から軒下の猫のトイレ用の木箱のある所に蛇がいた。ゴムを縮めたような状態で伸ばせば50cmくらいになりそうな青大将。 ええ、こんなとことろに!?と驚いた。木箱の下に入り込んだのでそれ以上は詮索しなかった。決して悪いやつじゃない。以前、メダカを狙って「ヒバカリ」がメダカの鉢の中にいたことはあったが、青大将は初めてだ。 昔は、ネズミを捕ってくれるというので「屋敷守り」とかいって大切にされていた。その昔、我が家の姉の部屋に大きいのが潜んでいたことがあって、大騒ぎしたこともある。大人しく人に危害を加えるなんてことは無い。しかし、梁に営巣して育てていたツバメの雛を全部丸飲みして、動けずじっとしている青大将を見たことがある。これは家主にとって大ヒンショクものではあった。 そして昨日。自転車で歩道を走っていたら突然目の前を青大将が横切って、危うく轢くところだった。両側に田んぼや畑が有るローカルの道路で、反対側から横断してきたところだったらしい。1mくらいはあっただろうか。 私は、生きものはみんな好きだ。蛇もおんなじ生きもので、とてもユニークな存在として尊敬しているくらい。春先に、いつも駆け上がる秋葉神社の階段に、日光浴をしている蝮の子に出くわしたこともある。 蛇嫌いはその容姿が嫌いなのだろう。赤くて細い舌を出しながら威嚇して来る姿は、確かに恐ろしいしグロテスクだ。 道路を走っていて、車の前に出てきた蛇に驚いて「ハンドルから手を放してバンザイし、両足も上げて、叫び声をあげた」という女性の話を聞いたことがある。そのくせその人は鰻が大好物だったりする。☆ 蛇好きの人も沢山いて、女優の矢吹春奈さんは、「ボールパイソン」というペットに蛇を飼っている。 「錯視」の研究をしている北岡明佳氏(立命館大学 文学部 心理学科助教授・知覚心理学〈錯視・目の錯覚〉)は、自作の「蛇の錯視」の画像を紹介している。様々な錯視画像が見られます 久し振りにインセンツ香薬農園へ。片道5キロ弱だが、ちょっと疲れていたのでで自転車(三段変速のママチャリ)で行くことに。28℃くらいの午後1時過ぎ。秋の雲が広がっていた。 途中に登り坂があり、一旦下がってまただらだらとした上り坂。前日に図書館まで自転車で行って、昇り坂を上がったばかり。自転車にはあまり乗らないので、太ももにかかる負荷がかなり堪える。慣れればどうってことないだろうと思い、敢えてこの日に自転車で行くことにした。 着いてみると主はいたがお昼寝の時間のようだ。起こすのも悪いと思い、温室や辺りを散策してみる。 左は「タマリンド」の札がある。聞いたことある名だが・・・。 トレーラーハウスの裏に回ってみる・・。 元々は農地だったが荒れ放題になっていたのを、一人で開墾したという。 自然は強靭で、放っておくとすぐに元に戻ってしまう。葛の蔦はことのほか繁殖力が強く、あっという間に覆い尽くす。 一回りしてきたら、ちょうどお目覚め。よもやま話をして、のんびりした時間を過ごす。 短歌の話になって、歌会始で松の間で歌を披講するときに、節をつけて歌う役を務めている人を知っているという。 披講は、基本的には、読師、講師、発声、講頌の四つの役があり、講頌は複数であることが多いため、四名以上ということになります。たとえば、宮中歌会始では講頌は四名いるため合計七名となります。「読師(どくじ)」は歌道の達人から選ばれ、和歌の懐紙を広げて示す司会・進行の役、「講師(こうじ)」は和歌を読み上げる役、それを受けて、和歌に節をつけておもむろに歌い始めるのが「発声(はっせい)」で、第二句から合唱に加わるのが「講頌(こうしょう)」です。 「華族」の家系の人々によって伝えられています。社団法人「霞会館」(もと「華族会館」)の会員の有志によって「宮中歌会始披講会」(会長・堤公長氏)が構成され、宮内庁の非常勤嘱託として、宮中歌会始の所役を務めています。 また、読師は毎年交代し、これも旧華族のなかから選ばれて役を務めます。 「星と森披講学習会」 近衛文麿の孫らしい。詳しい事は分からないが、ベトナムで香木を栽培していることを知り、会いに来たのだとか。何度かお話をしている間に歌会始の儀についての話が出たようだ。 あの「長く伸ばすのが、息が続かなくて大変なんです」と。特に最後のところを息が続く限り伸ばすのだそうで、この役が最も大変らしい。ということは、第二句から合唱に加わる「講頌」の、4名の内の一人だったことが分かる。 そんな話が出るとは思わなかったので、人は話をしてみないと分からないものだと、実感した次第。先方も、私が毎日短歌を詠み、歌会始に詠進歌の応募しているなんて思っても見なかったようだ。 畑をやる人が来る予定が入っていて、時間が来たようだった。あまりゆっくりできなかったが、楽しかった。帰路は、南の方へ行って佐布里池を一回りして帰ることに。これが思ったより大変だった。上り坂が続いていて、最後のところでギブアップ。自転車を下りてしまった。そこを越えてしまえばあとは下る一方で、ブレーキを掛けながらす~いす~いと。 13キロほどだったが、太ももはしっかり虐められて・・。家へ着いて、自転車を下りた足はちょっと覚束ない感じだった。
2025.10.03
コメント(0)

♪ 芸術家に見いださる夢に惑いつつ目覚める横に猫が寝ている 6時に起床。膝の上に乗ってこようとしたアランを阻止したら、夕べ一緒に寝た布団に戻っていた。横に寝ながら夜中に喉を鳴らしていることがある。夜、私の横で寝ている時が一番幸せな時間のようだ。 ガーゼケットはさすがに寒いので薄い掛布団に替えて。それが体に触れている感触が気持ちいらしい。17℃ほどに下がった朝方には、上に乗ってぬくぬくしていた。仕方なくベッドに戻ったが・・ 快晴だと思っていたら、1時間過ぎたところでひつじ雲?が流れてきた。 秋は天気が安定するので、この夏の不安定な時のような面白い雲が出来ない。雲フェチには残念な季節となる。 きのうは「さわらびの会」例会の日。雲の歌を詠んで提出した。 初見の歌をその場で、全員が順番に講評し合うというやり方。「かりん」で昔やっていた方法らしい。これはなかなか大変で、直ぐには歌を読み切れない。最初の人は特に苦戦する。 順番に意見を聞いて、最後に作者の意図や注釈などの意見をききながら、改めて討論する。♪ 即興の抽象絵画そらに浮き夕焼けを生(な)しライブを終えぬ 最初は「即興の抽象絵画そらに浮き夕焼け生してライブを終えぬ」だった。 「空に雲が浮かんでいて、そこで何かのライブをやっていて、夕焼けとなってライブが終わった」と解釈する意見が複数あった。しかし、これは雲そのもの詠んだもので、雲がライブをしていると詠んだつもりだった。 それで、「夕焼け生して」→「夕焼けを生し」とすることに。♪ 青空に烏合の衆のごとき雲 個性のさまに流れゆきたり こちらは、最初は「青空に烏合の衆のごとき雲 個性を見せて流れゆきたり」「烏合の衆」の言葉は悪いイメージがあり、ごちゃごちゃしている感じなのでそぐわないという意見。一方で、青空だったところに「烏合の衆のごとき雲」が現れたというところに面白みがある。 また、結句が「個性を見せて」だと、雲がそうしたいと思っているようで違和感があるという意見。 それで、結句の部分だけ「個性を見せて」→「個性のさまに」と変更した。「雲フェチなので雲を眺めるのが好きで、面白そうな雲が出そうだと思うと写真を撮りに行ったりします」「雲は面白いです。特に天気の変わり目とかは、変化があっていいんです」と、雲の魅力を例を挙げて話したり・・。「雲が歌になるなんて思ってもみませんでした」「普段見ているのにねぇ、見過ごしていますね」とか、「私も雲を観察したくなりました」「今度、雲の歌を詠んでみます」とか、関心を持ってもらえたのは嬉しかった。 意見の言える人は限られているものの、なるほどと思わせられることもある。昨日はいつになく活発な意見が出て、私もいろいろ遠慮せずに言わせてもらった。家に戻ったらけっこう疲れていた。 大分前からアランが後ろの本箱の上で寝ている。やっぱり爺のそばが良いようだ。スマホを向けたら目を開けた。眠ってはいなかった。
2025.10.02
コメント(0)

♪ ボランティアジャーニーを観れば衰えを知らぬ宿根朝顔気分 昨日の夕方、外へ出たら蝙蝠がたくさん飛んでいた。一時期姿を見なかったが復活したようだ。 虫が減っているし、地球環境が急速に悪化している中で、野鳥はますます生きにくくなっているだろうに、蝙蝠はどうなんだろう? 蝙蝠のことは過去に何度も書いている。自分ながら、よっぽど関心があるようだ。夕暮れ時にトリッキーに飛んでいたり、マジックアワーの美しい空をバックに飛び回っていたりする。独特の雰囲気があってとてもいい。しかし、よく目にする割りにあまり知らないいきものだ。 ◆ 蝙蝠を見たかい 2014 5/2 ■ 様々な生物に囲まれて 2016 10/19 〇 新型コロナウイルスとコウモリとの関係 2020 3/20 5㎜の隙間があれば入り込めると、以前のブログに書いた。でも調べ直すと「2cmほどの隙間さえあれば、どこでも侵入することが可能」とか書いてあった。屋根裏や天井裏、雨戸の戸袋、軒下、シャッターケース、住宅とエアコン室外機の隙間などに棲息するらしい。 しかし、古い家はどんどん減っているはずだし、こうもりの繁殖できる場所が増えているとは思えない。新しい環境にも生息できるように適所順応しているのだろう。 そういえば、我が家の一階の庇の下にすき間があり、天井で何やら音がすることがあり何だろうと持っていた。今はそれも塞いである。家の前が造成されて道路が出来て、越境していた庇をカットした時のこと。2021年8月のこと。庇の下に蝙蝠が入り込もうとしていたのかも知れない。 家の前にお屋敷があった時までは盛んに飛んでいた。環境が一変した頃からあまり見なくなっていた。しかしそれはここだけでなく、他の場所でも見なくなっていたので、直接は関係がないようだ。いろんな要素が重なって複合的に作用しているのだろう。 「防研」より 家蝙蝠(アブラコウモリ)のエサは、カ、ユスリカ、ヨコバイなどの小型昆虫。そのため、虫の集まる街灯の近くや近くに川や水たまりがあるような場所は蝙蝠にとって、食料が豊富に手に入る場所らしい。 でも、家の周囲はそんな風には見えない。一体どこでどう繁殖しているのだろ。 つい先日、何十年ぶりかに「翡翠」に遭遇した。しばらく見なかった守宮も、今年は毎晩のように現れていた。しかし、鶯の声は異常に少なかったしと、杜鵑の声はほとんど聞こえなかった。 生物の減少は環境の変化に影響を受けながら、一直線で下降していくのではなく、折れ線グラフのようにブレながら下降して行くのかも知れない。今日から10月。宿根草の朝顔が当然の様に咲いている。 自然界の生物は冬を迎える前の重要な、そして豊饒な時期でもある。わが庭の餌台に、野鳥が来るようになるまでの3か月。 秋が短いという予報があって、熊に限らず、戸惑い焦って過ごすことになるのかも知れない。 天変地異が起こらないことを祈るばかり。蝶豆がビックリするほど大きく育って、花をつけている。 花期が8~10月というが、今ごろになって元気がいいのには驚く。 オジギソウも花期は7月から10月だが、同じように今が一番の盛り。朝顔も咲いているし、ちょっと季節感が狂う。 2輪だけ 6月に剪定をしそこなったブーゲンビリア。10月から11月の2度目の花を咲かせられなかった。
2025.10.01
コメント(0)
全31件 (31件中 1-31件目)
1
![]()

![]()