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関脇・稀勢の里が大関になりましたが、使者への口上として、四文字熟語を使わなかったとのこと。 でかした! ワタクシは決して稀勢の里の相撲が好きではなく、せいぜい関脇止まりの力士と思っていましたし、このところの大関昇進ラインである「3場所33勝」の基準に達しないまま大関になってしまったことに時期尚早の思いを抱いておりましたが、しかし、今回、大関推挙の使者への口上に大げさな言葉を使わなかったと聞いて、少しだけ見直しました。 ワタクシ、大関昇進の時の恒例になってしまった感のある、あの四文字熟語が嫌いでね。 そもそもああいうのが始まったのは、貴乃花が「不惜身命」と言ったのが最初ではなかったかと思いますが、その後に続く大関昇進者は皆、へんてこりんな四文字熟語を使い出し、ついこの間の琴奨菊の時は「万里一空」でしたっけ? そんなような聞いたこともないような言葉をひねり出して、バカみたいだなあって思ってたのよ。 そんな、それまでの人生で一度も使ったことがないような言葉を探し出してきて、得意気に使うなんて、一体、連中はどういうセンスをしているんだろう? でまた、「今度の大関はどういう四文字熟語を使うのだろう」と変な期待をする人たち(っていうかマスコミ?)もバカみたい。 だから稀勢の里が人々の期待を裏切って四文字熟語を使わなかったと聞いて、よくやったと言ってやりたい気分。初めて彼を誉めちゃう。 しかし、これで大関が5人ですか。弱い大関ばっかり量産してどうするんだろうね。大関として最低限の成績と言われる10勝ができない力士のことを「9勝6敗」を意味する「クンロク大関」と言いますが、クンロク大関が5人もいたんじゃ、カッコがつかないよ。 また来年も大相撲はどうせ白鵬の一人勝ちになると思いますけど、5人のクンロク大関が、せめて白鵬戦だけでも死ぬ気で頑張って、5人のうち2人くらいは白鵬に土をつけて、優勝争いを面白くしてくれればいいのですけどね。 ま、新大関・稀勢の里を含むダメダメ大関5人衆には、せいぜい不惜身命で頑張ってもらいましょうか。(って、オイっ!)
November 30, 2011
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ひゃー、明日は人間ドックの受信日。昨年と大体同じ時期なんですけど、ということは、あれからもう1年経ったのか! 早いですなあ・・・。 私はこう見えて、めちゃくちゃ不健康なんですけど、柔術を始めてからその不健康度が大分軽減し、昨年のデータは一昨年のデータと比べて遥かに改善しておりまして。 で、それに気を良くしたワタクシ、今年はもっといい結果を得ようと、頑張ってきたわけですよ。 ということで、明日はいわば、この1年の努力の結果を計りに行くようなもの。 今回注目しているのは、体脂肪率。かつて20%台だった体脂肪率が、昨年は16%に落ち、30代半ばの数値でした。それだけに、今回の目標は16%以下を狙うこと。 あと、肝臓系ではコレステロール値。これももうちょい下げて、ノーマルの範囲に抑えたい。 ということで、明日は道場破りでもするような気迫で人間ドックに挑むつもりなのであります。さて、どういうことになりますやら・・・。
November 29, 2011
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昨日、大学時代の友人たちと話をしていて、もう「アラフォー」を通り越して「アラフィフ」に到達したねえ、という話題から、「それより、アラフィフということは、つまりあと10年と少しで60歳になるということだよ」というセリフが飛び出しまして。 そうか、アラフィフというのは、そういうことか、と。 60歳・・・。終わったな。 いやいやいやいや! そうじゃなくて。 もうね、こうなったら開き直るしかない。年のことは考えないで行こうと。これが昨日のゼミの会合で出た結論でございます。 アラフィフ上等。これからだよ、これから。 というわけで、私もなおさら、年齢のことを忘れて新しいことにチャレンジするぞと、決意も新たにした次第。 八光流柔術の世界には既に完全にはまって、格闘家への道を突き進んでいるわけですが、最近読んでいる『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮社)に触発されて、八光流意外の柔術、例えばブラジリアン柔術なんかも少し習ってみるかなあ、などと思ってみたり。 あと、生け花とかも少し嗜もうかと、未生流の生け花の本も買っちゃった! 習字もやりたいしなあ。あ、あともちろん楽器ね。楽器も一つくらい、マスターしたい。 まだまだやりたいことばかり。自分の限界は、まだまだこんなもんじゃないと思わないと、人生、楽しくないもんね。 そう思えてきたという意味でも、昨日の結婚式は良かったなあ。 ってなわけで、ゼミの仲間たちよ! 一緒に頑張ろうぜ!
November 28, 2011
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今日は大学時代の友人の結婚式に参列してきました~。 会場は東京・三井倶楽部。各国の駐日大使館が立ち並ぶ港区の閑静な一等地に広大な敷地を有するこの倶楽部、三井家の迎賓館として作られたというだけあって、さすが伝統と格式が違います。建物は鹿鳴館の設計などでも知られるジョサイア・コンドルによる設計。なんかリッチな感じでございますなあ。 で、まずはキリスト教式による結婚式。私の友人の新婦さん、ま、学生時代からお美しい方でしたけど、ウェディング・ドレス姿となるとまた、いつもと違う神聖な感じになるわけでありまして、とてもきれいなドレス姿でした。 で、式後、引き続いて披露宴となったのですが、三井倶楽部での披露宴の恒例で、豪華階段を新郎新婦が降りて来るというロマンチックな演出。そしてそのまま参列者一同広大な庭へ出て、屋外での乾杯。今日は気持のよい晴天でしたので、これもとても良かった。 で、参列者の集合写真を撮った後、再び屋内に入って披露宴スタート! 新郎側の主賓挨拶、ケーキ入刀の後、新婦側を代表してワタクシのスピーチ。ま、その出来はさておいて、とにかくスピーチの順序が早目だったのでラッキー! だって、一応お仕事を終えないと、心ゆくまで御馳走を楽しめないんですもん! で、その後、新婦のお色直し(今度は紅いドレス)があったり、新郎新婦の生い立ちがスライドで紹介されたりと、宴が進行していったわけですが、私がいいなと思ったのは、スピーチとか余興が少なくて、非常にすっきりした構成になっていたこと。一昔前みたいに次から次へとスピーチが続いたり、新婦側友人の女性たちによる「てんとう虫のサンバ」の合唱があるより、こういう方がシンプルでいいですな。 もっとも、うちのゼミに関しては、女性陣が多士済々なので、スピーチを付け加えての「てんとう虫」、かましてもらいたかったですけどね! ただ御馳走を楽しんでいるだけなんて、ずるい! と、そうこうしているうちに意外な余興が。なんと今回の披露宴の司会者(プロの方)が、「実は私、バンドをやっていまして。ご両家の披露宴の司会を務めることになったのも何かの縁ですので・・・」などと言いながら、フルートの見事な演奏! 私もこれまで色々な披露宴に出席してきましたが、司会者がお祝いの一芸を繰り出した、というのは初めて。彼としては、もう、どうしてもやりたかったんでしょうな。 で、終盤、これまた高尚なことに、新婦側友人のドクターがピアノでショパンを弾いて(クー、かっこいい!)お祝いとした後、いよいよわがゼミが誇る孤高のシンガー、T君がギターの弾き語りでございます。「Fly You to the Moon」と、もう1曲は自作ですからね。かっこいい! なにせ百曲を超すオリジナル曲の中には「人妻ブルース」などという物騒なタイトルの曲まであるT君、歌詞の中に結婚式にふさわしからぬワードが含まれていないか、本人を含め我々も心配しましたけど、大丈夫でした。 で、このTの熱唱をもって披露宴も最終コーナーを回り、花嫁による感謝の手紙、そして新郎による挨拶などがあって、お開きとなったのでございます。 しかし振り返ってみるに、とにかく主役の新婦がね、今日はまたとりわけお美しく、幸せそうにしていたので、良かったなって。式も披露宴も、それから天気も、満点でございますよ。久々に友人の結婚式に参加して、楽しかったな。 で、その後、Tは仕事があるとか言って一足先に帰りましたが、私と3人の女性陣は喫茶店に突入してトーク大会。学生時代の「えー、そうだったの」的な話題とか、先輩や共通の知人の噂とかでやたら盛り上がって、これがまた面白かった。私も本当はもっと早く家に戻らなくてはならなかったのですが、ついつい話に夢中になってしまって。私は普段は名古屋にいるわけですし、こういう機会がないと、なかなか皆と顔を会わせる機会がありませんしね。 ということで、アフター・トークも含め、今日は友人の結婚式を存分に楽しんでしまった私だったのでした。I さん、末永くお幸せにね~!!
November 27, 2011
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今日は一日暇だったので、両親を連れて箱根にドライブに行ってきました。例によって例のごとし。 で、いつもですと、箱根でのランチは湿生花園前の「グレイン」というレストランに決まっているのですけど、今日は少し趣向を変えようと、箱根裏街道にある「やまひこ」というお寿司屋さんに向かうことに。 箱根というと山の中のようですが、地理的に言えば相模湾からさほど遠くないわけで、実は隠れた鮨どころでもある。その中でも評判のいい寿司屋がやまひこなんですけど、実際、なかなかのお味でした。ネタが新鮮でね。ま、強いて言えば、すし飯が少し硬めで、冷たすぎたかな・・・。 で、ここでお腹を満たした我らは、一路湿生花園を目ざし、美しいすすきの原となった仙石原湿原の晩秋/初冬の風景を見てきました。湿生花園も今月末から来年の春迄お休みとなりますから、今年最後の訪問ですな。 そして、そこから今度は芦ノ湖スカイラインを通り、富士の絶景を見てから帰路に就き、若干の渋滞にはまりつつ、6時頃の帰宅となった次第。夕飯は、自宅近くで外食しました。 さてさて、明日は友人の結婚式。結婚式に参加するのも2年ぶり? 3年ぶり? という感じですけど、久々におめでたい雰囲気を味わって参ります。ではでは、今日はこの辺で。
November 26, 2011
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日曜日に友人の結婚式があるので、東京の実家に戻っております。 このところ、事務系の仕事、それも人事系の仕事で神経をすり減らしていたものですから、まあ、いい息抜きかなと。 と思ったら、なんとなんと、ここへ来てスピーチ頼まれちゃった! ひゃー、ただ呑んで食ってお祝いすればいいのかと思ってたのに~。 ま、お祝い事ですからね、頼まれて断るわけにもいかんし。なんとかやりますわ。 というわけで、明日はもう一日、リラックス。どこかドライブでも行こうかなと思っているのでありまーす。それでは、皆様、お休みなさーい!
November 25, 2011
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立川流家元・立川談志さんが亡くなりました。享年75。今の基準で言えば、随分と早い死でした。 とはいえ、実は私は立川さんを追悼するほど彼のことを良く知らないというか、興味がないというか、・・・彼の何がそんなにいいのか、良く分からないというところがあります。 人はよく立川談志を天才だとか言って祭り上げますけれども、そんなに彼の噺は面白いのですかねえ。私はちゃんと全部聞いたことないですけど、聞いた範囲では面白いと思ったことがない。むしろ下手な人が上手いフリをしているような感じがしてしまって、聞いていられない。特に噺の間に頻繁に挟む舌打ちとかね、あまり好きではないですなあ・・・。 でまた、彼独特の偽悪ぶりというか。あれもねえ、良く分からない。参議院議員に当選したものの、酒を飲んで記者会見に出たとか、そんなレベルの低いことで引責辞職とか。私には単に非常識にしか思えなくて、ちっとも笑えないです。 大体わたしゃ「偽悪者」というのが嫌いなんですわ。「偽善者」の方がまだ分かる。偽善者の偽善ぶりというのは、「人に良く思われたい」という、よりナチュラルな人間感情に根ざしていますからね。偽善者の行動は理解できる。だけど、偽悪者というのは・・・。なんで偽悪しなくちゃいけないのか、私には良く分かりまへん。良い人間ならば、良い人間らしい行動をすればいいのであってね。なぜそれを敢えて曲げるのか。私にはさっぱり。 だけど、世の中には偽悪者が好きな人ってのはたーくさん居て、「あの人は、本当は優しいんだけど、照れ屋なので、わざとああいう憎まれ口を叩く。そこがいい」なんて言うわけですけれども、私からすれば、そんな人、面倒くさいだけですわ。そういう照れをもって「江戸っ子らしさ」とか言ってもらいたくない。江戸っ子ってのは、そんな人目につくような隠し方はしないもんですよ。それは粋じゃないからね。 だから、偽悪者をやたらに持ち上げる人も私は苦手かな。 だけど、立川志の輔は好き。彼が談志を称え、談志の下で勉強しているのは、おそらく、たとえば太田光なんかとは別な次元で談志に惚れているからだと思うんだなあ。 その割に、談志の死のニュースが入ってから、志の輔のコメントが耳に入ってこないのはどういうことなんだろう。一番弟子なんだから、一番先に彼のコメントが聞きたいのに。 ま、それはともかく、そうは言ってもやはり立川談志というのは落語界のビッグネームではあるのでしょう。そしてその人が亡くなったということは、やはり昭和の思い出がまた一つ消えた、ということではある。そういう意味では、私にとっても感慨深いものがあります。家族の話などを聞くと、いい夫、いい父親であったようですしね。 ということで、私は個人的には彼のいい理解者ではありませんでしたが、昭和落語界を騒がせた人、立川談志さんのご冥福をお祈りしたいと思います。合掌。
November 24, 2011
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昨夜、レイトショーで映画『マネーボール』を観てきました。ブラッド・ピット主演の野球映画。以下、ネタバレ注意ということで。 と言っても、ストレートな話なんでね、あまりネタバレということはないの。ブラッド・ピット演じるビリー・ビーンは、選手からスカウトを経て現在はアスレチックスのGM。毎年そこそこの成績は残すものの、あと一歩のところでNYヤンキースなどに優勝をさらわれてしまう。 原因は明らか。予算の問題なんですな。同じ大リーグのチームとはいえ、ヤンキースなどの人気球団とは予算の規模が違う。ですから、せっかくアスレチックスが優秀な選手をスカウトしてきて育てても、これからというところで金にモノを言わせる大球団にそうした選手を引き抜かれてしまう。まさに、アスレチックス自体が、他の大球団にとっての3Aみたいな位置づけになってしまうわけですな。 で、2001年シーズンの後も、アスレチックスの看板選手を次々に引き抜かれ、チームの再編を余儀なくされてしまうと。 で、それもいつものこととばかり、昔ながらのスカウトマンたちはビリーに彼らが発掘してきた有望新人の報告をするわけですが、こんなことを毎回繰り返していても埒が明かないと思ったビリーは、もっと別な手はないものかと思い悩む。 そんな時、他球団と選手トレードの交渉をしている時に、その球団に野球人らしからぬ若い男が所属していて、そいつがその球団のGMに色々アドバイスをしているのをビリーは見かけるわけ。で、直接話をしてみると、ピートという名のその男は、名門イェール大卒の経済学のプロ。経済学の見地から見て優秀かつ安価な選手を見つけ出し、GMにアドバイスをするのを生業にしているとのこと。 ただ、GMはそんな彼のアドバイスを受け容れることはあまりなく、ピートはピートで、自分の実力を発揮できず、一人悩んでいる様子。 そして、そんな様子を見て取ったビリーは、ピートの提唱するマネージメント法こそ、現在の大リーグのあり方や、アスレチックスの運営に革命を起こす新たな道であると確信、なんと野球選手ではなく、ピートをその球団から引き抜いて、二人でアスレチックスの改革に着手していくわけ。 その方針とは、徹底した出塁率主義。歳をとっていようと、故障していようと、プレイスタイルがカッコ悪かろうと、出塁率が高い割に所属チームで優遇されていない選手を、安い給料で引き抜いてきて、チームを構成するという方針なんです。そしてプレイでも、フォアボール出塁を重視し、バント禁止。投手でも同じで、変則的なフォームだろうと、防御率さえ高ければ採用。一人のスタープレーヤーではなく、全員野球で勝つ。そういう方向性です。 で、もちろんそんなチームは、見かけも悪いし、スター不在では人気も出ない。古手のスカウトマンたちは猛反対ですし、監督もGMの方針を無視した采配ばかり。しかも開幕当初は負けが込み、周囲の反応は「それ見たことか」的な冷淡なもの。プレーヤー自身も、すっかり負け犬状態に落ち込んでしまう。 しかし、自分たちが選んだ「マネーボール理論」の正しさを確信したビリーとピートは、そんなチーム全体の意識改革に着手。そして、理論的な戦略が浸透するにつれ、チームは強くなって行くんですな。 そして、ついにアメリカン・リーグの連勝記録を塗り替える20連勝を達成、そしてワールド・チャンピオン戦への切符をかけてプレーオフにも進出。さて、ビリーとピートのマネーボール理論は、旧来の大リーグシステムを打倒できるのか?! ってな話です。 さて、で、この映画に対する私の批評点ですが・・・ 「73点」でーす! 合格。 ビリー・ビーン自身、超高校生級プレーヤーとしてある球団からスカウトされ、スタンフォード大への推薦進学を蹴って野球界に進んだものの、期待された活躍が出来ず、空しくグランドを去ったという経験があって、そうした自分の体験から「金を積んでスタープレーヤーの青田買いをし、もしうまく行かなければ使い捨てる」という旧来の大リーグのやり方を変える野望を抱いていく、そんなビリーの個人的な思いも含めて描いていくこの映画、まあまあ面白いのですが、ああ面白かったと思って振り返ってみると、さほど感動的な場面も思い出せないというか。ビリーとピートが色々苦労する場面も確かに描かれてはいるのですが、結果から見ると、彼らの狙いが思惑通りに行った、という感があって、ちょっと話が旨すぎると感じてしまうところもある。 ま、その辺の印象も含めてのこの点数って感じですかね。 でも、見て損した、という風には思いません。強いて言えば「佳作のちょっと下」というあたりかな。 あと、50歳に近づいたブラッド・ピットが、割とこう、肩の力が抜けた演技をしていて、それは結構いいですよ。ちょっと『普通の人々』を撮った頃のロバート・レッドフォードの味わいに近いと言いましょうか。雰囲気的に。ということで、この映画、お好きな方はどうぞ、と言っておきましょう。 しかしこの映画、実在する、というか、今もなおアスレチックスのGMを現役でしているという人物をモデルにしているわけでしょ。『ソーシャル・ネットワーク』もそうですけど、現役の人物の評伝で次々と映画を作ってしまうとなると、アメリカの映画界のネタ切れぶりも深刻ですなあ。この調子ですと、どうせ近いうちにスティーヴ・ジョブズの映画もできそうだし。 一方、『コンテイジョン』なんて、何を今更的なウイルス・パニック映画を作っているんですから、もう末期症状。もうハリウッドも終わりかなあ・・・。
November 23, 2011
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今日、ゼミで学生たちと卒論関係の話をしていたのですが、その関連で「理想の男性像」というタームが浮上して参りまして。 SATCに代表されるようなアメリカの人気テレビドラマにおいて、女性登場人物にはそれぞれ「理想の男性像」というのがあると。財力があって、思いやりがあって、男性的魅力があって、一途で、しかしどこか謎めいたところもあって・・・みたいな。 で、彼女らはその理想の男性像を基準として、現実の男を判断するというのですな。例えば、Aという男は「理想の男性像」にかなり近いが、「結婚」ということにまるで興味がないというかなり決定的な欠点がある。一方、Bという男は自分さえ「yes」と言えば喜んで結婚してくれそうだが、「理想の男性像」という観点から言うと、かなりあちこち譲らざるを得ない。 それで、AにするかBにするか、彼女は迷う。そういう仕組みらしい。 ま、要するに「理想と現実」という話になるわけです。どこまで理想を追うか、どこで妥協するか、というね。 うーん・・・。 で、そういう話を聞かされて私思うに、そういうのってテレビの中だけの話なのか、それとも、現実に女性というのはそういう発想をするのか? 私は男ですからよく分からないのですけど、そうなんですか? 世の女性方? もしそうだとすると、何だか夢のない話だなあ。女性が現実的だってのは、そういうところを言うのですかね。 私なんぞは、そういう意味での「理想の女性像」とかってないなあ。現実の女性を判断するための物差し的なものを持ってない。あるのは、現実の女性に対する好みのみ。実際に存在し、知り合いになった女性に対して、この人いいなあと思うか否か。それだけですなあ。そして、いいなあと思えば、その人しかこの世に存在しなくなるのでありまして。 ある女性と付き合っていても、その女性は「どこかで妥協して」自分と付き合っているのかなあ、なんて思うと、寂しい限りじゃありませんか。 ま、うちの家内は、私と同じタイプ(だと信じたい!)だから別にいいですけど! というわけで、「理想の男性像」なるおそろしげなものを女性は持っているのかしらと、いささかぞっとしているワタクシなのでありました、とさ。こわい、こわい! 女はこわいね!
November 21, 2011
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今日は風が強かったものの、日差しは暖かかったので、久しぶりに家内と家の周りを散歩することにしました。 家の周りにある街路樹は、その多くが「ナンキンハゼ」なんですが、なかなか紅葉のきれいな木で、今の時期ですとまだ緑色の葉、黄色くなった葉、赤く紅葉した葉が同時に見られる。葉っぱの形もハート形に近いので、その意味でも可愛らしい。 で、そんなナンキンハゼの並木をトコトコと歩いているうちにパン屋さんと雑貨屋さんを兼ねたお店があったので、ちょっと覗いてみることに。最近、ティーポットを割ってしまったので、新しいティーポットでもあれば買うつもりで。 残念ながらティーポットはありませんでしたけど、パンがおいしそうだったので、明日の朝食用にクロックムッシュを2つ、それに小型のメロンパンのようなものを試しに1つ、買ってみました。 そして、またトコトコと歩いて、今度はスーパーマーケットに出たので、夕食の買い物を少し。今日は鍋物、キムチ鍋にしようかなと。 で、鍋の材料を買っていたら、無性にビールが飲みたくなってきた。実は10日後に迫った人間ドックに備えて、このところずっと禁酒してたんですよね~。だけど、まあ、ビールの一杯くらい、いいかと思い、バドワイザーの缶ビールを買ってしまいました。あ~あ、私も意志が弱いね・・・。 でも、せっかく久々のビールですから、今日はキンキンに冷やして、熱いキムチ鍋と共に味わうことにいたしましょう。 で、店を出ようと思ったら、スーパーのフードコートみたいなところに出店していたマクドナルドが、今日を限りに店じまいとの貼紙が。あらま、そうなの? 時々利用していたのに・・・。で、その後にはどんな店が入るのかしら。バーガーキングかサブウェイが出店してくれればいいのに! なーんて、そんなことあるわけないか・・・。 ってなわけで、今日のお散歩は終了~。 ま、なんてことないお散歩ですけど、お散歩って、心の余裕がないと案外できないものですからね。今日は、少し余裕があったということかな。 さて、それではこの辺で夕方のティータイムということにしますか。先ほど買った菓子パンでも食べようかな!
November 20, 2011
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愛用しているロレックスの腕時計をオーバーホールに出しておいたのですが、それがようやく戻ってきたので、代理店まで取りに行ってきました。 何しろオーバーホールに出したのが9月のことですから、まさに「ようやく」戻ってきた、という感じ。しかし、戻ってきたそれを受け取ってみて、それだけ時間が掛かるのも無理もないなと思いましたわ。 というのも、ロレックスではオーバーホールの際、ケースから何からすべて磨くというか、研磨するんですな。ですから、買ってから数年の間にケースやバンドについた細かい傷はすべて消え、まるで購入したばかりのようにピカピカになって戻ってくるわけ。ロレックスでは、こういうケースやバンドの研磨を数回繰り返しても何の影響もないと言っています。5、6年に一度のオーバーホールの度に研磨を行なったとして、それを数回繰り返すと言うことは、要するに30年とか40年程度の間は、今のままのケースやバンドがその都度新品のようになるということですな。 ま、ロレックスというのは、そういう時計だということです。クルマにおけるメルセデス・ベンツと同じく、ケアをしながら長く付き合うことが出来る耐久性の高いモノだ、ということ。「さすが」と言わざるを得ません。 というわけで、その戻ってきた愛用のロレックスを再び腕に巻き、意気揚々と向かったところが「ユニクロ」というのが情けないところですけど、まあ、仕方がない。 今回ユニクロで購入したのはですね、冬場のランニング用のトレーニング・ウェアでございます。 で、色々見たんですが、本格的な奴は何だか薄っぺらくて、頼りないのよ。ひと言で言って、寒そう。 で、寒がりのワタクシ、日和見して「ウォーム・イージー・パンツ」というのを買っちゃった。外側はしゃらしゃらしたトレーニング・ウェアっぽいのですけど、内側はフリースで、暖かそう。っていうか、実際、暖かい。これなら冬の夜に外に走りに行っても大丈夫って感じ。 で、買って帰って早々、家で履いてみたのですけど、もうめちゃくちゃ暖かくて気持ちいい~。楽だし。さすがユニクロ。 というわけで、こんなぬくぬくしたものを買ってしまって、逆に寒い外に走りに行く気がなくなってしまうのではないかと思いつつ、ロレックスとユニクロと、対極にあるモノを共に愛でているワタクシなのでありましたとさ。
November 19, 2011
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国賓として日本を訪問されている若きブータン国王、ワンチュク国王についての報道を見ましたけれども、魅力のある方ですなあ。ハンサムだし、ブータンの民族衣装もよくお似合いで。 でまた、国会での演説の素晴らしかったこと。その厭味のない謙虚さに自然と頭が下がるというか。謙虚さによってすら、人々を平伏させるだけの徳があるというか。さすが国民総幸福量なる尺度で政を進める国の王様だけのことはありますね。 しかも、お忙しい日程の中、東北の被災地まで訪問されて、かの地の小学生たちと交流されたそうですが、子供たちを前にしてのお話がまた良かった。曰く、人間一人ひとりの内面には「ドラゴン」が居ると。そしてそのドラゴンは、「経験」というものを糧にして育つ。だから、色々な経験を積んで、あなた方の内側に居るドラゴンを大きく育てなさいと。 震災という過酷な体験をしてきた子供たちへの励ましとしても、凄い講話ですよね。負の体験を自分の成長のための糧に変えようという心構えを、ドラゴンという勇壮な喩と共に、植えつけてくれるじゃありませんか。 なんか、色々とパッとしないことの多いこの国に、ワンチュク国王がヒマラヤ由来の澄み切ったフレッシュな一陣の風をさっと吹き込んでくれたような感じ。 ということで、今日はブータンの若き国王の魅力に、やられっぱなしのワタクシなのでありました。私も「ドラゴン」の講話、どこかでパクって使おうっと(って、おいっ!)。
November 18, 2011
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うちの科ではこの時期、来年度のゼミ生を決定する手続きが始まるのですが、今年はこの件に関して大異変がありまして。 例年ですと、私のゼミに入りたい学生というのが大勢居て、その希望者の中から私が面接をして数名を選び出すという作業になるのですけど、どういうわけか今年の3年生で、私のゼミを第一志望にした学生はわずかに3人・・・。え? どういうこと? でも、まあ、少なければ少ないで、よりきめ細かい指導ができますから、それでもいいかと思っていたところ、後になってから一人、また一人と私のゼミに入りたいという学生が出てきて、結局、来年は5人になっちゃった。 しかし、後から回ってきた学生たちというのは、私のゼミを第一志望にしてなかったわけですよ。それどころか、第二希望でも第三希望でもない。なのに、何故私のところに来るわけ? で、一応その辺りの事情を聞いてみると、結局、「どこでも良かった」らしいのですな。どこでもいいと思って、適当に志望を出したところ、そこが人数が多くてあぶれてしまったので、まあ、志望者が少なくて、入り易そうな釈迦楽先生の所でも行くかと。最初からどこでもいいと思っていたわけですから、まあ、どこでもいいのでしょう。 いやあ・・・。少し前まで、こういう学生はいなかったけどなあ・・・。 ちょっと前まで、どの先生のゼミで卒論を書くかというのは、学生にとって大問題だったわけですよ。特に、人気のあるゼミだと、競争率が高いので、入れた時の喜びも大きい。 ですから、私のゼミにしたって、面接でゼミ生を決定した後、その名簿を廊下に貼り出すと、ゼミに入れた学生たちが喜びのあまり大声で「やった~!!」などと叫び出し、大騒ぎになったものでございます。それはもう、大学入試の合格発表みたいなものでね。下手をすれば、胴上げまでありそうな勢いで。 それが釈迦楽ゼミだったのよ。 それが今年はどうよ。ついに、どこでもいい、釈迦楽ゼミでもいい、という学生が入ってくるんだからなあ・・・。 というわけで、「卒論」とか「ゼミ」というものに、まるでこだわりのない学生たちが登場したことを知り、いささかテンション下がり気味のワタクシなのでありました、とさ。はあ~、もう知らんわ・・・。
November 17, 2011
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紅葉がなかなか進まないほど暖かい秋となった今年ですが、それでもさすがに最近は大分冷える日もあるようになって参りました。寒がりのワタクシとしては、嫌な季節に突入しようとしております。 ところで、そんな寒い季節を迎えるに当たって、私が今注目しておりますのは、「着る毛布」という奴。震災がらみの節電ブームの中、「部屋の中で厚着をしよう」という掛け声が喧しい今日この頃、その究極の形がこれなのかな、と。これこれ! ↓着るブランケット ヌックミィマイクロフリースガウンケット NuKME ヌックミィ 2010バージョン...価格:1,780円(税込、送料別)着る毛布 着られる毛布 ガウンケット ガウン毛布 フリース ブランケット %OFF確実 限定価格 特...価格:2,980円(税込、送料別) まあね、ファッション的にどうなのかとか、突っ込みたくなる気持ちも分かりますが、私的には暖かければいいかなと。どうせ家の中で着るので、誰に見られるわけでもなし。 っていうかね、小学校の低学年くらいの頃、私、毛布を着ていたのよ。家で。マントみたいにして。 そう、あの頃って、マントにあこがれたんだよなあ。正義の味方はたいていマントを着ていたからね。 で、そんな毛布少年のワタクシ、ある時、ピーナッツの漫画を見ていて、自分と同じような少年がアメリカにも居るんだ、ということを発見するわけ。ライナスですよ、ライナス。ルーシーの弟。おもちゃのピアノでベートーベンを弾く天才少年。 今から40年程前、まだ日本人の大半がスヌーピーの何たるかを知らなかった頃、私はいち早くピーナッツを読んでいたという。あの頃から、時代に先駆けていたな、私。 ま、これにはカラクリがあって、日本におけるピーナッツの紹介者は詩人の谷川俊太郎でしょ。で、その谷川さんの息子さんが、私の父の教え子なのよ。その関係で、日本で出たばかりのピーナッツの漫画本を父が家に持ち帰り、それを私が我が物にした、というね。そういうわけで、私は日本で最も早くスヌーピーを知り、ライナスを知ったのですけど、そこでライナスが自分と同じように毛布を肌身離さないことを知ったと。 だから毛布を着ることにかけて、私は人後に落ちないんだなあ。 ということで、このところの「着る毛布」ブーム、ついに時代がワタクシに追いついたか的な感慨と共に、大注目しているわけ。 その一方で、こんなものを着たら、男のダンディズムも地に墜ちるかという恐れも多少はあり、まあ、それとの兼ね合いですね。 さてさて、この冬、私はダンディズムを捨てて40年ぶりに和製ライナスになるのか。その辺、ぜひ注目していてくださいな! って、あんまり興味ない??
November 16, 2011
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ドイツ人の同僚の先生と日本語で話をしていて、ふと、「先生はドイツ語と日本語と、英語が話せるみたいだけど、その他に何語がしゃべれるの?」と尋ねたら、こともなげに、「うーん、言語の数で言うと・・・7つかな」ですと。 7つ! じゃ、あとは何語?と問いただすと、古代ラテン語、古代ギリシャ語、フランス語、スペイン語だそうで。はあ~。 で、ドイツ人にとって英語って、簡単に習得できるもの? と尋ねたら、「英語はドイツ語の方言みたいなものだから。それに格変化もないから、単語さえ覚えちゃえば簡単よ」ですって。 で、ドイツの中学校で古典語を習っていたので、ラテン系のフランス語とかスペイン語も割と楽に習得し、ついでに日本語でも勉強してみるかと、気楽に始めたところ、「それは失敗しました」と。 やっぱり、日本語は予想外に難しかったそうで。 それにしてもね、「英語は方言」とかいいながら、1年くらいで簡単に習得できるなんて、羨ましいなあ。東京人が大阪弁を勉強するようなもんで、「ふむふむ、『じゃ、さよなら』と言いたい時は、『ほな、さいなら』って言えばいいんだな」程度のことで習得できるんだったらねえ、誰も苦労しないのでありまして。 もっとも、その逆、つまり英語の話し手がドイツ語を習得するのは、少し難しいみたいですけどね。それは、韓国人が日本語を覚えるのは簡単だけど、その逆は少し難しいみたいなものらしい。 日本人に生まれたということは、言語的にはハンデを背負っているようなもんだなあ・・・。 ま、とにかく、7つの言語を自在に操るドイツ人の同僚を見ながら、ため息をついているワタクシなのでありました。
November 15, 2011
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今日は卒業生でゼミOBのM君が遊びに来てくれました。 M君は今では男の子二人の父。ということで、今日はその二人の坊やも一緒に連れてきてくれたのですが、何しろ6歳と5歳の年子の坊やたちですから、元気、元気。ワタクシの研究室からは、常にない子供の笑い声が響き渡ったのでした。いや、男の子たるもの、元気でよろしい。 しかし、男の子の兄弟、それも年子となると、育てるのも大変そうだなと思います。女の子と違って、遊び方が暴力的というか、すぐに手が出ますからね。 で、見ていると、やはりこういう場合、お兄ちゃんというのは、弟に対してある程度は手加減するのに対し、弟の方は精一杯の力で大胆に向かっていきますから、どうしても先に弟がお兄ちゃんを殴る、みたいな感じになる。で、お兄ちゃんも最初は我慢しているのですが、しまいに頭に来てちょっと本気を出すと、今度は弟が劣勢になってさらに本気で手を出すと。まあ、そういう展開が繰り返されるようで。 で、そこで喧嘩になるのを親は見ていて、適当なところで仲裁しなければならないのですから、大変だ。 そこへ行くと、ワタクシ自身の幼少期を思い出すに、ワタクシの場合は上が姉ですから、二人で遊ぶとなると、どうしても姉に合わせることになる。ですから、静かなもんですよ。静かに二人で綾取りをしたり、ゴム飛びをしたり。御飯事はあまりしませんでしたけど、二人で本物のホットケーキを焼いたりしたなあ。 家ではそんな調子ですから、幼稚園とかで、同年代の暴力的な男の子とかと遊ぶのが苦痛で、苦痛で。しかし、同じように暴力的な男の子連中のことが怖い女の子たちからは、感性が一緒ということでモテましたね、ワタクシ。何しろ物静かで、優しくて、ジェントルマンでしたし、それに加えて姉と遊んでばかりで、女の子の扱いには慣れてましたからね。 もうね、幼稚園中の女の子という女の子が、帰りにワタクシと手をつなぎたがって、「今日は私が釈ちゃんと手をつなぐ番よ」「あら、今日は私よ、あなたは昨日手をつないだじゃない」「何言っているの、今日、釈ちゃんと手をつなぐのはわ・た・し」みたいな感じで、毎日、血みどろの争いが起きるというね。そういう日々。 思えば、あれがワタクシの「モテキ」と言う奴だったのね・・・。 何の話をしていたんだっけ? そうそう、年子の男の子二人を育てるのは大変そうだ、って話。 ま、M君はその辺、あまり厳しくもなく、静かに笑いながら上手に捌いていましたけど、ワタクシには出来ないな、そんな面倒なこと。 ということで、私の教え子たちが上手に親をやっているのを見ながら、偉いもんだなと思う、私なのでありました、とさ。
November 14, 2011
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先週の木曜日、柔術の稽古で手首を痛めてしまい、往生しました。 で、怪我・病気に対しては積極的に攻勢に出る私としましては、とりあえず「フェルビナク3%含有!」の某アンメルツEXを買い求めて塗りまくり、また某バスクリンの唐辛子エキス・インの奴を買い求めて風呂に投入、手首をよーく温めながらマッサージを続けたところ、昨日あたりから回復の兆しが見え始め、今日あたりは7割方まで回復してきました。あと2、3日あれば、完全に復旧するのではないかと。 ・・・っていうか、後2、3日経ったら次の稽古の日じゃん! しかし、人体の回復力ってすごいなあと思います。柔術を始めて日常的に怪我をするようになってから、つくづくそう思う。打ち身、捻挫、擦り傷、そういうものを負って、痛いなあと思っていても、1週間ぐらいするとほぼ治るんですよね。体自体が自然に「元の健康な状態に戻そう」とするわけですよ。一昨日より昨日、昨日より今日、という具合に痛みが引いていくのを感じながら、人間の体ってすごいなと。 それと同時に、怪我をしてみて、初めて分かることというのもあって、例えば両手首が曲がらないと、ホント、何もできない、ということが分かるのよ。ほんのちょっとした動き、例えばコップや茶碗を持つとか、ポテチの袋を開けるとか、テーブルを拭くとか、歯磨きをするとか、そういう動作ですら、手首が曲がらないとまともにできないわけ。ということは、逆に言えば、そんなちょっとした動作ですら、手首の関節が微妙に、自由自在に動くことが必須条件だった、ということですからね。 実に上手い具合に、人体が出来上がっているんだなあと思います。そして、それが健康であることがいかにありがたいことであるかも。 ということで、少しずつ自由が利くようになってきた手首を、いとおしくナデナデしている今日のワタクシなのでありました、とさ。ありがたや、ありがたや!
November 13, 2011
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今、NHKでは金曜の深夜に『セカンドバージン』の再放送をしているのですが、ワタクシ、先週の放送を見てはまってしまいました・・・。今更か!って感じですが。 そう、実はこのドラマが最初に放送された時、見てないのよね~。でもその後、『鈴木先生』を見てすっかり長谷川博己のファンになったワタクシ、その長谷川博己の出世作と知って、『セカンドバージン』にも興味があった、というわけ。 だけど、やっぱりいいね、長谷川博己。スタイルがあるわ。 長身で細身。しょうゆ顔というのでもない「しお顔」。温かみがあるようでいて、どこか冷酷なところもありそうな微妙な表情。二枚目も三枚目もこなせそうな、切れ者の素質とひ弱さが同居しているような感じ。どういう役を与えられても、その役になり切りそうです。 鈴木京香もいいね! かなりリアル。才能も華もある中年女性の体温高めな色香、それも、これ見よがしでない色香を漂わせております。 一方、長谷川博己の妻役たる深キョンですか・・・。底抜けにアホな妻の役を演じて、名演技なのか単なる地なのか、とにかく見ているワタクシたちをイライラさせる演技を展開中。まあ、彼女に与えられたセリフも悪い(=現実味がない)のですけど、彼女を見ていると、鈴木京香の出来の悪い息子すらもマシに見えてくるという・・・(少なくとも彼はYOUを恋人にしたのですから、少しは善悪の判断が付くということでありまして・・・)。 ということで、すごい時間差で『セカンドバージン』を楽しんでいる我ら夫婦。次週の展開がたのすぃみーーーでございます。
November 12, 2011
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今日は夕方からあるモノを買いに土岐プレミアムアウトレットに行ってきました。 アウトレットって、多分土日にはものすごく混雑するのでしょうけど、ウィークデーはそうでもない。しかも今日みたいな小雨模様の夕方5時頃に入ると、広いアウトレットに人影はまばら。まさにたくさんのショップを独り占め状態で、快適、快適。 で、目指すモノはあっさり買うことが出来て大満足だったのですけど、夜8時の閉店までまだ時間があったので、ワタクシのトレーニング(ランニング)・ウェアでもいいのがあったら買おうということになり、アディダス・ショップだのナイキ・ショップだの、そういうものを置いてある店を冷やかしてみた。 昔はねえ、この種のスポーツ用品店って、ワタクシとはまったく無縁の世界だったのですけど、柔術を始めてからというもの、むしろこちら側の世界の住人となってしまいまして、スポーツ用品店に対する親近感が俄然アップしているというね。 で、さっそくランニング用のウェアを探し始めたのですけど、うーん、これがねえ・・・。 最近のランニング・ウェアというのは、昔とは様変わりでございまして、これからの季節ですと、まずタイツを履き、その上に7分丈くらいの短パンを履いて、さらにくるぶしまでのソックスを履いて・・・みたいな感じになるわけ。で、これが確かにカッコよくて、例えば20代くらいの本格的スポーツマンが履いたらさぞやステキだろうと思うのですけど、何しろこちとらアラフィフのランニング初心者でしょ。タイツに7分丈の短パンに・・・というのは、あまりにも今風というか、カッコ良すぎるわけ。 かといって、昔風の、というのはつまり「ジャージ上下」みたいな奴を見ますとね、あまり種類がない上に、あるものはと言えば、ド派手な色だったり、サイドにぶっといラインとかが入っていたりして、これはこれで恥ずかしい。 初心者でも着られるような、地味目の色合いの、しかしカッコいいランニング・ウェアというのは、ありそうでないんだなあ・・・。 ということで、今日のところはランニング・ウェアは諦め、アウトレット内にある「寅福」という和食系の店でガッツリ食べてから帰路につきましたとさ。 だけど、まさかジーンズで走るわけにもいかないし、と思い、帰宅してからネットで色々検索した結果、出した結論は、またしてもユニクロ頼みで行くか、ということ。最近、ユニクロでトレーニング・ウェア的なものも売っているらしいんですな。で、それがまさに「初心者が着てもおかしくないような、地味目な色合いの・・・」というものなのよ。だから、これかな、と思って。 というわけで、近いうちまたユニクロでも行って、この種のトレーニング・ウェアでも買って、それでいよいよ走り出そうかと、ま、そんな風に計画しているワタクシなのでありました。ほんと、完全に体育会系だね、今や・・・。
November 11, 2011
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今日は仕事帰りに道場によって一汗流してきたのですが、今日習った新技、「横捕(よこどり)」、これがかっこいいのよ。 設定としては、当方は座っていて、敵に片腕を引っ張られている状況なんですけど、まずはここから相手の手を手繰り寄せる。この場合、通常の意味での引っ張り合いになったら、力の強い方が勝つわけですけど、そこはもちろん八光流独自の引っ張り方というのがあって、相手がどんなに力が強くとも、そのやり方でやれば相手を手繰り寄せることが出来るんです。 で、そこから相手の手首付近の経絡を極めながら相手を自分の前に引き落とすのですが、ここからが凄い。なんと倒れた相手の腕の上、肩と肘の中間ぐらいのところに片膝を当てがい、そこに体重をかけてしまうのよ。しかも手首は極めたまま。これは痛い! で、そこからさらに「小腸径」と呼ばれる経絡を手刀で攻めるというね。 何しろ倒れた相手に膝をかけて体重で押さえつけてしまうので、かけられた方はたまりませんけど、かけている側としてはすごい優越感というか。どうだ! みたいな感じがあるのよ。ほんと、かっこいい! だけど、調子に乗ってこの技を掛けたり掛けられたりしているうちに、手首が完全に悲鳴を上げまして。家に帰って、遅い夕食をとろうと思ったら、箸がまともに持てないという・・・。手が震えてしまって。 で、パソコンのキーボードもまともには打てないというね。いつもならマシンガンのように打ちまくるのに、これだけ打つのにもえらい時間が掛かる。 ということで、今日はこのくらいで勘弁してください。あとは湿布でもして寝まーす。それでは、皆様、お休みなさーい!
November 10, 2011
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大学から帰宅すると、いつも家内に「今日、なんか面白いニュースあった?」と尋ねるのですが、そんな私の習性を汲んで、最近、家内は何かしら面白みのあるニュースを用意していてくれます。 で、今日の家内の面白ニュースは、吉祥寺のデパ地下で、老齢のおばあちゃんスリが逮捕された、という話。なんでもほとんど80歳近いおばあちゃんらしいのですが、スリの常習犯で、逮捕されるのも二十数度目とのこと。彼女によれば、デパ地下で買い物をする中年女性たちというのは、隙だらけで、しかもカードではなく現金支払いを好むため、財布にある程度の金額を入れていることが多く、スリの対象としては恰好のものなのだとか。 ふーむ、なるほど。道によって賢しとはよく言ったもので。って、感心していてはいけませんが。 それにしても、そんなお年を召して逮捕されて、また牢屋に逆戻りというのも、なんだか可哀そうですなあ。自業自得と言えばその通りですが。 だけど、もうこういう人はさ、スリが半ば生き甲斐みたいになっているのだろうし、捕まえて罰するというようなパターンを繰り返したって、あんまり意味がないのではないでしょうか。 いっそ、こういう人を国家的に活用する方法ってないですかねえ? 一番考えられるのは、とりあえずスリの指南をさせるとか。よくスーパーとかデパートに「万引きGメン」みたいな人がいるじゃないですか。ああいうGメンを指導する正式な係にしちゃうのよ、そのスリ婆さんを。とりあえず警察がスリ婆さんの身柄を引き取って、警察主催で「スリの実演」をそのスリ婆さんにさせて、こういう動きをする人がいたら、スリ犯ではないかと疑えと指導するわけ。どう、このアイディア。そうすればそのスリ婆さんだって、スリをすることで人の役に立つわけだし。 あるいは、こういうのはどう。そのスリ婆さんを国家レベルのエージェントにして、よその国にスパイとして派遣するの。そして、有力政治家とかから重要機密の入った書類なんかをすらせる。「サイバー攻撃」ならぬ「スリ婆攻撃」だよ。向こうだって、まさか80近い婆サマが国家スパイだとは思うまい? 仮に相手国に捕まったら捕まったで、老い先も短いことだし諦めてもらおう。当局は一切関知しないのでそのつもりで。 ま、それは冗談として、スリ常習犯の婆サマだって、この世で役に立つ方法はあるんじゃないかなと。 大体、今、生活保護を受けている人が急増しているんでしょ。戦後のレベルだっていうじゃん? 仕事に就きたくても仕事がなくて、それで生活保護を受けざるを得ないそうですが、スリ婆さんだけじゃなく、そういう人の中にも、使いようによっちゃ、活用できる人もいるんじゃないかと思うけどなあ。 例えば、甘いみかんを見分けることが出来る人(って、ワタクシのことなんですけど)とかがいたらさ、スーパーのみかん売り場に立たせて、客のために「みかん10個598円」の10個を選ぶ係にするとかさあ。きっと評判になって、スーパーに客が殺到するよ。(ホントかな・・・) とまあ、家内の今日の面白ニュースを拝聴して、そんなことを考えたワタクシなのでした。
November 9, 2011
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ちょいと小耳にはさんだところによると、今日本で我々が食べている野菜の大半が、「F1」と呼ばれる種を育てたものなんですってね。「F1」たって、自動車レースじゃないよ。 F1の種から育った野菜は、どれも大きくて形が良くて、商品として価値が高いのだけど、そのF1種同士を受粉させて種を取った場合、その種を蒔いて育てると、必ずしも親のようにはならないんですって。第二世代になると大きくて形のいい野菜が生まれる確率はぐっと下がるわけ。 だから、農家の人たちは、自分の畑で種をとってそれを次の年に蒔く、ということはしないのだそうです。次の年は次の年で、また農協からF1の種を買うと。 つまり、F1の種から育てた野菜というのは、第一世代だけ優性の形質が現れるように計算されつくした、意図的な突然変異種みたいなものらしいんですな。我々は、そういうことをあまり知らされることなく、そういうものを食わされている。 だから、育てる段階で有機農法を取り入れたって、蒔いている種自体が人工的な掛け合わせで作った突然変異種なんだから、まあ、ある意味で言えばDNAがあらかじめ操作してあるものを食わされていることには変わりないわけですな。 なんか、そういう話を聞くと、大丈夫なのかしら、って思いますよね。これがTPP参加で関税が撤廃されて、今まで700%とか800%とかっていう税率で守られていた日本の農業が崩壊し、アメリカ産の安い野菜、それはF1以上にDNA操作された遺伝子組み換え野菜かもしれませんが、そういうのがどっと入ってきたら、ますます変なことになりませんかね。 野生の猿とかに普通の野菜とDNA操作した野菜を食わせると、連中はちゃんと普通の野菜を選んで食べるっていうじゃん? 本当かどうか知りませんけど。 ワタクシはその辺の問題に疎いので、あまり大したことは言えないのですけど、そういうことも考えた上で、日本の食糧問題を考えてもらいたいもんですなあ。少なくとも、親から取った種を蒔いたら、大体親と同じようなのが生えてくる、そういうごく普通の野菜が食いたいもんですわ。F1は、レースだけで十分よ。
November 8, 2011
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元横綱・隆の里、鳴戸親方が急逝しました。享年59歳、早すぎる死でした。 横綱・隆の里と言えば千代の富士の天敵。つまりは、熱狂的な千代の富士ファンのワタクシの天敵でもあった人ですな。千代の富士の同時代人で、彼に通算戦績で勝ち越している人なんてそうはいないと思いますが、隆の里はその一人。華やかな千代の富士とは対照的に地味な横綱でしたが、強い時の彼は憎らしいほど強かった。 ウェイトトレーニングで鍛え上げ、「ポパイ」とあだ名されたそのパワフルな肉体は、瞬間的には1トンを越えると言われた千代の富士の強烈な引き付けに耐え、がっぷり四つに組んでからは、せっかちな千代の富士に寄りたいだけ寄らせて、根負けさせたところで最後は逆に寄り切るという、千代の富士サイドからすると、何ともいやらしい取り口で彼に苦杯を舐めさせたものでした。あの千代の富士に「隆の里と目を合わせるのも嫌」と言わせたんですから、大したものです。 もっとも、隆の里が千代の富士を何度も痛い目に会わせたのは、決してたまたま相性が良かったからではなく、千代の富士の取り組みを写したビデオを擦り切れるまで見て研究した成果。力士としては致命傷と言える糖尿病を克服して綱取りを果たしたほどの人ですから、目に見えない努力を積み重ねた人だったのでしょう。 力士生活の終わりの方で横綱となり、綱をはっていた期間は短かったものの、今、大関取りに挑んでいる稀勢の里をはじめ、弟子の育成ではまずまずの戦果を納めた人でもありました。自分の部屋の力士には、出稽古に行くことを固く禁じるなど、独自の育成方法を頑固なまでに固執したことでも知られますが、その意味でも、地味ながら、ここぞというところでは決して譲らない、そんな力士時代の彼の人柄そのままというところがありましたね。 このところ弟子に暴力をふるったとかどうとかで、渦中の人になってしまいましたが、その心労もあったのかなあ・・・。 それにしてもまだ50代。せめて稀勢の里が大関になるところを見せてやりたかった。 千代の富士ファンの私としては、決して隆の里のファンであったわけではないですけど、あの千代の富士を散々苦しめた名力士として、その雄姿はしっかりと記憶しています。そんな遅咲きのおしん横綱のご冥福を、お祈りしたいと思います。合掌。
November 7, 2011
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今日はボクシングの世界戦が2つあった・・・はずなんですが、名古屋ではまったく放送されず。楽しみにしていたのに、がっかりです。 でも、山中選手はTKO勝ちでチャンピオンに、粟生選手は判定による辛勝だったようですが、とにかくベルトを守った。これで現在、日本人のボクシング・チャンピオンは8人と、過去最高の数。 ということで、今や日本はボクシング大国であるはずなんですけど、先ほど言ったように、ことテレビ放送という点では恵まれていませんなあ。ダブルタイトル戦なのに、名古屋で放送しないんですから。 ま、もちろん放映権の問題とか、色々あるのでしょうけど、なんかね、それだけじゃないような気がする。 つまり、同じスポーツであっても「いいスポーツ」と「悪いスポーツ」があって、後者はなかなか放送されないし、報道もされないというようなことがあるんじゃないかと。で、その色分けが顕著なのがNHKですわ。 大体、NHKなんて、プロボクシングの勝ち負けとか、まったく放送しないでしょ。F1についてもまったく報道しないし。そのくせ、プロ野球とかプロゴルフ、プロサッカーの結果は放送するんですから、よく分からない。 NHKにどんな放送コードがあるのか知りませんが、「ボクシング=殴り合い=暴力=不良」という図式、それから「モータースポーツ=交通ルール違反=不良」という図式で見ているんでしょうな、おそらく。不良のスポーツのことは、基本、放送しないと。 そのくせ、色々暴力的なことがあると報道される大相撲だけは、嬉しそうに放送するんだから矛盾しております。大体、大相撲なんか、公然とお金を賭けて勝負させているわけですし、そういう意味から言ったらボクシングなんかよりよっぽど不良なスポーツだと思うのに、NHK自身が「懸賞が20本もかかっております」なんて全国放送で言っているんだからなあ。 とにかくNHKの嫌う不良スポーツの代表格たるボクシングとモータースポーツの両方とも大好きなワタクシとしては、結果だけをネットで知るという悲しい作業をしなくてはならない。寂しいものでございますよ。 山中のTKO試合、見たかったなあ・・・。
November 6, 2011
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この間、愛車アルファ156の10連奏CDチェンジャーにビリー・ジョエルの『コールド・スプリング・ハーバー』を仕込んで聴いていたら、なんだか懐かしいというのか、ビリー・ジョエルってやっぱり歌上手いなあと感心してしまいました。ピアノも上手いし。 ビリー・ジョエルと言えば、中学か高校くらいの時によくラジオのFM放送とかで聴いて、まあまあ好きで、アルバム(LPだよLP!)では『グラスハウス』とか『ソングズ・イン・ジ・アティック』あたりを持っていたと記憶しますが、CDでは『ストーム・フロント』とか、それこそ先ほど挙げた『コールド・スプリング・ハーバー』くらいしか持ってない。 で、『コールド・スプリング・ハーバー』に入っている曲の何曲かが、『ソングズ・イン・ジ・アティック』に入っていて、同じ曲の若い時バージョンと、成熟バージョンを聴き比べることが出来るのですが、私が思うに、成熟した『ソングズ・イン・ジ・アティック』バージョンの方がいいね。 ああ、だけど、LPでは聴けないしなあ。『ソングズ・・・』のCD版を買い直すか。 と思って、アマゾンでビリー・ジョエルのCDを物色していたら、それこそ懐かしのアルバムが勢ぞろい。『ニューヨーク52番街』でしょ、『ピアノマン』でしょ、『イノセントマン』でしょ、『ナイロン・カーテン』もいいな。『ストリートライフ・セレナーデ』なんか、ジャケットのアート・ワークだけでも買いたくなるねえ・・・。 ってなわけで、なんで今更、の世界ではありますが、私、ちょっとビリー・ジョエルを聴き直そうかという気分なのでございます。アメリカン・ポップス育ちの私も、ついに「懐メロ」の世代に突入したっつーことでございますかね?これこれ! ↓【Aポイント+メール便送料無料】ビリー・ジョエル Billy Joel / Streetlife Serenade (輸入盤C...価格:1,190円(税込、送料別)【Aポイント+メール便送料無料】ビリー・ジョエル Billy Joel / Songs In The Attic (輸入盤CD...価格:1,190円(税込、送料別)【Aポイント+メール便送料無料】ビリー・ジョエル Billy Joel / The Nylon Curtain (輸入盤CD)...価格:1,190円(税込、送料別)Billy Joel ビリージョエル / Piano Man 輸入盤 【CD】価格:1,407円(税込、送料別)
November 5, 2011
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まあ、今や日本のテレビ界は芦田愛菜ちゃん頼みというのか、どのチャンネル回しても彼女が登場するね。でまた、今や日本の映画界は西田敏行頼みというのか、どの新作映画を見ても彼が登場するね。愛菜ちゃんはまだ分かるとして、西田敏行がどうしてこれほど人気があるのか、私にはイマイチ分からず。いや、立派な俳優だと思いますけど、そこまでかな、と。 閑話休題。 この時期、来年度の授業で採用されることを狙って、世の教科書会社が一斉に教科書の見本を送ってくるので、私なんぞですら、次々と送付されてくる新作教科書の山に埋もれそうな状態になっております。 しかしまあ、今日本に一体何人、大学の英語の先生がいるのか知りませんが、それらの先生一人一人にこんな大量に教科書見本を送りつけているとなると、一体どのくらいの冊数の教科書が日本中を飛び交っているか、空恐ろしいようなもんです。 それでそんな教科書見本の中からどれかを採用する先生がいればいいものの、採用されなければ、立派に作られた教科書もゴミ箱直行ですからねえ。これまた空恐ろしいほどの資源の無駄。 そんな無駄なことをやっても、採用してくれる先生が少しでもいれば、それで元は取れるのかなあ? 百人に5冊ずつ教科書を送り付け、その百人の先生のうちの一人がある教科書を採用し、それで百部売れたとすると、たった百冊売るのに五百冊無駄にした計算になりますけど、それでも採算合うのかしら? その昔、私が文学部の学生だった頃、文学作品の講読の授業ではよくこの種の教科書会社から出版されていた短編小説のアンソロジーが使われたものですけどね。で、よく見ると、その授業の担当者がそのアンソロジーの編者だったりして。つまりその先生は、教科書の編纂の仕事でひと儲けし、かつ自分で編んだ教科書を自分の授業で使って毎年発行部数を伸ばす、というようなことをやっていたわけで、それが当時の大学の先生の小遣い稼ぎだったわけですな。 で、当時学生だった私は、いずれ自分も大学の先生になれたら、こういう教科書をバンバン作って、ひと儲けしてやろうなんて、思ったこともなかったというわけでもなかったっていうか少しそんな風に思っていたところもなくはなかったんですけど。 でも、それから時代は変わりまして。文学作品のアンソロジーなんて今、なかなか大学の授業で使えないですからね。使ったって、学生に文学の意味が通じないし。 で、最近では教科書会社も定番の文学作品には手を出さなくなり、ま、時事問題なんかをネタにしたエッセイとか、映画やテレビやCMなどを素材にした総合教材なんかを作るわけですけど、これがまたどれもこれも帯に短したすきに長しと言う奴で、ろくに使えるものがない。 で、結局、山のように送られてくる教科書見本の大半は、ほとんどページをめくられることもなくゴミ箱行きと。 で、そんな風に新品の教科書を処分しつつ、教科書会社も大変なんだろうなと。とはいえ、それでもつぶれないところを見ると、さおだけ屋のように、何かつぶれない仕組みもあるのかなと。 ってなわけで、すっかり縁遠くなってしまった大量の大学英語教科書の見本を右から左へと処分しつつ、何だかなあ、って思う今日この頃なのでありました、とさ。
November 4, 2011
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我が家のあるマンションに野良猫ちゃんが住み着いて、って話は前にしましたけど、あの猫ちゃん、まだ出没しているんです。で、うちではこの子のことを「ティコちゃん」と勝手に命名して、見かける度にしばし遊んでいます。 で、これがまた人懐こい猫でね。頭を撫でてあげると、頭も体もこちらに擦り付けてきて可愛いったらないの。 でまた、いつもいつも居るわけではないというところが良くて、毎日、大学から帰宅する度に、「今日は居るかな~」って思うのが楽しいわけ。 この前なんか、マンションの入り口の扉の脇にちょこんと座っていたんですけど、なんだか三つ指ついて私の帰りを待っていてくれたようで、「あら~、ティコちゃん、待っててくれたの!」と声をかけながら頭を撫でると、私の目を見て「にゃー」ってひと声。可愛いねえ。 てなわけで、この頃では毎日家に帰った時の私の最初の一言は「今、下でティコに会ったよ」とか、「今日はいなかったよ」ですからね。で、猫好きの家内も「私も夕方、買い物に行った帰りにティコと遊んじゃった」とか言って、ひとしきりティコ談義。 ま、そんな感じでティコちゃんは私たちのみならず、今やマンションのアイドルなんですけど、これも人の世、ティコのことを良からず思っている人も、住人の中にはいらっしゃるようで・・・。 実は今日、買い物帰りに家内がティコと遊んでいたのですが、そこへ小学生の男の子がやって来て、「僕もその猫、撫でたいんだよね~」と言うのですって。 で、家内が「撫でてごらんよ、可愛いよ」と言うと、その男の子、残念そうな顔をして「ママがダメって言うの。猫には毒があるんだって」ですと。 猫に毒! 毒猫・・・。毒蛇は分かるけど、毒猫って・・・。 ま、そのお母さんとしては、自分の子供に野良猫なんかと遊んでもらいたくないのでしょうし、野良猫=汚い、という衛生観念から、我が子を守るために「猫には毒がある」と教え込んだのでしょうけれども、うーん、どうなんですかね。 確かに、衛生観念を子供に教えるということは大事だと思いますけど、それは例えば「野良猫ちゃんと遊んだら、その後、ちゃんと石鹸でよーく手を洗うのよー」とか、そういう形で教えればいいので、「アレには毒があるから、かまっちゃいけない」というのは、少しやり過ぎなんじゃないかなあ。 だって、野良猫といえども命ある地球の仲間じゃないの。そういう小さな生きものを慈しむ心を育むことだって、衛生観念を教えることと同じくらい、重要なことじゃないですか。ましてや、その男の子は「あの猫ちゃんと遊びたいなあ」という優しい気持ちを持っているんですからねえ。 ってなわけで、他人事ながら、その小さな男の子に同情しつつ、「毒猫」ママの教育観に少し寒々しい感じを抱いてしまった私なのでした。ティコに毒なんかないですよー、だ。
November 2, 2011
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今日、仕事が一段落ついた5時半ごろ、共同研究室でコーヒーでも飲もうとしたら、なんかそこで会議やっていて、部外者がコーヒーを作って飲む感じでもない。あらま、残念。 ということで、コーヒー仲間の「アニキ」ことK教授と生協まで歩いて行って、既に閉まっている生協の外にある自販機でコーヒー買って飲みましたとさ。 しかし、この時期、5時半といったらもうあたりは真っ暗。そんな寂しい中、自販機でしょぼいコーヒー買って飲んでいる教授二匹。なんか、ちょっと渋すぎやしませんかって。 そう思ったら、この時間でもオープンしている喫茶店的なものが、キャンパスには必要なんじゃないかと痛感されてきた。 喫茶店っていうか、まあ、立ち飲みでもいいよ。デミタスカップで、強めのエスプレッソをクイッと飲ませてくれるような。あるいは、6時以降は「クルマを運転しませんシール」を貼っている人にはお酒も飲ませるような。 イメージ的には、イタリアのバールのような! もちろん、学生なんかは出入り禁止よ。教授専用バール。 いいね、いいね。なんか想像が膨らんできた。 感じとしてはさ、いたずらに広い場所ではなく、むしろ鰻の寝床みたいに細くてちょっと奥が深いみたいな店構え。で、レジはなくて、ショットバーみたいに一杯飲むごとにバリスタに金を払うみたいな。おつりはありませんので悪しからずみたいな。 BGMは、やっぱりジャズだよな~。選曲は任せてよ。あ、それで壁には一面、本棚をしつらえて、アカデミックな雰囲気も足すと。教授連の研究室に入りきらなくなった本とか、無償で提供してもらえばいいし。 いいわ。いい。っていうか、ワタクシ、そこの専属バリスタになりたい。バール勤務の教授ということで。ほら、よく「○○研究センター専属」みたいなポストがあるじゃん、大学って。それのバール版。 それ、なりて~。 ・・・とまあ、つるべ落としの秋の夜に、しょぼい自販機コーヒーをすすりながら、そんな夢を見ていた今日の私だったのでありました、とさ。
November 1, 2011
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