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泣く子も黙るSnap-on(スナップオン)のショートコンビネーションレンチです。ネプロスが国内最高峰ならスナップオンは世界最高峰のハンドツールです。使用目的に沿ったデザインとメッキの処理は完璧です。このツールも一部を除いて永久保証となっていますので、メッキのハク離などがあれば無償交換が可能です。プロがスナップオンを使う理由の1つには、メッキのハク離が無いと言うことがあげられます。メッキのハク離が起こると怪我の原因にもなるし、ハク離した欠片がエンジン内部のデリケートな部分に落ちたりしたらそれこそ大変な事になります。ネプロスと違う部分は、ハンドル部分が若干丸みを帯びて薄めである事と、スパナの口に滑り止め加工が施されている事でしょうか。値段については敢えて触れませんが、「それなり」といった所です。好奇心で10ミリと12ミリの2本を購入し、所有していますが、何時見ても美しく、信頼のおけるツールです。買った日には枕元に置いて寝たのを覚えています。
2010.10.30
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国産ハンドツールの最高峰nepros(ネプロス)のショートコンビネーションレンチです。KTC(京都機械工具株式会社)の上位ブランドで、ミラーネプロスと呼ばれています。名前の通り、メッキの処理は申し分なく非常に美しい工具です。また、KTCの工具は一部の商品を除き永久保証となっておりますので、メッキが剥げたり歪み(工具が変形する事はあり得ませんが、変形する程の規定外のトルクを掛けたら当然保証外です)が出たら新品と交換して貰えます。ネプロスは品質もさることながら、値段も「え~」と後ずさりする程ですので、8ミリと14ミリの2本の所有のみです。スパナは左右の大きさが違うので数の節約ができますが、コンビネーションレンチを選んだのは、左右の大きさは同じですが、片方がメガネレンチになっているので、最初スパナで軽く締めて次に反対側のメガネで増し締めをするという作業が続けてできる便利さを考えてのものです。また、通常より短いショートタイプを選んだのは、バイクのメンテは狭い所が多いので短い方が便利である事と、14ミリ以下での使用ですので、大きなトルクを必要としない事です。
2010.10.28
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萩さんから2号機の紹介がありました。ホンダ フリーウェイMF03です。水冷・4サイクル・OHC・単気筒。総排気量244cc。最高出力20PS/7,000rpm。最大トルク2.2kgm/5,500rpm。平成5年にクラブマンと交換で手に入れました。ホンダ・フリーウェイは平成1年(1989)にホンダビッグスクータFシリーズとして発売開始。ボディーとエンジンを新設計した、史上初のメットイン250ccクラススクーターである。250ccメットインスクーターとしては非常にコンパクトな車体で、美しい流線型のスタイルや、二人乗りや高速走行でも余裕のある強力でスムーズな走りをし10万km走行に耐える高耐久性新開発のエンジン(MF03E)にも定評がある。コンパクトな車体サイズを実現するため、前後10インチの扁平タイヤを採用している。後輪ブレーキは、マニュアルトランスミッション車と同じく右フットブレーキであるのが大きな特徴。実用最高燃費は38km/L程度、実用最高速度はメーター読みで135km/h程度。
2010.10.26
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ホームセンターで見つけた藤原産業株式会社のブランドSK11のディープソケットセットです。8本セットで1480円の低価格にひかれて購入しました。表面のメッキも綺麗で高級感があります。ナットからボルトが飛び出した箇所などは標準ソケットでは差し込みの深さが足りません。バイクの整備では、たまに遭遇しますので、前から欲しいと思っていた工具の1つです。サイズは3/8インチ 9.5sq(9.5mm)サイズですので、KTCのラチェットハンドルで使用しています。
2010.10.24
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笏取り虫「蒜山、大山紅葉ツーリング」を下記日程にて敢行致します。皆様のご参加をお待ち致しております。尚、4輪での参加も歓迎致します。1)日 時 11月5日(金)2)日 程 往路 各地----総社IC----矢喰天神社公園駐車場----R180----R429----県道61号-----県道72号(吉備新線)-- --R429----県道31号----建部町富沢・奥吉備街道入り口-----奥吉備街道----R313----北房JCT東美川橋南 詰-----県道84号----月田小学校前-----県道32号----R181----新庄(県道58号)---蒜山R482----県道 114号----蒜山大山スカイライン-----鬼女台展望台-----大山環状道路-----鍵掛峠 復路 鍵掛峠でUターン---蒜山IC----各地 集合時間 矢喰天神社公園駐車場 9時20分 建部町富沢・奥吉備街道入り口 10時 北房JCT東美川橋南詰 11時 月田小学校前 11時30分 昼食は蒜山の叉来(またぎ)にて手打ち蕎麦を食します。(もう新蕎麦かも)3)参加希望者は、メール、電話等で事務局へ連絡下さい。4)その他 雨天中止の場合は。当日午前8時にこのブログ又は電話で連絡致します。5)参加費 各自自腹 以上
2010.10.22
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さて、フジイでの1000キロ点検作業メニューは1,バルブクリアランス調整。バルブシートが新品になっているので1000キロ走行後詰まっていることが予想される。2,キャブレター調整。エンジン回転全域での燃調調整はシャーシダイナモ上で全域全負荷テストを行う。3,エンジンオイルとオイルフィルタの交換。重要なのは2,であろうことが予想される。馴らしを終えたエンジンは全回転域で正常な燃焼が行われるべく、バルブクリアランス調整と共にキャブレターの燃調調整が行われ最後にオイルが交換され完成する。作業自体はそんなに時間がかかるものではないと思われた。ただ、気になる音が一つ。エンジンが完全に暖まると出てくる音がある。キュルキュルという音で、どうもブローバイガスの通路にあるバルブの音のようである。アイドリング時だけ聞こえる。静かなBMWにふさわしくないのでこれの対策もお願いしておいた。東京-岡山間の長時間運転に備え、2-3用意しなければならない物がある。まず、アクセル操作である。長時間アクセルを開けることは右手手首をずっとひねっておくこと、これが疲れるのである。そこでアクセルグリップに取り付けて手のひらで押すようにアクセルを開けておくことができるものを探した。以前どこかで見たことがあった。岡山の南海部品で探したら、あった、あった。アクセレーターアシスタントマットと何だか長い名前の商品。1000円程だった。次に反射材。以前岡山市内で夜、バイクを運転していた女性がトラックに追突されて亡くなるという事故があった。テールランプが小さく、赤い光がトラックから見づらかったのかもしれない。実は90/6も小さいのである。この頃の年式のバイクはどれも小さかった。そこでオレンジ色の夜光テープを買ってきて、サイドバックの後方と、ヘルメットのうしろに貼り付けた。これで夜間、後方からの認識度が上がるだろう。ついでに肩から斜めに襷状にかける反射材も買ってきた。(走っている姿を想像すると何だかおかしい!?)さらに、退屈さを紛らわし、眠気覚ましに音楽でも聴きながら走りたいと、ズボラ+一石二鳥を考え買ったものがある。何だか長い名前のアクセレーターアシスタントマット、手のひらで押すようにアクセルグリップを回すことができる
2010.10.20
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100均で買った1/4インチ 6.3sq(6.3mm)サイズのソケットセット(100円)、ラチェットハンドル(100円)、エクステンションバー2本(100円)です。合計300円の工具です。1/4インチのソケットはトルクの関係で14ミリまでとなっているようですが、バイクのボルトは小さい物が多いので結構重宝しています。もう5年以上使っていますが未だ壊れません。恐るべし100均。1/4インチのソケットは14ミリ以上の大きな物は使えませんが、コンパクト性を生かして狭い場所にも差し込む事ができるし、ツーリング時にも嵩張りません。最近はどのメーカーも力を入れているようです。ソケットレンチに使うソケットは12角と6角がありますがそれぞれ長所、短所があります。12角は30度ごとにボルトにアクセスできるので、狭いところでの作業に適しています。6角は12角に比べて強度があるので壊れにくい。30度ごとにボルトにアクセスできないが、ソケットを90°差し替える事で30度ごとのアクセスが可能となります。ラチェットハンドルの歯車の数は色々で30枚や72枚、無段階など様々ですが、歯車が多い程ハンドルが細かく動くので、狭いところでは便利です。
2010.10.19
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機械物、特にエンジンなど金属同士が摺動するものは”馴らし”が必要だと思う。最近の機械加工精度は以前よりも飛躍的に向上し馴らしなど不要だ、という人もいる。しかし私は必要だと思っている。6月に17年、10万キロ乗ったHONDAアクティトラックを買い換えた。今度もHONDAのトラックである。最近走行距離が2000kmを超え、明らかにエンジンがなめらかに動くようになったと思う。ましてや36年前のバイクのエンジンである。走り込むほどにエンジンがなめらかになっていくような気がする。特に、高速を走り数10kmを超えた頃からエンジンが”伸びる”ようになってくる。アクセルを開けないでも車体がすぅーっと滑るように前に行くようになってくる。反対に長いこと乗らなかったエンジンは最初はなかなか回らないような印象である。8/6にはブログにあるように萩さんのハーレーと太さんのGSとショートツーリングを、8/7には高速ばかり400kmを走ってみた。1000kmにあとちょっとである。馴らし運転を終えた90/6は最後の調整をしなければならない。新車時における1000km点検に相当する。地元でもできるかもしれないが、このエンジンを加工、修理、組み立てた”職人”としては最後の仕上げをきちんとしてオーナーに渡すのが責務であるし、もし自分が職人だったら他人にさわってほしくないと思う。遠いのは承知でオーバーホールをお願いしたのだから再度埼玉に送ることにしよう。実は9月9日・10日と東京でとある研究会に参加することになっていた。とすると、ひょっとしたら10日から11日にかけて完調になった90/6に乗って帰ることができるかもしれない。50才をかなり過ぎた”おっさん”が東京-岡山間750キロをバイクで夜中一気に走行することは”無謀”と言わざるをえない。かつて(少し若い頃)1日750km程度を走行したことが何回かあるにしても、この年ではいささか自信もない。その前哨戦として考えたのが先日の高速400km慣らし運転の旅、である。このとき400kmを半日で走行した。BMWはその乗車姿勢ゆえ、たいてい首のうしろに疲労を覚える。また加齢?と共にお尻と腰の負担も大きくなっている。しかしこの時、疲労の度合いにいささか自信が持てた。エンジンの調子良さ、適度な鼓動にあまり疲れを感じなかったのである。これなら一気に750km走れるかもしれない、と内心ほくそえんだ。8/16には太さんのGSと奥吉備街道を走り、この日は200km弱走行、予定の馴らし1000kmを超えた。8/18いよいよ埼玉に向けて送ることにする。90/6をBAS岡山デポに持ち込み輸送をお願いした。岡山デポでは東京に向けてトラックが出るのは毎火曜日らしい。持ち込んだのが月曜日だったのでフジイに着いたのは8月27日であった。到着時のブログhttp://blog.goo.ne.jp/ams-fujii_1973/d/20100830
2010.10.18
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さて、楽しみな馴らし運転の開始である。素人ながらも慣らし運転はエンジン回転を一定にして走るのが良い、と考えている。フジイは「4000回転以下で1000km一気に走る」のがいい、と言う。当然だが1000km一気はできないので、できるだけ一度に走る距離を多くしながらも高速を使い短時間で1000kmを走ることにする。岡山自動車道は現在社会実験中で何と通行料無料である。これを使わないテはない。最初は7月19日中国道の北房IC往復150km走行を考えた。車検から持って帰るとき乗ったのが最初であるが、このときは数キロの道のり、でもエンジンのスムースさに感激した。今回は高速道路である。我が家から高速入り口は目と鼻の先、すぐに100km/h走行が可能である。入念な暖機運転では700回転くらいで安定したアイドリングを続ける。このときの音は低く、静かである。身支度を調え出発、高速に乗り入れる。90/6の100km/h走行時のエンジンは3800回転くらいで、馴らしにはちょうど良い。急激なアクセル操作は謹み、4000回転を超えないように操作しながら慎重にアクセルを開け加速していく。それでもエンジンのスムースさは十分伝わり、重いフライホイールのトルクを味わうことができる。平坦な所なら40km/h程で5速が使えるほど。以前はクラッチ操作に気を遣いながらのスタート、変速だったが、少しラフにつないでも車体へのショックは少ない。しかし、もともとBMWのミッショッンは、国産車よりはかな?り気を遣う。確実に変速操作をしなければ抜ける事もあるし、変速ショックも大きい。特に減速時は回転を合わせてやらなければ「ガリガリ、ガッチャン」となってしまう。エンジンやミッションへの負担を考えると、丁寧な操作が一番である。瀬戸中央道から山陽道、すぐに岡山道とエンジンの鼓動を確かめるように流す。同じ速度を維持しようと努めるため、加速を楽しむようなことは謹む。北房までは70kmほど、暑い夏の初めだったが気持ちのよいこと。同じ速度を保たねばならない馴らしだが、ちょっとだけコーナーも楽しみたいと、誘惑にかられ北房から奥吉備街道に入る。有漢ICまでの10kmほどだけコーナーを楽しむ。906/はタチの強いバイクだが、コーナーにはいるときや切り返しの”ヨッコラショ”が以前より軽快に感じる。ちょっとのきっかけできれいにバンクするようだ。車体で唯一さわったのはステアリングポストの締め付け。以前私が修理したときの締め付けが強かったらしく、フジイで緩める方向で調整してくれた。有漢から再び高速に入り帰路につく。最初の馴らし150kmは、あっという間に終了。2回目は同じコースを8/1に行い300km完了。フジイにあったBMWのクランクケース。私の90/6のではないがアルミの固まりである。
2010.10.16
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いよいよ完成間近。フジイはシャーシダイナモも完備し、走行状態でエンジン調整ができる数少ない修理工場である。KEIHIN CR SPECIALキャブが取り付けられバッチリ燃調を合わせる。混合 気中の酸素と燃料が、過不足なく反応する時の空燃比を理論空燃比といい、ガソリンにおける理論空燃比は14.7だそうである。エンジン回転全域において燃調が最適になるよう調整するのだが、私のBMWはエンジン内部が新品状態になっており、「馴らし運転」をしなければならない。(その方法・レポートは8月19日のこのブログに書いた。)馴らし運転をすることでエンジン内部が変化し、密閉性もより高まる。ただバルブクリアランスも相当変化するだろう。完璧なる調整は1000kmの馴らし運転終了後、再度行う必要がある。腐って穴が開きそうだったマフラーも純正新品マフラーに交換された。フジイによる走行テストも終了し、6月15日、90/6は私の手元に送り返される。長く修理に時間がかかったため車検が切れてしまったが6月22日岡山に到着、いつも車検をしてもらっている地元の修理業者のキャリアカー(3.5t積み、何とおおげさな)で取りに行きそのまま修理工場へ。エンジン関係はいじる必要もなくここではブレーキ関係の整備とタイヤ交換を行い車検を取得する。この間インターネットで捜し物をしていた。90/6はフロントフォークにゴム製の”蛇腹”が付いている。ゴム製故いずれ傷む。ところが純正で引いた蛇腹はかっこわるいのである。当初(新車時)付いていた蛇腹は山が13ある。これが最近引くと11になっていて、ちょっと短いのである。つけるときボトムケースの正常な位置に取りつけると短いので少し上につけなければならない。これがかっこわるいのである。機能としては問題ないのだが、かっこわるいのはいただけない。そこで探していたら、何と13山の蛇腹があったのである。九州の中野モータースというところが作っていたのを見つけ購入、車検を済ませた90/6に取り付けた。やっぱりこれでなくっちゃ。7月初旬に車検もできあがり5か月半ぶりに手元に帰ってきた90/6を眺めながらニヤリ。さてどんなエンジンに仕上がっているのだろうか。楽しみ楽しみ。写真は中野モータースで購入、交換した13山の蛇腹ゴム
2010.10.13
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KTC(京都機械工具株式会社)のソケットレンチセットです。ソケット、ラチェットハンドル、エクステンションバー、ユニバーサルジョイントが入っており、バイクのメンテナンスにはよく使っています。サイズは3/8インチ 9.5sq(9.5mm)サイズの一般的なものですが、国産工具では信頼のおけるメーカーです。ただ、セット販売ですので足りない大きさのソケットもあり、当面は手持ちの某メーカーの物で間に合わせていますが、おいおい揃えて行きたいと思っています。ソケットを使うとスパナやメガネレンチに比べて飛躍的に作業効率が上がりますので、バイクいじりには欠かせない工具の1つでしょう。
2010.10.11
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20年使っていたSHOEIのヘルメットの内装が壊れて修復不能となったため、昨年思い切って新しいヘルメットを購入しました。SHOEIの前はアライのフルフェイスでしたが、視力が低下するに従い視野角が狭まって来たように感じたのでオープンフェイスに変えました。すると「何と言う事でしょう。」「今までとは全く違う世界が広がるではありませんか。」それからはオープンフェイスを愛用しています。今度のヘルメットも狙いは当然オープンフェイスです。SHOEIのようにバイザーが付いたものを探しましたが、これが以外とありません。前のメットは廃番だし....ルート30に行って聞いてみると、スネル規格のメットではこれしか無いと見せて貰ったのが、アライSZ-Ram3をベースに南海部品がオリジナルで製作しているアップタウンという製品です。 ベンチレーション機能も充実しているし、スクリーンの上げ下ろしもSHOEIに比べてスムーズです。1つ気を付ける事は、アライSZ-Ram3とバイザーを別々に購入しても取り付けは出来ないそうです。後で調べてみると、白バイ隊員にも採用されているようです。色は赤が欲しかったのですが、色合いが悪かったのでオーソドックスな白としました。
2010.10.09
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矢さんの100RSに乗ったことはないが、アクセルを吹かしたことがある。そのときの印象は「フライホイールが軽い」という印象だった。回転の上がりは確かに軽快だが私は重いフライホイールのトルク感が好きである。90/6のフライホイールは重量的には100RSの倍ほどありそう。これのバランスが取れると・・・ワクワクするね。バランスを取り終えた重いフライホイールが取り付けられ、加工の終わったシリンダ、シリンダヘッドが組み立てられてゆくのは5月末頃であった。この頃私はたまたま上京する用事ができた。せっかくの上京だからどこか観光を・・・そうだ東京スカイツリーの工事現場を見に行こう、と考えた。まてよ、わがBMWは埼玉県で修理をされているはず、フジイを訪問できるかもしれない、スカイツリーはその後にしよう。早速地図で場所を探す。都内から30分ほどで行けそうである。5月27日、東京都内某所での用事を済ませ埼玉、蕨駅に向かう。駅に降り立っても当然フジイの場所は分かるはずがなくタクシーに乗り込んだ。着いたフジイの店は・・・バイク屋らしくないのである。普通バイクメーカーのロゴが入った看板なぞがあるのだが・・・ない。HPやブログで見る限りフジイは、近所のおじちゃんがミニバイクを買いに来るような雰囲気はない。重修理を得意とする知る人ぞ知るマニアックな店である。店の外には90/6が置かれ、店の中はワクワクするような工作機械やよく分からない(私には分からないという意味で)機械がぎっしり。そこでまた衝撃的な事実を聞くことになる。何と純正BINGキャブレターがちゃんと働いてくれないというのである。新品ピストンにボーリングされたシリンダ、バルブシートを新規に製作、バルブもカットされ本来のエンジンに生まれ変わった。今までいい加減な状態で動いていたエンジンは排気量が増え、更に機密性も高まり、BINGの調整範囲を超えてしまったというのである。一番おいしい100km走行時にキャブがかぶってしまう。あらー、どうしましょ。解決策はキャブの交換・・・何に換える・・・KEIHIN CR SPECIALキャ ブ、だそうである。以前、フジイとメールでやりとりしていたときFCRキャブについて尋ねたことがある。そのときは90/6は車齢が高いのでFCRはつけない方がよい、むしろCRの方がよい、と言われたことがある。そのときは修理代の事もあり断念したのだが、ここにきて避けて通れなくなった。エエィ!いってまえっ!てなもんでまたまたやっちまった!職人が手を動かしている姿を見ているのが好きな私は工場内をウロウロ。岡山の某ディーラーは修理工場に入ったら怒られたっけ。フジイはそんなことはなく自由に見せてくれた。店に長いこと居たためスカイツリーはあきらめ、店の前で写真をパチリと撮ったあと帰路につく。http://blog.goo.ne.jp/ams-fujii_1973/d/20100528訪問時の写真90/6に装着されたKEIHIN CR SPECIALキャブレター
2010.10.07
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次の作業は「走行中の振動を取ること」である。エンジンフィーリングの中でバイクにおける「振動」は「心地よさ」につながることはバイク乗りなら分かるはず。しかし日本のメーカーはバイクの気筒数を増やすことでエンジンの振動を抑えてきた。単気筒よりも2気筒、2気筒よりも4気筒、さらに6気筒なんてエンジンも存在する。その極めつきはHONDA GOLDWING GL1800である。水平対向6気筒はクランク120度毎に爆発し、エンジン振動は皆無に等しい。だが、最初に書いたようにこの振動を「心地よいもの」と感じるのは2気筒まで、と思う。ここにきてわがBMWの振動は何と「耐えられないもの」であった。時速120kmあたりで出る振動は気筒数によるものではないと思えた。その原因がどこにあり、修理可能なものなのか、可能なら直したいと考えての依頼であった。フジイは修理のため送られてきた90/6にまず試乗し、このバイクの振動の元はクランクではない、と指摘した。数多くのBMWを修理してきた経験が即座に悪いところを指摘するのである。長いこと90/6に乗ってきたが、このBMWにしか乗ったことのない私には分からないことであった。だからクランクまでは分解する必要がなかったのである。悪いところはフライホイール(+クラッチ板)であった。この回転バランスが狂っていた(タイヤの回転バランスが狂うとハンドルや車体が振動するように)のである。よくピストン+ピストンピン+コンロッドの重量バランスを合わせるとエンジン回転がスムースになるという。この作業は当然行われている。タイヤの軽いところに重りを付け回転バランスを取ると同じようにフライホイールもバランスを取るのだが、測定する機械が必要なのは当たり前。何とフジイはこの機械を持っているのである。なんでも先代がこの機械を開発したそうな。(とBMWバイクスという雑誌に載っていた)測定の結果11.15g狂っていたようだ。(私にはその程度は分からないのだが、フジイにいわせると、とんでもない量らしい)どのようにしてバランスを取るのか、その作業はヒミツのようだが、きれいに修正されエンジンは組み立てられてゆく。http://blog.goo.ne.jp/ams-fujii_1973/d/20100513はピストンなどの重量バランスの様子http://blog.goo.ne.jp/ams-fujii_1973/d/20100515はフライホイールダイナミックバランスの様子
2010.10.05
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萩さんは、NPO法人「日本救難バイク協会」に加入しており、阪神淡路大震災で活躍した「救急赤バイ」が寄贈された記事の投稿がありましたので記載致します。救急車輌として17年間の任務を終え、NPO日本救難バイク協会に赤バイ「PAL2」が寄贈された。赤バイの受け渡しは平成22年6月16日(日)深沢理事長・三橋副理事長・谷米隊員の3名で東京都東久留米市にある「元」前沢出張所にて行われた。「元」というのは既に東久留米市消防本部は東京消防庁にその業務を移管し、統廃合により前沢出張所はその役目を終えたためだ。赤バイをきっかけに発足したNPO日本救難バイク協会にとっては象徴的なバイクであり、千葉名誉会長・理事・隊員らの強い希望により寄贈が実現した。赤バイのベース車両となったのはスズキのGS400E。1993年式、400cc(399cc)の4ストロ一ク空冷パラレルツインエンジン(最高出力39ps/9500rpm、最大トルク3.2kg・m/8000rpm)を搭載。この救急赤バイは「PAL2」。パルペアーと読み、2台1ペアで活動するのが由来。渋滞が深刻だった当時、救命士をいち早く現場へ送り、後から到着する救急車で搬送…という発想により生まれたが、当時はちょっとした騒動となった。日本でのイメージカラーは本来「救急」であれば白(及び赤いライン)なのに、「赤バイ」となっているのもその一端である。当時の道路交通法上、問題があったため、消防車の一種として登録せざるを得なかったからだ。当時の道路交通法では搬送が目的の車両しか緊急車両登録できなかったのだ。当時の東久留米消防本部の命にかける思い、その思いを受けて開発したスズキ株式会社の、法律や他団体を相手にした戦いは凄まじいものだっただろう。「救急・消防の歴史的にも我々(全バイクボランティア団体)にとっても価値の高いもの。「人の命」に真正面から取り組んだ事実を県内はじめ全国の皆様に知って頂きたい。」(三橋副理事長)「バイク隊発足のきっかけとなったバイクであると聞いたことはあったが、実物を見るのは初めて。ただ破棄させるのではなく、動かせる状態まで修復し、イベント等で使用して後世に伝えたい。」(谷米静岡県支部隊員)また、静岡県支部では今後BRS-J設立15周年記念イベントとして、PAL2のスズキ株式会社への里帰りを企画している。
2010.10.04
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萩さんのバイクの紹介です。平成元年(1989)式 ハーレーダビットソン FLSTC(ヘリテイジ・ソフテイル・クラシック)です。1984年~1999年まで採用されたエボリューション通称「EVO(エボ)」という1340ccエンジンを搭載。ブロックを積み重ねたようなデザインから、「ブロックヘッド」と呼ばれることもあります。そんなEVOは、7年間もの開発期間がかけられた初のコンピューター設計によるもので、それまでの壊れるというイメージを払拭したエンジンでした。威風堂々としたスタイルと大型のウインドシールド、そして本革製サドルバッグなど、ハーレーらしさにツアラーとしての装備をプラスしたモデル。アメリカ本国では成功者などのステイタスシンボルとしても愛されました。萩さんは夏は暑いのでウインドシールドを外しているそうです。
2010.10.02
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