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愛車プジョー306が3回目の車検を迎えたので、ディーラーに入庫してきました。 今回の事前見積もりは約20万円。この時点で既に国産車の場合と比べ2割くらい割高ですかね。しかもこれは「何もなければ・・・」の費用なので、もしあちこち修理すべきところが出てくると、これに加算されていくわけです。前回の車検の時はタイミングベルトを交換したこともあって総額30万。今回はそこまでは行かないと思います・・・というか、思いたいです。 車検の時期だけは、外車に乗っていることが辛くなりますなぁ・・・。 それでも、私の愛車はフランスの大衆車・プジョーだからこれで収まっているので、これがベンツとかBMWとかポルシェになると、こんな額じゃ済まないそうですからね。たちどころに50万円コース、100万円コースになるという話も聞いています。ま、そういう車に乗っている人は、そんな出費、痛くも痒くもないのでしょうが。 それにしても、ほんと、車検制度ってどうにかならんもんですかねえ。今どきの車は故障しないんですから、2年毎に車検通す必要なんかないですよ。3年毎でいい、3年毎で! まったく腹立たしいなあ。政府も議会も、こういう国民の暮らしに係わることの是非についてちゃんと審議してくれって! さてさて、お腹立ちはこの辺にいたしまして、ワタクシ、ディーラーで車検の手続き待ちしている間、備えつけの雑誌を読んで楽しんでいました。 最初に手にしたのは『エスクワイア』誌。「日本で食べられる極上イタリアン」みたいな特集でしたけど、写真の撮り方がいいのか、どれもこれも旨そうです。名古屋近辺のイタリア料理店も何軒か紹介していたので、心のメモ帳にカキコ、カキコ・・・。 で、次に手にしたのが『レオン』。・・・だったのですが、なんですか、この雑誌は?! 同誌の専属モデル・ジローラモさんが至る所に顔を出して「チョイ悪・オヤジはこのシャツで決める」だの、「チョイモテ・オヤジはこの店で口説く」みたいなことを指南しているのですけど、「はぁ~?」ってな感じです。これ、一応男性ファッション誌・ライフスタイル誌なんでしょうけど、「女性にもてるにはどうすればいいのか」というコンセプトがあまりにも前面に出過ぎて、なんだか逆に哀しくなってきますなあ。 大体、普通の日本人のおっさんが、ジローラモさんみたいな格好をして、女性を口説くか? そもそも、いつ・どこで・誰がそんな「パーティー」をやっているんだ? いやー。少なくとも私自身のライフスタイルから言って、何の参考にもならない雑誌ですね。・・・でも、それじゃ一体、どういう人たちがこの雑誌を支持しているんだろう・・・。分っからん! で、そんな雑誌を読んでいるところを人に見られて、「あ、この人、女にもてたいんだ・・・」なんて思われたら恥ずかしー! と思ったので、そそくさとマガジンラックに返却。そしてあっさり『モーターマガジン』とチェンジ! これなら、読んでいるところを人に見られても、「ああ、この人は車が好きなんだな」と思われるだけだし、事実その通りですから! 人は付き合っている友達によって知られる、とか、書架の本によって知られる、なーんてことを言いますが、雑誌によっても、その人の人となりって知られますよね。 とはいえ、自分のライフスタイルにドンピシャリってな雑誌はなかなかないもので・・・。私にも『Pen』とか『ENGINE』とか『図書』とか『ちくま』とか『フィガロ』とか『エスクワイア』とか『自給自足』とか『カーサ』とか『Living,ETC』とか『エル・デコ』とか、その他何冊か愛読の雑誌がありますが、それぞれ帯に短し、襷に長しってな感じです。 誰か、本が好きで、古本が好きで、デザインが好きで、車が好きで、文房具が好きで、建築が好きで、絵画が好きで、ジャズ&ロックが好きで、時計が好きで、食べることが好きで、旅行が好きで、田舎暮らしに憧れている男性向けの雑誌を作ってくれないかしら!
February 28, 2007
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昨夜、アーヴィング・ウォレスという作家の書いた『チャップマン・レポート』という小説を読了してしまいました。この本、1960年に出て200万部以上を売り上げたベストセラーなんですが。 この本の主要登場人物の一人、チャップマン博士は「性科学」の研究者で、アメリカ人の性行動を大々的に調査しているんです。もとは動物学者だったのですが、有名な『キンゼイ・レポート』などに触発され、独身男性の性行動について調査して発表したらこれがセンセーションを巻き起こし、あれよあれよという間に時代の寵児になってしまった。そこでついついさらなる野望を抱いてしまった博士は、今度は既婚女性の性行動を調査すべく、三人の弟子(ポール、ホレス、キャス)を引き連れてアメリカを横断しながら数千人規模のアンケート行脚をしている最中、という設定です。 で、そのアンケート調査ですが、これがまた実に詳細なもので、子供時代・思春期の性行動から結婚前の性行動、結婚後の性交渉、さらには婚外交渉に至るまで、回数、方法、満足度などあらゆる側面について詳細に数値化する、という試みなんですな。当時のアメリカは「性革命」以前の時代。チャップマン博士としては、「秘め事」として隠されたアメリカ人の性行動のすべてを白日のもとに晒し、「自分は他の人と違うのではないか」というような思いに人知れず悩んでいるアメリカ人を解放してやろうという壮大な野心を持ってこの試みに取り組んでいるわけ。 もっとも、このような彼の研究に対しては、批判者もいないわけではない。とりわけ手強いライバルなのがジョナス博士。彼は「愛は数字では表せない」という立場からチャップマンの調査・研究のバックボーンたる「数値化」のアプローチを痛烈に批判しているばかりでなく、チャップマン博士の調査が科学的真実の追究というより、自身の名声を上げる為に性急に行われていることに強い懸念を示し、チャップマン博士が資金の調達を狙っている「ゾルマン財団」に対し、批判的なレポートを書き続けているんです。というわけで二人はまさに犬猿の仲。チャップマン対ジョナスの構図は、この小説の主筋の一つになっています。 しかし、この小説の本当の旨味は、やはりチャップマンのアンケート調査を受けることとなったロスアンゼルス郊外の高級住宅地ブライアーズの主婦たちをめぐる物語にあります。一見、平和で何一つ不自由なく暮らしているかに見える彼女たちの生活が、「性行動」の面から見ると、実は波瀾含みのものであることが、次第に明らかになっていくんですな。 上辺はキレイだけど、一枚めくればドロドロ。そんな人間関係のドロドロを、町ごとそっくり描き出す。これぞまさに「アメリカ(大衆)小説」の醍醐味でございます。アメリカの小説ってのは、結局、「町小説」ですから。 で、じゃあ具体的にはどんなドロドロなのか。例を挙げて見ましょう。 たとえばアーシュラ・パーマー。会計士の夫ハロルドと暮らしながら、平凡な雑誌記者としての仕事を続けているのですが、今回チャップマン博士の調査対象になったことを千載一遇のチャンスと見ているんです。つまり、自分の「性の履歴書」を調査員に語った経験を面白おかしく記事にすることでセンセーションを巻き起こし、あわよくば雑誌の共同編集長にのし上がろうという野心を燃やしているんですな。しかし、その地位を約束してくれている雑誌の編集長は、半ばアーシュラを愛人にしようとしていることは見え見え。さてアーシュラは、自分の「性の履歴書」を売りものにし、さらに夫を裏切ってまで、野心の実現を目指すことになるのかどうか・・・ たとえばテレサ・ハーニッシュ。画廊を経営しているジェフリーとの仲はまずまずですが、夫婦揃って「知的」であることを誇りにしてきた彼女は、次第に知的な夫、知的な仲間とのパーティなどに飽き飽きしてきている。そのことをチャップマン博士の調査を通じて認識した彼女は、このままではいかん、と思うわけですよ。で、そんな思いもあって、彼女のお気に入りのビーチで偶然出会った若いフットボール・プレーヤー、エドの逞しい肉体に惹かれていったテレサは、この野性児との情事が彼女をより魅力的な女性にし、ひいては夫・ジェフリーをも幸福にできるであろう、という思い込みに囚われ、思い切って若き筋肉マン・エドを誘惑にかかる・・・。さてテレサの誘惑は成功するのかどうか・・・ たとえばサラ・ゴールドスミス。夫・サムと二人の子供との退屈な日常生活を送っていた時、たまたま町のチャリティー芝居に参加し、そこで演出を担当したフレッドと愛人関係になる。フレッドには別居中の奥さんがいるので、まさにダブル不倫です。しかし、自分がそういう関係にあることが彼女にはむしろ誇りで、チャップマン博士の調査でも得意気にそのことを語るんです。ま、そこまではいいのですが、どうやらその奥さんがフレッドとの縒りを戻すため、テレビ界の大物である自分の父親に頼んでフレッドに大きな仕事を与える代わりに、サラとの仲を割こうと工作中らしい。そのことを知ったサラは、いよいよ大胆な行動に出るのですが、さて、サラは夫と二人の子供を捨て、メキシコまでフレッドの後を追うだけの腹を固められるかどうか・・・ たとえばナオミ・シールズ。幼少の時から愛を知らずに育った彼女は、どんなに体を重ねても常に愛情に飢えた状態を脱することができず、夫の他に何人もの愛人を作ってしまい、それがもとで離婚。それから数年経った今もなお、満たされぬ思いに苦悩しつつ、酒に溺れ、見ず知らずの他人との野放図な性愛に溺れ、生活は泥沼状態。さて、ナオミはこの地獄から抜け出せるのか・・・ たとえばキャサリン・バラード。空軍のヒーローにして退役後はテスト・パイロットとして名声を上げた夫・ボイントンを事故で失ったあと、「ヒーローの未亡人」を演じ続けてきたものの、実はボイントンとの性生活は最悪。それがトラウマとなっていまだに男性不信に陥っているキャサリンは、このまま一生、未亡人として人々から同情されながら生きていかなければならないことに諦めを感じつつ、そんな自分をかなぐり捨てたい思いにもさいなまれている。さて、たとえどんなに好きな男性が現れても、その人と愛を交わすことができない身体故、その人を避けてしまうキャサリンに、本当の愛はやってくるのかどうか・・・ ね、色々な「背景」を持った女性たちが出てきて、楽しそうでしょ? しかし、問題を抱えているのは女性陣だけではありません。チャップマン博士の3人の弟子たちもまた、それぞれ問題を抱えているんだ、これが。 たとえばホレス。彼はかつて結婚していたことがあるのですが、その愛妻が浮気している現場を目撃してしまい、離婚。それでもまだ彼女のことが諦められず、悶々とした日々を過ごしている。で、風の噂で彼の元妻が、ブライアーズの町に住んでいることを耳にした彼は、万が一、彼女がチャップマン博士の調査に協力することになり、「夫との性生活」を赤裸々に回答することになったらどうしよう、と戦々恐々です。と、ここまで書けば、彼の元妻がナオミであることは明らかですが、さて、ホレスとナオミはチャップマン博士の調査を通じて相まみえることになるのかどうか、そして二人の将来は・・・ たとえばキャス。彼は幼少の頃、自分の母親が見ず知らずの男とベッドインしているのを目撃して、これがトラウマとなり、世の女性、とりわけ「浮気をしている女性」に我慢ができない体質になってしまった。それがチャップマン博士とアンケート調査のツアーにでて、各地で主婦たちの「婚外交渉」の実態をつぶさに聞き取り調査しているわけですから、ノイローゼにもなろうというもの。で、ある時、自分が面接した女性、しかも自分のタイプの女性が、堂々と「浮気をしている」ことを告白したものですから、トチ狂った彼は彼女のストーカーとなり、彼女をレイプしようと試みるまでになってしまう。さて、彼の運命は、そして彼に狙いをつけられてしまったサラ・ゴールドスミスの運命やいかに・・・ とまあ、こちらも波瀾万丈です。 しかし、この小説の一番のロマンスは、チャップマン博士の一番弟子ポールと、ヒーローの未亡人・キャサリンをめぐるものでしょう。35年間、待ち続けた理想の妻の姿をキャサリンの中に見たポールは、「調査対象との個人的な接触」という御法度を破って、敢えてキャラリンにアタック。で、キャサリンもポールに惹かれていくのですが、例のトラウマゆえ、ムードが盛り上がってきたところでポールを突き放してしまう、その繰り返しで、二人の仲は一進一退。ポールは悶々とします。 さらにニンフォマニア・ナオミが自ら好んで巻き込まれる輪姦事件や、キャスによるサラ・ゴールドスミス凌辱殺害事件など、アレアレというような事件に巻き込まれ、それが間接的にはチャップマン博士の調査によってもたらされたものであることを知るにつけ、さらにそうした破廉恥な事件をメディアから遠ざけ、なんとか自分と自分の大事な調査を守ろうと保身に努めるチャップマン博士の姿を見るにつけ、ポールは、チャップマン博士の「数値化」のアプローチの限界を見、むしろ彼と対立するジョナス博士の個別診察による方法論こそ、アメリカ人の愛の問題に深く係わっていけるのではないかとの思いが募り始めるんですな。 さて、ポールは、尊敬する師匠であり、また「精神的父親」でもあるチャップマン博士と対決し、決別ができるのか? そしてトラウマに苦しむ恋人・キャサリンを解放し、自らの幸福を掴めるのか? ま、そんな小説です。下世話な意味では、面白いですよ。当時200万部のベストセラーになったことも頷けます。 しかし・・・この小説が、読者の(私の)心に何がしかのものを残したかというと・・・それはないですね。あー面白かった、で終わる小説です。 やっぱり、大衆小説って限界あるなー! 大衆小説と文学史に残る名作とでは、その差は大きいですわ。 第一、今から半世紀ほど前に出たこの小説、今、新本で入手できないんですもん。私はこの本を買うのに、うちの大学図書館に頼んで研究費で買ってもらったんですが、ハードカバーであれ、ペーパーバックであれ、新本はないと言われ、結局、ペーパーバック版の古本で購入せざるを得なかったくらい。しかも乱丁のおまけつき。 いかに200万部のベストセラーになっても、文学としての命が50年持たないというのでは・・・。 この辺が、大衆小説を研究することの哀しみでもあるんだよなー・・・。ベストセラーが生まれる現象は現象として面白いんですけど、その元となった現物は読んでも価値がないという・・・。 というわけで、この『チャップマン・レポート』、面白かったような、時間の無駄だったような、複雑な読後感でございます。上の梗概を見て「面白そう」と思った方だけに、まあ、おすすめ・・・と言っておきましょう。さすがベストセラーだけあって英語は読み易いので、古本で入手して英語の勉強として読み飛ばす、なんて使い方をするつもりなら、それなりに面白いですよ。 さて、次に私が読もうと思っているのは、エリック・シーガルの『ラブ・ストーリー』です。ライアン・オニール、アリ・マッグロー主演の映画でも知られるこの小説、果たして私の心に何がしかのものを残せるのでしょうか? それはまたいずれ報告することといたしましょう。
February 27, 2007
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三遊亭円楽さん、引退ですってね。ちょっと驚きました。 でも、脳梗塞から復帰した高座で、堂々40分にわたる人情噺を披露したあと、その出来に納得がいかないということでその場で引退表明とは、なかなか大したことをやるじゃないですか。男を上げましたな。 ま、落語のことにはさほど詳しくない私でありまして、円楽さんの何たるかを云々出来るものではないのですが、彼が私の好みのタイプの落語家かというと、そうでもないかな。私が好きなのは三遊亭圓生(6代目)ですからね。圓生はハンサムでしたし、所作・振る舞いがどことなく上品で、粋で、好きでした。そういう点からいうと、円楽さんだけでなく、たとえば柳家小さんとか、立川談志とかも含め、後の時代の噺家はみんなダメ。唯一、古今亭志ん朝はなかなかの男振りでしたが、残念ながら早死にしちゃって・・・。 てなわけで、個人的に円楽さんには思い入れといえるほどのものは持ち合わせていないのですが、それでも円楽さんの話し方、口調はいかにも東京・下町を思わせるもので、そこがちょっと好きだったなあ。私にはかつて小岩に親類のおばさんがいて、そのおばさんの口調が円楽さんとまったく同じでしたからね。顔も似ていたし。そういう意味で、噺家としてというよりは、「親類のおじさん」みたいな人として、私には懐かしい人でした。そういう人が、今後あまりお茶の間に姿を見せなくなるということになりますと、ちょっと寂しい気がしますね。 大体、あんなでかくて立派な面のおっさん、最近の日本で見かけませんもんね。あれが見られなくなるだけでも寂しいですわ~! しかし、それを言ったら、懐かしい人はみんないなくなっちゃっいましたね。『笑点』のメンバーに限っても、三波伸介が死に、三遊亭小円遊が死に、座布団運びの松崎真が死に・・・。こん平やこぶ平の師匠である林家三平も、とっくのとうに死んだしなあ。 そんな中、また一人、子供時代からテレビなどで慣れ親しんだ「円楽」というキャラクターが一線を退くのかと思うと、ほんと、寂しい限りです。 円楽さんは、脳梗塞のリハビリ中であると同時に、腎臓人工透析をなさっているということですが、この先、どうか身体を大切にして、一日も長く、大きな面をして、日本の落語界を陰から支え続けてもらいたいもんだと思います。
February 26, 2007
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今日は国立大学の前期2次試験の日。私も英語の試験の採点に駆り出されておりました。 しかし・・・今年は受験生の数がガクっと減ったなあ。答案の数が激減したことは、採点していると如実に分かります。採点作業が楽になりますからね。ま、楽になるのはいいんですけど、反面、「大丈夫か、うちの大学・・・」と不安に駆られましたわ。倍率が減れば、当然新入生のレベルも落ちますから・・・。 なんか「大学全入時代」の足音が、ついにうちの大学にも聞こえてきた感じだなあ。 全入時代が到来したら、淘汰される大学も出てくるだろうな、と漠然と思っていましたけど、ひょっとしてうちの大学が淘汰される側だったりして。ひょえ~、洒落にならね~! ま、それはともかく、今日はまるで違う話題をひとつ。 私の教え子で女優の岩野未知のブログサイトを見ていたら、面白い占いコーナーが紹介されていました。「漫画キャラ占い」というのですが、誕生日をもとに、漫画のキャラクターに当てはめて性格を占ったり、その人にふさわしい職業などを教えてくれたりするんです。 で、私もやってみたんですが、結構当たっているんだ、これが! ちなみに私の漫画キャラは「ロビンちゃん」だそうで、このキャラの人の性格の人は・・・「あなたはとても協調性があり、人に対する思いやりにあふれる人です。人との争い事やトラブルを好まない性格は、周りの人からも好感を持たれ、好かれているはずです。反面、頑固で物事にこだわりすぎる傾向はマイナスとなってしまうので注意が必要」なんだそうです。「争いごとを好まない」「頑固なところがある」なんてところは当たってますね。 また「ロビンちゃん」キャラの人の好きなこと・長所は、「自分が嫌いと感じた時ははじめから避けてしまう傾向がある。根が頑固で、少し融通さに欠ける」だそうですが、特に前半は私そのもの。でも、これって「長所」かなあ? むしろ「短所」でしょ? そして「ロビンちゃん」キャラの人の適職はと言いますと・・・「社交的な性格が活かされる仕事で開花する。協調性があるので、組織の中でも、独立してフリーになっても成功するでしょう。事務職はやや不向きです。商社マン・学者・公務員・銀行員・カメラマン・デザイナー・演劇関係・画家・保母・作詞家・臨床検査官・華道家・パイロット・ディレクター・旅行関係・通訳・ガイド・編集者・取材記者・鑑定士」なんですって。 良かった~! 適職の中に「学者」「編集者」ってのがあるよ! それから「事務職はやや不向き」ですって! 大当たり~! というわけで、他愛もない占いですけど、興味のある方、この「漫画キャラ占い」、ぜひ一度お試し下さい。 これこれ! ↓漫画キャラ占い
February 25, 2007
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今日、NHKの番組の再放送で、ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』のモデルとなったトラップ家にまつわるドキュメンタリー、「サウンド・オブ・ミュージック マリアが語る一家の物語」を見てしまいました。ま、私もあの映画が実話に基づいたものだ、ということは知っていましたが、モデルとなったトラップ家を襲った数奇な運命の具体的な話はまるで知らなかったので、とても面白かったです。 で、このドキュメンタリーによると、もともとオーストリーの貴族であり、第1次世界大戦の英雄ゲオルク・フォン・トラップを家長に持つトラップ家は、世界大恐慌で銀行に預けていた全財産を失ってしまうんですな。貴族の生活に慣れていた一家としては当然ガックリくるわけですが、家庭教師の身分から9人の子供たちの母親となった孤児院出身(!)のマリアにとって、無一物の状態なんて別に驚くべきことではない。で、彼女の機転によって屋敷を寄宿舎つき礼拝堂に改装し、神学生用のアパートを経営することでなんとか生計を立てたりするんです。 で、その縁でこの屋敷に泊まりにきていたある聖職者の人が、トラップ家の子供たちの合唱力に目をつけ、彼らをコンクールに出場させると見事に優勝! かくして彼らはプロの合唱団としての仕事を始めるわけ。ところがヨーロッパですっかり有名になったこの合唱団を襲った次の悲劇がナチスの台頭なんです。オーストリーを併合したナチスは、トラップ家をナチスの宣伝のために使おうとするんですな。 で、これを嫌った一家は、アメリカでのコンサートを口実に国境閉鎖直前のオーストリーを脱出し、アメリカに亡命する。この辺はまさに映画で描かれたような展開です。 しかし、ここからがまたトラップ家にとっては試練だったんです。ヨーロッパと違ってアメリカではクラシックの合唱なんてまるで受けず、カントリーソングとかポップスじゃないとダメなんですな。で、トラップ家合唱団もなんとかアメリカナイズしたレパートリーを作り上げて対応するのですが、なかなか収入は伸びない。しかも、第2次世界大戦が勃発するとトラップ家も「敵性外国人」にされるという危機にも直面させられる・・・映画では描かれない部分ですが、実は随分ご苦労なさってたんですな。 しかし、こうした一連の危機もマリアの機転と不撓不屈の精神で乗り越え、トラップ家はアメリカ・バーモント州に土地を購入して自力で家を建設、今ではここが拡張されてロッジとなり、今でもトラップ家によって経営されているのだそうです。 で、こうした一連の話が、トラップ家の次女・マリアさんに話を伺うという形で構成されているのですが、92歳の彼女は今もかくしゃくとしていて、すごく魅力的なおばあさんになっていらっしゃいました。生涯結婚しなかった彼女ですが、ある程度お歳を召してからニューギニアで奉仕活動にたずさわるようになり、ついには現地の有望な青年を養子にして、82歳で「母親」になったとのこと。 ま、そんな感じのドキュメンタリーだったのですが、これを数奇な運命に翻弄されながら、決してくじけることなく、家族の団結だけを頼りに窮地を乗り越え、現在バーモント州で素晴らしい晩年を送っているトラップ家の人たち(現在も12人家族のうち7名が存命)の物語は、なかなか感動的でしたよ。 でまた、彼らがバーモント州に作り上げたロッジ、そしてその隣に建てられたマリアさんのお家が素晴らしいんですわ。私、建築に興味があるので、その家の造りを見ているだけでうっとりという感じ。それにしても、日本で大人気の「ターシャ・テューダー」の庭もバーモント州にあったはずですが、バーモント州の自然の美しさって、半端じゃないですね。トラップ家の人たちはアメリカ北東部の自然が故郷オーストリーの気候に似ていたことからここを選んだようですが、私も一度、バーモント州ってところを訪れてみたいものです。 ってなわけで、この「サウンド・オブ・ミュージック マリアが語る一家の物語」という番組、ひょっとするとまた再放送するかも知れませんので、見損なった方はぜひご覧下さい。教授のおすすめ!です。 さてさて、今日の私ですが、うちの大学の英文科で出している紀要の編集作業をしていました。前にも言いましたが、私はこの手の単純な編集作業というのがちっとも苦ではない・・・どころかむしろ好きなので、結構楽しみながら熱中して仕事をこなしています。同僚の先生方から預かった原稿に誤字・脱字なんかがあるとルンルンで訂正してしまったりして。 この仕事を引き受けるようになって今年で3年目ですが、毎年少しずつ改良を加えていて、今年も昨年度の反省点を採り入れつつ、プロの版組に負けないレベルのものを作ろうと頑張っております。さあ、このあと、もうちょっと仕事をしようかな。それでは、皆様、ご機嫌よう!
February 24, 2007
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今日は入試の代休で休みだったので、『幸せのちから』という映画を見に、家内と名古屋ピカデリーまで行って来ました。2月一杯までのタダ券があったのでね。 しかし、その前に地下鉄「池下」駅近くにある「ダイニングキッチンHIRO」というお店でランチと洒落込みました。街の洋食屋さん、という感じのお店です。 店に入って見ると、明るい店内には既にお客さんが一杯。辛うじてカウンター席がとれましたが、なかなか繁盛しているお店のようです。 で、我々が注文したのは「ヘルシー・ランチ」という奴で、スープにサラダ、5品程の料理が乗ったプレート、パン、そしてデザートにコーヒーがつくというもの。今日のプレートには「タンシチュー」「帆立貝のグラタン」「ポークソテー」「カジキのフリッター」「イワシの旨煮」が少しずつ乗っていたのですが、どれもなかなかおいしかったですよ。そしてデザートには紅茶のシフォンケーキ生クリーム添えがついてきて、こちらもグッド。これだけついて一人1000円を切る997円ですから、名古屋人の表現でいうと「お値打ち!」ということになるでしょう。この次はこの店ご自慢のタンシチューをガツンと食べてみようかな。 それにしてもこの手の小洒落た店の昼時って、客のほとんどが「奥様」連ですなあ! 20人くらいいた客の中で男は私一人でしたもんね・・・。後からもう一人おっさんが入って来ましたけど、アルファベットをデザイン化したド派手なシャツにベレー帽姿、妙齢の女性を引き連れて、ひと目で「堅気じゃない」ということが分かる御仁でしたからね。まともな男は私一人・・・。いや、他人から見たら平日の昼間に奥さんとランチなんて、とても堅気じゃないと思われていたのかも知れませんが。 さて、HIRO に満足した我らは名古屋駅に向かい、柳橋市場の中にある「丸中パーキング」という激渋の駐車場に車をとめ、そこから歩いてピカデリーへ。今回はセンチュリー豊田ビルの中にある方のスクリーンだったので映画館の設備もバッチリ整っていて快適、快適。 で、見てしまいましたよ、現実のウィル・スミス親子が親子役を演じる『幸せのちから』。(以下、ネタバレ注意) 医療機器のセールスマンであるクリス・ガードナー(ウィル・スミス)は、なかなか注文がとれず、そのあまりの甲斐性のなさに奥さんにも出て行かれてしまう始末。そんな失意の日々の中で、ある偶然から証券会社のブローカーの研修生になることになったクリスは、一人息子と救貧院的な施設にもぐり込んだり、果ては駅の公衆トイレの中に寝泊まりするようなどん底の生活をしながら懸命に業績を上げ、ついには厳しい競争を勝ち抜いて正規社員の地位を得る・・・。 とまあ、そんな感じの子連れ狼的サクセス・ストーリーでございます。もとは実話なんだそうですけどね。 ま、最終的にはサクセスする話なのが分かっているので、深刻な場面もそれほど辛くはありません。加えてウィル・スミスは愛敬があるし、彼の息子の坊やも可愛いし、それなりに楽しめる映画ですよ。私の印象批評点はちょっと甘く78点、合格です! 大体、ワタクシ、この種の「ゼロからスタートして成功!」みたいな話、好きなんです! 時々、「もし自分がもし孤児か何かで、頼るものも支えるべきものも何もなく、文字通りゼロからのスタートをするしかないという立場だったら、どんなに寂しく、しかしどんなに爽快な気分だろうか・・・」なんて考えますからね。その点から言えば、例の「捨て子ポスト」なんて上等ですわ! 時には~、母のない子のように~、黙って~、海を見つめていーたーいー・・・っと。 あ、さて・・・ちょっと話がズレましたが、しかし、この映画見ていて、つくづく思うのは、アメリカには確かに「有能な人材にはチャンスが開かれている」という快い神話が依然として存在するんだなあ、ということです。実際、全財産21ドルという状況にまで落ち込んだダメダメ・セールスマンがチャンスを掴み、一流の企業を興すことができる国なんですから。「アメリカンドリーム・オブ・サクセス」の神話はある程度現実的なものとして生きているわけですよ。 いや、もちろん私だって、単純にこの映画の話を鵜呑みにしているわけではありません。しかし「私が直接知っている現実」のレベルで見ても、私の親友でイランからアメリカに移住し、年間学費5ドルの夜間学校に通って英語を学び、市民権を取り、大学に通って学位を得、政府の仕事をするようになり、家を買い・・・と着実にアメリカ社会の一員になりつつある奴がいますからね。彼だって、いわばゼロからスタートの組ですよ。それに比べて、たとえば日本に働きに来ている外国人のどのくらいが、私の親友のイラン人と同じようなチャンスをもらっているかを考えれば、アメリカの「サクセス神話」ははるかに現実的だと思わざるを得ません。 ・・・私も、性に合わなくなってきた教職辞めて、別なジャンルの仕事にサクセスを求めてみようかな・・・。どっかに「見習い求む。4ヶ月後に社員にするかどうか決定」なんて仕事ないかしらん。 ただ、この映画で描かれている「ブローカー」の仕事については、果たして自分に向いているだろうか? とは思いましたなあ。そもそも「金融商品」なんて、あまりにも条件が複雑過ぎてどの会社のが一番いいかなんて素人には分からないじゃないですか。ひょっとしたら売ってるブローカーだって分かってないのかも知れない。それをユーモアのセンスと押しの強さととろけるような笑顔を武器に口八丁手八丁で売るわけでしょう。そうやってガンガン成績上げてのし上がって行ったとしても、いつか精神的に行き詰まるような気がするんですよね~。 ま、別に私がブローカーにならなくてもいいんですが・・・。 とにかく、自分に向く仕事があって、それで飯を食っていけてこそ、「幸せのちから」なんだよなあ・・・と思いましたね。 ってなわけで、『幸せのちから』という映画をきっかけに、そんなことをつらつら考えさせられた今日一日でありました、とさ。
February 23, 2007
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ちょっとだけ話題にはなったものの、その後あまり噂を聞かないウィンドウズVista。「どうせ最初は初期トラブルがあるから、しばらくは様子見」、あるいは「XPで十分。保証期間も延長されたし」という人が多いのではないでしょうか。 そんな、Vistaマシンを購入してしまった私・・・。もっとも自分用じゃないんです。父用にね。 何せ今、父が使っているのは「ウィンドウズ98」マシンで、さすがに古いんですな。これでデジカメ写真を扱ったり、それを最新のプリンターでプリントアウトしようとするものだから、まあ色々トラブルが多いわけ。 で、実家に帰っている時など、私も動かして見るのですが、こちらの予想とはまったく異なる反応をしてくれるもので、どうしようもない。「ほら、ここをプルダウンして・・・あれ、出ない」とか、「そういう時はとりあえず右クリックで・・・あれ、出ない」なんてことは日常茶飯事。ま、ウィンドウズ98が出た頃には、デジカメがこんなに普及するなんて予想してなかったでしょうしね。 大体起動するのだって、5分くらいかかりますから! で、いくらなんでもこいつはもう寿命だ、ということになり、新しい奴をプレゼントすることにしたわけですよ。 買ったのは富士通FMVのNF50UというA4ノートで、Vistaホームプレミアム搭載、オフィス2007搭載、メモリー1ギガ、ハードディスク100ギガというシロモノ。一昔前のことを思えば夢のスペックですが、今の基準で言えばこれでも「必要十分」程度かも知れません。ま、新しいのは私が使うことにして、今私が使っているXPマシンを父にあげる、ということもちょっと考えたのですが、生憎、私のXPマシンはコンパクトなB5ノートで、目の悪い父には画面が小さ過ぎて使えないんですな。 ちょっと高いプレゼントですけど、最近の父はデジカメ命ですからね。楽しんで惚け防止になるのなら、いいかな、と。 ということで、やや他人事ながら、注文した新しいパソコンの到着を心待ちにしている私なのでした。
February 22, 2007
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今日、NHKの衛星放送でやっていた『望郷』(1937)を見てしまいました。フランスの名優、ジャン・ギャバンの出世作ですな。 ジャン・ギャバンってのは、私の母がファンで、昔からいかにカッコいいか、という話はさんざん聞かされていましたが、今回、この作品を見た限りにおいては、残念ながら今一つ、その良さが分かりませんでした・・・。 ギャバン演じる強盗の首領・ぺペは、フランスを追われ、今やアルジェのカスバという町に潜伏しているんですな。ここはフランス領とはいえ、一種のコスモポリタン都市であり、またペペは地元住人の間で絶大な人望を得ていて、その厚い庇護を受けているので、警察としてもなかなか彼を捕まえられない。 そんな時、ぺぺはフランスからこの地に遊びに来たある金満家の女友達に出会って恋に落ちてしまうんです。ま、彼女に恋をしたというか、彼女が思い出させてくれるパリの空気にやられてしまった、という方が正確なんですが。とにかく、ペペは日頃の用心深さもどこへやら、彼女に会うため、そして彼女とともにフランスへ帰国するため、隠れ蓑たるカスバの町を出て、港から船に乗り込もうとする。 しかし、長年彼をつけ回していたスリマン警部がペペの心情を読んでおり、無防備になったペペを船上で逮捕、恋人を乗せてフランスへと出航する大型客船を見送りながら、ペペは隙を見て自らの命を断ったのでした・・・(FIN)。 ・・・ってな話なんですけど、どうですかねえ。2年も囲っていたイネスという情婦をあっさり捨てて新しい女に走る、というところも可愛げがないし、全体としてジャン・ギャバン演じるぺぺに、そんなに深くは入れ込めませんでしたなあ。彼の「望郷」の念といったって、何だかとってつけたような感じで、映画を見ているだけでは共感しようがないんですもん。 ということで、私のこの映画に対する印象批評点は・・・ 70点・・・かな。ギリギリ合格にしたのは、ギャバン・ファンの母に免じてのことで、本当は65点くらい、もちろん不合格です。映画史に残る傑作と聞いていた割には、大したことない映画ですな。少なくとも私にとっては、ね。 唯一笑えたのは、劇中、新しい彼女とデートすることになったぺぺが浮かれてシャンソンを歌うシーンで、彼の歌に誘われてカスバの町の人たちまで踊り出す、みたいなところです。このシーン、いかにも口パクっぽいんですけど、実は本当にギャバンが歌っているんですってね。そうだとすると、ギャバンってのは、無骨なギャングっぽく見えて案外芸達者な人なのかも知れません。 ま、ギャバンのカッコよさに関しては、もっと他の映画を見てから判断することといたしましょう。 さて、実は明日、大学院の修士論文の口頭試験があり、私はそれの審査員(副査)になっているので、今日は一日、当該の修士論文を読んでいました。内容は文学関係ではなく、英語教育関係の論文だったのですが、いかなる意味においても「どういうふうに勉強すれば英語が上達するのか」という私の長年の問いへの答え出してくれる種類のものではなかったので、ガッカリです。 しかし・・・そもそも「英語教育」の研究ってものには、「どういうふうに勉強すれば英語が上達するか」ということの他に、出すべき結論ってあるんでしょうか? 私はないと思いますけどねぇ。で、そのことに対し、筆者なりの解答が出ていないのですから、明日の審査では、厳しい対応をせざるを得ませんな。ご用心、ご用心。この釈迦楽、納得できない修士論文に対しては、ホームシックにかかった甘ちゃんギャングのぺぺなんかよりよっぽど厳しいぜ!
February 21, 2007
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いや~、今のマンションに引っ越して10年ちょい、とうとう管理組合の理事にさせられてしまいました・・・。今日、その初会合に出席してきたんですけどね。 しかし、出席してみてびっくり。マンションの管理組合の理事は、地元の自治会の役員も兼任するのだそうで、私も「環境保全」みたいな役員にさせられてしまいました。年に2回、町の大掃除に駆り出され、中心的な役割をさせられるんですって。 嫌・だ・ね~! 私、この種の仕事が存在する意味が分からないです。私はただ誰にも迷惑をかけずに、静かに暮らしていたいだけなのに、どうしてそうさせてもらえないのですかね・・・。 たとえば自治会の仕事の中には「盆踊り」の企画、なんてのがあるそうですが、そりゃ、そういうのをやりたい人がいれば、仲間を集ってやるのもいいですよ。またそのために自治体として資金がいるのなら、私も喜んで相応分を寄進しましょう。 しかし、そういうのをやりたくないという人だっているはずなのに、なんでそこに住む全員が問答無用で引きずり込まれなきゃいかんのですか。 それでもまだ私なんかは元気だからいいですけど、もっと可哀相なのは上の階に住んでいる老夫婦です。ご主人の方がお体の具合が悪く、介護が必要な状況なんですが、今回、私と同時に強制的に管理組合と自治会の役員にさせられてしまったんですな。後で奥様に話を伺うと、そういう面倒に巻き込まれるのが嫌なので、わざわざ一戸建ての家を売り、1年程前にこのマンションに避難してきたというのにと、嘆いておられましたが、もうお気の毒という他ないですよ。ま、ご主人の体調を勘案し、役職の中でも一番軽い仕事を割り当てられていたようですけどね・・・。 しかし、その反面、重い役職に当たってしまった運の悪い方もいる。一番大変なのは自治会長の役職で、これに当たると、なんと年間30回ほどの会議に出席しなければならないそうで、その会議というのがたいてい土日の昼間なんですって。それじゃ、自治会長になってしまったら、その一年間、休みがないような状態じゃないですか・・・。幸い私はその役職には当たらなかったものの、もし当たっていたらと思うとぞっとします。 ま、もちろん、管理組合とか自治会というものにはそれなりの存在意義があるんでしょう。しかし、私はそんなものがなくても暮らせる町に引っ越したいもんですなあ。 ついでに言えば、仮に我が家に子供がいたとした場合、小学校の行事に参加させられたり、PTAみたいなのに巻き込まれるのかなあ、と思うと憂鬱です。実際、そういうのが嫌だ、と思っている人が多いから、少子化が進むんじゃないでしょうかね・・・。 あー、管理組合理事・自治会役員になってしまったこれからの一年、憂鬱だ~! もー、わけ分からん!!
February 20, 2007
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愛車のスバル・R2にリコールがかかっていたので、近くのスバル・ディーラーに行って無償修理をしてもらってきました。 排気管の取り替えだけなので、修理時間は約30分。で、車好きのワタクシとしては、その間を利用してディーラーに展示してあったスバル車に乗り込んでみたりして、大いに楽しんできましたよ。 まずはスバルの誇る中核車種・レガシィを見たのですけど、内・外装ともになかなかいいですね。最新のモデルは走り味を3段階に変えられる「Siドライブ」が付いていて、ATも5速。ステーションワゴン・タイプですから荷室も広々。ただ、後部座席の背もたれがやや寝ているのが難点かなあ。私はどちらかというと背もたれが立っている方が好きなんですよね。 で、もう一台展示してあった「フォレスター」の方も見ましたが、こちらの内装はレガシィほど豪華ではないものの、なかなかシンプルかつ合理的に作られており、また後部座席の背もたれの角度もちょうどいいくらい。でまた荷室が広い、広い。これならたいていのものは収まってしまうでしょう。なかなか使い勝手の良さそうな車でしたよ。 またこの車はレガシィ以上にアウトドアを意識して作られており、最低地上高が高めにとってある(つまり普通の車より座席の位置が高い)ので、車に乗り込む時にあまり屈まなくて済むんです。そういうところも、なかなかよろしい。 というか、ワタクシ、実はフォレスターという車に対して先入観的に好感を持っているんですよね~。同僚で一人、こいつのターボ車に乗っている奴がいて、一度運転させてもらったんですが、最新の水平対向エンジン、すごいんだ・・・。かつては「バタバタバタ・・・」という独特のエンジン音があったスバルのボクサー・エンジンも、等長・等爆システムを導入してからウルトラ・スムーズになっちゃって、その滑らかで果てしのない回転の上昇はとてもターボ車とは思えないほど。 でまた、もう一人、私の知り合いに八ヶ岳にログハウスの別荘をお持ちの老教授がいるのですが、その教授がフォレスターに乗っていらっしゃって、それがとても似合っているんです。何しろ八ヶ岳ですから冬場は雪道になることが多く、それでこういうアウトドア系の四輪駆動車に乗っていらっしゃるわけですが、老教授が高級セダンではなく、わざわざこういうタフな車を選んで乗っているなんて、カッコいいと思いませんか? ワタクシ、そういうのにちょっと憧れちゃうんですよね。 ただフォレスターはねー、いかに質実剛健な四輪駆動車とはいえ、外装がいかにも無骨で芸がなさ過ぎなんだよな~。もう少し洒落たデザインのシャシー、作れないもんですかね・・・。もしこの内装、このエンジン、この四駆システムが、一昔前の「クライスラー・ジープ・チェロキー」的なデザインの外装を纏って売りに出されたら、思わず手が出るんですけどねぇ・・・。 ここ数日、ダイムラー・クライスラーの北米部門(すなわちクライスラー)の経営不振のニュースが業界の噂を賑わしていて、GMに買収されるのでは、とか、中国系の自動車会社が買収するのでは、などと言われていますが、いっそトヨタの資金を使ってスバルがクライスラーを買収し、スバル車にジープの皮をかぶせてアメリカでガンガン売っちゃえば? 四駆のスペシャリストのスバルと、アメ車の中ではデザイン部門が一番優れているクライスラーが組めば、結構シナジー効果があると思うんですけど・・・。スバルの後ろ楯たるトヨタとしても、アメリカにおけるライバルが一つ少なくなっていいんじゃないの? あれ・・・、今、適当に思いつきで言ってみましたけど、これ、案外いいアイディアだったりして。スバルさーん、というか、トヨタさーん。どうよ、この釈迦楽案? とまあ、そんなことを勝手に空想しつつ、しばし好きな車に触れて、至福の時間を過ごしてきた今日のワタクシだったのでした。今日も、いい日だ!
February 19, 2007
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故あって、NHKのお笑い番組『爆笑オンエアバトル』の公開収録に参加してしまいました。 今回の収録は「チャンピオン大会」の準決勝ということで、既に実績のある10組の若手お笑い芸人さんたちが登場し、この中から5組が決勝進出となるのですが、実際に彼らの芸を見てみて、この業界も厳しいもんだなあ、と思いましたよ。 何が厳しいかというと、まず何よりも「面白いことを言うだろう」と期待している人たちを笑わすのが難しい、難しい。彼ら若手芸人としては、必死に努力してネタを作っているのでしょうが、少なくとも私の目から見ると、そんなに面白くないです。10組のネタ2時間かけてすべて聞いて、私が少しでも笑ったのは2回くらいでしたかね。 で、それぞれの芸人さんたちは、ネタを披露した直後に審査員の採点を受けるのですが、この採点がまた厳しい。受けた芸人さんと、受けなかった芸人さんでは、得点が倍くらい違いますからね。公衆の面前で「お前たちは面白くなかった」と言われるわけですから、得点の低かった連中はへこむでしょうなあ。 ちなみに私は採点員ではなかったのですが、それでも私の採点と採点員たちの採点はほぼ一致していました。ちなみに今回、私が見た中で一番面白かったのは「タイムマシーン3号」の面々による「引きこもり」をテーマにしたネタでした。今回の収録分は3月10日の深夜に放送されるそうなので、興味のある方はご覧下さい。 しかし、こういう若手の奮闘ぶりを見ていると、現在、「お笑い芸人」として認められている人たちというのは、相当なもんだ、ということが分かります。「爆笑問題」とか、「くりぃむしちゅー」とか、独立して番組が持てるような連中というのは、ほんの、ほんの一握り。天才じゃないですかね。 ちなみに、私が現在一番注目しているお笑い芸人さんは、「アイパー滝沢」です。子供の歌を「その筋の人」の歌に変えてしまう彼の芸風、いいですよ~。「さっちゃん」さっちゃんはね、さち子っていうんだ、娑婆ではね。だけど犯罪者だから自分のこと番号で呼ばれるんだ網走の、○○。 こういうふうに文字で書いてしまうとぜんぜん面白くないですけど、彼が歌うといいんだ、これが。 でも、ま、テレビの公開収録というものに初めて参加して、「なるほど、テレビってこうやって作っているんだ・・・」というのがよく分かりました。 何事も勉強ですよ、勉強。
February 18, 2007
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『ビッグイシュー』という雑誌をご存じでしょうか。 少し前に「ホームレスが売る雑誌」としてこの雑誌のことが紹介されているのを何かで読んで、「ふ~ん」と思ったことがあったのですが、最近、また別なところでこの雑誌のことを読み、ようやくその仕組みが理解できました。 もともとアメリカでホームレスの人たちがフリーペーパーを売って生計を立てていたらしいのですが、それを見たとあるイギリスの企業家がこいつは面白いってんで母国イギリスに帰り、『The Big Issue』というホームレス援助雑誌を作ったのが始まりなんですって。今から15年ほど前の話ですが。 それが今では世界28ヶ国で独自に編集される雑誌に成長したのですが、日本版も既に65号が刊行されているらしい。 で、この雑誌の販売方法というのが実に面白いんです。まず身元のしっかりしたホームレス(というのも変ですが・・・)に『ビッグイシュー』10冊が無料提供されるんですな。で、この雑誌は1冊200円ですから、10冊売れば2000円の収入ですよね。で、今度はこの2000円を資本にして、『ビッグイシュー』をさらに仕入れて売るんですが、今度は1冊売る毎に売り上げの55%が販売員の収入になる。つまり、1冊売ると110円の収入になるわけです。ま、こんなふうにしてどんどん売り上げを増やしていけば、収入も増え、生活も安定する、という仕組みになっているんです。 ね、面白いでしょ? 無料提供される最初の10冊の売り上げを元に、徐々に資本を増やしていくというところがすごく楽しいじゃないですか。ホームレス版わらしべ長者や~! で、これワタクシもちょっとやってみたい! と思ったのですが、ちゃんとしたホームレスじゃないと販売員にはなれないんだそうです。元来がホームレス支援のための雑誌ですから。 でも雑誌の内容自体は別にホームレスとは関係がなく、たとえば今発売している第65号ではアメリカの映画俳優のウィル・スミスのインタビューが載っていたり、特集記事では「冬ごもりを楽しむ」と題して、イラストレーターの植草桂子さん、園芸家の柳生真吾さん、帽子デザイナーの鏑木和恵さんらの記事が載っているそうですから、雑誌自体としても結構面白そうですよね。 で、この雑誌が手に入れられるのは、日本全国の大きな鉄道駅などで、たとえば名古屋ですと名古屋駅桜通口交番付近とか、名鉄名古屋駅出口前、あるいは名古屋駅松阪屋前あたりらしい。私も、名古屋駅の方に用事で出かけた折には、販売員の姿を探してみようかな。 それにしても、この世の中には、面白いシステムを思いつく奴がいるもんですなあ! アイディアってのは、ほんとに無尽蔵なんですね。私もこういう発想の面白さに、いつまでも敏感でありたいものです。
February 17, 2007
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前から食べたいと思っていた「メガマック」、食べちゃいましたよ、ついに。 既に食べたという友人たちから、「厚みがあるので、かぶりつくのがひと苦労」とか、「ボリュームがあり過ぎて食べきれないよ」という話を聞いていたのですが、実際に食べてみたらそうでもないじゃないですか。お腹が空いていたこともあり、ペロッと食べてしまいましたわ。 ま、味としては「ビッグマック」と大差ないですね。あれのボリュームのある奴、という感じ。「パテ4枚」とはいえ、実際にはそんなに「肉~」って感じもしなかったかな。おいしかったですよ。 ところで、マックと言えば、今年度のうちのゼミ生の中に「アメリカの食育」をテーマにした卒論を書いた子がいまして。それによるとアメリカ人の肥満の度合いというのはものすごくて、BMI値でいえば、国民の6割とか7割近くが「肥満」のカテゴリーに入ってしまうのだそうです。で、さすがのアメリカも、国民に健康的な食生活を維持させるための啓蒙活動として「食育」ということを言い始めたのですが、これがなかなか浸透しないらしい。 一つには「所得格差」という問題があるんですな。つまり、高学歴・高所得の恵まれた家庭には食育が浸透するものの、生活するので手一杯という家庭になると、どうしても安くて手軽でしかもお腹一杯になるファーストフードに頼りがちとなり、それこそメガマック的な「スーパーサイズ」の罠にはまっていってしまう、というわけ。 また学校においても、日本の給食のように栄養価の考え抜かれた食事を半ば強制的に食べさせるところと違い、アメリカでは給食に強制力がほとんどなく、児童がピザやハンバーガーやフライドポテトなどを好き勝手に選んで食べるカフェテリア・システムが主流なので、結局、学校にファーストフード・チェーンを持ち込んだのと変わらないんですな。 しかし、先にも言いましたように、食育への意識の高まりと同時に、「ファーストフードばかり食ってちゃいかん」という風潮にはなってきたわけですよ。で、これはファーストフード業界にとっては逆風かと思いきや、この風潮にいち早く飛びついたのがマクドナルドなんだそうで、メニューに「サラダマック」的な野菜ものを採り入れた他、地元の小学校に対し食育活動のための教材をがんがん寄付しているのだとか。「他はともかく、うちは食育、応援してまっせ」というスタンスを見せたわけですな。 ところが、この教材というのが実はくせ者で、「ドナルド」をはじめとするマクドナルドのキャラクターたちが、「一日に5カップ分の緑黄色野菜を摂ろう」などと子供たちに教えてくれるのはいいのですが、そのことで逆に子供たちの「ドナルド」への妙な忠誠心が生まれてしまって、結局「ドナルドがいるお店に行きたーい!」みたいな感じになってしまうのだとか。かくして最近では「ファーストフード・チェーンの食育支援は逆効果」という説もあるのだそうです。 この他、農業王国であるアメリカでは、農畜産物生産団体の圧力がものすごくて、政府が思うような食育政策がとれないというところもあるらしいですが、そういう国で「食育」を定着させるのは相当難しいのでしょうな・・・。 ま、そんな彼岸の状況に鑑みれば、日本みたいに食のヴァラエティーが豊富で、理想的な食生活の伝統のある国に生まれ育っているワタクシ達は、恵まれていると言わねばなりますまい。やっぱ、時代は日本食的「スローフード」志向ですよね・・・。 だけど・・・まぁそのぉ、そんな健康食国家・日本に住んでいるからこそぉ、ごくたまにぃ、「メガマック」の一つや二つ、食べても罰はあたらないわけでしてぇ・・・。 ってか、そもそも時代に逆らって生きるのが「文学者」なんだよ! (逆ギレ) ということで、「メガマック」を攻略したからには、次、「マック・グリドル」も食べよっと。だって、前から一回食べてみたかったんだもーん! ファーストフード食わずにアメリカ文化が語れるかいっ!!
February 16, 2007
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プロ野球にまったくといっていいほど興味がない私。ですから日本の野球界がどうなろうとぜーんぜん気にならないんですが、しかし、今は二人ほど気になる選手がいます。巨人からパイレーツに移籍した桑田選手と、オリックスから放出されて行くあてのない中村選手です。 まずは「巨人のエース」などと言われながら、最近では飼い殺し状態になっていた桑田選手。野球人生の晩年に入ったところで、ついに大リーグへ挑戦することを決意したわけですが、果たしてどうなるのでしょうか・・・。ま、もともと球威で押していくというよりは、様々な変化球とコントロールの良さで勝負する投手ですから、そういう投手に慣れていないアメリカでそれなりの成績を納め、マイナーからメジャー入りを果たすことが出来るのではないかと、私は期待しているのですが。 何といっても、桑田選手は頭がいいですからね。この前、彼が英語でしゃべっているのをチラッと聞きましたが、すごく上手でしたよ。発音もネイティヴの指導を受けていたとしか思えないもので、あれはよほど前からアメリカ行きを意識して準備していたに違いないな。 それにしても、あれだけ実績のある選手に対し、巨人というチームはあまり敬意を払っていたとは思えませんなあ。巨人が好きなのは長嶋選手と王選手だけで、それ以外の選手は使い捨てって感じ。ああいう選手の起用ぶりでは、選手の士気も下がるのではないでしょうか。このところの低迷ぶりも、分かるような気がしますわ・・・。 さて、もう一方の中村選手。私は野球界の情報にまったく疎いので、どうして昨年まで2億円プレーヤーだった人が、今や年俸400万円で雇ってもらえるかどうか、なんてことになるのかよく分からないんですが、それにしてもちょっとひどい話ですなあ。 大体、いくら昨シーズン故障がちだったとはいえ、年俸の下げ幅には限度が設定されているんでしょ? その限界を越えて低い年俸の提示をしたオリックスに対し、プロ野球選手会はさほど積極的に抗議していないようですが、それでいいんでしょうか? こんな状況が許されるのであれば、球団側が成績の落ち目になってきた主力選手の首を切るのが簡単になると思いますけど・・・。 ま、チラッと聞くところによると、中村選手側の更改交渉のやり方も悪かったそうですが、それにしても、セ・パ両リーグから総スカンを食ってしまった彼が、どこまで屈辱的な待遇に耐えられるかを皆が高見の見物、といったような現在の状況を見ていると、何だか気の毒な気がして仕方がないです。現在のところ、中日が彼を「拾ってやる」かどうか、というところのようですが、もし中村選手がそれでもいいというのなら、プロ生活を続けられる方向で事態が収拾すればいいなと思います。 ということで、桑田選手、中村選手の今後の動向に、ちょっとだけ注目しているワタクシなのでした。
February 15, 2007
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今日はバレンタイン・デー、・・・なんですが、生憎、私は一日在宅のまま期末試験の採点をしていました。でも明日、大学に成績を出しに行ったら、きっと私のメールボックスにチョコレートが溢れていることでしょう。(ウソ) いいもんね。男・釈迦楽、義理チョコなんかいらんもんね。家内がおいしいガトー・ショコラを焼いてくれたし、おまけに万年筆マニアの私にクロスの万年筆を贈ってくれたんだもんねー、だ。 クロスというと、細身ですっきりしたデザインのメタリックなペン軸が思い浮かびますが、今日家内がプレゼントしてくれたのは、ディープ・ブルーの下地にヘアライン加工をしたようなペン軸で、自然光の下で見た場合と照明の下で見た場合で色目が微妙に変わるところも実にビューティフル。しかも書き味がいいんです! 小振りなペン先は、滑らかでありながら適度な硬さがあってバッチリ私の好み。うひょ~、うれちぃなあ! さて、その期末試験の採点なんですが、先程ようやく終わりました。そこで、恒例となりました、学生の答案にあった「笑える誤字」のご紹介と参りますか。@「音はあってるけど」編指適 → それを言うなら「指摘」でしょう。極面 → 「局面」だね。巧撃 → 上手に「攻撃」したんだろうな。比諭 → 惜しい! 「比喩」かな。感係 → 感情的な人間「関係」だったのか・・・。衝激 → 「衝撃」と書くより、むしろそれっぽいかも。弁護氏 → ミスター「弁護」みたいな感覚? 「弁護士」でしょ。@「意味が違うでしょ」編繁栄 → 「反映」って書いて欲しい場面なんだよね。復習 → おさらいしてどうすんの! 「復讐」しなさい!@「発音が違うでしょ」編悪国面 → 「暗黒面」のことだよね、多分・・・。意志を張る → どうせ張るなら「意地」にして・・・。おばちゃば → 方言? 普通は「おばちゃま」って言うんだよね~。@「そんなこと言うか?」編悪の菌床 → バイ菌の培養? 悪の「温床」でしょ?個人抗議 → この場合、「個人攻撃」と言って欲しかった。@「言いたいことは分かる」編激高 → なんか「激昂」より気持ちが高ぶってそう・・・。欺偽師 → 「詐欺師」以上に悪者っぽいなあ! 商売婦 → さては「売笑婦」と「商売女」を足して二で割ったね。狩狐 → 多分「狩猟」の意味だと思うけど、狐ばっかり狩っててもねぇ・・・。 ま、こんなところかな。これでも今回は割と誤字が少なかった方なんですけどね。 しかし、後期試験を採点していて一番驚いたのは、「ベトナム」が中南米のどこかにある国だと思っている学生がいたことでした。うーむ、「ベトナム戦争」も遠くなりにけり、ですなぁ・・・。
February 14, 2007
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九州の漁船遭難のニュースご覧になりました? 乗り組み員全員が救出されたということで、本当に良かったですね! 冬の最中、大海原に漂流するなんて、さぞ心細かったことでしょう。 それにしても、今回の件で一躍有名になった「救命いかだ」。あれはいいですね。船から投げ出されると同時にカプセルが割れて自動的にいかだが出現するんでしょ? いかだ自体の構造も非常に合理的に出来ていますしね。ま、今回は底に穴が開いてしまったこともあったし、また冬の寒さというのもありましたからアレですけど、それらがなければまだ2~3日は持ちこたえられたかもしれません。 でまた、いかだに積んであるものがいいですね! 食料に水、発煙筒、電波反射板、水を掻き出す折り畳みバケツ、いかだ自体の応急修理キットなどなど、サバイバルのための最小限のグッズが満載じゃないですか! (変な日本語ですが・・・) それからこのサバイバル・グッズの中に「釣り竿」が含まれていた、というところも素晴らしいな! 魚さえ釣れれば、食料と水が確保出来ますからね。(魚の体液(=肉の絞り汁)は飲料になります。) しかし、それにも増して私が感心してしまったのは、このいかだの中に「サバイバルのための本」がちゃんと備わっていたことです。この本の中には、生き残るための心得として、決して絶望してはいけないこと、冷静でありつづけなければいけないことなどが書いてあるそうじゃないですか。生きるか死ぬかという緊急時には、そういう「言葉」というのが、ものすごく重要になってくるんじゃないかと、私は思うんですよね。いや~、ほんとこの救命いかだ、よく出来ているなあ! というわけで、この「最小限の宇宙」、あるいは「合理性の極致」とでも言うべき「救命いかだ」に、ワタクシは妙に感動してしまったのでした。このいかだ、教授のおすすめ!です。・・・と言っても、使うチャンスはない方がいいですけどね・・・。 さて、今日、大学では卒論審査がありました。学生から提出された卒論を主査・副査の2名で審査し、合わせてそれを書いた学生に対して口頭試問を行うのですが、何しろ指導学生の卒論を副査の先生に読まれてしまうわけですから、当該学生だけでなく、指導した私もまた審査されるような形になるわけですよね。ですから当然、今日は私も緊張します。「釈迦楽先生の卒論指導も大したことないな」なんて思われたくないですからね。 しかし、今年の私のゼミ生たちの卒論は全般にレベルが高かったですし、中でも2つほど、最高点を付けてもいいナと思える卒論があったので、どんな「うるさ方」が副査についたとしても、堂々としていられましたね。審査後の成績判定会議でもうんと強気に出て、この学年の最高点を分捕ってやりましたわ。わっはっは! というわけで、とにかくこれで今年度の卒論関連の仕事はすべて終了~。ヤレヤレ。でも、こういうふうに一つ一つ仕事が終わっていくと、今年度も最終コーナーを回ったな、という感慨があります。なんか、ちょっと寂しい気もしますね。 次にゼミ生に会うのは、卒業式の日になるのかな? 今から彼女らの晴れ姿を楽しみにするとしますか。
February 13, 2007
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やれやれ、実家での週末を終え、無事名古屋に戻ってきました。さすがに三連休の最終日だけあって、東名は蒲郡から豊田まで20キロの渋滞があり、これで都合1時間のロス。ちょっと疲れましたネ。 それにしても、渋滞で車がノロノロ流れている時、どの車線にいるべきかというのは、いつになっても解けない命題ですなあ。高速道路上での私の定位置たる追い越し車線が一番いいとは限らなくて、走行車線の方がむしろスムーズに流れている時もある。で、それならばと走行車線の方に車線変更すると、今度はそこが止まってしまって、両側、つまり追い越し車線と一番左の車線の車が流れ出したりする。もう、悔しいったらありゃしない・・・。 ま、それでもとにかく帰ってきましたよ・・・。 で、3日ぶりに家内の手料理をおいしくいただき、そしてその後、NHKの衛星放送でやっていた『カサブランカ』を見てしまいました。この映画を見るのは何度目か忘れましたけど、いつ見てもボギーはカッコいいですなぁ! 私はああいう非正統・個性派俳優に弱いんです。あの見上げるような目つき、口の端で煙草を銜えるその銜え方、バリッとした服の着こなし。どれを取っても痺れます。考えてみればボギーの役どころって、たかだかカジノバーの経営者に過ぎないんですけど、それでも「男に生まれたらああなりたい」と思わせちゃうんだから、すごいもんですよね! その一方、イングリッド・バーグマンには少しも惹かれないワタクシ。大体、この映画の中のバーグマンって、妙に野暮ったい服ばっかり着ていると思いませんか・・・? ま、とにかく、『カサブランカ』でボギーの侠気見たら何だか元気が出てきて、渋滞の疲れも取れました。明日からの職場復帰も、これでどうにか無事に果たせそうでございます。 ということで、皆様、ご機嫌よろしゅう・・・じゃなくて、君の瞳に乾杯!
February 12, 2007
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今日は小学校時代の恩師のお墓参りに行って来ました。 今日の参加者は私を含めて4人。いつものように1時にお墓の前集合。皆で持ち寄った花と線香を供え、煙草好きだった先生のために煙草を供え、お墓を清めてお水をあげ、それぞれがこの1年の出来事を報告しつつ、黙祷を捧げました。先生が亡くなってから今年で25年目ですから、この行事も今年で24回目ということになります。よく続くもんです。 で、お墓参りが済んだ後は、近くのレストランで会食をし、さらに場所を喫茶店に移してしゃべりまくり、そこで解散となるのですが、4人それぞれがそれぞれの車に乗ってそれぞれの方角に去っていくというのは、なかなか趣があっていいものです。 それにしても24回目の会合ともなると、出る話題も随分変わったなあ、という感じがしますね。昔は自分たちが遊ぶことで手一杯でしたけど、今は子供の話題や家族の話題が多いですから。一番先に結婚したH君など、上の娘さんがこの4月から短大に通う歳になったそうで、「通学用の原チャリ買ってくれってうるさい」なんて言っていましたわ。 また社会人となってそれなりの時間が経った我々の世代としては、そろそろ曲がり角に差し掛かってきた仕事の話題もいろいろ出たりする。たとえば大手メーカーで研究・開発にたずさわっているS君は、ひょっとすると九州に転勤するかもしれないとのことで、「3年くらいは仕方ないかな~」なんて言っていましたっけ。彼はまだお子さんが小さいのですが、自宅は購入してしまったので、多分、単身赴任ということになるのでしょう。企業に勤めるというのも大変ですなあ。 かと思うと、まだ結婚すらしていないT君は、皆から「早くいい人見つけろ」の大合唱ですし、私なども「子供は?」なんて言われてしまいます。こうしてみると、同じ小学校で同じように育っていても、時間が経つにつれて、それぞれ別な人生行路を歩んでいることがはっきりしてくるもんだなあ、という気がします。 それでも、子供時代の友達が集まると、自分の「振りだし」に戻るような気がして、いいもんですわ。今日集まった4人にしても、社会的には少しずつ責任ある地位に就き出しているわけですが、集まってしまえば、そんな「肩書」はふっとんで、素の自分のままで話が出来ますからね。 というわけで、今日は恩師の墓参を通じ、懐かしい面々と楽しい時間を過ごすことができて、いい気分のワタクシなのでした。今日も、いい日だ!
February 11, 2007
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今日は両親を連れて小田原までドライブしてきました。 箱根にはよくドライブする私も、小田原の町に出たのは20年ぶり3度目です。お城の近くにある報徳二宮神社で友人が結婚式を挙げたことがあるのですが、それに出席したのが20年前のこと。その前となると、幼稚園の時に遠足で来た時ですから、これは30年以上前ということになりますね。 ま、そんな感じで、割と縁のない町ではあったのですが、今回あらためて訪れて見ると、色々なことが分かりました。 何が分かったかといいますと、小田原というところは、数多くの文学者にゆかりのある町、文士の町だったんだ! ということですね。 そのことは、最初に立ち寄った「小田原文学館」というところで知ったのですが、まず小田原出身の文学者としては、北村透谷と尾崎一雄がいる。それから、ネームヴァリューからすると一歩落ちるかもしれませんが、川崎長太郎なんて人もここ出身なんですって。その他、牧野信一だとか、北原武夫だとか、なんとなく聞いたことある名前だな、ってな感じの文士も小田原の人なんだそうです。 また小田原に住んでいた文学者となると、これは大物が多くて、北原白秋、谷崎潤一郎、斉藤緑雨、三好達治、坂口安吾、岸田国士などが挙げられます。小田原というのは晴天の多い温暖なところゆえ、奥さんの療養のために訪れてそのまま8年も住んでしまった北原白秋をはじめ、財界人や政界人にもこの地に別荘を建てた人が多いのだそうです。 大体、この「小田原文学館」自体、もとは田中光顕という伯爵さんが94歳の時に建てた別荘の洋館ですからね。で、その隣にある「白秋童謡館」も田中伯爵が建てた日本家屋をそのまま使っているんです。この伯爵、建築マニアで日本中に別荘を建てまくったらしいですけど、昔の貴族ってのは、豪奢なもんだったんですなあ。小田原文学館(上)と白秋童謡館。どちらも旧・田中光顕伯爵別邸 それにしても、北村透谷はアメリカの思想家ラルフ・ウォルドー・エマソンの日本への紹介者ですから、アメリカ文学・文化専門の私にも縁がないわけではないですし、もう少し彼の著作を読まないといけませんな。また『暢気眼鏡』『虫のいろいろ』などで知られる尾崎一雄だって、私、恥ずかしながらその作品を一つも読んでいないので、これを機に読んでみることにします。尾崎一雄の方は、実家で父が随分本を集めているようなので、代表作くらい借りておきますか。 さて、文学館で少々お勉強をした後、本当なら寿司の名店「いせずし」に行く予定だったのですが、あいにく昼の時間を越してしまったので、仕方なく小田原城内のつまらない蕎麦屋で蕎麦を食べる羽目に・・・。 食後、気を取り直して久々に小田原城と対面しましたけど、小田原城ってのは、案外でかいもんですね・・・。幼稚園の時に見た時は「なんかチンケな城!」という印象が強かったのですが、大人になってから見ると、なかなかどうして、堂々たる城じゃないですか・・・。子供の時に「大きい!」と思っていたものが、大人になってから見ると案外小さいものであることが分かる、というのが普通のパターンなんですが、ワタクシの場合、逆ですね・・・。幼稚園児だったワタクシは、一体何と比べて小田原城が「チンケな城」であると思ったのでしょうか? ピラミッド? さて、城を出てから、父の要請で市街地にある「北村透谷生誕の地」だとか、「三好達治旧居跡」なんかを見て歩いた後、今度は母の願いで「石垣山一夜城址」に向かいました。その昔、小田原攻めをしていた秀吉が、山の上に一夜で城を築いたように見せかけて、相手を驚かせたという、アレです。 で、実際に行ってみると、別にどうってことないところで、ただ小田原市街を見下ろす山の上に芝生が植わった広場がある、というだけのものでした。ま、秀吉が命じて築いたという石垣だけは残っていて、こんなでかい石、こんな山の上までよく短期間で持ち上げたもんだ、と思いましたが、他には特に感慨もなし。ただ、小田原市街を見下ろす展望台からの眺めはなかなかよかったですけどね。一夜城から小田原市街を見下ろす で、この一夜城址を見たところで、今回のドライブも時間切れ。後は小田原厚木道路・東名と通って無事帰宅とあいなった次第でございます。 今回は、「いせずし」で寿司を食う、という大目的を達成出来なかったのが残念でしたけれど、しかし、今まで見過ごしていた文士の町・小田原の存在を見直すことができた、という収穫はありました。ま、旅にでれば、何か勉強のタネが見つかるものでございますな。ということで、今日も、いい日だ!
February 10, 2007
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今日は東京の実家に戻っています。 ま、実家に帰るのですから大した準備もいらないのですが、それでも午前中からごたごたしていたので、昼食は外でとり、ついでにお気に入りのケーキ屋さん「フレイバー」でお茶までしてしまいました。名古屋インターからほど近い「地アミ」交差点の近くのケーキ屋さんです。 ここ、時折季節限定のケーキを出すので見逃せないのですが、今日私が食べたのは、季節限定のシナモン・プディング。ま、いわゆる「プリン」と「フレンチトースト」が合体したような感じのプディングでしたけど、おいしかったですよ~。一方、家内が食べたのは苺のパイで、こちらもこぼれんばかりにどっさりのった苺とクリームチーズとパイ生地のハーモニーが絶妙でしたね。この店は紅茶もおいしいし、教授のおすすめ!です。 とまあ、フレイバーでちょっと早めのアフタヌーン・ティーを満喫したわけですけど、そこから家へ戻る途中、環状線302号の交差点で何やら人だかりが・・・。ン? 何か事件か? ・・・と思ったら、テレビの撮影ではあーりませんか。高田純二さん、柴田理恵さん、加藤晴彦くん、それにモンキッキーの姿が見えましたので、中京テレビの『PS』という番組の収録でしょう。この番組、名古屋近辺のレストラン紹介などをするので、私もたまに見るのですが、今日の撮影の模様が放送されるのはいつなのでしょうか。ちょっと楽しみですね。(ワタクシもミーハーだなあ・・・) ま、そんなこともありつつ、2時半頃名古屋を出発し、7時に実家着。4時間半のドライブでした。今回は私一人の帰省なので、おしゃべりをする相手もなし、ひたすら音楽を聴きつつドライブそのものを堪能していたって感じです。 ということで、しばしの実家滞在ですが、恩師の墓参は明後日なので、明日は久し振りに両親を連れて少しドライブにでも連れて行ってあげましょう。それでは、明日はその報告をお楽しみに! お休みなさーい!!
February 9, 2007
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今日、私が修論指導をしている院生のI君と話をしていて、修論のテーマをおおよそ決めました。「集合知としてのウィキペディア」というのですけどね。 ウィキペディアと言いますと、先日、学生がウィキペディアを始めとするネット上の情報を剽窃して困る、という話を書いたばかりですが、にもかかわらず、ウィキペディアそのものの価値については、私はとても高く評価しているんです。 ま、ご存じの通りウィキペディアというのはネット上の百科事典のことですが、何しろ世界中の人が、自分の精通していることについて情報を提供するわけですから、その内容はほとんど無制限的に拡大・増殖していくわけです。しかも、そういうことがすべて自動的に行われるわけでしょう? こんなすごい情報バンク、人類の歴史の中で初めて出現したと言ってもいい。 またウィキペディアがすごいと思うのは、その情報伝達のスピードです。たとえば朝、新聞の訃報欄を見て「お、この人死んだのか・・・」と思う。で、早速ウィキペディアでその人物を調べると、もうその時点で没年が書いてありますからね。紙に印刷する形の百科事典では、とてもそんな情報伝達スピードは期待できません。 ウィキペディアが持つこうした「情報量」と「スピード」は、不特定多数の人智に頼っているからこそ成し遂げられるわけで、これこそまさに「集合知」の賜物と言っていいのではないでしょうか。 で、ここでウィキペディアを支える「集合知」というものに目を向けると、今、世の中にはウィキペディア以外にも様々な形の「集合知」がある、ということにも気が付きます。 たとえばコンピュータのOSとしての「LINUX」なんてのは、まさに集合知の一例ですよね。また「Oh My News」という新聞も、集合知で新聞を作ってしまおうという試みとして興味深い。「2ちゃんねる」になると、「集合知」と言うよりは「集合痴」と言うべきではないか、という側面もありますが、あれとて、ある意味では情報の宝庫と言えそうです。 ま、不特定多数からなる知の集合体には「責任」の二字が伴わないことも多く、それが様々な問題を引き起こすこともありますが、そういう問題点があることも含め、「集合知」というのは、現代的な知の有り様として、面白いトピックになるのではないかと思うんですよね~。 ちなみに、ウィキペディアから「インターネット」というキーワードを取っ払ってしまって、単に「集合知に頼る情報バンク」という側面だけ見ると、歴史的に遡ることはできます。たとえばイギリス最大の英語辞書である『オックスフォード英語辞典』なんてのは、集合知に基づく辞典ですし、面白いところでは、SF作家のH・G・ウェルズがウィキペディアそっくりの百科事典を予言していたりもする。そういうところから説き起こして、ウィキペディアを歴史的に定位する、なんてこともできそうです。 ということで、「集合知」というキーワードを基に、現代という横軸で見たり、歴史的な縦軸で切ったりしていったら、ウィキペディアの価値を評価し得るような論文が書けるのではないか、と期待しているのですけど、どんなもんでしょうか。 ま、その辺は実際に論文を書くI君のアイディア次第・努力次第ということになりますが、この先1年、彼に付き合ってこの論文を完成させていく過程で、私も大いに勉強させてもらおうと思っています。 さて、週末、東京の方で恩師の墓参があるものですから、私は明日、実家に戻ります。またしばらく東京からの「お気楽日記」となりますが、引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いしますね!
February 8, 2007
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今日、新聞の紙面を飾っていたアメリカの女性宇宙飛行士の「恋のロケット暴走」のニュース、ご覧になりました? これ、すごいですね! この女性宇宙飛行士(43)、同じ宇宙飛行士の男性(41)に横恋慕し、勝手に「恋敵」と認定したその男性宇宙飛行士の恋人を脅迫したかどで逮捕されちゃったのですが、テキサス州からフロリダ州へ飛行機で移動する恋敵にいちゃもんをつけるため、彼女はなんと1500キロの道のりをノンストップで車を運転して先回りしたということらしい・・・。 それにしても、1500キロをノンストップで運転して、飛行機の先回りをするんですよ。1500キロといえば、名古屋~東京間2往復ですわ。名古屋から東京までよく車で移動する運転好きの私ですら、片道だけだって結構疲れるのに、それをぶっつづけで2往復分か・・・。 しかも、ノンストップで運転するために、彼女は宇宙飛行士用のオムツをしていたというのだから、なおさらすごい! そのド根性、「星三つです」! (宇宙飛行士だけに・・・) ま、もちろん、そういう行為をすること自体、良くないですし、今回の場合は下手すると「殺人未遂罪」の適用もあり得るようですが、それにしてもその半端ならぬ恋心には、私なんかちょっとだけ感動しちゃいますな。 大体ねえ、恋愛ってのは、理性的な人間にすら愚行を犯させるものなんですよ、昔っから。だからこそ、文学の世界なんてそんなのばっかりテーマにしているんですわ。源氏物語しかり、シェイクスピアしかり、フローベールしかり、果ては渡辺淳一大先生もまたしかり。 実際、悪い方に行きさえしなければ、恋愛にもそのくらいのガッツが欲しいよね! オムツしたまま1500キロをノンストップで運転するくらいのガッツが! いや~。私だって、もし家内が1500キロ離れたところで遭難でもしたら、オムツはいて車飛ばすよっ! というわけで、被害者には迷惑な話とは重々承知の上で、私と同年代の女性宇宙飛行士の同情し得る大愚行に、この狂気こそ恋愛の醍醐味だあ!と、ついつい思ってしまったワタクシなのでした。 よって「愛の最高裁」としては・・・この女性宇宙飛行士、有罪! なれども情状酌量の余地あり! ってなところで。
February 7, 2007
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いや~。このところ『若草物語』を読んでいるんですけどね・・・。 なんでまたいい歳こいたワタクシがこんなものを読んでいるかと申しますと、うちの学生でこの作品について卒論書いたのがいまして、それの副査(審査員)になってしまったからです。 もちろんテーマがアメリカ文学だから私にお鉢が回ってきたわけで、今更、「これ読んだことないんで・・・」なんて言えないでしょ。 ま、こんなに有名な作品ですから、私だってこれまでも何度か読もうと試みたことはあるんですよ。しかし、その都度挫折してきたんですー。だって・・・ 出てくるのがみんな「いい人」ばっかりなんだもん! 立派なお母さんに、(ちょっとした瑕瑾はあるにしても)いい娘たちに、いい隣人が繰り広げる家庭劇ですよ・・・。私が読むにはちょっとキビシイね。 たとえば、『子鹿物語』だったらいいんです。この本、私の子供の頃の愛読書でしたが、この小説に出てくる「母親」は、可愛がっている子鹿を射殺しろ、と我が子に命じるんですから。こういう「ええっ?!」と思わせるようなことをやってのける彼女の性格の複雑さには、私も惹かれるんです。 だけど『若草物語』となると、なんか修身の本みたいだからなぁ! ま、私が審査している卒論によれば、まさにそれがこの本の読まれ方だったらしく、19世紀後半、まだ公教育が整備されていない時代にあって、この本は一種の修身の本として広く読まれたんだそうです。さもありなん、ですなあ。 でも、ま、ある程度読み慣れてくると、四姉妹の性格分けなんかもよく描かれていて、ちょっと面白くなってくるところはあります。特に作者自身がモデルと言われている次女・ジョーの男勝りの性格なんてのは、ちょっと気持ちがいいですね。それに、この先、三女のベスが病気になったら、ワタクシ、泣いてしまうかもしれませんわ。 ちなみに、『若草物語』ってのは近代家族を描いた文学なんですって。つまり19世紀に入って産業革命が進み、父親の家庭外勤務で一家を養えるだけの十分な資力を得ることが出来るようになると、家庭内での子供の労働力が不要になり、また数も減って、その分、子供一人一人に関心が払われるようになるんですな。でまた母親もまた労働から解放されるので、家にいない父親の代わりに子供の教育は母親の仕事、ということになり、母子関係が強化されると同時に、「母親は家のモラルの守護神」という位置づけが与えられると。 ね、「母子関係の強化」「母親がモラルの守護神」「父親の不在」だなんて、まさに『若草物語』の世界でしょ? ・・・というのは、ワタクシの炯眼による洞察ではなく、単に学生の卒論の受け売りなんですけど、なかなか説得力ありますね。いい点あげなきゃ。 ということで、卒論片手に頑張って、今度こそ『若草物語』を読了しちまいましょう。 それにしても『若草物語』ってのは、いいタイトルだねぇ。原題の『小さな淑女』よりよっぽどいいと思いません?
February 6, 2007
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アメリカン・フットボールの頂上決戦、スーパーボール。そのスーパーボールのハーフタイム・ショーにプリンスが出るというので、日頃アメフトにほとんど興味のない私も、つい見てしまいました。 ハーフタイム・ショーってのは、ほら、昨年ジャネット・ジャクソンが出て、あらぬものをポロッとやってしまった、あれです。 何せスーパーボールというのは、全米で1億2千万人が視聴するというイベントですから、そのハーフタイム・ショーは毎年大物が出るわけですが、今年の担当がプリンスだったんですな。 プリンス。彼こそは我がアイドル。今回もカッコよかったねえ。何せ本物の雨が降りしきる中、最後の曲に選んだのが「パープル・レイン」ですよ。もうふさわし過ぎ・・・。 ということで、本来ならここでプリンス談義に発展するんですが、もう時間も時間ですので、この話題はまた今度。それでは、お休みなさーい!
February 5, 2007
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今日は愛知県知事選挙がありました。 ということで、私も投票に行って来たのですが、先程のニュースによると、自民・公明推薦の現職・神田候補の3選が決まったようですね。 ただ、民主・社民などが推薦する石田候補も健闘したようで、神田候補の得票数142万票に対し、石田候補は135万票と、その差はわずか7万票。変化を望む人たちの声も相当あったということでしょうか。 しかし、県政の行方を決める知事選って、国政選挙以上に争点が分かりませんね。現職知事に何か汚職のようなスキャンダルがあったりすると、これはもう明確な争点になるでしょうけど、そうでない場合、何を投票の決め手にすればいいのか、さっぱり・・・。もちろんそれぞれの候補は政策を掲げていますけど、絵に描いた餅みたいなことを言い合っているだけですから、参考にはなりません。 当選した神田候補について言えば、あんまり悪いことしそうもない、というイメージがある上、とりあえず現在、愛知県の景気はいいですからね。別に変えなくてもいいか、くらいに思われていたのではないでしょうか。そこがまあ、彼の強みですな。 しかし、神田知事の政治手法ってのは、結局、派手なイベント政治なんですよね。万博やりましょう、空港作りましょうの8年間ですから。こういう県政の導き方というのは、ちょっとバブルっぽいというか、古いですよね・・・。ま、それが今のところ成功しているからいいんですけど、こういうのはバブルが弾けると、途端に重い負担になるでしょう? そういう点から言うと、ちょっと不安なところもあるんだよなあ。ま、それだからこその石田候補の健闘だったのかも知れませんが。 そういう点から言うと、あんまり争点がはっきりしない知事選挙において、タレント候補なんかが突如降臨してきたりすると、ついそっちに投票しちゃうって気持ち、分からないでもないな。現職も飽きた、だけど新人候補のバックには気に入らない政党がついている、なんて場合、知名度の高いタレント候補が無所属・無推薦で出てきたら、無党派層中心にどっと票が流れそうですもんね。 たとえば都知事選にビートたけしが出馬したら絶対勝つな。ま、彼ならどのレベルの選挙に出ても勝つだろうし、とんでもなく頭のいい人だから、立派にその職をこなすと思いますしね。できれば、首相を務めてもらいたいくらいのもんですわ。 愛知県知事選で、この人が出たら絶対勝つ、っていうタレントって誰だろう。 あ、分かった、星野仙一だ。ドラゴンズ・ファンの全員投票で、絶対勝てる。 ま、それはどうでもいいですけど、神田さん、勝ったからには頑張って下さいよ!
February 4, 2007
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わけあって、今日は他大学の入試の採点作業に付き合ってきました。 その大学は名古屋郊外にある新設の大学なんですが、幹線道路から少し奥に入った、森と田圃の中に突如忽然と姿を現したそのモダンな校舎は、まるで書き割りででもあるかのような、現実感のないたたずまいです。へえ、こんなところに大学があったんだ・・・。 で、その校舎を仰ぎ見ながらアプローチを車で上がっていくと、どこからともなくふわっと係員が現れたので、彼の誘導によって車を校舎前の駐車場に入れました。それはいいんです。事前に「車で来学されますか?」と何度も聞かれたので、わざわざ私の分の駐車場を確保しておいてくれるつもりなのかな、と予想していたのでね。 ところが、多分駐車場が混雑しているのだろうと思っていた私の予想は軽くいなされてしまいました。広い駐車場はガランとしていて、他には誰の車も止まっていないんです。アレ? 他の人は・・・? と、不思議に思う間もなく、どこからかまた別な係員の方が現れ、私はその方の案内で採点室に連れて行かれることになったのでした。 しかし・・・。そのモダンな建物の中にはまったく人影がない・・・。みんな、どこにいるんだろう? さて、私が連れて行かれた採点室では、その大学の助手が二人、私を手伝ってくれることになっていて、試験終了直後から採点が始まりました。が、記号問題が多かったので、採点自体は3時間ほどで済みました。 そして助手たちが帰った後、その部屋に夕食が届けられ、食後、またまた現れた係員に誘導され、出口に向かうことに。もう既にあちこちの扉がロックされているので、出口に出られる道筋が一つしかないらしく、ロビーを横切ったりエレベータを上がったり下がったり、さんざんぐるぐる回った挙げ句、ようやく駐車場に出られたという・・・。 そして係員の方に丁重に見送られながら、私はこの大学を後にしたのでした。 ま、何だか狐につままれたような、不思議な一日でしたねぇ・・・。 何が不思議って、私は入試が行われている会場に行っているというのに、結局、受験生を一人も見かけなかったんですから・・・。今日一日ここに居て、まったく一人も見かけないんですよ。試験中はともかく、せめて試験を終えた受験生たちが三々五々帰宅していく姿くらい、見かけても良さそうなものなのに・・・。 それによく考えてみると、試験開始を知らせるベルも、試験終了を知らせるブザーも、とにかく「入試をやっているな」と思わせる音は何一つ聴いてないんですよ。 入試、ほんとにあったんですよねぇ? いや、それはもちろん、私自身が採点作業にあたったのですから、多分、実際に入試は行われたのでしょう。しかし、その割に・・・。妙ですなあ・・・。 ひょっとして、ワタクシは夢でも見ていたのでしょうか。あるいは、マトリックスの世界に居たとか・・・? というわけで、そのうちに支払われるであろう採点料が、「木の葉」でないことを祈る今日のワタクシなのでした。
February 3, 2007
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ワタクシ、子供の頃から若白髪がありまして。しかしそのことについては、自分では結構気に入ってたんですよ。なんか、頭良さそうでしょ? それに、白髪の多い人は禿げないっていうじゃないですか! で、その傾向は当然今日まで続いているわけで、今も相変わらず若白髪です。 ところが、先日床屋さんに行って髪を切ってもらっている時、ハラハラと落ちる我が髪を見ていたところ・・・ ・・・なんか、すごく白髪が増えたみたい・・・ これ、「若白髪」って言えるのか知らん? ひょっとして最早単なる白髪? いやいや、そんなことはないっす。これは「わ・か・し・ら・が」。 とまあ、辛うじて自分自身を説得したものの、それ以来、どうも髪に混じる白いものが気になって。 だけど、髪を染めたいとまでは思わないんですなあ。なんかね、あれ、往生際が悪いような気がしてね。 しかし、聞くところによると、白髪染めではないけれど、「白髪を目立たなくするトリートメント」というのがあるというではないですか。 ということで買ってみましたよ、それ。「純薬」という会社の「ナチュラルカラー・トリートメント」という製品なんですが。 で、このところそのトリートメントを使っているんですが、その効果のほどはと言いますと・・・ 微妙! ま、白髪が目立たなくなったような気もしますが、気のせいという気もする、みたいな。 でもね、意外なことにこれ、トリートメントとしての効果は抜群で、すごくしっとりするんです。そういう意味ではなかなかいいですよ。ということで、この「白髪を目立たなくするトリートメント」、教授のおすすめ!です。これこれ ↓ナチュラルカラートリートメントダークグレー 240g ところで、ちょうどこのトリートメントを使いだした頃に、たまたま「カズ」ことサッカーの三浦知良選手についての記事を読んだんです。 それによると、実はカズも若白髪なんですってね。で、以前は彼もそのことを気にして、白髪を選んで切ったりしたこともあるようなんですが、最近ではもうそのままにしているんですって。「他の若い選手は髪の毛を(色々な色に)染めたりしているけど、俺はこれで行くよ」なんて言っているんだそうです。 ほ、ほう。そうでしたか・・・。 うーん、これを読んだら、なんだかカズに負けたような気がしてきました。私も最近になってつい血迷ってしまいましたが、私より若いカズは既に達観していたんですなあ。 それに比べて、こんなトリートメント使い出しちゃったワタクシって、どうなんだ? ぜんぜんイケてないんじゃないか?? ムムムムム・・・。 いずれにせよ、髪の毛の悩みというのは尽きないもののようで・・・。
February 2, 2007
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うちの大学でもそろそろ期末試験・期末レポートのシーズンとなりました。 しかし、試験の方はともかく、最近学生にレポートを書かせると、ほんとに嘆かわしい事態になるんです。インターネットからの剽窃です。 今回、特にひどかったのは「映画論」の授業で課したレポート。私が指定した50本ほどのアメリカ映画の中から一つ選んで実際に見て、その映画が作られた時代のアメリカ社会のあり様と、その映画の内容との関連について論じよ、みたいな感じのレポートだったのですが、提出されたレポートを読んでいると、どうも変なんです。 なんか「既視感」があるんですよ。デジャヴ?? あれ、この言い回し、一つ前のレポートにもあったよなぁ・・・みたいな感じ。 で、気になってその言い回しでグーグル検索してみると・・・ やっぱりな! ネット上の文章からの剽窃じゃん! ま、中には複数のサイトから取ってきた文章を切り貼りして、それなりに自分の文章っぽくしてあるのもあります。しかし、可愛げのない奴になりますと、一つのサイトに出ていた文章を、そっくりそのまんまドーンと貼り付けてあるのもある。完璧な剽窃ですわ。 ほ、ほう! やってくれるじゃないの。それなら、こっちにも考えがあるわとばかり、既に採点したレポートも含め、徹底的にチェックし直しましたよ、ワタクシ。すると、出てくる、出てくる、剽窃の嵐。これも、これも、・・・ええっ! これもかぁ・・・。 中には、当該の映画の内容を自分自身に引き付けて、すごくいいレポートに仕上がっているなぁと感心し、満点に近い点をあげたものもあったのですが、調べてみたら、それも完全な剽窃でした。もう、ガッカリだよっ! もちろん、剽窃と判明したものは、問答無用で0点にして差し上げましたけどね。 しかし・・・学生も馬鹿だね。ネット上の文章を剽窃してレポートを作るのは簡単だろうけど、その剽窃を見破るのも簡単だってことがどうして分からないのかな・・・。疑わしい文字列を検索するだけで一発でバレるのに・・・。「名だたる○○」なんて、今どきの学生が使いそうもないような言葉づかいがあれば、すぐ怪しまれるってこと、思いつかないんでしょうか? それにしてもね。ほんと、最近の学生にはがっかりさせられるなあ。こんな剽窃レポート提出して、道義的に心が痛まないのだろうか。バレなければいいと思っているんだろうか。 次に学生にレポートを課す時は、「ネットから剽窃してもすぐバレるからね」と念を押さなければならないでしょうけど、「性善説」の信奉者たる釈迦楽センセイにそんなことさせるなよ・・・。 悲しくなるね。 センセイなんて職業やってて、楽しいことなんかないですよ、最近。あー、早く辞めたい、こんな仕事。農業とかさ、精魂込めたら込めた分、正直な手応えがあって報われるような仕事に就きたいですわ。 というわけで、いささか元気のない今日のワタクシなのでありました。教授はつらいよ!
February 1, 2007
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