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2021.02.12
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カテゴリ: アート
図書館で『作家の履歴書』という本を手にしたのです。
この本については、昔読んだような気がするが、再読しても面白そうだからということで借りたのです。
帰って調べてみたら、やはり7年前に借りていました。

で、この記事を(その5)としました。



作家

阿川佐和子、他著、KADOKAWA、2014年刊

<商品説明>より
当代きっての人気作家が、志望動機や実際に応募した文学賞、デビューのきっかけなど、作家になるための方法を赤裸々に語るノンフィクション。作家志望者必読の、様々なデビュー方法が具体的に学べる決定版!

<読む前の大使寸評>
この本については、昔読んだような気がするが、再読しても面白そうだからということで借りたのです。

rakuten 作家の履歴書


朝日新聞に週1回、著者の小説『火の鳥』が連載されていて、てっきり男の作家だと思っていたが女性作家だったのです。
その桜庭一樹を、見てみましょう。
p78~11
<桜庭一樹>
■志望動機
 ものごころつくぐらいから読むことが好きでした。まだ字が読めないうちに絵本を音読していて親は「神童?」といろめきたったようですが、開いたページの先まで読むので、読み聞かせてもらった内容を覚えてただけとわかったそうです。

 小学五、六年生のとき同じクラスにいたのが大人向けの世界文学全集を読むような子で、同人誌みたいな感じで自分でも書いているのを見てマネするようになりました。中学生のときには、ギャグばかりの短いものを書いて、友達に受けるのが楽しかったです。

 とにかく本が好きだったので、作家か本屋さんか図書館の司書になりたいと思っていました。田舎の子どもですからそれ以外に本にかかわる仕事ってわからなくて。高校生で作家デビューする人を見るとすごいと思いますね。私は長いものが全然書けなくて、頭の中にはすごいシーンがあるのに、ちょっと書いてはまとまらないということの繰り返しでした。

 二十代半ばぐらいのとき、フィリップ・マーゴリンの『黒い薔薇』という複雑なプロットのミステリーを読んでいると、図式みたいなものが急に頭に浮かんだのでA4の紙に書いてみたんです。ここで語り手が変わり、この真実がわかり、ここで伏線がとけ、って。プロットとか構成というものがようやくわかったんですね。それからはよくできていると思った本や映画の構成をA4の紙に書きだすようになりました。

 しばらくはゲームのノベライズの仕事などをいていたのですが、あるときまとまったギャラが入ってきたので、2ヶ月かけて一作書き上げ、ファミ通文庫の新人賞に送りました。

 神林長平さんの影響が出すぎているし設定もありがちな作品でしたが、選考委員の中村うさぎさんが、虐待されている子供がそれを愛だと思ったり、自分をかわいそうじゃないと思っていることがかわいそうだという書き方が独特で作家性があると佳作に推してくださったんです。

 いま思うと、直木賞をとった『私の男』も、『GOSICK』も、『砂糖菓子の弾丸は撃ちむけない』も、転機となった作品にはすべてそのとき中村さんに言われたテーマが入っています。埋もれている資質を見つけていただき幸運にもデビューできたんですが、言われた意味が自分でわかるまでには時間がかかりました。

■転機
デビューしてから迷走しまして。ファミ通でも、角川スニーカー文庫でも、富士見ミウテリー文庫でも売れない。次がだめならさうがにもう声をかけてもらえないという時期に友達四人と海外旅行に行ったんです。

 海外に慣れてる子がツアコン役で、行き先は教えない、水着と夏服を持って成田に集合と言われ、行きの飛行機で『地球の歩き方』のプーケット編を渡されて。一ヶ所だけ行きたいところはと聞かれ、格闘技が好きなのでエムタイが見たいと言いました。

 旅先でも仕事が頭から離れませんでしたが、エムタイを見たりしているうちに一回、空っぽになって。帰って頭に浮かんだのが、非合法のキャットファイトをやる、帰る場所のない女の子たちの物語『赤×ピンク』だったんです。

 一ヶ月で書き上げて、レーベルのカラーにあってないかもしれないかもしれないと思いながらも初めてすんなり企画会議を通りました。『最終兵器彼女』『いいひと』の高橋しん先生が表紙を描いてくださいました。

 それでも売れなかったんですよ。もうほんとにだめだと思ったけれど、読んだ編集者たちが「あれはよかった」と言ってくれて。「ここまで自分の感情をあらわに書く人ではなかったので驚いた」と言う人もいて、それまでは照れもあって自分を隠していたのが、一回解放することができたんですね。

 あれが書けるなら、こういうのはどうかと富士見書房の担当者があれこれアイディアを出してくれて始まった企画が『GOSICK』です。
『GOSICK』が出て五日目、女子ボクシングの試合を見ていると携帯に電話がかかtってきました。「重版かかりました。シリーズ化します」って言われたとき、初めてプロの作家としてやっていけるかも、と思いました。

■自分を作家にした経験
(長くなるので、この項は割愛)



『作家の履歴書』4 :阿川佐和子文p6~11
『作家の履歴書』3 :白石一文p103~106
『作家の履歴書』2 :椎名誠p86~89
『作家の履歴書』1
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Last updated  2021.02.12 00:20:24
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