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友人から聞いていた報道写真展を見るためにTlaterolco文化センターへ。ここでは1968年に起こった多くのデモ制圧のため、多くの方が惨殺されてしまった事件の展示が常に行われているのですが、今回の写真展は先日Ayostinapaで起こった45人殺害におけるテーマとのこと。 残念ながら既に数日前に写真展は終わっていましたが、あらためてメキシコの長い長い国民の闘いの日々に溜息。帰宅しようと歩いていたのですが、ふとソカロ広場行きのバスに乗ってみるとコースが特別で、露天商が立ち並ぶ細い道をバスがギリギリで通過。バスの高い位置から見える露天商の世界が面白い。そんな夜、しばらく御無沙汰していたメキシコでの初公演を開催したホセマルティ文化センターで、「ダンサーによる一人芝居」が行われるというので興味深々おとずれてみると、550回目の記念・感謝公演とのこと。 Norberto Remigio Sanchez / Detras de la vida (バックボーン)アーティストの方曰く、ストーリーは実際にあった自分の体験・・ 麻薬、暴力、盗難が溢れる地区で育った彼は、幼い頃に友人に袋叩きにされてしまい、生死を彷徨ったあげく、幸運にも彼自身は舞踊の世界で成功、ダンスのレッスンを行なっていると、袋叩きにした友人が生徒として現れ、その彼が後に親友となり、最終的に友人が殺されてしまったことから追悼も兼ねて作品を完成させたそうです。1時間半に渡る物語は壮絶な環境で育つアウトサイダーな子供達、強盗に走る若者達の状況が彼の芝居を通じて身近なものに・・。犯罪の根底の厳しく悲しい事情を目の当たりにして、助けの必要な場所への働きかけ・・を考えさせられます。 舞台を見てコンナニ泣けてしまったのは初めてかもしれません。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.31
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今回のメキシコで滞在で初めて伺うことになったグアダルーペ寺院。ラテンの女神として世界的に信頼を集めるVirgen Guadalupe の祭られている場所へ、セマナサンタ本番前に視察も兼ねて伺いました。今回は巡礼の気持ちで歩いていってきました。久しぶりに沢山あるいてみると実に多くの発見が・・宿から5分ほどの距離の場所に小さな博物館を発見。Museo Indijena 原住民博物館。説明の文章が実に詩的で素敵な言葉が沢山、書かれてありました。特にマヤの系統の文明はコスモヴィジョンといった自然との調和を模索する秘訣が素晴らしい。 飾ってあるものも月や動物に関するものが多く、楽器なども数多く展示してあります。 シミジミ自分のメキシコの土台に関することの知らなさに恐縮。道端に多くの素敵な壁画も発見。こちらも鳥や魚、、自然をテーマにした素晴らしい壁画がありました。知らなかった近所の面白さ、、歩いてこそ見つけることができるものが沢山あります。バスで15分のグアダルーペ寺院に道草も含めて約2時間で到着。聖週間の日程表をチェックしつつ、ゆっくりとリフレッシュ。ヤハリここには大きなエネルギーが宿っているみたいです。よそでは見られない特別な祭壇が設置されていました。長旅から戻って即、宿の様々なことに翻弄され疲労していましたが、元気になれました。気持ちの良い対応は疲れていてはできない。旅のお供な微々たる力になれますように・・佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.30
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深夜過ぎに到着した写真家のKUMONさんのホームページを見て一つ一つの写真が輝きに満ちていて感動。市内最寄りの美術館で講演が行われるというので駆けつけました。http://www.k-kumon.net/会場ではメキシコの写真機材の歴史が展示されていて非常に賑わっていました。国際交流基金の世界循環、日本の若き写真家10人の作品展示に選出されているKUMONさんの作品は、長年のネパール滞在で撮影した作品とのこと。繊細で知的な少女を追い続け、彼女が結婚に至るにあたっての想い、ネパールでのチャイ店の裏話、東北大震災時にブラジルの海岸に滞在した際に撮影された輝く高齢の女性達の水着姿、、そして最後に見せて頂けた未発表の日本の農村を撮影された作品に至るまで、、訪れた多くのお客様は非常に真剣に聞き入っておられました。Museo MODO http://elmodo.mx/4月12日までKumonさんの写真が展示されています。Nuevos Horizontes / Fototeca Nacional ( Pachuca, Hgo )http://www.fjmex.org/v2/site/nota.php?id=636&sc=124国際交流基金の通訳の方とお友達も特別な方々で、折り紙や風呂敷を追及しているVladmirさん、お習字を煮詰め日本語が話せるKOGAさん、メキシコ在住・美術家のHaginoさん、元基金に勤めていたNancyさん、、とっても豊かな一時に感謝感激。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.29
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16時間かけて再びシティに戻ってきました。今回も相変わらずのバイオレンス映画が上映されていましたが、なんだか慣れてしまって行きのバスほど苦痛を感じず、、こうして暴力的なものに日々、目に耳に馴染まされていくのかもしれません。時間ができたらバス会社ADOにメールで「なぜ暴力映画ばかりを上映するのか」、問い合わせをしてみようと思っています。帰宅すると多くの方がサンフェルナンド館に滞在していて良い雰囲気だったので、兼ねてからオーナーさんと企てていた「ようこそフィエスタ・テキーラ会」を夜開催。親睦を深める一時、、そこに2004年に初めて滞在した時、お会いしたプロレスラーのOkumuraさん登場。11年後、メキシコで1番有名な日本人として現役で活躍する奥村さんの変わりないエネルギーと、傷だらけの身体で頑張り続けているパワフルな頼もしさに感動。 当時は鹿の踊りを学びに来てメキシコでは何も始まっていませんでした。11年後、2009,2010,2012,2013、2015、、の公演を終え、基盤の固いメキシコで制作の日々を送ることができている、、幼少1972年以来42年に及ぶ長い長い夢の道。 一隻一兆ではない積み重ねの大切さを再会を通じて心温まる一時でした。映画音響技術者、京都大学生、神戸大学生、写真家、スペイン語留学生、元自衛官大佐、、本当にバラエティに富んだ素敵な滞在者の方々との豊かな団欒な一時、、再び始まるシティでの日々への期待が膨らみます。皆それぞれ旅の途中、乗り合いバスに乗ったようなココでの偶然な出会い、大切にしたいと思いました。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.28
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友人カルミーナが最も美しいピラミッドと絶賛するEznaの遺跡に連れていってくれました。ホテルにも写真が飾ってあって、確かに言われてみるとアステカ・ピラミッドのパワフルな佇まいとは違った暖かで包み込むような佇まい。もしかしたら幼い頃に家族で訪れたのかも、、来たことがあるような気もしました。この穴道を通らなければいけない、、と言われ入る前に「permiso失礼します」と言うとカルミーナはシミジミ、「あなたを連れてきて良かった」 なんでソンナ言葉が出てきたのか自分でもよくわからないのですが、確か何年か前にコロンビアでJuaikaという山に登る前に、このような穴道があって這いつくばって穴道を進まなければいけなかったのですが、「山に敬意をしめすための道」と友人が話してくれたことを思い出し、この穴は這いつくばるほど小さくなかったので、そんな言葉が出てきたのかもしれません。多くの観光客で傷みが激しく、夜の特別展示のため照明器具も設置されているため、上ることは禁止されています。が、カルミーナに「あなたは登るべき。ピラミッドはあなたを待っている」と促され、背後から上ることになりました。途中、大きなトカゲが現れソコでストップ。「ついてこい」と言われているような気もしましたが、そこで振り返って見た景色に見とれていました。大自然の森を見下ろし、深い緑に抱かれているようなピラミッドの佇まい。暖かいエネルギーをタップリ吸収、大きな充電ができました。Eznaの後、同じくカルミーナお薦めのHaciendaという休養の里へ。森林の中にある古い城壁を利用した宿泊施設で、今はやりのSPAという癒しの施設。重厚感があって自然の音色に包まれ、尚一層の深い癒しの一時。出発前にはカルミーナのカンペチェに住む親友マルタさんに折り鶴を伝授。彼女は丁度この日がガンを患って1年目とのことでした。とっても素敵な方で、キット彼女がカンペチェの皆様に折り鶴の想いを届けて下さることでしょう。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.27
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早朝、友人の家の前で撮影。踊るチャランゴのビデオクリップに挑戦、、1曲というか1場面が海のテーマ、しかも数年前そのテーマを使用してカルミーナとエバペロン劇場で共演しました。こうして再びカルミーナと、しかも海の中に入っての饗宴。めぐる巡る出会いのマジックに感謝。今日から予定通り、お友達が訪れるというので市内のホテルに移動しました。カンペチェの海辺のゴミは幻のように市内はピカピカ、ゴミひとつなく、旧市街がユネスコ保存都市に指定されているだけあって素晴らしい街並みと文化事業が展開されています。ソカロ広場ではカンペチェの歴史と自然をテーマにした光のショーが開催されていて、数年前にシティで見た独立200周年記念祭のカンペチェ版のような・・ 27日の劇場の日を記念して演劇フェスティバルが開催されていて、女性の基本的人権をテーマにしたコメディを見てきました。主婦、キャリアウーマン、娼婦の3人が繰り広げる作品で、女優さん達のレベルも高くて面白かった。それにしても・・暑い。海の傍の湿気タップリな暑さは正直、、苦手です。特に強い日差しに全身こげそうになるほど熱く、11時から16時の4時間は自宅待機あるのみ。地元の皆さんも同じく日中は家にこもっているようで、街角はガランとしています。今日は到着時から夢見ていた魚料理を昼、夜、、満喫できました。意外と魚料理を提供するお店は市内には少なく、カテドラルというソカロ広場最寄りのレストランが非常にリーズナブルで大きな魚を丸々たべることができます。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.26
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友人カルミーナの家にて最終日。今日も朝から海で泳いでいました。とても暖かい海で溶け込みやすいというか、、澄み切った海が早朝まったく波音がしなくなり一瞬、耳が聞こえなくなったのかとビックリするほど静かな海。知らなかった海の変化に感激しています。友人の家は携帯もインターネットも繋がらず、水も少なくて本当にシンプルで研ぎ澄まされた生活でした。夕方バスの帰りチケットを取りにいき、久しぶりにインターネットに接続、Facebookが凍結されていて心配してくれていた友人、他アルゼンチンの関係者からも多くの問い合わせが届いていて・・汗。今の時代は日々なにかしら繋がっている状況で、一旦とだえると行方不明な状況になってしまう。3日間で体感した多くのことは全て宝物。心に深く刻んで次のことに向かうことをCampecheの海に御約束。楽園は決して永遠ではなく、皆で日々気を付けて守らなくてはいけないことが沢山あるのですね。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.25
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昨夜、ロウソクに火を灯し御馴染みマリオの旗に持ってきたバラを散りばめて、二人の出会ったエクアドル的な再会セレモニーで祈りの一時、、彼女の選んだ最愛の場所カンペーチェは、実は日々病みつつあるとのこと・・ 残念ながら道端、海辺にゴミが沢山おちています。そんな変化に直面している様々な政治的な事情モロモロを聞き続けています。実に残念な数々の事情・・お薦めの海辺までの道程は酷いことになっていました・・ 道端にドッサリとゴミが捨ててあって、延々と多くの事情を聴きながら歩いていて正直せっかくの自然に溢れた景色が色あせていくような・・複雑な心境に身を任せつつ、みつける果物や木の実を拾って心を癒しつつ、、彼女のお薦めの海岸で久しぶりに海で泳ぐことを満喫。泳いでいる最中に杭のようなものが二人の前にツーッと現れ、友人は素潜りの誰かが近づいてきたのだと思ったようですが、よく見ると大きな魚の姿が見えてきて、実は杭を打たれたエイが助けを求め近づいてきたようでした。即、海辺の管理人さんが水中眼鏡をもってきて丁寧に杭を抜いてくれました。 傷ついたエイを救うことができた・・ この瞬間から沸々と湧き上がるものが。とにかくマズは彼女の家の最寄りの家から・・ ゴミを片付けてみよう。1時間ほどで満タンとなった大きなゴミ袋5つ。後ろを振り返るとキレイになった海辺が輝いている・・なんだか清々しい気持ちがします。 「暗いと不平を言うよりも進んで明かりをつけましょう」 そんな言葉を中学校の時の担任の先生が黒板に書いていた、、 そんな夕暮れ「歌」が生まれました。夢の海辺 Campeche for ever ..作詞・曲 Mari Sano君の探した 夢の海辺は いつしか永遠の 姿をかえて人の流れは 海の流れに 寄り添うことなく 優しさもなく傷つくカメは 助けを求め 気づいた民は 手を差しのべる離れた場所の 迷える富は 癒えることない 哀しみ残す通りすがりの 迷える民は 癒えることない 哀しみにのる傷つく民は 未来を求め 目覚めた朝に 海辺を探す君の探した 夢の海辺は いつしか永遠の 姿をかえる人の流れは 海の流れに 寄り添うことなく 優しさもないマリオの歌に続いて再び誰かに歌ってもらう・・早速カルミーナ自身が歌ってくれました。遥々シティから16時間かけて訪れ、悲しく、厳しい日々に遭遇しましたが、出会った鳥、エイ、多くの自然の音色に導かれ何かが生まれる、、できることをするしかない。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.24
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姉御・歌手カルミーナの待つカンペーチェに16時間かけて到着。見慣れない車窓をシミジミ・・メキシコならではの素朴な看板や家並みに興味深々。相変わらずバスの中で上映される映画はバイオレンス一色、1本目はアメリカの典型的恋愛コメディでしたが、次の殺人事件ドラマは残酷そのもの、続いて刑務所での暴力ドラマ、最後は飛行機テロ・・ 一晩中、悲鳴と銃声が車内に響き渡っていました。まるで拷問のような映像・音声環境、断固として抗議をしてみたい。温度差10度以上のムンとする暑さの中、カルミーナが車で迎えに来てくれました。カンペチェ都心からダイブ離れたサンロレンソという海辺の住宅街。広がる海の青さ、まるで船に乗っているような景色・・カルミーナ自慢の愛する家の佇まいに感動。早速、いてもたってもおられず夕暮れ海辺を歩いて貝殻を拾ってみました。夜は満点の星、月明かりが広がる輝く黒い海、一晩中ひびきわたる波の音を聞きながら、マルでゆりかごに揺られているように久しぶりに深く深く眠りました。 彼女がここを住む場所に選んだ理由が本当によくわかりました。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.23
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3週間に渡って煮詰めてきた折り鶴プロジェクト完成の一日、1年に1度の特別な学園祭にて、特設コーナーを設置して引き続き折り鶴講座を祭りの片隅で開講。発起人のカロリーナは最後の最期まで多くの先生、生徒に働きかけ、大きな大きな波紋と輪を見届けることが出来ました。これはあくまで始まり・・ この波紋がメキシコ全土に届く日まで、平和なメキシコ社会へ向かって祈りの翼が広がり続けることを願っています。この学園祭は、そもそもチリ、アルゼンチン、ウルグアイなどから軍事政権時代にメキシコへ移住した一家の教育を支えるために募金活動も兼ねて開催され、今でも意志を繋ぎ奨学金を募る一貫として開催されています。このスペイン・マドリッド学校の骨のある校風、佇まいに心打たれる日々。余談ですが・・父のメキシコ留学時代に同大学に在籍していらっしゃった方に遭遇。世の中せまいといいますが、巡り巡って辿り着く出会いのマジックに感激する今日この頃です。この日をもって一旦一区切り、夜行バスで友人の待つカンペチェに出発します。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.22
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2009年、メキシコ初公演のために滞在した際に宿泊先でテレビを見る機会があって、その際に気になった単語 ArgenMex 芸術批評の草分けRaquel Tibolさんのインタビューで生い立ちにアルゼンチンを基盤としつつメキシコ在住の人々の相称。 そんな友人Marcia Duhagonと兼ねてから互いの夢であったメキシコでの再会達成。彼女曰く、ラテンタワーを背景に一緒に撮影することに意味がある・・ 様々な角度から同じシチュエーションを試した後、今日の目的地「Café de Tacuba」に到着。個人的には同名のロックバンドが好きなのですが、バンドとは全く関係のない雰囲気で、非常にスピリチュアルなインテリアデザイン。カフェもタマルも非常に美味しい。さすがの味でした。マルシアはプロレスを被写体として追いかけていて、以前と現在の状況の違いを説明してくれました。商業主義の反動でよきプロレスの佇まいを失っているとのこと。非常に残念ですが、確かに言われてみれば綺麗なお姉さん達が踊れ、歌えで登場する場面が長すぎ。好みにもよりますが、古き良きものが日々更新され失われていく・・ (余談ですが、マリオ風なプロレスラーをみつけました)佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharangoFacebook が凍結されてしまいました。本名でないFacebbookは片っ端から凍結されるそうです。解除にはパスワードが必要なのですが、国外に滞在しているためパスワードを受け取れません、、しばらくは上記のFacebookページのみ・・
2015.03.21
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フリーダ・カーロの愛したディエゴ・リベラ・・ メキシコを代表する大壁画家の一人、彼の美術館は滞在先ホテルの傍にあるのですが、そこにはアラメダ公園の作品が展示されているだけ・・実は、もう一つ本家本元の美術館があることに気が付きました。 しかもそこで先日、友人のダンサー鹿さんLila が出演していたフェスティバルの公演も行われているらしい。少し離れた場所でしたが、地下鉄とTren Ligeroという電車を乗り継いでXotepingoという駅で下車、Museo通りを歩いて5,6分、、 Museo Diego Rivera Anahuacalli に到着。エクアドルのGuayasaminのような・・完全にアーティスト自身の構想による特別な美術館。まるでテオティワカン、、アステカ様式の凄い建物にビックリ。受付で問い合わせていると、なんとLiaが登場。出演するのかと思えば、なんと本日の公演のコーディネートをしているという・・彼女に連れられ美術館の背後にあるエコロードへ。 サボテンの密集する、その場所は溶岩がゴロゴロしていて、その先の洞窟の入り口のような場所が今回の舞台。さすがクリエィティブな彼女ならではのオーガナイズに感動。そのエコロードには不思議なものが沢山ありました。まるで妖怪のような巨大な頭、このなかで瞑想をおこなうようです。心身を清めるサウナとのこと・・ そして何故か真っ赤な貝殻を発見・・拾ってみたものの、持って帰るのはイケない気がしたのでサボテンの上に置いてきました。そして、その場所に登場したのは何と! スペイン女性創造者フェスティバルで共に過ごしたCarolina Cortes .. 彼女の作品が1番インパクトが強かった。そして今日の作品にも度胆を抜かれました。見事に大自然を利用して観衆を招いていく・・ まるでダンスツアーをしているような、そんな作品。 La reina roja sangre que retorna 作品を見ていて気が付きました。もしかして先ほどの貝は作品の一部 !? 案の定、様々なものを拾い上げながら観衆に届けていくことになり、、「しまった・・」 幸い彼女は移動した貝殻をシッカリ見つけてくれて、ほっ。 それにしてもスゴイ、、Lia も、Calorinaも創造の女神そのもの。二人の突き抜けたエネルギーが心地いい。 こういう方達って人間離れしているっていうか、突き抜けているので負のエネルギーを全く感じない。のびるしかない・・って感じなんです。この場所で繋がることができた輪。 この日の事を思い出すだけで一生、心豊かでいられる。ここで見た他の多くの作品も含めて素敵で見事な1日でした。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.18
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3日間の安静で少しずつ快復、久しぶりに朝ごはんを食べつつ・・サンフェルナンド館会議。今後の事を話し合った結果。管理スタッフの任務を解除、再び元の宿泊客に戻ることになりました。向いてないとか云々よりも、様々な事が偶然集中してしまった模様・・ 夜中にタクシーの時間変更 etc は、どう考えても部屋が応接間の前にあって頼める場所に存在する以上、仕事は途切れること不可能、、そういった環境についての問題点を確認することができました。ふと・・メキシコ在住のアーティスト、姉御カルミーナより到着した時から「遊びにくるように」と言われていたことを思い出し、「行ってもいいですか?」メッセージを携帯に送ると即、「すぐいらっしゃい」 早速、地下鉄を乗り継いで総合バスターミナルTAPOまで向かい、彼女の避暑地Campeche行きの乗車券を手配、週末から渡航決定。バスの到着時間をメッセージで送ると「チャランゴを持ってくるように」との指令が・・ 再び新しい音楽物語が始まるのかもしれません。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.17
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完全にダウンしているところに、サンフェルナンド館の前にある墓地の取材のため友人・パトリシア登場。病状を隠して一緒に墓地を周りつつ、体力がないので途中一人すわりこみ、墓地でくつろぎつつ・・ あらためてベニート・フアーレスの眠る、この墓地の奥深さにシミジミ・・コンテンポラリーダンスの女神、Isadora Dunkanの追悼は何時見ても感動する。なぜココに・・!? ただ数日メキシコのダンス模様に触れると、彼女がメキシコの墓地に参加するのは当然に思えてくる。ふと日本食が食べてみたくなり、、パトリシアさんに車で東京レストランに連れていってもらいました。シンプルな「うどん」だけを食べ・・具の蒲鉾などは残していると、店長さんから「それ蒲鉾よーー」と忠告が。お店の自慢の蒲鉾だったのかも・・(申し訳ない) 店先には桜の飾りつけ、そして入り口に鯉が泳いでいました。心身癒され引き続き部屋でパタリ・・佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.15
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食中毒は、いつも突然・・ 忘れたころにやってくる。 5日間の管理人スタッフの日々、様々な事情が重なってストレスヒートアップ。 なにしろ部屋が応接間の前にあるため、様々な問い合わせと対応に追われ夜勤体制になっていました。 そんな疲れと、きっとなにかよくないものを食べたこと ,, etc 一晩中、吐き気と腹痛で大変なことに・・その中、フラフラとテレビの前に佇んでボクシングを観戦。日本女子ボクサー、藤岡さんの勝利を見届けてからパタリ・・ 久しぶりに病の苦しみを心に刻みました。応接間の前の部屋を出て、個室へ移動。療養の日々の始まり・・佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.14
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学校での折り鶴企画に追われていて連絡がとれずにいる方々・・ そんな一人、ダンサーのリアさんからFacebookを通じて「今日、私のカンパニーの公演がある」とのこと。一度、見たいと思っていた彼女の舞台、しかも憧れのIMBA舞踊劇場にて。ワクワクと時間を待っていると再び彼女から電話が入り、「撮影をおねがいできないか」という相談があり、急遽カメラマンとして入場。この日は他3作品が上演されていて、メキシコのコンテンポラリーダンスの現在を目の当たりにして、あらためてアステカの流れを育む、強健でバネのある身体、振付、、素晴らしい若いパワーに圧倒されました。最期に登場した彼女の作品は全く異質で意表をつくものでしたが、撮影に集中していたため作品を楽しむことはできず残念・・ ここ数日、ダンス、音楽における新しい動きを特集したフェスティバルが開催されていて、多くのプロジェクトに参加している彼女は忙しそうです。 きっと終わってから昨年の続きが育まれるのかもしれません。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.13
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約1週間後に訪れた学校には、既に多くの折り鶴が釣り糸で結ばれ見事に飾られていました。覚えた生徒たちは鶴を折るのが楽しくて仕方がないようで、、本当に多くの折り鶴を抱えて嬉しそうに先生に届けに来る生徒達の姿を目の当たりにして感動。そんな折り鶴がメキシコ全土に届きますように、、悲しい若者や女性の犠牲者がなくなるように、、携帯で並べた折り鶴を写す生徒さん、、心に刻んでくれています。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.12
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本当は帰国して福島のキャンドル追悼を取材する予定でした,, が航空券の手配がうまくいかず、またしても離れた場所からの追悼。福島FMポコの追悼番組をインターネットで聞いていました。東北の津波被災者への細やかな取材、インタビューが放送されていて、前向きな現在の様子、力強いコメントに敬服。1日、サンフェルナンド館でもキャンドルを灯しました。追悼も兼ねて再び La Basilica グアダルーペ神殿へ。今日は本山といわれる実際に女神が現れた教会まで上りました。丁度、セマナサンタ前の特別なミサがあるということで前日からテントを仕込んで待っている信者の方々・・5日程歩いてきたという方に話を伺いました。「この女神は特別な奇跡を多く届けてくれる、私の娘は幼少、毒を飲んでしまったけれど女神のお蔭で助かった」 「トラックが家にぶつかってきたけれど無傷で助かった」 多くの奇跡の話を皆さんから聞くことができました。奇跡・・そんなことを思い出してみると、スペインで交通事故にあったとき全く無傷だったのは奇跡としか思えない。地下鉄サリン事件の起こった車両に乗っていて、急に腹痛に襲われ降りたことも・・。そんな様々な奇跡、誰かが守ってくれた・・としたら、いつも祖母のことが思い起こされます。きっとメキシコに生まれ育っていたら、、グアダルーペ女神を思うのかもしれません。どうか被災者の皆様に沢山の奇跡をおねがいします。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.11
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幼少すごしたメキシコに28年ぶりに一人戻ってきた2004年。アルゼンチンでの日々に没頭、海外に出ることなく個人的に思い切った旅でしたが、地球の歩き方で見つけた「日本人宿」に到着、愉快な宿泊客の皆様と共に充実したメキシコでの日々を過ごすことができました。2009年のメキシコ初公演「ハチドリの和」、2010年の「千羽鶴とハチドリ」公演、2012年「マリオとハチドリ」公演、2014年「ハチドリの想い」公演、、4度に渡る公演のための2-3か月に渡り長期滞在させて頂いてきたサンフェルナンド館、6度目の滞在にて・・丁度、アシスタント管理人さん不在ということで、思わず立候補。 今回の滞在は学校の授業のためで、通常の公演と違い時間に余裕があり、しかも予定の日本への渡航がなくなったことで妙な「間」が開いてしまいました。まるで穴埋めのような流れですが・・前から1度やってみたいと思っていたので御機嫌チャレンジ。朝ごはんのパンを担いで張り切っています。皆さんの良き旅のお供になりたいハチドリの巻。サンフェルナンド館・ツイッターOpenhttp://twitter.com/sanfernandokan佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.09
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親しい方からのお薦め、マリアッチの演奏を招いて行う月一度のミサ、実に貴重な機会に遭遇しました。早めの11時に到着すると実は13時から・・という話を教会前の露天商の方から聞いていると、「タマルを御馳走します」 とスーツ姿の紳士に誘われ雑談をしながらミサの時間を待ちました。ミサが始まってみると何と先ほどの紳士が牧師さんのアシスタントとして登場。まさにスーパーマンのように大変身。雑談の内容がトテモ深いものだったので、只者ではないと思いましたが・・牧師さんは非常に愉快な方で参列者の非常に朗らかな笑いの中、マリアッチの楽団登場。トランペットが教会にコンナニ、ピッタリ似合うなんて・・ マリアッチミサは毎月第二日曜日、サンコスメの教会で行われています。余談ですが帰り道、踊る3匹の犬に遭遇・・可愛かった。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.08
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親しい方との再会は全て後回しとなるほど・・1週間、みっちり煮詰めていました。 公演を終え昨日やっと一息ついた祝宴の再会。 映像記者パトリシアさんは、Ayostinapaでの43人の大学生蒸発者の件で日々闘っておられます。 折鶴プロジェクトの学校の先生 Calorinaと共に伺って合流。パトリシアさんの料理は非常にビジュアル的で、ハチドリが羽ばたくような前菜に感動。最近のメキシコ事情を詳しく聞かせて頂きました。皆さん相当ガッカリされていて・・そんな影響が仕事など様々な機会にエネルギーの停滞として感じることが多々あるとのこと。絶え間ない闘いの末、この国の未来に失望されている多くの人の話を伺う度、積み深い麻薬組織と政治家、警察の癒着・・残念です。折り鶴エネルギーがメキシコ全国に届きますように・・佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.07
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200人近くの11歳、12歳の子供達を前にして・・想像以上に大きな子供達、今の子供達の成長の早さ、早熟さ。インターネットなどで常日頃から多くの情報に接している彼等に美術の教師、友人Calorinaは懸命に折鶴の物語を語ってくれました。 チリの軍事政権時代にメキシコに逃れた両親を持つ彼女。社会の出来事に常に関心を持つ環境で育ったためでしょうか、UNAMスタッフの皆さんに通ずることですが、皆なにか出来ることはないかを日々模索しておられます。彼女の解説の後、関連付けとしての「踊るチャランゴ」の成り立ちについて説明、鹿を助けたいハチドリの物語・・ そして映画上映と舞台へ。子供たちは皆、真剣に聞いて受け止めてくれた模様です。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.06
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メキシコでの公演は常にリハーサルの時間がタップリとられています。リハーサルの時間を確保するのに闘わなければいけない場所が多いので、こういった流れのメキシコでの舞台制作がトテモ嬉しい。多分、舞台制作を熟知している方がオーガナイズの部署に携わっているのでしょう。 舞台設営では実際に創ったことのある方でないと絶対わからない複雑な事情が沢山あります。今日は照明のセッティング中、ちょっとしたハプニングがあって焦りました。梯子があたってランプが落下、幸い誰も怪我には至らなかったのですが、ガラスが舞台に散らばってしまい、裸足で演じるため念入りに大掃除・・ このミスに至った音響技師の方の姿が消え、掃除の手伝いを探しに行ってくれたのかと思いきや・・ その間に全ての掃除を自ら行って待っていて全く現れる気配がなく探しに行くと・・ 控室で御飯を食べていました。??? 見なかったことにしつつ・・ 掃除の依頼を行い舞台へ。何時も思うのですが日々同じことが重なるルーティンワークで、情熱を保つのって本当に難しい・・ その上に国の政治的な事情が重なると、尚一層やる気を失ってしまうのかもしれません。 中南米の活動では、そんなことに当たり前のように遭遇します。 以前は憤ったり、悲しんだりしていたのですが、今となっては気の毒・・ 「この機会を通じて目覚めてもらえないものか」と密かに企むことが楽しい。5時間のリハーサルを終え、すっかり強力なタッグを組むことができました。「きっと良い舞台になる」そんな感触。 未だメキシコの高地に身体が慣れておらず息切れで大変ですが、とにかく責任を果たすのみ。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.05
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美術の先生 Carolina の情熱的な折鶴講座が学校の様々な場所で展開されています。折りやすい、色鮮やかな紙を選んでいて、皆さんの器用さも素晴らしく、ドンドンと折鶴が集まっていく・・そんな素敵な様子に感動。個人的には近々行われる公演の舞台チェックを行っていました。会場は扇型、円形劇場。こんな素晴らしい劇場のある学校で生徒さん達は日々、多くの催しに接しているようです。学校の名前と創設の経緯を伺って、2013年にスペインの劇場フェスティバルでお届けした舞台と同じものを制作することにしました。 学校の文化スタッフの皆様と一緒にチームはちどり始動!佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.04
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前日の夜に御宅に伺って準備、2012年に一緒に公演「はちどりの和」を制作した友人Calorina と再会。彼女の勤める学校に伺って美術の授業に参加しています。2012年の公演時は未だ彼女のおなかのなかにいた息子さんもスッカリ大きくなって同じ学校に属する保育園へ。 3年後・・彼女と息子さんと揃って出勤。「マドリッド学校」はシティ郊外の離れた場所にある非常に大きな学校で、スペイン戦争時代にメキシコへ移住した方が創立した「個人の権利と自由の尊重」を重んじる、幼稚園から高校に至る一貫教育を行なっています。友人の立ち上げた平和プロジェクトの講師&舞台制作を担当。生徒さん達と2週間過ごす中で育まれていくものを模索します。今日は御挨拶も兼ねてマズ中学校でサプライズ、「踊るチャランゴ」で突然登場して生徒さん達に驚いてもらいました。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.03
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EXPO愛知で出会った元メキシコパビリオンのスタッフ、友人Danielleと再会。Facebookで何となく気が付くことができる友人の近況。やはり実際に会って話を聞いてみると意外と勘違いしていたり、、彼女は結婚式目前。そして9月に御子様の誕生も予定。御家族の皆様も本当にワクワク嬉しそうです。そんな彼女と御家族の歓喜を満喫。2009年、初めてのメキシコ公演で彼女が万博滞在中に日本で撮影した写真と饗宴しました。6か月滞在中に深めた日本への真心、震災が起こった際に折り鶴を通じた募金活動を展開、日本に届けていました。Proyeccion especial 2009 “Ilucion de los opuestos”fotografia Daniel Salazar / musica Horacio Lopez y Mari Sanohttp://www.youtube.com/watch?v=sBfJ6s8wZms結婚式は仕事で滞在先のフアーレスで20日、そして彼女の多くの家族が住むシティで4月に行われるそうです。近々10周年記念の愛・地球博2015イベントの予定を伺ったばかり・・ 素敵な愛・地球博再会、キット世界の何処かで様々な物語が刻まれていることでしょう・・ ふと閃いて折り鶴を結婚式の招待状に入れることになりました。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2015.03.02
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