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大きな森の小さな家 第1章、翻訳&訳本との見比べ、終了しました~「何日までにこれをやる!」という目標があると、やっぱり全然違いますね。もし「今月中にやる」、という目標を掲げていなかったら、確実に6月中には終わらなかったでしょう。目標って、大事ですね今回も、勉強になったことがいろいろありました。でも今日はもう疲れたので、また別の日に詳しく書きます☆「終わった~!」という開放感に包まれて、今日は早く寝ようかな~
June 30, 2008
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今、「大きな森の小さな家」の第1章の自分の訳を、訳本と見比べています。(その内容は、また別の記事で書きます)で、見比べながら思い出したことが2つ。「大きな森の小さな家」では、主人公のローラにはお姉さんがいて、名前を「Mary」といいます。この「Mary」、「大きな森の小さな家」の訳書では「メアリイ」と訳されているのですが、ほかの本ではほとんどが「メアリー」、たまに「メアリィ」です。日本語での名前の書き方は違っても、もともとはみんな同じ「Mary」なんですよね。でも幼い頃、私にとっては「Mary」=「メアリイ」だったので、「メアリー」「メアリィ」という名前を初めて見たときにはすごく違和感を感じました・・・というか、かなり衝撃を受けました小学生か中学生の頃だったと思いますが。思えば、これが「訳し方によって同じ英語でも日本語が違ってくる」ということを初めて意識したときだったような気がします。ほかに、中学1年生の頃。「赤毛のアン」を読んでいて、とても不思議になって学校の先生に質問したことがあります。アンの、「私の名前を呼ぶときは、最後にEをつけて読んでください」という言葉です。アンの名前は「Ann」なのですが、本人は「Anne」のほうが好きだったみたいです。でも中1の私にはその違いがわからず、学校の先生に聞いてみたところ「AnnでもAnneでも発音は変わらないはずだよ。発音する・される人のイメージの問題じゃないかな」とのこと。私はてっきり、「Ann」と「Anne」の間にはなにか違いがあるんだろう!と思っていたので、スペルのほかに大きな違いはない、ということを知っていささか拍子抜けしました。同時に「アンってほんとに想像力豊かな子だったんだなぁ」と思って、アンの性格をより深く知った気がしました。翻訳の勉強をしていると、こんなかんじでいろいろなことを思い出してきます。わたしって、小さな頃から英語と日本語の関係に興味があったんですね~
June 29, 2008
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今日はお休みにもかかわらず、平日と同じ時間に起きて英語を勉強しました。最近は家事も英語も両立できていて、うれしいです私も、やればできるじゃんと、自画自賛中(笑)今日はほとんど一日中、英語をやっていました。おかげで「大きな森の小さな家」の第1章を訳し終わり、図書館で訳本も借りてきました。そのほか、通信講座も受講しました。今日の課題には私の知らない内容がいくつかあったので、状況を把握できるまで徹底的に調べ物をしました(といっても、ネットで検索しただけですが)「翻訳ではしっかり調べることが大事!」ということは知っていました。ネットで翻訳の求人を見ても、応募資格に「調査をいとわない人」「調査を綿密に行う資質の人」という項目を掲げている会社もあるくらいですでも、今までそれほど調べ物をしてきませんでした。その文の背景がわからなくても、ちゃんと訳すことができたから。でも、ちょこちょこ出くわす、ちょっとした「知らないこと、わからないこと」をきちんと調べていくかどうかで一般常識の幅・深みが変わるんだろうな、と思ったので、訳す文の背景がわかるまで、しっかり調べ物をしてみました。調べたことは、 ・1995年の沖縄米兵による12歳少女レイプ事件 ・現在のアメリカとシリアの情勢について(イスラエルやイラク戦争なども含めて) ・シラサギの子育てについてです。調べてみて思ったのが、ネットでは一つの事柄について筋道を立ててまとめてあるサイトというのが、意外に少ないな、ということ。Wikipediaはけっこうしっかりかかれているのですが、ほかのページになると、なかなか。たとえばレイプ事件では、事件が起こった状況やそれに沖縄住民がどう反応したかは書かれていても、犯人が有罪になったのか無罪になったのかはかかれていないページが多かった(掲示板のような、信頼性の低いものは除きます)。アメリカとシリアの情勢については、現在の状況は書かれていても、どうしてアメリカとシリアが対立するようになったのか、という原因は書かれていない。時系列的に一つの事柄について調べるときは、ネットよりも本のほうがいいのかな、と思いました。でも、シリアとイラクの情勢については、いいサイトを見つけたのでご紹介します。フリーの国際情勢解説者、田中 宇(たなか・さかい)が、独自の視点で世界を斬る時事問題の分析記事。新聞やテレビを見ても分からないニュースの背景を説明しています。田中 宇の国際ニュース解説このサイトでは、アメリカとシリア、という狭い視野ではなく、イスラエル、レバノンなどを含む中東の情勢とそれに絡むアメリカの思惑、国連の動きなどを全体的に説明してくれていて、初めて触れるわたしにもわかりやすかったです(といっても、いろんな国の状況を理解するのは大変でした)。(私が読んだページは、主にアメリカの機密漏洩事件とシリアです)調べ物はすごく時間がかかって、午後の半分くらいを費やしてしまいました。実際に翻訳の仕事をするとき、調べ物にはどれくらいの時間を割けるのでしょうか。わからないけど、もっと手早くやれるようになりたいです。でも、今日は今までまったく知らなかった沖縄で米兵が事件を起こしたときの法的処置とか、中東の状況も少しだけわかって、ちょっと物知りになった気分です
June 28, 2008
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平日、夜に「大きな森の小さな家」を訳そうとがんばっています。でも、なかなか眠気に勝てません最近は早めに家に帰れるので、家に着くとまず家事をして、ごはんを食べて、お風呂に入って、それから勉強になります。ちょっと話が逸れますが・・・早く帰ると、平日に家事ができるのでいいですね3~5月は、家に帰るのが遅かったので、ごはん・お風呂だけで12時になったりしていました。週末にまとめて家事をやるものの、なんだか雑然としてしまって。最近は、毎日部屋の片付け・掃除機・夕食作り・台所洗い(排水溝とか)をやって、家がきれいでうれしいです話を戻して・・・平日は12時には寝ようと思っていて、10時前後に家事やごはんやお風呂が終わるので、だいたい1時間~2時間は勉強時間がとれるはず。で、意気揚々と勉強を始めるのですが。30分~1時間もすると、すごく眠くてどうしようもなくなります。その眠気が半端じゃなくて、英文を読んで、訳を考えて、いい日本語になっているかチェックして、という一連の作業ができないんです。頭がぼーっとして、何も考えられない。英文に頭を向けるのに、数分かかる。で、やっと英文に気が回っても、数秒で意識が霧散する。それでもがんばって訳を書いても、それが日本語としていいか悪いか、判断できない。こんなかんじじゃ、全然勉強にならないです。時間ばっかりかかって、もったいないということで、夜は早く寝て、朝早く起きて勉強してみようかな、と思っています。それで今朝は、いつもより1時間早く起きてみましたすると、あくびが止まらないものの、それなりに集中できる体が早起きに慣れれば、あくびも出なくなるだろうし、もっと集中できるようになるでしょう。しばらく、早起きでがんばってみます!
June 27, 2008
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「The Wedding」を読み終わり、つぎは「Marley & Me」を読んでいます。原題:Marley & Me著者:John Grogan若い夫婦がラブラドール・レトリーバーの子犬を飼うところからお話が始まります。優秀な犬とともに子供時代をすごした夫婦が伴侶として選んだのは、なんともおバカな犬でした。このマーリーと名づけられた犬は注意欠陥多動性障害を持っていて、とても愛らしいのだけど、一緒に暮らすのはとても大変今、マーリーを飼い始めてちょっとたったあたりまで読んでいます。私は、人に「注意欠陥多動性障害」というものがあるのは知っていましたが、それが犬にもあるなんて考えてもいませんでした。じっとしていられない、しかも言葉の通じない、でもかわいらしいマーリーと、どんな生活を送っていくのか、楽しみですこの本を買ったのは去年の10月(記事はこちら)。わからない単語が多すぎてスラスラ読めなかったので、もうちょっとしてから読もうと思って置いてありました。「The Wedding」も読み終わったことだし、買ってからもう8ヶ月たつし、なにより「Marley & Me」が気になって気になってしょうがないので、読み始めました!今も、わからない単語が多いのには変わりないのですがなので、辞書を引きつつ読んでいます。この調子だと、読み終わるのに1年くらいかかりそう・・・途中で飽きそうだけど、飽きないようにがんばるぞ
June 22, 2008
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今年のお正月から読み始めた「The Wedding」、やっと読み終わりました(「The Weddingに関しての記事はこちら」)6ヶ月・・・。長かった内容は、それなりにおもしろかったです。恋愛小説だけに予想通りの結果に終わったのですが、情景や登場人物の気持ちが細やかに伝わってくるところはこの著者のすごいところだと思います。おもしろさが「それなり」な原因は、やっぱりテンポの遅さかな~。いい内容だったのにいまいち満足できないって、なんかモヤモヤします自分の読み取り不足のせいなのかな?訳本を読んだら違うのかな。書評は訳本を読んでから書こうと思います。ほんとは洋書だけを読んでから書きたいんですが、読み始めのあたりはもうだいぶ前に読んでしまったので
June 21, 2008
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15日(日)に提出した翻訳入門講座の提出課題、添削結果が返ってきました!4問あり、結果は90点。まずまずです。添削結果を見て、1つ意外だったことがありました。それは問題で、「オイル業界では入札方式により油田の採掘権を勝ち取る」ということが常識として扱われていたことです。今回は問題文から読み取ることができたので、この部分に関しては正しく翻訳できました。でも、もしちょっと複雑な内容だったら、多分読み取れなかったでしょう。日ごろ全然関わりのないオイル業界。その業界で働いていない限り、たいていの人は採掘権のことなんて知らないと思います。それが翻訳では常識だなんて、びっくりというか、ちょっとショックを受けてしまいましたもっと、幅広くいろんなことを知っていなくちゃいけないんですね。翻訳家としてやっていくためには、英語・翻訳技術だけではなく、一般常識もかなり勉強しなくちゃいけないみたいです。翻訳の勉強をしていて新しく得た知識(例えば今回の採掘権のような)を、まとめて整理して、あとから自分なりの辞典として見返せるようにしたほうがいいのかもしれません。
June 20, 2008
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今日も「大きな森の小さな家」の翻訳をしました。実は今日は体調不良で会社を休んでいて、午前中は布団で寝ていました。でも午後も寝ると、夜眠れなくなって明日が辛いので、起きて翻訳を始めました。ですが・・・具合が悪くてなかなか集中できず薬を飲んで、15時ごろからやっとしっかり勉強することができました。「大きな森の小さな家」第1章、6月中に翻訳して訳書と照らし合わせる、と言っていましたが、なんとか終わらせられそうです!第1章が23ページまであるので「無理かも・・・」と思っていましたが、子供向けの本なので字が大きく、たまに挿絵もあって、けっこうさくさく進みます。今日は、翻訳していておもしろいことを見つけました。この本の中では「dinner」=「昼食」なのです。もともと「dinner」は「一日のうちでメインとなる食事」という意味ですが、日本では夕食のことを指しますよね。最近は欧米でも夕食を指すことが多いのかな、と思います。(私がそう思っているだけかもしれないです)でも、この本の中では「昼食」。この時代は、もしくは西部開拓者は、昼食を一番しっかり食べていたんだなぁ、と思いました。単語ひとつから登場人物の生活がかいま見えるなんて、やっぱり英語っておもしろいです(英語に限ったことではないとおもいますが☆)
June 17, 2008
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昨日に引き続き、「大きな森の小さな家」を翻訳しています。訳していると、思っていたよりも日本語訳を覚えていて、びっくりしました。文をまるごと覚えているというわけではないんですが、「この単語、どういう日本語で書かれていたっけ」と考えると、すぐに日本語訳が浮かんでくる、というところがかなりあります。考えなくても浮かんでくるところも。翻訳しながら、こういうふうに訳すのか~、と勉強もできて、一石二鳥なかんじですそして、ブログを見返していて気づいたのですが、「この本が大好き」とはたくさん言っていますが、どういう本か、という説明をまったくしていなかったな~、と。なんか、一人で盛り上がっちゃってすみません好きな本の翻訳を始めて、うれしくて、つい~本の内容~「大きな森の小さな家」は、アメリカの西部開拓時代のお話です。東部から西部のウィスコンシン州に移住してきた家族の日々の生活が、娘のローラ(5, 6歳くらい。この本の著者でもあります)を主人公として生き生きと描かれています。この時代、今のような娯楽は一切なく、家族は暮らしていくことに一生懸命でした。質素に、素朴に日々の生活を送っているのですが、そこには家族みんなで力をあわせて暮らすことの幸せがあふれていました。お父さんは森のシカやクマを銃でしとめて食料にし、みんなで協力して畑で野菜を育て、長い冬には家族みんなで冬ごもりをします。時間がたっぷりある冬は、お父さんのギターで歌ったり、追いかけっこをして遊んだり。ローラはお姉さんのメアリーと一緒に遊んで、ケンカもします。たまにはかんしゃくを起こして駄々をこねたりも。そういう日常のいたるところでローラの気持ちが飛び込んできて、思わず笑ってしまったり、一緒になって悲しくなってしまったり。家族への愛情があふれていて、読んでいるととても優しい気持ちになれる本です。
June 16, 2008
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私は趣味で乗馬をしています。最近そのブログも始めたので、馬好きな人は是非見てください乗馬を始めたきっかけは、大学のときに馬術部に入ったこと。というか、小さい頃から馬が好きで、「大学生になったら馬術部に入る!!」と決めていました(笑)いろいろ事情があって部活は1年しかつづけられなかったけど、数年後からバイトをしながら乗馬クラブでレッスンを受け始め、就職や結婚で乗れなくなったりもしながら、今年の4月からやっと再開しました。馬に乗っている期間を合計すると、だいたい3年くらいです。技術は・・・やっと、常歩・速歩・駈歩にそれなりに乗れるようになったくらいです障害もやっていて、跳ぶ馬なら(笑)、80cmも跳べます!馬そのものも、馬に乗ることも、大好きですうまく乗れない自分が悔しくて悔しくて、どうしようもないくらいへこむこともあるけど。どんなにつらくても、やっぱり馬に会いたくなって、乗りたくなって、癒されています馬のブログは、フリーページのリンクにも載せておきます☆
June 16, 2008
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今日から、「大きな森の小さな家」の翻訳スタートです著者:Laura Ingalls Wilder大きな森の小さな家Little House in the Big Woods前にも書きましたが、これは小さい頃から読んでいた、大好きな本です。久しぶりに(といっても数ヶ月ぶり)読んで、ほのぼの~と、幸せな気分になりましたこのシリーズの洋書は、高校1年生の誕生日プレゼントとして買ってもらいました大好きな本だから、原書を読みたくて。訳だと、どうしても原書とニュアンスが違うところとか、伝え切れていないところがあるんじゃないかと思ったので、そこを読みたくて、原書を買ってもらいました。買ってもらってすごくうれしくて、この「大きな森の小さな家」の原書は、もう3回くらい読んでいます。お父さん、お母さん、本当にありがとうこの本は、「空飛び猫」のとき以上に楽しみながら訳すことができそうです今日は、朝寝坊せずにちゃんと起きて、午前中に掃除やら洗濯やら、家事全般を済ませて、午後は馬のブログと英語の勉強をして、すごく充実した一日でした昨日は趣味の乗馬も楽しめたし!!(乗馬のブログも最近書き始めました)土日どっちも充実して過ごせて、とっても満足できた週末でした
June 15, 2008
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今日は久しぶりに、通信講座で勉強しました。今日のテーマは「誤訳をなくすこと」。自分で英文を訳して、それをお手本と見比べたり、提出して採点してもらったり。訳すとき、「空飛び猫」で見つけた自分なりの翻訳ポイントを実践してみました。よく知っている単語でも、「こういう雰囲気の使われかたってあったっけ」と思えば調べ、その文の情景を思い浮かべて、「もし自分の身に起こったことだったら、なんて言って人に話すかな」と考え、しっくりくる日本語を思いつくまで考えて。その結果、「けっこういいんじゃない?」と思える訳ができました!やった~、うれしいでも、1コ、私が見つけた翻訳ポイントの限界も見つけてしまいました。それは 情景や登場人物の気持ちが手に取るようにわかるまで、原文を読み込むということ。これって、自分に経験のあることならできるけど、経験のないことなら難しいときもありますよね。想像すらできないとき・・・。そういう時のためにも、日本語の引き出しをたくさん持っておくことって必要なんだな、と思いました。もちろん、ちゃんと想像できるように、調べ物も。
June 15, 2008
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空飛び猫 第1作目、第4章。第4章は、子猫たちが出会った人間とのお話です。(英文)hover like a fat hummingbird over the stump(訳文)まるで太ったハミングバードのように切り株の上にぽっかりと浮かんでいました( 私 )まるで太ったハチドリみたいに切り株の上で止まり これは、訳文の「hover」の訳が、うまいな~、と思ったところです。 「ぽっかりと」なんて、すごくぴったりですよね。(英文)Susan Brown held her breath. Her eyes grew round.(訳文)少女はぽかんと口をあけて、こんなの信じられないという顔でそれを眺めて いました。その目は満月のお月さまのようにまん丸くなっていました。( 私 )スーザン・ブラウンは息をひそめ、その目はまん丸になっていました。 この訳文、ものすごい意訳ですよね。 「こんなの信じられないという顔で」なんて、英文のどこにも書いてないし。 「満月のお月さまのように」という言葉も。 でも、私の訳よりは情景がうまく伝わっているのは確かです。 英文にもよるのでしょうが、ある程度であれば、内容を伝える為に英文に書かれていない ことを補足的に書いてもいい、という例なのかもしれません。(英文)"But they look nice ――don't they ? "(訳文)でも見たところ良い人(猫)たちだと思わない?( 私 )でも、かわいいわ――そう思わない? これは、空飛び猫を見ている人間の兄弟、人間を見ている空飛び猫のセリフです。 人と猫、お互いに相手を見た感想を同じ言葉で言っているという場面です。 なので、「look nice」の訳語には空飛び猫・人間の両方に当てはまる言葉をもって こなければなりません。 そういう意味では私の訳の「かわいい」も当てはまらないわけではありませんが、 お互いにまだほとんど初めて会ったばかりの、しかも少なからず警戒している相手に 対する感想としては不適切かな、と思います。 「人(猫)」とか「猫(人)」とかいう表現は避けたほうがいいのかな、と思って ああいった訳になってしまったのですが、もっと自由に、好きなように訳してみれば よかったです。(英文)He ate, and ate, and ate.(訳文)ジェームズはもうそれこそ夢中になって御飯を食べました。( 私 )彼は、食べて食べて、夢中になって食べました。 これは、怪我をしてまともにごはんを食べられなかったジェームズが、人間たちのおかげで ひさしぶりにごはんにありつけたという場面です。 けっこううまく訳せたな~と自画自賛の一文です(笑) 英文に書かれていない「夢中になって」という言葉を使うか使うまいか迷ったのですが、 この英文が伝えたいこと、を考えると「夢中になって」という言葉を使わないと私には うまく表現できない気がしたので、思い切って使ってみました。 訳文と私の訳を見比べていて思うのですが、私の訳は硬すぎて、日本語としてきれいじゃない ものが多いです。 なぜなのか、考えてみました。そして、思ったのが 「原文の理解が浅いんじゃないか」 ということ。 私の訳は、ただ単に言葉を英語から日本語に変換しているだけだなぁ、と思いました。 本当は、 1. 原文を読む 2. その情景や登場人物の気持ちを想像する 3. その情景が目に浮かび、登場人物の気持ちが手に取るようにわかる 4. 自分の言葉(=日本語)で、情景や登場人物の気持ちを表現する という手順を踏むことが必要不可欠なのかな。 3.までできれば、あとは自分の身に起こったことを書くのと同じようなものなのかも。 日記って、何も考えなくても自然な言葉になってるし。 私の場合、2.で止まっていることがほとんどだったような気がします。 3.までやれば、直訳だとか意訳だとか、これは原文に書かれていないだとか、そういうことを いちいち気にしなくても、ちゃんと原文の内容を反映した翻訳にできるのかな、と思いました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ とうとう第1章~第4章まで、空飛び猫 第1作目を勉強し終わりました! 長かった~!! けっこうへこんだりもしましたが、すごく勉強になりました せっかくなので、空飛び猫を勉強していて見つけた、私なりの翻訳のポイントを 書いてみようと思います。 「あれ?」と思ったところはきちんと調べる(単語とか) 情景や登場人物の気持ちが手に取るようにわかるまで、原文を読み込む うまい日本語を思いつかないときは、納得いくまで自分で考える 比喩・しゃれ・リズムなどに気をつけて訳す こういうことに気づくことができただけでも、空飛び猫を翻訳してみた甲斐がありました 次は「大きな森の小さな家」 がんばるぞ
June 12, 2008
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空飛び猫 第1作目、第3章。第2章の記事から1ヵ月半も経ってしまいました第3章は、子猫たちの森での冒険のお話です。1.(英文)Owl is not a quick thinker. She is a long thinker. (訳文)フクロウはそんなに素早く物事を呑み込むことができないのです。 ゆっくりと時間をかけて物を考える性格なのです。 ( 私 )ふくろうは頭の回転が速くありません。長く考えるのです。 英文の意味は理解しているけれど、それを日本語に置き換えられなかったところです。2.(英文)"This will not do ・・・" (訳文)「そんなことは、まったく、いけない・・・・・・」 ( 私 )「これはどうにかしなくちゃ・・・」 これは、空飛び猫を初めて見かけたときのフクロウのお母さんのセリフです。 訳文と私の訳、使っている単語はまったく違いますが、意味するところは同じだと 思います。 この程度なら、意訳の範囲内になるのかな?と思います。3.(英文)They all washed James's wounds till he fell asleep. (訳文)妹たちに傷ぐちをなめてもらっているうちに、ジェームズはやがて眠りこんで しまいました。 ( 私 )3匹は、ジェームズが眠るまでみんなで傷を洗いました。 訳文と私の訳とでは、受けるイメージがだいぶ違います。 訳文では、ジェームズが眠るかどうかにかかわらず、手当てをすることが目的のように 感じます。 私の訳では、ジェームズが眠ることも目的の1つであるように思われます。 どちらの訳でも文法的には間違っていないと思うのですが(傷は「洗う」より「なめる」 がいいと思います)、物語の雰囲気を考えると、訳文のほうがしっくりきます。4.(英文);for the Owl thinks slowly, but the Owl thinks long. (訳文)というのはフクロウというのは考えるのは遅いけれど、いったん考えがまとまると けっこうしつこい性格だったからです。 ( 私 )ふくろうは頭の回転が速くありません。でも、長く考えるのです。 1.とほとんど同じ文です。ただ、「long thinker」か「thinks long」か、という違い。 でもこの違いが大きいんですね。 long thinker:考えがまとまるまでに時間がかかる thinks long :1つのことについて長い間考えている というかんじでしょうか。 私はそこまで読み取れていませんでした。 そういえば、以前読んだ翻訳関係の本で、翻訳学校の講師の人の話としてこういうかんじの ことが書いてありました。 原文をうまい日本語にできない場合、原文を読み込めていないためにそうなっていることが よくあります。原文を理解しているつもりでも、実際は理解が表面的だったり、 誤解していたりします 1.と4.は、そのとおりですね。 ほかの文でも、おなじようなところがいくつもあります。 私はうまい日本語が見つからないとき、早く日本語にしたくて、いつも焦ってしまって 適当な日本語にしてしまいます。 お手本(訳本)を早く見たくて、考えることをやめてしまうんです。 でもこれって、お手本があるからこそ、できることですよね。 プロの翻訳家になったら、お手本なんてない。 自分で考えるしかない。 「納得がいくまで自分で考える」ということ。 わかっていたことだけど、いつの間にか甘えてしまっていました。 もう一度、肝に銘じてがんばろうと思います。 ちょっとくらい、訳すのに時間がかかってもいいさ
June 9, 2008
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最後にブログを更新してから、もうすぐ1ヶ月になります。実はこの期間、まったくと言っていいほど英語を勉強していませんでした。もともと「翻訳の勉強は時間があるときにやろう」というスタンスでやっており、平日もそれなりに時間が取れていたので、それで間に合っていたんです。ですが、3月ごろから仕事が忙しくなり、平日はなかなか勉強時間がとれなくなってしまいました。翻訳の勉強はしたかったのですが、いつもより疲れている状況で睡眠時間をけずって勉強すると、仕事・翻訳のどちらも中途半端にしかできない気がして、やりませんでした。1ヶ月もすれば、忙しいのも終わるだろうそう思ってあえて翻訳の勉強をしなかったのですが・・・。気づけば、1ヶ月どころか3ヶ月。もしこの忙しい状態が「ふつう」だとしたら、どうしよう?これまでが、ふつうよりも忙しくなかっただけかもしれない。だとすると、これからずっと、たまにしか翻訳の勉強をしないままなの?そう考えたとき、はっきりと「それは嫌だ」と思いました。だから、これからは、忙しくても勉強をやろうと思います。もちろん、体調に気をつけながら。疲れすぎると風邪をひいてしまうので。そして、目標を持ってやろうと思います。私の性格を考えると、勉強しづらいときこそ、しっかりとした目標がないと続けられないと思うので。で、その目標とは!!6月中に「大きな森の小さな家」の第1章を訳して、訳本と見比べて勉強すること!「大きな森の小さな家」シリーズは私が小さい頃から家にあった本で、保育園の頃は毎晩、布団に入ってから母に読み聞かせてもらっていました。大好きな本で、自分で本が読めるようになってからも何度も読み、今では一文一文を覚えているところもかなりあります。なので、この本だと原文を見ながら自分で訳を考え、同時に訳書と見比べることができるので前回の記事に書いた「書き手の立場で読む訓練」にもなるんじゃないかな、と思っています。もしかしたら、日本人が書いた文章を読んだほうが「書き手の立場で読む訓練」にはなるのかもしれないけど、翻訳とそれと、両方やる余裕はなさそうだから。もちろん、空飛び猫の翻訳は、「大きな森の小さな家」を始める前に終了させるつもりです。忙しさにかまけて勉強していない、そんな自分に嫌気がさしていた今日この頃ですが、もう一度気合を入れて、がんばろうと思います
June 8, 2008
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