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妻の姿が消えてから8ヵ月目に入った。娘に誘われた大晦日の訪問にはどうしても行く気分にはなれず一人で静かに思いをめぐらすことが彼女へのせめてもの報いのように思えた。 かといっても落ち込んでいたら心配して悲しまれてしまう。本当のところどういう風にこの年末年始を過ごしたらいいのか迷ってもいる。紅白歌合戦を見ながら食事の片付け、お風呂と済ましていろいろな思い出を探り、来る年の歩み方を思案していると歌合戦はただの騒音かも知れなかった。この暮れに10本以上、数十回分の山登りを中心とした記録テープをDVDに落とした。元気で明るく面倒見のよい姿が再現される。まだいつも「本当にいないんだ・・・」と思ってしまう己の弱さを感じる。歌合戦で「千の風になって」というのがあった。あんな大きな気持ちになりたい。「行く年・来る年」を見ながら途中で「母さん元気に頑張るからね...」と声をかけて床に入ったがなかなか眠れなかった。
2006年12月31日
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年が明ければ6年目の活動になる里山作業で立ち入りさせていただいている山林地主さんへの年末のあいさつ回りに代表の田村さんと回る。今日は8軒。手土産は私たちが作っている「竹炭」だけ。地主さんの竹を炭にして活動費に充てていることは報告しておかなければならない。 夕方になって娘たち家族4人が訪ねてくる。というのは大晦日に「お父さんは一人だから家においで...」と誘われていけれども、独りになって初めての年越しなのに留守にして妻の仏壇を真っ暗な部屋に置いて空けることに踏み切れなかったので「明日は家で静かな年越しをするから今日出ておいで...」と連絡をしたのだ。二人の孫たちもあれから成長した。きっと仏壇にお線香をあげる二人をニコニコと見守っている。ワラビ、ダイコン、白菜の煮物もだいぶ片付いたがまだまだ残っている。みんなで泊まっていってもいいよ、と言ったが22:00時前に帰っていった。写真は妻が使っていたザックにぬいぐるみを入れてはしゃぐ孫たち。
2006年12月30日
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今冬になって一番寒い日になり午後には雪も舞う。 VHS記録のダビングをしながらブローチ作りを一本だけ完了。夕方近くになってからワラビの煮付けと沢山あるダイコンの煮物を鍋一杯作る。こんな大量を作ってどうしよう? 明日は娘たちを呼んで食べてもらおう。今日はお隣のお孫さんが餅、イナゴ煮つけ、キューイを持ってきてくれ、知らぬ間に玄関に豆腐と油揚げが置いてあった。
2006年12月29日
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最近は人の訪問も少なくてどうしても部屋の片付けが後回しになってしまいもう残す日は少なくなってしまった。先ずは日本間の廊下のものを整理して掃除機をかけて元に戻すとまた元の状態に近くなってしまうが捨てるものが少ないので仕方ない。次に日本間、ここは少しすっきり。そして居間の掃除と仮にしておいた炬燵を正式な布団にして周辺整理、これもパッとしない。あと一階は洋間と寝室、そして問題のキッチンは最終になるだろうしメドもつかない。いずれにしても使っていない二階をもう一度整理して一階のものを上げなければ物がありすぎるのだ。午後3時になって嫌になり今日はこれまで・・・。夕方になってたまには仲間と飲みたいと思い電話をすると三人が来てくれた。一応は原始的な手料理は作っておいたのだが、私の事を心配して皆さんそれぞれ少しずつ持ち寄り22:00時すぎまで5時間も楽しく過ごす。いろいろな話題の中でやはり妻のことが多く、その中に「仏壇を居間に移したほうがいいと思う...」という提言があった。それはそうなのだが、直に洋間のフロアーに置くこともできず、サイドボードの上では一人では持てないくらい重いのでちょっと心配になる。でもいずれ台になる良い家具があったら考えてみよう。それにしても皆さんありがとう。話をしながらDVDにコピーした劔岳登山の妻の画像などを見る。
2006年12月28日
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朝から晴れ上がったが気温は高く風が強い。昨日12月26日の大雨と今日の風、まるで9月のような異常気象。今日は「花豆」を煮ようと思って準備をして、七輪の炭に火が入ってから竹炭袋のラベル付けをしながら様子を見て午前中に3回煮こぼす。これで砂糖を加えてじっくり火を加えていけばいい。 午後はおととい手術した姉の様子を見に前橋日赤へ行く。外に出てみると鮮やかな「虹」に目を奪われる。慌てて家に戻りデジカメで撮る。こり虹は北の子持山から赤城山にかけて数時間見事な虹が発生して光線とともに移動していった。あまりの艶やかさとスケール、時間とも記憶にないほどのもの・・・。不吉な予感さえすしたのは私だけだろうか?今晩からは山では雪になるだろうがあまりにも小雪の年末で昨年と気象の振幅が大きすぎる。姉の容態は安定してきて「少し歩いてみろよ...」とベットから下ろして部屋の中を往復させてみたら手術前より足の運びが良い様子で一安心する。
2006年12月27日
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明け方から強い雨が降り続く。この時期にまるで9月頃のような低気圧が発生するということは異常だ。12月の一日の降水量は新記録とか... 外に出ることもできず家の中で「里山ニュース37号」を作成する。明日はメンバーに配布できる。午後はVHSからむDVDへのダビングをしながら「ゼンマイ」を煮たり「おでん」の仕込みをする。賞味期限の切れた「乾燥ワラビ」は丸二日水に浸したがやはり堅い。でも味はとても美味しいので少しずつ食べようと思う。
2006年12月26日
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昨夜遅く家に戻ると甥から電話。明日の姉の手術時間が午後になるという。 そのため病院までの道中で昼食を取り、12:55分に病室に行くとすでに手術室に入ってしまいベットは空。手術は4時間かかると聞いていたので病棟6階の面会室で時間つぶしに「ブローチ組み立て」をして待つ。それにしても兄妹の誰も見えないなぁーと思っていたら16:00時過ぎに病室のところへ旦那が現れる。姉たちはお昼頃来て手術待合室にいるというのでそちらに向かったが、その場所は陰気なので再び病棟の待合室でブローチ作り。50組以上組み込みができた。結局姉は4時間ぴったりで手術を終えて17:00時過ぎに病室に運ばれてくる。麻酔もかなり覚めていて「頭が痛い! 寒い!」という。でも手足も動かしているので一安心。この日は主治医から治療経過説明を聞いて帰宅する。数年前からのあのヨチヨチ歩きの原因がこの「脳水泡」手術で回復に向かうことを願うのみ。
2006年12月25日
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昼前に孫のクリスマスプレゼントに「レゴブロック」とかが欲しいというので買いに行く。昼になって、おととい「脳水泡」のため前橋日赤に入院した姉のところへ姉さん二人を連れて見舞いに行く。明日の手術には外の姉たちも来ることだろう。 家に戻ると娘家族に招待されてクリスマスイブのご馳走になる。彼女も色々な料理を作るようになったものだと感心する。妻が生きていればきっと我が家に全員集まってにぎやかな夜になったのだろうがもう望めない。遅く帰り仏壇に「みんな頑張っているよ! ご馳走になってきました。」と報告する。
2006年12月24日
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年度内の里山作業は今日を最終日にして1月7日まで休むことにした。そのため今日出動した人だけで炭焼き窯のところで「仕事納め」と称して作業を少し早めに切り上げて焚き火を囲んで一杯飲む。 今年一年間の出動者の総数は1,332人になった。多いが少ないかはどうでもいい。ただ継続することが何より大事だと思っている。飲み始めると、病で体調を崩しこの12月から作業に復帰した昇ちゃんと奥さんが手作りの「おでん」を作って現場まで持ってきてくれた。こんな時はいつも妻が何かを作ってくれたのだけれど、こうして心配してくれる仲間がいることは本当に嬉しい。片付けを終えてから一緒に飲んでいた武君が我が家に立ち寄って妻にお線香をあげてくれ、奥さんは料理を作って訪ねてきて21:00時頃まで談笑する。こんなに自分は仲間に恵まれていることに感謝。
2006年12月23日
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昼食後、高崎市ティーギャラリーでの「尾瀬フォトコンテスト」入賞作の展示と「尾瀬フォーラム」に仲間の二人と一緒に出かける。写真はそれぞれ素晴らしい瞬間を捉えていて感心させられる。入選作の中に二つも入った人の名があった。住所からこの方はひょっとすると私のHPと相互リンクしている「花見さんでは?」と思っていたらフォーラムの講演会場で名札をつけた花見さんらしい入選者がいたので「もしかして花見さんではないですか?」と声をかけたところ「そうです」とのこと。「私はyamayaです。連続入選おめでとうございます」と挨拶をさせていただくと「あれー!...」とびっくりした様子。お互いにハンドネームしか知らない仲。「これからもよろしくお願いします。」と一言二言の会話で講演が始まってしまったので胸につけていたブローチを手渡して席に戻る。 …右上の写真は花見さんの入選作の一つ…今日の講演内容も「尾瀬におけるクマ対策」。これで自分としては今月に入って3回目の「クマ講演会」だ。第一回目は「酸性雨による木の実種子の減少」第二回目は「クマの行動能力と生態、被害対策」そして今回は「尾瀬における対策」それぞれ共通点はあるものの視点が異なるのでとても勉強になった。講演のあと「意見・提言」に入り、私も分散化対策について意見を一つ言わせていただいた。本当は最後までいて初めて出会った花見さんとも話しをしたかったけれど、19:00時からの「ボランティア協議会忘年会」が控えていて3人とも出席のために途中退席しなければならなかった。 18:00時に一旦帰宅して今度は忘年会へ。参加者は20人。協議会としては発足以来初めての懇親会。参加者は15人が女性でいかに男性の社会貢献者が少ないか物語っている。
2006年12月22日
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いよいよ年の瀬が迫り年内の里山作業はあさっての23日までで終了して年末年始の休みに入ることにした。 でも年内にどうしても済ませておきたい作業が来春に植える苗木の移植準備。3~4年前に採取した実生苗が大きいものは背丈を超えて枝の剪定と根を掘り起こして伏せておかなければならない。昨日は講演会に行く前の午前中に剪定と周辺の準備をしておき今日は根を掘り起こしたが、太くなったものはゴボー根になっていて深く思うように進まない。結局予定の半分しかできなかった。残りはあさって中に何とかしたい。久々の肉体労働に汗びっしょり。最近はものぐさの朝寝坊になっていて目が覚めてからまたウトウトしている時間に妻の夢を見た。ほとんど彼女が夢に出てくることはないのだけれど久しぶり。内容は「何か不満がありそうなのにはっきり話してくれないのでイライラしていた自分...」記憶は今になっては薄いけれど何か自分の現在の行動に後ろめたさでも持っているのだろうかと思案する。
2006年12月21日
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今日は午後沼田での「ツキノワグマ被害対策講演会」に行く。今年の熊の出没による果樹などの被害は一億円を超えるというが、犠牲になった熊は県内だけで正確な頭数は発表されていないけれど300頭を超えるらしい。おそらく過半数の熊の命が絶たれた。 被害にあう側と保護を訴える側の意見はかみ合わないが、群馬県でも双方の板ばさみの立場のためにこの講演会の運びとなった。講師の米田氏は秋田県の農家出身で「日本ツキノワグマ研究所」の理事長で年間に100回山で熊と出会うことを目標に活動している方でから広島県から駆けつけてくれた。午前中に被害現地を廻り、午後は二時間半の講演。熊の行動と生態、能力、テリトリー、外国での対応などすべて勉強になった。私自身は人間の側から見た地球上に生きる動物達の命を勝手に奪うことによって人類に迫り来る自然生態系の影響監視に支障をきたしてしまうだろうと危惧している。今日参加した(定員150名)農林業、狩猟者、自然保護活動者にとって、とてもこれからの対応の参考になったと思う。米田さんパワーと熱意に感銘を受けるとともに感謝の気持ちを現したい。
2006年12月20日
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このところ時間を見つけては数十年来にわたって貯まった自分が撮ったVHSビデオテープをDVDにコピーし直す作業をしている。 VHSのままではスペースの問題と保存も難しいので何とかしたいと思っていた。また生前の妻の画像も沢山あって思い出も詰まっている。ところが保存方法の悪いものやカビが発生したテープは再生もできず、すぐにヘッドが汚れたり、切れてしまったりでダビングができなくて懐かしい景色も思い出も再生できないのだ。今更しまった! といっても手遅れ。これまでに十数時間分だけ終了した。まだまだ数百時間分は残っている。時々、再生画面を見ながら「あんなに若かったのだ!!」と過ぎし日を思い起こさせる。
2006年12月19日
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北の山々は本格的に雪模様の日になった。 地元の農村婦人会議メンバーが発足させた「農家レストラン」の売店にブローチを出荷して8ヵ月目になった。今日は今秋作った品物を30個ばかり納める。売上げは期待していないが、自然食と環境がテーマのため少しでも店のイメージアップに結びつけば嬉しいと思っている。午後は兄から軽トラックを借りて伐採した竹の運搬作業をする。やっと炭焼き一度分くらいになった。でも今シーズンの「竹炭焼き」はまだスタートしない。というのはまだこの夏までに焼いたものが片付かなくて物置のスペース不足のために炭焼き窯の中にも選別した竹炭が保存してあり、これを早く製品にしなければならない「あせり」ばかりで思うように進まない。
2006年12月18日
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午前中おばさんにお餅をいただきに伺う。一人では食べるのにカビが発生しないようにと木製のセイロに入れて中央に「からし」を溶いて置いてあり「このまま持って行きな!」の心配り。ありがたい。私の持っていった「花豆」も味見をしていただくと「よくやるねー」と感心してくれた。 帰りに買い物をしながら戻り、午後の作業に出かけたけれど今日は長寿会の忘年会とかでいつもの先輩達が出てこなくてたった二人。このところ来月に迫った市会議員選挙候補者がやたらと訪問する。親戚筋や知り合いも数多いのに我が家の票は一つしかない。ボランティア仲間たちにお願いをすれば集票はできるだろうがそういう集団にはなりたくない。
2006年12月17日
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いゃー今日も忙しい。朝食を済まして直売所へ。帰り道に実家によって昨日煮た「花豆」の試食をしてもらうと「美味しい! よくできたね!」と褒められ家に戻ると浸しておいたまだ六割ほど残っているものの煮る準備をする。七輪に火を入れてから今日から「竹炭、竹酢、ブローチ」を置いていただく「いちご直売店」に持っていく合計60個分のラベル作りと貼り付け作業。花豆は午前中に汁を3回煮こぼす。午後一番でいちご屋さんへの納入を済ませてから竹炭加工へ。作業の帰り道に最終仕上げ段階になった花豆を仲間二人に味見をしてもらうと「これは美味しい!」とまた褒められる。それから土に伏せておいた里芋洗いをして食材準備。夜になってIさんを呼んでまた味見をしてもらっているとおばさんから電話が入り、「お餅」をついたので明日取りに来られるか? という。それでは花豆を煮たので持っていくね! と約束する。
2006年12月16日
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妻が亡くなって片付けをしているときに出てきた花豆の袋、中途半端な量ではなかった。ヨイショ!と持ち上げるくらいの量。自分では豆類は好きでなかったので生前は彼女が煮たほんの少しをいただいたたけだった・・・。そのため三分の二は親しい人に持っていってもらったけれど、まだまだ沢山残っていた。 今日は昨夜からの雨も上って暖かい日、そして里山作業も休みだったのでブローチの部品を加工しながら例の「七輪」を庭の真ん中に出して昨日の朝から水に浸しておいた「花豆」を煮てみることにした。10:00時過ぎに七輪に乗せ、茹だったところで二回のアクだしでお湯を捨てて夕方まで煮込む。途中でAさんが土手下に散歩に来たので「ちょっと、ちょっと」と誘い込み、煮るポイントを教えていただく。その甲斐あって暗くなる頃味見をすると、やったーの結果! あの女房の味に極めて近い美味しいものができた。バンザーイの気持ち。もちろん仏壇にも供える。こうして今日も一つ進歩した。ところで丸一日浸した花豆は倍ちかい量に膨らんで実はもう一回鍋に煮る分が残っている。そして今日は大失敗をしてしまった。「ゴミだし」の日だったのに朝食を済ませるまで承知していたのに花豆のことが気になっていたのか10:00時過ぎまで忘れていて、慌てて集積場所に行ったが間に合わなかった。一つことしかできない自分に呆れた一日。
2006年12月15日
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あれからもう7か月が過ぎ去った。 訪ねてきた娘と直樹と一緒に昼前に墓参りに行く。「元気にやっています。みんなを見守っていてね...」とお願いする。もう一人の生活には慣れてきた。でも毎日、何か物足りなくて空しい時間がある。自分はこれから死ぬまでこのままずっとこんな生活なのか・・・。と思うとパワーが失せてしまうこともある。結婚前から危険な山登りを繰り返していた自分が「いつ死ぬかわからない・・・」ということも承知の上で一緒になり「あなたを送ってから自分は死ぬからね...」と言っていたのが逆になってしまった。ずっと頼りきりだった自分の甘さを今になってつくづく感じている。
2006年12月14日
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午前中には前の土手の植木剪定を終える。今日はツツジとお茶の木が主体だったので「剪定バリカン」を使用したがこの作業はいつも妻の領域で、いままでに3回も木の枝と一緒に電気コードまで切断してしまったが、ついに自分もやってしまった。これでこのコードは4回も切られてしまったのだ。 午後の里山作業の前に陽射しもなくてちょっと寒いので「七輪」を出して竹炭で火をおこしてみた。ただ暖をとるだけではもったいないので前日鍋いっぱい作り、まだたくさん残っている「大根と里芋」の鍋を乗せておく。少し早めに作業を切り上げてこれをサカナに芋煮会で残った乾物とお酒で「いっぱいやろう...」と仲間に声をかけておいた。ところが予定通りに飲み始めると雨が降ってきて中途半端で中止にする。「これは味がよくしみていて美味しい...」と皆さんが言ってくれたのに残念。それにしても七輪など使ったのは何年ぶりだろう。沢山の炭はあるのだからこれからもっと使おうと思い、家に戻ってからまた大根と里芋を加えてまた鍋いっぱいにして明日はまた使ってみようと思う。暗くなって夕食の準備をしていると宅配が届く。山口県の石村様だ! 8月に尾瀬を泊まりでご案内させていただいた方で「お歳暮」と書いてあった。びっくりするやら恐縮するやらで、すぐに電話をするともうすぐ80歳になる本人が電話に出たが、その若い声にまたびっくり。ご本人は私が案内した2日間の尾瀬の印象が深く残り、とても懐かしく嬉しかったとあらためて話していた。私としてもとても嬉しいのだけれど申し訳ない気持ちも半々・・・。
2006年12月13日
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午前中に床屋さんを済ませて、屋敷の北側と玄関アプローチの庭木を剪定する。少し思い切って枝を下ろすとともに、椿の10cmほどのものを根切りにしてしまう。また大量の樹枝が出て、焼却すると夕暮れ時になってしまう。気温は低かったのに汗がひたたり落ちる。 焼却作業をしていると犬の散歩に立ち寄ったSさんが、私のことや妻のことを話しこむ。「本当に心が平らな良い人だったのにねー! 大好きだったのよ!」と、言ってくれる。この方の犬も私と出会うのを楽しみにしていて、少し先まで行くと戻るといってまた私の所へ来てしまう。家に入ると「脳水泡」で手術をするという姉が入院の「保証人」になって欲しいと訪ねてくる。兄妹もそれぞれの病に見舞われ大変。自分だけは一人なのでもう少し元気でいたい。
2006年12月12日
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伊香保からの帰り道に姉たちは我が家に寄って妻の仏壇にお線香をあげに立ち寄って帰京していった。 午後になっても風が強く炭の加工作業は日向に材料を運んで4人で行う。寒くなったこの時期は竹の伐採をしている仲間の作業に加わりたいけれど、とにかく今までの炭を処理しなければ今シーズンの新たな炭焼きをしても材料置き場のスペースが確保できない。もう少し頑張らなければ...。今日は一緒に作業をしているKさんが、こんなのあまり作らないでしょう! といって「ひじきの煮物」を持ってきてくれた。「そうね、ありがとう!」と、いただく。夕食時にご馳走になると味も良いし何といっても心が嬉しい。自分で作った白菜の炒め物、里芋と大根の煮付け、鮭と玉ネギにカボチャを加えてレンジでチンしたものなど晩酌のおかずで腹いっぱい。
2006年12月11日
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いつも妻が元気だったときには立ち寄ってくれた東京の姉夫婦が義兄の兄弟の法事に来たのだが一人の我が家には申し訳ないと逆に「たまには伊香保温泉に一緒に泊まろう」と気を使ってくれた。 午後の里山作業を早めに切り上げて私が予約しておいた宿に行ってみるとまだ到着していなかったが16:00時過ぎに姿を見せた。旅館は日曜日というのに団体の忘年会も何組かあって満館。ゆっくりと風呂に入り、妻の思い出や日ごろの話をし、食事の支度も片付けからも解放されてお酒を飲みながらの時間は嬉しい。主婦が旅好きの気持ちが今頃になってしみじみと理解できる。ほんとうにありがとう。という気持ちと、あぁーやっぱり妻のいない独り家へは皆さんが立ち寄りにくいのだなあー...という寂しさも感じる。
2006年12月10日
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氷雨の一日。直売所への出荷を終えてから一日中パソコンに向かってホームページの更新作業をする。 本命の自分のHPは今春妻の逝去前後から気分的にもこまめに更新できる状態ではなかったのでほとんど放置されたままになっていた。先日もある仲間から「いつも楽しみにしているのに最近動いていないね!」とも言われずっと気になっていた。このようにたまってしまうと・山便り・尾瀬関係・里山などのカテゴリを更新するのに文書と画像はたいへんな労力。カレンダーと日記を探って何とかできたものの、ちょっと時間が経過しすぎてタイムリーさに欠けているので訪ねてくれる方には申し訳なく思う。
2006年12月09日
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今日は一日庭の手入れでさすがに疲れた。 昨日から切った枝は大量に出るが、いっぺんにまとめて燃やすとまるで「どんど焼き」のように猛烈な煙が出てしまうので刻んで少しずつ燃やさなければならない。そのために・枝落とし・刻み・運搬・焼却と交互にしなければならないので仕事は進まない。娘に電話を入れると「手伝ってくれる」というのでお願いする。14:00時頃になって孫のスイミングの時間になり帰っていったが、運搬と焼却をしてくれるので大助かり。その後も薄暗くなるまで一人で作業をしたのでこれで全体の3分の2くらい終わった。残った部分はまた時間をみながら慌てずに年内に何とかしたいと思う。
2006年12月08日
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午前中は庭の南西部分の剪定作業をする。この部分は台風の風除けの目的もあってエンジュ、イチイ、柿の木がある。高さも4mくらいになっていて長い方の脚立を伸ばしての作業。一人なので転落したら大変。 午前中で5本の木の枝を5割くらい切り落とす。少しはすっきりした。枝の片付けは明日にして午後は里山作業に入る。
2006年12月07日
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朝食の片付け、洗濯物を干し終えると孫の発表会へ来てくれと言われた時間になってしまう。何の発表会かわからなかったが出かけてみると保育園の会場には父兄や祖父母でいっぱい。 内容は歌や劇だったのでいわゆる「文化祭」か? このところ盛んに「縄跳び」の練習をしていたという話を聞いていたがその意味がわかった。劇の中でうさぎさんになった孫が一人で縄跳びをする場面があったのだ。それもバックで10回ほど跳べたのだから私もびっくり。周囲からも「すごい!」の声が聞かれた。11:00時を過ぎたところで彼女の組の出番は終わったので家に戻りおばあちゃんの仏前に「○○はバックで縄跳びができたよ!」と報告する。午後はいつものように炭の袋詰め作業をする。これから10日ほどが一番日暮れが早く、15:00時を過ぎると急に冷え込んでくる。
2006年12月06日
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夕方庭のカエデの木に今秋初めてシジュウガラがやってきた。「来たよ! 来たよ!」とばかりにチィーチィーとガラス越しに鳴いている。 数年前からの「鳥インフルエンザ」が蔓延して、昨年あたりから小鳥の数が少なくなったように感じている。土曜日の講演会で知った原因もそれに拍車をかけているのだろうとも思う。庭で大威張りをしていたヒヨドリも数が少なく、あまり姿を見せなかったモズが鳴く機会が多いことはモズも食料を求めて場所を変えたのだろうか? 彼らが来ると外の小鳥達は警戒して近づかない。いずれにしても森の生き物が生活できなくなり異常行動を起こしはじめている。このことは必ず近いうちに人間に迫り来る存続の危機への警鐘だと早く気づかなければならない。いやもう遅いのだろう。
2006年12月05日
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カレンダーを見たら今日は「大安」。あっそうだ! 先日届いた「長野りんご」を妻が特に世話になったおばさんと自分の実家に届けてこようと思い午前中に済ませる。 午後の炭の加工作業を4人でしながらの話。祭りの話になってSちゃんが「私の家は以前下駄屋だったので台風で倒れた桐や栗の木を切りに行ったり、出店の隅でポツンと立っていた記憶がある」という言葉かが出た。なんか懐かしい風景か思い起こされる。みんなの脳裏にも幼いころの思い出が浮かび「こんな話しって絶対にする機会はないよね!」と私がいうと、ひなたぼっこで炭を刻んでいる今の風景もまたとてつもなく貴重な時間のような気がしてくる。みんな先ばかり急ぎすぎて過ごしてきた時代、振り返ることはせいぜい社会人になってから、いやつい最近の話題しか出てこないのに、里山ボランティアの活動で知り合った人たちとの「ゆったりとした時間...」はかけがえのないものだとふと感じた。
2006年12月04日
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昨夜からの雨は明け方には雪に変わり、宿泊の辰巳館から外を見ると紅葉の上に新雪をかぶった山が美しい。谷川岳方面はまだ降り続いていて見えない。 午前中家に戻ると留守中に娘から「お歳暮」が届いていた。そういえば妻は毎年どこの家に年末の届け物をしていたのだろう? みんな彼女が用意していたのでわからないが、とりあえず今日はお隣に長野からの「りんご」を届ける。すると夕方になって宅配でお隣からの「お歳暮」が送られてきた。お隣同士のお歳暮なんてちょっと変だと思うが、ずっと妻を頼りに生活してきたお隣と致命的な病のときに家族3人がお世話になった私たちとは他では考えられない繋がりがある。
2006年12月03日
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今日は忙しい。というのはこれから出かける群馬県北部は今晩から雪も予想される天気予報なので朝一番で直売所への納入に加えて冬用タイヤへの交換が加わった。それから昨日アポを取っておいた谷川温泉の金盛館へ木の実ブローチの納入、そして12:00時に辰巳館への竹炭と木の実ブローチの納入と13:00時集合の「尾瀬ネーチャーガイド研修会」までに済ませなければならなかった。 金盛館からの谷川岳南面の積雪は少なくやっと岩肌を覆った程度だが、明朝は雪で見えないだろう。この二つの旅館で木の実ブローチが24,000円ほど,辰巳館の炭も40袋分売れていた。ブローチは私個人、竹炭は里山活動の資金になる。ありがたいことだ。研修会は宮下講師による「炭は生き物の命も助ける」というテーマ。私は是非聴きたかった内容のものだ。ここ40年以上、大気汚染による雨の酸性度が上昇し(現在はPH4.0~4.2)程度だという。このような雨によって地球上の土壌に眠っていた猛毒の「アルミニウムイオン」が溶解して実を作るうえで大切なリンを奪って植物も動物も実を結べなくなってきているという。今秋の熊が里に出できて被害をもたらし、多くが射殺された現象も納得がいく。人間の精子も同じように急激に減少しつつあるという。それは食物のリン含有率減少によるものだという。これを改善するのが「炭」で溶け出したアルミニウムイオンを吸着してくれるという。この具体例をいろいろとお話ししてくれた。まさに「竹炭」を作っている私にとって強い応援をいただいた気持ちで嬉しく楽しい勉強になった。(下の写真は金盛館からの谷川岳南面)
2006年12月02日
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もう12月か! と時の流れを感じながらカレンダーをめくる。一人になって7ヵ月目に入った。今年の暮れと新年、そしてこれからもこの家で一人。 作業が休みの曜日なのでブローチのニス塗りをして乾燥のために車庫の屋根に吊るす。今年仕上がるのはこれで300個くらいになるだろう。 昨年はこの時期に倍以上作っていた。少しでも生活費と治療費に充てられればとの思いもあったけれど今は目標がない。もう治療する妻はいない。明日は水上の二つの宿に届けることになっている。
2006年12月01日
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