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おはようございます、紙太材木店の田原です。あと少しで梅雨明けなのに、今朝は雨の美濃地方。気持ちは夏なのに無念…と言うのも下米田の家はただいま絶賛付加断熱工事の真っ只中。上の写真のように快晴で久しぶりの青空が出てましたから、気持ちは梅雨明けでした。付加断熱って何かと言うと新住協で言うところの従来の壁の中だけに取付ける断熱材だけでは圧倒的に断熱性が不足するので壁の外側にもう一つ壁を作って従来の断熱材だけでは不足する断熱性を高める断熱の事を言います。壁の外の壁ってどういうことかと言うと下の写真の窓を見るとわかります。窓の左側の枠の木が二本くっついて並んで立っています。内側の柱が従来の壁の厚さで12センチあります。そこにも断熱材を取り付けるのですが、その外側に10センチの厚さの壁を取り付けてそこに断熱材を取り付けます。このことを付加断熱と言います。つまり従来12センチの厚さしかなかった断熱材が22センチの厚さの断熱材になります。薄手のセーターしか着ていなかった冬に厚手のコートを羽織ったイメージでしょうか。薄手のセーターの家ではそれなりに暖房費がかかりますし、トイレや脱衣室、お風呂も寒いですが厚手のコートの家では家中どこでも同じような温度で暖房費も少なくて済みます。最近は、気密も取れて従来の断熱材より性能の良い吹付の断熱材もありますから、壁が薄くても吹付の断熱材を使えば大丈夫というところもあります。壁の断熱性は数値で表すことができます。熱貫流率という数字で実際の壁の厚さでどれだけの断熱性か知ることができます。下米田の家では高性能グラスウール16Kを使ってます。QPEXで計算すると壁の熱貫流率は0.195w/m2Kアイシネンを壁の中だけに吹付てみましょう。スキン層を作るための10センチの厚さで吹き付けると、壁の熱貫流率は0.426w/m2Kつまり、グラスウールの2.18倍の熱が壁から逃げていきます。贅沢に壁から出たところは切り取るやり方だと12センチの厚さになりますから、壁の熱貫流率は0.365w/m2Kこれでもグラスウールに比べ1.87倍の熱が逃げていきます。従来の日本の家では壁の厚さが薄いので、どんな断熱材をその中に入れても断熱性が不足します。もちろん、グラスウールでもきちんとしっかり、綺麗に取り付けることが必須です。従来、社内では上の資料を使っていたのですが昨日山本亜耕さんのFBに新しいのが出ていました。私の使っていた資料が昔のもので単位がKcal/m2h℃ですが、新しいもの単位はw/m2K。きちんと、綺麗に、美しくが基本です。
2020年07月31日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は蒸し暑かった美濃地方どんよりした曇り空で時折雨も降りましたが少し動くだけで滝のような汗が出てきした。現場ではハンカチなんて役に立ちませんからタオルなんですがそれでもそのタオルがみるみる汗で重くなっていきます。上のグラフは昨日の西方設計のブログに出ていた北海道住宅新聞の記事の抜粋調べてみると北海道の2018年の一戸建て住宅の着工件数は2303戸毎月200戸ほどが新設されていることになります。2018年で約20%の家がUa値0.28以下の家です。新築を検討されている方でそれなりに性能に興味のある方ならお分かりいただけますがUa値0.28以下というのはこちらでは相当ハイスペックな断熱レベルです。北海道では2018年で既に20%がそのレベルで建てられているわけで流石に北海道・・と思いきや、今後、標準にしたいと思っている工務店が45%建ててみたいではなく、標準にしたい。と言うのです。同じような調査を関東以西で行ったら恐らく目を覆うばかりの結果でしょうし調査自体が成立しないかもしれません。つまり、あちらではUa値を計算していないところが12.2%しかないということはほぼ90%はちゃんと計算していることになります。こちらでは恐らくそれは全く逆転して90%が計算していなくて、10%ぐらいが計算している・・これは北海道のような寒いところの話こちらは寒さより暑さ対策だ!と声を大にして言うところもあるかもしれませんが断熱や気密はエアコンの効きをよくするのにも有効です。さて、この30年、断熱や気密、換気について東北以南の地域は常の北海道の後追いをしてきました。常にこちらから北海道に研修に行く、教えを請いに行くという構図です。先進的な取り組みが北海道でなされ、その仕組みが順次、日本を南下していく流れです。ただ、グラフからはUa値0.46以下が45%近くいるではないか、北海道でもこちらと同じ程度の家が半数近くいるからこちらではUa値0.46でも過大設計だ、と言う方もいるかもしれません。ただ、時代の流れや方向性と言ったものはどちらに向かって流れているのかを見る必要があります。省エネであるにはCo2を出さない低炭素な家であるには健康性を維持できるには暑さ寒さのストレスを感じない暮らし易い家であるにはどんな家が求められているのか?Heat20のG3を見ると20年後、30年後の姿が見えてきます。
2020年07月29日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。ようやく今週末には梅雨明けのようで、長い長い梅雨でした。我が家の場合、影響は建具に顕著に現れ、特に木製のドア、あるいは枠が湿気で少し伸びて閉める時に少しこすれます。乾燥すれば縮みますからそのままにしてあります…。(紺屋の白袴)こんやではなく、こうやと読みます。さて、もうすぐ真夏の日差しがやってきます。強烈な太陽光ですが既に夏至は過ぎてますから、これから室内に入る日差しはそれなりにあります。夏至の南中高度だけで庇の出を決めると、室内は日光の直撃を受けることになります。昨日の日経新聞に日曜版にはオスモ&エーデルのヴァレーマ(電動外付けブラインド)の広告が出ていました。このヴァレーマの優れたところは、室内に入る光を調節できるところです。しかも窓の外でしますから室内に入る日射熱も調節することができます。日本の洋風化された最近の家ではカーテンで日差しを防ぐのが主流で、大手のHMの家もドレープとレースのカーテンの組合せです。これでは真夏は室内が暑くなるということで、吉津や中には雨戸を閉めている家も多くみられます。そこで、暑さ対策のニーズとして出てきたのがシェードです。サッシの外で上げ下げできるスクリーンが付きます。伝統的な日本の家では、障子が明るさの調整をしてきました。閉めても明るさは確保できますし、同時に視界は遮ることができます。カーテンにしてもシェードにしてもあるいは障子でも、どれも閉めるか開けるかの二択しかありません。ドレープのカーテンを閉めれば室内は相当暗くなりますし、レースでは光が入り過ぎて明るくなりすぎる、障子についても同じことが言えます。真夏の昼間、エアコンで快適な室内の明るさ、自然光で自分の気に入った明るさに調節ということになると、どれもぴったりとはできません。室内のサッシの内側にブラインドを付ければ明るさは調節できますが、日射熱はサッシのガラスを通して室内に相当量入ってきてしまいます。特に高断熱化された住まいでは日射熱がガラスを通して入ってくると室内が暑くなってしまいますから、入ってこないようにサッシの外側で日射を防ぐのが基本です。日射も防げて、室内の明るさも調節できるとなると、外に付けるブラインドしかありません。最近、リクシルがヴァレーマと同じような製品をようやく出してきました。YKKは既に出していますからヴァレーマのほぼ独占だった外付けブラインド市場、ようやく競争がと期待しているのですがどれも同じような値段…高性能な家では必須の日射対策、選択肢が増え、一般の方のその必要性に対する認知が浸透すれば、大量生産での価格低下も期待できます。外付けブラインドは日射対策プラス、明るさの調整もできる優れもの。日本人の感性には陰影礼賛の思想もありますから、通風だけでなくこちらにも光を当ててみてはいかがでしょう。
2020年07月27日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。各地の盆踊りが中止になる中、今年の郡上踊りも中止になりました。私の従兄がこんなのあるよと知らせてくれました。7月11日からはオンラインで開催されています。zoomの飲み会と同じく、自宅で踊れますから踊り好きの方は是非ご参加ください。郡上おどりライブ配信先日、リンナイの担当者が営業に来ました。今打合せ中の住まい手の方が皆揃って、ガス乾燥機の乾太君を設置予定ということが関係しているのかもしれません。私から特におすすめしているわけではないのですが、今年になって爆発的に設置予定の方が増えています。乾燥と言う、いままでは自然に頼るしかなかった部分を人の手で自分の都合に合わせて行うことができるのが魅力ですが、同じような機能のあるドラム式では乾燥に時間がかかり過ぎるのと、仕上げの完成度が今一つというわずかな違いが厳しい主婦の視線から見ると物足りないようです。リンナイの担当者が来たのは、新しい工務店のサポートの仕組みを作ったからそれに入ってくれないかということのようでした。来年、2021年4月以降に設計を委託された建物(300m2未満)には省エネ基準に適合しているかどうかの説明が義務化されます。本来は2020年に省エネ基準そのものが義務化のはずでしたが、(その省エネ基準でさえ欧米の基準から見ると言葉にするのが憚られるほどの低い基準ですが…)基準を満たしていない新築住宅がごまんとあるから義務化は無理との判断がされました。それに代わって出てきたのが説明義務化というわけです。そのサポートというのがこの説明義務化に対応したものでどれくらい省エネなのか一目でわかりますよ、いまのうちにこの会に入れば面倒な計算などしなくても会で代行しますと言うものです。注目したのは、光熱費&ローンシュミレーションがでていること。これは常々言っているように住まいの燃費はローンの返済金額とその家に住むことで発生する冷暖房光熱費の合計で考える必要があるということです。それが組み込まれた表がでてますから、一般の消費者にはとても便利な機能です。月々のローンの返済金額+年間の冷暖房光熱費/12で毎月の家計の固定費が分かります。この合計金額が同じ家を比較すると、住宅の性能が家計に及ぼす影響がよくわかります。Aの家 毎月7万円のローン+2万円(年間24万/12か月)の冷暖房光熱費で合計 9万円Bの家 毎月8万円のローン+1万円(年間12万/12ヵ月)合計9万円毎月1万円のローンの返済金額が違うと35年返済で約300万程余分に借りることができます。つまり、Aの家とBの家を比較するとBの家は住まいの性能にAの家より300万余分にかけることができます。それでも毎月の家計の固定費は同じです。あなたはどちらにしますかということが分かるようになります。従来は高性能な家を建てる工務店や設計事務所が説明してきたことを、徐々に一般の工務店やこれから家を建てる方にも広がっていく気配です。以前はパネルを載せた時に同じような話がなされていましたが、上記の話はパネルで売電と言うのとは根本的に異なる話しです。より多くの一般のこれから住宅を建てる方には、注目していただきたい住まいの性能。同じような大きさ、外観の家で毎月の固定費が同じでも、性能にはとても大きな差が出てきます。もちろん、暑い寒いの暮らし易さにも大きな違いがあります。
2020年07月24日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。梅雨で曇り気味な空なのに気温だけは30度を越える美濃地方。昨日はコロナの感染者が14人と発表されました。これは岐阜県では一日の感染者としては最多人数ですから、この暑さでも外出時はマスクは手放せません。コロナの影響で住まいの換気について注目が集まってます。これはとってもいいことで、不幸中の幸いとでも言っていいかもしれません。24時間換気は2003年に義務化され、当初こそそれなりに注目を集めました。出だしが有害な化学物質の排気ということを理由にしてましたからそれらを出すような建材が淘汰されると、一般には全く忘れ去られた存在になっていきました。一般の工務店や設計事務所がそうなのですから、住まい手である住宅購入者も意識することはありませんでした。もちろん、高性能な住まいを建てる工務店や設計事務所は換気の重要性は認識していて、断熱と気密と換気はワンセットで考えますから、換気だけをどうのこうのと言うところはありません。そこに最近コロナの影響で換気のできるエアコンが売れているとか。エアコンと連動して換気を行うとありますから、外気取り入れてその空気を冷やして室内に送る室内の空気はそのまま排気と言うことでしょうか。それとも単純にそのまま外気を入れて排気しエアコンは通常の冷却方法で行う。つまり、冷房と換気は別々で行うのかカタログでは詳しく分かりません。1時間に25m3ほどの換気ですから、人一人分には少し足りません。24時間換気も併用と言うことになりますから、複数の人がいても平均的にはOKと言うことになります。換気に注目が集まってこのような換気のできるエアコンを購入される方は換気にそれなりに意識がある方ですので、更に一歩進めて、CO2測定器の購入をお勧めします。本当に換気されて室内の空気は正常な範囲内か?Co2測定器で測ればすぐにわかります。つまり、室内の空気にはいろんなものが混じってますが、それぞれの濃度をひとつづつ検出なんて時間もお金もかかってしまいます。Co2濃度さえ測れば換気できているかどうかの判断ができます。Co2濃度が外気と同じ程度のレベルであれば、ちゃんと換気できていることになります。以前は数万円もしましたが最近は6千年程度で手に入りますから、換気を意識される方は試しに購入してみてください。欧州空調換気設備協会(REVHA)はコロナに関連して、室内のCo2濃度を外気と同じ400ppmを目標にしてくださいと注意喚起しています。400ppmはREVHAの推奨をそのまま載せてますのでちょっと厳しい数字です。ご自分の家の外の外気と比べて見て、自分が室内にいる時に1000ppm以下であれば、そこそこ換気できていると考えていいでしょう。(もちろん外気と同じ程度であればいいのですが、自分がいて測定すれば外気と同じにはなりません)お子さんが室内で3人ほどいてワイワイ騒いでいると、あっという間に1000ppmを越えます。LDKで使用するときは窓開け換気の目安にすることができますが、あまり神経質になると窓を頻繁に開ける事になりますから、あくまで目安としてお使いください。ウルサラのカタログにはこんなことも書いてありますので換気機能はあくまで補助的なものとお考えていいでしょう。(補助になる家かどうかは住んでいる家の性能次第…)●夏場は窓開け換気などで、冷房負荷が上がるため、適用定数が一回り大きいモデルがおすすめです。十分な換気には、定期的な窓開け換気なども合わせてご利用ください。換気するエアコンを取り付ける前に考えなければならないこと、するべきことは山ほどあります。
2020年07月22日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今週は梅雨が明けると期待してましたが、残念ながらまだしばらく雨模様の美濃地方です。とは言いながら、下米田の家では屋根にルーフィングを貼りました。この梅雨空のなか、間隙を突いて上棟。明日からも雨模様なので日曜日ですが、屋根屋さんに工事に入ってもらいました。住宅地では無理ですが田んぼのなかの一軒家ならではの日曜工事です。さて、以前、とっとり健康省エネ住宅について書きました。上の表の性能基準で最高レベルのT-G3のUa値は0.23気密性能は1.0になっています。縛りは冷暖房費削減率が国の基準に比べて70%となっていることで、単にUa値の数値をよくするだけじゃNGです。下の表は同じような表ですがこれは「やまがた健康住宅」の性能基準< style="background-repeat: no-repeat; box-sizing: inherit; padding: 0px; margin: 0px;">< style="background-repeat: no-repeat; box-sizing: inherit; padding: 0px; margin: 0px;">レベル外皮平均熱貫流率(UA値)隙間相当面積(C値)Ⅰ(★★★)3地域0.24W/㎡K以下2.0cm2/㎡以下[推奨1.0cm2/㎡以下]4地域0.28W/㎡K以下5地域0.28W/㎡K以下Ⅱ(★★)3地域0.28W/㎡K以下4地域0.34W/㎡K以下5地域0.34W/㎡K以下Ⅲ(★)3地域0.38W/㎡K以下4地域0.46W/㎡K以下5地域0.48W/㎡K以下山形県は県内の地域区分が3~5に分かれているので、地域区分に合わせてUa値の基準を変えています。山形県と言えば東北地方で寒いというイメージがありますが地域区分は3~5、岐阜県は3~6ですからそんなに変わりはありません。事実、東北の山形県の酒田市の1月の最低気温の平均は-1度、鶴岡市は-1.4度美濃加茂市の1月の最低気温の平均は-1.8度、多治見市は-2.3度、ちなみに愛知県の豊田市は-1.3度やまがた健康住宅の5地域の最高レベルはUa値0.28(3地域は0.24)鳥取は地域分けしてませんが最高レベルは0.23数字だけではお分かりになりにくいですが、Ua値で0.3を切ろうとすると、相当程度断熱を強化する必要があります。壁の断熱材の厚さは20センチでは足りませんし、屋根や天井の断熱材の厚さも30センチでは難しいところ。サッシなどの開口部の窓を小さくするとUa値は小さくなりますが、それは一昔前の数値を下げるためだけの手法です。現在ではそんなことをする設計事務所や工務店は少ないはずです。地方の人口減少が懸念される地域がこのような高性能な住まいに補助を出すのは、ただでさえ空き家で困っているのにこれ以上性能の低い家を建てて、次の世代が誰も住まないような家が増えるのは困るからです。今までの日本の行政の基準は最低基準でした。最低基準ですが数値で示してしまうと業界はそれを目標基準としてしまいます。一般の方もその数値を越えてさえいればお上のお墨付きがもらえたとなる構図が普通でしたが、鳥取も山形も従来のやり方に囚われていません。将来を見据えた数値を公開しているわけで、これらの行政の動きは今後ますます増えていくでしょう。これから家を計画される方は鳥取や山形が補助金まで出して住まい性能を上げたい理由が何なのかを今一度考えてみると、ご自分の家づくりの参考になるのではないでしょうか。
2020年07月20日
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日本経済新聞 電子版よりおはようございます、紙太材木店の田原です。来週早々には梅雨明けかと勝手に期待していたのですが、なんだか雲行きが怪しくなってきました。今朝は21度で湿度は91%少し動けば汗が噴き出てきます。ここ数年の水害被害規模もさることながら日本中いたるところで発生してますから、これから家を建てる方はハザードマップの確認は必須事項です。注意しなければならないのはハザードマップだけではありません。立地適正化計画(都市計画マスタープラン)と言うものがあります。これは各自治体が出しています(作成中のところもあり)簡単に言うと人口、財源が減っていく中、今後の都市計画をどうするか?ということです。生活に欠かせないライフラインには上水道や下水道がありますが、野放図に開発がすすめられ、伸び切ったこれらを維持していくには今後かなりの財源が必要と推測されます。そんなお金はもうなくなるだろうから拠点エリアを決めてそれ以外は成り行き、自己責任で何とかしてもらおう…コンパクトシティとも言います。その中に居住誘導地域と言うものがあります。町の発展のために新たに家を建てる人のために既存の市街地を再開発してということではコストがかかり過ぎます。田んぼや畑等再開発にコストのかからないところが、居住誘導地域に指定されるケースがあります。日経新聞 電子版(2018.9.18)では「浸水想定の地に住宅誘導 まち集約の自治体の9割で」とあり、人口10万人以上の54市を対象に調査した結果を掲載してます。記事によれば名古屋市の場合庄内川沿いの広範囲で1~2mの浸水の恐れがありますが、居住誘導地域になってます。更に、居住誘導地域のうち1m以上の浸水が想定される割合を「把握していない」自治体が数多くあるとか(佐倉市、大和市、高槻市etc)居住誘導地域やけど、浸水するかどうか知らんと言ってるのと同じ…浸水するかどうか知らんけど、そこに住むかどうかはあんたらが決めるんやハザードマップも発表してるんやから分かってるやろ既存の住宅地では町内会やらがあるし年寄りも多いからとミニ開発の住宅地に家を建てられる方も多いですが、地方で今まで家が建っていなかった場所はそれなりの理由があるのではと考える必要があります。行政の居住誘導地域だからと安心できるわけではありません。すべては自己責任ということになります。
2020年07月17日
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出典:住宅医リレーコラム(豊田保之2020.7.9)おはようございます、紙太材木店の田原です。来週には何とか梅雨が明けそうな気配です。今週はその期待を持って我慢する週になりそうです。梅雨が明ければ明けたでかなりの猛暑になりそうですから、梅雨が恋しくなるかもしれません。私が入っている(社)住宅医協会理事の皆さんがリレーコラムを書いていて、最新のものは豊田さん(住宅医協会理事/トヨダヤスシ建築設計事務所)が書いています。内容は工事費の事で、住宅を建てる時の単価がこの15年でどれだけ上昇しているかを国交省のデータを基に解説しています。2011年を100として30坪、2000万円の家がいくらになったのか。恐らく建築に携わる実務者でも予想外の数字です。ただ、肌感覚としてひしひしと感じていたことが実際の数値として出てきていて、今更ながらに納得と言った所でしょうか。デフレとか失われた20年と言われたり、物価も新卒社員の給与も上がった気配がないのに、住宅の工事費は密かに上昇していたわけです。2011年に2000万ですから消費税は5%の時代。税込みで2100万で建てられました。全く同じ住宅を2020年4月に建てようとすると、2000万x111.7%(デフレーター比率)+10%(消費税)計算すると2457.4万になります。一般に坪単価で表示する数字は税抜きで表示されます。税金を含まない坪単価で言えば2011年は2000万/30坪で66.6万/坪2020年は2000万×111.7%=2234万2234/30坪で74.4万/坪税込みだと2011年は70万(5%)2020年は81.9万(10%)豊田さんのグラフを見ると分かりますが期間中の上下はあっても全体的には上昇傾向で、この傾向は恐らく今後も続くと思われます。職人さんの不足や高齢化円が弱くなったことなど様々な要因があると思われますが、ある意味きちんとした住宅が建てられるようになったことも一因かもしれません。断熱材なんて入っていればいい から、より性能の良いものをより厚く気密なんて関係なし から、壁の中に水蒸気を入れないようにサッシはアルミのペアガラスならなんでもいい から、樹脂サッシ、LOW-Eガラス、世界標準のもの換気なんて付いていればいい から、熱交換式のものに耐震等級なんて、基準法クリアの等級1で十分 から、等級2.3へ住宅が余るこれからの時代、どんな住まいを建てるかはとても大切です。子供たちにとって負債となるか資産となるかは性能を見れば凡そ予想がつきます。
2020年07月15日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。アンカーボルトの上のアマガエル自分でよじ登って行ったようで、いつまでも座ってました。下米田の家は田園地帯ですから、この時期こんなカエルが何匹もいました。梅雨の時期の風物詩と言えば通り土間のある家ではこんなことが起こります。黒いシミは土間のコンクリートの結露。べつに水を撒いたわけではありません。床と壁の角になるところは空気の動きが悪いですから、結露が起こります。築100年を越えますから毎年同じような現象が起こっていますが、土台が腐るなんてことはありません。木部も同じようなシミの後があります。それなりに結露しています。湿り空気線図をみると分かりますが、気温が25度で湿度が85%の空気は22度で結露します。そうなんです、意外に高い温度で結露するんですね。夏の冷たいコップの周りや冬のサッシだけではありません。物理現象ですから条件が整えば教科書通りの結果が起こります。しゃあ、土間コンクリートの表面温度は何度かというと最近、皆さんお馴染みの放射温度計。額に向けて体温を測るだけでなくこんな使い方もあります。というよりこちらが本来の使い方のような気がします。コロナの影響で購入された方が多いこの放射温度計。体温だけ測るのはもったいないですから使い方のご紹介をします。これから暑くなる夏。2階がエアコンしていても暑いという時は、天井の表面温度をこの放射温度計で測ってみましょう。きっと驚くような温度…最近流行りの平屋住宅。2階建ての2階と同じで屋根裏が天井の上にあります。お日様が屋根を熱する角度はほぼ真上からですから、瓦やガルバの屋根の表面かな~り熱せられています。恐らく表面温度は60度~70度ガルバだと目玉焼きができる温度くらいまで上がります。熱は放射と対流、伝導で伝わります。焚火が暖かいのは放射によるもので、焚火と人の間の空気の気温が0度でも、放射のおかげで暖かいわけです。同じことが2階や平屋の屋根で起こっています。天井からの輻射熱でいくらエアコンをして気温を下げても、焚火とおなじことが起こっていますから暑いわけです。天井の表面温度を下げる方法は天井の断熱材の厚さを厚くすることが最も効果的です。20年ほど前の家だと天井裏の断熱材の厚さは5センチほど。これって、無いよりはましという程度。10センチでもまだまだ…現行の省エネ基準で15センチ程度です。国の基準は最低基準。最低基準を目標にしてしまう、それで満足してしまうと期待通りにはなりません。つまり、そこからがスタートと考えたほうがいいんじゃないでしょうか。暑い、寒いにストレスを感じない暮らし易さを考える時、その根拠をお尋ねになることはとても大切です。従来はポエムな説明(ex真綿にくるまれたような暖かさ)が横行してましたが、そういう時代は過ぎようとしています。医者にかかればセカンドオピニオンが普通であるように、暖かさや涼しさの根拠やそれに要するエネルギー消費(電気代)がどれだけかかるかを聞くことはとても大切です。誰もが暖かく涼しい家を建てているわけではありません。
2020年07月13日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝も雨模様の美濃地方です。昨日まで岐阜県全域に大雨警報が出てましたが、今朝は高山、下呂、中津川、郡上に大雨警報が出ています。昨日は川辺町にも警報、今日は大雨注意報ですが、昨日も今日もそれほど多くの雨が降っているわけではありません。通常の梅雨時期の雨と同程度です。気象庁の予報も、当たらずと雖も遠からずですが、備えあれば患いなしで準備は大切です。一昨日はブログを書いている最中に猛烈な雨と風が吹きました。すこし恐怖を覚えるような雨と風です。事務所の前の側溝の水は瞬く間に溢れ、グレーチングからは水が盛り上がって溢れ始めました。更に10分か15分雨が降り続けば事務所の床に水が入ってきたと思われますが、幸い雨の勢いが少し弱まってので事務所の浸水は免れました。隣町の八百津町では雨と共に突風が発生し、家屋の屋根が飛ぶなどかなりの被害を受けています。飛騨川も下呂で氾濫してますから、流域のダムのゲートは全開で放流していました。川辺のダム湖も普段は水の流れを全く感じませんが、太い流木が勢いよく流れ濁流となっていました。事務所が浸水するかと思った時に思い起こしたのは、私が幼少の頃の集中豪雨です。一般的には飛騨川バス転落事故として知られていますが、この時は川辺町でも土砂崩れで何軒もの家が押し流されています。私の家の通り土間の靴や下駄が、プカプカと浮いていたのを覚えています。あらためてウィキで転落事故の事を読んでみると、抗いようのない自然の力と人の無力さを感じます。日本での天災は地震と台風、水害が主なもので地震や風に対しては建築的にある程度準備することができますが、(これも100点ではありません)水害に対してはほとんどなすすべがありません。これから家を計画される方は、どこに建てるかは十二分に検討する必要があります。
2020年07月10日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。日曜日には小康状態になった雨も月曜からは降り続いていて、大雨や洪水の警報が出ている岐阜県です。さて、洗濯機を買い替えるのと同時期に購入したのがガス乾燥機の乾太君。洗濯機は裏庭に続く土間に置いてありますから、洗濯物を外に干しに行くのは何の障害もなく楽。屋根のある物干し場もあるので、乾太君設置に懐疑的だった家人でしたが、とっても便利で驚いたとお褒めの言葉をいただきました。と書いていると、猛烈な風と雨が降ってきました。竜巻情報も美濃地方に出てますからとても不安な気持ちになります。ほぼ、台風と同じくらいの雨と風です。現場が気になりますからそちらに向かいますのでこの続きは後日。
2020年07月08日
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出典:野村総研 ニュースリリースおはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は下米田の家の土台伏せ。梅雨の合間の貴重な雨の降らない日でしたが、午後には雨が降りそうということで早朝(朝7時)から始めました。田んぼの中の一軒家なので近隣からは遠く離れているので可能なのですが、雨の降る前にということで朝から現場で手伝うことに…今朝は昨日の疲れが体中に残ってます(笑)雨に濡れないように養生も完璧(自賛)ですから、あとは建前を待つばかりです。上のグラフは野村総研が出してる住宅着工予測。2030年には55万戸となっています。2017年に作成されてますがそれほど大きくズレは無いでしょう。55万戸は分譲住宅や貸家も含んでいますが、地場の工務店や設計事務所、HMが手掛けることの多い。純粋な持ち家(注文住宅)だと18万戸。出典:同上人口が減っていくわけですから自然な流れですが、相対的に増えているのが空き家。出典:同上数年前、800万戸も空き家があると話題になりましたが、今から13年ほど経つとそれが2100万戸。このようなことが予測される中でこれから家を建てる方はどんな家を建てたらいいのか?そこに住む、住まないは別にしてお子さんは必ずその家を相続しますが、どんな家を残されるのか?40年後だと想像もつきませんが、20年で倍増していることを考えると政策が変わらない限り3000万戸以上あまることになります。ありがたく相続してもらえる家か、処分もままならない負債となる家か?(売るに売れない、処分しようとすれば解体費用がかかる、固定資産税は毎年かかる)親の家の相続イコール負債の相続、現在の空き家の多くはこのパターンでしょうか。どんなに古くても家が建っていれば固定資産税は安くなりますが、壊して平地にしたとたん、固定資産税は跳ね上がります。30年や40年が賞味期限の消費される家。自分達の一世代前の両親が建てた家の多くは消費される家でした。その多くは暑い、寒い、耐震性がないどれも性能が理由になっています。パネルを載せてエアコン回せば問題無しでしょうか?40年後、あなたが建てた家を子供たちが相続したい、あるいは世間が売ってほしいと言ってもらえる家かどうか。そのような視点で自分の家を考えることも、これからは必要な時代になりました。あなたが亡くなっても家は残ります、残ってしまうのですから。自分達が建てた家なのだから自分達さえ住めればいい、死んだら、後は野となれ山となれ、なんて言っている場合ではありません。
2020年07月06日
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下米田の家おはようございます、紙太材木店の田原です。7月に入り梅雨真っただ中ですが、早く明けてくれと願うばかりです。下米田の家の基礎が完了しました。奥の北側の家までは70mほど東隣は400mほど先西も南も同じような具合です。建物に加え外構計画も脳みそに汗をかきそうです。さて、昨日は新住協の中部東海支部の今年度の活動計画の打合せ。支部長の金子建築工業の林さん、事務局の橋本さん交告建築の纐纈さんと中島工務店の中島さんそれに私をいれて5人。纐纈さんと中島さんは広報と研修の責任者。コロナの影響もあって新住協本部の研修もままならない中、先日の理事会で研修は各支部でやれと言うことになったので、鳩首会議となったわけです。とは言いながら建築関係者が集まるわけですから、話はあちこち飛ぶことになります。コロナ禍の中、5月の連休以降新住協の本部や支部、会員に対する問い合わせや資料請求が、増加傾向にあることが再確認できました。特に三重県は新住協の会員が少ないこともあって、情報発信が上手くいっている会員には問い合わせが殺到していて、全てに対応できていないという話でした。やはりコロナの影響で家庭や家の中での換気をきちんと成立させるための気密に、関心が集まっているようです。それに加え、影響が大きいのがYouTube。紙太材木店に来られる新築検討者の多くが、いわゆる知識系のYouTubeをご覧になっています。なんと会議に出ていた中島さんも10日ほど前にYouTubeデビューしていたではありませんか…眉毛が薄いと言われて二回目以降は眉を描いているそうですが、濃くなってる気配はありません。(人のことはあまり言えませんが…)YouTubeも確かに見ていれば済むことなので楽ですが、文書で読んだ方が生産性が高い気がします。この生産性と言うのはいわゆる頭の中に残る割合というのか、浸透する度合いのようなものも含んでいます。いくら早送りにして1.5倍速で素早く見たり聞いたりして時間を短くしても、やはり肝心なところは文字というか文章でないとという気がします。ということで皆さん、YouTubeで勉強することも大切ですが更にその先に一歩足を出してテキストなり文章で書かれたもので、再確認することをお勧めします。YouTubeはあくまで入口と考えたほうがいいんじゃないでしょうか。
2020年07月03日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先日開かれたGoogleMeetでの新住協の理事会。その後事務局の久保田さんから理事の平野さんからいつもの懇親会が無くて寂しかったと連絡があったということで、追加で懇親会が開催されることに…もちろん、GoogleMeetでの懇親会なのでそれぞれ自宅で飲むわけですが、さてどうなることか楽しみです。上の写真は先日1年点検で訪れた今渡の家もう少し前なら庭の芝桜がきれいでしたよということで、後日咲いていた時の写真を送っていただきました。芝桜だけでなく住まいの外観も入っている写真と言うところに、住まい手の方のいろんな想いが入っています。外壁は杉板とガルバリウム。南面が杉板、いつもは横貼りですがこの家は縦に貼っています。深い軒の出で雨水が当たりにくく、ずいぶんいい塩梅に経年変化していて、更なる変化が楽しみです。紙太材木店ではバルコニーを普段は設置しないのですが、奥さまの希望に根負けして設置したものです。脳みそに汗をいて、この形式ならいいだろうと細部まで検討して設置したものです。今回点検に行ってこれなら大丈夫と再確認できたのは収穫でした。奥様からは明るく笑顔で、全く使っていません、バルコニーに行く事さえありませんと告白していただきました。さて、この家にはPV(太陽光パネル)で発電しています。売電分を除いた自家消費分は1年間で65000円ほど。夜間や雨模様で発電していない時の自家消費分ですから月に5500円弱。PV(太陽光パネル)を載せていない一般住宅で、オール電化の家の年間の電気代は月に16000円前後。比較すると毎月1万円の差がでます。年間で12万円の差と言うことになります。金利0.8%、35年返済で毎月8万円の返済計画だと借りられる金額は2929万円同じ条件で1万円増やして毎月9万円の返済計画だと借りられる金額は3295万円その差は366万円住宅の燃費とローンの返済金額の合計は同じです。一方の家は3295万円の家もう片方は2929万円の家差額は366万年で毎月家計から出ていくお金(ローン返済+住まいの燃費)は一緒です。初期コストがかかるという方は、最近京セラやLixilが宣伝している10年間屋根を貸すという仕組みがあります。詳しくは各々のHPをご覧になればわかりますが初期コストがかかりませんから、検討の余地があります。日本では住まいや住宅を投資という視点から見ることを避けてきましたが、住宅が余る時代、シビアに評価される時代には、そんな視点も住まいづくりには大切な要素なのではないでしょうか。366万円あれば付加断熱、トリプルサッシ、換気装置が漏れなくついてきます。もちろん、快適で経済的な暮らしも。
2020年07月01日
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