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2015.02.01
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カテゴリ: 気になる本
本屋で『青春と読書:2月号』という月刊誌を手にしたが・・・


中をめくると・・・
おお 高野秀行の巻頭インタビューが載っているではないか。
それに、ノンフィクション関連の紹介が充実している。


【青春と読書:2月号 】
青春

雑誌、集英社、2015年刊

<目次>より
【巻頭インタビュー】高野秀行
謎めいた“絶世の美女(ソマリ人)”の日常に迫る

【特集 第38回すばる文学賞対談】
Part1 堀江敏幸×足立 陽 人類学から小説までの近くて遠い道のり
Part2 江國香織×上村亮平 旅するように本を読む、小説を書く

【インタビュー】
新ライト文芸レーベル「集英社オレンジ文庫」創刊!

<大使寸評>
この月刊誌はノンフィクション関連の紹介が充実している。
「集英社オレンジ文庫」という文庫を今月20日に創刊したんだそうで・・・集英社はエンタメに注力して棲み分けを計るようです。

shueisha 青春と読書:2月号


この月刊誌の一部が、ネットで読めると書いてあったので、早速覗いてみたのです。

謎めいた“絶世の美女(ソマリ人)”の日常に迫る
 アフリカ大陸東端、通称「アフリカの角」に位置するソマリア(ソマリ世界)。20年以上無政府状態が続き、武装勢力や海賊が跋扈する危険エリアに飛び込んだ高野さんは、謎の宝庫・ソマリアに魅せられ、恋い焦がれ、秘境へと分け入っていきます。
 台所から戦場まで──誰も知らなかったソマリ人の日常を命がけで見てきた見聞録『恋するソマリア』の刊行を機に、お話を伺いました。

<海賊や内戦よりも謎のベールに包まれたもの>
Q:「現代における数少ない『秘境』」であるソマリ世界。こんな世界があったのかと驚きました。

 ソマリ世界って、玉ねぎみたいなんです。一皮剥くと、新たな皮が現れる。面白いことが次々と出てくるから、剥くのをやめられない。僕がソマリ世界に初めて足を踏み入れたのは2009年です。20年以上、無政府状態が続くソマリアに、民主主義を達成した「ソマリランド」という国があると知って半信半疑で旅立ちました。行ってみると果たして、ソマリランドは実在していた。それも、アフリカやアジアの平均以上の平和と安定を享受していたんです。これは凄いとびっくりして、独立の謎を解き明かしたのが、2013年に出した『謎の独立国家ソマリランド』です。

Q:かつてのソマリアは現在、「ソマリランド」と、海賊が猛威をふるう「プントランド」と、イスラム過激派アル・シャバーブと暫定政府軍の戦闘が続く「南部ソマリア」の三地域に分かれているんですね。

 先の本で書いたのは主にソマリランドについてで、他の地域、とりわけ南部ソマリアの風景を見ていないという思いがありました。それから取材ってどうしても、社会の構造や仕組みといった大枠を捉えるところから入るんです。で、その次は、中に入っていきたくなるんですね。今回の本ではソマリ人の日常や素の姿を書きたいと思いました。実はこの二つは、資料や情報がほとんどないんです。ある意味でソマリアの内戦や海賊よりも謎のベールに包まれている。ちなみにこの本は前作の続編ではないので、どちらからでも面白く読めると思います。

Q:そうしてソマリ人のベールを剥ごうと迫る高野さん。ですが、一筋縄ではいきません。ソマリ人を美女にたとえ、彼女に「認められたい」と希(こいねが)う高野さんの「片想い」が、切なくもユーモラスに綴られています。

 ソマリ人は僕にとって手の届かない絶世の美女であり、巨大な敵のような存在です。元来遊牧民の彼らの行動は「超速」で、目の前にあることにしか興味を持たない。誇り高い反面、冷徹なリアリストでもある。世の中を動かすのは所詮カネと武力であると理解していて、一冊や二冊の本が大勢に影響を及ぼすなどとゆめゆめ思っていないから、取材してもつれない。ただ、非常に論理的なので、一見、不可解な行動であっても、彼らなりの一貫した論理に基づいていることがわかってきました。

Q:徐々に懐に入って、見えてきたんですね。

 そうです。ソマリ人に限らず、相手の懐に入るために大事なのは一緒に何かをすることです。話を聞いているだけでは距離が縮まらないんですね。一番いいのは仕事。仕事って、綺麗ごとでは済まない局面が多々あるし、目的のために必然的に協力せざるをえない。丁々発止とやり合うことで見えてくるもの、築ける関係があります。


高野さんの前作『謎の独立国家ソマリランド』のほうは図書館で借りて読んでいたのだが、実に面白かったのです。
だから続編のようなこの『恋するソマリア』という本も期待できそうです♪

ということで、くだんの読書フォームを作ってみました。

【恋するソマリア】
ソマリア

高野秀行著、集英社、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
台所から戦場まで!世界一危険なエリアの正体見たり!!アフリカ、ソマリ社会に夢中になった著者を待ち受けていたのは、手料理とロケット弾だった…。『謎の独立国家ソマリランド』の著者が贈る、前人未踏の片想い暴走ノンフィクション。講談社ノンフィクション賞受賞第一作。

<読む前の大使寸評>
あれ?講談社ノンフィクション賞受賞作を集英社から刊行しているけど・・・
そのあたりの仁義は、どうなっているんだろう?
rakuten 恋するソマリア




【謎の独立国家ソマリランド】
ソマリ

高野秀行著、本の雑誌社、2013年刊

<カスタマーレビュー>より
ルポルタージュといってもいいし、探検記といってもよい。冒険・政治経済・安全保障・国際問題・民族問題・海賊問題などさまざまなテーマが詰め込まれ、500ページほどの本がすいすい読める。

<大使寸評>
高野さんは、エミレーツ航空の飛び立つ直前に、在日ソマリランド人を訪ねて現地でのツテを教えてもらったが、ここに高野氏の嗅覚と幸運が表れていると思うのです。
死と隣り合わせの取材を楽しんでいるようだが・・・
伊達に探検部に籍を置いていたわけでもないようですね♪

この本は文化人類学の薀蓄もはさみながら、かなりスピーディに展開していくが・・・高野さんのやや楽天的な人柄が表れていて、ええでぇ♪

<図書館予約順番:33(9/02予約、11/6受取)>

Amazon 謎の独立国家ソマリランド
謎の独立国家ソマリランド byドングリ





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Last updated  2015.02.01 08:10:20
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