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2021.01.26
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カテゴリ: 気になる本
図書館に予約していた『緊急提言 パンデミック』という本を、待つこと2ヶ月ほどでゲットしたのです。
とにかく、ユヴァル・ノア・ハラリさんの有益な提言に耳を傾けようではないかと、思う次第です。





ユヴァル・ノア・ハラリ著、河出書房新社、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
【目次】
人類は新型コロナウイルスといかに闘うべきかー今こそグローバルな信頼と団結を(歴史に見る厖大な犠牲者/感染症との闘い ほか)/コロナ後の世界ー今行なう選択が今後長く続く変化を私たちにもたらす(新しい監視ツール/重大な分岐点ー「皮下」監視 ほか)/死に対する私たちの態度は変わるか?-私たちは正しく考えるだろう(避けようのない運命ー死の意味/死は技術的問題に ほか)/緊急インタビュー「パンデミックが変える世界」インタビュアー道傳愛子(発展途上国とウイルスの変異/歴史の決定的な瞬間 ほか)

<読む前の大使寸評>
とにかく、ユヴァル・ノア・ハラリさんの有益な提言に耳を傾けようではないかと、思う次第です。

<図書館予約:(11/14予約、副本7、予約28)>

rakuten 緊急提言 パンデミック


国会ではコロナ関連法改正案について与野党で審議中であるが、休業補償や違反時の罰則が争点になっています。ちょっと頭を冷やして・・・
この本で「コロナ後の世界」が語られているので、見てみましょう。
p33~37
コロナ後の世界
 人類は今、グローバルな危機に直面している。それはことによると、私たちの世代にとって最大の危機かもしれない。

 今後数週間に人々や政府が下す決定は、今後何年にもわたって世の中が進む方向を定めるだろう。医療制度だけではなく、経済や政治や文化の行方も決めることになる。私たちは迅速かつ決然と振る舞わなければならない。

 だが、自らの行動の長期的な結果も考慮に入れるべきだ。さまざまな選択肢を検討するときには、眼前の脅威をどう克服するかに加えて、嵐が過ぎた後にどのような世界に暮らすことになるかについても、自問する必要がある。そう、この嵐もやがて去り、人類は苦境を乗り切り、ほとんどの人が生き永らえる・・・だが、私たちは今とは違う世界に身を置くことになるだろう。

 今後、多くの短期的な緊急措置が生活の一部になる。緊急事態とはそういうものだ。緊急事態は、歴史のプロセスを早送りする。平時には討議に何年もかかるような決定も、ほんの数時間で下される。未熟なテクノロジーや危険なテクノロジーまでもが実用化される。手をこまぬいているほうが危ないからだ。

 いくつもの国がまるごと、大規模な社会実験のモルモットの役割を果たす。誰もが自宅で勤務し、遠隔でしかコミュニケーションを行わなくなったなら、何が起こるのか? 小学校から大学まで、一斉にオンラインに移行したら、どうなるのか? 平時なら、政府も企業も教育委員会も、そのような実験を行うことには決して同意しないだろう。だが、今は平時ではないのだ。

 この危機に臨んで、私たちは二つのとりわけ重要な選択を迫られている。第一の選択は、全体主義的監視か、それとも国民の権利拡大か、というものだ。

 第二の選択は、ナショナリズムに基づく孤立か、それともグローバルな団結か、というものだ。

新しい監視ツール
 感染症の流行を食い止めるためには、各国の全国民が特定の指針に従わなくてはならない。これを達成する主な方法は二つある。一つは、政府が国民を監視し、規則に違反する者を罰するという方法だ。

 今日、人類の歴史上初めて、テクノロジーを使ってあらゆる人を常時監視することが可能になった。50年前なら、KGBは、2億4千万のソ連国民を24時間体制で追い続けることはできなかったし、収集した情報をすべて効果的に処理することなど望むべくもなかった。 KGBは諜報員や分析官を頼みとしていたため、国民の一人ひとりに諜報員を割り当てて追跡することは、とうてい不可能だった。だが、今や各国政府は、生身のスパイの代わりに、至る所に設置されたセンサーと高性能のアルゴリズムに頼ることができる。

 数ヶ国の政府が、新型コロナウイルス感染症の流行との闘いで、新しい監視ツールをすでに活用している。それが最も顕著なのが中国だ。中国の当局は、国民のスマートフォンを厳重にモニタリングしたり、何億台もの顔認識カメラを使ったり、国民に体温や健康状態の確認と報告を義務づけたりすることで、新型コロナウイルスの感染が疑われる人を素早く突き止められるだけでなく、彼らの動きを継続的に把握して、接触した人を全員特定することもできる。国民は感染者に接近すると、多種多様なモバイルアプリに警告してもらえる。

 この種のテクノロジーが利用可能な国は、東アジアに限られてはいない。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は最近、通常はもっぱらテロリストとの闘いで使われていた監視技術を、新型コロナウイルス感染症患者の追跡にも使用する権限を、同国の総保安庁に与えた。
 議会の当該小委員会からこの措置の承認が得られないと、ネタニヤフは「緊急命令」を出してこの方針を押し通した。

監視社会といえば・・・
ユヴァル・ノア・ハラリさんの インタビュー<AIが支配する世界> を紹介します。

『緊急提言 パンデミック』2 :「ウイルスの変異」の続き
『緊急提言 パンデミック』1 :「ウイルスの変異」





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Last updated  2021.01.29 08:09:19
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