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2025.09.29
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カテゴリ: メディア
「徒然草」とか「枕草子」が載っている『古典を読んでみましょう 』という本が良かったので、いかのとおり復刻して読み直してみましょう♪

*********************************************************
図書館で『古典を読んでみましょう』という新書を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくってみると、古典が言語学的に語られているようで・・・
これが大使の関心をひくわけでおます。






橋本治著、筑摩書房、2014年刊

<「BOOK」データベース>より
えっ、浦島太郎はじいさんじゃなくて、鶴になったの?一寸法師はじつは性格が悪くてやりたい放題だった?日本の古典は自由で、とても豊かだ。時代によっていろいろある古典が、これで初めてよくわかる。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくってみると、古典が言語学的に語られているようで・・・
これが大使の関心をひくわけでおます。

rakuten 古典を読んでみましょう



「八 分からないものを読んでもよくわからない」で、「徒然草」と「枕草子」を、見てみましょう。
p103~106
<「分かりやすい文章は」は「よく分かる文章」ではない>
 兼好法師の書いた『徒然草』は「分かりやすい古典」の一つです。入試問題によく出たりもします。もうずっと昔のことですが、私が清少納言の『枕草子』を『桃尻語訳枕草子』と題して現代語訳をしたことがあります。

 これをNHKのテレビがおもしろがって『マンガで読む枕草子』という番組を作って放送しました。評判がよかったらしくって『枕草子』が終わった後は別の古典を題材にして『マンガで読む…』のシリーズを続けていました。

 私は『枕草子』にしか関係していませんが、その内にNHKのプロデューサーがやって来て、「『徒然草』を取り上げてくれという視聴者の要望があるから、『徒然草』の現代語訳をやってくれませんか」と言われました。私の答は「いいですけど、『徒然草』ってつまんないですよ」でした。

 でも番組サイドは、「入試に出るからやってほしいという要望があるので…」でした。。それで私は、番組のためのテキストを作り始めたんですが、何回分かを渡した後でプロデューサーがまたやって来て、「なんでつまらないんですか?」と言いました。私の答えは、「つまんないよって、初めに言ったでしょ」です。

『枕草子』は、清少納言という女性が好き勝手なことを書いたエッセイでう。だから、「へーっ、昔の女がこんなことを…」と思うからおもしろいのです。でも、兼好法師の書いた『徒然草』は、「無常観の文学」だったりもします。うらぶれた中年男が、なにか説教じみたことを言っているようなものですから、そんなにおもしろくないのです。

「おもしろい」と思う人がいても、そのおもしろさは、清少納言の書いたもののおもしろさとは大きく違うのです。『徒然草』が入試問題としてよく出題されるのだとしたら、それは『徒然草』が「分かりやすい文章」で書かれた古典だからです。

 ひらがなばっかりの和文脈と言われる古典と、漢字ばっかりの漢文と、二種類の文章が別々にあって、それが平安時代の終わり頃から交じり合って「和漢混交文」というものが出来上がります。今に続く日本語の文章スタイルの原型みたいなもので、『徒然草』はその完成形のように言われています。

 確かに、それ以前の時代の文章と比べると、『徒然草』の文章は分かりやすいものになっています。でも、その内容が読んですぐに分かるかどうかは、別です。引用した部分の内容を考えてみましょう。

 ≪あだし野≫というのは、京都にある地名ですが、昔はここら辺に貧しい人が死んだ人を捨てて行きました。「墓地」というよりも、「死体放置所」です。≪烏辺山≫は「烏辺野」とも言われて、死体を火葬する場所です。公営の火葬場というのがない時代、お金のある人は薪代を払って「烏辺野」で火葬してもらう。ない人は≪あだし野に≫運んで行って投げ捨てるということになっていました。

 ≪あだし野の露≫というのは、「消えて行く人の命」のことで、≪烏辺山の煙≫は人を火葬にする煙です。「水による露」と「火による煙」という対照表現になっています。どちらも「はかなく消えて行くもの」なのですが、それが≪消ゆる時なく≫で≪立ち去らで≫というのは、「はかないはずのものがはかなくなかったらどうなるんだ?」ということを言っているのです。

 「あだし野の露も消えず、烏辺山の煙も消えて行くことがないままに生き続けるのだったら、“物のあわれ”もないだろう。世の中はなにが起こるか分からないのがいいのだ」というのが、この文章の意味です。前に言った≪住みはつる≫は、「この世の終りまで、自分の人生の終りまで」という意味で、≪住みはつる習ひならば≫ということになると、「人が死ぬということがないのが人間界のあり方だったら」という意味を作り出します。つまり、「人が死ななかったらつまんない」ということです。

ウーム 『徒然草』は難しうおまんな。

『古典を読んでみましょう』3 :「徒然草」と「枕草子」  
『古典を読んでみましょう』2 :ひらがなだらけで句読点のない文章
『古典を読んでみましょう』1

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■2020.02.15

『古典を読んでみましょう』3
https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202002150001/
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■2020.02.15
『古典を読んでみましょう』3
https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202002150001/





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Last updated  2025.09.29 07:24:50
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