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2011.12.30
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カテゴリ: 映画
昨日「テルマ&ルイーズ」をテレビ放映で見たが、見るのはこれで二度目になるが面白い映画であった。

今日になって、それは『明日に向って撃て!』の最後のシーンに似ていることに思いあたったのです。
『明日に向って撃て!』がストップモーションで、『テルマ&ルイーズ』がスローモーションで終わるが、その類似もさることながら・・・・・

テルマ&ルイーズ

しっかり者のルイーズとアホなテルマがドライブ旅行に出たが、世間知らずのテルマが拳銃まで持ってきてしまうのが、アメリカの異常さなんでしょう。
持ち金を盗まれたあと、テルマはコンビニ強盗をしでかすほど生活力を発揮するが・・・・
まだ情状酌量できる状況が次第に悪いほうに転がってゆき・・・・警察の狙撃班を相手に逃走するはめに陥るわけです。
しっかりしているのに、警察権力にぶち切れたルイーズが状況判断を誤まってしまい・・・・ダイビングを決意するところが哀れと言えなくもないのです。

『明日に向って撃て!』は男同士、『テルマ&ルイーズ』は女同士で、どちらの映画も二人組みのアンチヒーローで、最後は死んでしまうところが同じですね。


『明日に向って撃て!』は1960年代末に現われたアメリカン・ニューシネマであるが・・・・およそ20年後の「テルマ&ルイーズ」も隔世して、その流れをくんでいたのかもしれません。

大使が評価する映画はアメリカン・ニューシネマに数多いのだが・・・・
その理由は、大使が単に年寄りなだけだろうか?(今の映画がつまらないだけでんがな)


アメリカン・ニューシネマ

明日に向かって

 ヴェトナム戦争への軍事的介入を目の当たりにすることで、国民の自国への信頼感は音を立てて崩れた。以来、懐疑的になった国民は、アメリカの内包していた暗い矛盾点(若者の無気力化・無軌道化、人種差別、ドラッグ、エスカレートしていく暴力性など)にも目を向けることになる。そして、それを招いた元凶は、政治の腐敗というところに帰結し、アメリカの各地で糾弾運動が巻き起こった。アメリカン・ニューシネマはこのような当時のアメリカの世相を投影していたと言われる。

 ニューシネマと言われる作品は、反体制的な人物(若者であることが多い)が体制に敢然と闘いを挑む、もしくは刹那的な出来事に情熱を傾けるなどするのだが、最後には体制側に圧殺されるか、あるいは個人の無力さを思い知らされ、幕を閉じるものが多い。つまりアンチ・ヒーロー、アンチ・ハッピーエンドが一連の作品の特徴と言えるのだが、それは上記のような鬱屈した世相を反映していると同時に、映画だけでなく小説や演劇の世界でも流行していたサルトルの提唱する実存主義を理論的な背景とした「不条理」が根底にあるとも言われる。

<代表的作品>
『俺たちに明日はない』- Bonnie and Clyde (1967)
『卒業』- The Graduate (1967)
『ワイルドバンチ』- The Wild Bunch (1968)
『イージー・ライダー』- Easy Rider (1969)
『明日に向って撃て!』- Butch Cassidy and the Sundance Kid (1969)
『真夜中のカーボーイ』 - Midnight Cowboy (1969)
『M★A★S★H マッシュ』- M*A*S*H (1970)
『ダーティハリー』 - Dirty Harry (1971)









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Last updated  2012.01.16 17:57:01
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