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今年とうとう花を付けることがなかった、ニリンソウ(二輪草=ただ今休眠中)の内科診療(?)と、大き目のポットへの移植を行いました。診療などという高度な眼力を持ち合わせている訳ではありませんが、用土の劣化を疑ってみる意味で、根の周りに絡みついた用土はきれいに洗い流しました。ひげ根がやや少な目か?という印象はありますが、特段におかしいところはありません。株別れの適期を迎えたのでしょうか、塊根がボロボロとはがれ落ちます。ポットを4号から6号にサイズアップして、新しい用土に緩効性肥料と魚粉を添加して埋め戻しました。これで元気を取り戻してくれればいいのですが...
2008年08月31日
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種蒔きから4年ほど、ドイツスズランは諸々の他の草花と雑居生活させていましたが、そのプランタがゼニゴケに占拠されてしまい、とうとう戸建、じゃなくて独立したポットに植え替えることにしました(左画像)。数株発芽したのですが、枯れたり、いつの間にか姿を消したりで、とうとう2株だけになってしまいました。世話が行き届かなかったこともあって、発芽から2年経ってもまだこんなサイズです。ただ、根元には立派な越冬芽(右下円内)が用意されていて、来春の出番を待っています。花を付けるのはまだかなり先のことになりそうで、長い付き合いが始まってしまいました。
2008年08月30日
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何度かこの場でも取り上げた、プルサチラ・ブルガリスの根伏せによる増殖実験の現在の状況を紹介します。最後に取り上げてもう半年近くが過ぎてしまいましたが、この間にすっかり大人びた(?)風貌を備えて来ました。羽状複葉の葉の特徴も顕著になり、葉は直径30cmにも展開しています。更に脇芽は3つに増えています。この勢いなら、来春の開花は間違いなさそうです。確認はしていませんが、多分ポットの中は根っこ玉状態になっていることだろうと思います。時期をみて一回り大きいポットに移すか、地植えにしてやろうと思います。
2008年08月29日
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これまで目にしたことのなかった、セッコクの増殖の仕方が少し判ってきました。 V(^o^)~♪竹の節のような茎(バルブ)の節の部分に、ケシ粒のような緑の新芽が現れ、それが次第に成長して左画像の状態になります。この後、樹皮などの着生先を手探りするように、根は伸び続けます。1節目のバルブの葉が出揃う頃には、根は6~8cmにも伸びます。これで運良く根を下ろす場所を探り当てれば、めでたく一件落着なのですが、そんなにうまくいくのは、根元付近で新芽を出したときぐらいで、大抵はいつまでも空中を彷徨っています。それでも新芽が枯れることはなさそうです。不思議な生命力の持ち主です。
2008年08月28日
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1週間前、毛虫に食い散らかされたニホンオキナグサ。まだ食害の痛手から回復していませんが、この先1週間ほどは、雨または曇りがちの天気が続きそうな予報を受けて、この際思い切って移植することにしました。地上部はボロボロですが、根っこは予想外にしっかりしていて、深さ10cm近くまでひげ根を伸ばしていました。これなら移植のストレスは意外に早く回復するかも知れません。これまで9cm径のポットに、15株が鮨詰め状態だった状態から、取り敢えず今は隣の株に肩が触れない距離を確保しました。残暑の9月、大きく育ってくれることを祈ることにします。
2008年08月27日
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何度かこの欄でも紹介しましたが、我々仲間内では讃岐うどんツアーを年に数回行います。こうしたツアー先のうどん店の中には、薬味の葱は店先の畑から客自身に摘みに行かせるシステム(?)を採用している店があり、これが香、味とも絶品なのです。自宅でうどんを食する際、買い置きした葱より、出来栄えは悪くても摘みたての葱が旨いことに意義を唱える余地はありません。んで、今回も半年振りに植え付けてみたのですが、種蒔きから発芽までの早いこと。蒔いて1週間でこの状態です。翻って山野草は短くて2週間、長いものでは1、2年待たされることも珍しくありません。
2008年08月26日
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1ヶ月前にシーズンを終了した筈のアポイギキョウに、再び花芽が顔を出しました。この株は満開の時期に正体不明の毛虫に葉っぱを食い散らかされて、丸坊主になってしまいましたが、枯死することはなかろうと、さして気にも留めずに水遣りだけは続けていました。今月初めには新たな葉が芽生え始め、続いて枝分かれも始まりました。逞しい生命力!、と感心しながら見守っていると、遂には枝先にツボミが形成されました。サクラが毛虫による食害や台風による塩害で早く葉を失うと、秋に開花してしまうのと同じ現象が起きたのかも知れません。
2008年08月25日
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あと1ヶ月もすると彼岸花の時期を迎えます。最近は近縁種が園芸用に改良され、白・黄・ピンクなど多様な品種が出回っています。秋のプランタの賑やかしに、こうした園芸種が欲しいと思っていたのですが、この度、埼玉県のmさんから思いがけず彼岸花の親類に当たる原種ネリネの球根を戴きました。球根が小粒なので花が見られるのは1年後、というコメント付きですが、早速見合いのポットも調達しました。いざ植え付けを、という段階で久し振りの雨、加えて風が強くこの日は作業を見送ってしまいました。風雨がおさまり次第植え付けを済ませて、来秋の開花に備えることにします。
2008年08月24日
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花後、一旦姿を消していた白花ネジバナが新芽を出して来ました。おいしいことに株別れして、2株が顔を見せています。「捕らぬ狸」的発想で、この状況を期待しなかった訳ではありませんが、いざそうなってみると何となく眉にツバを付けたくなってしまいます。懸念の1つ。変異種の白花が株分かれした時、その特性を継承するかどうか。いざ開花してみると、普通の赤花に戻っていたりして....何はともあれ、懸念の当たり外れが明らかになるのは来年夏、この株が花を付ける時です。それまでに枯れたりしないよう、しっかり面倒を見て行かなくてはなりません。
2008年08月23日
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先般の雨飾山と後立山縦走で出会った草花を加えて、スライドショーを増補・改定しました。山野草に興味をお持ちの方はご覧ください。 こちら からどうぞ尚、左は杓子岳で出会ったミヤマシオガマ(深山塩竈)です。
2008年08月22日
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白馬岳で大規模な土砂崩落事故がありました。この日の朝の降雨による地盤の緩みが原因、との報道もありますが、正確なことはこの先順次解明されることと思います。この事故で犠牲になった方には、心よりお悔やみ申し上げます。3週間前に私が歩いた時にも、小規模な落石は絶え間なく起きていて、カラカラと乾いた音が谷間にこだましていました。左はコース脇に散乱する落石の数々ですが、大は一斗缶ぐらいから、小は人の頭くらいあり、当たれば命に関わります。山歩きにリスクは付き物ですが、避けられるリスクは避ける工夫が必要で、次にこの山に登る時は別のルートを選ぼうと思います。
2008年08月21日
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我が家にもやっと待望の女の子が....じゃなくて雌株が育って来ました。雌雄異株(しゆういしゅ)のキカラスウリ(黄烏瓜)では、いくら花が咲いても雄株に実を結ぶことはありません。花壇だけでなく、近所の空き地や土手(Sorry.市有地です)に種子や苗を植えまくって来ましたが、これまで雌株は見つかりませんでした。ここに来て、土手の防護ネットの脇に植えてあった株に実が生っているのを発見。現在生存が確認できている10株近くの中で、初の雌株確認です。とはいうものの、この土手は来年春には河川改修で掘り返される予定で、どこかに移植しなくてはなりません。
2008年08月20日
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炎暑の中、昨日もセッセとポット、プランタのコケ取り、草取りは続きます。そんな中で、来年の春に向けた準備が進んでいるのを発見したりすると、嬉しくなってしまいます。左画像はショウジョウバカマですが、放射状に重なった葉の中心には、多分花軸になるであろう塊が形成され始めています。更に周辺部には、花になるのか、新しく株別れするのか、先の変化は判りませんが、新しい芽がいくつも姿を現して来ました。この先、これらの変化の様子は、逐次紹介して行くつもりです。それはそれとして、このショウジョウバカマは、猛暑の夏を無事乗り切ったことは間違いなさそうです。メデタシ
2008年08月19日
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こちらも我が家の分類では”曲者”に当たるゼニゴケです。前回の駆除から1ヶ月しか経っていないというのに、もう表土を覆い尽くしています。自動散水を始めて、用土の乾燥が激減したことで、コケ類の増殖を加速させたようです。ハネヒツジゴケなど”容姿端麗”なコケなら我慢もできますが、このゼニゴケだけは我慢できないものがあります。炎暑の中、大汗をかきながら、ピンセット片手にコケ取り作業は続きます。因みに、左は葉焼けして少しくたびれたバイカオウレン(梅花黄連)ですが、根元にはしっかり越冬芽が確認できました。うまくすれば来春には初花が見られそう・・・かな?
2008年08月18日
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暑さにかまけて、園芸ポットの見回りもついつい疎かになっていました。気が付くと、ニホンオキナグサの当年実生株の葉っぱがぼろぼろになっているではありませんか。曲者じゃ!出合え、出合え・・・ということで、ゲリラ掃討作戦と相成りました。犯人は円内の、蝶なのか、蛾なのか正体不明の幼虫でした。葉っぱの表、裏を隈なく探して、合計5匹を検挙しました。園芸専用の殺虫剤は持ち合わせていないので、試しにキン○ョールを噴霧してみると、結構有効なようでピクピクしながら最終的に動かなくなりました。南無・・・どんなに暑くても、油断は禁物です。
2008年08月17日
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久々の園芸ネタです。先般の夏山登山に出掛ける直前、今年の1番花を咲かせたレンゲショウマ(蓮華升麻)ですが、留守中にもいくつか開花して散ってしまった様子でした。そろそろ最盛期が近づいたようで、残ったツボミも急に大きく膨らみ、萼弁の日焼け(?)していない白い部分が見え始めました。この春から歩いてきた山の中で、登山路周辺でこの花の新芽をたくさん見かけたところがありました。今年登った範囲で数の多さを思い返してみると、両神山、続いて高妻山(戸隠高原)といったところでしょうか。そろそろ咲き揃って優美な姿を見せているに違いありません。
2008年08月16日
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後立山縦走で主たる目標の一つだった、五竜岳山頂で撮影した画像10枚をつなぎ合わせて、360度のパノラマ画像にしてみました。晴天の早朝(AM6:40頃)の撮影なので、甚だしい逆光やベタ光線で、見苦しいところもありますが、気温12~13℃のシチュエーションを想像しながらご覧ください。(外部のサイトにリンクしています) こちら からどうぞ。
2008年08月15日
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今回の夏山徘徊の期間を通じて、概ね朝は雲海に包まれての晴天、10時を過ぎる頃からガス、昼過ぎには山頂は雲の中という、パターンで推移しました。条件がよい日は夕方晴れることもありました。左画像は五竜岳から南に向けて少し降ったところの岩稜乗り越えの様子で、数名のパーティが丁度尾根のピークを超えるところです。遥か前方には八ヶ岳や富士山、南アルプスの峰々が雲海に浮かんで、幻想的な風景を描き出しています。これがあるから、過程がしんどくても山歩きはやめられません。もしかしたら先行の彼らも、同じ思いでこの風景を眺めたかも知れません。
2008年08月14日
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草花に続いては、山で出会った動物たちをご紹介。と言っても鳥類に限られますが...上はイワヒバリで、唐松岳直前の八峰キレットを登り切ったところで出会ったものです。急勾配の壁をよじ登るに当たり、ホモサピエンスのプライドを捨てて、四つん這い歩行でヨロヨロになりながら登り詰めたところで、待ち伏せるかのようにこちらを見ていました。「そのヨロヨロの足腰で、ボクを捕まえられるかい?できるものならやってみな!」とでも言いそうな雰囲気で、正面から目が合ってしまいました。そんな元気はありませんでしたが、静かにカメラを取り出し、シャッターを押した時には、プイと横を向かれてしまいました。距離は1.5mほど、奇跡に近い近距離です。下は北アルプスでは常連の雷鳥で、稜線歩きの終点、種池山荘で出会った時のものです。この山荘の近くを根城にしている家族らしく、5羽の雛と母鳥で行動している様子でした。画面には映っていませんが、この雛の後方(右側)70~80cmには十数名の登山客が壁のように連なっています。おぞましいこの場から何とか立ち去りたいと、必死に前方の草むらの様子を窺っていますが、何しろ50cmを超える落差に、決心がつかない様子です(その傍らで、無心に何かを食ってる左端の子、アンタは偉い!)。この後、右後方から現れた母鳥に急かされるように、6羽揃って崖っぷち沿いに立ち去りました。
2008年08月13日
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今回は山中で出会った草花をご紹介。左は雨飾山のオオバギボウシです。紫花から白花まで、多様な花色が揃っていましたが、これは白花に近い固体です。左下はチシマギキョウで、後立山全域で咲いていました。他の山域(八ヶ岳や南アルプス)のものは、シアンに近い薄い色合いだったように記憶していますが、ここのは濃い色調が魅力です。下は鹿島槍への稜線で見かけたタカネツメクサで、乾燥したガレ場でしぶとく頑張って咲いていました。派手さはありませんが、全員(?)揃って、真っすぐに上を向いている様子が、微笑ましくてレンズを向けてしまいました。
2008年08月12日
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山に足を踏み入れて5日目の朝です。太陽は、今回の夏山登山の初日に登った雨飾山から、30度ほど時計回りに振った方角から昇って来ました。この日も天気はバッチグーの様子。それはそれとして、前夜の山荘の混雑振りはすざまじいものでした。チェックイン(とは山小屋では言いませんけど・・)の際には、畳1枚に2人を覚悟せよ、と言われていましたが、大口のキャンセルがあったとかで、畳2枚に3人で眠ることが出来ました。天狗山荘で8畳相当に1人で泊まれたのとは雲泥の差です。山荘を6時に出発して、爺ヶ岳に向かいます。この日の登りは合わせて250mほど、標高2670mの爺ヶ岳を過ぎると、後は降る一方の、楽チンなウォーキングです。尾根伝いのコースの終点になる種池山荘で、前夜意気投合した島根県からのパーティに追い付き、本格的なドリップコーヒーをゴチになりました。この山荘で30分余り時間を潰して、麓の扇沢に向けて出発。島根のパーティと行動を共にしました。種池から扇沢までの標高差は1100ほど、高度が下がるに連れて、次第に気温が上昇します。この4日間、20℃以下の世界に安住して来た体には結構応えました。長い長い下山路をこなして、10:55扇沢に到着。近くで1泊するという島根のパーティとはここで別れて、大町を経由して白馬に車の回収に向かいました。
2008年08月11日
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五竜から鹿島槍までは凡そ5km(カシミール3Dによる簡易計測)、ガレ場と岩場のスリリングなコースが続きます。大小の岩場をこなしながら、一旦400mほど下って、再び登り返すことになります。その最後に控えているのが、”八峰キレット”(左画像)です。前日通過してきた”不帰キレット”、”南岳・大キレット”と並んで三大キレットとされていて、第一級のスリリングなポイントです。見た目の印象では、何かの拍子に岩盤にヒビが入り、半開き状態に割れて出来たような形状です。先行者の立っている位置から下は、同じ勾配の崖が100m以上続いています。更にその先は急勾配の雪渓に続いていて、視線の届く範囲に段差やコブはなく、もし落下するようなことになれば、どこまで滑落するか想像もつきません。左画像の前方のV字の割れ目を過ぎると、鎖と梯子のお世話になりながら壁をよじ登ることになります。このポイントを過ぎて、標高差300mほどを登り詰めると鹿島槍ヶ岳・南峰、更に50m登って北峰頂上です。人気の高い山だけに、山頂は混雑していて、標柱が空くのを待つのも大変です。これで、今回の登山の目標を全てクリアしたことになります。この後、冷池山荘まで降って、早々と2時半に店仕舞いとなりました。島根県から来たというパーティと意気投合し、長々とビール祭りになってしまいました。
2008年08月10日
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五竜山荘が立っているのは標高2490m付近、五竜岳山頂は目と鼻の先、といった位置関係になります。標高差は300mと少しであり、”朝飯前”に往復できそうな距離です。とは言っても、こちらは五竜に登ったあと、更に先の鹿島槍に向かうので、ゆっくり朝食を済ませてから出発です。5:15、小屋を出発。山頂までのコースの60%は滑りやすいガレ場、残り40%は岩場で、”のほほんと歩ける”道ではありませんが、かと言って危険なところはありません。コースタイム通りの1時間10分で山頂に到着しました。この後の鹿島槍へのコースは骨の折れるものでした。
2008年08月09日
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3日目は天狗山荘から、不帰嶮を経て唐松岳を目指します。この日の泊りは五竜山荘の予定。天狗尾根の緩やかな起伏の、砂礫質のコースを1時間半ほど辿ると、前方に深い切れ込みと殆ど垂直の壁のように見える岩峰が視界に入ります。ここが不帰キレットで、背後の壁は高さ150mぐらいの不帰I峰、右手後方がII峰、更に奥にIII峰と、のこぎりの歯のようなアップダウンを辿って行くことになります。この壁を鎖や梯子のお世話になりながらよじ登るのは骨が折れる作業ですが、恐怖感や危険度という点では、むしろこのキレットに向かって降る、”天狗の大下り”の方が難物だったように思います。壁のよじ登りは、想像したほどの恐怖感はなく通過できました。不帰嶮を通過する頃にはガスが切れて、前方に唐松岳が見渡せるようになっていました。10:25唐松岳山頂に到着、意外にあっけなく着いてしまったような印象でした。ほぼ真南に明日のターゲット・五竜岳が大きく聳えています。更にその背後には、続いて向かう鹿島槍の双耳峰も姿を見せています。軽めに食事を摂って、この夜の宿・五竜山荘に向けて出発。緩やかな登り勾配の尾根筋のコースを辿って、3時間弱で山荘到着。この日は前日より3時間以上も早い13:45の店仕舞いとなりました。
2008年08月08日
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白馬岳の山頂に到達したとはいえ、これでこの日の予定を終了した訳ではありません。この後、白馬三山の残り、杓子岳と鑓ヶ岳の頭を舐めて、宿泊は6kmほど先の天狗山荘です。で、休憩もそこそこに杓子岳に向けて出発。この頃から少々天候が崩れ気味で、ガスに包まれて遠方の視界は利きません。天候の大崩れだけはせぬように、祈るような気持ちで先を急いだ、というような事情もあって、この区間では写真はほとんど撮影していません。足腰の疲れはかなりのものですが、アップダウンはあるものの、平均的に下りのコースであったことが幸いして、何とか三山のピークは辿ることができました。杓子岳山頂には14:25、鑓ヶ岳には15:44、それぞれ到着しました。これでこの日の目標は達成です。杓子岳に向かって最後の登り坂を辿っているところで、山岳パトロールに出会い尋問を受けてしまいました。天候が怪しい中、計画が欲張り過ぎとお叱りを受けてしまいました。反省・・・そんな想定外の出来事もありましたが、天候の大崩れもなく、16:30天狗山荘に無事到着。この日歩いた累積高度は約2100m、富士山1回半に相当する高度を登り詰めたことになります。この夜は疲れに後押しされて、7時頃から翌朝5時まで爆睡してしまいました。
2008年08月07日
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雨飾山下山後、白馬村に移動し民宿に宿泊。翌朝5時に村営駐車場に車を置き、折りよく居合わせた人たちと乗合タクシーで猿倉登山口へ。ここからが本日の歩きです。林道を辿って約1時間で白馬尻小屋に到着。ここから少し進んだところから大雪渓に突入します(左上)。雪渓の斜度はおよそ20度、距離は1.5kmぐらい続きます。朝早いので腐れ雪にはなっていませんが、よく滑ります。アイゼンなしで500mほど歩いてみましたが、我慢できず装着する羽目になりました。平日とはいえ多数の登山者がアリの行列のように一本の線上につながっています。背中から強い日射を浴び、暑いの何の・・・。ヘロヘロになりながら雪渓を登り切ると、今度は壁のように感じられる急斜面のガレ場のコースが待ち受けています。スタミナの大半を雪渓で使い果たした身にはつらいコースの連続です。休み休みの歩行を続け、やっとの思いで尾根に辿り着きました。ここに村営頂上宿舎がありますが、山頂はまだずっと先です。既に11時半を過ぎているので、ここで昼食と長めの休憩を取ることにしました。残り標高差は200mほど、コースの斜度はぐっと緩やかになりますが、疲労した足腰には楽ではありません。12:46山頂到着(左下)。猿倉から7時間近くかかってしまいました(昼食込み)。
2008年08月06日
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今回最初に登ったのは雨飾山です。小谷温泉から車で少し登ったところにある、雨飾高原キャンプ場から歩き始めました。コースのスタートから暫くは、沢に沿って緩やかで広い遊歩道が続きます。役15分のどかに進むと、左前方に小さな滝が見え始め、ここから本格的な山道の始まりです。巨大なブナなどの広葉樹の森を縫って登山路は続きます。左上画像は直径1m近いブナです。コースの幅はゆったりと広いのですが、問題は粘土質の赤土で、雨などでぬかるむと甚だ滑りやすいのです。今回は、2日ほど前の豪雨で、たっぷり水分を含んでいて、特に下りはヒヤヒヤの連続でした。コースのほぼ中間点に位置する荒菅沢にはまだ雪渓が残っていて、冷たい雪解け水が登山者の喉と大汗を掻いた手や顔を癒してくれます。この後も急勾配のコースは続き、広葉樹の森から潅木帯に変わり、更に登ると笹や草の茂るなだらかな尾根に出ます。この辺で標高1900mほどで、コースの周辺は只今お花畑営業中、といった風情です。最後の50mほどの急勾配を登り切ると山頂です。ここからはフォッサマグナを挟んで後立山連峰が眼前に広がる筈なのですが、生憎この日は上空は青空が広がっているのに、連峰の山々はオツムを残して雲の中でした。いと悔し!
2008年08月05日
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5日間、記事更新をうっちゃらかして雨飾山と後立山の山々を徘徊して来ました。うち3日間は標高2500~2900mの高山帯の徘徊となり、最高気温は20℃止まりで、猛暑の俗世(?)とは隔絶した世界を堪能して来ました。と言っても、生命を担保にした厳しいシノギもありましたけど...。内容は後日紹介します。左画像はウルップソウで、今回歩いたコース周辺には多数の群落が確認できましたが、残念ながら殆ど花期を終えていました。画像の株は、尾根から少し下った湿地帯で確認したものですが、尾根より積雪が多いため、芽吹きや開花も引きずられて遅れてしまったもののようです。
2008年08月04日
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