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出典:野村総合研究所資料おはようございます、紙太材木店の田原です。お隣の家では昨日からペレットストーブが焚かれ始めました。週末は11月で今年も残すところ60日ほどコロナが早く退散してくれることを願うばかりです。菅首相が温室効果ガスの排出を2050年に実質0にすると所信表明で宣言しました。2050年と言えば今年30歳で家を建てると丁度60歳。その頃の家がどんな家になるか?現在使われているビニルクロスや合板フローリング、塩ビシートで化粧された建具や枠材は絶滅危惧種。ここ50年ほどで開発され使用されてきた住宅の建材の多くが、退場することになりそうです。住宅を工業製品であるという捉え方をすると大量生産するためには一定レベルの品質の確保できる部品、資材を使うことになります。無垢の柱や床材、窓台や枠材に木をそのまま使うなんてことは、木の収縮や動きを考えればクレームの対象以外何物でもありません。大手のHMやローコスト住宅が人工的な建材を使用するのも頷けます。高度成長期には住宅を大量生産して、次々と湧き出る住宅需要をこなしていくことが求められました。日本社会がそのような住宅を必要としていましたがいまや時代は変わり、日本だけでなく世界規模での変化を求められる時代になりました。それは住宅を建てるHMや工務店だけでなく、住まい手にも意識の変化が求められる時代になったことを意味します。住宅がただ単なる生産性や効率だけで評価されてきた時代の終わりの始まりです。工務店やHMの生き残りはお互いの競争原理が働きますから今まで以上に厳しくなると思われますが、住まい手や社会全体にとってはいい時代になるとも言えます。世界中で日本でだけで特異的に発展してきたHM。資本を投下し大量生産する設備を作り、大量生産される建材で家を作ってきました。住宅需要はかつてのように右肩上がりではなく右肩下がり。着工戸数の予測も10年で20%減り2040年頃にはほぼ半減しますから、生き残れる大手のHMも厳しい競争にさらされます。もちろん、地場の工務店や設計事務所も同様ですからSDGsの時代、どんな住まいを設計するか、脳みそに汗をかいて考える必要があります。フードマイレージと言う言葉がありますが木材にもウッドマイルズという言葉があります。つまり、食材と同用、地産地消の考えで遠くから持ってこれば輸送にエネルギーが必要ですから温暖化ガスが発生するわけで、近隣の算出する資源(木材、食材)を使えば雇用にも温暖化対策にもなるという考えです。住まいはコスト第一主義の時代からそれは人によって異なりますが、何かしら別のものも求められる時代になったようです。家中24時間、人のおらん部屋やおらん時に暖房したり、冷房するのはいいんかい!という突っ込みをされる方もいると思いますが、これからの時代に求められる家ではそんな心配をする必要はありません。
2020年10月30日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は快晴の中、江南市の家が上棟しました。(住宅の骨組みができること)私は見てるだけなのですがそれなりに疲れます。(釘のうち抜けやボルトの忘れは無いかetc)一般的に30坪くらいの大きさの家では7人大工さんが集まれば1日で上棟しますが、紙太材木店の家はいろいろすることがあって今日も昨日の続きです。いろいろすることと言っても特別なことではありません。断熱性をきちんとしたものにし耐震性を確保しその上でデザイン的な要素も考慮すると工事の各段階でしなければならないことがそれなりに出てきます。それを設計者や住まい手の単なるこだわりと見る向きもありますが、それは人それぞれの価値観によります。ただ、この価値観特に住宅の価値観というのは資産と言う面を除くと、一昔前までは節の無い桧の柱や太い柱や梁であったり床の間の銘木、あるいは秋田杉の天井板、ケヤキの大黒柱etcを評価するのが一般的でした。でも、現在の住まいで上記のことに価値観を置く住まい手がどれだけいるでしょうか?恐らく、多くの方にとって住まいの価値は別のところにあるのではないでしょうか。今現在普通である、当たり前であるということも時代とともに変化していく中で、どこに価値を見出すのか?住宅で、時代の移り変わりに関係なく評価されるところ、あるいは評価されるべきところは何なのか?自分達の住む家だから自分達が住みさえできればいいし子供たちは自分達で家を建てるだろうからあとは野となれ山となれと言う考えもありますが、残念ながら子供たちが住む住まないは別にして必ずその家を相続することになります。子供たちが相続放棄しても自分の兄弟、兄弟の子供(甥、姪)・・・と相続権がどこまでも移っていきます。家はずっと残っていきます。住宅が個人の資産であると同時に、社会資産と言われるのも頷けます。残念ながらそのような意識で家を建てる方はごく少数。でもこれからの時代、そんな意識を持つことも大切な時代になったように思います。住まいに於いて時代が変わっても社会が認める、あるいは社会に認められる価値は何なのかを考えてみるとあだやおろそかに設計することはできません。
2020年10月28日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は8度台まで冷えた美濃地方。日中は20度を越えるようですが、朝晩は上着が手放せなくなりました。明日から前野町の建て方で本日は先週に引き続き土台を伏せています。平屋住まいで30坪の大きさですから、総二階建ての30坪の住宅の2倍の大きさの基礎ということになります。土台伏せにかかる時間も2倍。先週の雨で基礎の中に溜まった水も2倍でしたから、汲み出すのに難儀しました。建設地は愛知県で地域区分は6地域Ua値は0.26でHeat20のG3をクリアしています。G3クリアというと新築検討者の中にはオッと思われる方もいるかもしれませんが、Q1住宅の区分で言うとレベル2で残念ながらレベル3には届きません。Q1住宅のレベル評価は省エネ基準住宅のモデルに対して、床面積当たりの熱負荷を計算したものです。簡単に言うとQ1住宅レベル2の場合は家中暖房して省エネ基準住宅の暖房費の30%以下つまり三分の一以下の暖房費で済む住宅をいいます。レベル3になるとこれが20%以下で五分の一以下となってかなりハードルが高くなります。省エネ基準住宅で一冬の暖房費が8万円かかったとするとQ1住宅レベル3の家だと家中暖房して1万6千円で済む計算です。Q1住宅は判断の基準が床面積あたりの暖房費ですから、実際の生活感にダイレクトに結びつきます。以前もお話ししましたがUa値はあくまで外皮から逃げていく熱だけを評価する基準です。日射や生活熱,熱交換換気など暖房費にプラスになる要素は評価されません。同じUa値の家で、同じような家族構成で、同じような生活をしても、暖房費に差が出ることも普通におこります。一般的に同じ床面積の平家と総二階建ての家では平屋の家は熱的に不利になります。坪当たりの単価を比較しても平屋の方が数%高くなります。もちろん一つのフロアで生活が完結するのはとても魅力的ですが、様々な要素を検討し理解したうえで、平屋にするか二階建てにするか考える必要があります。暖房費が多少かかってもワンフロアの生活に魅力を感じる方もいれば、暖かさ優先の方もいます。人それぞれですが、この家の場合レベル2で全室暖房しても一冬の暖房費は1万5千円ほど。これがレベル3になると11.320円ですから3700円くらいしか違いはありません。大切なのは経済的な負担を感じることなく、暑さ寒さのストレスのない住まいを考えることです。紙太材木店ではQ1住宅のレベル2以上を推奨します。
2020年10月26日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。朝には止んでいるかもと淡い期待を持ってましたが、雨…今日は前野町の家の土台伏せの予定でしたがこれでは墨付けができず断念。午後は晴れそうなので、基礎の中に溜まった水の汲み出しになりそうです。さて朝の気温も15度前後、少し寒ければ10度を切るようになりました。これから冬に向かうわけですが、新築や大規模なリノベーションをお考えの方の多くは暖かい家をお考えです。最近は多くの方がサッシが大事と気づいています。寒くならないサッシ、つまり家の中から熱が逃げていかないサッシ、あるいは外の寒さが入ってこないサッシ、を希望されます。少し前までならサッシはペアガラスで、と言う程度の意識でした。今でも暖かいサッシをなどと要望しなくても性能の良い暖かいサッシが設置されてると思ってしまいますが、本当にそうかどうかはご自分でも少し勉強しておく必要があります。と言うのもサッシに取付けるガラスには種類(性格?)があります。ペアとかシングルとかトリプルというガラスの枚数の事ではありません。メーカーによって言い方は異なりますが大きく分けると日射取得タイプのガラスと日射遮蔽タイプのガラス日射遮蔽タイプのガラスは日射取得タイプのガラスに比べ断熱性に優れています。つまり熱を逃がさない、入れない能力が日射取得タイプに比べていいんですね。Ua値を小さくするにはうってつけのガラス!ということで、家中のサッシのガラスを日射遮蔽タイプで取り付けているHMや工務店もあります。Ua値が小さくなりますからこの家はUa値、0.46クリア、G2レベルです。と胸を張ってアピールできます。同時に、夏の日射もこれで防げますなんて大げさなことを言う実務者も…しかし、でも、なぜ、日射取得タイプのガラスがあるのか?南に面した窓の冬の優しいお日様の日差しは、想いだしただけでも気持ちの良いものです。それが、日射遮蔽タイプのガラスを使うと??なんだかそんなに暖かくない、日差しはあるのに暖かさが弱い、となります。つまり、冬にお日様から受ける恩恵が少なくなりますから暖房費を二つのガラスのタイプで比較すると、かえって上がってしまいます。日射の豊富な太平洋側では、ガラスの使い分けが必要です。原則、南面は日射取得タイプのガラスを使い、東西北面は日射遮蔽タイプを使うのが基本です。実務者の中にはそのようなことを知らない方もいますから、新築やリフォームをお考えの方は覚えておくといいでしょう。どれくらい室内温度や暖房費が違うかはお聞きになればわかります。そのガラスを南面に使った時の夏の日射対策は別の機会に。
2020年10月23日
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タギ博士 「冬、家の中が暖かければ子供は外で遊びますよ」おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝も10度を切った美濃地方息が白くなるのもそんなに先ではなさそうです。南の事務所は20年以上前に下小屋を改装して作った事務所で、(下小屋とは大工さんが柱や梁を加工する小屋)床は土間でしたから床を張り壁は柱にトタンを打ち付けただけでしたし、屋根も垂木にトタンという、まさに小屋でした。そこに断熱材をいれて何とか事務所にしたのですが、残念なことに気密が取れていません。当時、ストックしていた断熱材が相当数ありましたし断熱材は倉庫の中で場所を取りましたから、スペース確保のため事務所の床、壁、天井にはつめれるだけ詰めよう!ということで入れました。壁は付加断熱まで手間がかけられませんでしたから柱の幅の12センチでしたが、床には40センチ分のスタイロフォーム。天井にも20センチのスタイロフォームが入れてあります。当時としてはそこそこ高断熱。でも、寒い・・・ファンヒーターを3つにエアコンで暖房して、ようやく何とかしのげる状態。しかも朝早くから暖房し始めてもなかなか暖まらない。ということで、薪ストーブの設置となったわけです。しかし薪ストーブは煙突から常に排気しているわけで、気密が取れていなければ排気された空気の量だけ。外の冷たい空気が流入して、床面付近を冷やしてくれます。今なら外気導入型の薪ストーブや給気口を作って冷気を薪ストーブにぶつけたりと、いろいろ工夫したでしょうが、当時は薪ストーブ入れれば大丈夫と過信をしておりました。結果、真冬では今でも足元が寒く感じます(靴を履いていても)24時間換気をしている以上外の冷気は常に入ってくるわけで(2時間に1回家中の空気が入れ替わる)隙間や給気口から入ってくる冷たく重い空気は常に床面に漂うことになります。加えてサッシのガラス面で冷やされた冷たい空気も床面に下りてきます。冬の快適な室内環境を実現するには暖房すればいいUa値を小さくすればいいだけでは実現できません。中にはパネルを載せてるからエアコン使い放題で昼間にガンガンあっためる、夜も蓄電池使うから心配してないなんて思っている人がいるかもしれませんが、それらは当然必要なのですが気密つまり隙間や換気にも目を向けなければ絵にかいた餅。Ua値はG1、G2レベルなのになんだかなぁ・・・なんてならないためには高断熱=Ua値 Q値高気密=C値24時間の空調=換気と暖房、冷房これらをきちんと理解し組み合わせることが冬に快適な室内環境を実現するほぼ唯一の方法です。
2020年10月21日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は11度の美濃地方薪ストーブまではまだですが朝晩のエアコン暖房は必須となりました。と言っても高性能な家ではまだ暖房していないというところもあると思います。学校や出勤で外に出て初めてあら、こんなに寒いと気づいて慌てて上着を取りに戻るというのはよく聞く話です。朝晩と昼間の寒暖差が大きいこの時期。日射の豊富な太平洋側では高性能な家では昼間の暖かさを家の中に取り込むことで外気温が下がっても暖かさを持続することができます。もちろんそこには断熱や気密、日射、換気と言った要素も絡んでいて、決して断熱だけよくすればいいという訳ではありません。日射取得は自然からのプレゼントでお金がかかるわけではありませんから、設計の工夫でプレゼントをたくさん貰うことができます。そのためには南向きの窓を大きくすることになりますが、実は窓を大きくするとUa値は大きく、つまり悪くなります。窓と壁を通る熱を考えてみればお分かりになると思いますが、壁の方が圧倒的に熱を通しません。サッシのほうが熱をよく通します。コールドドラフトと言う言葉があるようにガラス面を冷気が下りてくる現象も起こるくらい、壁に比べればどんなサッシでも、たとえトリプルガラスでも、壁の断熱性の方が優れています。でも家の中を一定の温度、例えば20度で家中24時間暖房しようとすると南の窓を大きくすると暖房費は安くなります。Ua値が悪くても暖房費は安くなるんですね。南の窓を大きくするとUa値は悪くなりますが、暖房費は下がるということになります。日射の豊富な太平洋側に新築を検討される方は設計者と相談してみてください。経験や勘ではなく、数値で示すことができます。南側の窓の数やサイズ(幅や高さ)には根拠があります。窓の大きさをワンサイズ大きくしたらどれだけ暖房費が下がるか室温はどう変化するかそれにはいくらかかるのか住まいの温熱計算のできる工務店や設計事務所ならどこでも出してくれます。Ua値は一つの指標になりますが、暖房費や室内の暖かさまでは分かりません。夏の日射遮蔽もセットで考える必要がありますが、その話は別の機会に。
2020年10月19日
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小屋裏の御蚕さんの作業場をロフトにリノベーション。おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は14度の美濃地方この秋の最低気温ですが、全国的に冷えていて月末に向かって更に寒くなるようです。空き家が全国的に増えてますが、解体工事はなかなか進みません。税制の問題もありますがここに来て、更に問題を複雑化させる法令が出てきました。(来年から施行)それはアスベストで、従前は明らかにアスベストやアスベストが含まれている石綿を使用した建物が対象でしたがレベル3(スレート、Pタイル、ケイ酸カルシウム板1種等)と言われる建材が使われている建物も対象になります。従来はこのレベル3の建材を使用した建物は規制の対象外でした。基本的に建物を解体しようとすると80m2以上、解体請負金額が100万以上の場合解体前に資格者による事前調査とその届け出が義務化。さらに、調査をしてアスベストが含まれているかどうかわからない場合もみなしで「含まれている」として処理しなければならなくなりました。もちろん、リフォームの解体工事も対象になります。見込まれる有資格者の数は30万人~40万人資格取得費用は一人当たり5万~10万円(既にそんなことまで決まってる)もちろんその資格の発行元は官僚の天下り先解体工事を専業にしているところには既に通達されていたようですが、建築業界は寝耳に水状態で衆知されていません。ただでさえ解体工事費は高騰していて、建替え物件では予算の相当額が解体工事費に取られます。そこにこの制度となると、その費用がどれくらいになるか想像しただけでも空恐ろしい。空き家の解体工事は進まず、建て替えも二の足を踏む方が出てこれば、家を建てる時は新興の住宅地でとなって、空き家は増える一方です。その時代に法令に準じた建材を使っていても後々、あれはNGですと言われたらお手上げ状態。SDGsが錦の御旗ですから誰も反対しにくいとなると、これから家を建てる方はどうやって自己防衛したらいいのか?できるだけ自然由来の建材を使うのがいいのですが、建てる側、住まい手側も持続可能な社会の一員としての責任と自覚を求められる時代が来たようです。でもね、それを利用して天下りとか、今回の法令もそこに到る手順が?では・・・
2020年10月16日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。ここ数日気持ちのいい日が続いている美濃地方です。こんな日が長く続けばいいのですが季節は秋ですからこれから順次寒くなっていきます。先日見かけた見学会のチラシに、床暖完備と大きく出ていました。かなり広い面積、つまり家中床暖房がしてあれば暖かさは確保できるでしょう。ただ、多くの家庭ではキッチンやリビングという共有のスペースがメインで寝室や子供室などの居室は個別のファンヒーターやエアコンと言うことになります。もちろん、廊下や洗面、脱衣室、トイレと言ったスペースの暖房は意識されていませんからなにがしかの暖房装置を付けるかあるいは短時間だから必要なしと考えることもできます。冬の不満の筆頭は家が寒い、ですが不満にはいろいろあって床が冷たい、窓が結露する、サッシにカビが発生する、暖房しても足元が寒い、ガラスから冷気が下りてくる階段から冷気が下りてくる、トイレやお風呂が寒い灯油の入れ替えが負担だ、暖房費が高い暖房しても暖かくならない、時間がかかる朝起きると家中寒い更には、家の中で温度差がある(寒い部屋と暖かい部屋がある)乾燥するetcこのような人それぞれの様々な不満を解消すると暖かい家に近づくわけですがその道のりはそれなりに長く険しいもので床暖を設置したから全て解決と言うわけにはいきません。ざっと眺めてみるとこれらの不満の多くは大なり小なり健康に関係していることが分かります。30代、40代で健康であればそれほど体に対する負担は多くないかもしれませんが負担の蓄積を考えれば50代以降の年代になった時に何らかの影響が出る可能性があります。床暖が付いているというのは人によって確かに魅力的な言葉かもしれませんし上に挙げた不満のいくつかは解消できるかもしれませんがそれ以外の事を解決できるわけではありません。床暖自体、家を温める設備機器のうちの一つつまりエアコンやファンヒーター、薪ストーブのような暖房器具の一つで、住まいの基本的な性能である断熱や気密、換気とは別個のものです。住まいの性能が低い時代に出てきた床暖はある種の床暖信仰というものを生み出しました。暖かさを求める人の本能と夏を旨とし、冬に対する性能はほとんど考えられていない従来の日本の住まいに登場した床暖はある種のヒーローでした。時代が下り、住まいの基本的な性能が上がった家では床暖は必ずしも必要な暖房器具ではありませんが一般的にはそのことはそれほど浸透しているわけではありませんし床暖が無くても大丈夫な家か無いと寒い家なのかの判断が一般の方ではできませんから安全側を意識して設置しておこうとなってしまいます。暑さ寒さについては人それぞれのところがありますから最終的な判断は自分でと言うことになりますが一番簡単に判断する方法は見学会に行った時に自分で歩いてみることです。気温は22度でも床面の温度は違いますから実際自分で確認できます。また、住まいの温熱環境に熱心なところなら各部屋の床面の温度も記録してますからエアコンの温度設定が何度の時床の表面温度が何度か聞いてみるのもいいでしょう。住宅ローンはあなたの土地と生命保険を担保に低利でお金を借りられる制度で普通のキャッシングの金利に比べれば何十分の一で長期に渡ってお金を借りることができます。限られた予算をどこに配分することがもっともコストパフォーマンスがいいか床暖という言葉は魅力的かもしれませんが不満の一部しか解消できません。冬の不満の多くを解決するのは床暖ではなく家の基本的な性能を上げる事ということになります。
2020年10月14日
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換気フィルターの詰りを計測おはようございます、紙太材木店の田原です。予報は晴れの美濃地方ですがどんよりした曇り空で、秋晴れとはなかなかいきません。最近は1台のエアコンで冷暖房とういう文句をよく見るようになりました。家づくりをお考えの方には気になる言葉です。最近は、Ua値という単位が家づくりをお考えの方の中にもある程度浸透してきていますし、建てる側である実務者側もある意味必須の単位となっています。これは来年の4月からは法律に基づいて、省エネ基準に適合した家かどうかを契約時に説明しなければならなくなるからです。家を建てる実務者側にとっては、住まいの性能について勉強するきっかけにもなっています。今までそんなUa値なんてなんの興味もなかったけれど、義務化される説明時には必須の数字ということで、自分が建てる家のUa値を計算してみる。すると例えばUa値が0.56だったとして熱損失を計算してみると、0.56(Ua値)×300m2(外皮面積)×20度(内外温度差)=3360Wm2K3.36KWと言うことは12畳用(定格能力3.6KW)か14畳用(同4.24KW)のエアコン1台でいける!これなら、エアコン1台で冷暖房できる家と言ってもいいだろう!と言うわけで「エアコン1台で冷暖房できる家」の完成となるわけです。でもちょっと考えると、家の中には壁があってそれぞれ仕切りの壁があるわけだから暖かい空気をくまなく隅々までどうやって運ぶか?リビングにエアコンを1台だけ設置して脱衣室やお風呂、トイレをどうやって暖めるか?玄関や2階のトイレもどうやって?Ua値が計算できるようになると実はここがスタート地点で、より過ごし易い住まいの環境を作ろうとすると様々な問題に遭遇することになります。次に待ち構えているのは気密から換気や日射。更にはメンテナンスとランニングコスト。これらは建てる側で考える事ですが、そこに住まい手の考えや予算も入ってきますからそれらを調整しながらの家づくりとなるとパックでポンと言うわけにはなかなかいきませんし、エアコン1台で云々とは軽々には言えません。どんだけ電気代を使ってもエエと言われれば別ですが、エアコン1台で云々にはその仕組みをきちんと理解する必要があります。
2020年10月12日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今日も雨の美濃地方昨日は気温が下がって15度前後。日中も変わりませんでしたから事務所ではエアコンで暖房してました。15度は微妙な温度で私の場合上着を着れば体はOKですが、指先を含めた手は冷たく感じます。事務所での服装はチノパンにカッターシャツですから着衣量は0.5clo代謝量は1.1メット(110w)これだと私の場合不快に感じますので、エアコンで暖房となります。最近は一般の方もHeat20をご存知になるようになりました。従来はG1、G2というレベルが示されていましたが、続いてG3が発表されています。どちらかと言えばそれぞれの数値だけが独り歩きしている感もあります。最近G3誕生にいたる経緯がHeat20の設計WGの主査で、北総研の鈴木さんがYouTubeで述べています。南雄三さんのインタビュー形式ですから一般の方にも比較的わかりやすいと思います。鈴木さんの声が少し聞きにくいのでイヤホンがあったほうがいいでしょう。視聴するとG1~G3がどのような経緯、考えで作られたか国の省エネ基準のレベルがどの程度なのか実際、人それぞれで様々な住まい方がある中で自分がどんな住まい方をしたいのかこれから家を建てる方にはとても参考になります。私もなんとなく感じていたG2レベルが炬燵に入って寒さを感じないくらいの最低室温。つまり、室内がある程度暖かくなる+炬燵で十分という方向けのレベルがG2レベル。これはある意味数値的には納得できるものでした。一般の方はG2なら十分、G3までは考えていない、とお考えかもしれませんが恐らく、多くの方にとっては!!!?ではないでしょうか。Heat20のG3はUa値表記の基準ですからこのようになりますし、ある意味一般の方に誤解が生じているかもしれません。この動画は今一度、ご自分が冬の室内でどんな生活をされたいかを考えさせてくれます。Heat20では4~7地域では居室間歇暖房がベースであることもお忘れなく。Heat20 G3水準設定秘話はこちらから
2020年10月09日
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休耕地のコスモス畑。施工中物件の隣。おはようございます、紙太材木店の田原です。朝の気温が15度くらいになると雑巾がけをした後の手の暖かさがなかなか戻りません。室温は21度ですから水の温度が低くなっているのでしょう。パソコンのキーを叩く指も動きが悪くなってます。温暖化してきたと言ってももうこの時期で冷えを感じるわけで、月末頃には暖房が欲しくなると思われます。美濃地方では来年の4月半ばまで暖房期間となるわけですから、凡そ6か月。1年のほぼ半分は暖房が必要になります。この暖房期間(もちろん冷房期間もですが)をいかに快適な住環境にするか?体で感じる暖かさだけでなく、経済的にもストレスの無い住まいが求められる時代になりました。そこで問題になるのがお金。冬に家中22度で暖房した時夏に家中28度冷房した時1年でいくらかかるのか?もうひとつ、その家を建てようとするといくらかかるのか?更に、そもそもどこの工務店なら設計事務所ならHMなら、そんな家を建ててくれるのか?先日の新住協の理事会での話。コロナ禍で新住協の事務局に問い合わせが頻繁に入って、その対応で支障が出てる。問い合わせの内容は会員を紹介してほしいと言うもの。本部のHPにはマスター会員しか紹介してないから数は限定的。そこで全会員の名簿を掲載しようとなったわけだけれども全国で800社ほどあるけれど、今年入会してまだQPEXも使って無い会員もいて玉石混交。実際現在新築を検討中の方から新住協の会員ということで相談しているが、「QPEXを使ったことがなくて、燃費の計算もしたことがない」と言ってるが大丈夫だろうか?という相談まであるとか。実は各地域にある支部では会員を支部のHPに掲載しているところもあるので、上記のようなことが起こってます。実は新住協の会員と言うステータス目当ての会員もいるわけです。HPに全ての会員を掲載すれば住まい手がかえって混乱する可能性もあるので、さて、どうしようとなったのですが最終的には本部のHPに会員を全て掲載となりました。と言うことで玉石混交の中で見分ける方法はきちんと気密測定をしているか?燃費計算を行っているか?の二つ。過去の実績があるはずですからそれらを確認するしかありません。今流行のUa値だけで決めるとあれ、こんなはずでは?ということになりかねません。Ua値は家の外皮(床、壁、天井屋根、サッシ)から逃げていく熱しか表していませんが、家の熱は換気によっても逃げていきますし生活することによって発生する熱はプラスにはたらきますし日射によるプラスの熱も考慮する必要があります。もちろん気密の程度も影響します。燃費計算はそれら全てを考慮して計算されますからストレスのない生活を考えるには必須と考えます。
2020年10月07日
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築50年の家をリノベーション。下恵土の家。おはようございます、紙太材木店の田原です。小雨の降っている美濃地方ですが日中は晴れの予報。とは言いながら今朝の予報では台風が発生するようで、進路が気になります。今朝の日経新聞フラット35の住宅ローンの返済で、2020年度に借りた人の完済計画年齢は平均で73歳とありました。これは契約時の完済計画。つまり約定の貸し出し期間の最終年齢です。また、2020年度の借入時の平均年齢は40.4歳とあります。紙太材木店の場合フラットをお使いになる方はほとんどいらっしゃらないので、少し違和感がありますが、実際の返済期間は繰り上げ返済をします。いろいろ調べてみると2018年度で平均15.7年。これはフラットだけでなく銀行のプロパーの住宅ローンも含んだ数字です。しかもローンの借り換えも含んでいるので少し早過ぎで、実際はもっと伸びているでしょう。フラットはどちらかと言えば民間の金融機関を利用しづらい人向けに、住宅取得を支援するという性格も併せているので、完済年齢や借入時の年齢も高めで出ているようです。記事で言わんとしたかったのは年金生活になってまでローンの返済が必要になるような政策。あるいは制度はおかしいんじゃないか?民間の金融機関でローンを組みづらい人にまで家を建てさせようローンを組ませようというのはどこかに、景気対策、GDP信仰があるんじゃないか?そんな人にまで持ち家の取得を促す政策自体に、問題があるのではないか?と言うことです。経済が拡大していた高度成長期ならいざ知らず、新卒の初任給はこの20年20万をすこし超えたあたりでほとんど停滞していますが、記事によると1件当たりの平均融資額はこの20年で1900万から3100万に上昇しているとか。無理をして持ち家と言うことになればその質はそれほど期待できるものではありませんし、お子さんがその家に住む可能性も多くはありません。と言うことになると負のスパイラルで世代が変わる度に家を建て、ローンに追われることになり、お子さんは相続したその家を持て余し、その結果空き家が拡大再生産。日本では新築信仰のようなものがありますがそれは戦後のことで、それ以前は新築でも解体した家屋の柱や梁を使うことは普通にしていました。これからは中古住宅にも目をむけていい時代が来たように思います。特に耐震改修についてはある程度技術が確立されましたから、多くの工務店で可能です。断熱改修の技術についてはまだ断熱材さえが入っていればいい的なところもありますし、気密や換気と言ったレベルになると相当程度、経験や実績が求められますがその技術も順次向上しています。となると新興住宅地に土地を購入して新築ではなく、既存の町並みの中での中古住宅購入と耐震、断熱リフォームも選択肢にはいります。ただ、いままで町があったところは水害被害もある程度把握できますが、新規開発地域はいままで作られなかった何らかの理由があるわけで、水害想定と行政の都市計画マスタープランの確認は必須と考えます。従来の中古住宅の改装と言うと水回りと言った設備と表面的な床壁天井の張替が主ですが、これからは上記に加え耐震や断熱、気密、更には換気まで含めた改装と言うことになります。大手のHMでは手の出しにくい分野で、設計事務所や地元の工務店の実力が評価される時代といえます。木造軸組や2x4であれば工法がオープンにされてますから誰もがリモデルできますが、型式認定を取っている軽量鉄骨や特殊な工法では建てたメーカーでしか手がだせません。そのメーカーが倒産したら…家は新築一辺倒でない時代がすぐそこに来ています。
2020年10月05日
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カーペット敷きにした寝室。ベッドから降りる時も膝にも優しい。城東通の家。おはようございます、紙太材木店の田原です。新住協の総会も例年になく地味な総会でしたが無事終了しました。前回書いたタイルカーペット総会後の有志の懇親会で鈴木さん(鈴木アトリエ)から「田原さん、カーペットの話、激しく同意ですよ。随分住まい手に提案してるんですが全て討ち死にです(笑)」とHeat20のG1、G2レベルでそれなりの換気や暖房の工夫がしてあれば別ですが、最近流行りの床下エアコンだけでは2階の床の表面温度は17度から18度。ISO7730が推奨する床の温度は靴を履いていても19度以上です。17度のフローリングは素足や靴下だけではしのげません。結局2階にもファンヒーターやエアコンが設置されることになります。実際紙太材木店の南の事務所は薪ストーブで暖房しますが、気密は全く取れてませんから、室温は24度でも冷気の侵入で床の表面温度はまさに17度か18度。これでは靴を履いていても膝から下の冷感はとれません。Heat20のG1G2レベルで換気も暖房も工夫されて現在建てられている家はどれだけあるでしょう?ほとんどの家はそのレベルには達していません。となると限られた予算でより暮らし易い、より省エネな環境となると、まさに2階のタイルカーペットは理にかなっています。以前訪れたアメリカのテキサスでもシアトルでも1階はタイルやフローリングでも、2階の床は基本的にカーペットでした。靴文化ですから2階がフローリングでは足音が1階に伝わってしまうことや価格を抑えることができる事が理由です。フローリングの床にゴロンと横になっても楽ではありませんが、カーペットなら大人でも小さなお子さんでも抵抗はありません。特に小さなお子さんがいれば転んで頭を床にぶつけた時も、フローリングよりカーペットのほうが衝撃は小さくて済みます。ご自分の家なのですから人の目なんて気にすることはありません。いいと思ったら一度お考え下さい。カーペットの床の家で検索すると、今でも数多くの新築の家で使われていることが分かります。
2020年10月02日
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