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2017.04.17
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カテゴリ: アート
図書館で『椎名誠写真館』という本を、手にしたのです。
おお 椎名誠の写真集&エッセイではないか♪
最近読んだ『駱駝狩り』という写真集&エッセイが良かったので、この本も期待できそうである。


【椎名誠写真館】
椎名

椎名誠著、朝日新聞社、1995年刊

<「BOOK」データベース>より
モンゴルの草原から厳冬のシベリア、札幌ススキノからイリオモテ島―。あらゆる場所でシャッターを切り続ける“写真家”椎名誠。思考や創作の原点という写真への熱い思いが、風景や人々をのびのびと写し出す。愛蔵の家族スナップも収め、しみじみとおかしい、一生懸命な生きものたちの写真集。

<読む前の大使寸評>
おお 椎名誠の写真集&エッセイではないか♪
最近読んだ『駱駝狩り』という写真集&エッセイが良かったので、この本も期待できそうである。

amazon 椎名誠写真館

馬

映画『白い馬』の撮影エピソードを見てみましょう。
p36~39
<私と写真>
 1995年に公開された「白い馬」はぼくの4本目の監督作品*だが、この映画をつくる直接的なきっかけは、まさしく数枚の写真であった。

 あのムングンモリトのナーダムの時に、ぼくは三脚の上のテレコンバーター付の重い400mm望遠レンズでのぞきながら、その四角いフレームの中を躍動する小さな騎馬の人々をまさしく映画のような気分でとらえていた。静止したスチールにとじこめてしまうのがもったいない・・・と激しい苛立たしさともどかしさの中で、そう思っていた。

 1994年の2月にロケハンに行き、同じ年の4,5,6月にかけて映画の撮影をした。
その前の映画を35mmのシネマスコープで撮っていたので、モンゴルの草原の映画こそシネスコがいいのではないか、とスタッフ間でいろいろ議論したが、その新しい映画はモンゴルの野生動物を沢山記録するため別班も16mmカメラで撮影する。そうなるとシネスコ用のアナモルフォックが16mmでは相当に不安があった。

 シネスコにすると、16mm別班がいい映像を撮ってきても本編に使えないかもしれない、という不安はとうとう最後まで解消されなかったので、特殊レンズを使わないビスタビジョンサイズで撮ることにした。
(中略)

 モンゴルのような国ではAFカメラがいい、とぼくに教えてくれたのは『オーパ』などの写真で知られる高橋昇さんで、高橋さんはこのモンゴルの撮影歴も永い。そしてその映画のスチールを高橋さんに担当してもらった。ナーダムのような激しくスピーディーな被写体にこの高性能AFカメラは素晴らしい威力を発揮した。

 撮影の合い間にはよく馬に乗ったが、馬で走りながらコンタックスT2での片手撮りというのも時おりやった。これはインディアンの片手ライフル撃ちのようでやってみると仲々おもしろい。こういう時もAFというのは有難いもので、他のカメラではこんな撮り方は考えられないだろう。

 いままで使ったことのない大型カメラ、ホースマンもこの時はじめて挑んだ。
 高橋さんというフィールドワークに優れた先生がそばにいるわけだあら大変有難い。
 せっかく大型カメラで撮るのだから、と撮影の休みの日に馬とジープで川のまわりに点在している遊牧民のゲルをひとつひとつたずねて歩き、家族の集合写真を撮ることにした。

 遊牧民は狼よけのために犬を2~3匹飼っている。モンゴル犬というのは黒くて大きくて性格は単純性獰猛、ふいの訪問者にとっては要注意なのである。

 まず草原のむこうにゲルがポツンと見える。緑の中の白い小さなドームだからわりあいよくわかる。その日の風向きにもよるが、どんどん接近していくと、いきなり草原の中からものすごい吠え声とともにこの犬たちが突進してくるのだ。モロに敵意むきだしである。

 ジープに乗っている人はまだいいが馬に乗っていると少々こころぼそい。周囲をそいつらに吠え囲まれながらめざすゲルのすぐ近くまで行くと、ゲルの住民がいったい何者だ?という顔をして入口から顔を出すのである。

 そうして主人がはじめて「うるさい!」と叱る。そのヒトコトで、あれほどうるさかった犬どもがピタッと吠えるのをやめてそこらに寝ころがってしまう。まったくほんとにもう単純性獰猛そのもの・・・なのである。

*:ホネフィルム映画のうち椎名の監督作品
・ガクの冒険(1990)
・うみ・そら・さんごのいいつたえ(1991)
・あひるのうたがきこえてくるよ(1993)
・白い馬(1995)



【駱駝狩り】
ラクダ

椎名誠著、朝日新聞社、1989年刊

<「BOOK」データベース>より
オーストラリア中央部のあつく乾したブッシュを南から北へ―。その旅の途中で出会ったラクダ狩りの男たち。50度を超える熱気の大砂漠の人と自然をペンとカメラで再現する。

<読む前の大使寸評>
オーストラリアのラクダといえば・・・
『奇跡の2000マイル』というオーストラリア映画で彼の地のラクダを見て以来、大使のミニブームというか、気になっていたわけです。
1989年刊の写真付き旅行記であるが・・・大人の絵本のようで、ええでぇ♪

amazon 駱駝狩り
『駱駝狩り』 byドングリ





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Last updated  2017.04.18 21:23:01
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