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2017.04.16
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カテゴリ: 気になる本
図書館で『呪いの時代』という本を、手にしたのです。
内田先生の言葉には、ネットの「内田樹の研究室」で常日頃からフォローしているのだが、エッセイ集としてまとまったものも・・・ええでぇ♪と思ったのです。



呪い

内田樹著、新潮社、2011年刊

<「BOOK」データベース>より
巷に溢れる、嫉妬や妬み、焦り―すべては自らにかけた「呪い」から始まった。他者へ祝福の言葉を贈ることこそが、自分を愛することになる―呪いを解く智恵は、ウチダ的“贈与論”にあり。まっとうな知性の使い方と時代を読む方程式を考える一冊。

<読む前の大使寸評>
内田先生の言葉には、ネットの「内田樹の研究室」で常日頃からフォローしているのだが、エッセイ集としてまとまったものも・・・ええでぇ♪と思ったのです。

amazon 呪いの時代


英語といえば宗主国の言葉であり、反米の大使としては意地でも使いたくないのですが・・・
そのあたりのメカニズムを内田先生が次のように分析しています。
p88~91
<世界でも例外的な日本>
 日本の知識人は特権的な言語状況にいる。現にこれを書いている僕だってそうです。僕は学術論文もエッセイも全部日本語で書いています。それで言いたいことはだいたい言える。日本語には僕の言いたいことを受け止める語彙や構文が存在しないというような言語の限界を僕は感じたことがありません。

 もちろん、僕の言語表現にはさまざまな不足や欠点がありますが、それは日本語そのものではなく、運用者である僕個人の責任であった、僕の個人的努力によって、それらの瑕疵は修正可能です。そして、そのように母語運用の自由に支えられて書かれた僕の文章は、すぐれた翻訳者を得れば、だいたいのニュアンスを保持したまま、英語やフランス語に置き換えることができるはずです。(僕は「フランス語に訳せるかどうか」を基準ににして、自分の書く文章の論理性を自己点検しています)

 母語だけで学術論文が書けるというのは、これは19世紀末の列強による植民地化の恐怖が切迫するまで近代化を先送りしてきたアジアの一小国としては、まことに例外的な言語状況であると言わなければなりません。

 日本では政治にしろ、官僚にしろ、ビジネスマンにしろ、言論人にしろ、英語ができない人はいくらもいます。というより、日本では、「英語を達者に使う人」は必ずしも「よいイメージ」を持たれない。総理大臣が他国の首脳とぺらぺらと英語で話しているテレビニュースの画面を見て、おおかたの視聴者は「なんとまあ、頼もしい人であろう」と思うというよりは、なんとなく自分のわからない話を勝手にされているような気になる。「おい、オレの意見は聞かんのか」とテレビ画面に向かって因縁をつけたり、「け、自分だけいい恰好しやがって」と不貞腐れたりすることさえある。

 僕たちの父母の世代の方がもっと英語に対しては疎遠かも知れません。この世代は敗戦後の東京でうんざりするほど見聞した「ぺらぺら英語を使う人」の定型的なイメージからなかなか逃れることができないからなのでしょうか。1960年代頃の東宝の「社長シリーズ」などでは、フランキー境や藤村有弘がデタラメ英語を話す詐欺師まがいの人物を演じていました。現実にそんな人物がいたかどうかはわかりません。でも、「妙に英語のうまい人間」に対する大衆レベルの幻想はこんなふうに「物語」で露呈したりもする。
(中略)

 宗主国の言語を巧みに操り、その能力によって同国人を見下す「外国語使い」に対する嫌悪感というのは、アジア諸国に共通して見られるものかもしれません。

 とにかく、そのせいで、日本人の間には「英語ができる人間」についての微妙な不信感がいつもあります。それは当の「英語使い」たちがあまりにしばしば「だから日本はダメなんだ。それに比べてアメリカでは・・・・」という言いかたをしたことに関係があると僕は思います。この心理的な抵抗がある種の巨大な「言語障壁」となって、それが日本における英語教育の進展にブレーキをかけているのではないか。

 戦後久しきにわたって、軍事的にも、経済的にも、文化的にもアメリカに占領されてきたにもかかわらず、中学から大学まで、50%の日本人が少なくとも8年間英語を必修科目として学んでいながら、なぜこれほど英語ができないのか。その「よく考えると、ありえない事実」に僕たちはもっと驚きの目を向けるべきではないでしょうか。

 文部科学省が日本人の子どもたちの英語力を上達させようと、何年か前に「英語が使える日本人」育成のための行動計画を立てたことがありました。ふたを開けてみたら、日本の高校生大学生の英語学力は行動計画を実施してからさらに一段と低下していることが知られました。

 国策として英語学習の重要性がアナウンスされ、教師も親たちも生徒学生自身も「英語ができないとマズイ」ということを知っていながら、なお英語力が下がり続けている。これは区々たる教育プログラムや教育方法の問題ではないと僕は思います。もちろん、日本の子どもたちの知的能力が解剖学的レベルで劣化したせいでもない。もっと根の深い国民的な規模での無意識のブレーキがかかっている。それを解除しない限り、日本人の英語力は世界的にもきわめて低いレベルに固着したままでしょう。

 文科省の行動計画はオーラル・コミュニケーションの能力を重視したものでした。英語を流暢に喋る子どもたちを大量に生み出すことを夢見たのです。でも、実際は、「話せる子ども」が増えたというよりはむしろ、「英語を読めず書けない子ども」が増えた。どうしてそんなことが起きるのか。

 ふつう、外国へ行った場合、個人差もありますが、3,4ヶ月もすれば日常会話などはできるようになる。それは、使わなければ困る状況にさらされるからです。生き延びるためには僕たちの脳はかなりまじめに仕事をします。ところが日本では、英語を使えなければ困る状況に遭遇することはほとんどありません。だから、ロジックとしては簡単で、「英語を使えなければ、ほんとうに困る」という社会的条件をつければ、たちまちみんな英語を流暢に喋るようになるはずです。

 香港やシンガポールやフィリピンなどの諸国のように、英語が使えないと知的職業に就けない、公務員にもなれないというシステムにすれば、たちまち日本中バイリンガルばかりになるでしょう。でも、そうなっていない。ということは、英語教育に関しては、一方で英語教育の充実を謳いながら、他方では「英語ができなくても困らない」状況を一生懸命に作り出しているということです。

 右手で作ったものを左手で壊している。それが日本の英語教育の実相ではないか。僕はそんなふうに思います。では、いったいなぜ僕たちは「左手で壊す」ようなことをしているのか。 たいへん危険な仮説ですけれど、僕はそれを「攘夷」という心性が日本人の魂の古層に今も生々しく息づいているからではないかと思っています。


さらに、漢字文化圏の惨状を見てみましょう。
p96~99
<漢字文化圏の破壊的な事態>
 漢字文化圏の周縁国はどこでも言語の地政学的状況は似たようなものでした。韓国は漢字とハングルを併用していましたし、ベトナムは漢字とチェノム(字南)を併用していました。日本における真名(漢字)と仮名(ひらがな・かたかな)の併用と同じく、これらは土着語と外来語のハイブリッド言語でした。

 けれども、このハイブリッド状態を維持している国はもう多くありません。韓国は公用文を原則としてハングルだけを用いて表記する法律が制定され、1968年には漢字教育が廃止され、1970年には教科書から漢字が消えました。

 現在の若い韓国人はもう自分の名前以外の漢字はほとんど読むことも書くこともできない。それは要するに2世代前の人たちが書いた文章が読めないということです。祖父母の世代が書いた文学作品が読めない。政治的テクストも、哲学的論考も、日記も読めない。読もうとしたら現代語訳をしなければならない。目前に、漢字さえ読めれば簡単にアクセスできる膨大なアーカイブがあるにもかかわらず、漢字を使えないばかりにこの宝庫に入ることができない。

 過去2000年以上にわたって蓄積されてきた歴史的文献資料がほとんどの国民にとってアクセス不能の「ロゼッタストーン」のようなものになってしまう。これはテクストを通じての国民的エートスの継承、先賢の知恵の伝達という点からすれば、危機的な事態ではないかと僕は思います。

 韓国では、漢字の放棄は英語の採用によって代補されています。だから、高等教育を英語で受けることが社会的向上の条件になっている。 大学の教師は英語で論文を書き、英語で学会発表する。そういう点では、日本の学者よりも韓国の学者の方がずっと英語がうまい。それを「国際化が進んでいる」と言うこともできるでしょう。けれどもそれは自国に蓄積された知的伝統へのアクセス権の放棄とのトレードオフなのです。それが有利な取引だったのかどうか、まだ判断するには早過ぎると僕は思います。
(中略)

 人間のほんとうの知的能力は母語の運用において際立ちます。でも、母語についてはどういう訳か人々は「みんな同じようにできる」と思い込んでいる。だから、母語運用能力の巧拙や適否について話題にするということはしません。でも、英語だと話が違う。

 英語は読める・読めない・書ける・書けない・話せる・話せないがすぐわかるからです。明示的にわかる。数値的にわかる。それを使って階層的格付けができる。 階層化圧力が強い社会では、「能力が外形的・数値的に表示できるもの」を基準にして、細かい格付けをすることが選好されます。たぶん、韓国は日本に比べると、階層化へのこだわりが強いのでしょう。

 同じ問題はベトナムにもあります。ベトナムも漢字を捨てました。代わりにカトリックの宣教師が考案し、フランスの植民地時代を通じて広がったローマ字表記が正式の表記となっています。民族解放闘争を指導した主だった人々が、フランス留学経験者やフランス語教育で育った人々であったため、このローマ字表記化は抵抗なく受け入れられました。


ウーム ここまで読んでくると、韓国の漢字放棄の意地っ張りというか、愚かしさが際立ってくるんですね。

なお、内田先生の言葉については 内田先生かく語りき8 として、フォロー中でおます。





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Last updated  2017.04.17 14:06:27
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