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第171回直木賞の候補作品が発表になりました。候補作品は、青崎有吾『地雷グリコ』(KADOKAWA)麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』(文藝春秋)一穂ミチ『ツミデミック』(光文社)岩井圭也『われは熊楠』(文藝春秋)柚木麻子 『あいにくあんたのためじゃない』(新潮社)当たり前ですが、どれも面白そう~。大注目は、青崎有吾さん!本好きやミステリー好きの間なら有名ですが、一般的にはまだまだ知名度は低い作家さんだと思われます。でも面白さは抜群。私の大好きな作家さんの一人です。『地雷グリコ』23年KADOKAWA刊は、第24回本格ミステリ大賞、第77回日本推理作家協会賞、第37回山本周五郎賞受賞という、既に三冠を得ている大ヒット作。すでに10刷だそうです\(^O^)/直木賞、取れるといいなあ。直木賞は2024年7月17日(水)に発表です。地雷グリコ(1) [ 青崎 有吾 ]
2024年06月30日
頼子のために 法月綸太郎「頼子が死んだ」。17歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、ひそかに犯人をつきとめて相手を刺殺、自らは死を選ぶ──という手記を残していた。手記を読んだ名探偵法月綸太郎が、事件の真相解明にのりだすと、やがて驚愕の展開が! 精緻構成が冴える野心作。(講談社文庫)名作、との評判が高いので読んでみました。いわゆる「新本格」の流れでしょうか。1993/5/1発売の本なので、今読むと、さすがに内容が古いです。登場人物はどこでもタバコを吸っているし、名探偵・法月綸太郎が使っているのがワープロ!今の若い人にワープロといっても、何だかわからないのでは?(^^;)内容は、殺人を犯した男の手記から始まり、名探偵・法月綸太郎が真相を明かしていく、という内容。新本格なんでしょうけど、推理に重きが置かれているより、人間性に焦点を当てているようで、ロス・マクドナルドに通じるものを感じました。快刀乱麻の解決ではなく、苦い真実に打ちのめされる、というタイプの小説。ミステリー、というより推理小説、という言葉がピッタリの小説でした。法月綸太郎さんの初期の作品なのでその後の小説とは違うのかも知れませんが、推理小説としては、とても面白かったです。
2024年06月27日

小説すばる 2024年6月号色彩のない肖像に 第二回 本多孝好殺人事件で逮捕された四十代女性。事件について口を噤む彼女に対し、和泉と瀬良が臨む。(小説すばるより転載)第二話 ノー・リプライこのシリーズ、何でこんなに面白いのだろう?めくるページが止まりません。女性からの110番通報により駆けつけた警官は倒れている男性を発見する。その場で逮捕された女性は、取り調べで黙秘を貫く。県警本部・捜査一課から取り調べの「専門家」として呼ばれた和泉は、困り果てる・・・。今回、犯人は最初から判明しています。しかし黙秘を貫く理由が全くわからない。その黙秘を打ち破る突破口も見つからない。もうダメか、と思われた時、思わぬ方向から光明が見える・・・。すべてが明らかになる後半、その真相に震えます。前半の何気ない言葉が、後半生きてくる構成。重たい事実。警察の正義と真実の行方。恐ろしいほど中身の詰まった話です。短期集中連載で読める幸せを感じます。
2024年06月27日

小説すばる 2024年6月号心は身にも添はずなりにき 石神茉莉あなたの目の前にいるその人は、ほんとうにその人ですか?妖しくも艶やかな占い師がいざなう、ふしぎな運命の行方は。(小説すばるより転載)自分を「普通」だと思う田中純。友人の速水蓮が、ものすごくよく当たる占い師にみてもらう、というので付き合う。その占い師に、結婚はやめた方がいいです、と言われるが、速水蓮はかまわず結婚する。しかし、結婚後、蓮が私を避けるようになり・・・。いや~、ホラーですね・・・。それもかなり異質なホラー。実際にこのようなことがあっても、全く手の出しようが無い・・・。こんな人、もしかしたらいるかもしれませんね。怖っ。
2024年06月25日

小説すばる 2024年6月号うまれたての星 第二十回 大島真寿美週デと別デ合同のバスハイクが実施され、留守の編集部で連絡係を託された辰巳牧子。そんな中、ある人物の訪問を受けるが・・・。(小説すばるより転載)留守番の編集部で、普段話していない人物の訪問を受ける。話をして、仕事の大変さに気付く辰巳牧子ですが、これって昭和の無茶苦茶な仕事体系ですよね。尤も、締め切りがある仕事なので、今でも続いているかもしれませんが、昭和の頃はこれが当たり前だから恐ろしいですよね。働き改革の今ならあり得ないですよね。漫画家さんのバスハイク、楽しそう。同年代の漫画家さんの集まりはやかましそうです。昭和のこのノンビリ具合はいいなあ。
2024年06月24日

小説すばる 2024年6月号青の純度 第八回 篠田節子ヴァレーズの過去が明らかになります。ヴァレーズのブームと終焉。バブル期のクリスチャン・◎◎◎◎を連想させるブーム。ブームというのは必ず終わりがありますから、終わった後はどうなるのか・・・。真由子の企画は実現するのか?色々気になりますね。
2024年06月20日

小説すばる 2024年6月号ウロボロスの環 第十三回 小池真理子待ち望んでいた時が来ましたね。全てを話す彩和。彩和の語る怖さ、わかります。得体が知れないものほど怖いものはない。ここでようやく初回の冒頭に話が追いつきました。この後どうなるのか、興味津々です。
2024年06月19日

小説すばる 2024年6月号万年主任☆マドギュワ! 佐川恭一同世代が順調に出世していくなか、一流の仕事のできなさで窓際を生き続けてきた男たち。休日を図書館で過ごす彼らに、奇跡が起こる・・・。(小説すばるより転載)いや、もう、ばかばかしいこと、この上なし。チョーくだらないです。でも傑作です。控え目に言って最高。大体、タイトルからしてまどマギのパロディで笑えます。マドギュワって・・・(笑)まどマギを知っていれば十倍くらい楽しめたのでしょうが、私はまどマギを知らないので大分損してます。でも、まどマギを知らない私でも滅茶苦茶楽しめました。そして笑うこと数回。それも爆笑です。電車の中で笑ってしまって恥ずかしかったです。ホント、佐川恭一さん、最高です。とにかく読むべし。
2024年06月18日

小説すばる 2024年6月号虚池空白の自由律な事件簿 第三回 白は黒 森晶麿作家・夏目美里の葬式に参列する古戸馬。大学時代から彼女と交流のあった虚池から、彼女の遺した言葉を聞く。(小説すばるより転載)毎回「九マイルは遠すぎる」的な推理が繰り広げられるシリーズ。今回も自由句のようなメモから、真相を明らかにしていきます。虚池の推理が冴え冴えで、嬉しくなってしまう。ただ、明らかになった真相は楽しいものではなかったですけど・・・。面白い連作です。次回も楽しみ!
2024年06月17日

小説すばる 2024年6月号ヒトラー 第四部 第九回 佐藤賢一次はポーランドだ・・・。”ドイツ人が暮らすドイツの都市”ダンツィヒを取り戻すことがヒトラーの悲願だった。(小説すばるより転載)ヒトラーの次の目標はポーランド。ポーランドを飲み込むためにあの手この手を使いますが、イギリスやフランスが邪魔してきます。イギリスの脅しにビビったヒトラーは一旦矛先を収めます。ソ連と協定を結んで謀略を張り巡らせるヒトラー。遂にポーランドに侵攻しそうです。それにしても・・・、外交、ってこうやってやるんですね。凄いなあ。外交って相当才能がないとできないですねえ。
2024年06月13日

小説すばる 2024年6月号「見てればわかる」 尾八原ジュージフラッシュフィクションです。これは怖い。1000字でこれだけ怖いのは凄いです。これが我が身だったら、気が狂いそうです。
2024年06月12日

小説すばる 2024年6月号凶花 第五回 黒川博行与那嶺と病院の”張り番”をすることになった二宮。横柄な与那嶺に苛立ちながらも準備を進めていると、思いも寄らぬ人物から呼び出しがあり・・・。(小説すばるより転載)与那嶺、適当な人物だなあ。二宮も適当に対しているので、まあ、こんなもんか、と思ってしまいます。二宮の電話に意外な人物から電話があり、会ってみると、もっと意外な提案が・・・。あっさり提案を受ける二宮がこれまた意外でしたが、その後の話を聞いて、なるほどなあ、と思いました。うまくいくんですかね?
2024年06月11日

小説すばる 2024年6月号給水塔から見た虹は 第四回 窪美澄母・里穂とぶつかって以来、気持ちの晴れない桐乃。わだかまりを振り払うように勉強に集中するが、クラスメートたちとの関係にも大きな変化が生じ・・・。(小説すばるより転載)桐乃のクラスメート・ケヴィンの行動によってクラスでの立ち位置に変化が生じる。家では疲れている父母の姿を見て母親に憎悪を燃やす。桐乃の母親に対する言い分はわかりますが、母親の強い思いもわかるので、何ともやるせない気持ちになりますね。それにしてもケヴィン、問題児ですね。ケヴィンはケヴィンで事情を抱えているのでしょうが、困ったもんだ・・・。読んでいて益々ドヨーンと落ち込んだ回でした。
2024年06月10日

小説すばる 2024年6月号馬鹿化かし 第五回 藍銅ツバメ七代目山田暁右衛門が、まだ信之丞という名だった頃。先代と、兄弟子たちと過ごした日々を回顧する。(小説すばるより転載)七代目山田暁右衛門が十九歳だった頃。初めて首切りの大役を任される。練習通りに刀を振り下ろした信之丞だったが、師匠は意外な反応を見せた・・・。信之丞の悲しい過去が語られます。まあ、これは呪い、としか言いようがないですよね。半蔵に救われる七代目山田暁右衛門。くそ真面目なのが良い事なのか悪い事なのか・・・。半蔵とのバディ感がいよいよ増してきましたね。続きが楽しみ~。
2024年06月06日

小説すばる 2024年6月号路、爆ぜる 第八回 増島拓哉ここにきて寺西が急速に事態に絡んできました。戸部が実は"関係者”だったのも意外。三つ巴の戦いになってきましたね・・・。刑事の澤田と椎名の関係にも変化が現れ、この先どうなるのか見当がつきません。次回注目ですねえ。
2024年06月05日

小説すばる 2024年6月号猪之噛 第九回 矢野隆会長の呼び出しで集まった猟友会の面々。剛太郎宅で飲み会が開かれる。(小説すばるより転載)蓮司の意外な面が見られたり、マリアを慰めてくれたり、の飲み会。グダグダっぽいですけど、こういう飲み会は必要ですよね。役所では新進気鋭の市長が猪問題に首を突っ込んでくる。これはいかにもありそうな話ですね。一方、西木優太は意外な行動を見せていた。何か、変わるといいですねえ。
2024年06月04日

小説すばる 2024年6月号書楼弔堂 探書廿弐 永世 京極夏彦今回は同僚の田川が取引先の大木紙類商會と話をしているところに、甲野が呼ばれる。印刷についての話を聞かされ、紙と活字の奥深さを思い知らされる。う~ん、すごい話でした。今は当たり前のように読んでいる印刷された紙。でもこれはフォントとインクと紙が存在してのものなんですよねえ。印刷の難しさ。先人の知恵と努力と工夫に感謝ですね。今回、最後に明治の有名人がちょっとだけ登場します。この人の著作も印刷と密接な関係があったんですね。今シリーズ、毎回感心するのですが、今回が一番感動しました。
2024年06月03日
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