アウトドア親爺の徒然日記

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まるのんちゃん777

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2020.09.09
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カテゴリ: 旅行




九州・沖縄方面に大きな禍をもたらした台風10号は北方へと去りましたので、
日本周辺は穏やかさを取り戻しました、と言いたいところですが・・・。

太平洋高気圧の位置は全く変わらず、30℃越えの厳しい残暑が続いています。
昨日は最高気温が35℃を超える地点も多々あったようです。 仙台や盛岡も35℃ですか。

溜息が出てきます。 今週いっぱいは我慢の日々だそうです。

日本ばかりではなくアメリカ西海岸でも猛暑だとか。
カルフォルニア州では50℃越えのところも。 ロスアンゼルスが49.4℃・・・。 ハァ~

Death Valleyという恐ろしい地名がついた砂漠地帯では54℃越えだって。 ハァ~



日記は北陸旅行の金沢市兼六園。
石川門から金沢城三の丸を出ると目の前が兼六園の桂坂口です。

しかし、開園時間の7時まで若干時間があったので、
蓮池門口までブラブラとお散歩。 この辺りは江戸町と呼ばれています。

江戸幕府第二代将軍秀忠の娘・珠姫の輿入れの際に、
江戸からの随行した300人もの従者が住んだ所なので江戸町。

今では茶屋や料亭が並んでいて、独特の雰囲気を醸し出しています。

7時になり蓮池門口から入場。 他に入場した人は一人だけ。
広い兼六園を3人で占領できそうです。





ところで兼六園はご案内の通り日本三名園の一つ。
残りの二か所は岡山の「後楽園」と水戸の「偕楽園」。


因みに後楽園は池と芝生と天守閣のコントラスト、偕楽園は梅林が見所ですね。

兼六園の起源はもちろんのこと加賀藩前田家にあるのですが、
当初は蓮池庭(れんちてい)と呼ばれていたとのこと。

兼六園と名付けたのは寛政の改革を行った松平定信だとされるのが定説。
しかし諸説あるようで真実は藪の中です。






この中で李格非は中国洛陽の名園・湖園を、
「宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の六つを兼ね備える名園」としています。

その内容を簡単に言えば、
宏大(広大)であれば、静けさ・奥深さ(幽邃)は少なく、
人工的(人力)であれば、古びた趣(蒼古)に欠ける。
また、池や小川や滝(水泉)が多いと、見通し(眺望)が得られない。
この相反する六つの景観を兼ね備えるのは、唯一湖園のみである。
となりますが、
兼六園は真にそれに値する名園だ、ということなのでしょう。





兼六園の象徴である徽軫灯籠(ことじとうろう)です。
池は霞ヶ池。 真ん中には蓬莱島が浮かび、徽軫灯籠越しに内橋亭が見えます。

徽軫灯籠は手前の虹橋とセットで鑑賞するのだそうです。 これは奥様の教え。
虹橋をお琴に見立てると、灯籠はお琴の絃を支える琴柱。 だから徽軫灯籠なんだって。

従ってこの撮り方が最も適切なのですよ。

訪れた方は誰もが写真を撮りたくなる名スポットですが、
この周りには親爺と奥様しかいなく、様々な角度から撮り放題でした。





霞ヶ池に張り出した唐崎松。
第13代藩主斉泰(なりやす)が、
琵琶湖畔にあった唐崎松から種を取寄せ育てたものとされます。

元祖の唐崎松は「近江八景」の一つであったそうです。





園内にはこのような赤松が多いのですが・・・。
唐崎松は黒松です。 幹の色の違いが顕著ですね。

兼六園の冬の名物には雪吊りがありますが、
唐崎松は最初に設置され最後に外されるのだとか。 最も大事にされているのです。





唐崎松の傍にいたアオサギさん。 置物のようでした。





反対側から見た徽軫灯籠と虹橋。 右からは唐崎松の枝先。





左側は蓬莱島という小島。 右手には唐崎松。
蓬莱島は亀を現し、唐崎松は鶴を現しているという吉祥の相。





更に奥から徽軫灯籠方面を写します。
霞ヶ池の水面に景色が映り込み、幽玄の世界が広がります。

風が無く完全な鏡面状態でした。





霞ヶ池を離れ園内をブラブラ。
この松の大木は、見た目の通り「根上りの松」と命名されています。

この松は自然にこのような姿になったのではないそうです。





盛り土をしてその上に松を植え、後に土を取り除いて根上りにしたとのこと。
手が込んでいますね。 剥き出しの根っこが迫力満点。

根上り部分は高さ約2メートルもあるそうです。
この松は13代藩主斉泰の御手植えと伝わります。





キジバトさんの夫婦。





再び徽軫灯籠まで戻ってきました。
このアングルは正しくない例です。





ツツジの植え込みに隠れていたヤマガラさん。







大きな青虫をゲットしました。





エナガの群れもいました。





兼六園の見学はこれでお終い。
桂坂口から石川門を潜り、再び金沢城に戻ります。 充実した朝のお散歩でした。

ホテルで朝食をいただいた後、能登半島に向けて出発しました。






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Last updated  2020.09.16 15:03:36


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