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2018.12.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
図書館で『「カエルの楽園」が地獄と化す日』という本を、手にしたのです。
百田尚樹, 石平著ということで、右寄りの本と予想がつくのだが・・・
ぱらぱらとめくってみると、中国の覇権の歴史が語られています。





百田尚樹, 石平著、飛鳥新社、2016年刊

<「BOOK」データベース>より
日本人に襲いかかる軍事衝突、巨額賠償請求、虐殺の運命。軍艦、戦闘機の次はどんな手を打ってくるか、最悪の日本侵略シナリオをシミュレーション。
【目次】
第1章 戦わずして尖閣を奪われるシナリオ(人目をはばからず涙を流した/軍が侵入してきた ほか)/第2章 中国はなぜ日本侵略を企むのか(人が住めない環境、暮らせない社会/生存空間とは何か ほか)/第3章 チベット、ウイグルで見た恐ろしい支配の実態(中華帝国と戦った異民族を取り込み、版図を拡大してきた歴史/日本人は「消滅すべき民族」 ほか)/第4章 沖縄「独立」を足がかりにした侵略(なぜ沖縄が大切なのか/全面戦争は絶対に避けたい中国 ほか)/第5章 日本が中国に占領されるとき(アジアのルールは中国が決める/史上もっとも安全な時代に、最大の軍拡に走る異常な国 ほか)

<読む前の大使寸評>
百田尚樹, 石平著ということで、右寄りの本と予想がつくのだが・・・
ぱらぱらとめくってみると、中国の覇権の歴史が語られています。

rakuten 「カエルの楽園」が地獄と化す日


尖閣での中華の挑発と日本メディアの反応を、見てみましょう。
p33~38
<自分たちの逆立ちした考えに気づかない>
石: (2016年)6月15日、中国軍艦が領海に侵入した時、また私の頭に浮んできたのは『カエルの楽園』でした。怖いほどの現実との一致がある。ひょっとしたら、中国共産党の指導者も『カエルの楽園』を・・・。

百田: 読んでなぞっているんじゃないか、と(笑)。接続水域に侵入した際には、「日本とインドが演習をしていたから中国艦とロシアの軍艦が追尾していた。中国艦はロシア艦を追いかけただけ」という解説が、日本の自称専門家や中国側からもありました。しかも、尖閣はあくまでも中国領だから問題ない、という言い分。しかし、わずか6日後に口永良部島周辺の領海に侵入してきた。尖閣のような言い訳がまったく成立しないところに、堂々と情報収集艦をよこす。

石: 実際に、軍艦が接続水域に入った時、日本国内の専門家がテレビ解説していた内容は、ことごとく「中国が喜ぶような説明」でした。中国側は徴発を意図していたのではなく、ロシアとともに演習を監視しており、追尾していたら入ってしまったのだと。もし口永良部島沖の領海侵犯が起きなければ、この説明も通ってしまうところでした。わずか6日後の領海侵犯ですから、意図的なエスカレートだとわかる。しかも朝日新聞は「侵入」という表現も一切使っていなかった。

百田: そう、「航行」でした!

石: 日経新聞、産経新聞、読売新聞とも「侵入」と書いています。NHKニュースですら「侵入」。しかし、朝日新聞と毎日新聞は「領海に入る」または「領海を航行する」と書いているわけです、この危機的状況を。

百田: さらに、領海侵入に日本政府が抗議していない。専門家の解説も国際法上の「航行の自由」の解釈の話などをしていますが、いまはそういう状況じゃない、と言いたい。中国が友好的な国ならばとにかく、彼らは尖閣を奪取すると宣言し、日本政府の抗議を一切無視して無法な行動を繰り返すなかでの今回の事件ですから、この領海侵入は侵略、恫喝と受け取って当然です。

 たとえると、近所の仲の良いおっちゃんが、うっかり自分の家の庭に入ってきたのと違うんです。以前から「この庭はウチのもんや、取ったる!」と散々言ってる危ないおっちゃんが、ついに入ってきたわけです。

石: しかも、近所のみんなが知っている悪者。他の家にもすでに何回も侵入した前科がある。

百田: それが、今回は棍棒を持って入ってきた!

石: そういう奴が庭に入ってきたらどうすればいいのか、ということです。庭の前の道路なら誰でも通っていい。しかし庭はだめ。

 中国の侵入を受けて、日本のマスコミ、新聞やテレビに出てくる評論家、コメンテーター、つまり“デイブレイク”の連合体みたいな人たちは、ほぼ自動的に中国の行動を合理化し、中国は悪くない、という論調に持っていきました。
「中国軍より先にロシア軍艦が航行していた。中国軍単独の行動ではない」
「領有権と接続水域内の航行はほとんど関係がない。まるで自宅前の公道を不仲の人が通ったことに怒り、真夜中にどなり込むクレーマーじみた行動だ」
「領海侵入の前に、これを誘発した日米印の海上演習実施の必要があったか。意識的に緊張を招く行為だ」
 中国は悪くない、演習を監視していただけだ。接続水域は誰でも入っていい。領海に入っても、国際法上、中国は何も悪くないと言い続ける。

百田: この場合は領海でも「無害通航」が認められるんだ、と中国に有利な法律の解釈ばかり。

石: そもそも、そういう屁理屈を持ち出すのは相手側のはず。中国政府が言い出す前に、日本人が率先して中国の言い分を宣伝するおかしさ。用は、悪いおっちゃんが「俺は悪いことしていない」と言う前に、家のなかの人間が「あのおっちゃんは悪くない」と言う。私には日本だけ、世界の天地がひっくり返って逆になっているような気がします。

百田: 私は『ビートたけしのTVタックル』という討論番組で、朝日新聞の記者と論争したことがあります。私は「国防軍を創設すべきだ」という立場で、軍隊を家に備えて、防犯のために、鍵を強力にしなければならないと言いました。すると朝日新聞の記者は、いまでも自衛隊はあるのだから、すでに鍵はついていると反論してきた。私は、いまの鍵はとても弱いから、もっと強い鍵にする必要がある、と言い返しました。すると彼は、「強い鍵なんかにしたら、相手は強い鍵を壊す怖い武器を持ってくるからだめだ」と言うわけです!

石: その人の論理は最終的に、いっそのこと鍵をかけないほうがいい、警察もいらないというところに落ち着きます。鍵をかけないようにすれば、相手は強い武器を持ってくる必要がなくなる、だからもってこない、と。その代わり、泥棒は自由に入ってくるようになりますが。

百田: あの時は本当に驚きました。強い鍵をつけたら、相手はもっと強い武器を持ってくるから危険だ、なんて。強盗に狙われている日常生活で、実際に実行する人はいません。本当に口だけの理屈です。こんな人間と喋ってもまともな議論にならない、と諦めました。

石: 真っ当な大人が喋ることではありません。正直言って、普通の生活を送るうえでは通用しない。ところが、このばかばかしい発言が、日本のテレビでは堂々と通用する。やはり天と地が逆さまになっています。

百田: だから私が『カエルの楽園』という寓話を書いた動機も、マスコミを支配する異常な空気にあるんです。そもそも寓話小説というのは、直接批判したら政府や教会などの権力、権威に睨まれて、許されない内容を表現売るためのものでした。現代日本では言論の自由で、一応、何を書いてもいいとなっていますが、それでも私がなぜカエルに置き換えたかといえば、石平さんがおっしゃったように、テレビや新聞で言うてることはすごくおかしい。ところが、多くの人は外国の侵略を肯定するような言論の不自由さ、軍事に繋がる発言を制限するような空気の支配に気づいていない。このおかしさを気づかせるためにどうすればいいか考えた結果、カエルにしたんです。

 カエルの世界を作り上げてカエルたちに喋らせると、読者はみんな「あ、このカエルたち、ものすごいアホや。変なこと言ってる」と気がつくんです。ところが作中のセリフは、実際に私たちが普段、テレビや新聞で目にする、マスコミが日常的に繰り返すセリフそのままなんです。カエルに置き換えて初めて「変だ」と気がつく。

石: カエルの寓話に置き換えると、我々が毎日見ている新聞、テレビが逆さまの主張、あべこべの世界であることがわかりやすくなる。たとえば琉球新報の社説。同じ6月11日に何と書いたか。「話し合いでの解決提案を」「日本側も今回の事態に乗じて今後、中国の脅威を喧伝することは厳に慎むべきであろう」と。

百田: はっきりと危険を煽るなと言っている。


『「カエルの楽園」が地獄と化す日』2 :チベットの苦難
『「カエルの楽園」が地獄と化す日』1 :中国の領土拡大の歴史





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Last updated  2018.12.24 00:23:12
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