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2015.03.09
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カテゴリ: 気になる本
図書館で『世にも奇妙なマラソン大会』を手にしたが・・・
サハラ・マラソンといえば、大使のツボが二つもかぶるわけで見過ごせないのです。
その二つのツボとは、すなわちマラソンと砂漠となります♪

高野さんの本は『謎の独立国家マリランド』を読んだし、先日、近著『恋するソマリア』を図書館に借出し予約したりと・・・
私的には、ミニブームの感があるのです。


【世にも奇妙なマラソン大会】
高野

高野秀行著、本の雑誌社、2011年刊

<「BOOK」データベース>より
サハラ砂漠でマラソン!?ある深夜、ネットでサハラ・マラソンなるサイトを見つけた著者。酔った勢いで主催者に参加希望のメールを送ったところ、あっさりと参加を認める返信がきた。開催まではたった二週間あまり。15キロ以上は走ったこともないランニング初心者の闘いがいま始まる―。表題作のほか、「謎のペルシア商人」など著者の“間違う力”が炸裂する超絶ノンフィクション作品集。

<大使寸評>
探検部で鍛えた著者の破天荒なパーソナリティが、ええでぇ♪

高野さんは、初のフルマラソンを砂漠の地で完走したそうです。
両足痙攣を騙し騙しで、5時間40分で走りきったそうだが・・・
基礎体力があったうえで、根性が並ではなかったのでしょうね。
高野さんの本は『謎の独立国家ソマリランド』を読んだし、先日、近著『恋するソマリア』を図書館に借出し予約したりと・・・
私的には、ミニブームの感があるのです。

Amazon 世にも奇妙なマラソン大会


破天荒な高野さんは、自分を評して「間違う力」があると言っています。
ムム 赤瀬川さんの「老人力」以上に過激な発想である。

そのあたりについて「はじめに」で述べられているので、見てみましょう。

<はじめに>
 私には「間違う力」があると言われる。本当にそれは「力」なのか、それとも馬鹿にされているだけなのかはよくわからない。
 でも自分自身、「ああ、間違えちまった・・・」と認識することは度々ある。特に深夜とか酒に酔っているときとか、見知らぬ人とつい話が盛り上がってしまったときなどに多い。
 もちろんそのときは間違っているとは思わない。

「すごいことを発見してしまった!」「俺は超ラッキー!」「このチャンスを逃がす手はない!」などと興奮している。その興奮は話が具体的に進むにつれ、「何か変だ・・・」「これは失敗だったかも・・・」に変化し、しまいには「ひえー、ダメじゃん!」「やばい!」「大失敗!」に変る。

 不思議なことに、「大失敗!」と気づいた時点でも、たいていはまだ引き返せる状況にある。なのに、いつも絶対に引き返さない。「まあ、乗りかかった船だし」と間違った船に乗りつづけてしまう。やりかけたことを途中でやめる機能が私にはついていないらしいのだ。やめるどころか、ますます勢いよく間違った方向に突っ込んでいく。
 すでに間違っていると知っていながらその行為をつづけることは何か「任務」に似た陶酔をもたらすのだ。負け戦にあえて挑む高揚感にも似ている。

 といっても、実は任務でもなんでもないからそこに意味はない。意味もないまま突っ走ってしまう。敬愛する作家・宮田珠己は「ときどき意味もなくずんずん歩く」という本を書いたが、そのタイトルを借りれば、「ときどき意味もなくずんずん走る」とでもなろうか。

 本書にはそのように間違えた事例が三つ掲載されている。ド素人なのにいきなりサハラ砂漠でのフルマラソンに挑戦するはめになった「世にも奇妙なマラソン大会」、バスで知り合ったおじさんに誘われるがままについていき、のっぴきならない状況に陥った「ブルガリアの岩と薔薇」、そしてインド入国を目指して行った迷走劇「名前変更物語」である。いずれも純粋なノンフィクションだ、

 もう一つ、アジア・アフリカで私が体験した不思議な話を集めた奇譚集「謎のペルシャ商人―アジア・アフリカ奇譚集」を収録した。こちらは私はふつうなのだが、世界のほうが「間違っている」感じがする。だが間違っている(あるいは「ずれている」)のは同じなので、他の三篇を合わせて読んでも違和感はないはずだ。


以前読んだ『謎の独立国家ソマリランド』です。

【謎の独立国家ソマリランド】
ソマリ

高野秀行著、本の雑誌社、2013年刊

<カスタマーレビュー>より
ルポルタージュといってもいいし、探検記といってもよい。冒険・政治経済・安全保障・国際問題・民族問題・海賊問題などさまざまなテーマが詰め込まれ、500ページほどの本がすいすい読める。

<大使寸評>
高野さんは、エミレーツ航空の飛び立つ直前に、在日ソマリランド人を訪ねて現地でのツテを教えてもらったが、ここに高野氏の嗅覚と幸運が表れていると思うのです。
死と隣り合わせの取材を楽しんでいるようだが・・・
伊達に探検部に籍を置いていたわけでもないようですね♪

この本は文化人類学の薀蓄もはさみながら、かなりスピーディに展開していくが・・・高野さんのやや楽天的な人柄が表れていて、ええでぇ♪

<図書館予約順番:33(9/02予約、11/6受取)>

Amazon 謎の独立国家ソマリランド
謎の独立国家ソマリランド byドングリ






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Last updated  2015.03.10 16:57:38
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