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2013.02.28
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カテゴリ: 歴史
『神龍特別攻撃隊』という本を図書館で借りたのですが、この本に水上機3機を搭載可能な伊400型潜水艦が載っていました。

映画でも潜水艦映画というジャンルがあるほどで、潜水艦は軍事オタクの大使をそそる兵器でもあるわけで・・・・
この際、潜水艦の世界としてまとめたのです。

・神龍特別攻撃隊
・潜水艦映画
・伊400潜のカラー映像
・艦内勤務

**********************************************************

【神龍特別攻撃隊】
潜水艦

高橋一雄著、光人社NF文庫、2009年刊

<「BOOK」データベースより>
伊400潜に搭載された特殊攻撃機パイロットの戦い。予科練出身ベテラン操縦員の記録!14歳で海軍に入り、真珠湾攻撃からウルシー特攻まで、水上機を駆って最前線を走り抜けた歴戦航空兵の太平洋海空戦記。

<大使寸評>
副題が「潜水空母搭載「晴嵐」操縦員の手記」となっているが、軍事オタクにとって見過ごすことのできないキャッチコピーなのです(笑)。
伊400潜、晴嵐ともども確たる戦果をあげたわけではないが・・・・
ある意味で軍事技術のガラパゴス的進化の表れとして、今日的な視点をもったレポートになっています。

マレー半島のペナン港には、日独それぞれが10隻ほどの潜水艦を常駐させて対英通商破壊戦に従事したようだが・・・潜水艦の性能はUボートのほうが優れていたと著者が述懐しています。

なお、図書館で借りたのはハードカバーの2001年版です。

rakuten 神龍特別攻撃隊



 昭和20年6月1日、私に伊号第400潜水艦乗り込みの辞令がでる。いよいよ来るべきものが来たとの感がする。
 舞鶴工廠で製作した、パナマ運河閘門の実物大模型を七尾湾の穴水海面に浮かべ、この標的にたいして、珠洲岬東方に展開する潜水艦からいっせいに射出発艦して、上空で10機の「晴嵐」が編隊を組み、緩降下爆撃する訓練が開始された。
 最初のころは昼間のみであったが、それでもエンジンの故障をはじめ、各種の事故が多発した。私の飛行機も、カタパルトで射出した直後にエンジンが止まり、高度5メートルから飛行機を海面にたたきつけるようにして着水し、フロートに皺をつくり、フロート交換した事故があった。
(中略)
 6月13日、完成した「晴嵐」を名古屋の愛知航空機製作所に受領にいっていた江上大尉と木本飛曹長が、七尾基地にむかって空輸中、悪天候に遭遇し、石川県三井村の山中に墜落した。江上大尉とはペナンから一緒の仲なので残念である。
(中略)
 このころになると、日本海側にも敵の攻撃がはじまった。10日には、舞鶴から七尾に回航中の伊122潜が、珠洲岬沖で米潜に撃沈され、酒田、伏木、敦賀の各都市が大空襲を受けた。
 6月20日、突然に伊13潜と伊14潜が「晴嵐」と搭乗員、整備員をおろして、舞鶴に回航していった。なにか作戦に変更があったかと思ったが、われわれには関係がない。
(中略:パナマ運河攻撃から、ウルシー攻撃に作戦変更があった。8月17日射出発艦の計画)
 7月23日午後2時、見送る人もない大湊を伊400潜は出撃する。水上航行のまま津軽海峡にむかった。右舷方向にのぞむ下北の山々を、見納めになる内地の最後の風景として、艦橋から飽きずに、いつまでも見つめていた。


wikipediaの説明もオタク気味で、なかなか読ませる内容になっています。
水冷エンジンを搭載した晴嵐のシルエットが、いい線いってます♪

wikipedia 晴嵐 より
晴嵐

 1944年10月、南山は高橋の操縦により魚雷発射実験に成功した。これにより高橋は、晴嵐が雷撃に向いた航空機であると確信したという。晴嵐及び晴嵐改は2機種合わせて28機が製造された。計画段階では36機以上生産予定だったが訓練用の機体すら確保できず、航空技術廠から零式小型水上偵察機2機を借りて第631空隊員の訓練をおこなった。搭乗員からは「オモチャみたいな飛行機で訓練するのか」と不満が出た。そこで第634空から瑞雲を借りて訓練を行った。
 晴嵐・晴嵐改は1945年7月に作製された「海軍現用機性能要目表」においてそれぞれ「試製晴嵐」「試製晴嵐改」の名称が記されており、いずれも制式採用になってはいなかったとする説もある。第631空で晴嵐テストパイロットを勤めた高橋は、1944年11月24日に領収飛行を行い制式採用されたと述べている。

<運用:実戦前に終戦>
 部隊は「神龍特別攻撃隊」と命名された。晴嵐には国際法違反を承知で米軍の星マークがつけられ、米軍機と同じ銀色に塗装されていた。伊四〇〇搭載晴嵐1号機の高橋は「誰の入れ知恵だかわからなかったが、卑怯で情けない」と評している。7月20日、伊四〇〇と伊四〇一は舞鶴を出港し、21日大湊に入港する。7月23日午後2時、大港を出撃し、8月17日を攻撃予定日として航海を続けた。8月14日、伊四〇〇は伊四〇一との合流地点に到達したが発見できず、15日も待機した。この時点で「神龍特別攻撃隊」は終戦を迎え、8月16日、第六艦隊司令長官から作戦中止命令が出る。「晴嵐」が特攻に出撃することはなかった。晴嵐は、エンジン始動状態、翼を折りたたんだまま無人で射出され、洋上廃棄された。伊四〇〇では、3機をわずか10分で組み立てたという。格納段階では前述のようにアメリカ国籍マークが描かれていたが、搭乗員の希望により廃棄前に日の丸が塗装されたとされる。

****************************************************************
<潜水艦映画>
潜水艦映画(71) が、収録データの完璧さにおいて、オタクの極致ではないだろうか。

なお、潜水艦映画の一押しといえば、大使の場合『Uボート』になります。

【Uボート】
uボート

ヴォルフガング・ペーターゼン監督、1981年西ドイツ制作

<解説>より
第2次大戦を舞台にドイツ軍潜水艦の乗組員たちの行動を描く戦争人間ドラマ。製作はギュンター・ロールバッハ、監督は「昼と夜のような黒と白」のヴォルフガング・ペーターゼン、ロタール・ギュンター・ブッフハイムの原作を基にペーターゼン自らが脚色。

<大使寸評>
潜水艦映画のジャンルがあるほど、潜水艦とはドラマチックな兵器と言えるし、この映画の主役は潜水艦そのものかもしれない。
第二次大戦中、独潜水艦乗組員4万のうち、3万人が帰還できなかったという事実は、壮大な消耗戦を想像させるとともに、戦争の過酷さを語っているだろう。

goo映画 Uボート
Uボート byドングリ



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<伊400潜のカラー映像>
伊400、伊401、伊14カラー映像 に廃棄前の伊400潜の雄姿が見えるのです。


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<艦内勤務>

(この潜水艦は大和ミュージアムの斜め前に鎮座していて、ランドマークの役にもなっています)
自衛隊のPAということで拝観無料であり、元自衛隊員と思われるおじさんの説明付きで内部に入ったわけですが・・・・
この艦は涙滴型の戦後の国産艦であり、とぎれない技術の伝承も感じられて、大使のオタクマインドを刺激してやまないのです。

吉田栄作が、自衛隊の潜水艦をレポートしています。
潜水艦くろしお1/2 には、最近の潜水艦の艦内勤務の一端が、垣間見える気がします。このあたりの情報までは中華のスパイにも開示OKのようですね。






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Last updated  2013.02.28 20:05:02
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