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2022.10.27
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カテゴリ: 気になる本
図書館で『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』という本を、手にしたのです。
200年ほどの間もめている恐竜起源説について鳥類学者が解説しているようだが、いかなる結論になるか・・・興味深いでぇ♪




川上和人著、技術評論社、2013年刊

<「BOOK」データベース>より
本書の主題は、鳥類と恐竜の緊密な類縁関係を拠り所とし、鳥類の進化を再解釈することと、恐竜の生態を復元することである。この本は恐竜学に対する挑戦状ではない。身の程知らずのラブレターである。

<読む前の大使寸評>
200年ほどの間もめている恐竜起源説について鳥類学者が解説しているようだが、いかなる結論になるか・・・興味深いでぇ♪

rakuten 鳥類学者 無謀にも恐竜を語る


「Section 4」で羽毛恐竜について、見てみましょう。
p58~64
<Section 4 羽毛恐竜の主張>
■想定内と想定外
 羽毛恐竜が恐竜学に与えた衝撃は、大きかった。同時に、鳥類学に与える衝撃も大きい。なにしろ、恐竜と鳥の間の境界線を曖昧にしてしまったのだ。目の前に、鳥類直前の恐竜と、恐竜直後の鳥類がいたときに、どちらが鳥なのかを判定することはできないだろう。

 しかし、その発見は想定内のことともいえる。羽毛恐竜の発見以前から、鳥類と恐竜の類縁関係は指摘されていた。鳥類が恐竜から進化したと考える以上、羽毛恐竜は遅かれ早かれ見つかっておかしくなかった。もちろん、その発見にともなう血のにじむ努力は、想像を絶する。諦めずに発見に至ったことに敬意を表しつつも、これは予測を現実に証明した事例といえるだろう。
 そんな羽毛恐竜が明らかにした期待以上の成果が二つある。それは、羽毛の位置と羽色の特定である。

 現代の鳥には、前肢に飛行用の羽毛である風切羽がついている。その常識を覆したのが、ミクロラプトル・グイだ。中国の白亜紀前期の地層から発見されたドロマエオサウルス類の小型恐竜だ、2003年に新種記載された。この恐竜では、前肢だけでなく、後肢にも風切羽がつき、合計4枚の欲をもっていた。鳥の前肢は飛ぶためのもので、後肢は歩いて歩くためのものというのは、小二男児でも知っている。まちがえて脚に翼を描いた子がいたら、「最近の子供は外で遊ばないからこうなるのだ」と知った風に社会問題に格上げしながら、迷わず優しくたしなめるはずだ。

 4枚翼は、進化史に残る大いなる実験生物だったのかもしれない。長い歴史の歴史のなかではさまざまな構造をもつものが生まれ、それぞれの時代の環境に適応的でないものは進化史から消え去る。その数ある試作品の一つだろう。誰もがそう思った。しかし、四枚翼の系譜はミクロラプトルだけに収まらなかった。

 2005年には、ペドペンナが記載された。こちらはジュラ紀後期のもので、シソチョウの祖先に近い。この化石は、脚しか見つかっていないが、そこには5センチ以上ある羽毛があった。2009年には、やはりジュラ紀後期の地層からアンキオルニス・ハックスレイが発見された。こちらも後肢から風切羽が見つかっている。ほかにも、シノルニトサウルスとミクロラプトル・ザオイアヌス、シソチョウ、エナンティオルニス類でも、後肢に長い羽毛があることが指摘されている。

 複数の羽毛恐竜と原始鳥類から四枚翼が確認されてきた。このことは、現在の二枚翼が進化する前には四枚翼の時代があった可能性がを示唆している。
アンキオルニス
 羽毛恐竜の研究は、まだはじまったばかりである。得られている成果は、断片的だが、潜在的な可能性は目の前に洋々と広がっている。ここ十年の羽毛恐竜の発見は期待以上のもので、今後の成果への期待に胸が膨らむ。

このあと四枚翼に関しては、著者は扇風機やガメラやアダムスキー型UFOを引用してとうとうと語っているが・・・論旨から外れてしまうので割愛します。

『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』1 :恐竜が鳥になった日





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Last updated  2022.10.27 00:08:37
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