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2016.08.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
図書館で『第2図書係補佐』という本を手にしたが・・・・
なんか既視感のある本だなあ。

帰って調べてみると、今年の5月に借りていたことが分かりました(イカン イカン)。



又吉

又吉直樹著、幻冬舎、2011年刊

<「BOOK」データベース>より
お笑い界きっての本読み、ピース又吉が尾崎放哉、太宰治、江戸川乱歩などの作品紹介を通して自身を綴る、胸を揺さぶられるパーソナル・エッセイ集。巻末には芥川賞作家・中村文則氏との対談も収載。
【目次】
尾崎放哉全句集/昔日の客/夫婦善哉/沓子(『沓子・妻隠』より)/炎上する君/万延元年のフットボール/赤目四十八瀧心中未遂/サッカーという名の神様/何もかも憂鬱な夜に/世界音痴〔ほか〕

<読む前の大使寸評>
今年の5月に借りていたことが分かりました(イカン イカン)。

rakuten 第2図書係補佐


絲山秋子の『逃亡くそたわけ』を見てみましょう。
p139~142
<『逃亡くそたわけ』>より
 今僕はこの文章を書きながら逃げている。
 それは比喩という言葉遊びなどではなく、実際に髪を振り乱し息を切らし左に東京タワーを見ながら国道を全速力で走っているのだ。逃げながら文章を書くのは大変難しいのだが、奴に捕まると面倒だから兎に角逃げようと思う。この原稿の締め切りは今日なのだ。
 振り返れば僕の人生は逃げ続けた人生であった。十代の頃に街で不良にからまれると僕は必ず逃げた。僕に「戦う」という選択肢はなかった。唯一、「逃げる」という行為からは絶対に逃げなかった。あまりにも不良にからまれ過ぎるため、僕は不良にからまれそうな状況に陥っても何とか未然に防げる独自の対処法を身に付けた。

 不良と目が合うとする。それが1秒未満の時はスグに目をそらす。不良は見られることを極度に嫌がるので1秒以上は絶対に目を合わせてはいけない。もしも、1秒以上目が合ってしまった時は、「コンタクトレンズがずれて目が痛い」という演技をする。すると、不良は「何だ、こちらを睨んでいたのではなく目に生じた違和感を確認している時にたまたまこちらに顔を向けていただけか」となる。

【『逃亡くそたわけ』あらすじ】
自殺未遂を起こし精神病院に入院している主人公・花ちゃんが、入院中の若い男・なごやんを半ば強引に誘い、病院から逃亡を図る。福岡から鹿児島まで、おんぼろ車で逃げ続ける男女のひと夏の物語。


このところ、絲山秋子のミニブームになった感があるなあ♪
『絲的メイソウ』3

中村文則氏との対談で、太宰開眼あたりを見てみましょう。
p218~221
中村:太宰は教科書ではなく、本で読んだんですか?

又吉:本でした。

中村:漫画とかよりも小説にいったということですよね?

又吉:そうですね。

中村:そこが普通の人と違っていて、自分の手に届く範囲でまず本を読んで、その本を好きになる経験ってもちろん多いと思うんですよ、でも、又吉くんは系譜から広げていった。その広げる一歩が本好きになるかどうかのところなのかなと。芥川から、さらに太宰に手を出す。最初の本はなんですか?

又吉:『人間失格』です。

中村:なぜ太宰治を読もうと思ったか。その理由って自分でわかりますか?

又吉:最初は同級生に、親が本好きな人がいて。僕の性格も知っていたそいつが「お前にうってつけの本があるぞ」ってすすめてくれたのが『人間失格』だったんです。でも、そいつは読めなかったと言っていて、お前だったら読めるんじゃないかと言われたのが、中学2年生の時ですね。

中村:「うってつけ」っていう自覚というか・・・・中学校時代は明るくなかったんですか?

又吉:そうですね。今も明るくはないですけど(笑)。

中村:確かに(笑)。

又吉:今はだいぶ明るくなった方ですね。

中村:今がマックス?

又吉:マックス明るいですね。中学の時は男子としか喋っていなかったですから、共学やったんですけど、女子とはほとんど喋っていないです。

中村:それはなぜだったんですか?

又吉:なんですかね?

中村:思春期にハマッちゃったのかな。人間って誰もが暗い時期を通過するじゃないですか。

又吉:たぶんそうですね。元々、人見知りで、親戚のところへ行っても一番大人しい子供やったんです。ただ、小学校低学年の頃はまだ頑張っていたんですよ。みんなに合わせてやっていたら、変に期待されるようになって。それこそ太宰じゃないですけど、「笑かそうとした時は又吉!」みたいなノリがあったんです。でも、だんだんと・・・・自分が疲れてんなということに気付いたんですね。「俺、向いてないな、この感じ」って。

中村:(笑)そんなことを言いつつ、今は芸人を。

又吉:そうなんです、結局それをやっているんですけどね。その時は「なんかちゃうねんなぁ」と思いながらも、みんなでわーっと騒ぐんですけど、家に帰ったり、休み時間になった時に、独りになりたかったりして。で、小学校から一部の同級生だけがその中学に進む感じやったんで、そこで一気に本来の自分じゃないですけど。

中村:もう暗いままでいこうと。

又吉:はい。このままにしようと思ったんです。だから、中学1年生の時はどん底かというくらい暗かったですね。


『第2図書係補佐』1
『第2図書係補佐』2
『第2図書係補佐』3





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Last updated  2016.08.26 08:54:57
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