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2012.04.26
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カテゴリ: 自然・環境
アメリカが狂ったように開発を進めるシェールガスであるが・・・・
アメリカが絡むだけに、大丈夫?という感がぬぐえないのです。
とにかく拝金の国であり、あのチェイニーさんが水圧破砕法を推進しているようだから・・・・
アメリカの環境に及ぼす影響は甚大なようです。
おりしも26日報道では、 シェールガス採掘、地震誘発?M3以上6倍 と伝えています。

三菱商事がカナダ鉱区のシェールガス権益を手に入れたが、環境対策を採りながら安価なガスが得られるものだろうか?日本も地球市民という立場では、環境を無視できないはずですね。

それでは大場紀章さんの「シェールガスの環境問題」の具体的な中身というエントリーを読んでみましょう。


「シェールガスの環境問題」の具体的な中身 より
<意外に知られていない環境問題の中身>
さて今回は、これまで述べてきたような、めまいのするほど複雑なエネルギー供給システムの話題から一度離れて、最近一般の方でも注目度が高くなってきた「シェールガス」の環境問題に焦点を当てたいと思います。

 シェールガスについて「環境問題があるらしいよ」と言う人が多いのに対し、シェールガスの環境問題をきちんと扱った情報を日本で目にする機会が驚くほど少ないと感じています。シェールガスの環境問題は、唯一の本質的問題というわけではないのですが、しっかり押さえておくべきポイントの一つだと思います。

 シェールガス開発に伴う環境問題には、主に以下の5つが挙げられます。

(1)掘削に用いられる化学物質(潤滑剤、ポリマー、放射性物質など)およびメタンガス(天然ガス)などによる地下水の汚染
(2)採掘現場から空気中に漏洩するメタンガスによる健康・爆発・温暖化リスク
(3)温暖化問題に対する総合的な影響(メタンガス漏洩・開発に伴う森林伐採・再生可能エネルギーの導入抑制効果・安価なガスによる消費拡大)
(4)大量の水を使うことによる地域の水不足リスク
(5)排水の地下圧入による地震発生リスク

 シェールガスの採掘に使われる水圧破砕(ハイドロフラクチャリング)という技術は、化学物質を添加された大量の水を地下に圧入することで、ガスが存在する地層にヒビを入れてガスを取れやすくします。その際に使用した水の一部は、地上に戻り一時的に作られたため池に入れられ、処理をして再利用されるか、地下や川などに捨てられます。これらのプロセスにおいて、(1)(4)(5)のような水質汚染・水不足・地震のリスクが発生します。

 また、シェールガスの開発は、従来型の天然ガス田に比べ一つの井戸から生産されるガスの量が少ないので、結果として比較的多くの井戸を掘ることになります。そのため、ガスの漏洩や森林伐採といった(2)(3)の問題が、従来型の天然ガスに比べ発生しやすくなります。

もう一つの特徴は、シェールガスは現時点で米国のガス価格が安価であることに貢献していると考えられているため、安価な天然ガスが再生可能エネルギーの開発を鈍化させたり、経済成長に貢献して結果的に温室効果ガスの増大につながったりするのでは、と懸念している人たちがいます(3)。

 実際、2010年以降米国における風力発電の導入量は激減しました。これはシェールガスによって天然ガス価格が下落したことに原因があると考えられています。米国経済の持ち直しも、シェールガスが一役買っているという見方があります。

<EPAが地下水汚染との関連を言及>
これらの問題の中でも、最も身近で強く懸念されているのが、(1)の中の化学物質による地下水の汚染です。水圧破砕法は60年以上前から米国で少しずつ発達してきた技術ですが、試行錯誤の末、効率的な生産のために付加される化学物質の種類が徐々に増えていきました。

 しかし、用いられる化学物質は企業秘密で非公開とされてきたため、環境影響評価の調査を行うことすら困難で、たとえネガティブな調査結果が出たとしても業界や政府の圧力によってもみ消されてしまってきたといわれています。最近になってシェールガスとその環境問題に対する注目が高まってきたこととともに、研究者や米国環境保護庁(EPA)の努力の結果、使用している化学物質の開示や、環境影響評価が広く行われるようになりました。

 2011年12月、ワイオミング州パヴィリオンにおける調査に関して、EPAは連邦政府として初めて水圧破砕法と地下水に含まれる化学物質に因果関係があり得る(likely)とする報告書草案を発表しました。

 検出された化学物質として、ガソリン、軽油、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、ナフタレン、イソプロパノール、グリコールなどが挙げられています。ベンゼンなどは、発がん性があることでも知られていますが、サンプルの中には米国の環境基準を超える濃度のものもありました。

 これらの化学物質は、採掘時というよりは使用済みの汚染水を貯蔵するため池からの漏洩や、汚染水を地下に圧入廃棄する段階で汚染が発生している可能性が高いと考えられています。

この結果に対し、ガス産業界は水の層とガス層の深さの違いや、技術的に管理は可能であると反発していますが、「シェールガスバブル」に便乗して参入した中小ガス企業が、劣悪な管理で採掘して環境汚染を引き起こしている可能性は十分にあると思われます。一部地域では飲めなくなった水の代わりにガス会社が水を配給しているところもあります。まだまだ、因果関係をめぐる論争は、始まったばかりです。

<放射性物質の影響も論争に>
1日の文字数制限で一部削除しましたが、全文は「 ここ 」に入れておきます。

<環境規制による価格上昇リスクも>
 シェールガス開発に伴う森林伐採、安いガス価格による再生可能エネルギーの抑制の効果、消費拡大効果が温暖化問題に及ぼす影響については、必ずしもシェールガス特有の問題とは言えない上に、議論が複雑になりすぎると思われるので今回はこれ以上は触れませんが、米国や今後シェールガス開発を行う国が本気で温暖化問題に取り組む場合、懸念すべき論点になるかもしれません。

 (4)の水不足の問題は、現時点の米国では、水の再利用率を高めるなどの対応によって大きな問題となってはいませんが、水不足の地域に多くのシェールガス資源が確認されている中国や、比較的米国より水資源が貴重な欧州では、問題となる可能性があります。

 (5)の地震の問題は、最近になってシェールガス開発との因果関係を示唆するデータが増えてきており、米国だけでなく現在開発を推進するかどうか検討中の英国においてもホットな話題です。今後、情報がまとまってきたときに機会があれば説明させていただくことがあるかもしれません。

 いずれにしても、これらの環境問題のいくつかは、浄水設備をつけるなど技術的な対策である程度、環境影響を抑えることが可能です。ただし、そのためには厳しい規制をかけて環境対策を義務付ける必要があります。そして規制の強化は採掘コストの上昇につながります。

 本質的に対策が困難なそれ以外の化学物質の地下水混入などに関しては、そのネガティブな影響をどう捉えるか(原子力や石炭よりはましと考えるか、など)にかかっています。

 既に、フランスとブルガリアでは、環境問題の懸念から国としてシェールガス採掘を禁止しました。米国のいくつかの州や南アフリカのように、環境影響評価が定まるまでは開発を行わないとしている地域もあります。環境問題も、シェールガスの将来を考える上で決して無視できません。

 将来的に日本が輸入することになるかもしれないシェールガスについて、その環境リスクについて少しでも関心を持っていただければ幸いです。


とにかく反米の大使は、アメリカ発の シェールガスに期待できるか?





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Last updated  2012.05.04 17:23:49
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