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今日で9月も終わり。ということで、今日は9月の思い出を作るべく、家内とドライブに出かけることにしました。向かうは岐阜県の中津川。「栗拾い」をしようかと思いましてね。 いや、私も「フルーツ狩り」的なものはいくつかこなして来たのですが、それらをすべて顧みるに、結局、一番面白いのは「栗拾い」ではないかと、まあ、かような結論に達しているのでございますよ。 で、名神高速から中央道を経て中津川インターで降り、途中、栗きんとんの名店「川上屋」に立ち寄って栗きんとんを買いながら、中津川駅方面へ。まずは腹ごしらえをしませんとね。 で、家内と私が向かったのは「チキンハウス」というお店。この辺で「鶏ちゃん」の旨い店と耳にしたもので。 ところで「鶏ちゃん」という料理をご存じ? これ、岐阜県のB級グルメなんですけど、鶏肉を玉ねぎやキャベツと一緒に味噌で炒める料理です。つまり、「鶏ちゃん」とは「鶏肉を使ったちゃんちゃん焼き」の意なわけですな。であるからして、不味く作りようがない料理なわけですが、「チキンハウス」の鶏ちゃんもなかなかのお味でございました。ご飯がすすむ、すすむ。 さて、お腹が一杯になったところで、いよいよ栗拾い・・・の前に、少し文化的なこともしようということで、257号線を付知峡方面に走って熊谷守一記念館へ。実は私も家内も熊谷守一の絵の大ファンなんです。 で、記念館に到着してみると、思っていたよりもこじんまりとした個人美術館で、展示されている油絵や書もさほどの点数はありませんでしたが、それでもモリカズらしい作品の現物を見ることができてそこそこ満足。特に「カタバミとイヌフグリ」と題された作品は良かったなあ。あと、長谷川利行が熊谷守一を描いた油絵が一点あって、これも良かった。熊谷さんは年下で貧窮のうちに早世した長谷川利行を高く評価していて、「絵は貧乏でないと描けない。長谷川利行みたいな画家はいなくなった」と嘆いていたとか。 で、この美術館を後にして、いよいよ栗拾い・・・のつもりが、昼ごろから降り始めた雨が止まず、雨の中で栗を拾うのもどうか、ということになり、今日は栗拾いは断念することに。残念! で、だったら、そんなに急ぐ旅でもなし、ゆっくりしていこうということになり、途中で見かけた「Green Owl」という喫茶店でコーヒーを飲んでいくことにしました。 さて、そのグリーン・アウルですが、自家焙煎するほど豆にこだわっている珈琲店らしく、出てきたブレンドがなかなか高レベルのお味。合わせて注文したフォアンダン・ショコラも美味で、期待値よりもはるかに上を行くコーヒー・タイムを楽しむことができたのでした。ついでにお店で焙煎した豆(グァテマラの深煎り)も買っちゃった。 かくしておいしいコーヒーとケーキに舌鼓を打った我らは、再び19号線に戻り、中央道を通って早々に帰宅・・・するわけないでしょ! 栗拾いがダメなら、プランBを発動ですよ。 プランBは、土岐プレミアム・アウトレットでの買い物でございます。どうせ帰り道だしね。 ということで、4時過ぎくらいにアウトレットに到着してお店を冷やかし始めたのですが、平日の夕方、しかも小雨模様ということで客足もまばら。私としては絶好の買い物日和でございます。 そのせいか、プランBの割に結構、収穫がありましたなあ。私は靴を2足(リーガル&ニューバランス)買っちゃったし、家内もディーゼルで秋物のジャケットをゲット。それから、アディダスやナイキの店で私のランニングウェアを冷やかしたり。ま、今日のところは買いはしませんでしたが。 で、ウィンドウ・ショッピングも含め、散々買い物を楽しんだ後は、アウトレット内にある「虎福」とかいう定食屋的なところで軽く夕食。かくして午後9時前に、ほぼ最後の客としてアウトレットを後にしたのでした。 今日は栗拾いで秋を満喫する予定が、ちょっと様相の異なるドライブになってしまいましたが、好きな熊谷守一の絵も堪能できたし、ショッピングも楽しめたし、まずまずの9月の思い出ができたのでした。
September 30, 2011
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いやあ、待ってた甲斐がありましたよ。au版iPhone5。ま、現時点では実現するかどうか分かりませんが。 我が家は電話・インターネット関係がau/KDDIで構築されちゃっているので、iPhone は欲しいけれど、ソフトバンクへの移行は面倒だなあと思っていたのよ。で、ぐずぐずしていたら、この耳よりなニュース! 待てば海路の何とやらですなあ。 よくソフトバンクはつながりにくいし、通話のクオリティも低いとか言うじゃないですか。でもそれもauなら安心だし。 でまた、今ワタクシが使っているauの「Sportio」という機種が、まあ、使いにくいんだ、これが! 今まで何度壁に叩きつけそうになったことか、ってくらい、使いにくいの。 これでもし本当にauから iPhone5 が出たら、もう即、それに替えたる。 あーん、待ち遠しいよーん。
September 29, 2011
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今日、勤務先大学で教授会があったのですが、今年からうちの大学も「保護者懇談会」ってのを開催したい、という議題がありまして。議題というか、そういうのをやりますからよろしく、という報告ですが。 で、まさかそんなのに来る親はいないだろうと思ったら、これが居るんだ、沢山。既に申込みで一杯よ。 嫌だね~! そんなのやりたくねー! なんで大学に親が出てくるんだって。小学校の父母会じゃあるまいし。大学生の半分以上は成人じゃないですか。ったく、いい加減に子離れしろよ。 大学も大学だ。執行部は「社会的説明責任」という言葉が好きで、「これも開かれた大学としての説明責任を果たす重要な仕事です」みたいなことを言う。 昔は、そんな説明責任なんて言わなかったよねえ。今でもあるの、そんな責任とやらが。 みんながみんな、自分のやっていることについて説明しなきゃいかんのですかね。他人のやっていることについても、私はいちいち説明してもらわなくてもいいわ。JRは何故鉄道を運行しているのか、農協はなぜ農家を束ねているのか、そろばん塾はなぜそろばんを教えているのか。別に説明してもらわなくてもいいよ、私は。 受験生(あるいはその保護者)に向けて、うちの大学に入学したら、どういうことができるか、を説明するのはまだ意義があると思うけど、在学生の親に説明することなんかないよ。知りたければ、自分の息子なり娘なりに聞けって。 まあ、こうやって大学がどんどん小学校化していく。大学の先生方は研究の時間をとられる。こういう馬鹿馬鹿しさが、どうして大手を振って横行していくのか。 世も末でございます。
September 28, 2011
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最近、私の教え子の中にもジョギング・デビューしちゃったのが何人かいるのですが、家内の友人にも居まして。ついにその子はフルマラソンにエントリーしてしまったとのこと。とはいえ、最近「走り始めた」のはすべて女性で、男の知人でそういうのは一人もいない。 私の回りだけの話かもしれませんが、ひょっとして女性の間で走ることが流行ってます? まあね、走るってのは「苦しみに耐える」というのと同意ですから、女性の方が合っていると言えなくもないですけど、どうなんざんしょ。 一方、最近めっきり体育会系のワタクシ、格闘技に必要な筋トレこそ日々欠かさないものの、走るのはちょっときついかな・・・。 とはいえ、ワタクシとて、最初から長距離が苦手だったわけではありません。小学生の頃はねえ、学年でもトップクラスの長距離ランナーだったんすよ。学年単位のマラソン大会くらいなら、最後尾スタートで、トップでテープを切る、すなわち、「参加者全員抜き」をやったことも。当時はいくら走っても苦しくなくて、あまり速く走れるので、我ながら気味が悪くなり、他のランナーに気を遣ってゆっくり走ったくらい。それでも1位になれたのですから「カモシカ」の異名も当然という感じで。 ところが中学に入ってから急に走るのが苦手になりまして。多分、その頃から心臓の具合が悪くなり始めたのでしょう。 で、過去の栄光があるだけに、走るのが遅い自分を受け容れられず、以後、自分から進んで走ることがなくなってしまった・・・。 だけど、柔術を始めてから心臓の発作を起こすこともめっきり少なくなったし、ひょっとして天性の長距離ランナーとしての素質も戻ってきているとか? そういうことはないかしら? なーんてことも考えなくもない。 というわけで、ランニングを楽しむ周囲の女性たちを横目に、ワタクシもトレーニングの一環として、ちらっと走ってみようかなと、ちょっと思っているワタクシなのでありましたとさ。もうちょい、涼しくなったら、ね!
September 27, 2011
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秋らしくなってきましたなあ。今日の肌寒さ。夜は今シーズン初めて、鍋物にしてしまいました。さすがに食べ始めたら暑くなってきましたけど、久々の鍋は旨かった。 それはともかく、スゴイ本を読みましたよ。ショーケンこと萩原健一さんの書かれた『ショーケン』(講談社)。本書が2008年に出版された時、ちょっと話題になって、読もうかなと思ったまま放っておいたのが愚かしいと思えるほど、まあ面白い、面白い。一読、巻措く能わざるという奴で、一気に読み切ってしまいました。 ショーケンさんは2004年ごろに交通事故を起こして逮捕され、その後恐喝未遂で有罪になった後、しばらく仕事を干されていたのだと思いますが、おそらくこれを機に己の半生を振り返ってみる機会にしようと思われたのかどうか、とにかく本書を書かれた。何しろ(少なくとも他人から見れば)波乱万丈の生涯ですから、その中で経験したことも実に豊富で、これが面白くないわけがない。 戦後の混乱を背景として、複雑な出生事情の下に生を受けた萩原さんは、不良グループ同士の抗争の中、仲裁役のような感じでするりと生き抜き、みゆき族を経てグループサウンズ「テンプターズ」のヴォーカルとなり、10代にして一世を風靡。ところが、ライバルの沢田研二が歌に打ち込んでキャリアを積んでいくのとは異なり、テンプターズ時代の仕事に納得していなかったショーケンは、この仕事を辞めたくて仕方がなかった、というのですな。 で、テンプターズ解散後、映画監督になる夢を抱きつつ、ある偶然から役者の道を歩み始める。そして『太陽にほえろ!』のマカロニ役でブレーク。 しかし、テレビ・ドラマの金字塔であるこの番組も、内側から見るとかなりいい加減なところがあったと言います。まずボス役の石原裕次郎が乗り気でない。一番遅くスタジオ入りして、すぐに帰ってしまう。そこで、ボスがそこに居る体で撮影をし、後からボスの部分を撮影して編集で画面を作る、なんてことも頻繁に行われていたんですと。 で、そんな裕次郎にショーケンが噛みつくと、面白い奴だと言うことで、逆に気に入られ、今度は酒を飲むのに連れ回され、すっかりアルコール漬けにされてしまう。もちろん裕次郎の凄いところもちゃんと認めながら、このままではダメになるということで、ショーケン自らプロデューサーに頼みこんで、ようやくマカロニの殉職となる。 そして次に来るのが『傷だらけの天使』。この時はショーケン自らアイディアを出して、現場でスタッフ全員がドラマを作り上げていくという点で、『太陽にほえろ!』の時よりもよほど面白かったらしい。アキラ役の設定にしても、ショーケンの提言で当時ロンドンで流行っていた「テディ・ボーイズ」風のスタイルを取り入れることにし、この役に水谷豊を採用したのもショーケンのアイディアだったそうで。それ以前は火野正平とか湯原正幸がアキラ役の候補だったというのですから、えーっ、そうだったの!? ってな感じです。 その後『前略おふくろ様』に出たショーケンは、ここで母親役の田中絹代さんと出会うわけですが、ここで彼はその田中絹代から、役者をとことんまで追い詰める溝口健二監督の恐ろしさを聞かされる。このエピソードも面白いのですが、その後ショーケンは『影武者』で、黒澤明監督の恐ろしさを自ら体験することになるんですな。これもまたスゴイ話で、黒沢明という人はこういう人だったか、というのがよく分かる。 そんな風にして一応順風満帆な役者人生を歩んできたショーケンですが、その後、常用していた大麻の件で逮捕、人生二度目のどん底を味わうことになると。 だけど、この経験もなかなか面白いところもあって、留置場の中で出会ったその筋の大親分さんの話とか、すごくいい。 とはいえ、やはりこの時の逮捕は厳しい経験で、何と初公判の日に、母親が死去するという不運にも見舞われるんですな。そして執行猶予つきの有罪判決を受けてからは一切麻薬とは手を切り、また自らを浄化するために四国へお遍路さんに出るという思い切った行動に出たりもする。 で、実際にショーケンさんは四国八十八札所を全部徒歩で歩き通すんですな。ここでの経験を書いた部分もすごくいい。お遍路さんをするような人というのは、やはり人生の中で色々悩みを抱えた人なのであって、そういう人たちが、道すがら出会ったことを縁として互いの境遇を語り合う。ショーケンも、そういう人たちとの出会いの中で、色々と成長していく。 そして芸能界復帰後、また芝居に打ち込んだショーケンは、『元禄繚乱』で綱吉役を獲得するのですが、綱吉の複雑なキャラクターを自分のモノとするために猛勉強するわけ。体へのコンプレックス、マザコン、そういったものが次第に狂気に発展していく。その綱吉になり切る。その過程で、ショーケンは綱吉のキャラクターとシェイクスピアが生み出した悪役の決定版、リチャード三世の共通点に気づき、そこからさらに綱吉を理解していくと。 そして次の『利家とまつ』の明智光秀を演じた時には、今度は光秀にテロリスト、ウサマ・ビンラディンの姿を重ねて理解する、という、実にユニークかつ的確な解釈で、光秀を演じ切るんですな。この辺の役作りの話も実に興味深い。 しかし、そこでまた第三の地獄が待っていたんですな。最初に述べた交通事故と、恐喝未遂での有罪判決で、再び芸能界追放。 だけど57歳となったショーケンさんの周りでは、若い時からの友人や先輩たちがどんどん死んでいく。そういう人たちを送りながら、こういう厳しい境遇も、医者から末期癌だと伝えられるよりマシだと思うんですな。生きていれば、また頑張れる。カムバックできる。自分はまだまだ生きて、仕事がしたい。だから、今は雌伏の時を耐えようと。 そんなショーケンさんの今の心境から、この本は生まれたんですな。 もちろん、上に書いたことはほんの一部で、ショーケンさんがこれまでにかかわってきた様々な人たちが本書には登場します。でまた、そういう人たちを描く時のショーケンさんの描写が実にいいわけ。ああ、あの人はそういうところのある人なのか、というのがよく分かる。そして、ショーケンさんは、人のことを書く時に悪意を持って書かないわけ。そこがすごく気持ちいい。 もちろん、恋多き人ですから、彼が付き合ったり、結婚したりした女性も数多く登場しますが、少なくとも彼が書くところによれば、ショーケンさんは彼女たちを愛し、リスペクトし、かつ一度も不義理はしていない。最終的に別れることになったとしても、それは別な女性と付き合い始めたからではない、というところがいい。 本当に、本当に、本当に面白い本です。 それにしても、こんなに色々なことを経験している人には、かなわないなあ、と思いますね。ワタクシも自分の人生を振り返って、あまりにも平凡・平坦なもので、ショーケンのような人とはとても太刀打ちできない、という気がします。人生そのものが、ドラマよ。大河ドラマ。 ということで、ショーケンの『ショーケン』、教授の熱烈おすすめ!です。これ読まない奴は、馬鹿だよ、ほんと。これこれ! ↓【送料無料】ショーケン価格:1,680円(税込、送料別) この表紙の絵も、ショーケン自ら描いたものです。才能ある人ってのは、違うねえ・・・。
September 26, 2011
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非ハイブリッド系のエコ・カーとして鳴り物入りで登場したダイハツ・ミラ・イース。ですが、いかんせん、デザインがなってないよね! なってないというか、デザインが存在しないというか。白物家電みたい。ミラ・イース このクルマ、何に見えます? 私には洗濯機にしか見えない。 こんな洗濯機みたいなクルマ、運転したい人、居るのかねえ。居るんだろうな。エコだから。 しかし、コペンとかエッセとか、ワタクシが高く評価するクルマを作っているダイハツにしてこの酷いデザインは、ちょっとね・・・。私は合格点をあげられません。 一方、今度ランドローバーから販売されるレンジローバー・イヴォーク。これは文句なくカッコいいじゃないの! レンジローバー・イヴォーク ヒュー! これがデザインってもんでしょう! しかも、イヴォークはサイズも小さめだし、価格も控えめ。兄貴分のレンジローバーよりよっぽど安い。ひょっとして、次の次のワタクシの愛車になるかも! な予感よ。 ああ、それにしても、彼我のデザイン力の差・・・。どうして日本車って、そこに力を入れないかねえ・・・。
September 25, 2011
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今朝、突然、琵琶の「ジャララーン!」という音で叩き起こされまして・・・。 目覚まし代わりにステレオでジャズを鳴らすのが常の私、なんですが、どういうわけか昨夜目覚ましをセットした時に、間違えてCDではなくFMラジオを鳴らすようにしてしまい、しかもたまたまその時間が「浪曲アワー」だったため、琵琶が鳴ってしまったと。 何しろ、こちとら浪曲とか琵琶の音色に体が慣れてませんからね。いきなりのジャララーン!に続いて何かを物語る人の声が耳に飛び込んできてごらんなさいよ。もう、びっくりするわ! 寝起きの悪い私にして、「うわぁ! 何! 何!」と叫んで飛び起きてしまいました。 ところで、その浪曲、「その時武田の軍勢が~」とか言ってましたから、多分、戦記モノだったのだろうと思うのですが、その気になって聞けば、多分、面白いのではないかな~と。日本史に弱い私だって、こういうのを楽しみながら聞いていれば、その辺の事情にも詳しくなれるのでしょうし。 で、思ったのですが、小学校とか中学校あたりで、「浪曲アワー」という時間を作ればいいんじゃないかなと。朝会の後、授業の前とかに。 浪曲というのは、歴史上の出来事を、まるでその場で見てきたような調子で語るわけで、そこには物語を盛り上げるために誰かが創作した物語なんかも付け加わってしまうのかもしれず、その意味では厳密な史実ではなくなってしまうかもしれませんが、そもそも「歴史」なんてものは、少なからず誰か(勝者)が作ったストーリーなんですからね。 それに、歴史を元に創作したストーリーというのは、「そういう話が日本人は大好き」ということを考慮して作っているのであって、それを聞くだけで、日本人とは何か、ということも分かるではないですか。 だから、歪曲された歴史を吹き込むことを恐れるより、「教科書がつまらないから」という理由で日本史離れをし、自分の国の歴史のことについてまったく無知という、まあ、私のような日本人を生み出すよりよっぽどいいのではないかしら? それに、練り上げられた浪曲の語りを聞くことで、日本語について学ぶことだってあるだろうし。 ・・・と自分で書いているうちに、自分でも「浪曲聞きたいな」という気になってきたぞ! というわけで、浪曲のCDでも買って、通勤のお供にしようかなと、本気で考え始めたワタクシなのでありましたとさ。やっぱり、最初は虎造?
September 24, 2011
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俳優の杉浦直樹さんが肺がんのため亡くなりました。享年79歳。 今でこそ「バーコード系」のヘア・スタイルとして何か言われそうな感じですけど、柳生博さんなんかもそうですが、以前はああいう髪型の俳優さんって結構いたし、それぞれよく似合ってましたよね。杉浦さんもあの髪型が実によく似合っていた。それにあの人は目の力が凄くて、そこから俳優らしいオーラが出ていた。 テレビでのお仕事では、私の世代にとっては『岸辺のアルバム』が印象的ですが、もう一つ、NHKの単発のドラマで『今朝の秋』だったかな? そんなタイトルのドラマに出ていた時の杉浦さんの演技が素晴らしくて、私もよく覚えています。 劇の上では50代半ばくらいの設定だったと思いますが、働き盛りの年頃の杉浦さんが癌に侵されて余命いくばくもない、ということになる。ところが、それまで家庭を顧み見なかったせいか、倍賞美津子演じる妻とは疎遠になっていたもので、死ぬことへの恐怖を分かちあってくれる人さえいないという状況になるんですな。まあ、男ってのは、会社ではそこそこの役職にもついて威張っていられたって、いざこういう状況となれば実に情けないものでございまして、杉浦さん演じる男も、死の恐怖に脅かされて、無様にのた打ち回るわけ。 そこで笠智衆演じる父親が登場して、一人息子の苦悩を汲み取る役を引き受けると。 で、杉浦さんが人生悲観しきって、「もう俺はダメだけど、死ぬ前にもう一度、蓼科の秋が見たかったなあ」みたいな弱音を吐く。すると笠さん演じる親父さんが、「じゃあ蓼科に行こう」と言う。で、病院に入院していた杉浦さんを、ほとんど拉致するみたいに連れ出し、タクシーで蓼科に行ってしまう。 で、蓼科についた笠さんと杉浦さんが、父と息子、男二人で話をするんですけど、このシーンが良くてね。杉浦さんが「お父さんはすごいな」としきりに言うわけ。「まさか、いつ死ぬかもしれない僕を連れ出して、本当に蓼科まで来ちゃうとはね」なんてね。 すると笠さんが言うわけ、「お前は死ぬ死ぬって言うけど、誰だって死ぬんだ。お前だけが死ぬわけじゃない」と。で、それに対して杉浦さんが、泣き笑いしながら「そうか、そうだよね。みんな死ぬんだよね。お父さんには参ったなあ・・・」なんて。 確かそこで場面は切り替わって、杉浦さんはもう死んだことになるんだったかな。 ところで、笠智衆さんの奥さん役が杉村春子なんですが、この二人もうまく行っておらず、別居していたんですな。で、笠さんが死にかけている息子を勝手に蓼科なんかに連れて行ってしまったもので、そのことに対して杉村春子が(如何にも彼女らしく)やいのやいの文句を言うわけ。しかし、それでもやはり二人の間にできた息子に死なれたわけですから、その悲しみを共有することになる。子は鎹じゃないけれど、杉浦さんが死ぬことで、この年老いた夫婦にちょっとだけつながりが復活するんですな。 それから、杉浦さん自身にも責任があったとはいえ、最後まで尽くせなかった妻の倍賞美津子が、申し訳なさそうに笠さんに挨拶するシーンとかも印象的で、その辺の人間模様もよく描かれていた。 人が死ぬってことは、その時点までに色々たまっていたツケを全部払わなきゃいかんことでもあって、本人にとっても周辺の人たちにとっても大きな意味を持つことなんだな、ということを実に上手に描いた、いいドラマでした。笠さん、杉村さん、そして杉浦さんと、役者も揃っていましたしね。 その杉浦さんが、本当に癌で亡くなってしまった。寂しいことでございますよ。いい役者だったのに。 俳優らしい俳優がまた一人、日本から居なくなりました。杉浦直樹さんのご冥福をお祈りいたします。合掌。
September 23, 2011
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今日、たまたま「ピクニック」という言葉を耳にして、それで突然思い出したんですけど、「ピクニック」っていう飲み物、ご存じ? ワタクシ、「ピクニック」という言葉を聞くたびに、「ピクニック」という名の飲み物の方を思い出すんだなあ。 それはね、自動販売機とかでよく売っていたブリックパックのジュースで、色々な種類があるの。私がよく飲んだのは、フルーツ・ミックスみたいなのですけど、ちょっと乳酸菌飲料的な味になっている。覚えてません? っていうか、今も売っているのかしら? と思って調べたら、まだ売っていた。すごいロングセラー。 だけど、多分、この先、ワタクシがこの飲み物を飲むことはないと思います。不味いから、とかではなく、もう既にワタクシは、この飲み物を一生分飲んでしまったような気がしているからです。 そういうものってないですか? 「あー、もうこれ、一生分食べたから、もう食べなくていいや」というもの。私にはそういうのが結構沢山あります。 例えば、「カール」ね。特にカレー味のカール。もう子供の時に散々食べて、食べ過ぎて、もうこれ以上口に入らないという感じ。あと、カルビーの「サッポロポテト」のバーベQ味。あれももうダメ。インスタント・ラーメンの「サッポロ一番、塩ラーメン」も多分ダメ。ひょっとすると、「ビスコ」も、かなり限界に近づいている気がします。 私にとって「ピクニック」も、そんな範疇の食べ物って言うか、飲み物です。喉渇いていても、ピクニックはもう飲めん・・・。 反面、コカコーラとか、あれは子供の頃からさんざん飲んできたのに、まだ余裕で入るってのは、どういうわけなんでしょうか。モノによって閾値が違うんでしょうかね。 で、家内に「もう一生分食べたから、もう食べなくていいや」というものある?って尋ねたら、そんなものない、と言われてしまいました。 あらま。じゃ、この感覚はワタクシだけのものなのか? そーですかねー? もし読者諸賢の中に、「もう一生分食べた」という感覚の持ち主がいらっしゃいましたら、ぜひレス下さいね~。
September 22, 2011
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最近、我が家のほど近くにスーパーマーケットが3店、オープンしました。イオン系のマックスヴァリューが2店、それにバローが1店。 しかし、家の近くはスーパーの激戦区というか、すごいよ。中部に強いピアゴが1店、ピアゴ系のユーストアが1店、西友が1店、ダイエーが1店、カネスエが1店、アオキ・スーパーが1店、ヤマナカ・フランテが1店で、これにマックスヴァリュー2店とバロー1店が加わりましたから、石を投げればスーパーに当たるというね。 でね、ワタクシも新し物好きだから。行ってみたわけ、最近オープンしたばかりのマックスヴァリューに。 だけど、うーん、ま、普通ね。「地産地消」をテーマに掲げているのか、地元の農産物や酪農製品などを陳列している一角がありましたが、後は他のスーパーと変わらない。特徴というほどのものがあるわけではないと。 しかし、それを行ったら他のスーパーだって同じようなもので、例えばダイエーが扱っている魚加工品(大彦)は旨いな、とか、カネスエは野菜が安いなとか、ヤマナカ・フランテには外国製の商品がぽちぽちあるなとか、その程度の特色はありますが、大差はない。 ま、主婦の立場からすると、それぞれのスーパーで特売日が異なるので、何曜日に買い物に行くならこのスーパー、とか、そういう戦略は立つでしょうけど、男のワタクシの目からすると、それも大差ない。 要するに、こんなに沢山スーパーがあるけど、どれもみんな一緒なんだ。 つまらないねえ。ほんと、つまらない。スーパー業界の人って、そういうことを「つまらない」と思わないのかね。ワタクシがスーパー業界のトップだったら、少しは考えるけどなあ。 簡単なところでは、まず駐車場のスタイルを変えるね。通路に対して直角に止めるシステムをやめて、斜めの枠に頭から突っ込んで止めるシステムにする。だって、買い物に来るのってたいがい主婦でしょ。ワタクシの姉なんかもそうですけど、主婦でクルマの運転が苦手な人、いっぱい居ますよ。そんな主婦にとって、混んでいる駐車場で、後ろのクルマを待たせながらの直角駐車させるのって、苦痛だと思うんだよね。もし、頭から斜めにぐっと突っ込んで止めるシステムの駐車場があれば、絶対その駐車場があるスーパーに行くんじゃない、そういう人は。簡単だもの。そのために多少、駐車のキャパが減ったところで、どうなるもんでもないでしょ。 あと、店内でかかるバカバカしい音楽もやめる。あの、個々のスーパーの宣伝ソングみたいな奴。あるいは「魚を食べると頭が良くなる」とかそういう奴。ジャズをかけようよ、ジャズを。 あとディスプレイもね、もっとシャレたのにしよう。アメリカのスーパーは、もっとシャレとりますぞ。ディスプレイ命ってかんじで、専門のアドバイザーがいるんじゃない? そして、肝心な商品ですよ。他のスーパーと同じものを仕入れて、5円、10円安く売るためにしのぎを削ったってつまらないじゃないの。値段は高くとも、いいものを売るか、値段は高くとも、珍しいものを売るか、とにかく他の店で売ってないものを売らなきゃ。もちろん、値段が安くて珍しいものを売るという手だってある。ひんまがって商品にならないキュウリを安く売ったっていいじゃない。虫食いのトマトだって、虫が食ってるんだ、安全で旨いということは証明済みでしょ。 とにかく、家の回りに大型スーパーが10店舗もあってさ、そのどこへ行っても同じような品揃えってんじゃ、面白くないこと限り無し。なんとかしてもらいたいもんですわ。
September 21, 2011
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私が生まれて初めて見た映画はディズニーの『ジャングルブック』なんですが、それはこちらが幼かったせいか、あまりインパクトを受けていません。むしろ映画を見て「ああ、映画を見たなあ!」という実感を得たのは、確か小学校2年生の時だったと思いますが、『猿の惑星』を見た時のこと。と言っても、それは映画館で見たのではなく、クリスマスの夜に、当時の親友、冨士田学君の家に泊まった時に、テレビ放送で見たのでした。彼と二人、テレビの前に釘づけになって。 しかし、あれはインパクトがありましたなあ。特に最後のシーン。 で、最近、ちょいと小耳に挟んだのですが、今度また『猿の惑星』の続編が作られるんですって? この映画については、既に何度も続編が作られておりますが、今度新たに作られる奴は、続編というより前編というべきか。そう、初代『猿の惑星』で見る者に衝撃を与えたシーンがどうして起こったのか、すなわち、そもそもどうして猿が人間社会を乗っ取ったのか、を描く映画なんだそうで。 うーん、頭いいね! なるほど、その手があったか、って感じ。 ま、逆に言えば、最近のハリウッドでアイディアが枯渇して、ついに昔のお宝蔵の底の底まで浚う気になったか、ってことでもありますが。 それに、企画として「頭いいな」とは思いますが、じゃあ私がその新たな『猿の惑星』を見に行くかっつったら、行かないでしょうしね。やっぱり、二番煎じは二番煎じだし。 って言うか、そもそもワタクシは猿って動物が嫌いなんだ。あれは、落ち着きがない。人間に次いで頭がいい、とか言われますけど、そんな戯言、私は信じておりません。犬とか猫とかイルカとかクジラの方が絶対頭がいいと思う。猿の方が犬より頭がいいというなら、「盲導猿」とか「警察猿」とか、育てて見なさいって。絶対無理だから。 さてさて、それにしてもこの先、ハリウッド系の映画で期待できそうなものってなんだろう? 『ワイルド・スピード・メガマックス』? これも三番煎じが四番煎じですなあ。『ミッション・インポッシブル』の続編? それも四番煎じくらいだっけ・・・。『スパイダーマン』の新シリーズ? これは何番煎じというべきか? そして今度は『猿の惑星』・・・。 ほんと、ハリウッドって終わってるね。
September 20, 2011
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昨夜、私の住む市のお祭りがあり、初秋の夜空に2000発の花火が打ちあがりました。私と家内も、花火がよく見えるところまで夜のお散歩と洒落まして、夏の終わりの花火を堪能・・・。 と思いきや、この件について実に残念なニュースを今日になって耳にしまして。 今回の花火大会では、宮城・福島・岩手各県の花火業者から花火を仕入れ、東北地域の復興に協力しようという意図があったのだそうで、それは素晴らしい事だと思うのですが、直前になって市民からのクレームがあり、福島県の花火を打ち上げることを中止した、というのです。もちろん、放射能汚染の可能性がある花火を打ち上げてほしくない、というクレームだったらしいのですが。 うーん・・・。寂しい話ですなあ。クレームは20件くらいだったそうで、大多数の市民の意見ではないと思いますが、それにしても、同じ市に住む人の中に、そういうことを言う人がいるというのは。せっかく喜んで花火を作って送ってくれた福島県の花火業者の方々は、さぞがっかりしたことでございましょう。 しかし、この件に限らず、一般に「クレーマー」というのは、扱いが難しいよね。 民主主義の形には色々あると思いますが、とりあえず日本が採用している議会制というものの基本は、最大多数の最大幸福の追求、が基本。少数派の意見というのは、基本、取り上げられないわけです。 しかし、これが「超少数派の意見」となると、逆に、取り上げられてしまうという現象が起こるんですな。不思議なことに。 だって、この市、人口で言うと8万人以上居るのよ。そのうちの20人って何パーセントよ。で、その20人の意見が通ってしまって、福島県の花火は放射能付きだから嫌だ、って話になるわけでしょ。ついこの間、「放射能、くっつけちゃうぞ」って言って辞めさせられた大臣がいるというのに。 まあね。もちろん、少数意見だって大切なのは分かりますよ。だけど、どうなんですかね、今回の福島県産花火排除の件。 色々な人がいて、色々な意見があるってのが世の中というものではあるけれど、時に、悲しくなりますな・・・。
September 19, 2011
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先に、最近、我が家のあるマンションにキジ柄の野良猫が棲みつき、夜など、マンション内の小さな公園の遊具の上で寝ていて、住民に可愛がられているという話を書きましたが、どうも今、この猫ちゃんが可哀そうなことになっておりまして。 この野良ちゃん、実に人懐こく、私などがコワゴワ撫でても向こうから頭を擦りつけてくるほどで、私はすっかり魅了され、用もないのに・・・というか、わざわざ用を作って深夜、この公園を訪れ、ちょっと猫ちゃんの頭を撫でるのを楽しみにしているほど。 で、昨夜、いつものように野良ちゃんに会いに行くと、いつもの遊具の上ではなく、マンションのエントランスのところに寝そべっているじゃありませんか。 で、私と家内が近づいていくと、ふにゃ~っと鳴いて立ち上がったのですが、よく見ると右の前足を引きずっていて、そのためにどうも歩き方がぎこちない。でも、パッと見、外傷はありませんから、ひょっとして人に踏まれたか、自転車あたりに踏まれたかして、骨折してしまったのかもしれません。 ああ、それで彼女のお気に入りの場所である遊具の上に飛び上れなかったんだ! うーん・・・。なんて可哀そうな・・・。野良ちゃんの宿命として、自由と引き換えに、いつも身の危険と隣り合わせの外世界に居ざるをえず、そのため、時にこういう怪我もしなければならないのでしょう。 それにしても、言葉無き者の悲哀というか、きっと足を地面につけるだけでも痛いだろうに、「痛いよ~、タスケテ~」とも口に出せず、じっと黙って足を引きずっている。その健気さ。 と言って、今が今、この子を引き取るというのも、長期海外出張や、東京の実家との往復がある私の生活スタイルから言って、まだ難しいところがありそうです。 歩くのも不自由な状態で、あの野良ちゃんは毎日のエサにありつけるのだろうか。ひょこひょこ歩いている時にクルマに曳かれたりしないだろうか。 可愛い野良ちゃんという小さきモノとの出会いは楽しいですが、余計な心配が一つ、私の中に生まれてしまいました。
September 18, 2011
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自動車デザインの明日を占うフランクフルト・ショーが開幕しております。で、クルマ好きのワタクシとしては、フランクフルトまでは行けないにしても、一応、ネットで近未来のカー・デザインの趨勢をチェックしております。 ま、自動車ショーに登場する車ってのは、近い将来発売されるクルマの顔見世的なものから、実現されるかどうかまったく曖昧なスタディモデルに至るまで、様々なグラデーションがあるのですが、例えばフォルクス・ワーゲンの「up!」なんてのは、もうほとんどこのままの形で出るのではないかと思われるような完成度。ポロよりさらに小さいタウン・ムーバ―として、相当な人気を博すのではないでしょうか。我が愛車アルファ156のデザイナーでもあるワルター・ダ・シルバがフォルクスワーゲンに移籍してからの作品の中では、一番いいかな。up! その他、レンジローバーや、新型ポルシェ911なども、相変わらずいいデザインでございます。 あと、フォードの「EVOSコンセプト」。スポーツ・カーの定番的なデザインですが、そつなくまとめてあります。フォードもね、割といいデザイナーがいる会社なんですが、いかんせん、日本の輸入代理店が悪いのか、フォード社の製品の中でも、カッコ悪いのばかり選んで輸入しようとするので、なかなかフォードのデザイン・センスの良さが日本に伝わらないというね。エクスプローラーとか輸入するくらいだったら、なぜ「エッジ」を輸入しようとしないのか。小型SUVとして完成度の高い「エッジ」の美しさを知るワタクシとしては、歯がゆいばかりです。フォードEVOSコンセプトフォード・エッジ あと、今回のフランクフルト・ショーを見ていてますます思うのは韓国車、とりわけ起亜のデザインの優秀さです。起亜はですね、ペーター・シュライアーというデザイナーを招へいして以来、デザインの面で相当、進歩しました。ペーター・シュライアーというのは、アウディで初代「TT」とか、「A2」をデザインした人。あの頃のアウディは冴えてましたからね。特に今回は「起亜リオ」と「起亜GTコンセプト」が良かったかな。起亜GTコンセプト それはともかく、今回のショーで、ワタクシが最も誉めたいのは、スペインのセアト社が出品した「セアトIBL」。これはミッドサイズ・セダンとして美しい! セアトIBL それにしても、これら海外勢に比べ、フランクフルト・ショーに出品している日本車のデザインのお粗末なことといったら、もう・・・。韓国の起亜が、優秀なデザイナーを招いて、どんどんレベルを上げているのに比べ、我が国の状況はお寒い限りです。特にレクサスとかFT-86とか、トヨタがひどいね。シビック出したホンダも末期症状だし。例えば、セアトIBLのデザイナーあたりを引き抜いてきて、しゃっきりしたものを作ってもらったらどうなの? ということで、自動車ショーを観察する度に、彼我のデザイナーの実力の差がひらくばかりなのに、他人事ながら心配になってくるワタクシなのでした。
September 17, 2011
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愛用しているロレックスの時計をオーバーホールに出すため、今日は名古屋・栄にあるラシックに行ってきました。しかし、それだけのために栄まで出るのもアレなので、もちろん、あれこれお店を冷やかして歩くことに。 で、まずはコンラン・ショップに入り、食器やペンダント・ライトや壁掛け時計などを物色していたのですが、ふと、ショルダー・バッグに目が留まりまして。吉田カバンの「ポーター」シリーズのコンパクトなショルダー・バッグなんですが、コンラン・ショップとのコラボなのか、コンラン・ショップの赤いボタンが縫い付けられている。なかなか良いではないですか。 普段出歩く時には、ズボンのポケットに財布や免許入れや鍵やケータイを詰め込んで、ボテボテ姿のワタクシ。以前からショルダー・バッグを持てば? と家内に言われるのですが、どうもね、その気になれなくて。かといって、今どき、クラッチ・バッグはアウトでしょ? 以前、流行ったウェストポーチ。あれ、ワタクシ的には今でも全然OKなんですけど、あれも、今や噴飯ものなんですよね? だからショルダー・バッグ。それ以外に選択肢はないらしい。 しかし、その時点では決めきれずに、とりあえずラシックへ。確か、ラシックの中にも吉田カバンの取扱店があったはずですしね。 で、ラシックへ到着してロレックスの用を済ませつつ、吉田カバンを扱っている店で色々見ましたが、コンラン・ショップで見たものの方がいい。やっぱり、コンランで見た奴を買うか? と思っていたところ、ラシック内にあったマリメッコの店を見ていたら、ここでもなかなか可愛いショルダー・バッグを発見。吉田カバン×コンラン・ショップのものよりもさらに一回り小さいんですけど、肩にかけてみると結構フィットします。これもいいかな? 吉田カバン×コンラン・ショップのものが1万6千円ほど、マリメッコのは1万1千円ほど。うーん、どっちにするか? 悩んだ末、もう一度、コンランショップの奴を見て考えることに。 で、帰りがけにコンラン・ショップに寄って、あらためて件のバッグを見たのですが・・・。 ん? ひょっとして・・・。 やっぱり、マリメッコの方が良かったか? で、悩んだ末、結局マリメッコの方を買うことにしました。とはいえ、この時点でもう一度ラシックに戻るのも面倒なので、またいつか栄に来ることがあった時に買おうかなと。というわけで、今日は特に何も買わずに帰ってきた次第。 ところが! 家に着いてからふと思い立ち、楽天で探したところ、ワタクシが買おうとしたショルダー・バッグが売っているじゃないですか! それも、定価より随分安く! ひゃー、お店で買わなくてよかった~! ということで、すかさずポチってしまいました。わーい、人生初ショルダー・バッグだーい! かくして、今日はロレックスがらみで、すっかり買い物をエンジョイしてしまったワタクシだったのでありました、とさ。これこれ! ↓1575円以上お買い上げで送料無料!受賞記念SALE★%OFF♪激安セール開催中!!マリメッコ/Marime...価格:6,980円(税込、送料込)
September 16, 2011
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家内はピラティスというのを習っているのですが、ピラティスというと、知らない人もいますが、「ヨガみたいな奴?」という程度の認識を持っている人は、それなりに居るのではないかと。 ま、「ヨガみたい」というのは、「遠からずと言えども当たらず」らしいですけどね。 まあね、ヨガってのは、突き詰めていくと精神論になっちゃうらしいわけよ。初心者の内は、それ無理でしょ、というようなポーズを取ったりするわけですが、上級者になるにつれて動きが小さくなり、最終的には「気の流れを宇宙の波動と合わせる」みたいな、わけのわからんことになっていく。 その点、ピラティスというのは、同じ体幹系の運動体系とはいえ、科学的ですからね。宇宙との合一とか、そういうのは目指さないと。 ところで、それと同じ・・・ではないけれど、ちょっと似たような感覚なのが、八光流柔術と合気道ね。 八光流のトレーニング本というのは市販されてないですけど、合気道のはいくらでもある。 ということで、参考になるかと思って、合気道の本を最近よく読むのですけど、やはり同じ柔術系でも、八光流とはちょっとずつ違うんですなあ。敵と和す、という思想においては、まあ、共通するところが多いですけど、体の動きが随分違う。 合気道だと、足の捌きが結構重要みたいですな。踏み込んだり、逆に足を引いたり。八光流だと、あまり動きませんけどね。その場で抑える、みたいな。後、合気道は大体、半身が基本姿勢のようですが、八光流では半身の構えってないですから。 でも、読んでいると、あ、これは八光流で言うアレだな、というようなのは色々あって、面白い事は面白い。勉強にはなります。 あと、合気道にも色々あるようで、合気会系では「一教、二教、三教、四教」という言い方をし、養神館系では「一ヶ条、二ヶ条、三ヶ条、四ヶ条」という言い方をするようですな。ほぼ同じ技なのに、言い方が異なるというのもちょっと面白い。あと、合気道の人がよく「表」とか「裏」という言い方をしますが、その意味も大体分かりました。正面に踏み込んで相手を抑えに行くのが「表」で、相手の背後に回ってからかける技を裏と呼ぶわけですな。「表」が一般に習う技で、「裏」というのは、上達した人だけが教わる秘密の技なのかと思ってたら、大違いでした。 というわけで、道場では八光流、家では合気道を勉強し、ますます柔術マスターへの道を邁進しているワタクシなのでありましたとさ。私は一体、何になるつもりなのでしょう?
September 15, 2011
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もうせん読んだ『Talkin' ジャズ×文学』が面白かったので、小川隆夫さんの本をもう一冊読んでみようと思い、『となりのウイントン』を選んで読んでみました。 この本のタイトルである「となりのウィントン」というのは、ニューヨーク大学医学部に留学した小川さんが、たまたま住んだアパートの隣のアパートに、かの天才ジャズトランぺッター、ウィントン・マルサリス(とその兄のブランフォード・マルサリス)が住んでいたという、『Talkin'』でも語られていたエピソードから付けられているのですが、この本はまさに小川さんがニューヨーク滞在中に経験したその種のエピソード満載、といった趣の本でございます。 例えば、ファンキー・ピアノの名手、ホレス・シルヴァーをめぐるこんなエピソードはどう? ホレス・シルヴァーがある時、ジャズ・クラブで演奏した後、自費制作したレコードを手売りしていたというのですな。で、小川さんはぜひそれを買いたいと思ったのですが、貧乏学生だった小川さんにはそれを買うための7ドルがない。財布にあるのは3ドルだけ。 そこでその3ドルに、NYの地下鉄のトークンを3枚ほど足して、これでそのレコードを売ってくれないかとホレス本人に掛け合ってみた。ところがホレスはロスの人ですから、NYの地下鉄のトークンなんぞ何の役にも立たないので、断られちゃうんですな。で、がっかりして小川さんが帰りかけたところ、ホレスがうしろから声をかけてきた。「お前、俺のピアノが好きか?」と。 で、小川さんが、いかに彼の音楽を愛好しているかをしゃべったところ、「じゃあ、これ、やるよ。お前の好きな音楽がたっぷり入っているから楽しみなよ」と言って、レコードにサインまでして小川さんにくれたんですと。 で、数年が経ちまして。ホレスが日本に演奏に来た。で、その頃はもう日本でジャズ関係の仕事もしていた小川さんがインタビューに行った。 で、そこで小川さんがホレスに挨拶しながら、実は、NYで一度お会いしているのですが、と水を向けると、ホレス答えて曰く「君は、あの時のトークン・マン」だろと。 なんと、彼は小川さんのことを覚えていたんですな。 ところが、当日のホレスは体調が絶不調。彼はもともと背骨に異常があって、たまたまその日はそこが痛んでいたんですな。そこで、形成外科が専門の小川さんは、すぐに勤務先の病院にホレスを連れて行って治療にあたり、何とか日本公演を続けられるまでに治してあげたと。 で、ホレスが「いくら払えばいいの?」と聞いてきた時、小川さんが何と答えたか。「じゃあ、トークンを6枚ほど」。ホレスの喜ぶ顔が想像できるじゃないですか。 あるいはまた、こんなエピソードはどう。 NYに留学した当初、犯罪率の高さを恐れて、結構、リッチな人々の住む界隈にアパートを借りた小川さんですが、そのうちにこの町に慣れるにしたがって、もっと安いアパートに住もうと決意、その結果、アパート代が浮くことになって、レコードも沢山買えるようになった。 で、行きつけのレコード屋もできて、そこの店員とも顔見知りになるようになったと。 で、そんな顔見知りの店員の中に、やたらにジャズやその他の音楽に詳しいジョンという奴がいて、そいつと小川さんは特に親しくなるのですが、やがてそのジョン君から、「今度コンサートやるから、君も聴きに来てくれよ」と、チケットをもらうわけ。 ところが、その会場が、結構大きな会場だというのですな。 おいおい、こんな大きな会場なんか借りて、客が入るのかよと心配しつつ、当日、その会場に向かうと、もう大分客で埋まっている。 それもそのはず、顔見知りの気さくなバイト店員のジョン君は、当時、フリー・ジャズの若手として頭角を現しつつあったジョン・ゾーンその人だったと。 あるいは、こんなエピソードはいかが? NYでは大みそかにジャズ・コンサートが開かれることも多いのですが、その頃になると、マネージャなどは家族と過ごしたいということで、アーチストを見捨てて実家に戻ってしまったりするんですと。そんなこともあって、小川さんは、隣組のよしみでウィントン・マルサリスから、当日一日だけのマネージャーを頼まれた。 で、同じ日に同じ会場でコンサートをする、かのジャズ・ドラマー、アート・ブレイキーのバンドからも、一日マネージャーを頼まれてしまい、小川さんはウィントンとブレイキーという、すごいメンツのマネージャーを務めることになるんですな。で、何とか最後までその業務を務め上げた小川さんに、アート・ブレイキーが「はい、お年玉」とか言って何がしかの札を握らせる。アート・ブレイキーは、何度も来日した経験から、日本人が正月にお年玉をもらうことを知っていたと。 とまあ、こういう種類の話が次から次ですわ。 いや~、それにしても、1980年代初頭と言えば、私から見てそんな昔の話ではないですけど、その頃のNYって、こんないい話が転がっていたんですかねえ・・・。それとも、小川さんのジャズ好きの情熱が、そういうエピソードを呼び込むのか。 いずれにせよ、好きこそものの何とやらで、ジャズが好きで好きで、その世界にあこがれてNYに住んだ小川さんは、ジャズの世界にどっぷり漬かったおかげで、様々なジャズメンたちと知り合うことができ、また彼らとの交流を通して、貴重な貴重な体験をいくつもされた。この本は、そんな小川さんの驚きと感動の体験がしっかり詰まっております。 これはしかし、ジャズだけのことじゃないですな。とにかく、好きなことに専心して、その本場で臆することなく人にぶつかっていくエネルギーがあれば、面白いことというのはついてくるもんなのかなと。そういうことを感じさせてくれる本であります。 ということで、小川隆夫の『となりのウイントン』、なかなかいい本でした。教授のおすすめ!です。これこれ! ↓【送料無料】となりのウイントン価格:1,470円(税込、送料別)
September 14, 2011
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今日は、まあ、あれこれと仕事をしておりました。 が、途中で午後のお茶の時に食べるお菓子を調達に、日進・竹の山にある「ZARAME」カフェにドーナツを買いに。 この「ザラメ」というドーナツ屋さんは、岡崎にある奴が本店かな? で、覚王山に支店があって、最近、竹の山に3号店ができたと。今、上り調子でございます。 で、この竹の山店は、ドーナツだけではなく、ハンバーガー&サンドイッチがもう一つの売りのようで、お茶するだけでなく、ランチにも使えそうな感じ。今日はドーナツを買っただけで帰りましたが、次はハンバーガーをイートインするかなと。 それにしても、今回、この竹の山3号店に入って一つ感心したのは、店舗の内外装の良さです。 「Arkestra」というところが店舗デザインを担当したようですが、アメリカ1950年代風の、ちょっと洒落たしつらえで、そんなに広い店舗ではないのに、妙に居心地がいいというか。あ、ここを贔屓にして、これからちょくちょく食べに来てもいいかな、と思わせるところがある。建築フェチの私としては、結構、ぐっとくるところがありました。 で、これは前々から思っていることなんですが、日本の店舗建築には、いいものも結構あるなと。 一方、住宅デザインの方は、これはもうダメダメ。まったくダメ。格好悪く、使い難く、居心地が悪い。三拍子揃っております。 この落差は、一体どうなっとるんですかね? で、思うのですが、もしワタクシがこの先、自分の家を好きなように建てるとしたら、住宅メーカーではなく、店舗メーカーに相談に行こうかなと。その方が、よほど洒落た家を建てられるのではないかと。 というわけで、今日はザラメのドーナツを堪能したばかりでなく、ザラメの店舗の内外装を堪能してしまったワタクシなのでした。
September 13, 2011
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昨夜は今シーズンのF1ヨーロッパラウンド最終戦となるイタリア・グランプリを観戦しました。このレースで使われるモンツァ・サーキットは高速サーキットとして有名で、F1の年間スケジュールの中でも、平均時速が最も高いのではないかと。 で、直線スピードに勝るメルセデス・エンジンを積むマクラーレン・チームのドライバーのどちらかが現在ポイント・ランキング1位のセバスチャン・ヴェッテル選手を抑えて優勝するのでは、と思われておりましたが、蓋を開けてみればヴェッテル選手の圧勝。結局、レッドブル・レーシングのクルマの速さには、誰も手がつけられなかったのでした。 ま、メルセデスGPのミハエル・シューマッハ選手が、久々に存在感を示し、何周にもわたってマクラーレン・チームの2台を押さえ続けたところは、なかなか見ごたえがありましたけど、優勝争いという意味では、もうヴェッテル選手の一人勝ち。あーあ、またか、という感じです。 最近のF1は、あまりにもレッドブルとヴェッテル選手が強すぎて、勝負の行方を占うという意味では全然面白くないですなあ。F1の場合、ただでさえクルマの仕上がりが勝負を大きく左右するので、特定の1チームが圧倒的に強いクルマを仕上げてしまうと、もうそのシーズンの勝敗が最初から分かってしまうところがある。今シーズンは、最初の2、3レースが終わった時点で、もうヴェッテル選手の2年連続総合優勝が見えたようなもんなんですから。 ところが。 日本で行われている「GT選手権」というのはですね、同じ自動車レースでも、毎回、勝者が変わります。レースごとに「今回は誰が(どのチームが)勝つだろうか?」と、楽しませてくれるわけです。そういう意味では、F1よりよほど面白い。 では、何故、GT選手権では毎回勝者が変わるのか? それはですね、GT選手権の場合、ハンデ制があるからです。 つまり、あるレースであるチームが優勝すると、次のレースではそのチームのクルマに80キロ以上の重りを搭載することが決められているんですな。優勝チームだけでなく、2位になったクルマは次のレースでは60キロ程度の重り、3位のクルマには50キロ程度の重り・・・という風に、次のレースでハンデが付けられる。 ですから、一度優勝したクルマは、次のレースでは優勝しにくいわけですよ。しかし、順位が下がれば、その次のレースでのハンデは軽くなるわけですから、そうなればまた優勝する可能性が出てくる。 とまあ、そういうシステムで各レースでの勝敗を面白いものにしているわけですけれども、しかし、やはり速いクルマは速いので、年間を通してみると、やっぱり、その年で一番速かったチームが総合優勝を飾ることが多いわけ。実力通りの成績が出る、という点では、結構、公平なもんなんですな。 で、この日本のGT選手権のシステムは非常に素晴らしいので、これをF1に導入してはどうかと、ワタクシは思うわけですよ。そうすればですね、今年のF1のように、特定のチームだけが毎回優勝するということがなくなり、レースへの興味も増えるのではないかと思うんですよね。 あとね、GT選手権でいいなと思うのは、各チームが使うタイヤに選択の幅があるところ。 現在、GT選手権にタイヤを提供しているのは、ブリヂストンとミシュランとダンロップ。レーシング・カーにとってタイヤの選択というのはものすごく重要なので、クルマの開発競争と同時に、各メーカーによるタイヤ開発競争というのも勝負の行方に大きな影響を与えている。今年の場合、ドライのレースだとブリヂストンが強いけど、雨のレースになると、俄然、ミシュランを履くチームが頭角を現すとか、そういうことがある。 ところがF1の場合、今年はピレリ1社の提供ですから。基本、どのチームも同じタイヤを履くことになる。これでは、勝敗を決めるファクターが一つ少なくなるわけで、これもまたレースを面白くないものにする要因になっております。 だから、F1も、複数のタイヤメーカーに参加させることで、タイヤによる勝負もまた見どころの一つにすべきだと思うわけですよ。 あと、現代のF1では、レース中に必ず2種類のタイヤ(堅めのタイヤと柔らかめのタイヤ)を使わなくてはならないルールになっていますが、こんな馬鹿馬鹿しいルールはないので、GT選手権と同じく、各チームが戦略によって自由に履くタイヤを決めるようにすればいい。あるチームがハード側のタイヤばかり使いたいというのであれば、そうさせればいいんですよ。 ということで、最近、つまらなくなる一方のF1に対し、「重量ハンデ制の導入」「複数タイヤメーカーの参入と、タイヤ選択の自由」をワタクシは提唱したいと思うのでありまーす。F1の興行面を牛耳るバーニー・エクレストンよ、釈迦楽の声を聞けぃ! ・・・って、今日は、関心のある人にしか通じない話で、ごめんなさーい!
September 12, 2011
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最近、ちょっと家にこもり気味だったので、今日はランチを外食することに。 ということで向かったのは「カフェ・ノピオ」というお店。地図で見て、あれ、このお店、我々が贔屓にしている「ウィズ」というお店の近くかな? と思ったら、やっぱり同じ建物でした。3軒レストランが続いているんですな。 で、申し訳なくも「ウィズ」を素通りして、一軒置いた隣のカフェへ。 このお店、カフェとは言いながら、食事ものにも力を入れているそうで、ランチ・コースが3つ。そのうち、肉か魚がメインになる1,500円のコースを注文します。 で、まず登場したのが前菜プレート。これが色々乗っていて結構豪華なんですが、中心になるのがキッシュ。今日はパプリカのキッシュでしたけど、量も多いし、なかなかのお味。 そしてメイン登場。私は豚肩ロースソテーのマスタード・ソース。家内は白身魚のソテー。両方とも普通においしかったです。 で、食後のコーヒーにはデザート盛りが付くのですが、葡萄のココナツケーキにレモンのセミ・フレッド、それに今話題のギリシャ・ヨーグルトのケーキ。時流を捉えております。 ということで、どの料理もおいしかったし、文句のつけようがないのですが、そうですね、強いて言えば、突出しておいしいというところまで行かなかった、というところですかねえ。何せ、すぐ隣に「ウィズ」がありますからね。そこを通り越してまでこの店に来る、という理由付けが確認できなかったと言いますか。 メニュー板を見ると、夜のメニューの方が色々選べて、しかも値段もお安めだったので、今度は夜食べに来て、もう一度、実力を確認しましょうかね。 さて、話は変わりまして、今日はその後、『フィリップ、きみを愛してる!』という映画を観ました。以下、ネタバレ注意です。 物語はジム・キャリー演ずるスティーヴンという男の視点から語られます。彼は、一応結婚して娘も居るのですが、実はゲイ。で、ゲイであることを隠して家庭生活を営んできたわけですが、そうした二重生活に嫌気が差し、ついに家庭を捨て、ゲイとして生きて行くことを選ぶんですな。 ところがゲイの恋人と楽しく暮らすには、結構お金がかかる。ということで、スティーヴンは企業を相手に詐欺行為を繰り返すようになるわけ。で、しばらくはそれで楽しく過ごすのですが、結局掴まって監獄へ。 で、この監獄の中で、彼は生涯の恋人、ユアン・マクレガー演ずるフィリップ・モリスに出会うと。で、壁の中で愛を育んだ二人は、やがて出獄して生活を共にする。 で、スティーヴンはその生活費を稼ぐために、学歴・経歴を詐称して弁護士に成りすましたり、大企業に入り込んで若き重役になったりする。何せ彼はIQ169ですから、インチキでそういう身分を手に入れたにしても、そこで活躍してしまうわけ。それどころか、会社の金を勝手に投資して、会社に利益を与えながら自分もちゃっかり儲けてしまったり。結構な凄腕なんですな。 しかし、やはり悪事はバレるもの。またまた逮捕されて監獄行きです。 ところが、スティーヴンは、愛するフィリップに会うために脱獄を繰り返すんです。これがまた、天才的な手口で、あの手この手で何度も見事に脱獄してしまう。もちろん、またすぐに捕まるんですけどね。 で、そんなことを繰り返すうちに、結局フィリップもスティーヴンの悪事の片棒を担いだものとして逮捕されてしまう。 そして、そのことがきっかけでスティーヴンとフィリップの関係も断絶。スティーヴンは絶望してしまいます。 しかも、スティーヴンはエイズを発症してしまうんですな。そして余命いくばくもないということに。 さて、スティーヴンは、死ぬ前に、せめて一目でも最愛のフィリップに会えるのか?! ってな話です。面白そう? で、私の点数ですが・・・ 「71点」です! 微妙だけど、辛うじて合格! まあね、ジム・キャリー主演ですから。そういう映画だなと。でも、愛する人のために、何度でも脱獄する男の、アホなのか、頭がいいのか、よく分からないというところを、ジム・キャリーなりに演じていて、それはそれでOKなのかなと。 でも、この嘘みたいな話、実は実話を元にしているというところがすごいです。本当に、愛する人のために、あの手この手で脱獄を繰り返した奴がいた、ってんですから、ビックリよ。 その辺もまた、アメリカですなあ・・・。
September 11, 2011
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名古屋方面では毎週金曜日の深夜に放送しているのですけど、『勇者ヨシヒコと魔王の城』という番組、いい意味でぶっ飛んでます。 山田孝之演ずるところの勇者ヨシヒコが、村を救うため、とある薬草を探す旅に出て、その過程で様々な試練にあうという、まあ、西遊記的な筋書きなんですけど、西遊記同様、三人の妙な連れがいる。で、この四人の珍道中を描くのですが、思い切ったローコスト撮影と、そのローコストぶりを笑い飛ばすだけの思い切りのいいギャグで、私も毎週笑わせていただいております。 で、この番組でいいなと思うのは、思わぬキャスティングで、なんと、かの宅間伸をヨシヒコの連れの一人に配している。2時間ドラマで主役を張れるような俳優を、深夜番組の、ギャグドラマの、しかも脇役に充てるという、その思い切ったキャスティングが功を奏しているんですわ。宅間伸、いいわ~。その他、毎週「友情出演」と称して、結構な有名どころの俳優・女優が、思わぬ役で怪演しますからね。それも楽しみ。 ということで、まだこのドラマを見たことが無い方、一見の価値ありでございますよ。この種のギャグものがお嫌いでない方は是非! 話は変わりまして・・・。 所属大学の英語科のプロジェクトとして、「小中英語教育」についての研究に参加する羽目になっているのですが、そこはそれ、したたかな私のこと。英語教育系の先生方が進められている研究に名前だけ参加するのでは、こちらの業績にはなりませんから、こちらはこちらで「初学者のための英語独習テキスト」を作るというプロジェクトを立ち上げ、その種の本を作っていずれは売ってしまおうという魂胆。私の専門はアメリカ文学ですから、畑違いなんですけど、素人なりに頑張っております。 で、夏休みの内にちゃっちゃと書き上げてしまおうと、今、その原稿を書いているのですが、英語のテキストを作る時に大変なのは、例文です。 語学を勉強するためには、良い「例文」を挙げること不可欠なわけですが、実際に語学本を書こうとすると、例文を探してくるのが大変なのよ。今説明したことを体現するような例文を見つけるので苦労するわけ。 もちろん、「辞書」は例文の宝庫なわけで、私も活用してますが、辞書っていうのは、大体、一つの項目に一つか二つしか例文を載せませんからね。私としては5つも6つも欲しいのに。だから、色々な辞書を見るのですが、これがまた大変。 何が大変って、老眼がね。字の細かい辞書を見たり、それをパソコンに打ち込んだりするために、眼鏡をかけたり外したりで、疲れる疲れる。 で、もっといい方法はないかと思って探したところ、ありましたよ、いい例文の宝庫が! それはNHKのサイトで「ゴガクル」というもの。で、このサイトの中に、NHKの語学番組や語学テキストに使われた無数の例文を掲載しているところがあるんだな、これが。 これだと、パソコンの画面を見ながら、例文を探すのも、自分の本を書くのも両方できるので、眼鏡をかけたり外したりする必要もなし。すごく楽。これはいいサイトを見つけちゃった! ということで、語学書を執筆中のみなさーん、例文を探すのにもってこいの語学サイト「ゴガクル」、教授のおすすめ!でやんす。これこれ! ↓ゴガクル
September 10, 2011
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映画『ナイト&デイ』を観ました。トム・クルーズとキャメロン・ディアス共演のアクション映画。以下、ネタバレ注意でーす。 トム・クルーズ演じるロイ・ミラーは・・・FBIのエージェントです。そりゃ、そうだよね! トム・クルーズって、何かのエージェントじゃなかったことってあったかしら? とにかく、凄腕のエージェント。で、彼はまだ試験段階の永久電池(開発コードネーム「ゼファー」)と、それを開発してしまった若年天才科学者君を護衛する役なんですな。 ところがこの新型電池は、大型のものを作れば画期的なエネルギー源にもなり、また兵器利用もできるということで、世界中の悪い連中が狙っているものでもある。で、ロイ・ミラーのFBIにおける同僚であったフィッツジェラルドという男も、スペイン・マフィアと通じてこの電池を盗み出すことをたくらんでいる。 で、その悪だくみを見抜いたロイは、フィッツジェラルドを出し抜いてこの電池を盗み出すのですが、逆にフィッツジェラルドに濡れ衣を着せられ、今はFBIとスペイン・マフィアの両方に追われる身。 その逃亡中のロイが飛行機でボストンに向おうとしたところ、既にマフィアの手が回っていたらしく、乗務員はもとより、一緒に乗っている乗客すべてが刺客という飛行機に乗ることになってしまう。 で、その飛行機に運悪く同乗することになったのが、キャメロン・ディアス演じるところのジューン・ヘイヴンスだったと。そして二人はどうにかこの飛行機から脱出するものの、以後、ジューンまでFBIとマフィア双方から追われる羽目に。 さて、ロイとジューンは、裏切り者のフィッツジェラルドやスペイン・マフィアたちの手を逃れ、永久電池ゼファーとその開発者を守り切ることができるのか?! というような話です。 で、この映画に対する私の印象批評点はと言いますと・・・ 「82点」でーす! またまた高得点、出ました! 端的に言いまして、この映画、娯楽映画として結構いい線行ってます。私としては、期待値の2.7倍くらい面白かった。 まあ、誰もが思うことでしょうが、「またトム・クルーズかよ」と。「またキャメロン・ディアスかよ」と。「またこの二人かよ」と。 私もそう思いました。この映画を観る前までは。しかしトム・クルーズって、アクション俳優として、まだ鮮度・・・というか、賞味期限が残っていますな。やっぱり、彼が登場して、彼の顔がスクリーンに大写しになるとインパクトあるもんね。 もちろん、アクション映画といっても、コメディ系のアクション映画ですから、辻褄の合わないところが無くもないのですが、そういうものを補って余りある面白さ。それにアクションそのものも、決して手を抜いていません。下手したら、同じくトム・クルーズが演ずる『ミッション・インポッシブル』シリーズよりも面白いかもよ。掛かっているお金は、こちらの方がよほど少ないと思いますが。もちろん駄作映画『ソルト』なんて比較にもならないし、同じコメディー系アクション映画で言えば、ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーの『Mr & Mrs スミス』より、『ナイト&デイ』の方を私は買います。 ということで、この映画を劇場版で見逃した方、レンタルDVDショップへ急げ! レンタルで見る価値は十二分にありますぞ! 『ナイト&デイ』、教授のおすすめ!です。これこれ! ↓【送料無料】ナイト&デイ <エキサイティング・バージョン>ブルーレイ&DVDセット【Blu-ray】 ...価格:2,993円(税込、送料別)
September 9, 2011
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ちょいと小耳に挟んだ情報によりますと、「国籍」として最もクールな国はどこか、というアンケート調査を、世界15ヶ国に住む3万人の人に調査してみたらしいんですな。で、その結果が、意外なものだった。 ちなみに、読者の皆さんとしては、どこの国籍に一番魅力を感じられます? ま、それはさておき、結果から言いますと、一番クールな国籍は「アメリカ合衆国」だそうです。 へー、そうなの? アメリカって、割と海外から批判されることも多く、不人気なのかと思ったらそうでもないんだ・・・。ま、私は自分の専門に関係する国ですから、もちろん大好きな国ですけどね。 で、第2位「ブラジル」、第3位「スペイン」、第4位「イタリア」、第5位「フランス」、第6位「英国」、第7位「オランダ」・・・だそうで。 ふうむ、ブラジルが第2位って・・・。よく分からんなあ。それに、ドイツとかスイスがないじゃん? と思ったら、ドイツは不人気国籍の方に入っておりました。 先の調査がはじき出した「最もクールじゃない国籍」の順位はと言いますと・・・ 第1位「ベルギー」、第2位「ポーランド」、第3位「トルコ」、第4位「カナダ」、第5位「ドイツ」・・・とのこと。 えー、これまた意外。ベルギーって、そんなに人気ないの? チョコレートおいしそうだけどなあ。あと、カナダだってメープルシロップがあって、森とか湖があって、いい国のように思えるけど。ドイツも5位か・・・。工業製品、優秀なのに。 アガサ・クリスティの「ポワロもの」で、主人公のエルキュール・ポワロがベルギー人で、よくイギリス人からその出自を馬鹿にされますが、ヨーロッパ世界においてベルギー人の位置づけって、そんなに低いのでしょうか? 分からないなあ・・・。 もっとも、この順位づけにアジア・アフリカ諸国がどちらにもランクインしていないところを見ると、調査対象の15ヶ国・3万人というのが、実際にはどこの誰なのか、その辺、ちょっと怪しいところがある。だって、クールじゃない国籍の上位に当然入ってきそうな、あの国とか、あの国が入ってないってのは、ちょっと変じゃないですか。 というわけで、この調査結果、私としては若干マユツバですけれども、それでも3万人を対象にした調査となれば、ある程度の信憑性はあるでしょうからね。日本人の目からは分からない世界各国の人気・不人気ぶり、ちょっと面白いデータでした。 で、皆さんのお好きな国籍は? 日本以外で、どこでも好きな国籍に生まれ変われると言われたら、どこの国を選びます? 私はもちろんアメリカ! と言いたいところですが、どうかな。 熟慮の結果、英国かな。 ただ、あそこは階級社会なので、正しくは英国の上流階級、はっきり言ってどこぞの貴族とかに生まれ変わりたいな。それで、ラグビー校とかからオックスフォード大に進学し、古典語を学んで、あとは悠々自適。自分の領地があるから、仕事とかしないの。たまに貴族仲間で、庭でキツネ狩りとかやる。 そういうのが理想かな。それで、暇に任せて何かの研究するとか。研究資金も、もちろん自前で。 そういうものに、わたしはなりたひ。 さて、皆さんからの罵声が飛んで来そうですけど、果たして読者諸賢の「なりたい国籍」はどこでしょうか。ご意見があればお寄せ下さい。
September 8, 2011
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昨夜、ご覧になりました? サッカーW杯予選、日本対ウズベキスタン戦。ま、完全アウェイとはいえ、格下のウズベキスタン相手、引き分けで勝ち点1は立派ですけど、勝てる試合だったのじゃあないかと。 途中、何度か「ここで沢穂希投入しろ!」って、思いませんでした? ま、それはともかく、問題は『戦国鍋TV』ですよ。昨夜、サッカーの後でこの番組をやっていたので、テレビにかじりついて見ていたのですが。 この番組、ご存じの方がどのくらいいるのか。私も割と最近、その存在を知ったのですが、地方局でしか放送してなくて、名古屋でも、毎週放送しているとは限らない、ゲリラ的な番組なんです。 で、番組の趣旨を一言で言うと、「なんとなく歴史がまなべる映像」なんですが、戦国時代のあれやこれやを、様々な現代ドラマ風にアレンジしてあるわけ。 例えば「大坂ハイスクール:高校与太郎爆進ロード」というコーナー。これは豊臣側と徳川側の雌雄を決する「大坂夏の陣・冬の陣」を、不良高校生同士の対立に見立て、豊臣秀頼が仕切る大坂学園と、徳川家康率いる江戸高校の間の抗争に置き換えるという趣向。淀君も、大坂学園のスケ番として登場します。 その淀君のアドバイスもあって、今、大阪学園では不良たちが学校に籠城し、外部から猛攻をしかける江戸高校の面々(例えば血の気の多い井伊直孝とか・・・)を、真田幸村や毛利勝永の活躍で押しとどめ、軍勢の数から言ったら圧倒的不利なのに、なんとか休戦まで持ち込んだところ。しかし、この一時和解には、家康の悪知恵が潜んでいるらしく、次回の展開が待ちきれません。 それから私のもう一つのお気に入りは「天正遣欧少年使節」というコーナーで、これは九州の諸大名がローマ法王の許に謁見に向かわせた少年キリシタン4人を、ジャニーズっぽい4人組のグループに見立てるという趣向。彼らが歌い踊る「GO! 天正遣欧少年使節」がまた、アイドル系グループの歌として、非常に完成度が高いんだ。歌詞もすごくいい。こういう歌詞なんですけどね:『GO!天正遣欧少年使節』学校は、セミナリヨ 選ばれたよ 僕ら4人連れてって、ヴァリニャーノ 知りたいよ隣人ラブこの海の向こう 何が待っていても十五夜に(1582)希望の船で漕ぎ出そう!ローマ教皇 スペイン国王 メディチさんにも会えるかなリスボン ミラノ フィレンツェ マドリード 舞踏会にも出れるかな伊東はマンショ 千々石はミゲル原はそう マルチノ 中浦はなんたって ジュリアンさ僕たち天正!遣欧!少年!使節!GO!GO!GO!戦国生まれ キリシタン育ち 九州のバテレン だいたい友達知ってるかい?僕らの大航海 リスボンまで2年半ヴァリニャーノはゴアまでなの セミナリヨで学びなYO!伊東はマンショ 千々石はミゲル原はそう マルチノ 中浦はなんたって ジュリアンさ僕たち天正!遣欧!少年!使節!GO!GO!GO! 韻の踏み方といい、途中でラップを取り入れているところといい、もう最高です。 かなり以前に『カノッサの屈辱』という番組があって、あれは現代の事々を、歴史上の事件に見立てるという趣向でしたけど、『戦国鍋TV』はその逆。でも、いずれにしても、よくできた番組だと思います。こういう番組が、一部の地方局でしか放送していないというのは、つくづく残念ですなあ。 もっとも、超マイナーな番組だからいい、というところもあって、こういうのがゴールデンに進出!なんかすると、いきなりつまらなくなってしまったりするんですけどね。 というわけで、『戦国鍋TV』、教授の熱烈おすすめ! でございます。もしこの番組が見られる地域にお住いの方でしたら、是非一度ご覧ください。爆笑間違いなしです。
September 7, 2011
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そう言えば、昨年の今頃はボストンに居たんだよな~、という話を家内としていて、ふと思い立って、ボストンで私が綴っていた日記を引っ張り出してきて読んだら、これがめちゃくちゃ面白い。 ボストンでもこのブログは続けていたのですけど、ブログとは別に、日記もつけていたんです。海外に居るときはいつもそう。最大漏らさず、その日に何が起こったかを書き付けるわけ。 で、それを読むと、まあ、まざまざとその日のことが思い出せるんだな、これが。その喚起力ってのは、すごいもんです。 日記っていうのは、すごいね。改めて、そう思うわ。 してみると、海外に居るときだけではなくて、普段、日本に居るときだって日記をつければ面白いだろうと思うのですが、うーん、どうもそこまではやる気が・・・。 それに、永遠に忘れちゃいたい日だって、あるだろうしね。 とにかく、私のボストン日誌、面白かった~。 ま、これは皆さんにお見せするもんじゃないですけど、そうですね、万が一私がこの先、えらーい文人にでもなって、「釈迦楽全集」とか出るようになったら、第31巻と32巻の「海外日誌編」はおすすめよ~。是非、お買い求めくださーい。
September 6, 2011
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今日は、なんとなくそんな気分だったので、お昼を牛丼チェーン店の「す○家」でいただくことに。最近、このチェーン店がのしてきたのか、家から割と近いところに新しくお店ができたもので。 で、私は期間限定、にんにくの芽入りの「ニンニク牛丼」、家内は一番人気という「ネギ玉牛丼」をチョイス。で、待つことしばし。 おー、なるほど。これですか。では、いただきまーす! ・・・ん? 辛! 「ピリ辛」とは書いてありましたけど、めちゃくちゃ辛いじゃないですか! というわけで、備え付けの麦茶を飲みながら、辛い辛いニンニク牛丼と格闘することしばしで、完食~! うーん、でも、どうかなあ。私にはトッピングのにんにくの芽がちょっと辛すぎましたね。それに牛丼単体として見た場合でも、しっとりした食感に欠けるというか・・・。「牛丼」というより、「牛肉のせご飯」といった趣ですな。家内も、「ネギ玉」より、普通の牛丼に卵トッピングの方が良かったとのこと。ゆえに、リピートは・・・微妙! それにつけても私思うに、「吉野家」ってのは偉大だなと。似たような牛丼チェーンというのは色々ありますけど、やっぱり味というか、完成度において吉野家には一日の長があると言いますか。他のお店では到達できない満足度というのがあるような気がします。もちろん、個人の味の好みは色々でしょうから、「私は吉野家よりす○家が好き」という人も当然いらっしゃるでしょうが。 ということで、今日牛丼食べたばっかりのに、いまいち完全燃焼できず、近いうちにまた吉野家でリベンジしたいなあと思っている私なのでした。 それにしても、定番メニューのお店でも、好き嫌いってありますよね。ハンバーガーならマックよりバーガーキングの方がいい、とか。宅配ピザならドミノピザよりピザーラの方がいいとか。その辺、皆さんのこだわりってあります? このメニューなら、このお店、というような情報、ありましたらお寄せ下さいね!
September 5, 2011
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イギリス・フランス合作映画『リトル・ランボーズ』(原題は Son of Ranbow)を観ました。以下、ネタバレ注意です。 舞台はイギリスの小学校なんですが、ウィルとリーという二人の少年の話。 ウィルは早くにお父さんを亡くし、今は祖母・母・妹と共に4人暮らしなんですが、この一家は「プリマス同胞教会」なる戒律の厳しい教会に所属していて、世俗の楽しみを一切拒否して生活している。映画はおろか、学校の授業中に見る教育テレビすら見られないという状態。そんな中、彼の楽しみは絵や漫画を描くことで、ノートの端にパラパラ漫画を自作するのが、彼にとって唯一の「動画」なんです。 一方、リーというのは学校一の悪ガキ。この子も父親がなく、母親も留守がちなので、兄だけを頼りに生活をしている。ところがこの兄というのが、これまたワル。しかし、リーはこの不良の兄を崇拝し、兄の命令に従い、彼の面倒を見ることに喜びを感じている。 で、このリー、学校では単なる悪ガキですが、彼には一つ大きな夢がある。それは映画を製作すること。兄貴のビデオカメラをこっそり失敬しては自主映画を作り、それをBBCが主催する若手の映画人育成コンクールに出して、賞を取ることが彼の野望なんですな。 で、あることがきっかけでこの二人の少年が知り合うわけ。で、はじめのうち、リーは気の弱いウィルを牛耳って、単なるスタントマンとして使うつもりだったのですが、やがてウィルの自作の漫画を見るうちに、彼の創作力に気づく。一方、ウィルはリーの自宅で生まれて初めて映画を、それもアメリカ映画の『ランボー』を見てしまって、すっかりこれにかぶれてしまうんですな。そして自ら「ランボーの息子」になり切ってしまい、敵に捕まった自分のオヤジ、ランボーを助けに行くというストーリーを作り出してしまう。 かくして、ウィルの発案による「ランボーの息子」という映画を、リーが監督・撮影する、という形で二人の協力体勢が整い、気の弱い少年と、学校一の悪ガキが手を組むことになると。 しかし、もちろん、このまま順調に撮影が進むはずもありません。ウィルの方は映画作りに夢中なのに、母親は宗教上の戒律により、それを止めさせようとする。それどころか、彼がこのまま勝手なことをすれば、家族全員が教会から破門される、というような危機にも陥ってしまうわけ。一方、ウィルの想像力の暴走により、他の生徒たちまで映画作りに参画するようになってしまったため、自分とウィルだけで映画を作ろうと思っていたリーは、面白くないこと甚だしい。そしてその結果、ウィルとリーの友情にもヒビが・・・。 さて、様々な悪条件の中で、「ランボーの息子」は完成するのか?! そして、コンクールで優勝できるのか?! というような話です。可愛いでしょ? で、例によって私の印象批評点ですが・・・ 「84点」です。高得点にて合格! 傑作ではないですけど、佳作、佳作。最後の終わり方も、微笑ましく泣かせます。映画を観た後の気分もよろしく、まあ、私好みの方向性の映画と言えましょう。 子役が可愛いと点が甘いとか、そういう部分もなきにしもあらずですが、まあ、それを考慮に入れても観て損はありません。さ、まだ観てない方は、レンタルDVD店に急げ!これこれ! ↓【27%OFF】[DVD] リトル・ランボーズ価格:2,913円(税込、送料別)
September 4, 2011
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ジャズ・トランぺッター、マイルス・デイヴィスへのインタビュー集が最近『マイルス・オン・マイルス』(宝島社)として出版され、それを読了しましたので、心覚えにひと言読後感を。 この本の中には1957年から1998年まで、40年以上の間に行われた28本のマイルスへのインタビューが収録されています。で、それぞれの記事に継続性というか、関連性があるわけではないので、内容面から言うと、重複する部分が結構ある。それぞれのインタビュアーがマイルスに同じようなことを尋ね、同じような回答を得る、というような部分があるわけですな。 それに一本一本のインタビューは、短時間になされ、短時間でまとめられたものですから、一冊の本として見た場合、すごく深いことが書いてあるわけではありません。そういうことを期待してこの本を読んではいけない。 ただ、そこはそれ、稀代のジャズマン、ジャズの歴史を何度も塗り替えてきた伝説のトランぺッターですから、マイルスの発する一言一言には、味わうべき滋味がある。それをつまみ食いのように拾いあげながら読む、というのが、この本の正しい読み方なのではないかと。 で、そういう風に読めば、面白いことが一杯ある。 例えば、気難しい人のように思われがちなマイルスですが、実はすごく優しい人で、特に自分のバンドのメンバーをものすごくリスペクトしている。もちろん、自分のバンドに入れる以上、慎重に吟味しているのでしょうけれども、かつて自分のバンドに在籍したビル・エヴァンスや、ハービー・ハンコック、チック・コリア、レッド・ガーランド、ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズなどについて、彼らをものすごく高く評価するコメントをあちこちで出している。 アレンジャーとして何度も一緒に仕事をしたギル・エヴァンスへの高い評価と、彼のことについて語る時のマイルスの優しい言葉遣いとか、痺れます。 それから、彼の「常に前進しよう」という強い意志。これが素晴らしい。いくらインタビュアーたちがマイルスの過去の作品、たとえば『カインド・オブ・ブルー』などの傑作に水を向けようとしても、「あんなのは昔の作品だ」と一喝、常にこれから作ろうとしている音楽のことだけ話そうとする。こういうことも、凡人にはなかなかできることではないでしょう。 あと、音楽理論に対する深い造詣ね。この点についてあまり突っ込んだインタビューをしている人はいないのですが、チラッと話が出るだけでも、マイルスが音楽をいかに理論的に深く理解していたかが窺えるようなところがある。これは、もう私のような素人の読者には分からない世界ではありますが。 またマイルスの意外な側面としては、彼が料理をする人で、その腕前もものすごく高かったということ。バンドのメンバーにもステーキとか自分で焼いて飯を食わせちゃうというのですから、堅苦しく、厳しいボス、という感じでもなかったのかなと。 またジェイムズ・ブラウンなどは当然として、スティングやプリンスなど、自分よりはるかに若い、そしてジャンルの異なるアーティストのことにもよく目配りしているな、という点も、素晴らしいと思います。 とまあ、「全貌」とまでは行かないまでも、マイルスという人に対する理解が少しは深まるし、また彼のことがますます好きになる、という点で、読んで損はなかったかなと。少なくとも、マイルス・ファンには一読をおすすめしておきます。 ただね、2点ほど難癖をつけるとすると、翻訳がイマイチ。本書の訳者は、マイルスの口ぶりを表現するのに「○○だよな」という訳し方を頻繁に、本当に頻繁に使うのですけど、これが気になって仕方がない。例えば、インタビュアー: 君は母親とかなり仲がよかったんだよね?マイルス: いや、家族の誰とも仲がよくはなかった。俺は十三歳のときにオフクロと仲たがいした。それまでは仲がよかったんだ。俺たちは話し合えた。だがオフクロはだからといって、嫌なことは我慢しようと思わなかったんだよな。 とか、インタビュアー: あなたはウイリー・ネルソンを聴くためにラスヴェガスまで行ったとマークから聞きました。マイルス: そうだ。なかなかのもんだった。俺はウイリーの歌い方に惚れこんでいるんだ。彼のフレージングは最高だ。時どき俺みたいなフレージングを使うんだよな。 とか、こんな感じ。この「○○だよな」があまり頻繁に繰り返されるので、いささか食傷してきます。編集者の人とか、監修の人とか、訳者にアドバイスとかしなかったのかしら? あと、もっと根源的な問題として、アメリカのライター(=インタビュアー)の能無しぶりね。これがひどい。例えば、こういう書き方をするわけよ: 「俺は信じているんだよな――まったく何もかもが――最近は上等のサウンドになっている。車が衝突する音でさえ、よくなっているぜ!」 すべてというのは、あくまでもマイルス・デイヴィスの治しようのないしわがれた悪声以外のことである。云々・・・ こういう書き方。これ、本人はしゃれた書き方だと思っているの? それともライター養成講座か何かの教科書にでも「こういう風に書け」とか、書いてあるのかな? とにかく、こういう鼻につく書き方の連続ですから、それを気にしだすと読めない本ではありますな。 逆に、こういうくだらないインタビュアーのまとめ方やら、翻訳上の難点があっても、マイルスが何をどう語ったか、という点だけ見て行くと、それなりに面白く読めるというのですから、いかにマイルスが傑出して興味深い人物か、ということだよね! というわけで、マイルス・デイヴィス、私にとってはますます興味津々な人物ということができそうです。これこれ! ↓【送料無料】マイルス・オン・マイルス価格:1,980円(税込、送料別)
September 3, 2011
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小宮宗治という方の書かれた『週末・八ヶ岳 いなか暮らし』(晶文社)という本を読了しましたので、ひと言感想を。 著者の小宮さんというのは、理系の研究者のようで、日本真空技術(株)の常務取締役。それから筑波研究コンソーシアムの専務理事でもあるらしい。とにかく、そういう方が、子育てを終えた後、終の棲家ということも視野に入れながら、八ヶ岳に別荘を建てられたと。で、その経験から、八ヶ岳に家を建てるノウハウを伝えるべく書かれたのが本書、ということになるでしょうか。 ま、著者が研究者で、「別荘」兼「終の棲家」として八ヶ岳に家を建てる、ということになりますと、それはまさに私がやろうとしていることじゃないかっ! ということで、私もつい鼻息荒く、この本を買って読んでしまったと。 で、この方は、さすが理系というべきか、八ヶ岳の冬の寒さを乗り切るために太陽光を利用するのが合理的だ、と考えられた。それも屋根に太陽電池を乗せて太陽光発電をする、というのではなく、屋根に当たる太陽光の熱を空気の形で集熱し、その熱せられた空気を一旦、ダクトで家の下部に送り、暖かい空気は上に昇るという自然現象を利用して、その熱い空気を各部屋の床暖房に使おうと、そういうシステムを導入することを決意された。いわゆる「OMソーラー・システム」ですな。 どうして太陽光発電の方を選択しなかったかと言いますと、太陽光を使ってせっかく「電気」という「高級」なエネルギーを生み出したのに、その電気を「熱」という「低級」なエネルギーに変えて使うというのが、ナンセンスだと思われたから、だそうです。 ま、その辺が、私にはよく分からない理系のセンスなんですが・・・。 しかし、OMソーラー・システムには、それに付随した無駄がある。例えば屋根で集めた熱をダクトを使って家の地下に送るにしても、それをするにはファンを回し続ける必要がある。また夏場は夏場で、この熱された空気を外に送り出すのですが、それにも当然ファンを回す必要があります。つまり、このシステムでは年がら年中、ファンを回しっぱなしにしないといけないわけ。その電気代がばかにならない。 その他、小宮さんは薪ストーブも導入されたのですが、この薪代も相当かかるらしい・・・。 それから、細かいところでは井戸水の利用だとか、下水の処理だとか、八ヶ岳で家を建てる際に考慮しなければならないことが細々と書いてある。 そういうのを読んでいると、段々気が滅入ってきて、八ヶ岳に暮らすってのは、想像以上に面倒くさいんだな、という気になってくるんですけど、これって、この本の本来の執筆動機に合っているのですかね? ま、そんな本です。 要するに、参考にはなるけれども、八ヶ岳の魅力は若干遠のくと。 でまたねえ、執筆者の文体と言いますか、書きぶりがですね、実に魅力がない。無味乾燥。いや、無味ではないな。なんか妙なえぐみがあって、読書の喜びが一切味わえないという。再読したいとは絶対に思わないような本でございます。よって、私のような八ヶ岳ヲタク以外、手を出さない方がいい本だと言っておきましょう。おすすめはなーしーよ。 しかしこの本、案外売れているようで、私は古本として買ったのですが、1995年初版で、2000年の時点で12刷だって。 12刷! すごいね。「八ヶ岳需要」って、実は意外とあるのかしら。 そうそう、それで思い出したのですけど、311以来、八ヶ岳の不動産はバブル状態らしいですよ。原発への恐怖のあまり、日本各地にある原発から一番遠い所はどこか血眼になって探したら、それが八ヶ岳だった、と。ここなら東北の原発からも遠いし、日本海側の原発からも遠いし、静岡の原発からも遠い。だから、日本中の小金持ちたちが、この地に避難場所を確保しようと、土地や中古住宅を買い漁っているらしいんですな。 嫌だね、すぐそういうところに目をつける連中って。私のように、そんなこととは関係なくこの土地を愛する者にとってはいい迷惑ですわ。せっかくバブルの時代からぐっと下がった土地の価格が、また上がっちゃうじゃないの! とにかく、そんなこんなで、今、八ヶ岳は注目の場所らしい。 そういう意味では、そういう皆さんにこの本を読んでいただいて、「八ヶ岳での田舎暮らしは大変だあ!」とビビってもらうというのは、私にとってはいい戦略かも。 はーい! 考え直しました~! 『週末・八ヶ岳 いなか暮らし』、いい本ですから、今が今、八ヶ岳に不動産を取得しようと思っている皆さん、ぜひお読みくださーい!
September 2, 2011
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今日の夕食の食卓に、ついに「奴」が登場しました。サンマです。いや~、ついに来ましたか・・・。 毎年、初めて「冷やし中華」を食べると、「お、夏が来たな」と思うし、「サンマ」を食べると、「秋か~」と思う。この二つは、絶対的に季節とリンクしているというか、強烈に印象に残りますね。 逆に何かを食べたら「春だな」とか「冬だな」と思うものって、案外無いような気がする。「鍋」を食べると冬、という感じはしますが、それは「鍋」というだけで、特定の何鍋でなくてもいいような気がしますし。 ま、その辺は地方によっても違うのかも知れませんが。 とにかく、サンマですよ、サンマ。まだまだ蒸し暑いですけど、着実に季節は秋になりつつありますな。夜になると虫も鳴き始めたし。これからは葡萄や梨など、果物も豊富に出回るようになるでしょう。 一方で後悔も少し。この夏、私は一体何を勉強し、どれほどの成果を上げたのでしょうか・・・。小学生の宿題じゃないけれど、夏の終わり、秋の始まりというのは、「また今年の夏も遊び呆けてしまった・・・」という後悔の季節でもありますなあ・・・。 ま、終わってしまったものは仕方がない。後期が始まるまで、少し気合を入れて研究しますか。 ・・・と、その前に、ちょっと寝っ転がって雑誌でも読むかな。(って、それがいけないんじゃ!!)
September 1, 2011
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