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今年最後のワインに選んだのはヴォギュのミュジニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2002。ヴォギュエは特級畑ミュジニの最大の地主で、生産量が多いためにあまり高騰していないようだが、他の高騰したブルゴーニュ赤と比べると過小評価されているように感じる。このワインは2005年にリリース直後のものを購入したが、当時でも4万円近くしたワインだった。私が購入したヴォギュエのミュジニーはこの2002年が最後で、2005年ものも欲しかったが、あまりに高くて購入を断念した。所有しているヴォギュエのミュジニーを開けたのは2016年に1995年ものを開けて以来であり、なんと7年ぶりとなる。味わいは本当に素晴らしい。開栓直後から香りと言い味わいと言い素晴らしいもので、ようやく飲み頃に入ってきた感じ。あと10年どころか30~50年は飲み頃が続きそうな感じだ。単独で飲んでもスルスルと飲めてしまう。今年飲んだ赤ワインの中ではジョルジュ・ミュニュレのクロ・ド・ヴージョ 2002と並ぶワイン。コルクは良質だが意外に短くて51mm。状態は良好だった。
2023年12月31日

リアルワインガイドの80号で昨年の旨安大賞に選ばれたアストロズのカルメネール 2021。タカムラというワインショップが自社輸入しているようで、昨年購入した時の価格はなんと550円(税込)。低価格にも関わらず、味わいは本格的。果実味はしっかりしているがアルコール度数表示は13%で重すぎず、気軽にスイスイと飲める。
2023年12月28日

今は廃業してしまったジャイエ=ジルのニュイ・サン・ジョルジュ一級ポワレ。この生産者のワインはタンニンが旺盛で硬い場合が多く、このワインもそんな印象。単独で飲むと歯茎が痺れてくる。飲み頃には早いかなと思う反面、このままフェードアウトするかもしれない印象もあり、今飲んで良かったのかもしれない。アルコール度数表示は13.5%。ブルゴーニュの赤はだいたいこのぐらいのアルコール度数に調整されていることが多い。コルクは53mmと長く良質なものだが、かなりの高さまでワインの染み込みが見られ、状態としては良好とは言い難い。
2023年12月26日

2015年ヴィンテージから毎年購入しているキザンワイン白の2022。2021年ものが過去最高と思ったが、この2022年ものも秀逸。アルコール度数表示11.5%の軽やかなワインで、和食ともよく合う。コルクはディアム・コルクの5年もの。
2023年12月25日

ニュージーランドのマーティンボロー・ヴィンヤードのマヌ・リースリング 2017。やや甘口仕立て(ドイツワインのキャビネット相当か)で、ミントや灯油のような香り。ライト・ボディ(アルコール度数表示は10.5%)で飲みやすいが、今ひとつ物足らない。これはリピートすることなさそう。ニュージーランドのワインはほとんどがスクリューキャップ。
2023年12月24日

ドメーヌ・ド・ラ・ボングラン(ジャン・テヴネ)はヴィレ・クレッセを中心に生産しているマコンの名手の一人。マコンのシャルドネとしては酸が綺麗に出たエレガント寄りのワインをつくる。ヴィレ・クレッセ・キュヴェ Ejテヴネはこの造り手の辛口ワインとしてはトップ・キュヴェだったと思う。キャップシールを剥がすと、コルクが浮き出た形跡があり、ちょっと心配になったが、良い感じに熟成していた。色調は淡い金色。マロングラッセ、ハチミツ、白胡椒の香り。フル・ボディ(アルコール度数表示は14%)で若干の甘さを伴う凝縮感のある果実味と綺麗な酸のバランスが素晴らしかった。コルクは長さも質も良好。コルクの右端が異様に膨らんでいるのがわかると思うが、コルクが浮いて上から叩かれたのではないかという形跡あり。
2023年12月23日

普段ボルドーワインは飲まないのだが、このワインは何となく惹かれるものがあって、リリース直後の2008年に3本買った。5年前の2018年に最初の1本を開けたのだが、その時はまだガチガチに固くてどうにもならない感じだったのだが、今回は良い感じに熟成していて美味しく飲めた。カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルドの混醸だそうで、色調は濃いルビー色。カシス、杉のような香り。ミディアム・ボディ(アルコール度数表示は13.8%)で、凝縮感のある果実味が印象的。タンニンは滑らかで単独で飲んでも楽しめる。ピーク前半といったところだろうか。コルクはかなり脆くなっており、抜くのに失敗して粉々になってしまった。
2023年12月22日

共栄堂 K20AK_DD_01 橙 2020は2021年リリースのワイン。リリース直後に購入して1本飲んだのだが、その後何故か飲む機会がなく、2年近く経って開けることになった。共栄堂の場合、橙(オレンジワイン扱いなのだろう)といっても普通に白ワインと言って良い薄めの金色。2年経ったせいか、若干香りに複雑さが増している感じがする。モッツァレラチーズ、白胡椒のような香り。ライト・ボディ(アルコール度数表示は11.5%)で、弾けるような果実味と綺麗な酸のバランスが印象的なのは共栄堂のワインらしい。
2023年12月20日

シモン・ビーズのサヴィニー・レ・ボーヌは少し前に一級畑のマルコネ2016を飲んだが、今回は村名の2018。アルコール度数表示は13%だが、かなり濃密な果実味を感じさせるワイン。熟成させれば更に良くなりそうだが、今飲んで充分美味しい。コルクは長さ品質ともまあまあ。
2023年12月19日

ブルゴーニュワインがあまりに高いんで、新世界のピノ・ノワールをちょこちょこ試しているのだが、今回のブラック・エステート トレブル・ピノ・ノワール 2018 もニュージーランドのピノ・ノワール。若いワインのはずなのだが、色調は全体に少し褪色の見られる薄いルビー色。アルコール度数表示は12.5%で、程よい果実味と酸のバランスが好ましい。一昨日届いたリアルワインガイド84号に目を通していると、P30にこのワインが掲載されていた。機会があればリピートしてみたいワインである。ニュージーランドのワインはほとんどスクリューキャップで、このワインもそう。
2023年12月17日

今回からは引越し後に飲んだワイン。クリスチャン・モローのシャブリは、2010年頃までは特級畑でも5,000円出せばお釣りが来る価格だったので、結構気軽に時々買って飲んでいた。このシャブリ・レ・クロ 2016は2020年にセットもので購入した。当時は単品で6,000円台で売りに出ていたが、それよりは少し安かった。今では市場価格は10,000円を超えてしまい、そうおいそれとは買えなくなってしまった。開けてみた印象としてはまだ若々しく、ようやく飲み頃に入って来た感じ。もう少し待つべきだったかな。コルクは良質で長め。状態も良好。
2023年12月15日

これも引越し前に飲んだワイン。ジャン=マルク・ブロカールのシャブリ・ヴォーロワ 2014。2016年に購入しており、当時は3,000円ぐらいだった。3本購入して1本はすぐに飲み、残る2本は2022年以降に飲もうと思ってセラーで寝かせたもの。2本目は昨年飲んだので、これが最後の1本。良い感じに熟成しており、香りに焼き栗っぽいニュアンスが出てきており、それでいて果実味は瑞々しい。アルコール度数表示は12.5%で良い意味でシャブリらしいワイン。もう少し熟成させても良かったかもしれないが、美味しく飲めたので良しとしよう。コルクは長めのディアム・コルク。何年保証かの数字が入っていない。
2023年12月14日

このワインも引越し前に飲んだもの。ヴァヴァサワー ピノ・ノワール 2017。ニュージーランドのピノ・ノワール。2,000円台前半で売られていることが多い。20年ぐらい前は、新世界のピノ・ノワールはどぎつくて辟易するような作りが多かった印象があるが、最近のものは、だいぶ穏やかな印象のワインが増えた。このワインもアルコール度数表示は13.5%で、果実味は程よい濃さで、酸も綺麗に出ている。最近のニュージーランドのワインはほとんどスクリューキャップとなった。
2023年12月13日

引越し前に開けたワイン。ジャイエ=ジルは後継者がなく、2015年あたりで廃業したドメーヌ。ドメーヌごと買い取られて、今はホフマン・ジャイエ Hoffmann Jayer というドメーヌとなった。ジャイエ=ジルのワインはタンニンが硬い傾向があり、単独で飲むと、あまり楽しめない。今回のコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ 2011 も果実味は内向的でタンニンは滑らかだが旺盛。これだと瓶詰め間もない頃のほうが、果実味豊かで楽しめたかもしれない。コルクは長くて良質なものだが、かなり劣化しており、1/2~2/3程度ワインの染み込みがあった。
2023年12月12日

引越し当日の夜、外食した際に持ち込んだのが、ジョルジュ・ルーミエ クロ・ド・ヴージョ Georges Roumier Clos de Vougeot Grand Cru 1996。ルーミエのクロ・ド・ヴージョは相続の関係で、一族の他のドメーヌに所有権が移っており、この1996年が最後のヴィンテージ。2005年に購入し、これまでずっとセラーで寝かせてきたワインだが、今まさに飲み頃だった。ルーミエのクロ・ド・ヴージョを飲むのは今回が最初で最後になると思うが、過去に飲んだボンヌ・マール bonne Mares の1996、1997、2000、2001よりも、このワインの方が感動は深かった。コルクは長くて良質なものが使われており、状態も30年近く経っていることを考えれば、かなり良い状態だった。
2023年12月11日

シモン・ビーズは夫人が日本人ということで、何となく親しみを感じていたが、2013年に急逝された。後は夫人が引き継いで、ドメーヌの名声を維持している。このサヴィニー・レ・ボーヌ一級マルコネは夫人の手によるもの。味わいはそろそろ飲み頃に入ってきた感じで、色調はまだ若々しいし、香りも赤系果実の香りが主体だが、口当たりがまろやかでタンニンも滑らか。購入したのは2022年で、既に結構値上がり(7,000円弱)していたが、十分値段の価値はあったと思う。コルクは長くて品質が良い。状態も良好だった。
2023年12月04日
11月23日に引っ越した。このため、前後の更新が滞ってしまっていたが、ようやく少し落ち着いてきたので順次更新を再開しようと思う。
2023年12月04日
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